JP2003194891A - 半導体集積回路試験装置及び方法 - Google Patents

半導体集積回路試験装置及び方法

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JP2003194891A
JP2003194891A JP2001399677A JP2001399677A JP2003194891A JP 2003194891 A JP2003194891 A JP 2003194891A JP 2001399677 A JP2001399677 A JP 2001399677A JP 2001399677 A JP2001399677 A JP 2001399677A JP 2003194891 A JP2003194891 A JP 2003194891A
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Futoshi Kawarasaki
太 河原崎
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリ等の特定の大きさのブロッ
クを単位として、データの書き込み、読み出し、及び消
去を行う被試験対象の試験を効率的に行うことができる
半導体集積回路試験装置及び方法を提供する。 【解決手段】 被試験メモリ20からの出力信号SG6
の内容と期待信号SG5に含まれる期待値とを比較する
比較部13の比較結果に基づいて、被試験メモリ20の
使用不可能なブロック(バッドブロック)の判定を行
い、そのブロックを特定するブロックアドレスを記憶す
るバッドブロック判定部15を備える。シーケンス制御
部10は、パターン発生部11から出力されるアドレス
がバッドブロック判定部15に記憶されているブロック
アドレスで特定されるブロックに含まれる場合には、そ
のブロックに対する試験を中止する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路試
験装置及び方法に係り、特にフラッシュメモリ等の記憶
装置の試験を行う際に用いて好適な半導体集積回路試験
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記憶装置(メモリ)の一種としてのフラ
ッシュメモリは、ブロック単位でデータの書き込み、読
み出し、及び消去を行い、電源を切断してもその記憶内
容が失われない不揮発性メモリである。このフラッシュ
メモリは、記憶内容の保持に電源が不要であるため、搭
載する機器の小型化・軽量化・省電力化が可能である。
このような特徴を有する、フラッシュメモリは、携帯電
話、デジタルスチルカメラ、PDA(Personal Data As
sistance)等の携帯性が必要とされる電子機器のみなら
ず、パーソナルコンピュータの周辺機器等の種々の用途
に用いられており、その需要は急激に増大している。
【0003】フラッシュメモリは、その構造上、例えば
“1”のビットを“0”に書き換えることはできるが、
“0”のビットを“1”に書き換えることはできないと
いう書き込み動作の非対称性を有する。このため、デー
タの電気的な書き換えは1回の書き換え動作では成功せ
ず、複数回の書き換え動作が必要となる。フラッシュメ
モリには、上記の複数回の書き換え動作を内部で制御
し、データの書き換え終了後又は規定回数の動作を終了
した後に書き換え動作の良否判定を行い、その結果を外
部に出力する自動プログラム機能が設けられる。
【0004】また、フラッシュメモリは、例えば数百バ
イト分のデータを1ページ単位で取り扱い、更に数ペー
ジ分のデータを1ブロック単位で取り扱っており、この
ブロックが数千ブロックその内部に設けられている。フ
ラッシュメモリの製造において、全てのメモリセルが設
計通りに製造されることが理想であるが、メモリセルの
欠陥を皆無にすることはできない。この欠陥があるメモ
リセルを1つでも含んでいるブロックは使用不可能なブ
ロック(バッドブロック)となるが、製造時の歩留まり
を向上させるため、予め多めにブロックの数を設定して
おき、バッドブロックが数十あっても、良品として扱う
ことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したバ
ッドブロックを含むフラッシュメモリの試験は、従来以
下のようにして行われていた。つまり、被試験対象とし
てのフラッシュメモリのアドレスを指定して試験パター
ンを印加し、フラッシュメモリから出力される信号と予
め定められた期待値とを比較して、パス・フェイルを判
定するという動作を、フラッシュメモリの全アドレスに
対して行っていた。また、そのフラッシュメモリが良品
であるか否かの判定は、以上の試験によって得られた全
てのアドレスに対するパス・フェイルの判定結果を解析
して、バッドブロックの数が規定以下であれば良品と判
定し、規定数より多ければ不良品と判定していた。
【0006】このように、被試験対象としてのフラッシ
ュメモリの試験において良否判定を行うためには、その
フラッシュメモリ内に含まれるバッドブロックの数が分
かれば良い。上述した従来の方法は全てのアドレスのパ
ス・フェイルを判定しているため、例えばあるブロック
に対する試験を行っている最中にそのブロック内のある
アドレスを指定して行った試験結果がフェイルとなった
場合であっても、そのブロックの残りの全てのアドレス
について試験を行っていたため、試験時間を無駄に費や
しており、試験効率が悪いという問題があった。また、
上述したように、全てのアドレスに対するパス・フェイ
ルの判定結果を用いて被試験対象としてのフラッシュメ
モリが良品であるか否かの判定を行っていたため、この
判定に要する時間も無駄となり、試験効率を悪化させて
いた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、フラッシュメモリ等の特定の大きさのブロックを
単位として、データの書き込み、読み出し、及び消去を
行う被試験対象の試験を効率的に行うことができる半導
体集積回路試験装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体集積回路試験装置は、特定の大きさ
のブロックを単位としてデータを取り扱う被試験対象
(20)の試験を行う半導体集積回路試験装置であっ
て、前記被試験対象(20)の試験を行うアドレス、試
験パターン、及び期待値を発生する信号発生部(11)
と、前記アドレス及び前記試験パターンを前記被試験対
象(20)に印加して得られる信号と前記期待値とを比
較する比較部(13)と、前記比較部(13)の比較結
果に基づいて、前記被試験対象(20)に印加したアド
レスが含まれるブロックの良否を判定する良否判定部
(15)と、前記良否判定部(15)で不良と判定され
た場合に、不良と判定されたブロックに対する試験を終
了する制御を行う制御部(10)とを備えることを特徴
としている。この発明によれば、被試験対象に印加した
アドレスが含まれるブロックの良否を判定し、そのブロ
ックが不良のブロックの場合には、そのブロックに対す
る試験を終了するようにしたので、試験効率を向上させ
ることができる。また、本発明の半導体集積回路試験装
置は、前記良否判定部(15)が、不良と判定したブロ
ックの数を計数する計数部(35)を備えることを特徴
としている。この発明によれば、不良のブロックの数を
計数しており、この計数結果と予め定められた規定数と
を比較するだけで被試験対象の良否を判定することがで
きるため、更なる試験効率の向上を図ることができる。
また、本発明の半導体集積回路試験装置は、前記良否判
定部(15)が、前記信号発生部(11)が発生するア
ドレスから、当該アドレスが含まれることとなるブロッ
クのブロックアドレスを選択する選択部(30)と、不
良と判定したブロックのブロックアドレスを記憶する記
憶部(32)と、前記選択部(30)で選択されたブロ
ックアドレスと前記記憶部(32)に記憶されているブ
ロックアドレスとを比較するブロックアドレス比較部
(33)と、前記ブロックアドレス比較部(33)の比
較結果が一致せず、前記比較部(13)の比較結果がフ
ェイルを示すものである場合に、前記計数部(35)の
計数をインクリメントさせる信号を出力する演算部(3
4)とを備えることを特徴としている。また、本発明の
半導体集積回路試験装置は、前記記憶部(32)が複数
設けられており、前記良否判定部(15)は、前記計数
部(35)の計数に応じて、不良と判定したブロックの
ブロックアドレスを記憶させる記憶部(32)を制御す
る記憶制御部(31)を更に備えることを特徴としてい
る。上記課題を解決するために、本発明の半導体集積回
路試験方法は、特定の大きさのブロックを単位としてデ
ータを取り扱う被試験対象の試験を行う半導体集積回路
試験方法であって、前記被試験対象の試験を行うアドレ
ス、試験パターン、及び期待値を発生する信号発生ステ
ップと、前記アドレス及び前記試験パターンを前記被試
験対象に印加して得られる信号と前記期待値とを比較す
る比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に基づ
いて、前記被試験対象に印加したアドレスが含まれるブ
ロックの良否を判定する良否判定ステップと、前記良否
判定ステップで不良と判定されたときに、不良と判定さ
れたブロックに対する試験を終了する制御を行う制御ス
テップとを含むことを特徴としている。また、本発明の
半導体集積回路試験方は、前記良否判定ステップにおい
て不良と判定されたブロックの数を計数する計数ステッ
プを更に含むことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態による半導体集積回路試験装置及び方法につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による
半導体集積回路試験装置の主要部の構成を示すブロック
図である。図1に示すように、本発明の一実施形態によ
る半導体集積回路試験装置は、シーケンス制御部10、
パターン発生部11、波形整形部12、比較部13、不
良解析メモリ部14、及びバッドブロック判定部15を
含んで構成され、例えばワークステーション等のコンピ
ュータシステムによって作成された試験プログラムに従
って試験条件を設定しつつ被試験メモリ20の試験を行
う。
【0010】ここで、被試験メモリ20は、例えばフラ
ッシュメモリであり、所定の大きさ(例えば、数キロバ
イト)のブロックを単位としてデータの書き込み、読み
出し、及び消去を行う。また、被試験メモリ20には、
データの電気的な書き換えを行うために、複数回の書き
換え動作を内部で制御し、データの書き換え終了後又は
規定回数の動作を終了した後に書き換え動作の良否判定
を行い、その結果を外部に出力する自動プログラム機能
が設けられているとする。
【0011】シーケンス制御部10は、試験プログラム
に記述されたシーケンス制御命令を記憶するインストラ
クションメモリを備え、このインストラクションメモリ
に記憶されたシーケンス制御命令に従って、プログラム
カウンタ信号SG1を出力する。また、比較部13から
出力される比較結果を示す信号SG7に応じて特定のシ
ーケンスを制御する命令を実行し、バッドブロック判定
部15から出力される信号SG8に応じて試験のシーケ
ンスを変更する。尚、バッドブロック判定部15から出
力される信号SG8は、被試験メモリ20のブロックの
良否判定結果を示す信号である。
【0012】パターン発生部11はテストプログラムに
記述されたパターン発生命令を記憶するインストラクシ
ョンメモリを備え、シーケンス制御部10から出力され
るプログラムカウンタ信号SG1によって指定されたア
ドレスに記憶されているパターン発生命令に従って、被
試験対象としての被試験メモリ20に印加するためのア
ドレス、試験パターン、及び期待値の元となるパターン
信号SG2を発生する。更に、不良解析メモリ部14及
びバッドブロック判定部15に対して、被試験メモリ2
0に印加するアドレスと同じアドレスを示すアドレス信
号SG3を出力する。
【0013】波形整形部12は、試験プログラムに記述
されたタイミング設定及び波形フォーマット設定に従
い、パターン発生部11から出力されるパターン信号S
G2の波形整形を行い、被試験メモリ20に対してアド
レス及び試験パターンを含む試験信号SG4を出力する
とともに、比較部13に対して期待値が含まれる期待信
号SG5を出力する。比較部13は、被試験メモリ20
に試験信号SG4を印加して得られる出力信号SG6と
波形整形部12から出力される期待信号SG5との内容
を比較して、その比較結果を示す信号SG7を出力す
る。
【0014】不良解析メモリ部14は、比較部13の比
較結果(パス又はフェイル)を記憶するフェイルメモリ
を備えており、パターン発生部11から出力されるアド
レス信号SG3で指定されるアドレスに比較部13から
出力される信号SG7の内容(パス又はフェイル)を記
憶する。尚、フェイルメモリのアドレス空間は、被試験
メモリ20のアドレス空間よりも大に設定され、被試験
メモリ20の全アドレスに対する比較部13の比較結果
(パス又はフェイル)を全て記憶することが可能であ
る。
【0015】バッドブロック判定部15は、パターン発
生部11から出力されるアドレス信号SG3から、その
アドレス信号で示されるアドレスが含まれることとなる
被試験メモリ20のブロックのアドレスを示すブロック
アドレスを選択し、比較部13から出力される信号SG
7の内容に基づいて、そのブロックアドレスで示される
ブロックが使用不可能なブロック(バッドブロック)で
あるか否かを判定し、その判定結果を示す信号SG8を
シーケンス制御部10へ出力する。また、バッドブロッ
ク判定部15は、バッドブロックであると判定したブロ
ックの数を計数する。
【0016】図2は、バッドブロック判定部15の内部
構成を示すブロック図である。図2に示すように、バッ
ドブロック判定部15は、選択回路30、制御回路3
1、複数のバッドブロックアドレスレジスタ32、比較
回路33、演算回路34、及びバッドブロックカウンタ
35を含んで構成される。選択回路30は、パターン発
生部11から出力されるアドレス信号SG3から、その
アドレス信号で示されるアドレスが含まれることとなる
被試験メモリ20のブロックのアドレスを示すブロック
アドレスを選択して信号SG10として出力する。
【0017】制御回路31は、バッドブロックカウンタ
35から出力されるカウンタ信号SG13で示されるカ
ウント値に応じて、選択回路30で選択されたブロック
アドレスを、複数設けられたバッドブロックアドレスレ
ジスタ32内の何れに記憶させるかを制御する。この制
御回路31は、ブロックアドレスを記憶させる場合に
は、記憶させるバッドブロックアドレスレジスタ32に
対してイネーブル信号SG11を出力する。
【0018】バッドブロックアドレスレジスタ32は、
制御回路31の制御の下、選択回路30で選択されたブ
ロックアドレスを記憶する。尚、詳細は後述するが、バ
ッドブロックアドレスレジスタ32に記憶されるブロッ
クアドレスは、被試験メモリ20のバッドブロックを特
定するブロックアドレスである。比較回路33は、選択
回路30から出力される信号SG10で示されるブロッ
クアドレスと、各バッドブロックアドレスレジスタ32
に記憶されているブロックアドレスとを比較しその比較
結果をバッドブロック判定部15の判定結果を示す信号
SG8として出力する。
【0019】演算回路34は、入力端の一方が反転入力
端とされているAND回路を含んで構成されている。A
ND回路の反転入力端には比較回路33から出力される
信号SG8が入力され、他方の入力端には比較部13か
ら出力される信号SG7が入力されており、出力端はバ
ッドブロックカウンタ35に接続されている。バッドブ
ロックカウンタ35は、被試験メモリ20のバッドブロ
ックの数を計数(カウント)するものであり、演算回路
34から信号SG12が出力されるとカウント値をイン
クリメントさせる。バッドブロックカウンタ35のカウ
ント値は、カウンタ信号SG13として制御信号31に
出力される。
【0020】次に、上記構成における本発明の一実施形
態による半導体集積回路試験装置の動作について説明す
る。図3は、本発明の一実施形態による半導体集積回路
試験装置のデータ書き込み試験の一例を示すフローチャ
ートである。このフローチャートのフローは、主に図1
に示したシーケンス制御部10により制御される。尚、
図3に示したフローチャートに従った動作が開始される
前には、図2中のバッドブロックアドレスレジスタ32
の何れにもブロックアドレスは記憶されていないとし、
バッドブロックカウンタ35のカウント値が「0」であ
るとする。
【0021】試験が開始すると、シーケンス制御部10
の制御によりパターン発生部11から書き込みを開始す
るアドレスがパターン信号SG2として出力され、波形
整形部12で整形されて試験信号SG4として被試験メ
モリ20に印加されるとともに、被試験メモリ20に印
加したアドレスと同一のアドレスがアドレス信号SG3
としてバッドブロック判定部15へ出力される(ステッ
プS10)。
【0022】パターン発生部11から出力されたアドレ
ス信号SG3がバッドブロック判定部15に入力される
と、バッドブロック判定部15内の選択回路30は、こ
のアドレス信号SG3で示されるアドレスが含まれるこ
ととなる被試験メモリ20のブロックのアドレスを示す
ブロックアドレスを選択して信号SG10として出力す
る。この信号SG10は比較回路33に入力され、バッ
ドブロックアドレスレジスタ32各々の記憶内容と比較
される。
【0023】この比較によって、ステップS10で出力
されたアドレスが、バッドブロックに含まれるアドレス
であるか否かが、いわば判定される。比較回路33の比
較結果は、信号SG8としてシーケンス制御部10へ出
力され、この信号SG8の内容に基づいて、アドレス信
号SG3で示されるアドレスがバッドブロックであるか
否かが判断される(ステップS11)。ここでは、バッ
ドブロックアドレスレジスタ32の何れにもブロックア
ドレスは記憶されていないため、ステップS11の判断
結果は「NO」となる。尚、ステップS11の判断結果
が「NO」となる場合には、演算回路34に含まれるA
ND回路は開状態になっている。
【0024】次に、パターン発生部11から試験パター
ンがパターン信号SG2として出力されて波形整形部1
2で整形されて試験信号SG4として被試験メモリ20
に印加され(ステップS12)、更にシーケンス制御部
10から被試験メモリ20に対して自動プログラム命令
が出力される(ステップS13)。この自動プログラム
命令により、被試験メモリ20は自動プログラム機能を
用いて、ステップS10で印加されたアドレス(書き込
みを開始するアドレス)に、ステップS12で印加され
た試験パターンを書き込む。
【0025】被試験メモリ20の自動プログラム機能の
実行開始とほぼ同じ時刻に、パターン発生部11から自
動プログラム終了を検出するための期待値が期待信号S
G5として比較部13に出力される(ステップS1
4)。自動プログラム終了を検出するための期待値を示
す期待信号SG5が入力されると、比較部13は被試験
メモリSG6から出力される出力信号SG6の内容と期
待信号SG5で示される期待値とを比較する。比較部1
3の比較結果はシーケンス制御部10へ出力され、シー
ケンス制御部10はこの比較結果に基づいて、被試験メ
モリ20で行われている自動プログラム機能の動作が終
了したか否か、つまり試験パターンの書き込みが終了し
たか否かを判断する(ステップS15)。
【0026】自動プログラム終了を検出していない場合
(ステップS15の判断結果が「NO」の場合)にはス
テップS15の判断を繰り返す。一方、自動プログラム
終了を検出した場合(判断結果が「YES」の場合)に
は、シーケンス制御部10は比較部13に自動プログラ
ム機能を実行させた結果を示すステータスを読み出すス
テータスリード命令を出力するとともに、パターン発生
部11から波形整形部12を介して比較部13に対し、
読み出した自動プログラムの良否を判定するための期待
値を出力する(ステップS16)。これにより比較部1
3は、被試験メモリ20からステータスを読み出し、読
み出したステータスと期待値との比較を行う。
【0027】シーケンス制御部10は、比較部13の比
較結果に基づいて、自動プログラムの良否判定を行う
(ステップS17)。また、比較部13から出力される
信号SG7はバッドブロック判定部15に入力されてい
るため、バッドブロック判定部15においてステップS
17の処理と並列して以下の処理が行われる。つまり、
比較部13から出力される信号SG7がフェイルを示す
ものである場合には、ステップS11における判断結果
が「NO」であるときに演算回路34に含まれるAND
回路は開状態となっているため、演算回路34からは信
号SG12が出力され、バッドブロックカウンタ35の
カウント値がインクリメントされる(ステップS1
9)。これにより、カウント値は「1」となる。
【0028】バッドブロックカウンタ35のカウント値
は制御回路31へ出力され、このカウント値に応じて、
制御回路31は複数のバッドブロックアドレスレジスタ
32の何れか1つに対してイネーブル信号SG11を出
力し、選択回路30から出力されている信号SG10で
示されるブロックアドレスを記憶させる(ステップS2
0)。ここで、バッドブロックアドレスレジスタ32に
記憶されるブロックアドレスは、ステップS10で出力
したアドレスが含まれることとなる被試験メモリ20の
ブロックのアドレスを示すブロックアドレスである。一
方、比較部13から出力される信号SG7がパスを示す
ものである場合には、バッドブロック判定部15におけ
るステップS20,S21の処理は実行されない。
【0029】ステップS17における自動プログラムの
良否判定が終了すると、シーケンス制御部10は、次の
命令が試験終了を示す命令であるか否かを判断し(ステ
ップS18)、試験終了を示す命令である場合には一連
の処理を終了する。一方、次の命令が試験終了を示す命
令でない場合には、ステップS10の処理に戻る。
【0030】次に、バッドアドレスブロックレジスタ3
2にバッドブロックのブロックアドレスが既に記憶され
ている場合のフローについて説明する。例えば、ステッ
プS18からステップS10へ処理が戻り、シーケンス
制御部10の制御によりパターン発生部11から書き込
みを開始するアドレスがパターン信号SG2として出力
されたとする。尚、ここで出力されたアドレスは、バッ
ドブロックアドレスレジスタ32の何れかに記憶されて
いるブロックアドレスで指定されるブロックに含まれる
アドレスであるとする。
【0031】このアドレスは波形整形部12を介して被
試験メモリ20に印加され、また被試験メモリ20に印
加したアドレスと同一のアドレスがアドレス信号SG3
としてバッドブロック判定部15へ出力される(ステッ
プS10)。選択回路30は、このアドレスが含まれる
こととなる被試験メモリ20のブロックのアドレスを示
すブロックアドレスを選択して信号SG10として出力
する。この信号SG10は比較回路33に入力され、バ
ッドブロックアドレスレジスタ32各々の記憶内容と比
較される。
【0032】比較回路33の比較結果は、信号SG8と
してシーケンス制御部10へ出力され、この信号SG8
の内容に基づいて、アドレス信号SG3で示されるアド
レスがバッドブロックであるか否かが判断される(ステ
ップS11)。ここでは、バッドブロックアドレスレジ
スタ32の何れかに信号SG10で示されるブロックア
ドレスが記憶されているため、ステップS11の判断結
果は「YES」となる。尚、ステップS11の判断結果
が「YES」となる場合には、演算回路34に含まれる
AND回路は閉状態となる。シーケンス制御部10は、
ステップS11において、ステップS10で出力したア
ドレスが、バッドブロックに含まれるアドレスであると
判断した場合には、ステップS12〜ステップS17の
処理を省略してステップS18の処理へ移行する。
【0033】このように、本実施形態では、ステップS
10で被試験メモリ20に印加したアドレスが含まれる
ことになるブロックがフェイルブロックである場合に
は、そのブロック(バッドブロック)を特定するブロッ
クアドレスをステップS20でバッドブロックアドレス
レジスタ32に記憶しておく。そして、以降の処理にお
いて行われるステップS10の処理で被試験メモリ20
に印加したアドレスが、バッドブロックに含まれるか否
かをステップS11で判断し、含まれる場合には、その
バッドブロックに対する試験を終了している。
【0034】よって、予めバッドブロックと分かってい
るブロックに対する試験が行われないため、無駄な試験
を省略することができ、試験効率を向上させることがで
きる。また、本実施形態ではバッドブロックの数をバッ
ドブロックカウンタ35でカウントしており、このカウ
ント値を読み出して被試験メモリ20の良否判定の基準
となる規定数と比較するだけで、被試験メモリ20の良
否判断を行うことができる。よって、不良解析メモリ部
14に設けられているフェイルメモリの内容を解析して
被試験メモリ20の良否判定を行う処理をせずに良否判
定を行うことができるため、更に試験効率を向上させる
ことができる。
【0035】以上、本発明の一実施形態による半導体集
積回路試験装置及び方法について説明したが、本発明は
上記実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で
自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
被試験メモリ20に対する書き込み試験時の動作につい
て説明したが、読み出し時の試験についても同様の処理
により行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被試験対象に印加したアドレスが含まれるブロックの良
否を判定し、そのブロックが不良のブロックの場合に
は、そのブロックに対する試験を終了するようにしたの
で、試験効率を向上させることができるという効果があ
る。また、本発明によれば、不良のブロックの数を計数
しており、この計数結果と予め定められた規定数とを比
較するだけで被試験対象の良否を判定することができる
ため、更なる試験効率の向上を図ることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体集積回路試
験装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 バッドブロック判定部15の内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態による半導体集積回路試
験装置のデータ書き込み試験の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 シーケンス制御部(制御部) 11 パターン発生部(信号発生部) 13 比較部 15 バッドブロック判定部(良否判定部) 20 被試験メモリ(被試験対象) 30 選択回路(選択部) 31 制御回路(記憶制御部) 32 バッドブロックアドレスレジスタ(記憶部) 33 比較回路(ブロックアドレス比較部) 34 演算回路(演算部) 35 バッドブロックカウンタ(計数部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の大きさのブロックを単位としてデ
    ータを取り扱う被試験対象の試験を行う半導体集積回路
    試験装置であって、 前記被試験対象の試験を行うアドレス、試験パターン、
    及び期待値を発生する信号発生部と、 前記アドレス及び前記試験パターンを前記被試験対象に
    印加して得られる信号と前記期待値とを比較する比較部
    と、 前記比較部の比較結果に基づいて、前記被試験対象に印
    加したアドレスが含まれるブロックの良否を判定する良
    否判定部と、 前記良否判定部で不良と判定された場合に、不良と判定
    されたブロックに対する試験を終了する制御を行う制御
    部とを備えることを特徴とする半導体集積回路試験装
    置。
  2. 【請求項2】 前記良否判定部は、不良と判定したブロ
    ックの数を計数する計数部を備えることを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路試験装置。
  3. 【請求項3】 前記良否判定部は、前記信号発生部が発
    生するアドレスから、当該アドレスが含まれることとな
    るブロックのブロックアドレスを選択する選択部と、 不良と判定したブロックのブロックアドレスを記憶する
    記憶部と、 前記選択部で選択されたブロックアドレスと前記記憶部
    に記憶されているブロックアドレスとを比較するブロッ
    クアドレス比較部と、 前記ブロックアドレス比較部の比較結果が一致せず、前
    記比較部の比較結果がフェイルを示すものである場合
    に、前記計数部の計数をインクリメントさせる信号を出
    力する演算部とを備えることを特徴とする請求項2記載
    の半導体集積回路試験装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶部は複数設けられており、 前記良否判定部は、前記計数部の計数に応じて、不良と
    判定したブロックのブロックアドレスを記憶させる記憶
    部を制御する記憶制御部を更に備えることを特徴とする
    請求項3記載の半導体集積回路試験装置。
  5. 【請求項5】 特定の大きさのブロックを単位としてデ
    ータを取り扱う被試験対象の試験を行う半導体集積回路
    試験方法であって、 前記被試験対象の試験を行うアドレス、試験パターン、
    及び期待値を発生する信号発生ステップと、 前記アドレス及び前記試験パターンを前記被試験対象に
    印加して得られる信号と前記期待値とを比較する比較ス
    テップと、 前記比較ステップの比較結果に基づいて、前記被試験対
    象に印加したアドレスが含まれるブロックの良否を判定
    する良否判定ステップと、 前記良否判定ステップで不良と判定されたときに、不良
    と判定されたブロックに対する試験を終了する制御を行
    う制御ステップとを含むことを特徴とする半導体集積回
    路試験方法。
  6. 【請求項6】 前記良否判定ステップにおいて不良と判
    定されたブロックの数を計数する計数ステップを更に含
    むことを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路試験
    方法。
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