JP2003194880A - 光デバイス搬送用トレイ、該トレイを用いる光デバイス自動検査装置 - Google Patents

光デバイス搬送用トレイ、該トレイを用いる光デバイス自動検査装置

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JP2003194880A
JP2003194880A JP2001397235A JP2001397235A JP2003194880A JP 2003194880 A JP2003194880 A JP 2003194880A JP 2001397235 A JP2001397235 A JP 2001397235A JP 2001397235 A JP2001397235 A JP 2001397235A JP 2003194880 A JP2003194880 A JP 2003194880A
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tray
optical device
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measuring
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JP2001397235A
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Mitsumasa Kitayama
光政 北山
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ等を備えた光デバイスを簡単に収
容でき、測定に係る作業手順を効率化できる光デバイス
搬送用トレイと、この搬送用トレイを用いる事により、
測定精度の高精度化、部品点数の削減による低コスト化
が図れること。 【解決手段】 トレイ20は、基台と可動台で構成さ
れ、光電変換素子71、光ファイバ、光コネクタを備え
てなる光デバイス70を収容する。搬送部10は、トレ
イ20を測定部6まで搬送方向Xに搬送させる。測定部
6に搬送させる際、トレイ20の可動台22のみ下方に
回動させ光電変換素子71の下面を空ける。光電変換素
子71は、可動台22の回動前に保持部13で吸着さ
れ、測定部6のテストフィクスチャ15に直接載せるこ
とができるため、高精度な特性測定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光デバイスを搬送
し検査するための光デバイス搬送用トレイと、検査装置
に係り、特に、光デバイス、光ファイバ、コネクタが一
体化された光デバイスを効率よく検査するための光デバ
イス搬送用トレイ、該トレイを用いる光デバイス自動検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、光デバイスの一例を示す斜視
図である。図示の光デバイス70は、光信号と電気信号
を相互に入出力変換する光電変換素子71と、光コネク
タ72と、光電変換素子71と光コネクタ72間に設け
られる光ファイバ73で構成される。光電変換素子71
には、複数の電気接続端子(リード)74が設けられ
る。
【0003】光電変換素子71は、リード74に電気信
号が入力され、電気−光変換して光信号を光コネクタ7
2から出力する。逆に、光コネクタ72から入力された
光信号を光−電気変換して電気信号をリード74から出
力する。このように、光電変換素子71は、双方向の光
電変換を行う。なお、光電変換素子71内部には、光出
力用のレーザダイオード(LD)の他、LDの光出力を
モニタするフォトダイオード(PD)、温度検出用のサ
ーミスタ等が内蔵されている。なお、リード74は、サ
ーミスタ出力、LDのバイアス,アノード,カソード、
PDアノード,カソード、アース等の各端子からなる。
【0004】図15は、従来の電子部品検査装置を示す
側面図である。この検査装置80は、大別して、ローダ
部81、トレイ受け渡し部82、測定部83、印字部8
4、トレイ受け渡し部85、アンローダ部86、搬送部
87で構成されている。
【0005】ローダ部81には、光デバイス70が予め
装着されたトレイ88が積載され、下方から1個ずつト
レイ88をトレイ受け渡し部82に供給する。トレイ受
け渡し部82は、ローダ部81から供給されたトレイ8
8を受け取り搬送部87に受け渡す。搬送部87はトレ
イ88を搬送方向Xに搬送させる。
【0006】搬送部87の搬送経路中に設けられる測定
部83では、光デバイス70の特性を測定する。次に、
印字部84で製造番号や測定結果等が光電変換素子71
のパッケージ表面に印字される。次に、トレイ受け渡し
部85でトレイ88をアンローダ部86に受け渡す。ア
ンローダ部86は、受け渡されたトレイ88を順次上方
に積載する。
【0007】図16は、従来の検査装置80で用いられ
るトレイ88を示す図である。図16(a)は平面図、
(b)は側面図である。トレイ88は、内部に光デバイ
ス70全体を複数個(図示の例では5個)収容するた
め、中空の箱形状に形成されている。光デバイス70
は、上記のように、光ファイバ72を備えており、この
光ファイバ72が所定長さと撓み特性を有して取り扱い
にくいことから、トレイ88に収容して検査するように
なっている。トレイ88内部には、テストフィクスチャ
(ソケット)90が設けられ、図示しないレバー操作で
ソケット90上に光電変換素子71を着脱可能に固定保
持する。
【0008】また、トレイ88の一側面88aには、光
デバイス70に対する電源、電気信号入出力、光入出力
用の各接続端子91,92,93が設けられている。電
源端子91、電気信号入出力端子92は、接続ケーブル
94,95を介してそれぞれソケット90に接続され、
ソケット90から光デバイス70のリード74に電気的
に接続される。光入出力用の光接続端子93の内部側に
は、光デバイス70の光コネクタ72が接続される。
【0009】このように、トレイ88の一側面88aに
光デバイス70の測定用の接続端子91,92,93を
設けることにより、測定部83では、この一側面88a
側に向けてプローブが移動して、簡単に電気的(光を含
め)接続が図れるようになっている。なお、トレイ88
には、複数の光デバイス70用にそれぞれ、接続端子9
1,92,93が設けられており、搬送部87は、測定
部83部分でトレイ88をこの光デバイス70(接続端
子91,92,93)の配置ピッチAに対応して移動さ
せ、各光デバイス70を順次測定するようになってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の検査装置は、光
デバイス70の測定に係る構成が複雑であり、以下に説
明するような問題があった。 1)トレイ88の一側面88aに全ての接続端子91,
92,93を設けるため、電気信号入出力端子92、お
よび光コネクタ72部分での信号損失が生じた。特に、
近年は、光デバイス70の高周波化が進んでおり、高周
波になるほど、電気信号入出力端子92を設けると、こ
の部分での反射、減衰が生じて正確な測定が行えなくな
る。
【0011】2)トレイ88内でソケット90から電源
端子91、電気信号入出力端子92間を接続する接続ケ
ーブル94,95と、電源端子91、電気信号入出力端
子92を設ける必要があり、部品数が多くコスト高とな
る。
【0012】3)トレイ88内に組み込む光デバイス7
0の個数分のソケット90が必要となる。測定時には、
ソケット90が個々に有する特性のばらつきを測定部8
3の図示しない測定回路が電気的に補正するよう構成さ
れているが、ソケット90の個数が増えると、その個数
分の補正値を予め格納し、読み出し補正する等の処理が
必要となる。1つのトレイ88あたり5個のソケット9
0であるが、実際には、図15に示すように、検査効率
を向上させるため、ローダ部81には、複数個のトレイ
88を積載して運用している。この場合、ソケット90
の個数は、(トレイ88の個数×5)となり、多数のソ
ケット90毎の補正を個々に行わねばならず、ソケット
90の特定作業も含め、補正の為の処理が複雑になっ
た。また、ソケット90の個数が多くコスト高となっ
た。
【0013】4)トレイ88に対する光デバイス70の
装着に手間がかかった。トレイ88に対する光デバイス
70の装着時、光電変換素子71をソケット90に取り
付け、レバー固定する操作と、光コネクタ72を光接続
端子93に装着する2つの作業が必要であり、検査後に
いずれも取り外す操作が必要であった。なお、光デバイ
ス70の装着前においても、トレイ88内でソケット9
0から電源端子91、電気信号入出力端子92間を接続
ケーブル94,95で接続する作業と、電源端子91、
電気信号入出力端子92をトレイ88の一側面88aに
固定する作業が必要である。
【0014】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、光ファイバ等を備えた光デバイスを簡
単に収容でき、測定に係る作業手順を効率化できる光デ
バイス搬送用トレイと、この搬送用トレイを用いる事に
より、測定精度の高精度化、部品点数の削減による低コ
スト化が図れる光デバイス自動検査装置を提供すること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光デバイス搬送用トレイは、予め光部品7
1,72,74と所定長の光ファイバ73が組み合わせ
形成されている光デバイス70の各種特性を自動測定す
るために該光デバイスを収容保持する光デバイス搬送用
トレイ20において、基台21と、該基台と連接され、
該基台と略面一な面を有して前記光デバイスを支持し、
前記光デバイスの一部を露出するように作動可能な可動
台22とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、前記基台21の面に対し、前記可動
台22の面が折曲する方向に回動自在に構成してもよ
い。
【0017】また、前記基台21に対し、前記可動台2
2が前記基台側に収容される方向にスライド自在に構成
してもよい。
【0018】また、前記基台21の面に対し、前記可動
台22が面一な状態で前記基台に対し垂直な軸を中心に
回動自在に構成してもよい。
【0019】また、前記光デバイス70を複数収容可能
であり、1つの基台21に対し、前記可動台22が前記
光デバイスの収容個数に応じて分割され、個々に移動可
能に構成してもよい。
【0020】また、前記光デバイス70は、光−電気信
号の変換を行い電気信号入出力用のリード74を有する
光電変換素子71と、該光電変換素子に一端が接続され
た光ファイバ73、および該光ファイバの他端に設けら
れる光コネクタ72で構成され、前記基台21には、前
記光コネクタと、該光コネクタに一端が接続された前記
光ファイバが収容され、前記可動台22には、前記光フ
ァイバの一部と、光電変換素子が載置され、該可動台
は、前記光電変換素子のリードを測定に用いるテストフ
ィクスチャ15に装着する際に、該テストフィクスチャ
に干渉しないよう移動可能に構成してもよい。
【0021】また、前記光デバイス70は、光信号をア
イソレートする光アイソレータ74と、該光アイソレー
タに一端が接続された一対の光ファイバ73a,73b
と、前記光ファイバの他端に同軸に設けられる融着接続
用の固定金具75a、75bで構成され、前記基台21
の両側部には、一対の前記可動台22が移動自在に設け
られ、前記基台には、前記光アイソレータと、該光アイ
ソレータに一端が接続された前記一対の光ファイバが収
容され、前記一対の可動台には、前記光ファイバの一部
と、前記固定金具が収容され、該一対の可動台は、前記
光アイソレータに接続された前記一対の光ファイバ73
a、73bを特性測定に用いる一対の融着用光ファイバ
55,56に融着接続する際に、前記融着用光ファイバ
を支持し融着する融着器58に干渉しないよう移動可能
に構成してもよい。
【0022】本発明の光デバイス自動検査装置は、前記
請求項1〜7のいずれかに記載の光デバイス搬送用トレ
イ20を用い、前記光デバイス70の搬送および特性測
定を行う光デバイス自動検査装置であって、前記トレイ
を搬送する搬送部10と、前記搬送部の搬送方向X上に
設けられ、前記光デバイスの特性を測定する測定部6
と、前記測定部で前記光デバイスを測定する際に、前記
トレイの可動台22を移動させる移動機構と、前記可動
台上に載置された前記光部品71,75a、75bを吸
着保持し、前記トレイの可動台の移動後の前記光部品を
該吸着状態で前記測定部まで搬送させる保持部13と、
を備えたことを特徴とする。
【0023】また、他の発明は、前記光電変換素子71
を備えた光デバイス70を収容するトレイ20を用い、
該光デバイスの搬送および特性測定を行う光デバイス自
動検査装置であって、前記トレイを搬送する搬送部10
と、前記搬送部の搬送方向X上に設けられ、前記光デバ
イスの特性を測定する測定部6と、前記測定部で前記光
デバイスを測定する際に、前記トレイの可動台22を移
動させる移動機構と、前記可動台上に載置された前記光
電変換素子71を吸着保持し、前記トレイの可動台の移
動後の前記光電変換素子71を該吸着状態で前記測定部
まで搬送させる保持部13とを備え、前記測定部6に前
記トレイが搬送された際、前記保持部は、前記光電変換
素子を吸着してリードを該測定部のテストフィクスチャ
15の接触端子に電気的接触させ、前記基台21に設け
られた前記光コネクタに対し、接続用の光コネクタ37
が移動して光接続させ、前記テストフィクスチャを介し
た電気信号と、前記光コネクタを介した光信号を測定回
路33により入出力させて前記光電変換素子を含む光デ
バイスの特性測定を行う構成としてもよい。
【0024】また、他の発明は、前記光アイソレータ7
5を備えた光デバイス70を収容するトレイ20を用
い、該光デバイスの搬送および特性測定を行う光デバイ
ス自動検査装置であって、前記トレイを搬送する搬送部
10と、前記搬送部の搬送方向X上に設けられ、前記光
デバイスの特性を測定する測定部6と、前記測定部で前
記光デバイスを測定する際に、前記トレイの可動台22
を移動させる移動機構と、前記可動台上に載置された前
記一対の融着接続用の固定金具75a、75bを吸着保
持し、前記トレイの可動台の移動後の前記光部品を該吸
着状態で前記測定部まで搬送させる保持部13とを備
え、前記測定部6に前記トレイ20が搬送された際、前
記保持部13は、一対の前記固定金具57a,57bを
吸着して一対の光ファイバ73a,73bを該測定部の
前記融着器58の融着用光ファイバ55,56に対向配
置させて対向同士の光ファイバを融着可能にさせ、前記
融着された1本の光ファイバに測定回路33が光信号を
入出力させて前記光アイソレータを含む光デバイスの特
性測定を行う構成としてもよい。
【0025】また、前記搬送部10の前段および後段に
は、それぞれ前記トレイ20を複数収容し、1個ずつ該
搬送部との間で受け渡すローダ3とアンローダ9を備え
た構成にもできる。
【0026】また、前記測定部6の搬送方向X前段に
は、該測定部に対し、前記光デバイス70のうち精密な
位置決めが必要な光部品71の位置決めを行う位置決め
部5を設けた構成にもできる。
【0027】また、前記位置決め部5は、前記保持部1
3による前記光部品71の保持状態を検出部14で検出
し位置決めする構成としてもよい。
【0028】上記構成によれば、光電変換素子71を含
む光デバイス70を収容したトレイ20を用いる自動検
査装置1は、トレイ20を搬送後、可動台22を移動さ
せ光電変換素子71下面を空けて露出させるため、測定
部6のテストフィクスチャ15に直接光電変換素子71
を載せることができ、高精度な測定が可能となる。この
際、光電変換素子71は保持部13で吸着されてテスト
フィクスチャ15に載せられる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の光デバイス自動検査装置の全体構成を示す側面図であ
る。自動検査装置1は全体がカバー2で覆われており、
左端には、上記の光デバイス70を検査のために供給す
るローダ部3が、また、右端には検査後の光デバイス7
0を取り出すアンローダ部9が設けられている。中央部
には、装置を操作するキー、表示ユニットからなる操作
パネル12が設けられる。
【0030】図2は、自動検査装置1の各部の配置を示
す側面図である。ローダ部3には、光電変換素子71が
予め装着されたトレイ(詳細は後述する)20が積載さ
れ、下方から1個ずつトレイ20をトレイ受け渡し部4
に供給する。トレイ受け渡し部4は、ローダ部3から供
給されたトレイ20を受け取り搬送部10に受け渡す。
搬送部10は、トレイ20を搬送方向Xに搬送させる。
【0031】搬送部10の搬送経路中には、位置決め部
5,測定部6,印字部7が設けられる。位置決め部5
は、光デバイス70の光電変換素子71を保持する保持
部(例えば吸着ノズル)13と、検出部(例えば下方か
ら撮像するCCD)14を有し、光電変換素子71の保
持状態を検出して測定部6で測定可能な状態となるよ
う、X−Y軸、および角度θを調整(位置決め)して、
この位置決め状態を保持したまま測定部6に移動させ
る。なお、吸着ノズル13は、搬送方向Xに対するトレ
イ20(光デバイス70の光コネクタ72,光ファイバ
73)の移動とともに同搬送方向Xに対し測定部6を過
ぎた位置までの間で往復移動可能である。
【0032】測定部6は、光電変換素子71が装着可能
なテストフィクスチャ(測定治具)15を有し、光電変
換素子71に対し電気、および光信号を入出力し特性を
測定する。光電変換素子71は、吸着ノズル13により
上方からテストフィクスチャ15に所定の力で押圧され
て各リード74がテストフィクスチャ15の接触端子
(不図示)に接触し、電源供給、および電気信号が入出
力される。なお、テストフィクスチャ15の接触端子
(信号および電源)は、予め測定回路(不図示)との間
で接続ケーブルにより予め接続されている。
【0033】この際、同時に、測定部6の光接続端子3
7がトレイ20の光接続端子24(いずれも後述する)
方向に移動し接続され、光電変換素子71に対する光入
出力が行われるようになっている(測定時の接続構成は
後述する)。
【0034】測定部6での測定後、トレイ20は、印字
部7に移動し、製造番号や測定結果等が印字機構39に
より光電変換素子71のパッケージ表面に印字される。
次に、トレイ受け渡し部8でトレイ20をアンローダ部
9に受け渡す。アンローダ部9は、受け渡されたトレイ
20を順次積載する。
【0035】図3は、自動検査装置1の電気的構成を示
すブロック図である。シーケンサ30は、ローダ部3、
トレイ受け渡し部4,8、位置決め部5、印字部7、ア
ンローダ9、搬送部10等、装置各部の動作を統括制御
する。また、トレイ20が印字部7に位置したとき、光
電変換素子71に対し印字するための印字情報を印字プ
リンタコントローラ31に出力する。
【0036】測定制御部(PC)32は、測定部6にお
ける光デバイス70の特性測定のための手順を制御し、
測定回路33を介して測定信号(光および電気信号)を
光デバイス70に供給する。測定回路33で得られた特
性結果は、測定制御部32に格納される。
【0037】図3に示すように、測定部6は、光デバイ
ス70に対する電源供給、および光、電気信号の入出力
用の構成を備えている。測定部6のテストフィクスチャ
15には、電源ライン35と、電気信号入出力ライン3
6の一端が接続される。電気信号入出力ライン36の他
端は、測定回路33に接続される。
【0038】また、トレイ20の光接続端子24方向に
向けて、外側から光接続端子37が移動、装着可能に構
成されている。光接続端子37は、光ファイバ38を介
して測定回路33に接続される。
【0039】これにより、測定回路33は、電気信号入
出力ライン36〜テストフィクスチャ15を介して電気
的な測定信号を光デバイス70の光電変換素子71に供
給することができる。この際、光デバイス70の光電変
換素子71が電気→光に光電変換した光信号は、光ファ
イバ73〜光コネクタ72〜光接続端子24〜光接続端
子37〜光ファイバ38を介して測定結果として得るこ
とができる。
【0040】上記入出力を逆にして、光信号を光ファイ
バ73から光電変換素子71に供給し、光電変換された
電気信号をテストフィクスチャ15からの出力で得るこ
とにより、光→電気に関する特性測定も行える。
【0041】図4は、トレイ20を示す図である。図4
(a)は平面図、(b)は側面図である。トレイ20
は、基台21と、基台21に対し移動可能な可動台22
からなり、内部に1個の光デバイス70を収容する。光
デバイス70の光ファイバ72は、所定長さと撓み特性
を有して取り扱いにくいことから、このトレイ20に収
容して検査する。
【0042】基台21と可動台22の間はヒンジ23で
軸支され、基台21に対し可動台22は、下方に回動自
在である。また、ヒンジ23部分には、バネ部材23a
が設けられ、可動台22はこのバネ力で常時上方向に付
勢されている。この際、可動台22の回動角度は、突起
(不図示)により、基台21と面一(水平)となるよう
設定されている。基台21の両側部には、規制板21a
が設けられ、光デバイス70の光ファイバ73を図示の
ように巻回した状態で基台21上からはみ出ないよう収
容する。また、基台21の背面には光接続端子24が設
けられ、光デバイス70の光コネクタ72が内部側から
接続される。
【0043】可動台22には、光電変換素子71を粗位
置決めした状態で収容するために、この光電変換素子7
1の外形(厳密には光電変換素子71から突出する光フ
ァイバ72の接続部を含む)に沿って所定深さの位置決
め溝22aが設けられている。上記構成により、トレイ
20上に光デバイス70の各部を安定して収容すること
ができる。
【0044】次に、上記トレイ20を用いた自動検査装
置1の動作を説明する。図2に示すように、ローダ部3
には、光デバイス70を収容した状態のトレイ20が上
下に複数個積載される。この際、トレイ20は基台21
と可動台22が面一位置にある(図4参照)。
【0045】次に、ローダ部3は、最下部から1個ずつ
トレイ20を取り出しトレイ受け渡し部4に受け渡す。
トレイ受け渡し部4は、受け取ったトレイ20を搬送部
10上に渡し、この搬送部10によりトレイ20を搬送
方向Xに搬送可能にする。次に、搬送部10は、トレイ
20を位置決め部5まで移動させる。
【0046】位置決め部5にトレイ20が位置すると、
図5に示すように、吸着ノズル13が光デバイス70の
光電変換素子71部分に下降して光電変換素子71を吸
着保持する。この後、図6に示すように、トレイ20の
可動台22は、図示しない移動機構によりバネ部材23
aのバネ力に抗してヒンジ23を中心として下方に回動
する。この状態で、光電変換素子71の下面は空き可動
台22上から他に移載可能となる。そして、この際、光
電変換素子71は、吸着ノズル13に吸着保持されてお
り、図示のように、光電変換素子71は可動台22上に
載置されていた位置を保持できる。
【0047】この後、位置決め部5は、光電変換素子7
1の位置決めを行う。この位置決めは、測定部6のテス
トフィクスチャ15に対して光電変換素子71が正確に
載置できる位置となるよう、測定部6の前段階である、
この位置決め部5で行われる。位置決めは、吸着ノズル
13を平面上で直交するX−Y軸と、回転方向θに移動
させ、検出部14で光電変換素子71の状態を検出し、
位置決め回路(例えば測定制御部32)が吸着ノズル1
3を移動制御して行われる。
【0048】位置決め部5での位置決め後、光デバイス
70は測定部6に搬送される。この搬送時、トレイ20
は、搬送部10により、可動台22が図6に示す回動し
た状態のまま測定部6まで搬送方向Xに沿って搬送され
る。この際、吸着ノズル13は、トレイ20と同様に搬
送方向Xに移動する。
【0049】これにより、光デバイス70のうち、光電
変換素子71が吸着ノズル13に吸着され、光コネクタ
72が基台21に載った状態で、光ファイバ73がこれ
ら光電変換素子71と光コネクタ72との間で繋がった
状態で測定部6部分に位置する。この際、トレイ20
は、可動台22が下方に回動しており、テストフィクス
チャ15に干渉しない。
【0050】この後、光デバイス70は、測定部6で測
定可能なよう電気および光接続がなされる。まず、図7
に示すように、吸着ノズル13で吸着されている光電変
換素子71がテストフィクスチャ15に向け下降し、所
定の圧力で装着される。この際、光電変換素子71の各
リード74は、前述の如く位置決め部5で位置決めされ
ており、テストフィクスチャ15の接触端子に対し正確
に装着することができる。
【0051】この後、図8に示すように、測定部6の光
接続端子37が図示しない移動機構によりトレイ20に
設けられた光接続端子24方向に移動し、互いに光接続
される。この状態で、図3に示す如く、光デバイス70
は、光および電気信号が測定回路33に接続され測定可
能となり、各種特性が測定される。この測定時には、図
8に示すように、恒温槽カバー40によってテストフィ
クスチャ15部分を覆い、恒温状態で特性測定される。
【0052】測定部6で測定後、測定部6の光接続端子
37が退避し、吸着ノズル13により再度、光電変換素
子71が吸着され上昇する。この後、トレイ20および
吸着ノズル13は、印字部7に向け搬送方向Xに移動
し、テストフィクスチャ15を通過した後、移動機構に
よる可動台22に対する回動付勢が解除されて、可動台
22は、基台21と面一状態に復帰する(図4の状
態)。
【0053】これにより、光電変換素子71は、再び可
動台22の位置決め溝22a部分に装着される。この
後、吸着ノズル13は、初期位置(位置決め部5)まで
復帰移動する。
【0054】次に、搬送部10はトレイ20を印字部7
まで移動させ、印字機構39により製造番号や測定結果
等が光電変換素子71のパッケージ表面に印字される。
この後、トレイ受け渡し部8でトレイ20をアンローダ
部9に受け渡し、アンローダ部9は、受け渡されたトレ
イ20を順次積載する。自動検査後の光デバイス70が
収容されたトレイ20は、アンローダ部9の上方から1
個ずつ取り出すことができる。
【0055】上記一連の工程により光デバイス70を搬
送させ特性測定を行うことができる。上記説明では、1
つのトレイ20の移動について説明したが、自動検査装
置1は、複数個のトレイ20を順次搬送させて、各光デ
バイス70の特性測定を行うことができる。例えば、測
定部6部分にトレイ70が位置しているとき、次のトレ
イ20は、前段の位置決め部5に位置している。
【0056】そして、上記の構成によるトレイ20を用
いることにより、トレイ20に対する光デバイス70の
装着の容易化、測定部6での測定の高精度化と高周波帯
域の対応、全体コストの低減化等が図れるようになる。
【0057】1)トレイ20を用いた作用効果等 トレイ20に対し、光デバイス70の光電変換素子71
と光ファイバ73は、上方から装着するだけで収容で
き、光コネクタ72をトレイ20に設けられた1個の光
接続端子24に接続させるだけでよいため、装着を容易
化できる。特にトレイ20は、光ファイバ73に対して
は撓み分に着目して規制板21aを設け、光電変換素子
71は位置決め溝22aで粗位置決めするだけでよく、
トレイ20の構造自体を簡素化できる。また、トレイ2
0には、光デバイス70に対する信号の入出力用のコネ
クタとして1個の光接続端子24だけを設ければよい。
これらにより、トレイ20を小型化、低コスト化でき
る。併せて、搬送部10もこの小型なトレイ20を搬送
させるものを用いることができ、装置全体を低コスト化
できる。
【0058】2)測定部6での測定の高精度化等の作用
効果 光電変換素子71に対する電気的接続は、直接リード7
4が測定部6に設けられた1個のテストフィクスチャ1
5に接続されるため、従来の如く信号入出力用のコネク
タが不要で信号損失を最小限に抑えることができ、測定
精度を向上でき、高周波の信号入出力に対応でき、しか
も低コスト化が図れる。特に、従来用いた複数個のソケ
ット90が不要となり、大幅なコスト削減ができる。加
えて、測定部6の測定回路33では、単一個のテストフ
ィクスチャ15に対してのみ、このテストフィクスチャ
15の固有特性を電気的に補正すればよく、この補正処
理を従来に比して極簡単に行えるようになる。この点に
ついての従来の問題は前述してあるため、説明を省略す
る。
【0059】なお、吸着ノズル13を用いて光電変換素
子71を位置決めし、搬送させる構成自体は汎用のもの
を用いることができる。
【0060】(第2実施形態)図9は、光デバイス搬送
用トレイの他の実施形態を示す図である。図9(a),
(b)は、この実施形態のトレイ20を示す平面図、側
面図である。図示のように、トレイ20は第1実施形態
同様に、基台21と可動台22で構成されている。
【0061】基台21には、下面の両側部に支持片21
bを有し、可動台22が基台21内部にスライド可能に
構成されている。図9(c),(d)は、可動台22の
スライド時の状態を示す図であり、図示のように、吸着
ノズル13で光電変換素子71を吸着し上昇後、移動機
構で可動台22をスライドさせることにより、第1実施
形態同様に、光電変換素子71をトレイ20上に載置状
態と同様の状態に保持でき、第1実施形態で説明した自
動検査装置1に適用して同様の自動検査が行える。
【0062】(第3実施形態)図10は、光デバイス搬
送用トレイの他の実施形態を示す図である。図10
(a),(b)は、この実施形態のトレイ20を示す平
面図、側面図である。図示のように、トレイ20は第1
実施形態同様に、基台21と可動台22で構成されてい
る。
【0063】基台21には、可動台22の端部を軸支す
る軸部21cが設けられ、可動台22は基台21に対
し、同一面で回動可能に構成されている。図10
(c),(d)は、可動台22の回動時の状態を示す図
であり、図示のように、吸着ノズル13で光電変換素子
71を吸着し上昇後、移動機構で可動台22を回動させ
ることにより、第1実施形態同様に、光電変換素子71
をトレイ20上に載置状態と同様の状態に保持でき、第
1実施形態で説明した自動検査装置1に適用して同様の
自動検査が行える。
【0064】(第4実施形態)図11は、光デバイス搬
送用トレイの他の実施形態を示す平面図である。図示の
ように、トレイ20は第1実施形態同様に、基台21と
可動台22で構成されている。
【0065】第1実施形態と異なる点は、トレイ20が
複数個(図示の例では5個)の光デバイス70を収容可
能に構成し、この収容個数分、可動台22を分割して設
け(22A〜22E)、それぞれを第1実施形態同様に
下方に回動自在に構成したものである。各可動台22
は、第1実施形態同様に、ヒンジ23と、バネ部材23
aを有している。
【0066】そして、図示の状態のように、測定部6で
測定中の電子デバイス70(光電変換素子71)に対応
する可動台22Aのみ、下方に回動させる構成とし、測
定部6での測定に応じて順次隣接する可動台22B〜2
2Eを回動させるようにすればよい。これにより、第1
実施形態同様に、光電変換素子71をトレイ20上に載
置状態と同様の状態に保持でき、第1実施形態で説明し
た自動検査装置1に適用して同様の自動検査が行える。
【0067】第4実施形態で説明した可動台22の移動
方向は、第1実施形態で説明した下方への回動、あるい
は第2実施形態で説明した基台21内部へのスライドの
いずれの構成であっても同様に適用できる。
【0068】(第5実施形態)上記各実施形態では、ト
レイ20に光デバイス70を収容し、自動検査装置1に
適用した例を説明した。この実施形態では、トレイ20
に光デバイス70として光アイソレータ75を収容す
る。そして、この実施形態の検査装置では、測定部6で
トレイ20に収容された光アイソレータ75の特性(ア
イソレーション)を測定する。
【0069】図12は、トレイ20を示す図である。光
アイソレータ75の両端にはそれぞれ所定長の光ファイ
バ73(73a,73b)の一端が接続されている。各
光ファイバ73a,73bの他端には、後述する融着接
続用の固定金具76a,76bが同軸に固定されてい
る。
【0070】トレイ20は、第1実施形態同様に基台2
1と、基台21に対し下方に回動自在な可動台22で構
成される。そして、この実施形態では、基台21を中心
として一対の可動台22F,22Gが設けられている。
なお、トレイ20の可動台22F,22Gに対し、固定
金具76a,76bは固定されていない。
【0071】図13は、検査装置の測定部61を示す図
である。図13(a)は平面図、(B)は側面図であ
る。測定部6には、一対の光ファイバ73a,73bに
対向する位置に予め融着用光ファイバ55,56が配置
されている。この光ファイバ55,56は、融着器58
上に設けられる融着接続用の固定金具57a,57bに
固定されている。
【0072】この検査装置60は、測定部6の前段の位
置決め部5にて固定金具76a,76bを吸着ノズル1
3で吸着する。この後、搬送方向Xに沿って測定部6部
分にトレイ20を移動させる。同時に、吸着ノズル13
は、固定金具76a、76b部分を吸着した状態のまま
同搬送方向Xに移動させ、一対の光ファイバ73a,7
3bを測定部6部分に移動させる。この際、一対の可動
台22F,22Gを下方に回動させておく(図示の状
態)。これにより、トレイ20の一対の可動台22は、
融着器58に干渉しない。
【0073】この後、測定部6側の光ファイバ55,5
6と、トレイ20側から突出する光ファイバ73a,7
3bの対向同士(融着箇所M)を融着接続することによ
り、1本に繋がった光ファイバが測定回路33に接続さ
れる。測定回路33は、光信号を送り光アイソレータ7
5を含む光デバイス70の特性を測定する。測定後、測
定部6側の光ファイバ55,56と、トレイ20側から
突出する光ファイバ73a,73bの融着個所を切断
し、次工程に搬送する。
【0074】このように、トレイ20の可動台22を移
動させることにより、光ファイバ73a,73bを大き
く移動させずに測定部6に設けられた自動融着機にセッ
ト、融着することができる。そして、この実施形態で説
明したように、本発明のトレイ20は、形状を変更して
異なる光デバイスの特性測定に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】本発明の光デバイス搬送用トレイによれ
ば、光デバイスの測定時に光部品を支持している可動台
が移動して該光部品の一部を露出させるよう構成したの
で、光デバイスの搬送を容易化できるとともに、測定等
の必要時に可動台部分が邪魔にならずこの測定が行える
ようになる。
【0076】本発明の光デバイス搬送用トレイを用いる
電子デバイス自動検査装置によれば上記のトレイを自動
検査装置に用いることにより、トレイの搬送、および測
定部での測定をいずれも円滑に実行できるようになる。
特に、可動台の移動で下面が露出された光部品をトレイ
上ではなく測定部に直接移載させることができるように
なるため、電気的接続を簡素化して測定精度を向上で
き、高周波化への対応が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光デバイス自動検査装置の全体構成を
示す側面図
【図2】同装置の各部の配置を示す側面図
【図3】同装置の電気的構成を示すブロック図
【図4】トレイを示す図
【図5】電子デバイスの吸着状態を示す動作図
【図6】トレイの可動台の移動状態を示す動作図
【図7】電子デバイスをテストフィクスチャに載置した
状態を示す動作図
【図8】電子デバイスの測定状態を示す動作図
【図9】トレイの他の構成を示す図(第2実施形態)
【図10】トレイの他の構成を示す図(第3実施形態)
【図11】トレイの他の構成を示す図(第4実施形態)
【図12】トレイの他の構成を示す図(第5実施形態)
【図13】第5実施形態における検査装置の測定部を示
す図
【図14】光デバイスの一例を示す斜視図
【図15】従来の電子部品検査装置を示す側面図
【図16】従来の検査装置で用いられるトレイを示す図
【符号の説明】
1…自動検査装置、3…ローダ部、4…トレイ受け渡し
部、5…位置決め部、6…測定部、7…印字部、9…ア
ンローダ部、10…搬送部、13…保持部、14…検出
部、15…テストフィクスチャ、20…トレイ、21…
基台、21a…規制板、21b…支持片、21c…軸
部、22(22A〜22E,22F,22G)…可動
台、22a…位置決め溝、23…ヒンジ、23a…バネ
部材、24,37…光接続端子、30…シーケンサ、3
1…印字プリンタコントローラ、32…測定制御部、3
3…測定回路、35…電源ライン、36…電気信号入出
力ライン、37…光接続端子、38…光ファイバ、5
5,56…融着用光ファイバ、57a,57b,76
a,76b…固定金具、58…融着器、70…光デバイ
ス、71…光電変換素子、72…光コネクタ、73(7
3a,73b)…光ファイバ、74…リード、75…光
アイソレータ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め光部品(71,72,74)と所定
    長の光ファイバ(73)が組み合わせ形成されている光
    デバイス(70)の各種特性を自動測定するために該光
    デバイスを収容保持する光デバイス搬送用トレイ(2
    0)において、基台(21)と、 該基台と連接され、該基台と略面一な面を有して前記光
    デバイスを支持し、前記光デバイスの一部を露出するよ
    うに作動可能な可動台(22)とを備えたことを特徴と
    する光デバイス搬送用トレイ。
  2. 【請求項2】 前記基台(21)の面に対し、前記可動
    台(22)の面が折曲する方向に回動自在に構成された
    請求項1記載の光デバイス搬送用トレイ。
  3. 【請求項3】 前記基台(21)に対し、前記可動台
    (22)が前記基台側に収容される方向にスライド自在
    に構成された請求項1記載の光デバイス搬送用トレイ。
  4. 【請求項4】 前記基台(21)の面に対し、前記可動
    台(22)が面一な状態で前記基台に対し垂直な軸を中
    心に回動自在に構成された請求項1記載の光デバイス搬
    送用トレイ。
  5. 【請求項5】 前記光デバイス(70)を複数収容可能
    であり、 1つの基台(21)に対し、前記可動台(22)が前記
    光デバイスの収容個数に応じて分割され、個々に移動可
    能に構成された請求項1〜3のいずれかに記載の光デバ
    イス搬送用トレイ。
  6. 【請求項6】 前記光デバイス(70)は、光−電気信
    号の変換を行い電気信号入出力用のリード(74)を有
    する光電変換素子(71)と、該光電変換素子に一端が
    接続された光ファイバ(73)、および該光ファイバの
    他端に設けられる光コネクタ(72)で構成され、 前記基台(21)には、前記光コネクタと、該光コネク
    タに一端が接続された前記光ファイバが収容され、 前記可動台(22)には、前記光ファイバの一部と、光
    電変換素子が載置され、 該可動台は、前記光電変換素子のリードを測定に用いる
    テストフィクスチャ(15)に装着する際に、該テスト
    フィクスチャに干渉しないよう移動可能に構成された請
    求項1〜5のいずれかに記載の光デバイス搬送用トレ
    イ。
  7. 【請求項7】 前記光デバイス(70)は、光信号をア
    イソレートする光アイソレータ(74)と、該光アイソ
    レータに一端が接続された一対の光ファイバ(73a,
    73b)と、前記一対の光ファイバの他端にそれぞれ同
    軸に設けられる融着接続用の固定金具(75a、75
    b)で構成され、 前記基台(21)の両側部には、一対の前記可動台(2
    2)が移動自在に設けられ、 前記基台には、前記光アイソレータと、該光アイソレー
    タに一端が接続された前記一対の光ファイバが収容さ
    れ、 前記一対の可動台には、前記光ファイバの一部と、前記
    固定金具が収容され、 該一対の可動台は、前記光アイソレータに接続された前
    記一対の光ファイバ(73a、73b)を特性測定に用
    いる一対の融着用光ファイバ(55,56)に融着接続
    する際に、前記融着用光ファイバを支持し融着する融着
    器(58)に干渉しないよう移動可能に構成された請求
    項1〜5のいずれかに記載の光デバイス搬送用トレイ。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の光
    デバイス搬送用トレイ(20)を用い、前記光デバイス
    (70)の搬送および特性測定を行う光デバイス自動検
    査装置であって、 前記トレイを搬送する搬送部(10)と、 前記搬送部の搬送方向(X)上に設けられ、前記光デバ
    イスの特性を測定する測定部(6)と、 前記測定部で前記光デバイスを測定する際に、前記トレ
    イの可動台(22)を移動させる移動機構と、 前記可動台上に載置された前記光部品(71,75a、
    75b)を吸着保持し、前記トレイの可動台の移動後の
    前記光部品を該吸着状態で前記測定部まで搬送させる保
    持部(13)と、を備えたことを特徴とする光デバイス
    搬送用トレイを用いる光デバイス自動検査装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項6に記載の光デバイス(7
    0)を収容するトレイ(20)を用い、該光デバイスの
    搬送および特性測定を行う光デバイス自動検査装置であ
    って、 前記トレイを搬送する搬送部(10)と、 前記搬送部の搬送方向(X)上に設けられ、前記光デバ
    イスの特性を測定する測定部(6)と、 前記測定部で前記光デバイスを測定する際に、前記トレ
    イの可動台(22)を移動させる移動機構と、 前記可動台上に載置された前記光電変換素子(71)を
    吸着保持し、前記トレイの可動台の移動後の前記光部品
    を該吸着状態で前記測定部まで搬送させる保持部(1
    3)とを備え、 前記測定部(6)に前記トレイが搬送された際、前記保
    持部は、前記光電変換素子を吸着してリードを該測定部
    のテストフィクスチャ(15)の接触端子に電気的接触
    させ、 前記基台(21)に設けられた前記光コネクタに対し、
    接続用の光コネクタ(37)が移動して光接続させ、 前記テストフィクスチャを介した電気信号と、前記光コ
    ネクタを介した光信号を測定回路(33)により入出力
    させて前記光電変換素子を含む光デバイスの特性測定を
    行うことを特徴とする光デバイス自動検査装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項7に記載の光デバイス(7
    0)を収容するトレイ(20)を用い、該光デバイスの
    搬送および特性測定を行う光デバイス自動検査装置であ
    って、 前記トレイを搬送する搬送部(10)と、 前記搬送部の搬送方向(X)上に設けられ、前記光デバ
    イスの特性を測定する測定部(6)と、 前記測定部で前記光デバイスを測定する際に、前記トレ
    イの可動台(22)を移動させる移動機構と、 前記可動台上に載置された前記一対の融着接続用の固定
    金具(75a、75b)を吸着保持し、前記トレイの可
    動台の移動後の前記光部品を該吸着状態で前記測定部ま
    で搬送させる保持部(13)とを備え、 前記測定部(6)に前記トレイ(20)が搬送された
    際、前記保持部(13)は、一対の前記固定金具(57
    a,57b)を吸着して一対の光ファイバ(73a、7
    3b)を該測定部の前記融着器(58)の融着用光ファ
    イバ(55,56)に対向配置させて対向同士の光ファ
    イバを融着可能にさせ、 前記融着された1本の光ファイバに測定回路(33)が
    光信号を入出力させて前記光アイソレータを含む光デバ
    イスの特性測定を行うことを特徴とする光デバイス自動
    検査装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送部(10)の前段および後段
    には、それぞれ前記トレイ(20)を複数収容し、1個
    ずつ該搬送部との間で受け渡すローダ(3)とアンロー
    ダ(9)を備えた請求項8〜10のいずれかに記載の光
    デバイス搬送用トレイを用いる光デバイス自動検査装
    置。
  12. 【請求項12】 前記測定部(6)の搬送方向(X)前
    段には、該測定部に対し、前記光デバイス(70)のう
    ち精密な位置決めが必要な光部品(71)の位置決めを
    行う位置決め部(5)が設けられた請求項8〜11のい
    ずれかに記載の光デバイス搬送用トレイを用いる光デバ
    イス自動検査装置。
  13. 【請求項13】 前記位置決め部(5)は、前記保持部
    (13)による前記光部品(71)の保持状態を検出部
    (14)で検出し位置決めする請求項12に記載の光デ
    バイス搬送用トレイを用いる光デバイス自動検査装置。
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