JP2003194929A - 目標検出装置 - Google Patents

目標検出装置

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JP2003194929A
JP2003194929A JP2001397919A JP2001397919A JP2003194929A JP 2003194929 A JP2003194929 A JP 2003194929A JP 2001397919 A JP2001397919 A JP 2001397919A JP 2001397919 A JP2001397919 A JP 2001397919A JP 2003194929 A JP2003194929 A JP 2003194929A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の誤警報確率を得る。 【解決手段】 復調回路7からのレンジビン毎の復調信
号を検波する検波回路8と、検波回路8からのレンジビ
ン毎の検波信号を入力し、初期レンジビンを起点とする
目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定され
た積分路におけるインコヒーレント積分処理を行い、設
定された積分路を基に所望の誤警報確率が得られるよう
に、初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを計
算する移動量補償積分回路9と、移動量補償積分回路9
によるインコヒーレント積分処理結果と上記初期レンジ
ビンに対応した固定スレッショルドを比較して目標信号
を判定する警報回路10を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレーダ受信信号か
ら目標検出処理を行う目標検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の目標検出装置の構成を示
すブロック図である。図において、1は送信信号を変調
し変調信号を出力する変調回路、2は変調回路1からの
変調信号により送信ビームを形成する送信機、3は送信
器2からの送信ビームを電波として発射する送信アンテ
ナ、4は送信された電波が目標に反射して生成される目
標信号を受信する受信アンテナ、5は受信された目標信
号に対して帯域制限、位相検波、増幅を行いアナログ信
号を出力する受信機、6は受信機5からのアナログ信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器、7は変調回
路1からの変調信号とA/D変換器6からのディジタル
信号を入力しレンジビン毎の復調信号を出力する復調回
路である。
【0003】また、図17において、8は復調回路7か
らのレンジビン毎の復調信号を検波して、レンジビン毎
の検波信号を出力する検波回路、24は検波回路8から
のレンジビン毎の検波信号を入力し、初期レンジビンを
基点とする目標が移動すると想定される積分路を設定
し、設定された積分路におけるインコヒーレント積分処
理を行う移動量補償積分回路、10は移動量補償積分回
路24によるインコヒーレント積分処理結果と、雑音を
誤って目標と判定する誤警報確率を基準に予め設定され
ている固定スレッショルドとを比較して目標信号を判定
する警報回路、11は警報回路10により判定された目
標信号の追尾処理を行い目標の位置を推定する追尾回路
である。
【0004】図18は復調回路7の内部構成を示すブロ
ック図である。図において、25は変調回路1からの変
調信号を入力してレンジビン毎に所定時間ずつ遅延させ
た参照信号を生成し、A/D変換器6からのディジタル
信号と生成した参照信号とを乗算して乗算結果を出力す
る参照信号乗算回路、26は参照信号乗算回路25から
出力されたレンジビン毎の信号についてコヒーレント積
分を行い、レンジビン毎に復調信号を出力する復調フィ
ルタである。
【0005】次に動作について説明する。変調回路1は
送信信号を変調して変調信号を出力し、送信機2は変調
回路1からの変調信号により送信ビームを形成し、送信
アンテナ3は送信機2からの送信ビームを電波として発
射する。送信信号をs0 (t)、変調周期をT[s]と
すると、送信信号s0 (t)(t:時刻)は次の(1)
式で示される。 s0 (t)=s0 (t+T) (1)
【0006】受信アンテナ4は送信された電波が目標に
反射して生成される目標信号を受信し、受信機5は受信
された目標信号に対して帯域制限、位相検波、増幅を行
いアナログ信号を出力する。また、受信機5により受信
信号の受信機雑音が重畳される。A/D変換器6は受信
機5からのアナログ信号をディジタル信号に変換し、復
調回路7は変調回路1からの変調信号とA/D変換器6
からのディジタル信号を入力し、コヒーレント積分を行
ってレンジビン毎の復調信号を出力する。
【0007】A/D変換器6のサンプリング周期をT/
Nとすると、復調回路7は一般的に次の(2)式に従っ
て復調処理を行う。
【数1】 上記(2)式において、Nは復調回路7において受信信
号を復調するのに使用される信号点数、すなわちレンジ
ビン数、iは信号sの番号、s* (t)はs(t)の複
素共役、kは信号sと信号s* の時間的なずれを示し、
コヒーレント積分を行った場合、k=0のときのみ1と
なり、k≠0のときには零となる。
【0008】図18に示すレンジビン毎に構成された参
照信号乗算回路25−1〜25−Nは、変調回路1から
送信された変調信号と同一の変調信号を入力して、それ
ぞれ所定時間ずつ遅延させた参照信号を生成し、A/D
変換器6からのディジタル信号と生成した参照信号とを
乗算して乗算結果を出力する。
【0009】図19は復調回路7における復調処理を説
明するタイミングチャートであり、ここでは、送信信号
と受信信号に関するタイミングチャートと、送信信号と
各参照信号の対応関係を示している。復調回路7におけ
る各参照信号乗算回路25−1〜25−Nは、図19に
示すように、変調回路1からの変調信号により、それぞ
れサンプリング周期T/Nずつ遅らせた参照信号1〜N
を生成する。図19では目標がjレンジビンに存在し、
電波を送信してからjT/N[s]だけ遅れて受信アン
テナ4により受信されている状況を表している。
【0010】このとき、jレンジビンのkサンプリング
目の参照信号sr,j (k)は次の(3)式により示され
る。
【数2】 ここで、s0 (t)は時刻tの送信信号を示している。
【0011】jレンジビンに存在する目標信号は、jレ
ンジビンの参照信号により復調される。すなわち、参照
信号乗算回路25−jは、次の(4)式によりA/D変
換器6からのディジタル信号とjレンジビンの参照信号
とを複素乗算する。
【数3】 ここで、s1 (t)は時刻tの受信信号、sr,j (k)
はjレンジビンのkサンプリング目の参照信号、s2,j
(k)は参照信号乗算回路25−jの出力信号を示して
いる。
【0012】そして、復調フィルタ26−jは、次の
(5)式によりコヒーレント積分を行いjレンジビンの
復調信号s3,j を出力する。
【数4】
【0013】jレンジビンに目標が存在した場合には、
jレンジビンの復調信号s3,j に目標信号成分が積分さ
れている。復調回路7からのレンジビン毎の復調信号は
検波回路8に出力される。検波回路8は入力したレンジ
ビン毎の復調信号を検波し、レンジビン毎の検波信号が
移動量補償積分回路24に出力される。移動量補償積分
回路24は、検波回路8からのレンジビン毎の検波信号
を入力し、初期レンジビンを基点とする目標が移動する
と想定される積分路を設定し、設定された積分路におけ
るインコヒーレント積分処理を行う。
【0014】移動量補償積分回路24は、以上の処理を
1CPI(Coherent Processing Interval)単位とし
て、あらかじめ設定しておいたM回行う。この時点で移
動量補償積分回路24には、i(1≦i≦M)CPIに
おけるj(1≦j≦N)レンジビンの復調信号si,j
2次元データとして蓄えられている。目標信号は2次元
領域上を移動する。
【0015】図20は移動量補償積分回路24の入力信
号の状況を説明する図である。図20ではM=N=3の
ときに、1CPIあたり1レンジビン移動する目標信号
成分の変化を表している。図20ではsi,j をiCPI
目におけるjレンジビンのセルとして表している。斜線
部分が目標信号成分を表している。
【0016】図21は移動量補償積分処理を説明するフ
ローチャートである。図21に示す処理手順では、レー
ダ方向に接近している、すなわち、CPIと伴にレンジ
ビン番号が減少する目標の検出を対象としている。ステ
ップST11において、CPI数M、レンジビン数Nを
それぞれ設定する。また、レンジビンの補償間隔δrを
設定する。この場合、目標はレーダ方向に接近している
ので、レンジビンの補償間隔δrは負である。
【0017】ステップST12において、1CPI目に
おいて目標信号の存在を仮定する初期レンジビンrnを
Nに設定する。ステップST13において、目標のレン
ジ移動量drの初期値を0と設定し、レンジビンの補償
間隔δrを単位とした移動レンジjaを1と設定する。
【0018】ステップST14において、次の(6)式
を用いてiCPIに目標信号成分の存在するレンジr0
(i)を計算する。
【数5】 ここで、rnは1CPI目において目標信号の存在を仮
定する初期レンジビン、drはMCPIで移動する目標
のレンジビン移動量を示している。また、レンジr
0 (i)を含むレンジビンc(i)を選択する。この場
合、計算されたレンジr0 (i)の値の小数点以下は、
例えば四捨五入してレンジビンc(i)を選択する。
【0019】ステップST15において、次の(7)式
を用いて、MCPIでdrレンジビンだけ移動する目標
に関するインコヒーレント積分PDI(Post Detection
Integration)の値P(rn,ja)を計算する。
【数6】 ここで、pc(i)はc(i)レンジビンの検波出力値
を示している。
【0020】ステップST16において、MCPIあた
りの目標のレンジビン移動量drをδrだけ増加する。
ステップST17において、MCPIにおける目標のレ
ンジ移動量drがrnより大きいときは、次のステップ
ST19に移行する。また、そうでない場合はステップ
ST18において、移動レンジjaをインクリメントし
て、上記ステップST14からST17までの処理を繰
り返す。
【0021】ステップST19において、目標の初期レ
ンジビンrnを1だけ減少し、ステップST20におい
て、目標の初期レンジビンrn<1の場合は処理を終了
し、そうでない場合は上記ステップST13からST2
0までの処理を繰り返す。
【0022】移動量補償積分回路24からはP(rn,
ja)(1≦rn≦N,1≦ja≦N/δr)の2次元
データが警報回路10に出力される。警報回路10で
は、M点のインコヒーレント積分処理を想定し、固定ス
レッショルドを設定している。すなわち、雑音について
M点のインコヒーレント積分処理を行った値が、固定ス
レッショルドを越える確率を誤警報確率とし、その誤警
報確率が所望値となるように固定スレッショルドが設定
されている。
【0023】警報回路10は移動量補償積分回路24か
ら出力されたP(rn,ja)の各成分と固定スレッシ
ョルドを比較し、固定スレッショルドを越えた成分を目
標信号と判定する。P(rn0,j0)が固定スレッシ
ョルドを越えた場合、初期レンジビンrn0からMCP
Iの間にj0 δrレンジだけ移動する目標が存在する
と判定される。
【0024】以上の処理は各アジマス角、エレベーショ
ン角毎に行われ、警報回路10での検出目標について
は、アジマス角、エレベーション角、距離(検出目標の
1CPI目における位置を距離とする)の3次元のデー
タが得られる。この処理はSPI(Signal Processing
Interval)単位で行われ、1SPI毎にこの3次元の観
測データは追尾回路11に出力されて追尾処理が行われ
る。
【0025】追尾回路11は等速度運動を行っている目
標を想定して追尾処理を行う。アジマス角、エレベーシ
ョン角、距離の3次元データから、次の(8)式を用い
てx,y,zの3次元データに変換する。 x=RcosElcosAz y=RcosElsinAz z=RsinEl (8) ここで、Rは目標距離、Elはエレベーション角、Az
はアジマス角を示している。
【0026】また、等速度運動を想定した目標運動モデ
ルは、次の(9)式の状態方程式により示される。
【数7】
【0027】また、目標信号の観測モデルは次の(1
0)式により示される。観測雑音は、角度(アジマス
角、エレベーション角)の観測誤差、距離の観測誤差を
x−y−z座標系における観測誤差に変換して計算され
る。
【数8】
【0028】上記(10)式では、各SPIにおいて目
標の位置が観測されるモデルを表している。k−1SP
I目の平滑値xハットk−1とその誤差共分散行列Pハ
ットk−1が与えられたとき、次の(11)式を用いて
kSPI目の予測値xチルダkを計算することで、kS
PI目における目標の予測位置が計算される。
【数9】
【0029】また、次の(12)式を用いて、xチルダ
kの誤差共分散行列Pチルダkを計算する。Pチルダk
は6行6列の行列となっている。
【数10】
【0030】次の(13)式を用いてkSPI目におけ
るカルマンゲインKk を計算する。
【数11】 ここで、Rvは観測雑音分散(E[vv* ])、Tは転
置行列を示している。
【0031】次の(14)式を用いて、kSPI目にお
けるxの平滑値xハットkを計算する。
【数12】
【0032】そして、次の(15)式を用いて、xハッ
トkの誤差共分散行列Pハットkを計算する。
【数13】 ここで、Iは単位行列を示している。
【0033】また、k+1→kとして、(11)式を用
いて、次のSPIの予測値を計算する。以降、同様の手
順により各SPIにおける目標の予測位置とその誤差分
散が計算される。実際の目標が(9)式で表される運動
モデルに従って運動しており、(10)式で表される観
測モデルに従って目標信号が観測されるとき、k−1S
PIまでの観測データを用い、カルマンフィルタ処理を
行った結果、kSPI目における目標観測位置zk の確
率分布は、次の(16)式で表される確率密度関数ps
(zk )の正規分布となる。
【数14】 ここで、Tは転置行列を示している。
【0034】追尾回路11は、各SPI毎に目標位置と
速度の平滑値、平滑誤差共分散行列、目標位置と速度の
予測値、予測誤差共分散行列、目標信号電力を出力す
る。
【0035】図22は特開平10−68771号公報に
開示された従来の目標検出装置の構成を示すブロック図
である。図において、27は入力信号についてコヒーレ
ント積分処理を行い、時間領域の信号成分からドップラ
ー周波数領域の信号成分に変換するコヒーレント積分回
路、28は目標のドップラー周波数の移動(加速度)を
考慮してインコヒーレント積分を行う加速度補償積分回
路である。その他の構成は図17に示す構成と同等のも
のである。
【0036】図22に示す信号処理系では、ドップラー
周波数の変化する(加速度を有する)目標のドップラー
速度を補償しながら、インコヒーレント積分を行ってい
る。復調回路7からの復調信号はコヒーレント積分回路
27により、ドップラー周波数領域の信号成分に変換さ
れる。検波回路8からの検波信号は時間とドップラー周
波数の2次元データとなり、目標信号はこの2次元領域
上を移動する。
【0037】加速度補償積分回路28では、時間とドッ
プラー周波数の2次元データに対して図21に示すフロ
ーチャートに従って(時間領域をドップラー周波数領域
に置き換えて)インコヒーレント積分処理を行う。その
結果、加速度を有する目標についてもインコヒーレント
積分され目標検出性能が改善される。
【0038】また、従来の目標検出装置として、特開平
8−179037号公報に開示されたレーダ装置があ
る。これは、目標のレンジビン移動を考慮して、インコ
ヒーレント処理を行うことで目標検出性能の改善を図る
ものである。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】一般に移動量補償積分
回路24におけるインコヒーレント積分路数が増加する
と誤警報確率が増加するが、従来のレーダ装置は以上の
ように構成され、移動量補償積分回路24におけるイン
コヒーレント積分路数に無関係に、警報回路10では積
分路数を1としたときに発生する誤警報確率を基に固定
スレッショルドを設定しているため、警報回路10にお
いて所望の誤警報確率とならないという課題があった。
【0040】また、特開平10−68771号公報や特
開平8−179037号公報に開示された目標検出装置
では、積分路数の増加に伴う誤警報確率の増加を考慮し
た固定スレッショルドの設定については具体的に言及さ
れていない。
【0041】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、インコヒーレント積分路数が増加
しても、移動量補償積分回路において初期レンジビンに
対応した固定スレッショルドを設定し、所望の誤警報確
率を達成できる目標検出装置を得ることを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】この発明に係る目標検出
装置は、目標に反射して生成された目標信号をレンジビ
ン毎に復調する復調回路と、この復調回路からのレンジ
ビン毎の復調信号を検波する検波回路と、この検波回路
からのレンジビン毎の検波信号を入力し、初期レンジビ
ンを起点とする目標が移動すると想定される積分路を設
定し、設定された積分路におけるインコヒーレント積分
処理を行い、設定された積分路を基に所望の誤警報確率
が得られるように、初期レンジビンに対応した固定スレ
ッショルドを計算する移動量補償積分回路と、この移動
量補償積分回路によるインコヒーレント積分処理結果と
上記初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを比
較して目標信号を判定する警報回路とを備えたものであ
る。
【0043】この発明に係る目標検出装置は、移動量補
償積分回路が初期レンジビンに対応した固定スレッショ
ルドを、各積分路の積分結果が無相関であると近似させ
ることで簡易的に計算するものである。
【0044】この発明に係る目標検出装置は、警報回路
により判定された目標信号の追尾処理を行い目標の位置
を推定する追尾回路を備え、移動量補償積分回路が、上
記追尾回路からの目標観測位置の確率分布に基づき、目
標存在確率の高い領域を選択して積分路を設定するもの
である。
【0045】この発明に係る目標検出装置は、移動量補
償積分回路が、追尾回路からの目標観測位置の確率分布
に基づき、目標存在確率の低い領域の積分路を棄却し、
棄却した積分路の演算負荷を目標存在確率の高い領域の
積分路における積分点数増加に転用することで、積分路
数と積分点数との間の演算負荷を調整して、目標存在確
率の高い領域の積分路と積分点数を設定するものであ
る。
【0046】この発明に係る目標検出装置は、目標に反
射して生成された目標信号をレンジビン毎に復調する復
調回路と、この復調回路からのレンジビン毎の復調信号
を検波する検波回路と、この検波回路からのレンジビン
毎の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得られるよ
うに積分路数を決定して、初期レンジビンを起点とする
目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定され
た積分路におけるインコヒーレント積分処理を行い、設
定された積分路を基に初期レンジビンに対応した固定ス
レッショルドを計算する移動量補償積分回路と、この移
動量補償積分回路によるインコヒーレント積分処理結果
と上記初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを
比較して目標信号を判定する警報回路とを備えたもので
ある。
【0047】この発明に係る目標検出装置は、警報回路
により判定された目標信号の追尾処理を行い目標の位置
を推定する追尾回路を備え、移動量補償積分回路が、所
望の誤警報確率が得られるように、かつ、上記追尾回路
からの目標観測位置の確率分布に基づき、所望の目標検
出確率が得られるように積分路数を決定するものであ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による目
標検出装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、9は検波回路8からのレンジビン毎の検波信号を入
力し、初期レンジビンを起点とする目標が移動すると想
定される積分路を設定し、設定された積分路におけるイ
ンコヒーレント積分処理を行い、設定された積分路を基
に所望の誤警報確率が得られるように、初期レンジビン
に対応した固定スレッショルドを計算する移動量補償積
分回路、10は移動量補償積分回路9によるインコヒー
レント積分処理結果と初期レンジビンに対応した固定ス
レッショルドを比較して目標信号を判定する警報回路で
ある。その他の構成は従来の図17に示す構成と同等で
ある。
【0049】図2は移動量補償積分回路9の内部構成を
示すブロック図である。図において、12は検波回路8
からのレンジビン毎の検波信号を入力し、初期レンジビ
ンを起点とする目標が移動すると想定される積分路を設
定し、設定された積分路を基に所望の誤警報確率が得ら
れるように、初期レンジビンに対応した固定スレッショ
ルドを計算して警報回路10に出力する積分路設定回
路、13は積分路設定回路12により設定された積分路
におけるインコヒーレント積分処理を行い、そのインコ
ヒーレント積分処理結果を警報回路10に出力する積分
回路である。
【0050】次に動作について説明する。変調回路1、
送信機2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、受信機
5、A/D変換器6、復調回路7、検波回路8は、図1
7に示す従来例と同様に動作し、検波回路8からのレン
ジビン毎の検波信号が移動量補償積分回路9に出力され
る。移動量補償積分回路9における積分路設定回路12
は、検波回路8からのレンジビン毎の検波信号を入力
し、初期レンジビンを起点とする目標が移動すると想定
される積分路を設定して積分回路13に出力すると共
に、設定された積分路を基に所望の誤警報確率が得られ
るように、初期レンジビンに対応した固定スレッショル
ドを計算して警報回路10に出力する。
【0051】このとき、積分路設定回路12は、次の
(17)式を用いて固定スレッショルドThを計算す
る。
【数15】 ここで、Nc は初期セルの番号、pn (x)は雑音の検
波回路出力時の確率密度関数、si,j はセルci に通じ
るj番目のパス、p(si,j )はパスsi,j を構成する
セルの検波出力値の総和、imax はセルci に通じる全
パス数を示している。
【0052】図3は移動量補償積分回路9におけるの入
力信号の状況を説明する図であり、図3(a)はデータ
例、図3(b)は積分路設定例、図3(c)は積分路セ
ルの集合を示しており、3CPIの間、最大3レンジビ
ン移動する目標を想定した場合のセルの設定例について
示している。
【0053】また、図4は誤警報確率計算に使用するパ
スの例を説明する図であり、図4(a)はセルc1 に通
じるパス、図4(b)はセルc4 に通じるパス、図4
(c)はセルc2 に通じるパスをそれぞれ示しており、
図3の積分路設定を行った際のセルに通じるパスの例に
ついて示している。
【0054】図3(a)では3CPIと3レンジビンの
範囲におけるセルを示している。1CPI目における初
期セルを1レンジビンとし、レンジビン移動補償間隔δ
r=1としたとき、設定される積分路は図3(b)に示
す4種類となる。また、4種類の積分路に含まれる全て
のセルの集合は図3(c)のようになる。図3(c)で
は3CPI目の左側のセルから順に番号付けをしてい
る。
【0055】図4(a)に示すように、セルc1 に通じ
るパスは{c6 ,c4 }の1種類となる。また、図4
(b)に示すように、セルc4 に通じるパスは{c6
の1種類となる。さらに、図4(c)に示すように、セ
ルc2 に通じるパスは{c6 ,c4 }と{c6 ,c5
の2種類となる。
【0056】以上の要領で各セルに通じるパスを調べ、
上記(17)式を用いて誤警報確率Pfaとなる固定ス
レッショルドThを計算する。実際に、全てのパスを調
べると、次の(18)式のようになる。 s1,1 ={c6 ,c4 } s2,1 ={c6 ,c4 } s2,2 ={c6 ,c5 } s3,1 ={c6 ,c5 } s4,1 ={c6 } s5,1 ={c6 } (18)
【0057】また、各パスの検波回路出力値に関する積
分値を比較したときの最大値は、次の(19)式のよう
に計算される。 p1 =max{p(s1,1 )}=x4 +x6 2 =max{p(s2,1 ),p(s2,2 )} =max{x4 +x6 ,x5 +x6 } p3 =max{p(s3,1 )}=x5 +x6 4 =max{p(s4,1 )}=x6 5 =max{p(s5,1 )}=x6 (19) ここで、xi はセルci の検波回路出力値を示してい
る。
【0058】上記(19)式を上記(17)式に代入す
ると、誤警報確率は次の(20)式により計算される。
【数16】 ここで、pn (x1 )〜pn (x6 )は、各セルに含ま
れる雑音成分電力x1 〜x6 の確率密度関数を示してい
る。
【0059】移動量補償積分回路9における積分路設定
回路12は、設定された積分路を積分回路13に出力す
ると共に、計算された初期レンジビンに対応した固定ス
レッショルドThを警報回路10に出力する。積分回路
13は積分路設定回路12で設定された積分路に沿って
インコヒーレント積分処理を行い、そのインコヒーレン
ト積分処理結果を警報回路10に出力する。警報回路1
0は積分回路13からのインコヒーレント積分処理結果
を入力し、初期レンジビンに対応した固定スレッショル
ドThに基づき目標信号を判定する。
【0060】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、移動量補償積分回路9が検波回路8からのレンジビ
ン毎の検波信号を入力し、初期レンジビンを起点とする
目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定され
た積分路におけるインコヒーレント積分処理を行い、設
定された積分路を基に所望の誤警報確率が得られるよう
に、初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを計
算し、警報回路10がインコヒーレント積分処理結果と
初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを比較し
て目標信号を判定することにより、インコヒーレント積
分路数が増加しても、所望の誤警報確率を達成できると
いう効果が得られる。
【0061】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、14は検波回路8からのレンジビン毎
の検波信号を入力し、追尾回路11が上記(16)式で
求めた目標観測位置zk の確率分布ps (zk)に基づ
き目標存在確率の高い領域に限定して、初期レンジビン
を起点とする目標が移動すると想定される積分路を設定
し、設定された積分路におけるインコヒーレント積分処
理を行い、設定された積分路を基に所望の誤警報確率が
得られるように、初期レンジビンに対応した固定スレッ
ショルドを計算する移動量補償積分回路である。その他
の構成は実施の形態1の図1に示す構成と同等である。
【0062】図6は移動量補償積分回路14の内部構成
を示すブロック図である。図において、15は検波回路
8からのレンジビン毎の検波信号を入力し、追尾回路1
1が上記(16)式で求めた目標観測位置zk の確率分
布ps (zk )に基づき目標存在確率の高い領域に限定
して、初期レンジビンを起点とする目標が移動すると想
定される積分路を設定し、設定された積分路を基に所望
の誤警報確率が得られるように、初期レンジビンに対応
した固定スレッショルドを計算する選択型積分路設定回
路であり、積分回路13は実施の形態1の図2に示すも
のと同等である。
【0063】次に動作について説明する。変調回路1、
送信機2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、受信機
5、A/D変換器6、復調回路7、検波回路8は、図1
7に示す従来例と同様に動作して、検波回路8からのレ
ンジビン毎の検波信号が移動量補償積分回路14に出力
される。
【0064】移動量補償積分回路14における選択型積
分路設定回路15は、検波回路8からのレンジビン毎の
検波信号を入力し、追尾回路11が上記(16)式で求
めた目標観測位置zk の確率分布ps (zk )に基づき
目標存在確率の高い領域に限定して、初期レンジビンを
起点とする目標が移動すると想定される積分路を設定し
て積分回路13に出力すると共に、設定された積分路を
基に所望の誤警報確率が得られるように、初期レンジビ
ンに対応した固定スレッショルドを計算して警報回路1
0に出力する。
【0065】図7は目標存在範囲を説明する図であり、
選択型積分路設定回路15において設定される移動量補
償範囲について示している。ここでは、便宜的に2次元
の状況について示している。図7に示す目標観測位置の
確率分布の等高線は、上記(16)式の正規分布の等高
線より計算する。受信ビーム幅と目標存在確率の等高線
の関係が図7となるようなアジマス角、エレベーション
角を検出し、その角度におけるΔRの距離範囲に限定し
て移動量補償を行い積分路を選択する。図7ではkσの
範囲で移動量補償を行う状況について表している。ここ
で、σは目標存在確率の標準偏差、kは適宜設定された
係数を示している。
【0066】移動量補償積分回路14における積分回路
13と、警報回路10、追尾回路11は実施の形態1と
同様に動作する。
【0067】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、移動量補償積分回路14が検波回路8からのレンジ
ビン毎の検波信号を入力し、追尾回路11が求めた目標
観測位置の確率分布に基づき目標存在確率の高い領域に
限定して、初期レンジビンを起点とする目標が移動する
と想定される積分路を設定し、設定された積分路におけ
るインコヒーレント積分処理を行い、設定された積分路
を基に所望の誤警報確率が得られるように、初期レンジ
ビンに対応した固定スレッショルドを計算し、警報回路
10がインコヒーレント積分処理結果と初期レンジビン
に対応した固定スレッショルドを比較して目標信号を判
定することにより、インコヒーレント積分路数が増加し
ても、所望の誤警報確率を達成できるという効果が得ら
れる。
【0068】また、この実施の形態2によれば、移動量
補償積分回路14が目標存在確率の高い領域に限定して
積分路を設定することにより、積分路数が少なくなり、
積分回路13におけるインコヒーレント積分の演算量を
少なくすることができるという効果が得られる。
【0069】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3による目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、16は検波回路8からのレンジビン毎
の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得られるよう
に積分路数を決定して、初期レンジビンを起点とする目
標が移動すると想定される積分路を設定し、設定された
積分路におけるインコヒーレント積分処理を行い、設定
された積分路を基に初期レンジビンに対応した固定スレ
ッショルドを計算する移動量補償積分回路である。その
他の構成は実施の形態1の図1に示す構成と同等であ
る。
【0070】図9は移動量補償積分回路16の内部構成
を示すブロック図である。図において、17は検波回路
8からのレンジビン毎の検波信号を入力し、所望の誤警
報確率が得られるように積分路数を決定して、初期レン
ジビンを起点とする目標が移動すると想定される積分路
を設定し、設定された積分路を基に初期レンジビンに対
応した固定スレッショルドを計算する誤警報確率調整型
積分路設定回路で、積分回路13は実施の形態1の図2
に示すものと同等である。
【0071】次に動作について説明する。変調回路1、
送信機2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、受信機
5、A/D変換器6、復調回路7、検波回路8は、図1
7に示す従来例と同様に動作して、検波回路8からのレ
ンジビン毎の検波信号が移動量補償積分回路16に出力
される。
【0072】移動量補償積分回路16における誤警報確
率調整型積分路設定回路17は、検波回路8からのレン
ジビン毎の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得ら
れるように積分路数を決定して、初期レンジビンを起点
とする目標が移動すると想定される積分路を設定して積
分回路13に出力すると共に、設定された積分路を基に
初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを計算し
て警報回路10に出力する。
【0073】一般に、積分路数を多くすると誤警報確率
が大きくなり、積分路数を少なくすると誤警報確率が小
さくなる。ここで、レンジビン数をN、レンジビンの補
償間隔をδrとすると、積分路数はN/δrで示され
る。そのため、誤警報確率調整型積分路設定回路17
は、所望の誤警報確率が得られるように、レンジビン数
Nとレンジビンの補償間隔δrにより積分路数を決定す
る。
【0074】移動量補償積分回路16における積分回路
13と、警報回路10、追尾回路11は実施の形態1と
同様に動作する。
【0075】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、移動量補償積分回路16が検波回路8からのレンジ
ビン毎の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得られ
るように積分路数を決定して、初期レンジビンを起点と
する目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定
された積分路におけるインコヒーレント積分処理を行
い、設定された積分路を基に初期レンジビンに対応した
固定スレッショルドを計算し、警報回路10がインコヒ
ーレント積分処理結果と初期レンジビンに対応した固定
スレッショルドを比較して目標信号を判定することによ
り、インコヒーレント積分路数が増加しても、所望の誤
警報確率を達成できるという効果が得られる。
【0076】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4による目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、18は検波回路8からのレンジビン毎
の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得られるよう
に、かつ、追尾回路11が上記(16)式で求めた目標
観測位置zk の確率分布ps (zk )に基づき、所望の
目標検出確率が得られるように積分路数を決定して、初
期レンジビンを起点とする目標が移動すると想定される
積分路を設定し、設定された積分路におけるインコヒー
レント積分処理を行い、設定された積分路を基に初期レ
ンジビンに対応した固定スレッショルドを計算する移動
量補償積分回路である。その他の構成は実施の形態1の
図1に示す構成と同等である。
【0077】図11は移動量補償積分回路18の内部構
成を示すブロック図である。図において、19は検波回
路8からのレンジビン毎の検波信号を入力し、所望の誤
警報確率が得られるように、かつ、追尾回路11が上記
(16)式で求めた目標観測位置zk の確率分布p
s (zk )に基づき、所望の目標検出確率が得られるよ
うに積分路数を決定して、初期レンジビンを起点とする
目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定され
た積分路を基に初期レンジビンに対応した固定スレッシ
ョルドを計算する誤警報確率/目標検出確率調整型積分
路設定回路であり、積分回路13は実施の形態1の図2
に示すものと同等である。
【0078】次に動作について説明する。変調回路1、
送信機2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、受信機
5、A/D変換器6、復調回路7、検波回路8は、図1
7に示す従来例と同様に動作して、検波回路8からのレ
ンジビン毎の検波信号が移動量補償積分回路18に出力
される。
【0079】移動量補償積分回路18における誤警報確
率/目標検出確率調整型積分路設定回路19は、検波回
路8からのレンジビン毎の検波信号を入力し、所望の誤
警報確率が得られるように、かつ、追尾回路11が上記
(16)式で求めた目標観測位置zk の確率分布p
s (zk )に基づき、所望の目標検出確率が得られるよ
うに積分路数を決定して、初期レンジビンを起点とする
目標が移動すると想定される積分路を設定して積分回路
13に出力すると共に、設定された積分路を基に初期レ
ンジビンに対応した固定スレッショルドを計算して警報
回路10に出力する。
【0080】一般に、積分路数を多くすると目標検出確
率が大きくなり、積分路数を少なくすると目標検出確率
が小さくなる。そこで、誤警報確率と同様に、レンジビ
ン数Nとレンジビンの補償間隔δrにより積分路数を決
定することで、目標検出確率を制御することができる。
そのため、誤警報確率/目標検出確率調整型積分路設定
回路19は、所望の誤警報確率が得られるように、か
つ、追尾回路11が上記(16)式で求めた目標観測位
置zk の確率分布ps (zk )に基づき、所望の目標検
出確率が得られるように、レンジビン数Nとレンジビン
の補償間隔δrにより積分路数を決定する。
【0081】ここで、目標検出確率Pdは次の(21)
式により計算される。
【数17】 ここで、rd はMCPIの間に移動したレンジ数、Rrd
は想定する移動レンジ数rd の全範囲、prd,i(xi
は移動レンジ数rd を仮定したときのi番目のセルにお
ける目標検出確率密度関数、zrdは移動レンジ数rd
仮定したときに定まるMCPI目での目標位置、p(s
i,j )はパスsi,j を構造するセルの検波出力値の総
和、imax はセルci に通じる全パス数を示している。
【0082】移動量補償積分回路18における積分回路
13と、警報回路10、追尾回路11は実施の形態1と
同様に動作する。
【0083】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、移動量補償積分回路18が検波回路8からのレンジ
ビン毎の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得られ
るように、かつ、追尾回路11が求めた目標観測位置の
確率分布に基づき、所望の目標検出確率が得られるよう
に積分路数を決定して、初期レンジビンを起点とする目
標が移動すると想定される積分路を設定し、設定された
積分路におけるインコヒーレント積分処理を行い、設定
された積分路を基に初期レンジビンに対応した固定スレ
ッショルドを計算し、警報回路10がインコヒーレント
積分処理結果と初期レンジビンに対応した固定スレッシ
ョルドを比較して目標信号を判定することにより、所望
の誤警報確率及び所望の目標検出確率を達成できるとい
う効果が得られる。
【0084】実施の形態5.図12はこの発明の実施の
形態5による目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。20は検波回路8からのレンジビン毎の検波信号を
入力し、初期レンジビンを起点とする目標が移動すると
想定される積分路を設定し、設定された積分路における
インコヒーレント積分処理を行い、設定された積分路を
基に所望の誤警報確率が得られるように、初期レンジビ
ンに対応した固定スレッショルドを、各積分路の積分結
果が無相関であると近似させることで簡易的に計算する
移動量補償積分回路である。その他の構成は実施の形態
1の図1に示す構成と同等である。
【0085】図13は移動量補償積分回路20の内部構
成を示すブロック図である。図において、21は検波回
路8からのレンジビン毎の検波信号を入力し、初期レン
ジビンを起点とする目標が移動すると想定される積分路
を設定し、設定された積分路を基に所望の誤警報確率が
得られるように、初期レンジビンに対応した固定スレッ
ショルドを、各積分路の積分結果が無相関であると近似
させることで簡易的に計算する誤警報簡易計算型積分路
設定回路であり、積分回路13は実施の形態1の図2に
示すものと同等である。
【0086】上記実施の形態1では、移動量補償積分回
路9における積分路設定回路12が上記(17)式を用
いて固定スレッショルドを計算しているが、このとき、
実用的には演算処理負荷が大きく、実際に目標を追尾す
る過程での実時間処理には向いていない。そこで、この
実施の形態5は、実時間処理可能な簡易的な式を用いて
固定スレッショルドを計算するものである。
【0087】次に動作について説明する。変調回路1、
送信機2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、受信機
5、A/D変換器6、復調回路7、検波回路8は、図1
7に示す従来例と同様に動作して、検波回路8からのレ
ンジビン毎の検波信号が移動量補償積分回路20に出力
される。
【0088】移動量補償積分回路20における誤警報簡
易計算型積分路設定回路21は、検波回路8からのレン
ジビン毎の検波信号を入力し、初期レンジビンを起点と
する目標が移動すると想定される積分路を設定して積分
回路13に出力すると共に、設定された積分路を基に所
望の誤警報確率が得られるように、初期レンジビンに対
応した固定スレッショルドを、次の(22)式により各
積分路の積分結果が無相関であると近似させることで簡
易的に計算して警報回路10に出力する。
【数18】 ここで、Pfa0 は一つの積分路当たり発生する誤警報確
率、Naは積分路数を示している。
【0089】ここで、上記(22)式における一つの積
分路当り発生する誤警報確率Pfa0は次の(23)式に
より計算する。
【数19】 ここで、Thは固定スレッショルド、A(x)*B
(x)は関数A(x)と関数B(x)の畳み込み演算を
示している。
【0090】上記(22)式と(23)式を用いて、誤
警報簡易計算型積分路設定回路21は、所望の誤警報確
率が得られるように固定スレッショルドを簡易的に計算
して警報回路10に出力する。
【0091】移動量補償積分回路20における積分回路
13と、警報回路10、追尾回路11は実施の形態1と
同様に動作する。
【0092】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、移動量補償積分回路20が検波回路8からのレンジ
ビン毎の検波信号を入力し、初期レンジビンを起点とす
る目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定さ
れた積分路におけるインコヒーレント積分処理を行い、
設定された積分路を基に所望の誤警報確率が得られるよ
うに、初期レンジビンに対応した固定スレッショルド
を、各積分路の積分結果が無相関であると近似させるこ
とで簡易的に計算し、警報回路10がインコヒーレント
積分処理結果と初期レンジビンに対応した固定スレッシ
ョルドを比較して目標信号を判定することにより、イン
コヒーレント積分路数が増加しても、所望の誤警報確率
を達成できるという効果が得られる。
【0093】また、この実施の形態5によれば、移動量
補償積分回路20が(22)式、(23)式を用いて固
定スレッショルドを簡易的に計算することにより、固定
スレッショルドの計算を高速に行い実時間処理ができる
という効果が得られる。
【0094】実施の形態6.図14はこの発明の実施の
形態6による目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、22は検波回路8からのレンジビン毎
の検波信号を入力し、追尾回路11が上記(16)式で
求めた目標観測位置zk の確率分布ps (z k )に基づ
きMCPI目において目標存在確率の低い領域を含む積
分路(以下、目標存在確率の低い領域の積分路)を棄却
し、棄却した積分路の演算負荷をMCPI目において目
標存在確率の高い領域を含む積分路(以下、目標存在確
率の高い領域の積分路)目標存在確率の高い領域の積分
路における積分点数増加に転用することで、積分路数と
積分点数との間で負荷を調整して、初期レンジビンを起
点とする目標が移動すると想定される目標存在確率の高
い領域の積分路と積分点数を設定し、設定された積分路
におけるインコヒーレント積分処理を行い、設定された
積分路を基に所望の誤警報確率が得られるように、初期
レンジビンに対応した固定スレッショルドを計算する移
動量補償積分回路である。その他の構成は実施の形態1
の図1に示す構成と同等である。
【0095】図15は移動量補償積分回路22の内部構
成を示すブロック図である。図において、23は検波回
路8からのレンジビン毎の検波信号を入力し、追尾回路
11が上記(16)式で求めた目標観測位置zk の確率
分布ps (zk )に基づき目標存在確率の低い領域の積
分路を棄却し、棄却した積分路の演算負荷を目標存在確
率の高い領域の積分路における積分点数増加に転用する
ことで、積分路数と積分点数との間で負荷を調整して、
初期レンジビンを起点とする目標が移動すると想定され
る目標存在確率の高い領域の積分路と積分点数を設定
し、設定された積分路を基に所望の誤警報確率が得られ
るように、初期レンジビンに対応した固定スレッショル
ドを計算する負荷配分型積分路設定回路であり、積分回
路13は実施の形態1の図2に示すものと同等である。
【0096】次に動作について説明する。変調回路1、
送信機2、送信アンテナ3、受信アンテナ4、受信機
5、A/D変換器6、復調回路7、検波回路8は、図1
7に示す従来例と同様に動作して、検波回路8からのレ
ンジビン毎の検波信号が移動量補償積分回路22に出力
される。
【0097】移動量補償積分回路22における負荷配分
型積分路設定回路23は、予め演算負荷か決められてお
り、検波回路8からのレンジビン毎の検波信号を入力
し、追尾回路11が上記(16)式で求めた目標観測位
置zk の確率分布ps (zk )に基づき目標存在確率の
低い領域の積分路を棄却し、棄却した積分路の演算負荷
を目標存在確率の高い領域の積分路における積分点数増
加に転用することで、積分路数と積分点数との間で負荷
を調整して、初期レンジビンを起点とする目標が移動す
ると想定される目標存在確率の高い領域の積分路と積分
点数を設定して積分回路13に出力すると共に、設定さ
れた積分路を基に所望の誤警報確率が得られるように、
初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを計算し
て警報回路10に出力する。
【0098】図16は演算負荷の配分例を説明する図で
あり、積分路数を制限した際の余剰リソースを積分点数
に配分した例を示している。図16では、積分点数が各
々2である積分路Aと積分路Bを、積分点数が3である
1種類の積分路Cに限定している。積分路Aの和演算回
数は1で、積分路Bの和演算回数も1であり、積分路A
と積分路Bの和演算回数の合計は2である。また、積分
路Cの和演算回数も2であり、積分路数を制限する前と
積分路数を制限した後の和演算回数は変化していない。
【0099】移動量補償積分回路22における積分回路
13と、警報回路10、追尾回路11は実施の形態1と
同様に動作する。
【0100】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、負荷配分型積分路設定回路23が検波回路8からの
レンジビン毎の検波信号を入力し、追尾回路11が求め
た目標観測位置の確率分布に基づき目標存在確率の低い
領域の積分路を棄却し、棄却した積分路の演算負荷を目
標存在確率の高い領域の積分路における積分点数増加に
転用することで、積分路数と積分点数との間で負荷を調
整して、初期レンジビンを起点とする目標が移動すると
想定される目標存在確率の高い領域の積分路と積分点数
を設定し、設定された積分路におけるインコヒーレント
積分処理を行い、設定された積分路を基に所望の誤警報
確率が得られるように、初期レンジビンに対応した固定
スレッショルドを計算し、警報回路10がインコヒーレ
ント積分処理結果と初期レンジビンに対応した固定スレ
ッショルドを比較して目標信号を判定することにより、
インコヒーレント積分路数が増加しても、所望の誤警報
確率を達成できるという効果が得られる。
【0101】また、この実施の形態6によれば、負荷配
分型積分路設定回路23が棄却した積分路の演算負荷を
目標存在確率の高い領域の積分路における積分点数増加
に転用することで、目標検出確率を改善することができ
るという効果が得られる。
【0102】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、検波
回路からのレンジビン毎の検波信号を入力し、初期レン
ジビンを起点とする目標が移動すると想定される積分路
を設定し、設定された積分路におけるインコヒーレント
積分処理を行い、設定された積分路を基に所望の誤警報
確率が得られるように、初期レンジビンに対応した固定
スレッショルドを計算する移動量補償積分回路と、移動
量補償積分回路によるインコヒーレント積分処理結果と
初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを比較し
て目標信号を判定する警報回路とを備えたことことによ
り、インコヒーレント積分路数が増加しても、所望の誤
警報確率を達成できるという効果がある。
【0103】この発明によれば、移動量補償積分回路が
初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを、各積
分路の積分結果が無相関であると近似させることで簡易
的に計算することにより、インコヒーレント積分路数が
増加しても、所望の誤警報確率を達成できるという効果
がある。
【0104】この発明によれば、警報回路により判定さ
れた目標信号の追尾処理を行い目標の位置を推定する追
尾回路を備え、移動量補償積分回路が、追尾回路からの
目標観測位置の確率分布に基づき、目標存在確率の高い
領域を選択して積分路を設定することにより、インコヒ
ーレント積分路数が増加しても、所望の誤警報確率を達
成できるという効果がある。
【0105】この発明によれば、移動量補償積分回路
が、追尾回路からの目標観測位置の確率分布に基づき、
目標存在確率の低い領域の積分路を棄却し、棄却した積
分路の演算負荷を目標存在確率の高い領域の積分路にお
ける積分点数増加に転用することで、積分路数と積分点
数との間の演算負荷を調整して、目標存在確率の高い領
域の積分路と積分点数を設定することにより、インコヒ
ーレント積分路数が増加しても、所望の誤警報確率を達
成できるという効果がある。
【0106】この発明によれば、検波回路からのレンジ
ビン毎の検波信号を入力し、所望の誤警報確率が得られ
るように積分路数を決定して、初期レンジビンを起点と
する目標が移動すると想定される積分路を設定し、設定
された積分路におけるインコヒーレント積分処理を行
い、設定された積分路を基に初期レンジビンに対応した
固定スレッショルドを計算する移動量補償積分回路と、
移動量補償積分回路によるインコヒーレント積分処理結
果と初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを比
較して目標信号を判定する警報回路とを備えたことによ
り、インコヒーレント積分路数が増加しても、所望の誤
警報確率を達成できるという効果がある。
【0107】この発明によれば、警報回路により判定さ
れた目標信号の追尾処理を行い目標の位置を推定する追
尾回路を備え、移動量補償積分回路が、所望の誤警報確
率が得られるように、かつ、追尾回路からの目標観測位
置の確率分布に基づき、所望の目標検出確率が得られる
ように積分路数を決定することにより、所望の誤警報確
率及び所望の目標検出確率を達成できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による目標検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の移動量補償積分回
路の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の移動量補償積分回
路の入力信号の状況を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の誤警報確率計算に
使用するパスの例を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による目標検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の移動量補償積分回
路の内部構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の目標存在範囲を説
明する図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による目標検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の移動量補償積分回
路の内部構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による目標検出装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態4の移動量補償積分
回路の内部構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による目標検出装
置の構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態5の移動量補償積分
回路の内部構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態6による目標検出装
置の構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態6の移動量補償積分
回路の内部構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態6による演算負荷の
配分例を説明する図である。
【図17】 従来の目標検出装置の構成を示すブロック
図である。
【図18】 従来の復調回路の内部構成を示すブロック
図である。
【図19】 従来の目標検出装置の復調処理を説明する
タイミングチャートである。
【図20】 従来の目標検出装置による移動量補償積分
回路の入力信号の状況を説明する図である。
【図21】 従来の目標検出装置の移動量補償積分処理
を説明するフローチャートである。
【図22】 従来の目標検出装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 変調回路、2 送信機、3 送信アンテナ、4 受
信アンテナ、5 受信機、6 A/D変換器、7 復調
回路、8 検波回路、9 移動量補償積分回路、10
警報回路、11 追尾回路、12 積分路設定回路、1
3 積分回路、14 移動量補償積分回路、15 選択
型積分路設定回路、16 移動量補償積分回路、17
誤警報確率調整型積分路設定回路、18 移動量補償積
分回路、19 誤警報確率/目標検出確率調整型積分路
設定回路、20 移動量補償積分回路、21 誤警報簡
易計算型積分路設定回路、22 移動量補償回路、23
負荷配分型積分路設定回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標に反射して生成された目標信号をレ
    ンジビン毎に復調する復調回路と、 この復調回路からのレンジビン毎の復調信号を検波する
    検波回路と、 この検波回路からのレンジビン毎の検波信号を入力し、
    初期レンジビンを起点とする目標が移動すると想定され
    る積分路を設定し、設定された積分路におけるインコヒ
    ーレント積分処理を行い、設定された積分路を基に所望
    の誤警報確率が得られるように、初期レンジビンに対応
    した固定スレッショルドを計算する移動量補償積分回路
    と、 この移動量補償積分回路によるインコヒーレント積分処
    理結果と上記初期レンジビンに対応した固定スレッショ
    ルドを比較して目標信号を判定する警報回路とを備えた
    ことを特徴とする目標検出装置。
  2. 【請求項2】 移動量補償積分回路が初期レンジビンに
    対応した固定スレッショルドを、各積分路の積分結果が
    無相関であると近似させることで簡易的に計算すること
    を特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
  3. 【請求項3】 警報回路により判定された目標信号の追
    尾処理を行い目標の位置を推定する追尾回路を備え、 移動量補償積分回路が、上記追尾回路からの目標観測位
    置の確率分布に基づき、目標存在確率の高い領域を選択
    して積分路を設定することを特徴とする請求項1記載の
    目標検出装置。
  4. 【請求項4】 移動量補償積分回路が、追尾回路からの
    目標観測位置の確率分布に基づき、目標存在確率の低い
    領域の積分路を棄却し、棄却した積分路の演算負荷を目
    標存在確率の高い領域の積分路における積分点数増加に
    転用することで、積分路数と積分点数との間の演算負荷
    を調整して、目標存在確率の高い領域の積分路と積分点
    数を設定することを特徴とする請求項3記載の目標検出
    装置。
  5. 【請求項5】 目標に反射して生成された目標信号をレ
    ンジビン毎に復調する復調回路と、 この復調回路からのレンジビン毎の復調信号を検波する
    検波回路と、 この検波回路からのレンジビン毎の検波信号を入力し、
    所望の誤警報確率が得られるように積分路数を決定し
    て、初期レンジビンを起点とする目標が移動すると想定
    される積分路を設定し、設定された積分路におけるイン
    コヒーレント積分処理を行い、設定された積分路を基に
    初期レンジビンに対応した固定スレッショルドを計算す
    る移動量補償積分回路と、 この移動量補償積分回路によるインコヒーレント積分処
    理結果と上記初期レンジビンに対応した固定スレッショ
    ルドを比較して目標信号を判定する警報回路とを備えた
    ことを特徴とする目標検出装置。
  6. 【請求項6】 警報回路により判定された目標信号の追
    尾処理を行い目標の位置を推定する追尾回路を備え、 移動量補償積分回路が、所望の誤警報確率が得られるよ
    うに、かつ、上記追尾回路からの目標観測位置の確率分
    布に基づき、所望の目標検出確率が得られるように積分
    路数を決定することを特徴とする請求項5記載の目標検
    出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003279643A (ja) * 2001-03-14 2003-10-02 Toto Ltd 物体検知装置
JP2007071600A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Nec Corp 航跡生成システム、その誤差共分散行列初期値設定装置、航跡生成方法およびその誤差共分散行列初期値設定方法
JP2007333515A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 目標検出装置
JP2008275339A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 目標検出装置
JP2009289111A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置

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