JP2003195467A - レーザーイメージャー - Google Patents
レーザーイメージャーInfo
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Abstract
りが良好で安定している高性能のレーザーイメージャー
を提供する。 【解決手段】 感光層が表面に形成されたフィルム1に
露光部2でレーザー光を照射してフィルム1を露光した
後、現像部3で現像して潜像を可視化する。現像部3
は、ヒートローラ31と接触ローラ32との間にフィル
ム1を挟み込んで熱現像する。ヒートローラ31の下流
側に設けられたガイド板63の下側の雰囲気温度が温度
センサ7によって検出され、検出温度に従って現像用モ
ータ33の回転速度がフィードバック制御され、現像時
間が変更される。このため、温度変化にかかわらず、フ
ィルム1の仕上がりは一定に維持される。
Description
いて好適に使用されるレーザーイメージャーに関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】レーザーイメージャーは、感光剤が表面
に形成されたフィルムをレーザーによって露光した後に
現像を行って潜像を可視化する装置である。レーザーイ
メージャーは、CRTのようなディスプレイによる表示
やコピーマシンによる紙へのプリントアウトに比べ、高
解像度・高階調のイメージ出力が可能なため、医療分野
において多く用いられている。例えば、X線CT装置
(X線断層撮影装置)やNMR(核磁気共鳴装置)、超
音波CT装置(超音波断層撮影装置)等の出力データを
可視化するため、レーザーイメージャーが使用されてい
る。 【0003】レーザー光は、光変調素子によって変調さ
れた後、ポリゴンミラー等によって走査されながらフィ
ルム上に照射される。露光されたフィルムは、熱又は現
像液によって現像され、これによりフィルム上にイメー
ジが可視化される。光変調素子は、X線CT装置等の出
力データに従ってレーザー光を変調するため、出力デー
タがフィルム上に可視化される。現像の方式には湿式と
乾式とがあるが、取り扱いの容易さ等から乾式が多くな
っている。乾式の場合、露光後のフィルムをヒートロー
ラにより加熱する熱現像方式が採用されることが多い。 【0004】 【発明が解決しょうとする課題】熱現像においては、熱
現像反応が生じる臨界的な温度以上にどの程度の時間保
持されているかによって現像量が決まる。従って、熱現
像を行うレーザーイメージャーにおいては、現像の際の
加熱温度や現像時間は、フィルムの仕上がりを良好に維
持する上で極めて重要な要素である。特に、高階調・高
解像度のレーザーイメージャーでは、現像量のばらつき
がフィルムの仕上がりに与える影響が比較的大きい。本
願の発明は、係る課題を解決するために成されたもので
あり、現像量のばらつきを抑え、フィルムの仕上がりが
良好で安定している高性能のレーザーイメージャーを提
供する技術的意義を有するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、感光層が表面に形成
されたフィルム上にレーザー光を照射して露光する露光
部と、露光後のフィルムを現像して潜像を可視化する現
像部と、未露光のフィルムを収容したフィルム収容部
と、現像後のフィルムが排出されるフィルム排出部と、
フィルム収容部、露光部、現像部、フィルム排出部の順
にフィルムを搬送する搬送系とから成るレーザーイメー
ジャーであって、露光部は、照射するレーザー光を発振
するレーザー発振器と、レーザー光をフィルム上で走査
させる走査手段と、フィルム上で走査されるレーザー光
の照度を可視化すべきイメージのデータに従って変更さ
せる照度変更手段とを備えており、現像部は、フィルム
を加熱して現像を行うものであり、さらに、現像された
フィルムが直後に位置する場所の温度又は当該場所にお
けるフィルムの温度を測定する温度センサと、温度セン
サからの信号に従って現像部における現像時間又は現像
の際の加熱温度を制御する制御手段とを備えているとい
う構成を有する。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態(以
下、実施形態)について説明する。図1は、本願発明の
実施形態に係るレーザーイメージャーの概略構成を示す
斜視図である。図1に示すレーザーイメージャーは、感
光層が表面に形成されたフィルム1上にレーザーを照射
して露光する露光部2と、露光後のフィルム1を現像し
て潜像を可視化する現像部3と、未露光のフィルム1を
収容したフィルム収容部4と、現像後のフィルム1が排
出されるフィルム排出部5と、フィルム収容部4、露光
部2、現像部3、フィルム排出部5の順にフィルム1を
搬送する搬送系6とから成っている。 【0007】フィルム収容部4は、未露光のフィルム1
を多数重ねて収容したトレーより成る構成であり、コピ
ー機における用紙トレーとほぼ同様の構成である。本実
施形態では、フィルム収容部4は二つ設けられており、
サイズの異なるフィルム1を収容することが可能となっ
ている。フィルム収容部4内のフィルム1が無くなった
ら、トレーを引き出して新たに収容する。 【0008】露光部2は、フィルム1上に照射するレー
ザー光を発振するレーザー発振器21と、レーザー光を
フィルム1上で走査させる走査手段22と、フィルム1
上で走査されるレーザー光の照度を可視化すべきイメー
ジのデータに従って変更させる照度変更手段23とから
主に構成されている。レーザー発振器21は、フィルム
1の感光波長域のレーザー光を発振するものであり、例
えば発振波長810nmの半導体レーザが使用できる。
走査手段22は、本実施形態ではポリゴンミラーが使用
されている。ポリゴンミラーが所定の速度で回転しなが
らレーザー光が照射されると、レーザー光はフィルム1
の幅方向に所定の周期で走査される。 【0009】また、露光部2は、露光中のフィルム1を
長さ方向に精度良く移動させる精密送り機構25を備え
ている。ポリゴンミラーによりレーザー光が幅方向に走
査され、フィルム1が精密送り機構25により長さ方向
に少しずつ移動するので、フィルム1の所定のエリアに
レーザー光が走査されることになる。照度変更手段23
は、本実施形態では、光変調素子によって構成されてい
る。光変調素子としては、例えば音響光学素子が使用で
きる。音響光学素子は、超音波によって回折光を生じさ
せるものであり、超音波の強度を調節することで回折光
の強度を変調するものである。 【0010】出力されるイメージのデータ(以下、イメ
ージデータ)は、不図示のインターフェースを介して外
部から入力され、不図示のメモリに記憶されるようにな
っている。照度変更手段23には、メモリ内のイメージ
データが読み出されて送られる。照度変更手段23は、
フィルム1上に走査される際のレーザー光をイメージデ
ータに従ってレーザー光の照射を変更する。この結果、
イメージデータ通りのイメージでフィルム1が露光され
る。 【0011】尚、レーザー光学系としては、照度変更手
段23にレーザー光を集光させる集光レンズ241、照
度変更手段23から出射したレーザー光を平行光に戻す
コリメータレンズ242、フィルム1までの距離の違い
にかかわらずポリゴンミラーに反射したレーザー光がフ
ィルム1上で細いビームに集光するようにするf・θレ
ンズ243等から成っている。また、精密送り機構25
は、フィルム1を挟んで送る一対の送りローラ251
と、送りローラ251を駆動するサーボモータ252等
から構成されている。サーボモータ252は、走査手段
22に同期してフィルム1が所定の速度で前進するよう
送りローラ251を駆動する。 【0012】現像部3は、熱現像を行うものである。具
体的には、現像部3は、ヒートローラ31と、ヒートロ
ーラ31にフィルム1を接触させる接触ローラ32とか
ら成っている。ヒートローラ31は、図1に示すよう
に、比較的径の大きな円柱状であり、内部に熱源を備え
ている。熱源は、ジュール発熱ヒータ又はランプヒータ
等である。接触ローラ32は、細長いものであり、ヒー
トローラ31の周面に沿って均等間隔に多数設けられて
いる。 【0013】ヒートローラ31には、現像用モータ33
が設けられている。露光されたフィルム1は、ヒートロ
ーラ31と接触ローラ32との間に挟み込まれる。そし
て、現像用モータ33によってヒートローラ31が回転
すると、フィルム1は、ヒートローラ31の周面に押し
付けられながら、ヒートローラ31と各接触ローラ32
によって送られる。この際、フィルム1は、ヒートロー
ラ31からの熱によって現像される。 【0014】また、搬送系6は、トレーからフィルム1
をピックアップして送り出すピックアップ機構61、フ
ィルム1を挟んで送る複数対のピンチローラ62、ピン
チローラ62を駆動する不図示の搬送用モータ、フィル
ム1の搬送をガイドするガイド板63等から構成されて
いる。尚、搬送系6のうち、ピンチローラ62等、フィ
ルム1に接触する部材は、フィルム1を傷つけたり汚損
したりしないよう、特別の表面加工が施されたり、又
は、材質が選定されたりしている。フィルム排出部5
は、本実施形態では、レーザーイメージャーの上面に設
けられたトレーより成っている。現像済みのフィルム1
は、搬送系6によって搬送されてこのトレー上に排出さ
れるようになっている。 【0015】本実施形態のレーザーイメージャーの大き
な特徴点は、現像されたフィルム1が直後に位置する場
所の温度を測定する温度センサと、温度センサからの信
号に従って現像部3における現像時間を制御する制御手
段を備えている点である。以下、この点について説明す
る。 【0016】図2は、図1に示す装置に備えられた温度
センサの配置位置について示した図である。図2に示す
ように、温度センサ7は、ヒートローラ31の下流側
(搬送方向前側)に設けられたガイド板63の下側に設
けられている。本実施形態では、温度センサ7は、ガイ
ド板63の下側の雰囲気温度を検出するようになってい
る。温度センサ7としては、例えば、サーミスタのよう
な温度を電気信号に変換できるものが使用される。 【0017】本実施形態のレーザーイメージャーでは、
制御系によって各部の制御が行われるようになってい
る。即ち、搬送系6によるフィルム1の搬送、露光部2
での露光、露光済みのフィルム1の現像部3での現像
等、各部を所定のタイミングで動作させる制御が行われ
る。制御系は、不図示のCPU(中央演算処理装置)
と、不図示のCPUによって実行される各種制御プログ
ラムを記憶した不図示のメモリ等を備えている。また、
制御系は、ヒートローラ31を回転させる現像用モータ
33の回転速度を制御することで現像時間を制御する制
御手段8を備えている。 【0018】前述したように、本実施形態のレーザーイ
メージャーは、白黒イメージの可視化を行うものであ
る。出力されるフィルム1上の各点(ドット)は、入力
されたイメージデータに従った白黒の濃淡となる。この
際、現像部3における現像量が一定であれば、仕上がり
は常に一定になる。つまり、同一のイメージデータであ
れば同一の濃淡のイメージとなる。しかしながら、現像
部3における現像量(即ち現像温度又は現像時間)にば
らつきが生ずると、イメージデータは同じであっても、
全体に濃いイメージとなったり、もしくは淡いイメージ
となったりする。レーザーイメージャーが、X線CTや
NMRのような医療用装置のイメージ出力に使用される
場合、このような濃淡のバラツキが大きくなると、イメ
ージに基づく診断がしづらくなることもあり得る。 【0019】本実施形態では、仕上がりを常に一定にす
るため、現像時間の制御を行う構成を採用している。つ
まり、一定の仕上がりとは、同一のイメージデータの場
合、全体の濃淡が常に一定になるということを意味して
いる。もしくは、フィルム1上のある点が一定の濃度で
露光された場合に、現像後のその点の濃度が常に一定で
ある、と表現することもできる。 【0020】温度センサ7を使用した現像時間の制御の
技術的意義について、図3を使用してさらに説明する。
図3は、温度センサ7を使用した現像時間の制御の技術
的意義について説明した図である。図3は、現像部3か
ら送り出されるフィルム1の温度降下の状況について示
したものであり、縦軸は温度、横軸はフィルム1の搬送
路上の位置となっている。図3では、フィルム1の特定
の箇所(例えば中心)の位置と温度との関係が示されて
いる。 【0021】周知のように、熱現像においては、ある一
定以上の温度で現像反応が生じ、その温度以下では現像
反応が生じない。この温度を、以下、臨界現像温度と呼
ぶ。ヒートローラ31の温度は、現像中、臨界現像温度
以上の所定の温度に維持される。フィルム1は、ヒート
ローラ31からの熱によって臨界現像温度以上になり、
これにより現像反応が進む。 【0022】ここで、図3に示すように、フィルム1
は、現像部3から送り出され、フィルム排出部5に向か
う過程で、自然放熱により温度が低下する。この際、図
3に示すようように、現像部3から送り出された後、あ
る程度の時間は、臨界現像温度以上であり、その後に臨
界現像温度未満になる。従って、現像部3から送り出さ
れた後も、ある程度の時間は現像が進んでしまう。現像
部3からフィルム排出部5にフィルム1が搬送される際
の温度低下は、周囲の温度に依存する。周囲の温度が高
い場合(一点鎖線)と低い場合(二点鎖線)とでは、図
3中に示すように、臨界現像温度以上になっている時間
の長さが変わってしまう。 【0023】フィルム1が現像部3から送り出された後
に臨界現像温度以上になっている時間を現像後超過時間
t1とし、フィルム1が現像部3にある時間(フィルム
1がヒートローラ31と接触ローラ32との間に挟まれ
ている時間)を現像部内超過時間(図3にt2で示
す))とすると、実際の全現像時間tは、t1+t2で
ある。本実施形態では、t1の長さが周囲温度に依存す
ることに着目し、周囲温度を検出して現像後超過時間t
1の変化(t1’,t1”)を捉え、それに従って現像
部内超過時間t2を調整する技術思想である。これによ
って、周囲温度の変化にかかわらず、全現像時間tは一
定になる。 【0024】図2に示すように、制御手段8は、温度セ
ンサ7によって検出された温度(以下、検出温度)に従
って現像用モータ33の初期の回転速度を設定する初期
設定回路81と、各回の現像における温度センサ7の検
出温度を更新・保持するホールド回路82と、温度セン
サ7から送られる検出温度をホールド回路82に保持さ
れた前回の検出温度と比較する比較器83と、比較器8
3からの出力に従って補正信号を出力する信号出力回路
84等から構成されている。尚、温度センサ7の信号
は、増幅器71及びアナログデジタル変換器72を介し
て制御手段8に送られるようになっている。 【0025】図4は、現像用モータ33の回転速度の初
期設定について説明した図である。現像用モータ33の
初期の回転速度は、温度センサ7の初期の検出温度に従
って設定される。前述したように、現像後超過時間t1
の長さは、現像部3の直後にフィルム1が位置する場所
の温度に依存する。従って、全現像時間tを一定にする
場合、現像部内超過時間t2をどの程度の長さにすれば
よいかは、各温度において1対1で対応する。従って、
全現像時間tを一定にする現像用モータ33の回転速度
も、温度に対して1対1で対応し、概略的には図4に示
すグラフのようなものになる。初期設定回路81は、レ
ーザーイメージャーの運転開始初期の検出温度に従い、
一定の全現像時間tを満足する現像用モータ33の回転
速度を選択し、モータコントローラ34に送るよう回路
が実現されている。 【0026】以下、制御手段8の動作について説明す
る。まず、レーザーイメージャーの電源がオンされる
と、制御シーケンスに従い、温度センサ7が温度を検出
し、検出温度の信号を初期設定回路81に入力する。初
期設定回路81は、前述したように初期の回転速度の信
号をモータコントローラ34に送る。また、検出温度の
信号は、ホールド回路82にも送られ、保持される。 【0027】最初のイメージデータが送られると、露光
−現像が行われる。この際、モータコントローラ34
は、現像用モータ33が初期の回転速度で回転する。次
々にイメージデータが送られてフィルム1の露光−現像
が繰り返される。この際、現像部3における現像に先立
ち、検出温度の信号を比較器83に送る。比較器83で
は、前回の現像に先立って検出された検出温度の信号が
入力されており、比較器83で両者が比較される。比較
器83の出力は、信号出力回路84に入力され、比較器
83の出力に従って補正信号を出力する。 【0028】ヒートローラ31からのフィルム1の送り
出しが繰り返されると、ヒートローラ31の下流側のガ
イド板63付近の温度が上昇する。このため、温度セン
サ7から送られる検出温度の信号は、ホールド回路82
から入力される前回の検出温度に比べて大きくなり、比
較器83に出力が生ずる。信号出力回路84は、差異を
小さくするよう補正信号を出力する。例えば、前回の検
出温度に比べて当該回の検出温度が3%上昇した場合、
信号出力回路83は、現像用モータ33の回転速度を3
%上げるモータコントローラ34に補正信号を出力す
る。この結果、回転速度が3%上がり、現像部内超過時
間t2も3%短くなる。これにより、温度上昇にかかわ
らず、全体の現像時間tは一定に保たれる。また、前回
の露光−現像から時間があいて、ヒートローラ31の下
流側の雰囲気や部材の温度が自然放熱により温度低下し
た場合も、比較器83に出力が発生し、信号出力回路8
4は、温度低下を補償するよう補正信号を出力する。例
えば、検出温度が2%下がった場合、現像用モータ33
の回転速度を2%下げるようモータコントローラ34に
補正信号を出力する。この結果、回転速度が3%下が
り、現像部内超過時間t 2も3%長くなる。これによ
り、温度低下にかかわらず、全体の現像時間tは一定に
保たれる。 【0029】本実施形態のレーザーイメージャーによれ
ば、上述したように、現像部3の下流側における温度が
温度センサ7によって検出され、検出温度に従って現像
時間がフィードバック制御されるので、温度変化にかか
わらず、フィルム1の仕上がりは一定に維持される。温
度センサ7は、現像部3の下流側のガイド板63の下側
の空間の温度を検出するものであったが、ガイド板63
の上側の空間の温度を検出するものであっても良い。
尚、ガイド板63の下側の空間は、「現像されたフィル
ムが直後に位置する場所」の一例である。この「現像さ
れたフィルムが直後に位置する場所」の範囲は、上記説
明から解るように、その場所の温度の高低が、現像部3
から送り出されるフィルム1の温度降下に影響を与える
範囲である。従って、上述したような場所以外の場所の
場合もある。 【0030】また、現像部3から下流側に送り出された
フィルム1のそのものの温度を検出するものであっても
良い。この場合には、赤外線温度センサが好適に使用さ
れる。尚、この場合、ガイド板63に、温度検出用の孔
やスリットが設けられる場合もある。また、温度センサ
7は、ガイド板63のような現像部3の下流側に配置さ
れた部材の温度を検出するものであっても良い。ガイド
板63のように、フィルム1に接触する部材の温度を検
出するようにすると、フィルム1が受ける温度の影響に
忠実となるので、好適である。 【0031】尚、現像部3における現像が、温度に対し
て依存性を持っている場合、温度センサ7の検出温度に
従って現像温度を制御しても良い。具体的には、ヒート
ローラ31内のヒータへの投入電力を検出温度に従って
制御する。尚、レーザーイメージャーの用途しては、専
ら医療分野について説明されたが、これ以外の用途に用
いられるものであっても良い。 【0032】 【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1記載
の発明によれば、現像部の下流側における温度が温度セ
ンサによって検出され、検出温度に従って現像時間がフ
ィードバック制御されるので、温度変化にかかわらず、
フィルムの仕上がりは一定に維持される。
ーの概略構成を示す斜視図である。 【図2】図1に示す装置に備えられた温度センサの配置
位置について示した図である。 【図3】温度センサ7を使用した現像時間の制御の技術
的意義について説明した図である。 【図4】現像用モータ33の回転速度の初期設定につい
て説明した図である。 【符号の説明】 1 フィルム 2 露光部 21 レーザー発振器 22 走査手段 23 照度変更手段 3 現像部 31 ヒートローラ 32 接触ローラ 33 現像用モータ 34 モータコントローラ 4 フィルム収容部 5 フィルム排出部 6 搬送系 7 温度センサ 8 制御手段 81 初期設定回路 82 ホールド回路 83 比較器 84 信号出力回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 感光層が表面に形成されたフィルム上に
レーザー光を照射して露光する露光部と、露光後のフィ
ルムを現像して潜像を可視化する現像部と、未露光のフ
ィルムを収容したフィルム収容部と、現像後のフィルム
が排出されるフィルム排出部と、フィルム収容部、露光
部、現像部、フィルム排出部の順にフィルムを搬送する
搬送系とから成るレーザーイメージャーであって、 露光部は、照射するレーザー光を発振するレーザー発振
器と、レーザー光をフィルム上で走査させる走査手段
と、フィルム上で走査されるレーザー光の照度を可視化
すべきイメージのデータに従って変更させる照度変更手
段とを備えており、 現像部は、フィルムを加熱して現像を行うものであり、 さらに、 現像されたフィルムが直後に位置する場所の温度又は当
該場所におけるフィルムの温度を測定する温度センサ
と、 温度センサからの信号に従って現像部における現像時間
又は現像の際の加熱温度を制御する制御手段とを備えて
いることを特徴とするレーザーイメージャー。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
JP2001393503A JP2003195467A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | レーザーイメージャー |
DE60220455T DE60220455D1 (de) | 2001-12-26 | 2002-12-18 | Bildaufzeichnungsvorrichtung und -Verfahren |
EP05003991A EP1566276B1 (en) | 2001-12-26 | 2002-12-18 | Image forming apparatus and method |
DE60220493T DE60220493D1 (de) | 2001-12-26 | 2002-12-18 | Bildaufzeichnungsvorrichtung und -Verfahren |
EP02258704A EP1325813B1 (en) | 2001-12-26 | 2002-12-18 | Image forming apparatus and method |
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001393503A JP2003195467A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | レーザーイメージャー |
Publications (1)
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---|---|
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003195467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007010777A1 (ja) * | 2005-07-20 | 2007-01-25 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 画像形成方法 |
-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001393503A patent/JP2003195467A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007010777A1 (ja) * | 2005-07-20 | 2007-01-25 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 画像形成方法 |
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