JP2003197566A - 回転軸のアンバランス検出方法及び検出装置 - Google Patents

回転軸のアンバランス検出方法及び検出装置

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JP2003197566A
JP2003197566A JP2001393840A JP2001393840A JP2003197566A JP 2003197566 A JP2003197566 A JP 2003197566A JP 2001393840 A JP2001393840 A JP 2001393840A JP 2001393840 A JP2001393840 A JP 2001393840A JP 2003197566 A JP2003197566 A JP 2003197566A
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JP
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unbalance
rotating shaft
vibration sensor
fixed
blade
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JP2001393840A
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English (en)
Inventor
Masayuki Azuma
正幸 東
Takayuki Kaneko
貴幸 金子
Shinobu Imai
忍 今井
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動的に回転軸のアンバランスの検出ができ、
その結果を迅速にフィードバックできる回転軸のアンバ
ランス検出方法及び検出装置を提供する。 【解決手段】 複数枚の回転ブレード12を同一の回転
軸14に間隔を隔てて固定し、複数枚の回転ブレード1
2によりダイシングを行うマルチブレードタイプのダイ
シング装置10における回転軸のアンバランス検出方
法。ダイシング装置10の装置本体の一部に振動センサ
16を固定するとともに、振動センサ16により回転軸
14のアンバランスの検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造等にお
いて、ワークの溝切り加工等を行うダイシング装置、 特
に、複数枚の回転ブレードが同一の回転軸に間隔を隔て
て固定されるマルチブレードタイプのダイシング装置に
おける回転軸のアンバランス検出方法及び検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造等において、ワークの
溝切り加工等を行うダイシング装置が広く使用されてい
る。このうち、複数枚の回転ブレードが同一の回転軸に
間隔を隔てて固定されるマルチブレードタイプのダイシ
ング装置は、高いスループットが得られることより、製
造工程に導入されつつある。
【0003】特に、CSP(Chip Size Pa
ckage)は形状が正方形のものが多く、また、ピッ
チ間誤差がシリコンウェーハより厳しくないことより、
マルチブレードタイプのダイシング装置の適用が期待さ
れている。
【0004】上記装置において、回転ブレードは、ドー
ナツ円盤状のメタルボンドダイヤモンド砥石(ダイヤモ
ンドホイール)で、たとえば、厚さが0.1mm前後、
外周が56mm又は76mmのものが一般的である。ま
た、回転ブレード同士のピッチ間隔は、通常5〜18m
mの範囲が採用される。
【0005】上記回転ブレード同士にピッチ間隔を設け
る方法は、該回転ブレードをスペーサと交互に同一の回
転軸に固定する構成によるのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転ブ
レード及びスペーサの同心度のばらつき、回転ブレード
及びスペーサの内径と回転軸(又はフランジ)とのガ
タ、回転軸(又はフランジ)への取り付け精度のばらつ
き、等の原因で、回転ブレード先端が複数の回転ブレー
ドの間で揃わないことが多い。また、回転ブレード先端
が複数の回転ブレードの間で揃っていても、回転ブレー
ドの回転時において動バランスがとれていないこともあ
る。
【0007】そうした場合には、回転ブレードの回転時
における回転ブレが大きくなり、ワークの破損、回転ブ
レードの破損、等の不具合を生じることになる。極端な
場合にはエア軸受手段よりなる回転軸が破壊されること
も懸念される。
【0008】この現象は従来のシングルブレードタイプ
のダイシング装置にはなかった問題であり、マルチブレ
ードタイプのダイシング装置を使いこなす上で克服しな
ければならない課題である。ところが、これまではこれ
に対する有効な解決手段がなかった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、マルチブレードタイプのダイシング装置にお
いて、自動的に回転軸のアンバランスの検出が行え、そ
の結果を迅速にフィードバックできる回転軸のアンバラ
ンス検出方法及び検出装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数枚の回転ブレードを同一の回転軸に
間隔を隔てて固定し、該複数枚の回転ブレードによりダ
イシングを行うマルチブレードタイプのダイシング装置
における回転軸のアンバランス検出方法であって、前記
ダイシング装置の装置本体の一部に振動センサを固定す
るとともに、該振動センサにより回転軸のアンバランス
の検出を行うことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、ダイシング装置本体の一
部に固定された振動センサにより、装置の運転中に回転
軸のアンバランスの検出が行えるので、その結果が迅速
にフィードバックでき、予想されるワークの破損、回転
軸の破損、等のトラブルに速やかに対処できる。その結
果、稼働率の向上、歩留りの向上が図れる。
【0012】本発明において、前記振動センサの固定位
置は、前記回転ブレードが連結されたモータの一部又は
前記回転ブレードの周辺に配設されるブレードカバーで
あることが好ましい。このような位置に振動センサが固
定されれば、検出感度の点で優れており、このようなダ
イシング装置における振動センシングに好適だからであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る回転軸のアンバランス検出方法及び検出装置の好ま
しい実施の形態について詳説する。図1は、本発明に係
る回転軸のアンバランス検出方法及び検出装置の実施の
形態を説明する概念図であり、図2は、本発明に係る回
転軸のアンバランス検出装置の他の実施の形態を説明す
る要部拡大側断面図である。図1と図2は、振動センサ
16の固定位置が異なる点でのみ相異し、他の構成は同
一である。この点は後述する。
【0014】ダイシング装置10は、主にワーク支持側
30の部分と回転ブレード支持側20の部分とより構成
される。
【0015】ワーク支持側30には、ワークWを支持す
るテーブル32が設けられている。テーブル32の上面
には、接着シート34を介してワークWが固定される。
図1において、テーブル32は図示しない移動装置によ
り、X方向(左右方向)に移動できるようになってい
る。
【0016】回転ブレード支持側20において、図示し
ない装置本体にはモータ支持部26を介してモータ24
が取り付けられている。図1において、モータは図示し
ない移動装置によりZ方向(上下方向)及びY方向(紙
面に垂直方向)に移動できるようになっている。
【0017】モータ24の回転軸14の先端にはフラン
ジ22が取り付けられ、フランジ22の外周には複数枚
の回転ブレード12、12…が取り付け可能となってい
る。図2において、回転ブレード12はスペーサ13と
交互にフランジ22に取り付けられることにより、複数
枚の回転ブレード12、12…が同一の回転軸(フラン
ジ22)に間隔を隔てて固定される構成となる。
【0018】回転ブレード12は、ドーナツ円盤状のメ
タルボンドダイヤモンド砥石(ダイヤモンドホイール)
で、たとえば、厚さが0.1mm前後、外周が56mm
又は76mmのものが使用できる。また、場合によって
はレジンボンドのダイヤモンド砥石、又は、ニッケル製
ドーナツ円盤状部材の外周部分にダイヤモンド砥粒が電
着により形成された電着砥石も使用できる。
【0019】図2の構成では、回転ブレード12、12
同士のピッチ間隔は6mmとなっている。このピッチ間
隔は、CSPの場合、通常5〜18mmの範囲が採用さ
れる。
【0020】図1において、回転ブレード支持側20の
回転ブレード12の周辺に配設されるブレードカバー1
7には振動センサ16が固定されている。一方、図2に
おいて、回転ブレード支持側20の回転ブレード12が
連結されたモータ24の先端部分には振動センサ16が
固定されている。
【0021】振動センサ16は、ダイシング装置10の
装置本体の一部に固定されていれば、振動の検出ができ
るが、図1又は図2に示されるような箇所に固定されて
いれば、振動の検出感度の点で優れており、このような
ダイシング装置における振動センシングに好適である。
【0022】振動センサ16としては、加速度計、ピエ
ゾ素子で代表されるが、これ以外の振動検知手段であっ
てもよい。振動センサ16としては、たとえば、オムロ
ン社製、型番:D7F−S01−05が使用できる。
【0023】振動センサ16にはアンプユニット16A
が接続されており、アンプユニット16Aからの信号
は、コントローラ40に伝送される。コントローラ40
は、アンプユニット16Aからの信号を演算処理する演
算手段41、異常状態をディスプレーに表示する表示手
段42、異常検出時に運転を停止させる等のコントロー
ルを行う制御手段43、及び、各種のデータを記憶する
記憶手段44を有する。
【0024】上記の振動センサ16、アンプユニット1
6A及びコントローラ40等により回転軸のアンバラン
ス検出装置18が構成される。
【0025】なお、ダイシング装置10の他の構成要素
として、図1において、回転ブレード12の近傍には研
削液噴射ノズル28が配されており、回転ブレード12
及びワークWが冷却され、また研削性が維持される。 同
様に、回転ブレード12の両側近傍には冷却水噴射ノズ
ル29が配されており、回転ブレード12の冷却がなさ
れる。
【0026】次に、図1、図2の構成のダイシング装置
10における回転軸のアンバランス検出装置18を使用
した回転軸14のアンバランス検出について説明する。
回転ブレード12は、メタルボンドダイヤモンド砥石で
厚さが0.1mm、外周が56mmのものを使用し、装
置運転時の回転数は30000rpmとした。振動セン
サ16はモータ24の先端部分に固定した。
【0027】4枚の回転ブレード12を取り付け、ワー
クWを加工しない状態で装置を運転し、回転軸のアンバ
ランス検出装置18の作動を確認した。その結果、4枚
の各回転ブレード12の先端が指定許容値(たとえば、
0.05mm程度)以上のばらつきの範囲となっている
状態ではアンバランス検出が行えた。
【0028】ワークWを取り付けた状態で装置を運転
し、回転軸のアンバランス検出装置18の作動を確認し
た。この際、4枚の各回転ブレード12の先端が指定許
容値(たとえば、0.05mm程度)以上のばらつきの
範囲となっている状態になった場合には、コントローラ
40(以下、図3参照)の表示手段42に警報を表示す
るとともに、コントローラ40の制御手段43により装
置の運転を停止させるようにプログラムした。その結
果、正常な動作が行えることが確認された。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイシング装置本体の一部に固定された振動センサによ
り、装置の運転中に回転軸のアンバランスの検出が行え
るので、その結果が迅速にフィードバックでき、予想さ
れるワークの破損、回転軸の破損、等のトラブルに速や
かに対処できる。その結果、稼働率の向上、歩留りの向
上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転軸のアンバランス検出装置の
実施の形態を説明する概念図
【図2】本発明に係る回転軸のアンバランス検出装置の
他の実施の形態を説明する要部拡大側断面図
【符号の説明】
10…ダイシング装置、12…回転ブレード、14…回
転軸、16…振動センサ、17…ブレードカバー、18
…回転ブレードのアンバランス検出装置、20…ブレー
ド支持側、22…フランジ、24…モータ、26…モー
タ支持部、30…ワーク支持側、32…テーブル、34
…接着シート、W…ワーク
フロントページの続き (72)発明者 今井 忍 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株式 会社東京精密内 Fターム(参考) 2G021 AB09 AE02 AG04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の回転ブレードを同一の回転軸に間
    隔を隔てて固定し、該複数枚の回転ブレードによりダイ
    シングを行うマルチブレードタイプのダイシング装置に
    おける回転軸のアンバランス検出方法であって、 前記ダイシング装置の装置本体の一部に振動センサを固
    定するとともに、該振動センサにより回転軸のアンバラ
    ンスの検出を行うことを特徴とする回転軸のアンバラン
    ス検出方法。
  2. 【請求項2】前記振動センサの固定位置は、前記回転ブ
    レードが連結されたモータの一部又は前記回転ブレード
    の周辺に配設されるブレードカバーである請求項1に記
    載の回転軸のアンバランス検出方法。
  3. 【請求項3】複数枚の回転ブレードが同一の回転軸に間
    隔を隔てて固定され、該複数枚の回転ブレードによりダ
    イシングが行われるマルチブレードタイプのダイシング
    装置における回転軸のアンバランス検出装置であって、 前記ダイシング装置の装置本体の一部に振動センサが固
    定されるとともに、該振動センサにより回転軸のアンバ
    ランスの検出が行われることを特徴とする回転軸のアン
    バランス検出装置。
JP2001393840A 2001-12-26 2001-12-26 回転軸のアンバランス検出方法及び検出装置 Pending JP2003197566A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228048A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228048A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置

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