JP2003197797A - 圧電素子の気密封止方法 - Google Patents

圧電素子の気密封止方法

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JP2003197797A
JP2003197797A JP2001403022A JP2001403022A JP2003197797A JP 2003197797 A JP2003197797 A JP 2003197797A JP 2001403022 A JP2001403022 A JP 2001403022A JP 2001403022 A JP2001403022 A JP 2001403022A JP 2003197797 A JP2003197797 A JP 2003197797A
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joint
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Shigeru Kizaki
茂 木崎
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HERUTSU KK
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HERUTSU KK
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】薄型化が図れ、歩留まりが良好で、制作時間を
短縮化でき、圧電素子のクリスタルインピーダンスを低
い値で維持することのできる表面実装型圧電素子を得る
こと。 【解決手段】表面実装型圧電素子において、パッケージ
部材1のシール面5と金属蓋8との接合部に金属膜6を
形成し、真空又は窒素雰囲気中で、前記接合部を電極2
2で加圧しながら面方向に電流を流し、電極22の両極
間で生じる抵抗発熱を利用して接合部の界面にある金属
膜12を溶融させ、金属蓋8をパッケージ部材1に気密
に封止すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装型圧電素
子において、圧電素子を組み込んだパッケージ部材を蓋
体により封止するに際し、圧電素子に影響を与ええるこ
となく気密に行なうことのできる圧電素子の気密封止方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている圧電素子の気密
封止方法としては、パラレルシーム溶接法、ろう接材溶
接法、ダイレクトシーム溶接法等が挙げられる。このう
ち、パラレルシーム溶接法を、図4により説明する。凹
状に成形されたパッケージ部材1内には電極パッド2が
配設され、この電極パッド2上に、水晶片からなる圧電
素子3の一端が導電性接着材4により支持固定されてい
る。パッケージ部材1のシール面5には、タングステン
あるいはモリブデンを焼成してなる金属層6が形成さ
れ、この金属層6上にコバール合金からなるシームリン
グ7が銀ロー付けされている。このシームリング7に
は、ニッケルメッキとその上に金メッキが施されてい
る。そして、表面にニッケルメッキの施されたコバール
合金からなる金属蓋8をシール面5上に被せ、窒素雰囲
気中で、パラレルシーム溶接機の溶接電極9により金属
蓋8の気密封止を行なっている。
【0003】また、ろう材溶接法は、図5に示すよう
に、シール面5上に形成された金属層6にニッケルメッ
キとその上に金メッキを施したうえで、この金属層6上
に、金−錫合金からなるロー接材10を置き、その上に
金属蓋8を載せて、窒素雰囲気あるいは真空雰囲気中の
低温度条件下で、金属蓋8に所定の加圧力を掛けつつロ
ー接材10を溶融させることで、金属蓋8の気密封止を
行なっている。
【0004】さらに、ダイレクトシーム溶接法は、図6
に示すように、上記パラレルシーム溶接法によるシーム
リング7を用いず、表面にニッケルメッキとその上に金
メッキの施された金属層6上に直接金属蓋8を被せ、窒
素雰囲気中で、パラレルシーム溶接機の溶接電極9によ
り金属蓋8の気密封止を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な各気密封止方法には、下記のような問題点が生じてい
る。先ず、パラレルシーム溶接法によると、シームリン
グ7を介在させたうえで金属蓋8の気密封止を行なうた
めに、このシームリング7の高さ分が製品の薄型化を阻
害することになる。また、気密封止は、大気圧条件下で
の窒素雰囲気中で行なわれるために、圧電素子3のクリ
スタルインピーダンスは高めの値を示す傾向にある。さ
らに、封止にあたり、溶接電極9をX軸方向とY軸方向
の2方向に移動させて対向する2辺の溶接を別々に行な
う必要があるため、その移動時間分の溶接時間を費やす
ことになる。
【0006】また、ろう接材溶接法によるときは、ろう
接材10をシール面5に載せる際、あるいは載せた後、
外部からの振動あるいは衝撃等によりろう接材10がシ
ール面5からずれ、これが金属蓋8のろう接の際、パッ
ケージ部材1の内外にはみ出してしまって、均等な封止
が得られにくく、製品の歩留まりを低下させている。
【0007】さらに、ダイレクトシーム溶接法によると
きは、シームリング7を用いない分製品の薄型化は可能
であるが、溶接時の熱応力によりパッケージ部材1に歪
みが生じ、この歪みが、後にパッケージ割れを起こした
り、気密不良の原因となって、製品の歩留まりを低下さ
せている。また、この歪のみ発生を抑制するために、溶
接条件を厳しくする必要がある。さらに、クリスタルイ
ンピーダンスや溶接時間の点においても、パラレルシー
ム溶接法と同様の問題点が生じている。
【0008】本発明は、上記各溶接方法の課題を解決す
るもので、小型かつ薄型で、製品の歩留まりも良く、溶
接も短時間ででき、圧電素子のクリスタルインピーダン
スを低い値で実現することのできる圧電素子の気密封止
方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本第
1の発明は、パッケージ部材の凹部に圧電素子を組み込
み、パッケージ部材のシール面に金属蓋を被着してなる
表面実装型圧電素子において、シール面と金属蓋との接
合部に金属膜を形成し、真空又は窒素雰囲気中で、前記
接合部を電極で加圧しながら面方向に電流を流し、前記
電極の両極間で生じる抵抗発熱を利用して前記接合部の
界面にある金属膜を溶融し、金属蓋をパッケージ部材に
気密に封止することを特徴とする。
【0010】また、本第2の発明は、パッケージ部材の
凹部に圧電素子を組み込み、パッケージ部材のシール面
に蓋を被着し、パッケージ部材の底部に穿設したガス抜
き孔を金属底蓋により封止してなる表面実装型圧電素子
において、ガス抜き孔回りと金属底蓋との接合部に金属
膜を形成し、真空又は窒素雰囲気中で、前記接合部を電
極で加圧しながら面方向に電流を流し、前記電極の両極
間で生じる抵抗発熱を利用して前記接合部の界面にある
金属膜を溶融し、金属底蓋をガス抜き孔に気密に封止す
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】パッケージ部材1の素材は、セラ
ミックス、ガラスセラミックスあるいはガラスより選ば
れ、このパッケージ部材1に被着される金属蓋8(請求
項1)あるいはガス抜き孔13を塞ぐ金属底蓋14(請
求項2)の素材としては、コバール合金又は鉄−ニッケ
ル合金が用いられる。
【0012】金属蓋8(金属底蓋14)の素材表面に
は、金属膜12としてニッケルメッキが施されるが、銅
メッキ又は銀メッキを選択することも可能である。他
方、パッケージ部材1側のシール面5(ガス抜き孔13
回り)には、金属膜12として、焼成したタングステン
の上に、ニッケルメッキと金メッキを施したもの、ある
いは、コバール合金上に銀又は銅のクラッド材を施した
ものが用いられる。
【0013】本発明方法の実施にあたっては、図1ない
し図3に示す抵抗溶接装置20が用いられる。この抵抗
溶接装置20は、中央部が絶縁材21で仕切られ、この
絶縁材21の外側を+極、内側を−極とした接合用電極
22を備えている。そして、この接合用電極22を被接
合材料の接合部に加圧しながら電流を流すと、電流は矢
印方向に流れ、この流れが両極間で抵抗発熱を発生させ
て、接合部の界面にある金属膜12を溶融させ、被接合
部材同士が溶接される。
【0014】上記の本発明方法は、真空又は窒素雰囲気
中で実施される。特に、真空雰囲気中での実施の場合
は、圧電素子3のクリスタルインピーダンスを低い値で
維持することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明方法による実施例を図1ない
し図3に基き説明するが、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。 「実施例1」パッケージ部材1のシール面5には、金属
膜12として、タングステンを膜厚20μで焼成形成
し、その上にニッケルメッキと金メッキを施した。一
方、金属蓋8としてコバール合金を選択し、この金属蓋
8の表面にニッケルメッキを施した。そして、製造装置
内を真空雰囲気にして、専用冶工具により金属蓋8をパ
ッケージ部材1のシール面5に載せた状態で、抵抗溶接
装置20の接合用電極22の先端部を両者の接合部に当
て、加圧しながら5Aの電流を0.5秒間流した。これ
により、パッケージ部材1と金属蓋8の接合部は抵抗発
熱の作用により界面にある金属膜12が溶融し、金属蓋
8がパッケージ部材1に気密に封止された。得られた製
品は、リーク試験においてもリーク漏れは発見されず歩
留まりも良好であり、圧電素子8のクリスタルインピー
ダンスも低い値を維持していた。
【0016】「実施例2」圧電素子3の組み込まれたパ
ッケージ部材1の凹部を塞ぐ蓋体として、ガラス蓋15
を用いた。このガラス蓋15を、窒素雰囲気中の所定温
度(300〜350℃)下で、低融点ガラス16により
シール面5に気密封止した。低融点ガラス16は、溶融
時にガスを発生するため、このガス抜きの必要から、パ
ッケージ部材1の底部にはガス抜き孔13が穿設されて
いる。パッケージ部材1内部に溜まったガスをこのガス
抜き孔13から大気に放出させた後、パッケージ部材1
の底面側のガス抜き孔13回りに、金属膜12として、
タングステンを膜厚20μで焼成形成し、その上にニッ
ケルメッキと金メッキを施した。一方、金属底蓋14と
してコバール合金を選択し、この金属底蓋14の表面に
ニッケルメッキを施した。そして、パッケージ部材1を
裏返し、製造装置内を真空雰囲気にして、専用冶工具に
より金属底蓋14をガス抜き孔13回りに被せた状態
で、抵抗溶接装置20の接合用電極22の先端部を両者
の接合部に当て、加圧しながら5Aの電流を0.5秒間
流した。これにより、パッケージ部材1のガス抜き孔1
3回りと金属底蓋14との接合部は抵抗発熱の作用によ
り界面にある金属膜12を溶融し、金属底蓋14がガス
抜き孔13に気密に封止された。得られた製品は、リー
ク試験においてもリーク漏れは発見されず歩留まりも良
好であった。また、圧電素子8のクリスタルインピーダ
ンスも低い値を維持していた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、歩留まりが良好で気密封止性に優れ、従来製品より
薄型化が図れ、制作時間も短縮化でき、クリスタルイン
ピーダンスを低い値に維持することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法における第1の発明を示す断面図で
ある。
【図2】図1の発明における要部拡大断面図である。
【図3】本発明方法における第2の発明を示す断面図で
ある。
【図4】従来の発明方法の一例としてのパラレルシーム
溶接法を示す断面図である。
【図5】同方法の一例としてのろう接材溶接法を示す断
面図である。
【図6】同方法の一例としてのダイレクトシーム溶接法
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ部材 3 圧電素子 5 シール面 8 金属蓋 12 金属膜 13 ガス抜き孔 14 金属底蓋 15 ガラス蓋 16 低融点ガラス 20 抵抗溶接装置 21 絶縁材 22 接合用電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッケージ部材の凹部に圧電素子を組み込
    み、パッケージ部材のシール面に金属蓋を被着してなる
    表面実装型圧電素子において、シール面と金属蓋との接
    合部に金属膜を形成し、真空又は窒素雰囲気中で、前記
    接合部を電極で加圧しながら面方向に電流を流し、前記
    電極の両極間で生じる抵抗発熱を利用して前記接合部の
    界面にある金属膜を溶融し、金属蓋をパッケージ部材に
    気密に封止することを特徴とする圧電素子の気密封止方
    法。
  2. 【請求項2】パッケージ部材の凹部に圧電素子を組み込
    み、パッケージ部材のシール面に蓋を被着し、パッケー
    ジ部材の底部に穿設したガス抜き孔を金属底蓋により封
    止してなる表面実装型圧電素子において、ガス抜き孔回
    りと金属底蓋との接合部に金属膜を形成し、真空又は窒
    素雰囲気中で、前記接合部を電極で加圧しながら面方向
    に電流を流し、前記電極の両極間で生じる抵抗発熱を利
    用して前記接合部の界面にある金属膜を溶融し、金属底
    蓋をガス抜き孔に気密に封止することを特徴とする圧電
    素子の気密封止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013235000A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Boeing Co:The 耐久性を高めたフォトニック結晶センサパッケージング

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013235000A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Boeing Co:The 耐久性を高めたフォトニック結晶センサパッケージング
US10061093B2 (en) 2012-05-09 2018-08-28 The Boeing Company Ruggedized photonic crystal sensor packaging
US10338328B2 (en) 2012-05-09 2019-07-02 The Boeing Company Ruggedized photonic crystal sensor packaging

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