JP2003195937A - プラント遠隔制御システム - Google Patents

プラント遠隔制御システム

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JP2003195937A
JP2003195937A JP2001390424A JP2001390424A JP2003195937A JP 2003195937 A JP2003195937 A JP 2003195937A JP 2001390424 A JP2001390424 A JP 2001390424A JP 2001390424 A JP2001390424 A JP 2001390424A JP 2003195937 A JP2003195937 A JP 2003195937A
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真孝 ▲柳▼田
Masataka Yanagida
Yujiro Shimizu
祐次郎 清水
Shinichiro Hori
慎一郎 堀
Keiichiro Osada
啓一郎 長田
Atsushi Tani
篤史 谷
Yoshinori Kaima
義則 貝間
Katsuyoshi Maemoto
勝由 前本
Yasushi Morishita
靖 森下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プラント内の装置の故障に対して、迅速に対
応できるシステムを提供する。 【解決手段】 本発明のプラント遠隔制御システムは、
複数の装置20a−iと、複数の装置のうちの少なくと
も一つの装置の運転状況を監視する運転状況監視装置2
0bc−iとを有するプラント20−iと、複数の携帯
端末10−iと、複数の携帯端末の各々は、対応する携
帯端末の現在位置を検出するための位置検出部を有し、
交通情報を格納するための交通情報Webサーバ60
と、運転状況監視装置20bc−iによって監視された
装置の運転状況を示すプラント情報から装置の故障が検
出されたとき、装置の位置、複数の携帯端末の現在位
置、及び交通情報Webサーバに格納されている交通情
報とに基づいて、複数の携帯端末のうちの少なくとも1
つを特定し、特定された携帯端末に、故障の内容と故障
の対処方法とを含む故障情報を送信する中央管理所30
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント遠隔制御
システムに関し、特にプラント内の装置に発生した故障
への対応を、従来と比較して迅速に行うことの可能なシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔監視システムに関する技術が、特開
平8−97936号に記載されている。
【0003】この従来技術によれば、遠隔監視システム
は、遠隔制御装置と非常通報装置とを具備している。遠
隔制御装置は、携帯電話機にて受信された異常情報の内
容に応じた報知を行い、携帯電話機から住居に設置され
た各種機器を制御する制御信号を送信する。非常通報装
置は、住居に設置された火災センサ、ガス漏れセンサ又
は防犯センサ等の各種センサからの検出信号を受けるこ
とにより、検出信号に応じた異常情報を、電話回線を介
して携帯電話機へ送出する。また、非常通報装置は、電
話回線を介して取込んだ遠隔制御装置からの制御信号に
従って、各種機器の制御を行う。
【0004】遠隔制御装置は、制御信号出力手段と報知
手段とを有しており、非常通報装置は、電話番号記憶手
段と、異常情報出力手段と、制御手段とを有している。
制御信号出力手段は、非常通報装置と携帯電話機との間
の通話路完成後に、各種機器のうち任意のものを制御す
るキー操作によるキー信号を受け取ることにより、キー
信号に応じた制御信号を携帯電話機から送信させるもの
である。報知手段は、非常通報装置と携帯電話機との間
の通話路完成後に、非常通報装置からの異常情報を携帯
電話機より受けることにより、異常情報の内容に応じた
報知を行うものである。電話番号記憶手段は、携帯電話
機の電話番号を記憶するものである。異常情報出力手段
は、火災センサ、ガス漏れセンサ又は防犯センサ等の各
種センサからの検出信号を受けると、電話番号記憶手段
に記憶された携帯電話機の電話番号の発信を行い、通話
路完成後に検出信号に応じた異常情報を送出するもので
ある。制御手段は、携帯電話機との通話路完成後に、携
帯電話機から送信された遠隔制御装置からの制御信号を
取込み、その制御信号に基づいて各種機器を制御するも
のである。
【0005】自動車の遠隔制御システムに関する技術
が、特開平10−55496号に記載されている。
【0006】この従来技術によれば、自動車の遠隔制御
システムは、自動車と、自動車の利用者が携帯可能な携
帯通信端末と、自動車と携帯端末間の通信媒体とから構
成されている。自動車は、自動車の利用者が自動車から
離れた場所にいるときに自動車の状態を検出するための
複数の検出手段と、それらの検出手段からデータを収集
する手段と、収集したデータを記録する手段とを具備し
ている。また、自動車は、収集したデータを分析して自
動車の車内または車体の周囲に異常が発生していないか
判断する手段と、利用者への通知先を登録する手段を具
備している。更に、自動車は、判断手段が異常を検出し
た場合に自動車から離れた場所にいる利用者に異常の発
生を通知する手段、及び利用者からの現在の問い合わせ
を受信し、記録手段に記録された自動車の現在の状態を
利用者に送信する手段を具備している。以上の手段か
ら、双方向に通信可能な第1の通信手段が構成される。
利用者が携帯可能な携帯通信端末は、自動車の第1の通
信手段と双方向に通信可能な第2の通信手段を具備して
いる。第1の通信手段と第2の通信手段とは、通信媒体
を介して双方向に通信可能となっている。
【0007】自動車の有する手段には、上記の他に、自
動車に搭載される各種の装置類を操作する手段と、判断
手段により検出した異常に対して装置類を使用して対処
する方法を決定する手段とがある。
【0008】遠隔監視システムに関する技術が、特開平
11−335020号に記載されている。
【0009】この従来技術によれば、建物に設置された
保守対象をセンタから遠隔監視する遠隔監視システムに
おいて、建物には、保守対象に保守の必要が生じた場合
に、保守要求信号をセンタに送信する保守要求信号送信
手段が設けられている。また、センタには、保守チーム
位置情報取得手段と、建物位置情報取得手段と、選択手
段とが設けられている。保守チーム位置情報取得手段
は、1または複数の保守員からなる複数の保守チームか
ら各々発信される情報に基づき、それら保守チームの現
在位置を表す保守チーム位置情報を取得するものであ
る。建物位置情報取得手段は、保守要求信号を受信する
場合に、保守要求信号を送信してきた建物の位置を表す
建物位置情報を取得するものである。選択手段は、保守
要求信号を受信する場合に、保守チーム位置情報と建物
位置情報取得手段とに基づいて少なくとも一つの保守チ
ームを選択するものである。
【0010】樋門監視システムに関する技術が、特開平
10−266160号に記載されている。
【0011】この従来技術によれば、樋門監視システム
は、データ監視装置と遠隔制御装置とから構成されてい
る。データ監視装置は、樋門側に設置され、各種のセン
サを用いて水位、流向、樋門開度などの所望のデータを
検出し、携帯電話回線を通じて遠隔監視装置側に伝送す
る。また、データ監視装置は、携帯電話回線を通じて遠
隔監視装置から送られてくる樋門の開閉指示信号に基づ
いて樋門の開閉操作を行う。遠隔制御装置は、データ監
視装置と携帯電話回線を介して結ばれ、携帯電話回線を
通じて送られてくる各種の検出データを所定の方法で表
示する。また、遠隔制御装置は、携帯電話回線を通じて
樋門の開閉指示信号をデータ監視装置へ送出する。
【0012】従来、プラント(排水機場等)において
は、中央の遠隔制御装置から、プラントに設置されてい
る各機器の遠隔制御を行うシステムが用いられている。
遠隔制御システムにおいては、光ファイバー網等のネッ
トワーク環境の整備に伴って監視機能が強化されてい
る。この遠隔制御システムは、各機器での監視・操作信
号を中央の遠隔制御装置にネットワークで伝送するもの
であり、遠隔制御装置に設置されている操作盤から、各
機器に設置されている操作盤と同様の操作を行うことを
可能にしている。
【0013】従来の遠隔監視システムにおける携帯電話
10−i、及び中央管理所の構成をそれぞれ図12、及
び図13に示す。従来の遠隔監視システムにおける携帯
電話10−iは、無線通信制御部10a、ベースバンド
部10b、制御部10c、入力部10d、表示部10
e、音声部10f、メモリ部10g、遠隔監視制御部1
0hを有している。遠隔監視制御部10hは、位置検出
部10haを有している。
【0014】従来の遠隔監視システムにおける中央管理
所30は、位置検索装置30a、交通情報監視装置30
b、予測診断装置30c、運転支援装置30d、第1通
信制御部30e、第2通信制御部30fを有している。
運転支援装置30dは、記憶部DB、検出部30daを
有している。
【0015】従来の従来の遠隔監視システムでは、携帯
電話10−i及び中央管理所30において、プラント2
0−i内の装置の故障に対処するための機能は設けられ
ていない。この遠隔監視システムにおいては、プラント
内の機器の故障時には、中央の遠隔制御装置において故
障を検出し、故障内容の確認を行った後に、操作員へ電
話による対応連絡を行っている。従って、故障時には中
央の遠隔制御装置を経由する必要があることから、故障
への対応は必ずしも迅速には行われていなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無人
のプラント内における機器の故障時に、その故障への対
応を迅速に行うことができ、結果的に故障の影響が軽減
できるシステムを提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、無人のプラント内に
おける機器が故障した際に、故障後すぐに復旧対応がで
き、結果的に保守員の負担、及び故障の影響を軽減でき
るシステムを提供することにある。
【0018】本発明の更に他の目的は、プラント内の各
機器の操作員として登録されている者に対する位置情報
を取得することで、的確な人員配置の計画を立てること
のできるシステムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0020】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)は、複数の装置(20a−i)と、前記複数の装置
(20a−i)のうちの少なくとも一つの装置の運転状
況を監視する運転状況監視装置(20bc−i)とを有
するプラント(20−i)と、複数の携帯端末(10−
i)と、前記複数の携帯端末(10−i)の各々は、対
応する携帯端末(10−i)の現在位置(74)を検出
するための位置検出部(10ha)を有し、交通情報
(72)を格納するための交通情報Webサーバ(6
0)と、前記運転状況監視装置(20bc−i)によっ
て監視された前記装置(20a−i)の前記運転状況を
示すプラント情報(71)から前記装置(20a−i)
の故障が検出されたとき、前記装置(20a−i)の位
置、前記複数の携帯端末(10−i)の前記現在位置
(74)、及び前記交通情報Webサーバ(60)に格
納されている前記交通情報(72)とに基づいて、前記
複数の携帯端末(10−i)のうちの少なくとも1つを
特定し、前記特定された携帯端末(10−i)に、前記
故障の内容(75)と前記故障の対処方法(76)とを
含む故障情報(82)を送信する中央管理所と(30)
を具備する。
【0021】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)において、前記故障は、前記携帯端末(10−i)
に対する入力操作によって対処が行われる第1故障(1
B)と前記装置(20a−i)に対する直接の復旧処理
によって対処が行われる第2故障(3B、2B)とを含
んでいる。
【0022】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)において、前記携帯端末(10−i)は、更に表示
部(10e)と、前記故障の内容(75)と前記故障の
対処方法(76)とを前記表示部(10e)に表示する
故障対応処理部(10hb)と、前記第1故障(1B)
への対処である前記入力操作を行うための入力部(10
d)と、前記入力部(10d)から前記入力操作を示す
操作信号(77)を受信し、受信した前記操作信号(7
7)に対応した画面(78)を前記表示部(10e)に
表示する認識信号処理部(10hc)と、前記第2故障
(2B、3B)への対処の終了後、前記第2故障(2
B、3B)への対処時に作動が停止された前記装置(2
0a−i)の再起動を要求する再起動要求信号を前記中
央管理所(30)に送信する復旧処理部(10hd)と
を具備する。
【0023】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)において、前記中央管理所(30)は、前記プラン
ト情報(71)から前記装置(20a−i)の故障を検
出する検出部(30da)と、前記故障の対処方法(7
6)を記憶する記憶部(5DB)と、前記装置(20a
−i)の位置、前記複数の携帯端末(10−i)の前記
現在位置(74)、及び前記交通情報Webサーバ(6
0)に格納されている前記交通情報(72)とに基づい
て、前記複数の携帯端末(10−i)のうちの少なくと
も1つを特定する人員配置部(30dc)と、前記検出
部(30da)が検出した前記故障に対応する前記故障
の対処方法(76)を前記記憶部(5DB)から抽出
し、抽出した前記故障の対処方法(76)及び前記故障
の内容(75)を含む故障情報(82)を、前記人員配
置部(30dc)が特定した前記携帯端末(10−i)
へ送信する故障処理部(30db)とを具備する。
【0024】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)において、前記中央管理所(30)は、前記特定し
た携帯端末を所持する操作員(11−i)に前記故障の
発生を通知するための故障通知(89)を前記故障情報
(82)と共に送信する。
【0025】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)において、前記携帯端末(10−i)は、音声部
(10e)と他設備対応処理部(10he)とを更に具
備し、前記他設備対応処理部(10he)は、前記操作
員(11−i)による前記装置(20a−i)の前記故
障への対処時に、前記装置(20a−i)以外の他の装
置に対する前記故障への対処が必要となった場合、前記
他の装置に関する前記故障の内容(75)及び前記対処
方法(76)を含む故障通知(89)を前記音声部(1
0e)から音声出力する。
【0026】本発明のプラント遠隔制御システム(10
0)において、記憶部(4DB)を有するプラント情報
Webサーバ(70)を更に具備し、前記中央管理所
(30)は、前記プラント情報(71)を前記プラント
情報Webサーバ(70)に送信し、前記プラント情報
(71)から前記故障を検出したとき、前記プラント情
報(71)に加え、更に、検出した前記故障の内容(7
5)と前記対処方法(76)を前記プラント情報Web
サーバ(70)に送信し、前記プラント情報Webサー
バ(70)は、前記中央管理所(30)から受信した前
記プラント情報(71)、前記故障の内容(75)、及
び前記対処方法(76)を前記記憶部(4DB)に格納
し、前記複数の携帯端末(10−i)の各々は、前記プ
ラント情報Webサーバ(70)に前記プラント情報
(71)、前記故障の内容(75)、及び前記対処方法
(76)の送信を要求する要求信号(91)を送信し、
前記プラント情報Webサーバ(70)は、前記要求信
号(91)に応答して、前記プラント情報(71)、前
記故障の内容(75)、及び前記対処方法(76)を、
前記携帯端末(10−i)に送信する。
【0027】請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプ
ラント遠隔制御システム(100)において、前記第1
故障(1B)及び前記第2故障(2B,3B)を含む複
数の前記故障が前記プラント(20−i)内に存在し、
前記人員配置部(30dc)の選定した前記操作員(1
1−i)の数が複数である場合、前記故障への対応のた
めの操作は、前記操作員(11−i)のうちのいずれか
一人の操作員(11−i)に所持される前記携帯端末
(10−i)への前記入力操作によって前記第1故障
(1B)への対応を行うステップ(SA)と、前記装置
(20a−i)に対し、直接に前記第2故障(2B,3
B)への対応を行うステップ(SB)と、前記復旧処理
信号(81)を前記中央管理所(30)へ送信するステ
ップ(SC)とを具備する。
【0028】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明によ
るプラント遠隔制御システム100の実施の形態を以下
に説明する。
【0029】図1に、本発明のプラント遠隔制御システ
ム100に係る実施の形態の構成図を示す。本発明のプ
ラント遠隔制御システム100は、排水機場、樋門を含
んだ河川の制御に対する適用を主な目的としている。こ
のプラント遠隔制御システム100は、携帯電話10−
i(i=1,2,…,n)を所持する操作員11−i
(i=1,2,…,n)、プラント20−i(i=1,
2,…,n)、中央管理所30、気象情報Webサーバ
50、交通情報Webサーバ60、プラント情報Web
サーバ70、インターネット80、GPS衛星90から
構成されている。
【0030】図2に、本発明のプラント遠隔制御システ
ム100において使用される携帯電話10−iの構成図
を示す。携帯電話10−iは、無線通信制御部10a、
ベースバンド部10b、制御部10cを含んでいる。携
帯電話10−iは、入力部10d、表示部10e、音声
部10f、メモリ部10g,遠隔監視制御部10hを更
に含んでいる。
【0031】携帯電話10−iの無線通信制御部10a
は、中央管理所30を介してインターネット60と接続
されている無線回線網と、携帯電話10−iとのインタ
ーフェース部分である。無線通信制御部10aは、無線
(電波)により情報を受信し、あるいは送信する。
【0032】ベースバンド部10bは、無線通信制御部
10aが受信した信号を制御部10cが使用できる形式
へ変換して出力し、制御部10cからの出力信号を無線
通信制御部10aから送信可能な形式へ変換して出力す
る。
【0033】また、制御部10cは、音声部10e、入
力部10dから入力された情報をベースバンド部10b
に出力して電話機として機能する。更に、制御部10c
は、遠隔監視制御部10hに指示された内容を実行す
る。
【0034】表示部10dは、制御部10cから出力さ
れたプラント情報71(プラント20−i内に設置され
る装置20a−iの運転状況を含む)を表示する。音声
部10eは、プラント情報71の音声出力を行う。メモ
リ部10fは、インターネット60を介して取得したプ
ラント情報71、交通情報72、気象情報73を記憶す
る。また、メモリ部10fは、中央管理所30から受信
した、故障の内容75及び故障への対処方法76も記憶
する。
【0035】遠隔監視制御部10hは、位置処理部10
ha、故障対応処理部10hb、認識信号処理部10h
c、復旧信号処理部10hd、他設備対応処理部10h
eを有している。
【0036】位置検出部10haは、無線通信制御部1
0aがGPS衛星90から受信した電波に基づき、携帯
電話10−iの位置を検出する。また、位置検出部10
haは、中央管理所30に、検出した位置を示す現在位
置74を送信する。但し、位置処理部10haは、必ず
しも遠隔監視処理部10hに備えられる必要はなく、中
央管理所30の位置検索装置30aが、携帯電話(PH
S等)10−iの位置情報通知サービスを利用して、現
在位置74を取得するようにすることも可能である。
【0037】故障対応処理部10hbは、メモリ部10
fが記憶しているプラント情報71、交通情報72、気
象情報73、故障の内容75、故障への対処方法76
(以下、これら全てを指すときには「プラント情報71
等」と記す)を表示部10dに表示する。また、故障対
応処理部10hbは、メモリ部10fが記憶しているプ
ラント情報71等のガイダンスを、音声部10eからの
音声出力により行う。
【0038】以下の説明において、重故障3Bとは故障
した装置20a−iに対し、携帯電話10−iへの入力
操作による対処が出来ず、直接の復旧処理が必要となる
故障のことである。重故障3Bに対する復旧処理の際に
は、プラント20−iに含まれる装置20a−i全ての
起動を、一時停止する必要がある。中故障2Bの場合も
故障した装置20a−iに対して携帯電話10−iへの
入力操作による対処が出来ず、直接の復旧処理が必要と
なる。但し、中故障2Bに対する復旧処理の際には、故
障が起こった装置20a−iにより作動される部分の
み、起動を停止する必要があり、全ての装置の起動を停
止する必要はない。軽故障1Bとは、携帯電話10−i
への入力操作による対処が可能な故障である。軽故障1
Bへの対処時には、必ずしも装置の起動を停止する必要
はない。
【0039】認識信号処理部10hcは、操作員11−
iが携帯電話10−iの入力部10gを用いて行った軽
故障1Bへの対応操作(携帯電話10−iへの入力操
作)を示す操作信号77を、入力部10gから受信す
る。また、認識信号処理部10hcは、操作信号77に
対応した画面78を表示部10dに表示する。更に、認
識信号処理部10hcは、操作信号76に対応した音声
79を音声部10eから音声出力する。
【0040】復旧信号処理部10hdは、プラント本体
20a−i内の装置に対する故障への対応の終了後、操
作員11−iが携帯電話10−iの入力部10gに入力
した、装置20a−iの再起動を行うための復旧処理信
号81を、運転支援装置30dへ送信する。
【0041】他設備対応処理部10heは、操作員11
−iが故障情報82を基にプラント本体20a−i内の
いずれかの装置の故障への対応を行っている際(もしく
は対応の終了後)に、その対応の過程で発生した他の装
置20a−iの故障に対する故障情報82を含む故障通
知89を、音声部10eから音声出力する。故障通知8
9とは、操作員11−iに対して故障の発生を通知する
ためのものである。この場合の故障とは、重故障3B、
中故障2B、軽故障1Bのいずれでもよい。尚、具体的
な故障への対処方法76は、故障対応処理部10hbに
よって表示部10dに表示(もしくは音声部10eに音
声出力)される。
【0042】以下の説明では、特に必要のある場合以外
は、携帯電話10−i内の構成要素は、全て「携帯電話
10−i」と表すこととする。また、携帯電話10−i
内の構成要素の間で行われる詳細な動作(例えば、ベー
スバンド部10bから制御部10cへの情報送信等)の
説明も、特に必要のある場合以外は省略する。
【0043】プラント20−iは、複数の装置20a−
i、運転支援用センサ20b−i、運転支援用カメラ2
0c−i、機側制御装置20d−iを有している。尚、
図1では1個から構成されているが、実際には複数の装
置20a−iがプラント20−i内に設置されている。
【0044】プラント20−iは、各種の装置20a−
iを含んでおり、機側制御装置20c−iの指示、もし
くは各装置に設置される操作盤により運転される。各種
の装置には、樋門を含む排水機場において使用される装
置が含まれており、具体的には除塵機、ポンプ、減速
機、ガスタービン、ディーゼルエンジン等が挙げられ
る。
【0045】運転支援用センサ20b−iは、プラント
20−i内に含まれる装置20a−iの運転状況を監視
し、その監視結果に基づいたセンサ信号83を中央管理
所30の運転支援装置30dに出力するものであり、少
なくともいずれか一つの装置の運転状況を監視してい
る。装置の運転状況には、例えば除塵機に設置され、除
塵機のモータの回転速度を監視している運転支援用セン
サ20b−iであれば、モータの回転速度の測定結果が
含まれている。
【0046】運転支援用カメラ20c−iは、プラント
20−i内に含まれる装置20a−iの動画映像(この
動画映像は、運転状況を表している)を撮影し、その撮
影結果に基づいた映像信号84を機側制御装置20d−
iに出力する。運転支援用カメラ20c−iは、少なく
ともいずれか一つの装置に対する動画映像を撮影してい
る。機側制御装置20d−iに出力された映像信号84
は、更に運転支援装置30dに出力される。装置の動画
映像には、例えば除塵機に設置されている運転支援用カ
メラ20c−iであれば、除塵機の捕獲面の撮影結果が
含まれる。この動画映像は、音を含むものとすることが
可能である。
【0047】以下、運転支援用センサ20b−iと運転
支援用カメラ20c−iとを合わせて、運転状況監視装
置20bc−i(i=1,2,…n)と呼称することが
ある。
【0048】機側制御装置20d−iは、操作員11−
iにより操作される。操作員11−iは、機側制御装置
20d−iの表示部20d1−iに表示されたプラント
20−i内の装置20a−iの状況及び動画映像を確認
し、機側制御装置20d−iの入力部20d2−iを用
いて、装置に対する操作を行う。この操作には、重故障
3Bもしくは中故障2Bに対する復旧処理を含ませるこ
とが出来る。但し、この復旧処理は、必ずしも入力部2
0d2−iを用いて行われるものではなく、操作員11
−iが直接に故障の起こった装置に対して、故障情報8
2(故障の内容75と対処方法76とを含む)を基に行
う場合もある。
【0049】図3に、本発明のプラント遠隔制御システ
ム100に係る中央管理所30の構成を示す。中央管理
所30は、位置検索装置30a、交通情報監視装置30
b、予測診断装置30c、運転支援装置30dから構成
される。これらはそれぞれ異なる機能をもつ情報処理装
置で構成され、互いにLANを介して接続されている。
尚、必ずしも機能毎に異なる情報処理装置は必要でな
く、1個の情報処理装置に複数の異なる機能をもたせる
ことも可能である。
【0050】中央管理所30は、第1通信制御部30e
及び第2通信制御部30fを更に有している。第1通信
制御部30eは、インターネット80に接続されてい
る。第2通信制御部30fは、光ファイバー回線網11
0を介して機側制御装置20d−iに接続されている。
【0051】位置検索装置30aは、携帯電話10−i
の各々の位置を取得する。尚、位置検索装置30aは、
携帯電話10−iと通信して、携帯電話10−iからそ
の現在位置74を取得することが可能である。また、位
置検索装置30aは、携帯電話10−iの位置情報通知
サービスを使用して現在位置74を取得することも可能
である。位置検索装置30aが取得した現在位置74
は、第1通信制御部30eを介して人員配置部30dc
へ出力される。
【0052】交通情報監視装置30bは、交通情報We
bサーバ50から道路状況85と運行状況86とを取得
する。また、交通情報監視装置30bは、取得した道路
状況85と運行状況86とを、第1通信制御部30eを
介して人員配置部30dcへ出力する。
【0053】予測診断装置30cは、気象情報Webサ
ーバ50から出力された気象情報73を基に、プラント
20−iにおいて予想される雨量、河川水位、及び河川
水量等を含む気象情報73を導出する。導出された気象
情報73は、予測診断装置30dにより、第1通信制御
部30eを介して携帯電話10−iへ出力される。
【0054】運転支援装置30dは、第5記憶部5D
B、検出部30da、故障処理部30db、人員配置部
30dcを有している。
【0055】運転支援装置30eの第5記憶部5DBが
格納している情報を図4に示す。第5記憶部5DBは、
様々な種類の故障の内容75と、対処方法76とを格納
している。故障は、重故障3B(3B−1、3B−2、
3B−3)、中故障2B(2B−1、2B−2、2B−
3)、及び軽故障1B(1B−1、1B−2、1B−
3)に分類される。
【0056】検出部30daは、第2通信制御部30f
から受信したセンサ信号83と映像信号84とを含むプ
ラント情報71から、プラント20−i内における装置
20a−iの故障を検出する。更に、検出部30da
は、検出した故障の内容75を故障処理部30dbに出
力する。尚、検出部30daは、プラント情報71を基
に、プラント20−i内における装置20a−iには、
故障が起こっていないものと判断する場合もあり、その
場合には故障の内容75の出力は行わない。
【0057】故障処理部30dbは、検出部30daか
ら入力した故障の内容75に対応する対処方法76を第
5記憶部5DBから検索し、抽出する。更に、故障処理
部30dbは、抽出した対処方法76、及び故障の内容
75を第1通信制御部30eに出力する。
【0058】人員配置部30dcは、交通情報監視装置
30bが取得した現在位置74、道路状況85、運行状
況86、プラント20−iの位置に基づいて、各操作員
11−iが各プラント20−iに到達するための所要時
間を導出する。すなわち、人員配置部30dcは、各操
作員11−i毎に、使用することの可能な交通手段を用
いて各プラント20−iに行く行程を複数導出し、その
行程のうち最短時間でプラント20−iに到着可能な最
短行程88がどれであるかを判断する。
【0059】人員配置部30dcは、その判断結果を基
にして図5に示す表を作成する。この表には、各操作員
11−iの識別番号10IDと最短行程88とが含まれ
ている(識別番号10IDは、予め記憶している)。人
員配置部30dcは、図5に示す表から故障に対応可能
な操作員11−iのうちで、故障の発生しているプラン
ト20−iに最短時間で到着可能な操作員40−iを少
なくとも一人特定する。人員配置部30dcは、特定し
た操作員11−iの所持する携帯電話10−iの識別番
号10IDを第1通信制御部30eに出力する。
【0060】第1通信制御部30eは、人員配置部30
dcから識別番号10IDを受信し、故障処理部30d
bから故障の内容75と対処方法76とを受信する。ま
た、第1送受信部30eは、人員配置部30dcから受
信した識別番号10IDを基に、故障の内容75と対処
方法76とを携帯電話10−iへ送信する。
【0061】第1通信制御部30eは、位置検索装置3
0aから入力した現在位置74、交通情報監視装置30
bから入力した交通情報72を、それぞれ人員配置部3
0dcに出力する。また、第1通信制御部30eは、予
測診断装置30cから入力した気象情報73を故障の内
容75、及び対処方法76と共に携帯電話10−iへ送
信する。
【0062】第2送受信部30fは、機側制御装置20
d−iからセンサ信号83と映像信号84を受信する。
また、第2送受信部30fは、受信したセンサ信号83
と映像信号84を検出部30daへ送信する。
【0063】インターネット80に接続される気象情報
Webサーバ50は、気象庁または気象予報士に属する
ものであり、インターネット80に気象情報(天気予報
を含む)73を公開している。公開される情報は、図6
に示す第1記憶部1DBに格納されている。
【0064】第1データベース1DBは、気象区域識別
子1DB−1、対応する気象区域の気象情報73を格納
している。気象区域識別子1DB−1は、気象庁が天気
予報の放送を行う際に使用する地域区分名称である。地
域区分名称は、例えば埼玉県北部、埼玉県南部のような
ものである。気象情報73は、気象区域識別子1DB−
1の示す地域の天気、気温等を示したものであり、出来
るだけ詳細なものであることが望ましい。尚、気象情報
73は随時更新されている。
【0065】交通情報Webサーバ60は、道路の渋滞
情報及び電車の運行状況を含む交通情報を監視している
業者または団体に属しており、インターネット80にそ
の交通情報を公開している。公開される情報は、図7に
示す第2記憶部2DB、及び図8に示す第3記憶部3D
Bに格納されている。
【0066】第2記憶部2DBは、道路区域識別子2D
B−1、道路状況85を格納している。道路区域識別子
2DB−1は、例えば首都高速道路のような道路の名
称、もしくは東京23区、神奈川県東部のような区域の
名称で構成することが出来る。道路状況85は、対応す
る道路区域識別子2DB−1の示す道路、もしくは道路
区域識別子2DB−1の示す区域に所在する道路の混雑
状況を示すものであり、出来るだけ詳細であることが望
ましい。尚、道路状況85は随時更新されている。
【0067】第3記憶部3DBは、電車の名称(東北
線、高崎線等)を示す電車識別子3DB−1、電車識別
子3DB−1に対応する電車の運行状況86を格納して
いる。運行状況86は、(a)通常運行か、もしくは
(b)遅延が発生している場合には、その遅延状況を示
すもののいずれかである。尚、運行状況86は随時更新
されている。
【0068】気象情報Webサーバ50、及び交通情報
Webサーバ60に格納されている情報は、直接プラン
ト20−iへ出向いて対応することの必要な故障(重故
障3B、もしくは中故障2B)が発生した際に、その故
障への対応を行う操作員11−iへの支援情報87とし
て用いられる。操作員11−iは必要に応じて、この支
援情報87を、携帯電話10−iを用いて参照すること
が出来る。
【0069】もしくは、交通情報Webサーバ60に格
納されている情報については、人員配置部30dcにお
いて、各操作員11−iがプラント20−iへ向かう際
の、最短の所要時間を導出する際のデータとしても用い
られる。交通情報Webサーバ50に格納されている情
報は、随時、中央管理所30の所員の操作により、交通
情報監視装置30bを介して人員配置部30dcへ出力
される。
【0070】また、気象情報Webサーバ50に格納さ
れている気象情報73については、中央管理所30の予
測診断装置30dで、プラント20−iにおいて予想さ
れる雨量、河川水位、及び河川水量等の情報を導出する
際のデータとしても用いられる。気象情報Webサーバ
50に格納されている情報は、随時、中央管理所30の
所員の操作によって予測診断装置30dへ出力される。
【0071】尚、図1においては、気象情報Webサー
バ50及び交通情報Webサーバ60はそれぞれ1個で
構成されているが、この数には限らない。例えば、交通
情報Webサーバ60は、道路状況85を格納している
サーバと、運行状況86を格納しているサーバを含め
た、複数のサーバから構成されていてもよい。
【0072】プラント情報Webサーバ60は、図9に
示す第4記憶部4DBを有している。第4記憶部4DB
は、各プラント20−i毎にプラント情報71、故障の
内容75、対処方法76を格納している。第4記憶部4
DBに格納されている情報は、操作員11−iによって
随時、もしくは必要に応じて携帯電話10−iから参照
される。尚、プラント20−5に対する故障の内容7
5、及び対処方法76が×となっているのは、対応する
プラント内の装置20a−5に、故障が発生していない
ことを示している。
【0073】第4記憶部4DBに格納されているプラン
ト情報71、故障の内容75、対処方法76は、中央管
理所30の運転支援装置30dから第1通信制御部30
eを介して送信されたものである。但し、故障の内容7
5、対処方法76は、運転支援装置30dがプラント情
報71から故障を検出したときのみ、プラント情報We
bサーバ60に送信され、第4記憶部4DBに格納され
る。
【0074】操作員11−iは、必要に応じて携帯電話
10−iを用い、プラント情報Webサーバ60に対し
てプラント情報71、故障の内容75、対処方法76の
送信を要求するための要求信号91を送信する。プラン
ト情報Webサーバ60は、その要求信号91に応答し
て、プラント情報71、故障の内容75、対処方法76
を携帯電話10−iへ送信する(故障の内容75、及び
対処方法76が含まれないときは、プラント情報71の
みが送信される)。
【0075】次に、図10を基にして、本発明のプラン
ト遠隔監視システム100に係る実施の形態の動作を説
明する。
【0076】運転状況監視装置20bc−iは、センサ
信号83と映像信号84とを機場操作装置20d−iに
送信する(ステップS1)。機場操作装置20d−i
は、更に、光ファイバー網110を介して、運転支援装
置30dの検出部30aにセンサ信号83と映像信号8
4とを含むプラント情報71を送信する(ステップS
2)。検出部30aは、プラント情報71から、プラン
トに含まれる装置20a−iのうちのいずれかに故障が
発生したことを検知する(ステップS3)。検出部30
daは、検出した故障の内容75を故障処理部30db
に出力する(ステップS4)。故障処理部30dbは、
故障の内容75に対応する対処方法76を第5記憶部5
DBから検索し、抽出する(ステップS5)。故障処理
部30dbは、抽出した対処方法76、及び故障の内容
75を第1通信制御部30eに出力する(ステップS
6)。
【0077】ステップS4からステップS6までの動作
と平行して、ステップS4aからステップS6aまでの
動作が行われる。
【0078】人員配置部30dcは、各操作員11−i
毎に、使用することの可能な交通手段を用いて各プラン
ト20−iに行く行程を複数導出し、その行程のうち最
短時間でプラント20−iに到着可能な最短行程88が
どれであるかを判断する(ステップS4a)。人員配置
部30dcは、図9に示す表から故障に対応可能な操作
員11−iのうちで、故障の発生しているプラント20
−iに最短時間で到着可能な操作員11−iを少なくと
も一人特定する(ステップS5a)。人員配置部30d
cは、特定した操作員11−iの所持する携帯電話10
−iの識別番号10IDを第1通信制御部30eに出力
する(ステップS6a)。
【0079】第1通信制御部30eは、識別番号10I
Dに基づいて、故障情報82及び故障通知89を携帯電
話10−iへ送信する(ステップS7)。携帯電話10
−iを所持する操作員11−iは、故障情報82を基
に、故障への対処を行う(ステップS8)。
【0080】尚、重故障3B、中故障2B、軽故障1B
を含む複数の故障がプラント20−iに存在し、かつ人
員配置部30dcの選定した操作員11−iの数が複数
である場合、故障への対応は図11に示す動作が含まれ
る。
【0081】操作員11−iのうちのいずれか一人(最
先にプラント20−iに到着した者、以下同)によっ
て、携帯電話10−iへの入力操作による軽故障1Bへ
の対応が行われる(ステップSA)。操作員11−iの
うちのいずれか一人による直接の復旧処理により、重故
障3Bもしくは中故障2Bへの対応が行われる(ステッ
プSB)。故障への対応の終了後、復旧処理信号81を
携帯電話10−iを用いて運転支援装置30dに送信す
る(ステップSC)。
【0082】
【発明の効果】本発明のプラント遠隔制御システムは、
無人のプラント内における機器の故障時に、その故障へ
の対応を迅速に行うことができ、結果的に故障の影響が
軽減できる。
【0083】本発明のプラント遠隔制御システムは、無
人のプラント内における機器が故障した際に、故障後す
ぐに復旧対応ができ、結果的に保守員の負担、及び故障
の影響を軽減できる。
【0084】本発明のプラント遠隔制御システムは、プ
ラント内の各機器の操作員として登録されている者に対
する位置情報を取得することで、的確な人員配置の計画
を立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラント遠隔制御システムにおける構
成を示す図である。
【図2】本発明のプラント遠隔制御システムにおける携
帯電話の構成を示す図である。
【図3】本発明のプラント遠隔制御システムにおける中
央管理所の構成を示す図である。
【図4】本発明のプラント遠隔制御システムにおける、
第5記憶部に格納されている情報を示す図である。
【図5】本発明のプラント遠隔制御システムにおける、
人員配置部が作成する表を示す図である。
【図6】本発明のプラント遠隔制御システムにおける、
第1記憶部に格納されている情報を示す図である。
【図7】本発明のプラント遠隔制御システムにおける、
第2記憶部に格納されている情報を示す図である。
【図8】本発明のプラント遠隔制御システムにおける、
第3記憶部に格納されている情報を示す図である。
【図9】本発明のプラント遠隔制御システムにおける、
第4記憶部に格納されている情報を示す図である。
【図10】本発明のプラント遠隔制御システムにおけ
る、行われる処理を示す図である。
【図11】本発明のプラント遠隔制御システムにおけ
る、人員配置部が選定した操作員の数が複数で、かつプ
ラント内に複数の故障が発生している場合に行われる処
理を示す図である。
【図12】本発明のプラント遠隔制御システムに係る、
従来の携帯電話の構成を示す図である。
【図13】本発明のプラント遠隔制御システムに係る、
従来の中央管理所の構成を示す図である。
【符号の説明】
10−i(i=1,2,…,n) 携帯電話 11−i(i=1,2,…,n) 操作員 10a 無線通信制御部 10b ベースバンド部 10c 制御部 10d 入力部 10e 表示部 10f 音声部 10g メモリ部 10h 遠隔監視制御部 10ha 位置検出部 10hb 故障対応処理部 10hc 認識信号処理部 10hd 復旧処理部 10he 他設備対応処理部 20−i(i=1,2,…,n) プラント 20a−i(i=1,2,…,n) 装置 20b−i(i=1,2,…,n) 運転支援用センサ 20c−i(i=1,2,…,n) 運転支援用カメラ 20bc−i(i=1,2,…,n) 運転状況監視装
置 20d−i(i=1,2,…,n) 機側制御装置 20d1−i(i=1,2,…,n) 表示装置 20d2−i(i=1,2,…,n) 入力装置 30 中央管理所 30a 位置検索装置 30b 交通情報監視装置 30c 予測診断装置 30d 運転支援装置 30da 検出部 30db 故障処理部 30dc 人員配置部 30e 第1通信制御部 30f 第2通信制御部 50 気象情報Webサーバ 60 交通情報Webサーバ 70 プラント情報Webサーバ 80 インターネット 90 GPS衛星 110 光ファイバー網 1DB 第1記憶部 2DB 第2記憶部 3DB 第3記憶部 4DB 第4記憶部 5DB 第5記憶部 10ID 識別番号 1DB−1 気象区域識別子 2DB−1 道路区域識別子 3DB−1 電車識別子 71 プラント情報 72 交通情報 73 気象情報 74 現在位置 75 故障の内容 76 対処方法 77 操作信号 78 画面 79 音声 81 復旧処理信号 82 故障情報 83 センサ信号 84 映像信号 85 道路状況 86 運行状況 87 支援情報 88 最短行程 1B 軽故障 2B 中故障 3B 重故障
フロントページの続き (72)発明者 堀 慎一郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 長田 啓一郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 谷 篤史 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 貝間 義則 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 前本 勝由 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 森下 靖 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA09 AA10 AA24 AA25 AA37 BB15 BB20 BB21 BB65 BB74 DD08 DD21 DD33 EE05 EE15 FF01 FF04 FF17 FF19 FF20 GG02 GG07 GG11 GG18 GG19 GG21 5H223 AA01 DD07 DD09 EE29 FF03 5K048 AA05 BA23 CA08 DC01 DC07 EB08 EB14 EB15 FB04 FB11 5K101 KK11 KK14 LL12 MM07 NN06 NN15 NN18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置と、前記複数の装置のうちの
    少なくとも一つの装置の運転状況を監視する運転状況監
    視装置とを有するプラントと、 複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末の各々は、対応
    する携帯端末の現在位置を検出するための位置検出部を
    有し、 交通情報を格納するための交通情報Webサーバと、 前記運転状況監視装置によって監視された前記装置の前
    記運転状況を示すプラント情報から前記装置の故障が検
    出されたとき、前記装置の位置、前記複数の携帯端末の
    前記現在位置、及び前記交通情報Webサーバに格納さ
    れている前記交通情報とに基づいて、前記複数の携帯端
    末のうちの少なくとも1つを特定し、前記特定された携
    帯端末に、前記故障の内容と前記故障の対処方法とを含
    む故障情報を送信する中央管理所とを具備するプラント
    遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 前記故障は、 前記携帯端末に対する入力操作によって対処が行われる
    第1故障と前記装置に対する直接の復旧処理によって対
    処が行われる第2故障とを含む請求項1に記載のプラン
    ト遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯端末は、更に表示部と、 前記故障の内容と前記故障の対処方法とを前記表示部に
    表示する故障対応処理部と、 前記第1故障への対処である前記入力操作を行うための
    入力部と、 前記入力部から前記入力操作を示す操作信号を受信し、
    受信した前記操作信号に対応した画面を前記表示部に表
    示する認識信号処理部と、 前記第2故障への対処の終了後、前記第2故障への対処
    時に作動が停止された前記装置の再起動を要求する再起
    動要求信号を前記中央管理所に送信する復旧処理部とを
    具備する請求項1もしくは2に記載のプラント遠隔制御
    システム。
  4. 【請求項4】 前記中央管理所は、 前記プラント情報から前記装置の故障を検出する検出部
    と、 前記故障の対処方法を記憶する記憶部と、 前記装置の位置、前記複数の携帯端末の前記現在位置、
    及び前記交通情報Webサーバに格納されている前記交
    通情報とに基づいて、前記複数の携帯端末のうちの少な
    くとも1つを特定する人員配置部と、 前記検出部が検出した前記故障に対応する前記故障の対
    処方法を前記記憶部から抽出し、抽出した前記故障の対
    処方法及び前記故障の内容を含む前記故障通知信号を、
    前記人員配置部が特定した前記携帯端末へ送信する故障
    処理部とを具備する請求項1乃至3のいずれか一項に記
    載のプラント遠隔制御システム。
  5. 【請求項5】 前記中央管理所は、前記特定した携帯端
    末を所持する操作員に前記故障の発生を通知するための
    故障通知を前記故障情報と共に送信する請求項1乃至4
    のいずれか一項に記載のプラント遠隔制御システム。
  6. 【請求項6】 前記携帯端末は、音声部と他設備対応処
    理部とを更に具備し、 前記他設備対応処理部は、前記操作員による前記装置の
    前記故障への対処時に、前記装置以外の他の装置に対す
    る前記故障への対処が必要となった場合、前記他の装置
    に関する前記故障情報を前記故障通知と共に前記音声部
    から音声出力する請求項1乃至5のいずれか一項に記載
    のプラント遠隔制御システム。
  7. 【請求項7】 記憶部を有するプラント情報Webサー
    バを更に具備し、 前記中央管理所は、前記プラント情報を前記プラント情
    報Webサーバに送信し、前記プラント情報から前記故
    障を検出したとき、前記プラント情報に加え、更に、検
    出した前記故障の内容と前記対処方法を前記プラント情
    報Webサーバに送信し、 前記プラント情報Webサーバは、前記中央管理所から
    受信した前記プラント情報、前記故障の内容、及び前記
    対処方法を前記記憶部に格納し、 前記複数の携帯端末の各々は、前記プラント情報Web
    サーバに前記プラント情報、前記故障の内容、及び前記
    対処方法の送信を要求する要求信号を送信し、 前記プラント情報Webサーバは、前記要求信号に応答
    して、前記プラント情報、前記故障の内容、及び前記対
    処方法を、前記携帯端末に送信する請求項1乃至6のい
    ずれか一項に記載のプラント遠隔制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    プラント遠隔制御システムにおいて、前記第1故障及び
    前記第2故障を含む複数の前記故障が前記プラント内に
    存在し、前記人員配置部の選定した前記保守員の数が複
    数である場合、前記故障への対応のための操作は、 前記保守員のうちのいずれか一人の保守員に所持される
    前記携帯端末への前記入力操作によって前記第1故障へ
    の対応を行うステップと、 前記装置に対し、直接に前記第2故障への対応を行うス
    テップと、 前記復旧処理信号を前記中央管理所へ送信するステップ
    とを具備するプラント遠隔制御システムの操作方法。
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