JP2003227872A - 合成開口レーダ装置 - Google Patents

合成開口レーダ装置

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JP2003227872A
JP2003227872A JP2002028036A JP2002028036A JP2003227872A JP 2003227872 A JP2003227872 A JP 2003227872A JP 2002028036 A JP2002028036 A JP 2002028036A JP 2002028036 A JP2002028036 A JP 2002028036A JP 2003227872 A JP2003227872 A JP 2003227872A
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Masashi Yamaguchi
真史 山口
Katsuhiko Yamada
克彦 山田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペックル雑音等のノイズによる移動目標の
誤検出の発生を抑える。 【解決手段】 送受信局20により得られた受信信号列
は、パルス圧縮手段3およびルック生成手段21を介し
てシングルルック画像および、そのシングルルック画像
から分割抽出された2つのルック画像が得られる。それ
らの各画像はそれぞれ輝度二値化手段9a,9b,9c
によって二値化処理される。移動目標測定手段は、二値
化シングルルック画像と2つの二値化ルック画像との間
の変化部分を検出し、その像の大きさに基づいて移動目
標の検出やその移動速度の算出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成開口レーダ装
置に関するものであり、特に、移動目標を検出してその
位置や移動速度を測定するための技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】航空機や衛星などの移動体に搭載する合
成開口レーダ(SAR:synthetic aper
ture rader)として、例えば、車両や船舶な
どの移動目標を検出してその位置を測定する干渉型合成
開口レーダ装置が知られている。
【0003】図5は、特開平10−232282号公報
に開示されている干渉型合成開口レーダ装置の構成を示
すブロック図である。同図において、101は観測領域
に対して電波を送信し、その反射波を受信する送受信ア
ンテナ、102は送受信アンテナ101に対して高周波
信号を供給すると共に、送受信アンテナ101で受信し
た信号を増幅・復調する送受信機である。103は送受
信機102よって増幅・復調された受信信号列をパルス
圧縮するパルス圧縮装置、104はパルス圧縮装置10
3によって得られた一連の受信信号列を2つに分割し、
2つの開口に対応した信号を抽出する開口分割装置、1
05aおよび105bは開口分割装置104によって得
られた受信信号列をアジマス圧縮してSAR画像を生成
するアジマス圧縮装置である。また、106はアジマス
圧縮装置105aおよび105bによって得られた2つ
のSAR画像の位置合わせを行うレジストレーション
部、107は2つのSAR画像の位相差をとる複素画像
加算器、108はSAR画像の虚数部分と実数部分とか
ら振幅を得る検波回路である。また、110はレジスト
レーション部106と複素画像加算器107と検波回路
108とから構成された干渉回路を示している。
【0004】次に動作について説明する。送受信アンテ
ナ101は送受信機102で発生した高周波パルス信号
を観測領域へ向けて照射し、その反射波であるエコーを
受信する。ここで、送受信ビームの向きは、干渉型合成
開口レーダ装置が搭載されたプラットフォームの軌道と
直交する方向に調整されているものとする。
【0005】受信したエコーは送受信機102で増幅・
復調され、パルス圧縮装置103でパルス圧縮してレン
ジ分解能を改善する。ここで、パルス圧縮とは、ある変
調を施された広パルス幅信号を相関処理によって狭パル
ス幅信号に変換する処理をいい、この処理によってレン
ジ方向の分解能が高まる。このパルス圧縮は、一般的に
レンジ圧縮とも呼ばれる。
【0006】その後、パルス圧縮装置103によって得
られた一連の受信信号列は、開口分割装置104によっ
て2つに分割され、2つの開口に対応した信号が抽出さ
れる。つまり、この干渉型合成レーダ装置は、アンテナ
の開口を1つしか有さないが、プラットフォームの進行
方向に所定の間隔を有する2つの開口がある場合と等価
な動作を実現している。
【0007】そして、開口分割装置104によって分割
された2つの受信信号列に対して、それぞれアジマス圧
縮装置105aおよび105bによりアジマス圧縮が施
され、想定される2つの開口に対応した2つの複素SA
R画像が生成される。これらの複素SAR画像は、静止
目標も移動目標も含まれたかたちの画像である。ここ
で、アジマス圧縮とは、エコーの到来方向の差によって
生じるドップラ周波数差を分離することによって、アジ
マス方向の分解能を向上させる処理である。
【0008】レジストレーション部106はアジマス圧
縮装置105a、105bで得られた2枚の複素SAR
画像が同じ領域を写し出すように画像を調整する。つま
り、アジマス圧縮装置105aの出力であるSAR画像
と、アジマス圧縮装置105bの出力であるSAR画像
とは、プラットフォームが想定される2つの開口の間隔
だけ移動するのに要した時間だけの時間差を有すること
となる。また上記したように、送受信ビームは、プラッ
トフォームの軌道と直交する向きに調整されているの
で、観測領域との位置関係は等しく、従って2枚のSA
R画像の位相はどの画素においても等しくなる。
【0009】しかし、観測領域内に移動目標が存在した
場合には、プラットフォームが想定される開口の間隔だ
け移動する間にその目標も移動するので、その目標との
距離変化分だけ位相は変化する。そこで、複素画像加算
器107において2枚のSAR画像間で複素減算し、そ
の後、検波回路108において振幅に変換すると、地表
面の信号は消去されて、移動目標の存在する画素にだけ
信号が現われる。
【0010】以上の動作を、数式を用いて説明する。ア
ンテナ101から目標までの距離をr0とすると、SA
R画像における目標の位相φ1は次式で与えられる。
【0011】
【数3】
【0012】また、その後にプラットフォームが想定さ
れる開口の間隔だけ移動したときの、SAR画像におけ
るの目標の位相φ2は次式で与えられる。但し、uはプ
ラットフォームの速度、vは目標の速度、θは目標速度
vがLOS(Line ofSight)となす角、B
は想定される開口の間隔(ベースライン長)である。
【0013】
【数4】
【0014】従って、検波回路108の出力信号sは次
式で表わされる。但し、2つのSAR画像における目標
のエコーの強度A1、A2はほぼ等しいと仮定している。
【0015】
【数5】
【0016】式(3)から、目標が静止している場合に
は検波回路8の出力には信号が現われず、目標が移動し
ている場合にのみ出力信号が得られることが分かる。つ
まり、図5に示した合成開口レーダ装置が移動目標検出
装置として動作することが分かる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の干渉型合成開口レーダ装置では、開口分割されたそれ
ぞれのSAR画素ごとの位相差から移動目標を検出する
手法が用いられていた。しかし、スペックル雑音のため
に式(1)と式(2)との間でA1=A2とならないた
め、式(3)が成立しないことが多い。そのため、静止
目標やノイズを移動目標として誤検出しやすくなり、誤
警報確率が高くなる原因となっていた。
【0018】また特開平10−232282号公報で
は、一つの散乱点が他の散乱点に与える影響やその他の
ノイズを考慮しておらず、このことも図5に示した合成
開口レーダ装置における誤警報確率が高なる原因となっ
ていた。
【0019】さらに、図5に示した合成開口レーダ装置
における開口分割装置104は、一般的なSAR画像生
成装置が有しているものではない。そのために、従来の
合成開口レーダ装置とは異なる装置構造をとる必要があ
り、汎用性に乏しいとも言える。
【0020】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、移動目標の誤検出の発生を抑え
ることのできる合成開口レーダ装置およびSAR画像処
理方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の合成開
口レーダ装置は、移動プラットフォームに設けられ、観
測領域に対して電波を送信すると共に、前記観測領域か
らのエコーを受信して一連の受信信号列を生成する送受
信手段と、前記送受信手段により生成された前記受信信
号列をパルス圧縮するパルス圧縮手段と、前記パルス圧
縮手段によりパルス圧縮された前記受信信号列から複数
のSAR画像を生成するルック生成手段と、前記ルック
生成手段により生成された複数の前記SAR画像の各画
素の輝度を所定の閾値に基づき二値化する輝度二値化手
段と、複数の二値化された前記SAR画像間の変化部分
を検出する変化部分検出手段とを備えることを特徴とす
る。
【0022】請求項2に記載の合成開口レーダ装置は、
請求項1に記載の合成開口レーダ装置であって、さら
に、所定の二値化された前記SAR画像上における前記
変化部分を作り出した像のアジマス方向の長さを算出
し、前記像のアジマス方向の長さが所定の値よりも大き
い場合に、前記像を移動目標の像として検出する移動目
標検出手段を備えることを特徴とする。
【0023】請求項3に記載の合成開口レーダ装置は、
請求項2に記載の合成開口レーダ装置であって、さら
に、複数の二値化された前記SAR画像上における前記
移動目標検出手段により検出された前記移動目標の像の
アジマス方向の長さを算出し、前記移動目標の像のアジ
マス方向の長さに基づき、前記移動目標の移動速度を算
出する速度算出手段を備えることを特徴とする。
【0024】請求項4に記載の合成開口レーダ装置は、
請求項3に記載の合成開口レーダ装置であって、前記複
数のSAR画像が、シングルルック画像と、前記シング
ルルック画像を開口分割した第1および第2のルック画
像であり、前記移動目標の移動速度が、二値化された前
記シングルルック画像上における前記移動目標の像のア
ジマス方向の長さleng_single、二値化され
た前記第1のルック画像上における前記移動目標の像の
アジマス方向の長さleng_look1、二値化され
た前記第2のルック画像上における前記移動目標の像の
アジマス方向の長さleng_look2に基づき、下
記の式を用いて算出されることを特徴とする。
【0025】
【数6】
【0026】
【数7】
【0027】vA:移動目標のアジマス方向の移動速度 vR:移動目標のレンジ方向の移動速度 v0:プラットフォームの速度 a :グランドレンジ TP:合成開口時間 ρA:アジマス分解能
【0028】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は、本発明
の実施の形態1に係る合成開口レーダ装置の構成を示す
ブロック図である。同図において、1は観測領域に対し
て電波を送信し、その反射波を受信する送受信アンテ
ナ、2は送受信アンテナ1に対して高周波信号を供給す
ると共に、送受信アンテナ1で受信した信号を増幅・復
調する送受信機である。これら送受信アンテナ1および
送受信機2により、送受信局20を構成している。
【0029】また、3は送受信機2よって増幅・復調さ
れた受信信号列をパルス圧縮するパルス圧縮手段、5は
パルス圧縮手段3によりパルス圧縮された受信信号列を
アジマス圧縮してSAR画像を生成するアジマス圧縮手
段である。6はアジマス圧縮手段5の出力であるSAR
画像に対して、高速フーリエ変換(FFT:FastF
ourier Transform)処理を行うフーリ
エ変換手段、7はフーリエ変換手段6により周波数領域
に変換されたSAR画像を複数の周波数帯域に分割する
信号分割手段、8a,8bは信号分割手段7により分割
された各SAR画像に高速逆フーリエ変換(IFFT:
Inverse Fast Fourier Tran
sform)処理を施し、時間領域の信号に戻す逆フー
リエ変換手段である。
【0030】即ち、アジマス圧縮手段5の出力であるS
AR画像はレーダの合成開口長を全部用いたシングルル
ックのSAR画像であり、そのシングルルックのSAR
画像はフーリエ変換手段6、信号分割手段7、逆フーリ
エ変換手段8a,8bを介することにより、合成開口長
を2つに開口分割した合成開口アンテナのそれぞれ対応
した2つのSAR画像に分割される。これをマルチルッ
クといい、それぞれのSAR画像をルックと呼ぶ。以下
の説明においては、便宜上、シングルルックのSAR画
像を「シングルルック画像」、マルチルックのそれぞれ
のSAR画像を「ルック画像」と称する。
【0031】また、図1において21は、アジマス圧縮
手段5、フーリエ変換手段6、信号分割手段7および逆
フーリエ変換手段8a,8bによって構成されるルック
生成手段を示している。
【0032】さらに、9a,9b,9cはそれぞれ、入
力されたSAR画像に対して所定の閾値に基づき画像上
の各セルの輝度を二値化して出力する輝度二値化手段で
ある。ここで、図1に示すように、輝度二値化手段9a
にはアジマス圧縮手段5の出力であるシングルルック画
像が入力され、輝度二値化手段9bおよび9cにはそれ
ぞれ逆フーリエ変換手段8a,8bそれぞれの出力であ
るルック画像が入力される。
【0033】11は輝度二値化手段9a,9b,9cの
それぞれが出力する二値化されたSAR画像間の変化部
分を検出する、変化部分検出手段である。12は変化部
分検出手段11によって検出された変化部分の大きさに
より、その変化部分が移動目標であるかどうかを判定し
て移動目標を検出する移動目標検出手段である。13は
移動目標検出手段12によって検出された移動目標の移
動速度を算出する速度算出手段である。これら変化部分
検出手段11、移動目標検出手段12、速度算出手段1
3により、移動目標測定手段22を構成している。
【0034】以下、図1を参照して、本実施の形態にお
ける合成開口レーダ装置の動作を説明する。まず、送受
信機2で発生した高周波パルスは、送受信アンテナ1を
介して移動目標の存在する観測領域へ照射される。そし
て、その反射波であるエコーが同じく送受信アンテナ1
により受信され、送受信機2により増幅・復調される。
【0035】パルス圧縮手段3は送受信機2により増幅
・復調された受信信号列に対して、パルス圧縮を行いレ
ンジ分解能を改善する。そして、アジマス圧縮手段5
は、パルス圧縮手段3によりパルス圧縮された受信信号
列に対して、アジマス圧縮を行い複素SAR画像を生成
する。この複素SAR画像は、静止目標も移動目標も含
まれた形の画像である。
【0036】フーリエ変換手段6は、アジマス圧縮手段
5により生成された複素SAR画像に対しFFT処理を
行い周波数領域に変換する。さらに、信号分割手段7
は、周波数領域に変換されたSAR画像を周波数帯域の
異なる2つの画像へと分割する。そして、信号分割手段
7によって分割された2つの画像のそれぞれを逆フーリ
エ変換手段8aおよび8bによって時間領域に変換す
る。それにより、同一の観測領域に対応した時間差を有
する2つのルック画像が生成されることとなる。
【0037】ここで、シングルルック画像およびそれか
ら抽出されたルック画像を用いて、移動目標を検出する
メカニズムについて説明する。合成開口レーダは目標か
らのエコーを所定の開口時間観測し、これらを合成する
ことにより仮想的に大きなアンテナを構成している。つ
まり、シングルルック画像を複数のルック画像に分割す
るということは観測時間(開口時間)を分割することに
相当する。よって、静止目標はそれらの各ルック画像上
において同じ位置に像を作るが、移動目標は各ルック画
像間で異なる位置にその像が現れる。
【0038】また、合成開口レーダでは目標からの反射
波のドップラ周波数が一定の変化率を持つことを利用し
て画像の分解能を向上(フォーカス)させている。しか
し、目標が移動している場合は、静止している場合とド
ップラー周波数の変化率が異なるために、その像にぼけ
(デフォーカス)が生じる。ルック画像の分割により観
測時間の分割を行うことは、ある目標からの反射波のド
ップラー周波数を分割することに相当するため、目標の
移動速度が一定ならばぼけ部分(即ち移動目標の像)の
大きさは観測時間によって変化することとなる。
【0039】つまり、各ルック画像を比較して、目標が
移動することにより生じる像の位置および大きさの変化
を検出することによって移動目標を検出することができ
る。
【0040】また、アジマス圧縮手段5により出力され
たシングルルック画像および、逆フーリエ変換手段8
a,8bにより出力されたルック画像は、それぞれ輝度
二値化手段9a,9b,9cによって二値化処理され
る。図2は、本実施の形態に係る合成開口レーダ装置に
おけるルック画像の二値化処理の動作を示すフローチャ
ートである。このフローチャートに基づき、輝度二値化
手段9a,9b,9cの動作を説明する。
【0041】まず、入力されたSAR画像が、シングル
ルック画像であるかどうかを判別する(S1)。本実施
の形態において、ルック画像の分解能はシングルルック
画像の半分であるので、SAR画像がアジマス圧縮手段
5の出力であるシングルルック画像であれば、それを逆
フーリエ変換手段8a,8bの出力であるルック画像と
サイズを合わせるために次式のような変換処理を行う
(S2)。
【0042】
【数8】
【0043】ここで、Ls1(i,j)はアジマス圧縮手
段5によって得られたシングルルック画像における画素
(セル)の輝度であり、Ls2(n,j)は、ルック画像
にサイズ合わせした後のシングルルック画像における画
素の輝度である。この式から分かるように、各L
s2(n,j)はアジマス方向に隣接する2画素(L
s1(i,j)およびLs1(i+1,j))の輝度の平均
値である。
【0044】その後、ルック画像あるいはサイズ合わせ
処理後のシングルルック画像の各画素を二値化するため
の閾値を決定する(S3)。図3は、本実施の形態にお
けるSAR画像の二値化処理の閾値の算出方法を説明す
るための図である。この図において、30はSAR画像
上の二値化処理の対象となっているセル(注目セル)で
ある。また、32は注目セルを中心とし、所定の広さを
有するセル領域(リファレンスセル)である。なお、3
1はこの二値化処理には直接関係しないが、SAR画像
において検出したい対象が数画素以上の大きさを有する
場合を想定したガードセルであり、注目セル30を中心
としている。図3において、ngAおよびngRはそれぞ
れ、注目セル30からガードセル31の端までのアジマ
ス方向の長さ(画素数)およびレンジ方向の長さ(画素
数)を示している。同様に、nrAおよびnrRはそれぞ
れ、ガードセル31からリファレンスセル32の端まで
のアジマス方向の画素数およびレンジ方向の画素数であ
る。つまり、この図において、リファレンスセルのアジ
マス方向の長さはngA+nrA+1であり、レンジ方向の
長さはngR+nrR+1である。
【0045】本実施の形態においては、位置(i,j)
の注目セル31の二値化のための閾値Sth(i,j)
は、その注目セル30の位置(i,j)に対応するリフ
ァレンスセル32内における輝度の平均値Rav(i,
j)に基づいて、次式によって算出される。
【0046】
【数9】
【0047】この式において、Kは所定の係数である。
【0048】そして、注目セル(i,j)の輝度が閾値
th(i,j)の値よりも大きい場合は1、それ以外の
場合は0に変換して、当該注目セルを二値化する(S
4)。ここで、上記式(5)におけるKの値は、本発明
に係る合成開口レーダにおける移動目標の検出確率とノ
イズやクラッタの影響による誤警報確率とのバランスに
影響するが、K=1.0〜2.0程度とすると良好な結
果が得られることが本発明者によって確認されている。
【0049】なお、上記S3およびS4にによる二値化
処理は入力されたSAR画像内の全ての画素に対して行
われ、それが完了すると処理を終了する(S5)。
【0050】そして、輝度二値化手段9aにより二値化
されたシングルルック画像(二値化シングルルック画
像)、輝度二値化手段9bにより二値化されたルック画
像(第1の二値化ルック画像)および輝度二値化手段9
cにより二値化されたルック画像(第2の二値化ルック
画像)は、それぞれ変化部分検出手段11へと入力され
る。変化部分検出手段11は、二値化シングルルック画
像を基準として、第1の二値化ルック画像および第2の
二値化ルック画像との変化部分を検出して抽出する。そ
の抽出は次の式に基づいて行われる。
【0051】
【数10】
【0052】この式において、Lm(i,j)は変化部
分検出手段11の出力画像上のセルの値、Lh(i,
j)は二値化シングルルック画像上のセルの値、L
1(i,j)は第1の二値化ルック画像のセル、L
2(i,j)は第2の二値化ルック画像のセルの値であ
る。
【0053】式(6)からも分かるように、変化部分検
出手段11の出力画像は、二値化シングルルック画像と
第1の二値化ルック画像および第2の二値化ルック画像
との間で変化した部分のみが1の値をとり、それ以外の
部分は0の値となる二値画像である。上記したように、
画像間の変化は目標が移動したために生じるものである
ので、即ち、変化部分検出手段11の出力画像において
は理論上、移動目標部分のみが1の値をとることにな
る。よって、変化部分検出手段11の出力画像により移
動目標の位置を検出することができる。また、変化部分
検出手段11における各ルック画像間の比較は、二値化
処理された画像を用いて行われるので、スペックル雑音
の影響は抑えられ、それによる移動目標の誤検出の発生
は抑制できる。
【0054】<実施の形態2>実際のレーダ観測におい
ては、スペックル雑音の他、一つの散乱点が他の散乱点
に与える影響などに起因する雑音等、あらゆる雑音の影
響を受けることが考えられる。そのため、静止目標であ
ってもそのルック画像上の像に揺らぎが生じる場合があ
り、その揺らぎに伴う二値化シングルルック画像と第1
および第2の二値化ルック画像間の変化を変化部分検出
手段11が検出すると、その静止目標を移動目標として
誤検出してしまう。
【0055】そこで、本実施の形態においては、変化部
分検出手段11の出力画像は、輝度二値化手段9a,9
b,9cによって得られた各二値化ルック画像と共に移
動目標検出手段12へと入力され、変化部分検出手段1
1が検出した変化部分を作り出した像が、移動目標であ
るのかノイズによるものであるのかの判定を行った上で
の移動目標の検出を行う。
【0056】図4は、実施の形態2に係る合成開口レー
ダ装置における移動目標検出手段12の動作を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートに基づ
き、移動目標検出手段12の動作を説明する。まず、各
二値化ルック画像間での変化が検出されたセルであるか
調べる(S11)。これは、変化部分検出手段11の出
力画像上のセルLm(i,j)の値が1であるか0であ
るかにより判定される。このとき、Lm(i,j)の値
が1(即ち、各二値化ルック画像間で変化が検出された
セル)である場合は、二値化シングルルック画像上にお
いて、セルLh(i,j)を含むアジマス方向にlen
g、レンジ方向に1のセル幅を有する矩形を想定し、そ
の矩形内の全ての画素の値の和leng_sum(即
ち、値が1のセルの個数)を求める(S12)。そし
て、leng_sumの値とleng×thresの値
とを比較する(S13)。ここで、thresは所定の
定数(0<thres≦1)である。
【0057】このときleng_sumの値がleng
×thresよりも大きければlengの値を1つ大き
くして(S14)、再度leng_sumの値とlen
g×thresの値を比較する。これをleng_su
mの値がleng×thres以下になるまで繰り返
す。この処理の結果、lengの値は、leng_su
mの値がleng×thres以下となるようなlen
gの最大値となる。
【0058】このときlengは、変化部分検出手段1
1が検出した変化部分を作り出した像(移動目標あるい
はノイズによる像)の、二値化シングルルック画像上で
のアジマス方向の長さを表すこととなる。一般に、その
ような像はデフォーカスが生じているために輪郭がぼや
けており、一概にその長さを定めることは困難である
が、上記の定数thresの値によって、このとき算出
される長さの基準が定義されることとなる。
【0059】そして、lengの大きさを所定の値Lと
比較し、leng>Lであれば、シングルルック画像に
おけるセルLh(i,j)を含む長さlengの部分を
移動目標として判定する(S15)。即ち、変化部分検
出手段11が検出した変化部分を作り出した像の、二値
化シングルルック画像上のアジマス方向の長さがLより
も大きい場合、その像を移動目標として検出する。な
お、thresおよびLの値もまた、本発明に係る合成
開口レーダにおける移動目標の検出確率と誤警報確率と
のバランスに影響する。
【0060】なお、上記S12〜S15による処理は入
力された二値化シングルルック画像内の全ての画素に対
して行われ、それが完了すると処理を終了する(S1
6)。
【0061】以上の動作により、スペックル雑音をはじ
めとするあらゆるノイズの影響による移動目標の誤検出
を抑えることができ、即ち、移動目標検出における誤警
報確率を抑えることができる。
【0062】<実施の形態3>本実施の形態において
は、移動目標検出手段12により検出された移動目標の
移動速度を、速度算出手段13により求める。以下、そ
の動作を説明する。
【0063】速度算出手段13には二値化シングルルッ
ク画像および第1,第2の二値化ルック画像が入力され
る。実施の形態2においては、移動目標検出手段12が
二値化シングルルック画像上の移動目標のアジマス方向
の長さをlengを算出したが、本実施の形態では、速
度算出手段13において同様の計算を第1および第2の
二値化ルック画像に対しても行う。以下、そのようにし
て得られた移動目標のシングルルック画像上におけるア
ジマス方向の長さをleng_single、第1のル
ック画像上におけるアジマス方向の長さleng_lo
ok1、第2のルック画像上におけるアジマス方向の長
さleng_look2と表す。
【0064】本発明者は、合成開口レーダの様々な処理
を数式モデルによって解析し、移動目標のアジマス方向
の移動速度vAおよびレンジ方向の移動速度vRが、上記
leng_single、leng_look1および
leng_look2に基づいて、それぞれ次の式によ
り導出されることを見出した。
【0065】
【数11】
【0066】
【数12】
【0067】上式において、v0(m/s)はプラット
フォームの速度、a(m)はグランドレンジ(アンテナ
と移動目標の地表への投影距離)、TPは合成開口時
間、ρAはルック画像におけるアジマス方向の分解能
(アジマス分解能)である。速度算出手段13において
は、上式(7),(8)を用いて、移動目標検出手段1
2が検出した移動目標の移動速度を算出する。
【0068】上式(7),(8)から分かるように、検
出された移動目標の移動速度はSAR画像上の像の長さ
に基づいて算出されるため、二値化されたSAR画像を
用いて移動目標の速度算出が可能であり、スペックル雑
音等のノイズの影響を抑えることができる。
【0069】なお、以上の説明においては、ルック生成
手段21として、周波数領域に変換して分割するマルチ
ルックの手法をとる装置構成を示したが、このようなル
ック生成手段は従来より一般的なSAR画像生成装置に
広く使用されているものであり、図5に示した合成開口
レーダのように、従来の合成開口レーダ装置と異なる装
置構成を用いる必要は無く、汎用性に優れている。
【0070】また、本発明の適用は、図5に示した構成
の装置に限定されるものではない。例えば、送受信局2
0は、図5に示したものに限らず、レーダビームを送受
信できる機能を備えるものであればよい。ルック生成手
段21もまた、シングルルック画像および複数のルック
画像を生成できる機能を有するものであればよい。ま
た、移動目標測定手段22は、輝度二値化手段9a,9
b,9cにより二値化された複数の二値化ルック画像間
の変化を検出することにより移動目標を検出する機能を
備えるものであれば、スペックル雑音等のノイズの影響
を抑える効果を得ることができる。
【0071】また、以上の実施の形態においては、シン
グルルック画像を2つのルック画像に分割したが、開口
分割の個数を限定するものではない。シングルルック画
像を2つ以上の複数のルック画像に分割し、それぞれ二
値化して、各画像間の変化を検出することによっても移
動目標の検出を行うことができることは明らかであり、
その場合もスペックル雑音等のノイズの影響を抑える効
果を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載の合成開口レーダ装置に
よれば、変化部分検出手段において、ルック生成手段に
より生成された複数のSAR画像間の変化部分の検出
が、輝度二値化手段により二値化されたSAR画像に基
づき行われるので、スペックル雑音等のノイズの影響を
抑えることができる。そのため、移動目標の誤検出を抑
えることができ、誤警報確率を低減できる。
【0073】請求項2に記載の合成開口レーダ装置によ
れば、請求項1に記載の合成開口レーダ装置において、
さらに、所定の二値化されたSAR画像上における変化
部分を作り出した像のアジマス方向の長さを算出し、像
のアジマス方向の長さが所定の値よりも大きい場合に、
像を移動目標の像として検出する移動目標検出手段を備
えるので、変化部分がノイズによるものか移動目標によ
るものかが判別される。そのため、移動目標の誤検出を
さらに抑えることができ、誤警報確率を低減できる。
【0074】請求項3に記載の合成開口レーダ装置によ
れば、請求項2に記載の合成開口レーダ装置において、
さらに、複数の二値化されたSAR画像上における移動
目標検出手段により検出された移動目標の像のアジマス
方向の長さを算出し、移動目標の像のアジマス方向の長
さに基づき、移動目標の移動速度を算出する速度算出手
段を備えるので、SAR画像上の像の長さに基づいて算
出されるため、二値化されたSAR画像を用いて移動目
標の速度算出が可能であり、スペックル雑音等のノイズ
の影響を抑えることができる。
【0075】請求項4に記載の合成開口レーダ装置によ
れば、請求項3に記載の合成開口レーダ装置において、
移動目標の移動速度が、複数のSAR画像上の該移動目
標の像の長さに基づいて算出されるため、二値化された
SAR画像を用いて移動目標の速度算出が可能でり、ス
ペックル雑音等のノイズの影響を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る合成開口レーダ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る合成開口レーダ
装置の移動目標検出手段の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る合成開口レーダ
装置におけるSAR画像の二値化処理の閾値の算出方法
を説明するための図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る合成開口レーダ
装置におけるの移動目標検出手段の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 従来の干渉型合成開口レーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 送受信アンテナ、2 送受信機、3 パルス圧縮手
段、5 アジマス圧縮手段、6 フーリエ変換手段、7
信号分割手段、8a,8b 逆フーリエ変換手段、9
a,9b,9c 輝度二値化手段、11 変化部分検出
手段、12 移動目標検出手段、13 速度算出手段、
20 送受信局、21 ルック生成手段、22 移動目
標測定手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動プラットフォームに設けられ、観測
    領域に対して電波を送信すると共に、前記観測領域から
    のエコーを受信して一連の受信信号列を生成する送受信
    手段と、 前記送受信手段により生成された前記受信信号列をパル
    ス圧縮するパルス圧縮手段と、 前記パルス圧縮手段によりパルス圧縮された前記受信信
    号列から複数のSAR画像を生成するルック生成手段
    と、 前記ルック生成手段により生成された複数の前記SAR
    画像の各画素の輝度を所定の閾値に基づき二値化する輝
    度二値化手段と、 複数の二値化された前記SAR画像間の変化部分を検出
    する変化部分検出手段とを備える、ことを特徴とする合
    成開口レーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の合成開口レーダ装置で
    あって、さらに、 所定の二値化された前記SAR画像上における前記変化
    部分を作り出した像のアジマス方向の長さを算出し、前
    記像のアジマス方向の長さが所定の値よりも大きい場合
    に、前記像を移動目標の像として検出する移動目標検出
    手段を備える、ことを特徴とする合成開口レーダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の合成開口レーダ装置で
    あって、さらに、 複数の二値化された前記SAR画像上における前記移動
    目標検出手段により検出された前記移動目標の像のアジ
    マス方向の長さを算出し、前記移動目標の像のアジマス
    方向の長さに基づき、前記移動目標の移動速度を算出す
    る速度算出手段を備える、ことを特徴とする合成開口レ
    ーダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の合成開口レーダ装置で
    あって、 前記複数のSAR画像が、シングルルック画像と、前記
    シングルルック画像を開口分割した第1および第2のル
    ック画像であり、 前記移動目標の移動速度が、二値化された前記シングル
    ルック画像上における前記移動目標の像のアジマス方向
    の長さleng_single、二値化された前記第1
    のルック画像上における前記移動目標の像のアジマス方
    向の長さleng_look1、二値化された前記第2
    のルック画像上における前記移動目標の像のアジマス方
    向の長さleng_look2に基づき、下記の式を用
    いて算出される、ことを特徴とする合成開口レーダ装
    置。 【数1】 【数2】 A:移動目標のアジマス方向の移動速度 vR:移動目標のレンジ方向の移動速度 v0:プラットフォームの速度 a :グランドレンジ TP:合成開口時間 ρA:アジマス分解能
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536529A (ja) * 2004-05-05 2007-12-13 レイセオン カンパニー インパルス無線周波数信号による3次元画像の生成
JP2010286404A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Mitsubishi Electric Corp 移動目標検出装置
JP2011174750A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2014044109A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Mitsubishi Electric Corp 合成開口レーダ装置
JP2014160027A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Mitsubishi Electric Corp 合成開口レーダ装置

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