JP2003196869A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP2003196869A
JP2003196869A JP2001389921A JP2001389921A JP2003196869A JP 2003196869 A JP2003196869 A JP 2003196869A JP 2001389921 A JP2001389921 A JP 2001389921A JP 2001389921 A JP2001389921 A JP 2001389921A JP 2003196869 A JP2003196869 A JP 2003196869A
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JP
Japan
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coil
tilt
objective lens
driving device
lens driving
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JP2001389921A
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Inventor
Noboru Fujita
昇 藤田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単でありながら対物レンズのチルト
補正が可能で、且つ小型で高推力な対物レンズ駆動装置
を提供すること。 【解決手段】 光ビームを集光して集束光を記録媒体に
照射する対物レンズ1とフォーカシングコイル3及びト
ラッキングコイル4とを保持するレンズホルダ2と、複
数の駆動マグネット6を保持するベース台10と、を備
える対物レンズ駆動装置であって、レンズホルダにチル
ト補正用のコイル5を設け、フォーカシングコイル3及
びトラッキングコイル4とチルト補正用コイル5とが複
数駆動マグネット6間に配置されている対物レンズ駆動
装置。また、チルト補正用コイルを2個設けて各チルト
補正用コイル5−1,5−2に流す電流の向きと大きさ
を制御することにより、レンズホルダのチルト方向とチ
ルト量を調節すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に光ビー
ムを集束照射することによって、光学的に情報の記録、
再生、或いは書換え等を行うことのできる光ピックアッ
プに搭載される対物レンズ駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップには、対物レンズを介し
て記録媒体に集光照射される光ビームの集光位置をフォ
ーカシング及びトラッキング方向に制御する為に対物レ
ンズ駆動装置が搭載されている。
【0003】従来の対物レンズ駆動装置について図3に
基づいて説明する。図3において、101は記録媒体に
対して光ビームを集光する対物レンズ、102は対物レ
ンズ101とフォーカシングコイル103及びトラッキ
ングコイル104を保持するレンズホルダである。レン
ズホルダ102は、駆動マグネット106と固定部材1
07と固定基板108が保持されたベース台110に支
持ワイヤ109によって、フォーカシング及びトラッキ
ング方向に移動可能に支持されている。
【0004】次に、上述のように構成された対物レンズ
駆動装置の動作について説明する。フォーカシングコイ
ル103とトラッキングコイル104は2つの駆動マグ
ネット106の間に配置されている。すなわち駆動マグ
ネット106から発生する磁界中にフォーカシングコイ
ル103及びトラッキングコイル104が位置してお
り、この状態においてコイルに電流を流すとレンズホル
ダ102はフォーカシング及びトラッキング方向に移動
するようになっている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の対物レンズ駆動装置によれば、フォーカシング
とトラッキングの2方向しかレンズホルダを動かすこと
が出来ないため、傾きをもった光ディスク、或いは面振
れの大きなディスクに対しては情報の記録再生が不安定
になるという課題が発生する。
【0006】従来の光ディスク(例えばCD)ではディ
スクの傾きに対するマージンが多く、チルトは無視でき
ていたが、高密度の光ディスク(例えば、DVD等)は
レーザーの短波長化、対物レンズの高NA化の影響でチ
ルトに対するマージンが減少するため、対物レンズのチ
ルトやディスクの反り等によるチルトが無視できなくな
り、何らかの方法でチルトを補正する必要が生じる。
【0007】補正方法としては光ピックアップを搭載し
ているシャーシ等を傾斜させてチルトの補正を行うこと
が知られているが、この方法ではシャーシ全体を動かす
ために構成が大掛かりになり、また調整のための空間を
広くとる必要が生じるため、装置の小型化及び薄型化が
困難となっていた。
【0008】この課題に対して、例えば特開平11−3
12327号公報に示すように、フォーカシングコイル
を分割して、それぞれのコイルの推力差によってレンズ
ホルダを傾ける方法、或いは特開2000−22275
5号公報に示すようにチルト補正用の磁気回路を別途設
けることでレンズホルダを傾ける方法がある。
【0009】しかしながら、前者の方法においては、駆
動用とチルト用に同一のコイルを使用するため、駆動ド
ライバにばらつきがあった場合にはチルトをさせない通
常の動作においてもレンズホルダがチルトしてしまうと
いう課題がある。また、フォーカシングコイルを分割し
ていることからフォーカシング方向の駆動推力が低下し
てしまうという課題がある。
【0010】後者の方法においては、前者のような課題
は発生しないものの、チルト補正用の磁気回路を別途配
置するため部品点数が増加してしまい、また、チルト補
正用の磁気回路を配置するスペースが必要であるため、
対物レンズ駆動装置のサイズが大きくなってしまうとい
う課題がある。
【0011】本発明は、上記課題を鑑みて成されたもの
であり、構成が簡単でありながら対物レンズのチルト補
正が可能で、且つ小型で高推力な対物レンズ駆動装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用する。光ビームを集
光して集束光を記録媒体に照射する対物レンズとフォー
カシングコイル及びトラッキングコイルとを保持するレ
ンズホルダと、複数の駆動マグネットを保持するベース
台と、を備える対物レンズ駆動装置であって、前記レン
ズホルダにチルト補正用のコイルを設け、前記フォーカ
シングコイル及び前記トラッキングコイルと前記チルト
補正用コイルとが前記複数駆動マグネット間に配置され
ている対物レンズ駆動装置。
【0013】また、前記対物レンズ駆動装置において、
前記チルト補正用コイルを2個設けて各チルト補正用コ
イルに流す電流の向きと大きさを制御することにより、
前記レンズホルダのチルト方向とチルト量を調節する対
物レンズ駆動装置。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る対物レン
ズ駆動装置について、図1と図2を参照しながら以下説
明する。図1は本発明の実施形態に係る対物レンズ駆動
装置の斜視図であり、図2は本実施形態に係る対物レン
ズ駆動装置の分解斜視図である。
【0015】図1及び図2において、1は対物レンズ、
2はレンズホルダであり、レンズホルダ2には、対物レ
ンズ1とフォーカシングコイル3とトラッキングコイル
4に加えて、本実施形態の特徴であるチルトコイル5−
1,5−2(第3のコイル)が保持されている。
【0016】9はレンズホルダ2を支持する支持ワイヤ
であって、固定部材7に取りつけられた固定基板8に一
端が取り付けられており、固定部材7はベース台10に
固定される。また、ベース台10には複数の駆動マグネ
ット6−1,6−2,6−3が取り付けられており、チ
ルトコイル5−1,5−2側のマグネット6はトラッキ
ング方向に2分割されている(マグネット6−1,6−
2)。レンズホルダ2は一端を固定基板8に固定された
支持ワイヤ9の他端によってフォーカシング及びトラッ
キング方向の中立点に支持されている。
【0017】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置の動作について以下に説明する。レンズホルダ2は複
数の駆動マグネット6−1,6−2,6−3から発生す
る磁界と、フォーカシングコイル3あるいはトラッキン
グコイル4に流れる電流との間に生じる電磁力によって
動作する。
【0018】本発明の実施形態に係る対物レンズ駆動装
置は、レンズホルダ2にチルト用コイル5−1,5−2
を備えており、チルトコイル5−1,5−2は、フォー
カシングコイル3及びトラッキングコイル4と同様に、
複数の駆動マグネット6の間に、即ち駆動マグネット6
−3と駆動マグネット6−1又は6−2との間に、設け
られている(図1の図示構造を参照)。チルトコイル5
はトラッキング方向に2分割されており(チルトコイル
5−1,5−2)、それぞれのコイル巻き方向は逆に設
定されている。この状態においてチルトコイル5−1,
5−2にそれぞれ電流を流すことで、レンズホルダ2を
任意にチルトさせることが可能となる。
【0019】このとき、チルトコイル5−1,5−2に
流す電流の向きや大きさを変えることによりレンズホル
ダ2のチルト方向及びチルト量を変化させることが可能
であり、ディスクの反りや面振れ等により発生するチル
トを補正することができる。ここで、図1と図2に示す
チルトコイルの具体的なコイル巻き方法によると、チル
トコイル5−1,5−2に流す電流を制御することによ
って、フォーカシングコイル3のコイル中心点と対物レ
ンズ1の中心点とを結ぶ線を中心線として、レンズホル
ダ2を回動することができてチルト補正(図示の具体的
構成例ではラジアル方向のチルト補正)を実現すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、レンズホルダに第3の
コイル(チルトコイル)を設け、フォーカシングコイル
及びトラッキングコイルと第3のコイルをベース台に保
持された複数のマグネット間に配置することで、ディス
クの反りや面振れ等により発生するチルトを補正するこ
とができる。
【0021】また、フォーカシング及びトラッキング及
びチルト補正に同じマグネットを使用しているため、チ
ルト補正用の磁気回路を新たに設ける必要が無く部品点
数の増加を最小限に抑えることができ、且つ対物レンズ
駆動装置を小型に構成することが可能となる。
【0022】また、チルトコイルを別途に設けたことに
より、フォーカシングコイルを分割する必要が無いため
フォーカシング駆動推力が低下しない。これにより高倍
速ドライブへの対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る対物レンズ駆動装置の
分解斜視図である。
【図3】従来技術における対物レンズ駆動装置を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1,101 対物レンズ 2,102 レンズホルダ 3,103 フォーカシングコイル 4,104 トラッキングコイル 5 チルトコイル(第3のコイル) 6,106 駆動マグネット 7,107 固定部材 8,108 固定基板 9,109 支持ワイヤ 10,110 ベース台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを集光して集束光を記録媒体に
    照射する対物レンズとフォーカシングコイル及びトラッ
    キングコイルとを保持するレンズホルダと、複数の駆動
    マグネットを保持するベース台と、を備える対物レンズ
    駆動装置であって、 前記レンズホルダにチルト補正用のコイルを設け、 前記フォーカシングコイル及び前記トラッキングコイル
    と前記チルト補正用コイルとが前記複数駆動マグネット
    間に配置されていることを特徴とする対物レンズ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の対物レンズ駆動装置に
    おいて、 前記チルト補正用コイルを2個設けて各チルト補正用コ
    イルに流す電流の向きと大きさを制御することにより、
    前記レンズホルダのチルト方向とチルト量を調節するこ
    とを特徴とする対物レンズ駆動装置。
JP2001389921A 2001-12-21 2001-12-21 対物レンズ駆動装置 Pending JP2003196869A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186587A (ja) * 2008-05-07 2008-08-14 Sumida Corporation 対物レンズ駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008186587A (ja) * 2008-05-07 2008-08-14 Sumida Corporation 対物レンズ駆動装置

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