JP2003196865A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
- Publication number
- JP2003196865A JP2003196865A JP2001396604A JP2001396604A JP2003196865A JP 2003196865 A JP2003196865 A JP 2003196865A JP 2001396604 A JP2001396604 A JP 2001396604A JP 2001396604 A JP2001396604 A JP 2001396604A JP 2003196865 A JP2003196865 A JP 2003196865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens holder
- magnets
- held
- coil
- optical pickup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反りがある光ディスクに対しても良好な読み
書きを行うこと。 【解決手段】 アクチュエータベース21には4個のマ
グネット31a,31b,32a,32bを2ヵ所に分
けて保持させる。ホルダ支持機構は、フォーカス方向A
2、トラック方向A3、及びチルト方向A4の各々にお
いて、前記レンズホルダを移動可能にしたものである。
前記マグネットと協働する複数のコイル37,38,3
9,41,42は、フォーカシングコイル39の近傍に
設けられて前記通電時に前記マグネットと協働して前記
レンズホルダに前記チルト方向の移動力を与えるチルテ
ィングコイル41,42を有する。
書きを行うこと。 【解決手段】 アクチュエータベース21には4個のマ
グネット31a,31b,32a,32bを2ヵ所に分
けて保持させる。ホルダ支持機構は、フォーカス方向A
2、トラック方向A3、及びチルト方向A4の各々にお
いて、前記レンズホルダを移動可能にしたものである。
前記マグネットと協働する複数のコイル37,38,3
9,41,42は、フォーカシングコイル39の近傍に
設けられて前記通電時に前記マグネットと協働して前記
レンズホルダに前記チルト方向の移動力を与えるチルテ
ィングコイル41,42を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクドライ
ブ等に備えられる光ピックアップ装置に関し、特に、対
物レンズを変位可能にした光ピックアップ装置に関す
る。
ブ等に備えられる光ピックアップ装置に関し、特に、対
物レンズを変位可能にした光ピックアップ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、パーソナルコンピュータ等の
電子機器には光ディスクドライバが搭載されることが多
い。光ディスクドライバに使用可能な記録媒体の1つと
してCD−R(compact disc recordable)、CD−R
W(compact disc rewritable)が知られている。CD
−Rは追記が繰り返し可能な記録媒体であって、CD−
RWは書き換え可能な記録媒体であるが、CD−ROM
やオーディオCD(CD−DA)と互換性がある。CD
−R、CD−RWへの書込みには専用の装置と書込み用
アプリケーションが必要であるが、CD−R、CD−R
Wからの読出しは通常のCD−ROMドライブで実行で
きる。CD−R、CD−RW、CD−ROM、オーディ
オCD、及びDVD−ROM、DVD−R,DVD−R
W,DVD+RW,DVD−RAM等をここでは纏めて
光ディスクと呼ぶ。
電子機器には光ディスクドライバが搭載されることが多
い。光ディスクドライバに使用可能な記録媒体の1つと
してCD−R(compact disc recordable)、CD−R
W(compact disc rewritable)が知られている。CD
−Rは追記が繰り返し可能な記録媒体であって、CD−
RWは書き換え可能な記録媒体であるが、CD−ROM
やオーディオCD(CD−DA)と互換性がある。CD
−R、CD−RWへの書込みには専用の装置と書込み用
アプリケーションが必要であるが、CD−R、CD−R
Wからの読出しは通常のCD−ROMドライブで実行で
きる。CD−R、CD−RW、CD−ROM、オーディ
オCD、及びDVD−ROM、DVD−R,DVD−R
W,DVD+RW,DVD−RAM等をここでは纏めて
光ディスクと呼ぶ。
【0003】このような光ディスクにデータを記録した
り再生したりするには、光ピックアップ装置が使用され
る。その光ピックアップ装置は、光ディスクに対向して
配置される対物レンズを備えている。対物レンズはレン
ズホルダに保持されている。
り再生したりするには、光ピックアップ装置が使用され
る。その光ピックアップ装置は、光ディスクに対向して
配置される対物レンズを備えている。対物レンズはレン
ズホルダに保持されている。
【0004】対物レンズの光軸に沿ったフォーカス方向
とフォーカス方向に交差するトラック方向とで対物レン
ズの位置を微調整可能にするため、レンズホルダはホル
ダ支持機構によりベース部材に可動に保持されている。
そして、レンズホルダはマグネットとコイルとの組合せ
による調整駆動装置により必要に応じて動かされる。
とフォーカス方向に交差するトラック方向とで対物レン
ズの位置を微調整可能にするため、レンズホルダはホル
ダ支持機構によりベース部材に可動に保持されている。
そして、レンズホルダはマグネットとコイルとの組合せ
による調整駆動装置により必要に応じて動かされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した光ピックアッ
プ装置においては、反りがある光ディスクへの読み込
む、書き込みを行う際に、光ディスクと対物レンズとが
非平行となり、光ディスク上のレーザースポットの品位
が劣化し、読み込みエラーや書き込みエラーを起こす原
因となる虞がある。
プ装置においては、反りがある光ディスクへの読み込
む、書き込みを行う際に、光ディスクと対物レンズとが
非平行となり、光ディスク上のレーザースポットの品位
が劣化し、読み込みエラーや書き込みエラーを起こす原
因となる虞がある。
【0006】それ故に本発明の課題は、反りがある光デ
ィスクに対しても良好な読み書きを行うことができ、構
造を簡略化でき、部品点数を最低限増加するだけで対応
することができ、厚形、薄形の光ディスクドライブのい
ずれにも搭載が可能な光ピックアップ装置を提供するこ
とにある。
ィスクに対しても良好な読み書きを行うことができ、構
造を簡略化でき、部品点数を最低限増加するだけで対応
することができ、厚形、薄形の光ディスクドライブのい
ずれにも搭載が可能な光ピックアップ装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ベース
部材(21,22)と、レンズホルダ(24)と、前記
レンズホルダを前記ベース部材に可動に支持したホルダ
支持機構(23)と、前記レンズホルダに保持された対
物レンズ(6)と、前記ベース部材と前記レンズホルダ
との内の一方に2ヵ所に分けて保持された一対のマグネ
ット(31a,31b,32a,32b)と、前記ベー
ス部材と前記レンズホルダとの内の他方に保持されかつ
前記マグネットと協働する複数のコイル(37,38,
39,41,42)とを含み、前記コイルは、通電時に
前記マグネットと協働して前記レンズホルダに前記トラ
ック方向の移動力を与えるトラッキングコイル(37,
38)と、前記通電時に前記マグネットと協働して前記
レンズホルダに前記フォーカス方向の移動力を与えるフ
ォーカシングコイル(39)と、前記通電時に前記マグ
ネットと協働して前記レンズホルダに前記チルト方向の
移動力を与えるチルティングコイル(41,42)とを
有していることを特徴とする光ピックアップ装置が得ら
れる。
部材(21,22)と、レンズホルダ(24)と、前記
レンズホルダを前記ベース部材に可動に支持したホルダ
支持機構(23)と、前記レンズホルダに保持された対
物レンズ(6)と、前記ベース部材と前記レンズホルダ
との内の一方に2ヵ所に分けて保持された一対のマグネ
ット(31a,31b,32a,32b)と、前記ベー
ス部材と前記レンズホルダとの内の他方に保持されかつ
前記マグネットと協働する複数のコイル(37,38,
39,41,42)とを含み、前記コイルは、通電時に
前記マグネットと協働して前記レンズホルダに前記トラ
ック方向の移動力を与えるトラッキングコイル(37,
38)と、前記通電時に前記マグネットと協働して前記
レンズホルダに前記フォーカス方向の移動力を与えるフ
ォーカシングコイル(39)と、前記通電時に前記マグ
ネットと協働して前記レンズホルダに前記チルト方向の
移動力を与えるチルティングコイル(41,42)とを
有していることを特徴とする光ピックアップ装置が得ら
れる。
【0008】前記マグネットは前記ベース部材に保持さ
れ、前記コイルは前記レンズホルダに保持されていても
よい。
れ、前記コイルは前記レンズホルダに保持されていても
よい。
【0009】前記マグネットは前記所定軸心と平行な方
向で間隔をおいて配置され、前記トラッキングコイルは
前記間隔に挿入されていてもよい。
向で間隔をおいて配置され、前記トラッキングコイルは
前記間隔に挿入されていてもよい。
【0010】前記マグネットが前記所定軸心を直交する
方向に一対が対向して並べられており、一方側における
二つの前記マグネットのそれぞれを囲むよう前記フォー
カシングコイルの下側に二つの前記チルティングコイル
が位置していてもよい。
方向に一対が対向して並べられており、一方側における
二つの前記マグネットのそれぞれを囲むよう前記フォー
カシングコイルの下側に二つの前記チルティングコイル
が位置していてもよい。
【0011】前記ホルダ支持機構は、一端が前記ベース
部材に保持されかつ他端が前記レンズホルダに保持され
た複数本のサスペンションワイヤ(23)を含み、前記
サスペンションワイヤの各々は弾力性を有していてもよ
い。
部材に保持されかつ他端が前記レンズホルダに保持され
た複数本のサスペンションワイヤ(23)を含み、前記
サスペンションワイヤの各々は弾力性を有していてもよ
い。
【0012】上記括弧内の符号は、理解を容易にするた
めに付したものであり、一例にすぎず、これらに限定さ
れない。
めに付したものであり、一例にすぎず、これらに限定さ
れない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の実施の
形態に係る光ピックアップ装置の概要について説明す
る。
形態に係る光ピックアップ装置の概要について説明す
る。
【0014】図示の光ピックアップ装置は、パーソナル
コンピュータ等の電子機器に搭載される光ディスクドラ
イバに使用可能なものであり、レーザビームを発生する
半導体レーザであるレーザダイオード1を発光素子とし
て用いている。レーザダイオード1から発せられたレー
ザビームはビームスプリッタ2により分岐され、一部は
モニタ装置3に入射する。レーザビームの他部はコリメ
ートレンズ4、立ち上げミラー5、及び対物レンズ6を
介して光ディスク7を照射する。モニタ装置3はレーザ
ビームの強度を検出する。検出された強度は、レーザダ
イオード1の駆動の制御に使用される。こうして、レー
ザダイオード1から発せられたレーザビームを用いて光
ディスク7にデータを記録できるようにしている。
コンピュータ等の電子機器に搭載される光ディスクドラ
イバに使用可能なものであり、レーザビームを発生する
半導体レーザであるレーザダイオード1を発光素子とし
て用いている。レーザダイオード1から発せられたレー
ザビームはビームスプリッタ2により分岐され、一部は
モニタ装置3に入射する。レーザビームの他部はコリメ
ートレンズ4、立ち上げミラー5、及び対物レンズ6を
介して光ディスク7を照射する。モニタ装置3はレーザ
ビームの強度を検出する。検出された強度は、レーザダ
イオード1の駆動の制御に使用される。こうして、レー
ザダイオード1から発せられたレーザビームを用いて光
ディスク7にデータを記録できるようにしている。
【0015】また、光ディスク7からの反射光は、対物
レンズ6、立ち上げミラー5、コリメートレンズ4、及
びビームスプリッタ2などを介して受光素子としてのホ
トダイオード8に入射する。こうして、レーザダイオー
ド1から発せられたレーザビームを用いて光ディスク7
からデータを再生できるようにしている。
レンズ6、立ち上げミラー5、コリメートレンズ4、及
びビームスプリッタ2などを介して受光素子としてのホ
トダイオード8に入射する。こうして、レーザダイオー
ド1から発せられたレーザビームを用いて光ディスク7
からデータを再生できるようにしている。
【0016】図1に加えて図2をも参照して、光ピック
アップ装置を具体的に説明する。
アップ装置を具体的に説明する。
【0017】レーザビームの経路に配置されたビームス
プリッタ2、コリメートレンズ4、立ち上げミラー5、
及び対物レンズ6等の様々な光学素子を纏めて、ここで
は光学系と呼ぶ。この光学系、レーザダイオード1、モ
ニタ装置3、及びホトダイオード8は、装置筐体である
光学ベース10に保持される。光学ベース10は光ディ
スクドライバに対しガイド穴11を用いて移動可能に搭
載される。レーザダイオード1は光学ベース10のダイ
オード取付部12に固定される。
プリッタ2、コリメートレンズ4、立ち上げミラー5、
及び対物レンズ6等の様々な光学素子を纏めて、ここで
は光学系と呼ぶ。この光学系、レーザダイオード1、モ
ニタ装置3、及びホトダイオード8は、装置筐体である
光学ベース10に保持される。光学ベース10は光ディ
スクドライバに対しガイド穴11を用いて移動可能に搭
載される。レーザダイオード1は光学ベース10のダイ
オード取付部12に固定される。
【0018】図3及び図4をも参照して、図2の光ピッ
クアップ装置の要部を説明する。
クアップ装置の要部を説明する。
【0019】光学ベース10は固定のアクチュエータベ
ース21を含んでいる。アクチュエータベース21には
ダンパベース22が固定されている。アクチュエータベ
ース21とダンパベース22とを合わせてベース部材と
呼ぶ。
ース21を含んでいる。アクチュエータベース21には
ダンパベース22が固定されている。アクチュエータベ
ース21とダンパベース22とを合わせてベース部材と
呼ぶ。
【0020】ダンパベース22には、所定方向A1にの
びた導電性及び弾力性をもつ4本のサスペンションワイ
ヤ23によってレンズホルダ24が可動に支持されてい
る。レンズホルダ24には対物レンズ6が固定保持され
ている。サスペンションワイヤ23の各々の一端はダン
パベース22にクッション材を介して支持され、他端は
レンズホルダ24と一体の突起26にクッション材を介
して支持されている。こうして、所定方向A1に概ね直
交する対物レンズ6の光軸と平行なフォーカス方向A
2、フォーカス方向A2に直交するトラック方向A3、
及び所定方向A1にのびた所定軸心の回りのチルト方向
A4の各々において、これらのサスペンションワイヤ2
3はレンズホルダ24を可動に支持する。即ち、サスペ
ンションワイヤ23はホルダ支持機構として働く。
びた導電性及び弾力性をもつ4本のサスペンションワイ
ヤ23によってレンズホルダ24が可動に支持されてい
る。レンズホルダ24には対物レンズ6が固定保持され
ている。サスペンションワイヤ23の各々の一端はダン
パベース22にクッション材を介して支持され、他端は
レンズホルダ24と一体の突起26にクッション材を介
して支持されている。こうして、所定方向A1に概ね直
交する対物レンズ6の光軸と平行なフォーカス方向A
2、フォーカス方向A2に直交するトラック方向A3、
及び所定方向A1にのびた所定軸心の回りのチルト方向
A4の各々において、これらのサスペンションワイヤ2
3はレンズホルダ24を可動に支持する。即ち、サスペ
ンションワイヤ23はホルダ支持機構として働く。
【0021】レンズホルダ24の中央の空所は、レンズ
ホルダ24に一体のコイル支持部材27により、所定方
向A1で隣接した第1及び第2の空所28a,28bに
分けられている。第1の空所28aには第1及び第2の
マグネット31a,31bがトラック方向A3に並べて
所定軸心の両側に分かれて配されかつアクチュエータベ
ース21に固定されている。第2の空所28bには第3
及び第4のマグネット32a,32bがトラック方向A
3に並べて所定軸心の両側に分かれて配されかつアクチ
ュエータベース21に固定されている。なお、第1のマ
グネット31aは、第3のマグネット32aに対向して
おり、第2のマグネット31bは、第4のマグネット3
2bに対向している。
ホルダ24に一体のコイル支持部材27により、所定方
向A1で隣接した第1及び第2の空所28a,28bに
分けられている。第1の空所28aには第1及び第2の
マグネット31a,31bがトラック方向A3に並べて
所定軸心の両側に分かれて配されかつアクチュエータベ
ース21に固定されている。第2の空所28bには第3
及び第4のマグネット32a,32bがトラック方向A
3に並べて所定軸心の両側に分かれて配されかつアクチ
ュエータベース21に固定されている。なお、第1のマ
グネット31aは、第3のマグネット32aに対向して
おり、第2のマグネット31bは、第4のマグネット3
2bに対向している。
【0022】第1乃至第4のマグネット31a,31
b,32a,32bは、いずれも所定方向A1において
同じ向きに磁化されている。そして、第1のマグネット
31aは、ヨーク34を用いて第3のマグネット32a
に磁気的に結合されており、第2のマグネット31bは
ヨーク35を用いて第4のマグネット32bに磁気的に
結合されている。なお矢印36はマグネットの磁束を表
している。
b,32a,32bは、いずれも所定方向A1において
同じ向きに磁化されている。そして、第1のマグネット
31aは、ヨーク34を用いて第3のマグネット32a
に磁気的に結合されており、第2のマグネット31bは
ヨーク35を用いて第4のマグネット32bに磁気的に
結合されている。なお矢印36はマグネットの磁束を表
している。
【0023】コイル支持部材27には、第1及び第2の
トラッキングコイル37,38が保持されている。即
ち、第1及び第2のトラッキングコイル37,38は第
1及び第2のマグネット31a,31bと第3及び第4
のマグネット32a,32bとのそれぞれの間隔に挿入
配置されている。第1及び第2のトラッキングコイル3
7,38は、サスペンションワイヤ23を通して磁束3
6に交差する向きの通電を可能にされている。第1及び
第2のトラッキングコイル37,38は、直流通電時に
第1乃至第4のマグネット31a,31b,32a,3
2bと協働してレンズホルダ24にトラック方向A3の
移動力を与えるものである。したがって、第1及び第2
のトラッキングコイル37,38の通電を制御すること
により、対物レンズ6の位置をトラック方向A1で微調
整できる。
トラッキングコイル37,38が保持されている。即
ち、第1及び第2のトラッキングコイル37,38は第
1及び第2のマグネット31a,31bと第3及び第4
のマグネット32a,32bとのそれぞれの間隔に挿入
配置されている。第1及び第2のトラッキングコイル3
7,38は、サスペンションワイヤ23を通して磁束3
6に交差する向きの通電を可能にされている。第1及び
第2のトラッキングコイル37,38は、直流通電時に
第1乃至第4のマグネット31a,31b,32a,3
2bと協働してレンズホルダ24にトラック方向A3の
移動力を与えるものである。したがって、第1及び第2
のトラッキングコイル37,38の通電を制御すること
により、対物レンズ6の位置をトラック方向A1で微調
整できる。
【0024】レンズホルダ24には、フォーカシングコ
イル39が保持されている。フォーカシングコイル39
もサスペンションワイヤ23を通して磁束36に交差す
る向きの通電を可能にされている。ただし、フォーカシ
ングコイル39の電流は、トラッキングコル37,38
の電流の向きとは直交するものとする。フォーカシング
コイル39は、直流通電時に第1乃至第4のマグネット
31a,31b,32a,32bと協働してレンズホル
ダ24にフォーカス方向A2の移動力を与えるものであ
る。したがって、フォーカシングコイル39の通電を制
御することにより、対物レンズ6の位置をフォーカス方
向A2で微調整できる。
イル39が保持されている。フォーカシングコイル39
もサスペンションワイヤ23を通して磁束36に交差す
る向きの通電を可能にされている。ただし、フォーカシ
ングコイル39の電流は、トラッキングコル37,38
の電流の向きとは直交するものとする。フォーカシング
コイル39は、直流通電時に第1乃至第4のマグネット
31a,31b,32a,32bと協働してレンズホル
ダ24にフォーカス方向A2の移動力を与えるものであ
る。したがって、フォーカシングコイル39の通電を制
御することにより、対物レンズ6の位置をフォーカス方
向A2で微調整できる。
【0025】レンズホルダ24にはまた、図2の矢印5
0で示すように、互いに逆位相に巻回された第1及び第
2のチルティングコイル41,42が保持されている。
第1及び第2のチルティングコイル41,42は、フォ
ーカシングコイル39の下側に位置している。なお、第
1及び第2のチルティングコイル41,42は、フォー
カシングコイル39の近傍で、第1及び第2のマグネッ
ト31a,31bを囲むように巻回されいてもよい。
0で示すように、互いに逆位相に巻回された第1及び第
2のチルティングコイル41,42が保持されている。
第1及び第2のチルティングコイル41,42は、フォ
ーカシングコイル39の下側に位置している。なお、第
1及び第2のチルティングコイル41,42は、フォー
カシングコイル39の近傍で、第1及び第2のマグネッ
ト31a,31bを囲むように巻回されいてもよい。
【0026】第1及び第2のチルティングコイル41,
42は、サスペンションワイヤ23と平行に設けた通電
用ワイヤ43を通して磁束36に交差する向きの通電を
可能にされている。この通電用ワイヤ43も、一端がダ
ンパベース22に支持され、他端がレンズホルダ24に
支持されたものである。第1及び第2のチルティングコ
イル41,42は、直流通電時には電流が互いに逆向き
に流れるため、第1乃至第4のマグネット31a,31
b,32a,32bと協働してレンズホルダ24にチル
ト方向A4の回動力を与える。したがって、第1及び第
2のチルティングコイル41,42の通電を制御するこ
とにより、対物レンズ6の向きをチルト方向A4で微調
整できる。
42は、サスペンションワイヤ23と平行に設けた通電
用ワイヤ43を通して磁束36に交差する向きの通電を
可能にされている。この通電用ワイヤ43も、一端がダ
ンパベース22に支持され、他端がレンズホルダ24に
支持されたものである。第1及び第2のチルティングコ
イル41,42は、直流通電時には電流が互いに逆向き
に流れるため、第1乃至第4のマグネット31a,31
b,32a,32bと協働してレンズホルダ24にチル
ト方向A4の回動力を与える。したがって、第1及び第
2のチルティングコイル41,42の通電を制御するこ
とにより、対物レンズ6の向きをチルト方向A4で微調
整できる。
【0027】上述した光ピックアップ装置においては、
所定方向A1で間隔をおいた2ヵ所に分けて合計4個の
マグネット31a,31b,32a,32bを配置した
ものである。
所定方向A1で間隔をおいた2ヵ所に分けて合計4個の
マグネット31a,31b,32a,32bを配置した
ものである。
【0028】したがって、チルト方向A4での対物レン
ズ6の微調整を可能にする場合の磁束密度の減少という
問題は生じない。なお、第1乃至第4のマグネット31
a,31b,32a,32bと、第1及び第2のトラッ
キングコイル37,38と、フォーカシングコイル39
と、第1及び第2のチルティングコイル41,42とが
合わせて調整駆動装置を構成している。
ズ6の微調整を可能にする場合の磁束密度の減少という
問題は生じない。なお、第1乃至第4のマグネット31
a,31b,32a,32bと、第1及び第2のトラッ
キングコイル37,38と、フォーカシングコイル39
と、第1及び第2のチルティングコイル41,42とが
合わせて調整駆動装置を構成している。
【0029】図5を参照して、ピックアップ装置の変形
例について説明する。同様な部分については同じ参照符
号を付して説明を省略する。
例について説明する。同様な部分については同じ参照符
号を付して説明を省略する。
【0030】図5においては、図3及び図4におけるヨ
ーク33,34を省略している。そして、フォーカシン
グコイル39、及びチルティングコイル41,42の周
辺部分を断面して示している。したがって、第1乃至第
4のマグネット31a,31b,32a,32bの各々
の形状及び寸法、並びにそれらの配置関係がより明瞭に
表されている。
ーク33,34を省略している。そして、フォーカシン
グコイル39、及びチルティングコイル41,42の周
辺部分を断面して示している。したがって、第1乃至第
4のマグネット31a,31b,32a,32bの各々
の形状及び寸法、並びにそれらの配置関係がより明瞭に
表されている。
【0031】なお、上述ではマグネットを4個用いたも
のを例示したが、これに限らず、合計N(Nは2以上の
奇数)個のマグネットをベース部材とレンズホルダとの
内の一方に少なくとも2ヵ所に分けて保持させればよ
い。
のを例示したが、これに限らず、合計N(Nは2以上の
奇数)個のマグネットをベース部材とレンズホルダとの
内の一方に少なくとも2ヵ所に分けて保持させればよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本発明の光ピックアップ装置によれば、チルティングコ
イルによって、マグネットからの磁束密度をアンバラン
ス化させてチルト方向へレンズホルダ可動させるように
構成したので、反りがある光ディスクに対しても良好な
読み書きを行うことができる。
本発明の光ピックアップ装置によれば、チルティングコ
イルによって、マグネットからの磁束密度をアンバラン
ス化させてチルト方向へレンズホルダ可動させるように
構成したので、反りがある光ディスクに対しても良好な
読み書きを行うことができる。
【0033】また、本発明によれば、フォーカスコイル
及びトラッキングコイルの他に、チルト用コイルを追加
した構造であるため、フォーカスコイル及びトラッキン
グコイルを備えた構造から変更が容易にでき、しかも構
造を簡略化することができる。
及びトラッキングコイルの他に、チルト用コイルを追加
した構造であるため、フォーカスコイル及びトラッキン
グコイルを備えた構造から変更が容易にでき、しかも構
造を簡略化することができる。
【0034】また、本発明によれば、フォーカスコイル
及びトラッキングコイルを備えた構造から変更が容易に
できるので、部品点数や部品価格を最低限度増やすこと
で対応ができる。
及びトラッキングコイルを備えた構造から変更が容易に
できるので、部品点数や部品価格を最低限度増やすこと
で対応ができる。
【0035】更に、本発明によれば、厚形、薄形の光デ
ィスクドライブのいずれにも搭載が可能な光ピックアッ
プ装置を提供することができる。
ィスクドライブのいずれにも搭載が可能な光ピックアッ
プ装置を提供することができる。
【0036】また、本発明によれば、調整駆動装置のマ
グネットの分割数を少なくして磁束密度の減少を防止
し、これによってチルト方向での対物レンズの微調整を
可能にする場合の問題を解消した光ピックアップ装置を
提供することができる。
グネットの分割数を少なくして磁束密度の減少を防止
し、これによってチルト方向での対物レンズの微調整を
可能にする場合の問題を解消した光ピックアップ装置を
提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る光ピックアップ装置
の概要を説明するための説明図である。
の概要を説明するための説明図である。
【図2】図1の光ピックアップ装置を具体的に示した斜
視図である。
視図である。
【図3】図2の光ピックアップ装置の要部を一側から見
た斜視図である。
た斜視図である。
【図4】図2の光ピックアップ装置の要部を他側から見
た斜視図である。
た斜視図である。
【図5】図3及び図4に示した光ピックアップ装置の変
形例を示す一部を省略した斜視図である。
形例を示す一部を省略した斜視図である。
1 レーザダイオード
2 ビームスプリッタ
3 モニタ装置
4 コリメートレンズ
5 立ち上げミラー
6 対物レンズ
7 光ディスク
8 ホトダイオード
10 光学ベース
11 ガイド穴
12 ダイオード取付部
21 アクチュエータベース
22 ダンパベース
23 サスペンションワイヤ
24 レンズホルダ
26 突起
27 コイル支持部材
28a 第1空所
28b 第2の空所
31a 第1のマグネット
31b 第2のマグネット
32a 第3のマグネット
32b 第4のマグネット
34,35 ヨーク
36 マグネットの磁束
37 第1のトラッキングコイル
38 第2のトラッキングコイル
39 フォーカシングコイル
41 第1のチルティングコイル
42 第2のチルティングコイル
43 通電用ワイヤ
A1 所定方向
A2 フォーカス方向
A3 トラック方向
A4 チルト方向
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 安達 忠志
山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5
山形ミツミ株式会社内
Fターム(参考) 5D118 AA16 BA01 EA02 EA03 EB00
EB11 EB13 EB15 ED05 ED08
FA29
Claims (5)
- 【請求項1】 ベース部材と、レンズホルダと、前記レ
ンズホルダを前記ベース部材に可動に支持したホルダ支
持機構と、前記レンズホルダに保持された対物レンズ
と、 前記ベース部材と前記レンズホルダとの内の一方に2ヵ
所に分けて保持された一対のマグネットと、前記ベース
部材と前記レンズホルダとの内の他方に保持されかつ前
記マグネットと協働する複数のコイルとを含み、 前記コイルは、通電時に前記マグネットと協働して前記
レンズホルダにトラック方向の移動力を与えるトラッキ
ングコイルと、前記通電時に前記マグネットと協働して
前記レンズホルダにフォーカス方向の移動力を与えるフ
ォーカシングコイルと、前記通電時に前記マグネットと
協働して前記レンズホルダに前記フォーカス方向と前記
トラック方向とに直交する方向にのびた所定軸心の周り
のチルト方向の移動力を与えるチルティングコイルとを
有していることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項2】 前記マグネットは前記ベース部材に保持
され、前記コイルは前記レンズホルダに保持されている
請求項1に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項3】 前記マグネットは前記所定軸心と平行な
方向で間隔をおいて配置され、前記トラッキングコイル
は前記間隔に挿入されていることを特徴とする請求項1
に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 前記マグネットが、前記所定軸心を直交
する方向に一対が対向して並べられており、一方側にお
ける二つの前記マグネットのそれぞれを囲むよう前記フ
ォーカシングコイルの下側に二つの前記チルティングコ
イルが位置していることを特徴とする請求項3に記載の
光ピックアップ装置。 - 【請求項5】 前記ホルダ支持機構は、一端が前記ベー
ス部材に保持されかつ他端が前記レンズホルダに保持さ
れた複数本のサスペンションワイヤを含み、前記サスペ
ンションワイヤの各々は弾力性を有している請求項1に
記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396604A JP2003196865A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396604A JP2003196865A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003196865A true JP2003196865A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27602650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001396604A Pending JP2003196865A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003196865A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100353432C (zh) * | 2004-05-28 | 2007-12-05 | 三星电子株式会社 | 光学拾取器致动机构和方法,及重现和/或记录装置 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396604A patent/JP2003196865A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100353432C (zh) * | 2004-05-28 | 2007-12-05 | 三星电子株式会社 | 光学拾取器致动机构和方法,及重现和/或记录装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7221523B2 (en) | Optical pickup and optical disk device | |
JPH10334493A (ja) | 光ピックアップアクチュエータ | |
US7543312B2 (en) | Optical pickup device | |
JP2004295932A (ja) | 光ヘッドの対物レンズ駆動装置 | |
JP2004362759A (ja) | 光ピックアップアクチュエータ及びこれを採用した光ディスクドライブ | |
JP2005158161A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP3550547B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPH11312327A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP2004110971A (ja) | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置、及び光ディスク装置 | |
JP2003196865A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2003331443A (ja) | 対物レンズ駆動装置及びそれを備えた光ヘッド | |
US7310289B2 (en) | Actuator for optical pickup of an optical disk drive and a method of using the same | |
JP2003196866A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2003272201A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2004005822A (ja) | 光ピックアップ用アクチュエータ | |
JP2003223732A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
US7636279B2 (en) | Objective lens actuator and optical pickup device having the same | |
JP4564944B2 (ja) | 光ピックアップ | |
JP2009289362A (ja) | 対物レンズアクチュエータおよび光ディスク装置 | |
JP2007102912A (ja) | 光ピックアップ及び光ディスク装置 | |
JP2005182930A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP4569166B2 (ja) | 光ピックアップおよび光ディスク装置 | |
JP2009245476A (ja) | 対物レンズアクチュエータ及び光ディスク装置 | |
JP2002288857A (ja) | 光ピックアップアクチュエータ | |
JP2003196869A (ja) | 対物レンズ駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060517 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060920 |