JP2003197563A - ダイシング装置 - Google Patents

ダイシング装置

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JP2003197563A
JP2003197563A JP2001393836A JP2001393836A JP2003197563A JP 2003197563 A JP2003197563 A JP 2003197563A JP 2001393836 A JP2001393836 A JP 2001393836A JP 2001393836 A JP2001393836 A JP 2001393836A JP 2003197563 A JP2003197563 A JP 2003197563A
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Kazuya Fukuoka
一也 福岡
Yasuyuki Sakatani
康之 酒谷
Tomoaki Hiruta
倫明 蛭田
Takayuki Asano
貴行 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】、ワークのアライメント等の通常操作における
操作性が向上するとともに、誤操作を防止することがで
きるダイシング装置を提供すること。 【解決手段】溝加工や切断加工の研削データを入力する
キーボード55と、ダイシング装置各部の動作を手動操
作するジョグダイヤル61とを、互いに別の操作エリア
に設けた。これにより通常操作の操作盤がシンプルにな
り誤操作が防止でき、ブラインドタッチも可能で操作性
が向上する。また、ジョグダイヤル61が取付けられて
いる操作ボックス60を着脱式操作ボックスとし、操作
のし易い任意の位置で使用できるようにした。このため
左利きのオペレータであっても操作しやすい位置で操作
することができる。更に、使用頻度の低いキーボード5
5を不使用時には取外されるか又は収納位置に格納され
るようにし、装置の小型化を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイシング装置に関
し、 特に半導体や電子部品材料等のワークに溝加工や切
断加工を行うダイシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体や電子部品材料等のワークに溝加
工や切断加工を行うダイシング装置においては、加工に
先立って、ワークの研削に必要なデータを入力する。次
いで、ワーク表面に形成されたパターンを加工方向にア
ライメントするとともに、回転ブレードを加工位置に合
致させて溝加工をおこなう。この研削データの入力は、
パーソナルコンピュータに用いられているようなキーボ
ードから入力されるのが一般的である。また、ワークの
アライメント動作のようなダイシング装置各部を操作す
る場合は、ジョグダイヤルを用いて行う。
【0003】ひとたびワークの品種固有のデータを入力
した後、量産加工を行う場合は、オペレータは(ワーク
ロード)→(アライメント)→(研削スタート)→(ワ
ークアンロード)の一連の動作繰返し行う。
【0004】図8に従来のダイシング装置110を示
す。この従来のダイシング装置110は、ワークに溝加
工や切断加工を行う加工部120、加工部を覆うミスト
カバー140、ワークの表面を観察する顕微鏡112、
顕微鏡112での画像を映すモニターテレビ113、各
種操作スイッチが取付けられた操作盤111、及びダイ
シング装置110の各動作をコントロールするコントロ
ーラ115等から構成されている。操作盤111にはキ
ーボード155、ジョグダイヤル161、及びその他の
操作スイッチや表示パネル等が取付けられている。
【0005】この従来のダイシング装置110において
は、オペレータがワークをワークテーブルに載置した
後、ワークのアライメントを行う場合は、顕微鏡112
でワーク表面に形成されたパターンを見ながらワークを
θ回転させてX方向の平行出しを行い、しかる後Y方向
の位置決めを行う。この場合、θ回転のジョグダイヤル
によりθの微小回転を繰り返しながら2視野顕微鏡であ
る顕微鏡112で夫々観察されるワーク表面に形成され
たパターン画像が1直線になるように合わせる。次にY
方向のジョグダイヤルによりパターン画像をY方向に微
小繰返し送りしてパターン中のストリートを顕微鏡のヘ
アーラインに合わせる。この場合のジョグダイヤルは1
個のスイッチでθジョグ機能とYジョグ機能を併せ持っ
ており、トグルスイッチで両機能を切換えるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このジョグ
ダイヤル及びトグルスイッチは、ダイシング装置110
の操作盤111上にキースイッチやその他のスイッチと
混在して設けられている。このため、顕微鏡112をの
ぞきながら行うワークのアライメント作業において、誤
って他のスイッチを押してしまったり、あるいは、別の
作業中にジョグダイヤルに触れてしまったりして誤操作
してしまうという問題があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ワークのアライメント等の通常操作における
操作性が向上するとともに、誤操作を防止することがで
きるダイシング装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、回転ブレードでワークに
溝加工や切断加工を行うダイシング装置において、前記
溝加工や切断加工の研削データを入力するキーボード
と、ダイシング装置各部の動作を手動操作するジョグダ
イヤルとを有し、該キーボードとジョグダイヤルとは互
いに別の操作エリアに設けられていることを特徴として
いる。請求項1の発明によれば、ワークの品種変更時等
に使用するキーボードと、通常操作に用いるジョグダイ
ヤルとの設置エリアが分れているので、通常操作の操作
盤がシンプルになり誤操作が防止でき、ブラインドタッ
チも可能で操作性が向上する。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
の発明において、前記ジョグダイヤルが取付けられてい
る操作ボックスは、ダイシング装置本体に着脱自在に設
けられていることを特徴としている。請求項2の発明に
よれば、ジョグダイヤルが取付けられている操作ボック
スが着脱式操作ボックスであるため、操作のし易い任意
の位置で使用でき操作性がよい。このため左利きのオペ
レータであっても操作しやすい位置で操作することがで
きる。
【0010】更に、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2の発明において、前記キーボードは、不使
用時には取外されるか又は収納位置に格納されることを
特徴としている。請求項3の発明によれば、使用頻度の
低いキーボードを不使用時には格納できるので、装置の
小型化が図れる。また取外して複数のダイシング装置に
兼用使用できるので、コストダウンが図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るダイシング装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。なお、各図において同一部材には同一の番号を付し
てある。図1は、本発明に係るダイシング装置の外観斜
視図である。ダイシング装置10は、加工部20、顕微
鏡12、モニターテレビ13、コントローラ15、及び
キーボード55、操作ボックス60、等から構成されて
いる。加工部20は、ワークに溝加工や切断加工を行う
部分である。顕微鏡12はワークのアライメントや加工
状態を評価するためにワーク表面を観察する部材で、2
視野顕微鏡が用いられ、観察する画像を撮像する図示し
ないCCDカメラが接続されている。 撮像された画像は
モニターテレビ13に映し出される。 キーボード55は
ワーク固有のデータや研削条件を入力する時に用いられ
る。操作ボックス60には通常操作に必要なスイッチ類
が設けられている。コントローラ15はダイシング装置
10の各動作をコントロールする部分で、マイクロプロ
セッサ、メモリ、及び入出力回路等で構成され、ダイシ
ング装置10の内部に格納されている。
【0012】図2はダイシング装置10の正面断面図で
ある。図2に示すように、加工部20ではワークWの溝
加工や切断加工を行う回転ブレード21が図示しない高
周波モータ内蔵のエアーベアリングスピンドルに取付け
られ、30,000rpm〜60,000rpmの高速
で回転されるとともに、不図示の送り機構によって図の
矢印X方向と直交するY方向にインデックス送りされ
る。 この回転ブレード21は薄い円盤状で、ダイヤモン
ド砥粒やCBN砥粒をニッケルで電着した電着ブレード
や、樹脂で結合したレジンブレードが用いられる。 回転
ブレード21は手前側と下方が開口したフランジカバー
22で囲われ、フランジカバー22に設けられた研削水
ノズル23からは研削水が加工ポイントに供給される。
【0013】マシンベース29上にはXガイド28でX
方向に案内され、図示しない駆動機構によりX方向に送
られるXテーブル27が設けられている。Xテーブル2
7にはX方向及びY方向と直交するZ方向の軸心の回り
にθ回転されるθテーブル26が載置され、θテーブル
26にはワークWを吸着載置するワークテーブル25が
取付けられている。このような機構により、ワークテー
ブル25に載置されたワークWは、θテーブル26によ
ってθ回転されるとともに、Xテーブル27によって図
の矢印X方向に研削送りされるようになっている。
【0014】また、研削水や洗浄水の廃水を受けるオイ
ルパン30がブラケット30A、30Aを介してマシン
ベース29に固定されており、オイルパン30とθテー
ブル26との間には蛇腹31、31が設けられ、オイル
パン30の中央部の開口部分を覆うようになっている。
加工部20では、研削水や洗浄水が大量に用いられるた
め水しぶきやミストが発生するが、加工部20外に水の
飛沫やミストが届かないようにミストカバー40が加工
部20を覆うように設けられている。加工部20の隣に
は、ワークWの表面を観察する顕微鏡12が配置されて
いる。
【0015】ミストカバー40の隣(図2上の右側)に
は、保護カバー50が設けられ、Xテーブル27の駆動
機構部分を覆っている。保護カバー50は第1スライド
カバー51、第2スライドカバー52、及び第3スライ
ドカバー53とから構成されている。第1スライドカバ
ー51は透明樹脂製の高性能帯電防止板でL型に形成さ
れている。第2スライドカバー52、及び第3スライド
カバー53はステンレス製である。第1スライドカバー
51、第2スライドカバー52、及び第3スライドカバ
ー53は夫々図示しないガイドに案内されて、左右方向
(X方向)にスライド可能に設けられている。第1スラ
イドカバー51を左方向にスライドし、順次第2スライ
ドカバー52、第3スライドカバー53とスライドして
保護カバー50を全開にすると、3個のスライドカバー
が1つに重畳されて、図1に示すように、ダイシング装
置10の本体より突出した位置までスライドするように
なっている。
【0016】図3はダイシング装置10の平面図であ
り、図4は側面図である。図1、図3、及び図4に示す
ように、ダイシング装置10の手前側には、ワークデー
タやワークに適合した研削データ等を入力するキーボー
ド55が設けられている。このキーボード55は、使用
時には水平に保持し、不使用時には垂直にした収納位置
に位置付ける図示しないホルダに取付けられている。ま
た、このキーボード55は不使用時には取外して、ダイ
シング装置10の架台内に格納してもよく、複数のダイ
シング装置10、10、…の兼用としてよい。更に、キ
ーボード55は不使用時には格納されるので、大量生産
で安価に生産されたパーソナルコンピュータ用のキーボ
ードをそのまま用いることもできる。キーボード55と
ダイシング装置10のコントローラ15との接続は、ケ
ーブル接続でもよいが、赤外線を使用したケーブルレス
接続にすると、取外す場合に便利である。
【0017】また、図1、図3、及び図4に示すよう
に、第3スライドカバー53の上には操作ボックス60
が載置できるようになっている。この操作ボックス60
は着脱自在のため、図1、図3、及び図4に2点鎖線で
示したように、ミストカバー40の上に載置して使用す
ることもできる。また、作業机に載せて使用してもよ
く、更に、赤外線を用い、信号をケーブルレスで発信す
るようにすることでリモートコントローラとして使うこ
ともできる。
【0018】図5に操作ボックス60に設けられたスイ
ッチ類の配置を示す。操作ボックス60には、ジョグダ
イヤル61、トグルスイッチ62、スタート/ストップ
(START/STOP)キースイッチ63、カッター
セット(C Set)キースイッチ64、バキューム
(Vac)キースイッチ65、ファンクション(Fn)
キースイッチ66、及びエンタ(Ent)キースイッチ
67が設けられている。ジョグダイヤル61は主にダイ
シング装置10のX軸、Y軸、及びθ軸の微小送り、及
び1つの研削方向(チャンネル1)と別の研削方向(チ
ャンネル2)との切換えを行う。トグルスイッチ62
は。ジョグダイヤル61のジョグ機能をX軸、Y軸、及
びθ軸に切り替える。スタート/ストップ(START
/STOP)キースイッチ63は研削加工の開始と停止
を行わせる。カッターセット(C Set)キースイッ
チ64は、回転ブレード21のZ方向基準位置を設定す
る動作を行わせる。バキューム(Vac)キースイッチ
65は、ワークの吸着と解除を行わせる。ファンクショ
ン(Fn)キースイッチ66は、ジョグダイヤル61の
機能をX軸、Y軸、及びθ軸のジョグ機能以外の機能に
変換する。また、エンタ(Ent)キースイッチ67
は、データを装置本体に送信する。
【0019】次に、このように構成されたダイシング装
置10の作用を説明する。先ずオペレータがキーボード
55からワークWの研削データを入力する。次にミスト
カバー40を上方に回転させて開き、加工部のスピンド
ルに回転ブレード21をセットし、ミストカバー40を
下方に回転させて閉じる。この時ワークテーブル25
は、回転ブレード21の取付けに支障をきたさないよう
に、顕微鏡12の下に位置している。次にオペレータは
保護カバー50の第1スライドカバー51に取付けられ
ているツマミを把持して右方向にスライドさせ、第2ス
ライドカバー52、第3スライドカバー53とスライド
させる。このようにして保護カバー50の3個のスライ
ドカバーが1つに重畳され、図1、図3で示すようなダ
イシング装置10本体の外側に突出した位置まで移動さ
れる。この状態でワークテーブル25の周囲は広く開放
されている。
【0020】次にワークWがワークテーブル25に載置
され、真空吸着される。次いでワークWは顕微鏡12の
下で表面に形成されたパターンが撮像され、その画像が
モニターテレビ13に映し出される。ここでオペレータ
はモニターテレビ13に映し出された画像を見ながら操
作ボックス60に設けられたトグルスイッチ62及びジ
ョグダイヤル61を操作して、ワークWをθ方向とY方
向とに微小繰返し送りさせてアライメントを行う。この
時トグルスイッチ62及びジョグダイヤル61がデータ
入力用のキーボード55から離れた位置に設けられてい
るので、誤って他のスイッチに触れ、誤操作する恐れが
ない。
【0021】アライメントが完了したワークWは、ワー
クテーブル25の移動により加工部20に搬入される。
この時オペレータは第1スライドカバー51のツマミを
把持して左方向にスライドさせ、保護カバー50を閉じ
る。加工部20に搬入されたワークWは、高速回転する
回転ブレード21とワークテーブル25による研削移動
とにより溝加工や切断加工がなされる。加工中は研削水
ノズル23から研削水が加工ポイントに供給され、冷却
水ノズルから冷却水が回転ブレード21に供給され、洗
浄水ノズル24からは先浄水が供給される。1ラインの
加工が済むと、回転ブレード21はY方向にインデック
ス送りされ、次に加工するラインに位置付けられ、ワー
クテーブル25による研削移動でこのラインも加工され
る。このような動作が繰り返されて、ワークWの一方向
(チャンネル1)の全ラインの加工が終了すると、θテ
ーブル26がワークWを90度回転させ、先ほどのライ
ンと直交する(チャンネル2)ラインに合わせて加工が
行われる。
【0022】加工中ワークWは、加工ストロークの右端
部で図示しないウオーターカーテン形成用ノズルから噴
射されるカーテン状の洗浄水でその都度全面を洗浄され
ると共に、表面が乾燥するのが防止されている。ワーク
Wの表面に汚れが残ったまま乾燥してしまうと、後で洗
浄してもなかなか落ち難いので、表面の乾燥防止は重要
である。また、加工部20内で発生する水しぶきやミス
トは、ミストカバー40で遮られており、ミストカバー
40の右側下部の開口部分では、ウオーターカーテン形
成用ノズルによるウオーターカーテンと、同じく図示し
ないエアーカーテン形成用ノズルにより形成されるエア
ーカーテンとがこのミストカバー40の右側下部の開口
部分をカバーしているので、水しぶきやミストが顕微鏡
12側に漏れ出ることがない。
【0023】全加工が終了するとワークWは顕微鏡12
の位置まで搬送され、表示タワーの加工完了を知らせる
ランプが点滅する。この搬送途中でワークWは、ウオー
ターカーテン形成用ノズル及びエアーカーテン形成用ノ
ズルの下をゆっくりした遅いスピードで通過して、ウオ
ーターカーテン形成用ノズルから噴射されるカーテン状
の洗浄水で全面が洗浄された直後、エアーカーテン形成
用ノズルから噴射されるカーテン状のエアによって、ワ
ークWの表面の水分が吹き飛ばされる。ここでオペレー
タは必要に応じ、顕微鏡12でワークWの加工部分を撮
像し、加工状態を観察する。この時保護カバー50が閉
状態になっているが、 第1スライドカバー51が透明樹
脂でできているので、カバー閉状態でも観察できる。観
察が終了するとオペレータは、保護カバー50を開いて
ワークWをワークテーブル25から取外す。以上がダイ
シング装置10によるワークWの加工の流れである。
【0024】以上の流れの中で、オペレータが行うキー
操作を纏めると図6のようなフローチャートで表わすこ
とができる。図6に示すように、オペレータは先ずコン
トローラ15内に記憶されている研削データを確認する
(ステップS11)。確認の結果変更が必要な場合は、
キーボード55からデータを入力して研削データの切替
え及び編集を行う。このデータの変更作業は、操作ボッ
クスのファンクションキースイッチ66(以下Fnキー
66という)でジョグダイヤル61の機能を切替えて、
ジョグダイヤル61の操作で行うこともできるが、キー
ボード55の方が操作性がよい(ステップS13)。研
削データの変更が不要の時は、ワークWをワークテーブ
ル25にロードしてバキュームキースイッチ65(以下
Vacキー65という)を押してワークWを吸着する
(ステップS15)。次にワークWのアライメントを行
う(ステップS17)。
【0025】アライメントの詳細なスイッチ操作を図7
のフローで示す。先ず、トグルスイッチ62でジョグダ
イヤル61の機能をθに切替える(ステップS17
1)。次に顕微鏡12又はテレビモニタ13の画像を見
ながらジョグダイヤル61を回転させ、チャンネル1側
のθ調整を行う(ステップS172)。次にトグルスイ
ッチ62でジョグダイヤル61の機能をYに切替え(ス
テップS173)、ジョグダイヤル61を回転させてチ
ャンネル1における研削位置に顕微鏡12のクロスライ
ンを合わせる。(これをターゲット合わせという)(ス
テップS174)。次に、ジョグダイヤル61をプッシ
ュすることにより、チャンネル1のアライメント完了を
入力し、ワークテーブル25をチャンネル2へ回転させ
る(ステップS175)。次にトグルスイッチ62でジ
ョグダイヤル61の機能をθに切替え(ステップS17
6)、ジョグダイヤル61を回転させ、チャンネル2側
のθ調整を行う(ステップS177)。更に、トグルス
イッチ62でジョグダイヤル61の機能をYに切替え
(ステップS173)、ジョグダイヤル61を回転させ
てチャンネル2のターゲット合わせを行う(ステップS
174)。これがワークWのアライメント操作である。
【0026】図6に示すように、アライメントが終了す
るとスタート/ストップキースイッチ63を押して研削
を開始する(ステップS19)。研削が終了すると、オ
ペレータコールがなされるので(ステップS21)、V
acキー65を押してワークWの吸着を解除し、ワーク
Wをアンロードする(ステップS23)。次のワークW
の研削を行う場合は、ステップS15に戻り、次の研削
を行わない場合はオペレーションを終了する。以上がオ
ペレータによるスイッチ操作のフローである。
【0027】このように通常の操作は、キーボード55
とは別置きの操作ボックス60内のスイッチのみの操作
でよく、誤操作の可能性も少なく、ブラインドタッチも
可能である。また、操作ボックス60が着脱式のため、
操作のし易い適宜の位置で使用することができ、操作性
が大幅に向上する。
【0028】尚、本実施の形態においては、キーボード
55をダイシング装置10の前面に取付けて使用する構
成で説明したが、取付け位置はこれに限らず、机上に置
いて操作してもよく、その他適宜の位置で使用できる。
また、不使用時の収納位置も、取外さずに使用時の位置
から垂直に倒した位置としているが、これに限らず、取
外してダイシング装置10の架台内部に収納してもよ
く、その他作業机上等種々の収納位置が選択できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ワ
ークの品種変更時のデータ入力等に用いるキーボード
と、ダイシング装置の通常操作に用いるジョグダイヤル
との設置エリアが分れているので、通常操作の操作盤が
シンプルになり誤操作が防止でき、ブラインドタッチも
可能で操作性が向上する。また、ジョグダイヤルが取付
けられている操作ボックスが着脱式操作ボックスである
ため、操作のし易い任意の位置で操作でき操作性がよ
い。このため左利きのオペレータであっても操作しやす
い位置で操作することができる。更に、使用頻度の低い
キーボードを不使用時に格納できるので、装置の小型化
が図れる。また取外して複数のダイシング装置に兼用使
用できるので、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るダイシング装置の全
体斜視図
【図2】本発明の実施の形態に係るダイシング装置の正
面断面図
【図3】本発明の実施の形態に係るダイシング装置の全
体平面図
【図4】本発明の実施の形態に係るダイシング装置の全
体側面図
【図5】操作ボックスのスイッチの配置を示す平面図
【図6】研削オペレーションにおけるスイッチ操作を示
すフローチャート
【図7】アライメントオペレーションにおけるスイッチ
操作を示すフローチャート
【図8】従来のダイシング装置を示す斜視図
【符号の説明】
10…ダイシング装置、12…顕微鏡、15…コントロ
ーラ、20…加工部、21…回転ブレード、25…ワー
クテーブル、40…ミストカバー、50…保護カバー、
55…キーボード、60…操作ボックス、61…ジョグ
ダイヤル、62…トグルスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 蛭田 倫明 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株式 会社東京精密内 (72)発明者 浅野 貴行 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株式 会社東京精密内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ブレードでワークに溝加工や切断加工
    を行うダイシング装置において、前記溝加工や切断加工
    の研削データを入力するキーボードと、ダイシング装置
    各部の動作を手動操作するジョグダイヤルとを有し、該
    キーボードとジョグダイヤルとは互いに別の操作エリア
    に設けられていることを特徴とするダイシング装置。
  2. 【請求項2】前記ジョグダイヤルが取付けられている操
    作ボックスは、ダイシング装置本体に着脱自在に設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のダイシング
    装置。
  3. 【請求項3】前記キーボードは、不使用時には取外され
    るか又は収納位置に格納されることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のダイシング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157377A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Leica Microsystems Wetzlar Gmbh 交換可能顕微鏡ステージ駆動アセンブリ
CN102594231A (zh) * 2012-02-16 2012-07-18 吉林大学 用于汽车电动助力转向系统的无刷电机转子位置信号解算模块

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