JP2003195427A - 集光方法及びこれを使用したライン光源装置、スキャナ装置並びにプリンタ装置 - Google Patents

集光方法及びこれを使用したライン光源装置、スキャナ装置並びにプリンタ装置

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JP2003195427A
JP2003195427A JP2001393267A JP2001393267A JP2003195427A JP 2003195427 A JP2003195427 A JP 2003195427A JP 2001393267 A JP2001393267 A JP 2001393267A JP 2001393267 A JP2001393267 A JP 2001393267A JP 2003195427 A JP2003195427 A JP 2003195427A
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Hidetoshi Nishikawa
英利 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から発された光を効率良くライン状に集
光し、ひいては被照射媒体上での照度を高め得る集光方
法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る集光方法は、楕円筒内周面
Sの周方向の少なくとも一部の形状を有する反射面11
1に対して、楕円筒内周面Sの一方の焦点位置F1又は
その近傍から光を照射するように、前記楕円筒の軸方向
に沿って延びるライン光源12を配置することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード等
の光源から発された光を効率良くライン状に集光する方
法及びこれを使用したライン光源装置、スキャナ装置並
びにプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真処理装置やイメージスキ
ャナ等で使用されるスキャナ装置や、液晶プリンタ等の
プリンタ装置には、ライン状に集光する光を発するライ
ン光源装置が使用されている。
【0003】例えば、写真処理装置で使用されるスキャ
ナ装置においては、ライン光源装置によってライン状に
集光した光を被照射媒体であるネガフィルム等の横方向
(主走査方向)に沿って照射し、透過した光を主走査方
向に配列されたCCD(Charge Coupled Device)等か
らなるラインセンサに結像しつつ、被照射媒体を縦方向
(副走査方向)に搬送することにより、ネガフィルム等
に記録された画像情報が読み取られる。
【0004】ここで、図3に概略構成を示すように、従
来のライン光源装置40としては、拡散した配光特性を
有する光源41と、光源41から発された光をライン状
に集光するためのシリンドリカルレンズ42とを備えた
ものが一般的である。
【0005】上記従来のライン光源装置40において
は、シリンドリカルレンズ42のレンズ径が小さけれ
ば、光源41からシリンドリカルレンズ42に入射しな
い光が生じる一方、レンズ径を大きくすれば、レンズ外
縁部の入射面で全反射を生じたり、近軸領域外のために
収差の影響で同一ライン上に集光されない光束も多くな
り、いずれにせよ集光効率が悪いという問題がある。
【0006】特に、前述した写真処理装置のスキャナ装
置で使用されるライン光源については、当該ライン光源
による被照射媒体が、いわゆる迅速現像処理されたフィ
ルムである場合に、前記集光効率の悪さが顕著に問題と
なってくる。以下、これについて説明する。
【0007】ネガフィルムは、発色現像工程(感光した
ハロゲン化銀を金属銀にすると共に、カラーカプラーか
ら色素を生成する工程)、漂白工程(金属銀をハロゲン
化銀に戻す工程)、定着工程(ハロゲン化銀を溶解する
工程)、安定工程(残った薬品を洗い流し、ネガフィル
ムの保存性を向上させる工程)、及び乾燥工程(ネガフ
ィルムを乾燥させる工程)の全工程を経て現像処理され
るのが一般的である。
【0008】これに対して、迅速現像処理では、前記発
色現像工程を経た後、漂白工程、定着工程及び安定工程
の内、少なくとも一つの工程を省略して現像処理がなさ
れるため、ネガフィルムは脱銀されておらず、濃度が高
くなる。従って、迅速現像処理がなされたネガフィルム
をスキャナ装置で読み取るには、ネガフィルムに照射さ
れる光の照度を高めることが要求される。
【0009】以上のように、迅速現像処理されたフィル
ムを被照射媒体とする場合には、フィルム上での照度を
高める必要があるが、このために、光源1の発光強度自
体を高めることも一つの方法である。
【0010】そこで、光源41として、発光強度の高い
ハロゲンランプを適用することが考えられるが、ハロゲ
ンランプは多くの熱を発するため、当該発熱によってフ
ィルムが損傷してしまうこともある。これを防止するべ
く、ハロゲンランプ冷却用の冷却ファン等を使用すれ
ば、周辺の埃が光路中に侵入し易くノイズ要因となった
りする他、分光特性を安定化させるための直流安定化電
源を要するので装置が大型化する等、種々の問題が生じ
るため、ハロゲンランプは上記目的には適さないと言え
る。
【0011】従って、光源41の発光強度自体は、従来
のままであっても、集光効率を高めることにより、被照
射媒体上での照度を高める方法が望まれている。
【0012】斯かる問題は、迅速現像処理されたフィル
ムを被照射媒体とする際に特に顕著であるが、これに限
るものではなく、スキャナ装置で高速に被照射媒体を読
み取る際には、撮像装置であるラインセンサの走査速度
を早める必要があり(すなわち、ラインセンサの露光時
間が短くなる)、その分だけ被照射媒体上の照度を高め
る必要がある等、ライン光源装置を使用する種々の用途
で共通する問題である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる従来
技術の問題点を解決するべくなされたもので、光源から
発された光を効率良くライン状に集光し、ひいては被照
射媒体上での照度を高め得る集光方法及びこれを使用し
たライン光源装置、スキャナ装置並びにプリンタ装置を
提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決するべ
く、本発明は、楕円筒内周面の周方向の少なくとも一部
の形状を有する反射面に対して、前記楕円筒内周面の一
方の焦点位置又はその近傍から光を照射するように、前
記楕円筒の軸方向に沿って延びるライン光源を配置する
ことを特徴とする集光方法を提供するものである。
【0015】斯かる発明によれば、楕円筒内周面の周方
向の少なくとも一部の形状を有する反射面に対して、前
記楕円筒内周面の一方の焦点位置又はその近傍から光を
照射するため、前記反射面で反射した光は、前記楕円筒
内周面の他方の焦点位置又はその近傍に集光されること
になる。また、前記光を照射する光源は、楕円筒の軸方
向に沿って延びるライン光源であると共に、楕円筒内周
面の焦点位置も楕円筒の軸方向に沿って延びるライン状
になるため、前記反射面で反射した光は、前記楕円筒の
軸方向に沿って延びるライン状に集光されることにな
る。なお、前記反射面の断面形状(楕円筒の軸方向に直
交する方向の断面形状)は、使用するライン光源の配光
特性に応じて、当該ライン光源から発せられた光の略全
部が、前記反射面に照射され得るような中心角を有する
楕円弧となるように決定することが可能である。従っ
て、従来のシリンドリカルレンズを用いた集光方法のよ
うに、レンズ径に応じた種々の問題が生ずることもな
く、ライン光源から発された光を効率良くライン状に集
光することができ、被照射媒体を前記他方の焦点位置に
配せば、当該被照射媒体上での照度を高めることが可能
である。
【0016】なお、ライン光源とは、ライン状の発光部
を有する光源を意味し、複数の光源がライン状に配列さ
れたものをも含む概念として使用する。また、焦点位置
の近傍とは、被照射媒体を照射する光に必要なライン幅
等によって決定される焦点深度の範囲内にあることを意
味する。
【0017】また、本発明は、楕円筒内周面の周方向の
少なくとも一部の形状を有する反射面を具備する光反射
部材と、前記楕円筒の軸方向に沿って延び、前記楕円筒
内周面の一方の焦点位置又はその近傍から前記反射面に
対して光を照射するライン光源とを備えることを特徴と
するライン光源装置としても提供され得る。
【0018】斯かる発明によっても、楕円筒内周面の周
方向の少なくとも一部の形状を有する反射面を具備する
光反射部材に対して、前記楕円筒内周面の一方の焦点位
置又はその近傍から光を照射するため、前記反射面で反
射した光は、前記楕円筒内周面の他方の焦点位置又はそ
の近傍に集光されることになる。また、前記光を照射す
る光源は、楕円筒の軸方向に沿って延びるライン光源で
あると共に、楕円筒内周面の焦点位置も楕円筒の軸方向
に沿って延びるライン状になるため、前記反射面で反射
した光は、前記楕円筒の軸方向に沿って延びるライン状
に高効率に集光されることになる。なお、前記光反射部
材は、例えば、石英等の光学部品からなる基材に、反射
面として銀やアルミニウムを蒸着したものを使用するこ
とが可能である。
【0019】好ましくは、前記光反射部材は、軸方向両
端部から前記焦点位置に向かって延在する反射面を更に
有するように構成される。
【0020】斯かる発明によれば、前記ライン光源の配
光特性によっては、前記光反射部材の軸方向両端部に向
かう光も生じ得るが、当該光が、軸方向両端部から前記
焦点位置に向かって延在する反射面によって反射され、
前記他方の焦点位置に照射される可能性がある。従っ
て、より一層集光効率が高まることを期待できる。
【0021】好ましくは、前記ライン光源は、前記光反
射部材の軸方向に沿って配列された複数の発光ダイオー
ドから形成される。
【0022】斯かる発明によれば、複数の発光ダイオー
ドを配列してライン光源を形成するため、発熱等の問題
も生ずることなく、小型で安価なライン光源を提供する
ことが可能である。
【0023】また、本発明は、前記ライン光源装置と、
前記楕円筒内周面の他方の焦点位置又はその近傍に配置
された被照射媒体を撮像する撮像装置とを備えることを
特徴とするスキャナ装置としても提供され得る。
【0024】前記スキャナ装置は、ライン光源装置によ
る被照射媒体が、高い照度を必要とする迅速現像処理さ
れたフィルムである場合に、特に有用である。
【0025】さらに、本発明は、前記ライン光源装置
と、前記楕円筒内周面の他方の焦点位置又はその近傍に
配置された感光ドラムとを備えることを特徴とするプリ
ンタ装置としても提供され得る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係
るライン光源装置を写真処理装置のスキャナ装置に適用
した第1の実施形態を示す図であり、(a)は概略構成
を示す斜視図を、(b)は一部分を概略的に示す縦断面
図である。図1に示すように、本実施形態に係るスキャ
ナ装置100は、光反射部材11及びライン光源12か
らなるライン光源装置10と、ライン光源装置10の被
照射媒体であるネガフィルムAを撮像する撮像装置30
とを備えている。
【0027】光反射部材11は、楕円筒内周面Sの周方
向の一部の形状を有する反射面111を具備する。光反
射部材11は、石英等の光学部品を基材として、反射面
111に銀やアルミニウム等の金属膜を蒸着して形成さ
れている。図1(b)に示すように、反射面111の縦
断面形状は、ライン光源12の配光特性(本実施形態で
は略120°の配光特性を有する)に応じて、ライン光
源12から発せられた光の略全部が、反射面111に照
射され得るような中心角を有する楕円弧とされている。
【0028】なお、本実施形態に係る光反射部材11
は、その軸方向(図1(b)の紙面に垂直な方向)両端
部から、楕円筒内周面Sの焦点位置F1、F2に向かっ
て延在する端部112を備え、端部112の内面が金属
蒸着膜からなる反射面とされている。本実施形態に係る
光反射部材11は、前記内面に反射面を有する端部11
2を備えるため、ライン光源12から端部112に向か
う光を反射し、焦点位置F2又はその近傍に集光し得る
場合がある。従って、端部112が無い場合に比べ、集
光効率が高まることを期待できる。
【0029】ライン光源12は、光反射部材11の軸方
向(図1(b)の紙面に垂直な方向)に沿って配列され
た複数の発光ダイオード121から形成されており、楕
円筒内周面Sの一方の焦点位置F1又はその近傍から反
射面111に対して光を照射する。各発光ダイオード1
21から発せられた光は、図1(b)に矢符で示すよう
に、光反射部材11の反射面111で反射し、楕円筒内
周面Sの他方の焦点位置F2又はその近傍に集光される
ことになる。また、ライン光源12は、光反射部材11
の軸方向(楕円筒の軸方向)に沿って延びるライン光源
であると共に、焦点位置F2も前記楕円筒の軸方向に沿
って延びるライン状になるため、反射面111で反射し
た光は、焦点位置F2又はその近傍において、前記楕円
筒の軸方向に沿って延びるライン状に集光されることに
なる(図1(a)においてハッチングした領域が、焦点
位置F2又はその近傍に配置されたネガフィルムAに集
光され照射される照射光を示す)。
【0030】本実施形態に係るライン光源12は、板状
の基材122上に、略0.2mm角の発光ダイオード1
21を前記軸方向に沿って0.4mmピッチで配列して
形成されている。ここで、発光ダイオード121が大き
くなれば、これに応じて焦点位置F2又はその近傍で集
光される光のライン幅Wも大きくなる。また、指向性の
高い発光ダイオード121であれば、集光される光のラ
イン長L全体に亘って光が照射されるようにある程度配
列ピッチを狭める必要がある一方、拡散性の高い発光ダ
イオードであれば、逆に配列ピッチをある程度大きくす
ることができる。さらに、発光ダイオード121の個数
が多くなり、ライン光源12の全長lが大きくなれば、
これに応じて、集光される光のライン長Lも大きくな
る。以上の観点から、発光ダイオード121の個々の大
きさ、配列ピッチや個数は、被照射媒体の照射光に必要
とされるライン幅Wやライン長Lの他、発光ダイオード
121の配光特性等に応じて適宜決定すればよい。
【0031】なお、発光ダイオード121は、アノード
電極にワイヤがボンディングされた構成を有するのが一
般的である。前記ワイヤは、発光ダイオード121から
発せられた光を一部遮蔽するため、当該ワイヤが照射光
中で結像すれば、照射ムラを生じてしまうことになる。
しかしながら、本実施形態に係るライン光源装置10に
よれば、図1(b)に示すように、結像倍率の異なる光
(例えば、結像倍率がb1/a1の光と、結像倍率b2
2の光とでは結像倍率が大きく異なる)が焦点位置F
2に集光し、前記ワイヤの像は焦点位置F2でボケた状
態となるため、照射ムラは問題とならず、比較的均一な
光がネガフィルムAに照射されることになる。
【0032】以上に説明したように、本実施形態に係る
ライン光源装置10によれば、複数の発光ダイオード1
21を配列してライン光源12が形成されているため、
発熱等の問題も生ずることなく、小型で安価なライン光
源12を提供することが可能である。しかも、光反射部
材11により、ライン光源12から発された光を効率良
くライン状に集光することができるため、特段発光強度
の高い光源を要することなく、焦点位置F2又はその近
傍に配置したネガフィルムA上での照度を容易に高める
ことが可能である。
【0033】撮像装置30は、ネガフィルムAの横方向
(主走査方向)に配列されたCCDからなるラインセン
サ31を具備し、所定のレンズ系(図示せず)を介し
て、ネガフィルムAを透過した光をラインセンサ31に
結像する。ネガフィルムAは、所定の搬送装置(図示せ
ず)によって縦方向(副走査方向)に搬送されるため、
これにより、ネガフィルムAに記録された画像情報が読
み取られることになる。
【0034】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図2は、本発明に係るライン光源装置を写真処
理装置のスキャナ装置に適用した第2の実施形態を概略
的に示す縦断面図である。図2に示すように、本実施形
態に係るスキャナ装置200は、光反射部材21及びラ
イン光源22からなるライン光源装置20と、ライン光
源装置20の被照射媒体であるネガフィルムAを撮像す
る撮像装置30とを備えている。
【0035】図2に示すように、本実施形態に係るライ
ン光源22は、板状の基材222の表裏面双方に発光ダ
イオード221が配列されている点が第1の実施形態と
異なるが、その他の点は第1の実施形態と同様の構成を
有する。また、光反射部材21は、第1の実施形態と同
様に、楕円筒内周面Sの周方向の一部の形状を有する反
射面211を具備するが、ライン光源22の配光特性が
第1の実施形態とは異なる(第1の実施形態よりも広範
囲の配光特性を有する)ため、反射面211の縦断面形
状は、第1の実施形態よりも大きな中心角を有する楕円
弧とされている。
【0036】本実施形態に係るライン光源装置20によ
っても、各発光ダイオード221により楕円筒内周面S
の一方の焦点位置F1又はその近傍から発せられた光
は、図2に矢符で示すように、光反射部材21の反射面
211で反射し、楕円筒内周面Sの他方の焦点位置F2
又はその近傍に集光され、焦点位置F2又はその近傍に
配置されたネガフィルムAに照射される。特に、本実施
形態に係るライン光源装置20によれば、板状の基材2
22の表裏面双方に発光ダイオード221が配列され、
これら発光ダイオード221から発せられた光が焦点位
置F2又はその近傍に集光することになるため、ネガフ
ィルムA上での照度をより一層高めることができるとい
う利点を有する。
【0037】なお、以上に説明した第1の実施形態及び
第2の実施形態では、複数の発光ダイオードが配列され
て形成されたライン光源12、22を例にして説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、ライン状の発光
部を有する光源である限りにおいて種々の光源を使用す
ることが可能である。また、ライン光源12、22が、
楕円筒内周面Sの一方の焦点位置F1(反射部材11、
21に近い方の焦点)又はその近傍に配置され、被照射
媒体であるネガフィルムAが他方の焦点位置F2又はそ
の近傍に配置される構成について説明したが、ライン光
源12、22を焦点位置F2又はその近傍に配置し、ネ
ガフィルムAを焦点位置F1又はその近傍に配置する構
成とすることも可能である。
【0038】また、第1の実施形態及び第2の実施形態
では、本発明に係るライン光源装置を写真処理装置のス
キャナ装置に適用した実施形態について説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、イメージスキャナ等の
スキャナ装置用ライン光源装置としても適用できる他、
楕円筒内周面の他方の焦点位置又はその近傍に配置され
た感光ドラムを備えるプリンタ装置にも適用可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る集
光方法によれば、楕円筒内周面の周方向の少なくとも一
部の形状を有する反射面に対して、前記楕円筒内周面の
一方の焦点位置又はその近傍から光を照射するため、前
記反射面で反射した光は、前記楕円筒内周面の他方の焦
点位置又はその近傍に集光されることになる。また、前
記光を照射する光源は、楕円筒の軸方向に沿って延びる
ライン光源であると共に、楕円筒内周面の焦点位置も楕
円筒の軸方向に沿って延びるライン状になるため、前記
反射面で反射した光は、前記楕円筒の軸方向に沿って延
びるライン状に集光されることになる。従って、従来の
シリンドリカルレンズを用いた集光方法のように、レン
ズ径に応じた種々の問題が生ずることもなく、ライン光
源から発された光を効率良くライン状に集光することが
でき、被照射媒体を前記他方の焦点位置に配せば、当該
被照射媒体上での照度を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係るライン光源装置を写真
処理装置のスキャナ装置に適用した第1の実施形態を示
す図である。
【図2】 図2は、本発明に係るライン光源装置を写真
処理装置のスキャナ装置に適用した第2の実施形態を概
略的に示す縦断面図である。
【図3】 図3は、従来のライン光源装置を概略的に示
す斜視図である。
【符号の説明】
10,20・・・ライン光源装置 11,21・・・光
反射部材 12,22・・・ライン光源 30・・・撮
像装置 121,221・・・発光ダイオード 111,221・
・・反射面 A・・・被照射媒体 S・・・楕円筒
内周面 F1、F2・・・焦点位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 27/00 H04N 1/04 101

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楕円筒内周面の周方向の少なくとも一部
    の形状を有する反射面に対して、前記楕円筒内周面の一
    方の焦点位置又はその近傍から光を照射するように、前
    記楕円筒の軸方向に沿って延びるライン光源を配置する
    ことを特徴とする集光方法。
  2. 【請求項2】 楕円筒内周面の周方向の少なくとも一部
    の形状を有する反射面を具備する光反射部材と、 前記楕円筒の軸方向に沿って延び、前記楕円筒内周面の
    一方の焦点位置又はその近傍から前記反射面に対して光
    を照射するライン光源とを備えることを特徴とするライ
    ン光源装置。
  3. 【請求項3】 前記光反射部材は、軸方向両端部から前
    記焦点位置に向かって延在する反射面を更に有すること
    を特徴とする請求項2に記載のライン光源装置。
  4. 【請求項4】 前記ライン光源は、前記光反射部材の軸
    方向に沿って配列された複数の発光ダイオードから形成
    されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のラ
    イン光源装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれかに記載のライ
    ン光源装置と、 前記楕円筒内周面の他方の焦点位置又はその近傍に配置
    された被照射媒体を撮像する撮像装置とを備えることを
    特徴とするスキャナ装置。
  6. 【請求項6】 前記被照射媒体は、迅速現像処理された
    フィルムであることを特徴とする請求項5に記載のスキ
    ャナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から4のいずれかに記載のライ
    ン光源装置と、 前記楕円筒内周面の他方の焦点位置又はその近傍に配置
    された感光ドラムとを備えることを特徴とするプリンタ
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212949A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 照明装置、画像読取装置、および画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007212949A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 照明装置、画像読取装置、および画像形成装置

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