JP2003194724A - ワークの外観検査装置および外観検査方法 - Google Patents

ワークの外観検査装置および外観検査方法

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JP2003194724A
JP2003194724A JP2001393753A JP2001393753A JP2003194724A JP 2003194724 A JP2003194724 A JP 2003194724A JP 2001393753 A JP2001393753 A JP 2001393753A JP 2001393753 A JP2001393753 A JP 2001393753A JP 2003194724 A JP2003194724 A JP 2003194724A
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linear feeder
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Tomoyuki Kojima
島 智 幸 小
Mikio Fukuzawa
沢 幹 夫 福
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Tokyo Weld Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラブルを生じさせることなく、確実かつ精
度良くワークの外観を検査すること。 【解決手段】 ワークの外観検査装置は6面体からなる
ワーク2を、その2面が外方へ露出するよう収納する第
1搬送溝3aを有する第1リニアフィーダ3と、ワーク
2の他の2面が外方へ露出するよう収納する第2搬送溝
7aを有する第2リニアフィーダ7とを備えている。第
1リニアフィーダ3と第2リニアフィーダ7との間に、
ワークを残りの2面が外方へ露出する収納する収納孔8
aを有するターンテーブル8が配置されている。第1リ
ニアフィーダ3、ターンテーブル8および第2リニアフ
ィーダ7の近傍に、撮像手段4a、4b、4cが設けら
れている。撮像手段4a、4b、4cからの信号に基づ
いて、制御部20によりワーク排出装置6a、6b、1
4aが作動して不良ワーク2cが排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、六面体からなるチ
ップ状電子部品等のワークの外観検査装置およびワーク
の外観検査方法に係り、とりわけワークの外観を確実か
つ精度良く検査することができるワークの外観検査装置
および外観検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より六面体からなるワークの外観検
査装置として、図10に示すものが知られている。図1
0は従来のワークの外観検査装置を示す図である。
【0003】図10において、リニアフィーダ21から
1個ごとに分離供給される六面体からなるチップ状電子
部品(以下ワークという)は、水平ターンテーブル22
の周縁部に複数設けられたワーク収納用凹部22aに収
納される。水平ターンテーブル22の回転に伴ってワー
クが搬送される間、水平ターンテーブル22の周縁部外
方に設けられた撮像手段24aによりワーク収納用凹部
22a内のワークの側面が撮像される。更に水平ターン
テーブル22の上下方向にそれぞれ設けられた撮像手段
24b及び24cにより、ワーク収納用凹部22a内の
ワークの上下2面が撮像される。
【0004】そして撮像手段24a、24b、24cか
らの撮像データは、図示しない画像処理装置へ送られ
て、画像処理されて良否判定される。不良品と判定され
たワークについては不良品排出部25から排出され、正
常ワークは水平ターンテーブル22のワーク収納用凹部
22aからワーク移載位置27を経て垂直ターンテーブ
ル23の周縁部に複数設けられたワーク収納用凹部23
aに移載される。
【0005】垂直ターンテーブル23側へ移載されたワ
ークは、垂直ターンテーブル23の周縁部外方に設けら
れた撮像手段24dによりワークの側面が撮像され、更
に垂直ターンテーブルの左右側にそれぞれ設けられた撮
像手段24e及び24fにより、ワーク収納用凹部23
a内のワークの左右2面が撮像される。
【0006】そして撮像手段24d、24e、24fか
らの撮像データは、図示しない画像処理装置へ送られ
て、画像処理されて良否判定される。不良品と判定され
たワークについては不良品排出部26から排出され、正
常ワークはワーク取り出し部28を経て次工程に受け渡
しされるようになっている。以上の操作により、ワーク
の六面が撮像手段を用いて検査できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の外観
検査装置においては、水平ターンテーブル22及び垂直
ターンテーブル23を同期して間欠回転させるよう制御
する必要がある。またワークの保持手段、若しくは移載
手段などの機構が精密且つ複雑となり、大きくコストア
ップとなるうえ、ワークの形状や寸法不良による搬送機
構の詰まりなどにより、装置全体を停止させる必要があ
って、トラブルが発生し易い、という問題がある。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、ワークの外観をトラブルを生じさせること
なく、確実かつ精度良く検査することができるワークの
外観検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、6面体からな
るワークを2面が外方へ露出するよう収納する第1搬送
溝を有する第1リニアフィーダと、ワークを他の2面が
外方へ露出するよう収納する第2搬送溝を有する第2リ
ニアフィーダと、第1リニアフィーダと第2リニアフィ
ーダとの間に設けられ、更に他の2面が外方へ露出する
ようワークを収納する収納孔が形成された反転機構とを
備え、第1リニアフィーダ、第2リニアフィーダおよび
反転機構に、ワークの外観を撮像する第1リニアフィー
ダ撮像装置、第2リニアフィーダ撮像装置および反転機
構撮像装置を各々設けたことを特徴とするワークの外観
検査装置である。
【0010】本発明は、不良ワークを排出するワーク排
出装置を設け、ワーク排出装置は第1リニアフィーダ撮
像装置、第2リニアフィーダ撮像装置または反転機構撮
像装置からの信号に基づいて制御部により駆動制御され
ることを特徴とするワークの外観検査装置である。
【0011】本発明は、第1リニアフィーダの第1リニ
アフィーダ撮像装置の上流側、および第2リニアフィー
ダの第2リニアフィーダ撮像装置の上流側に、ワークを
1つ1つ分離するワーク分離装置を各々設けたことを特
徴とするワークの外観検査装置である。
【0012】本発明は、第1リニアフィーダの第1搬送
溝および第2リニアフィーダの第2搬送溝は、各々直角
V字形の断面形状を有することを特徴とするワークの外
観検査装置である。
【0013】本発明は、反転機構は外周に複数の収納孔
を有するターンテーブルからなることを特徴とするワー
クの外観検査装置である。
【0014】本発明は、ターンテーブルの収納孔は、正
方形の形状をなしており、収納孔の向き合う一対の角部
はターンテーブルが為す回転円の法線方向および接線方
向に配置されていることを特徴とするワークの外観検査
装置である。
【0015】本発明は、ワーク排出装置はワークに対し
てエアを噴出するエア噴射ノズルを有することを特徴と
するワークの外観検査装置である。
【0016】本発明は、ワーク排出装置のエア噴射ノズ
ルは、第1リニアフィーダ、第2リニアフィーダおよび
反転機構に各々設けられていることを特徴とするワーク
の外観検査装置である。
【0017】本発明は、第1リニアフィーダおよび第2
リニアフィーダのワーク分離装置は、ワークを吸引する
エア吸引ノズルからなることを特徴とするワークの外観
検査装置である。
【0018】本発明は、反転機構に、第1リニアフィー
ダ内のワークを反転機構へ移載するため、エア吸引ノズ
ルを有する第1移載装置を設け、反転機構に、反転機構
内のワークを第2リニアフィーダへ移載するため、エア
噴射ノズルを有する第2移載装置を設けたことを特徴と
するワークの外観検査装置である。
【0019】本発明は、6面体からなるワークの外観検
査方法において、ワークをその2面が外方へ露出するよ
う第1リニアフィーダの第1搬送溝内で搬送するととも
に、外方へ露出した2面を第1リニアフィーダ撮像装置
により撮像する工程と、ワークを反転機構の収納孔内に
他の2面が外方へ露出するよう収納してワークを搬送さ
せるとともに、外方へ露出した2面を反転機構撮像装置
により撮像する工程と、ワークを他の2面が外方へ露出
するよう第2リニアフィーダの第2搬送溝内で搬送する
とともに、外方へ露出した2面を第2リニアフィーダ撮
像装置により撮像する工程と、を備えたことを特徴とす
るワークの外観検査方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図8は本発明の一
実施の形態を示す図である。
【0021】まず図1によりワークの外観検査装置全体
について説明する。図1に示すようにワークの外観検査
装置は、例えば直方体状の6面体からなるチップ状電子
部品(以下、ワーク)2を搬送しながらワーク2の外観
を検査するものである。
【0022】このようなワークの外観検査装置は、ワー
ク2を連続的に供給するボールフィーダ1と、ボールフ
ィーダ1に連結されワーク2を直線状に連続して搬送す
る第1リニアフィーダ3と、ワーク2を直線状に連続し
て搬送する第2リニアフィーダ7と、第1リニアフィー
ダ3と第2リニアフィーダ7との間に配置され回転しな
がらワーク2を搬送する垂直ターンテーブル(反転機
構)8とを備えている。
【0023】このうち第1リニアフィーダ3は、ワーク
2をその2面が外方へ露出するよう収納する第1搬送溝
3aを有しており、同様に第2リニアフィーダ7は、ワ
ーク2をその他の2面が外方へ露出するよう収納する第
2搬送溝7aを有している。
【0024】すなわち、第1リニアフィーダ3の第1搬
送溝3aと、第2リニアフィーダ7の第2搬送溝7a
は、各々直角V字形の断面形状を有している(図2
(a)参照)。このため、第1リニアフィーダ3の第1
搬送溝3a内のワーク2は、その2面が外方へ露出する
ようになっており、第1リニアフィーダ3から送られる
ワーク2は垂直ターンテーブル8によって180°反転
された後、第2リニアフィーダ7の第2搬送溝7a内に
送られ、ワーク2は第2搬送溝7a内において、他の2
面が外方へ露出するようになっている。
【0025】また垂直ターンテーブル8には、その外周
にワーク2を収納する複数の収納孔8aが形成されてい
る(図5参照)。この場合、垂直ターンテーブル8の収
納孔8a内に収納されたワーク2は、第1リニアフィー
ダ3および第2リニアフィーダ7内で露出した面以外の
残りの2面が収納孔8aの両側から見える様に外方へ露
出するようになっている。
【0026】さらに図1に示すように、第1リニアフィ
ーダ3の上方近傍には、ワーク2の露出した2面の外観
を撮像する一対の第1リニアフィーダ撮像手段4a、4
aが設けられている。この場合、各第1リニアフィーダ
撮像手段4a、4aはワーク2の露出した各面を撮像す
るようになっている。
【0027】また第1リニアフィーダ3には、撮像手段
4a、4aの上流側にワーク2を1つ1つ吸引して分離
するためのエア吸引ノズル(ワーク分離装置)5aが設
けられている。このエア吸引ノズル5aは第1搬送溝3
aの底部に傾斜して設けられている(図2(a)参
照)。さらに第1リニアフィーダ3には、撮像手段4
a、4aの下流側にワーク2を排出するためのエア噴射
ノズル(ワーク排出装置)6aが設けられている(図
4)。また第1リニアフィーダ3の側方には、エア噴射
ノズル6aにより排出されたワーク2を受けとめるバケ
ット9aが配置されている。
【0028】同様に第2リニアフィーダ7の上方近傍に
は、ワーク2の露出した2面の外観を撮像する一対の第
2リニアフィーダ撮像手段4c、4cが設けられてい
る。この場合、各第2リニアフィーダ撮像手段4c、4
cは、ワーク2の露出した各面を撮像するようになって
いる。
【0029】また第2リニアフィーダ7には、撮像手段
4c、4cの上流側にワーク2を1つ1つ吸引して分離
するためのエア吸引ノズル(ワーク分離装置)5bが設
けられている。このエア吸引ノズル5bは第2搬送溝7
aの底部に傾斜して設けられている。さらに第2リニア
フィーダ7には、撮像手段4c、4cの下流側にワーク
2を排出するためのエア噴射ノズル(ワーク排出装置)
6bが設けられている。また第2リニアフィーダ7の側
方には、エア噴射ノズル6bにより排出されたワーク2
を受けとめるバケット9bが配置されている。
【0030】第2リニアフィーダ7の撮像手段4c、4
c、エア吸引ノズル5b、エア噴射ノズル6bおよびバ
ケット9bは、いずれも第1リニアフィーダ3の撮像手
段4a、4a、エア吸引ノズル5a、エア噴射ノズル6
aおよびバケット9aと略同一の構成を有している(図
2、図3および図4参照)。
【0031】また図1および図5に示すように、垂直タ
ーンテーブル8は、その外周に複数の収納孔8aを有し
ている。各収納孔8aは正方形の形状を有するととも
に、収納孔8aの向き合う一対の角部は、ターンテーブ
ル8が為す回転円の法線方向および接線方向を向いてい
る。
【0032】さらに、ターンテーブル8の両側方には、
ワーク2の露出した2面の外観を撮像する一対の反転機
構撮像手段4b、4bが円周方向に所定間隔をおいて設
けられている。この場合、各反転機構撮像手段4b、4
bは、ワーク2の露出した各面を撮像するようになって
いる。さらに、図1、図5および図7に示すように、タ
ーンテーブル8の一側方には、撮像手段4b、4bの下
流側に、不良のワーク2を排出するためのエア噴射ノズ
ル14aを有するワーク排出ブロック14bが設けられ
ている。
【0033】さらにターンテーブル8のワーク排出ブロ
ック14bと反対側の側方には、ターンテーブル8の収
納孔8aから排出される不良のワーク2を受け入れる排
出ワーク受け10が設けられており、この排出ワーク受
け10には排出ワーク受け10からワーク2を外方へ導
く排出ガイド11が接続されている。
【0034】そしてこれらエア噴射ノズル14aを有す
る排出ブロック14bと、排出ワーク受け10と、排出
ガイド11とによってワーク排出装置16が構成されて
いる。
【0035】さらに図1、図5および図6に示すよう
に、第1リニアフィーダ3の第1搬送溝3a内のワーク
2は、垂直ターンテーブル8の収納孔8a内へ、ターン
テーブル8近傍に設置されエア吸引ノズル13aを有す
るワーク吸引ブロック13により移載されるようになっ
ている。この場合、エア吸引ノズル13aを有するワー
ク吸引ブロック13により第1移載手段15が構成され
る。
【0036】また図1、図5および図8に示すように、
垂直ターンテーブル8の収納孔8a内のワーク2は、第
2リニアフィーダ7の第2搬送溝7a内へ、ターンテー
ブル8近傍に設置されエア噴出ノズル14cを有するワ
ーク排出ブロック14dにより移載されるようになって
いる。この場合、エア噴出ノズル14cを有するワーク
排出ブロック14dにより第2移載手段17が構成され
る。
【0037】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。図1において、ボールフィー
ダ1から連続的に供給されるワーク2は、第1リニアフ
ィーダ3の直角V字形の断面形状を有する第1搬送溝3
a内に移載されて第1リニアフィーダ3に沿って下流方
向に搬送される。ワーク2が第1搬送溝3a上に設けら
れたエア吸引ノズル5aに到達すると、図示しないセン
サがワーク2を検知して、図2に示すように制御部20
によりエア吸引ノズル5aが作動する。このときワーク
2がエア吸引ノズル5aにより吸引されてワーク2が一
時停止し、エア吸引ノズル5aによる吸引が解かれると
再びワーク2の搬送が開始される。即ち、エア吸引ノズ
ル5aによるワーク2の吸引及び開放により、吸引され
たワーク2は停止し、それより前のワークは第1リニア
フィーダ3の推進力により前進を続けるためワーク2を
1つ1つ分離することができる。このようにワーク2の
うち、先行のワーク2aが下流方向に移動すると共に、
次のワーク2bがエア吸引ノズル5aにより真空吸引さ
れて搬送が一時停止し、先行のワーク2aとワーク2b
とが分離される。
【0038】上述のように第1リニアフィーダ3には撮
像手段4a、4aが設けられ、この撮像手段4a、4a
は図3に示すように第1ワーク搬送溝3aに沿って搬送
させるワーク2の露出している2面に対向している。第
1リニアフィーダ3内で分離された搬送中のワーク2は
この撮像手段4a、4aにより瞬時に撮像され、撮像手
段4a、4aからの画像データは制御部20へ送られ、
この制御部20内の画像処理装置20aにより良否判定
が行われる。
【0039】制御部20においてワークが不良ワーク2
cと判定されると、図4に示すように制御部20はエア
噴射ノズル6aを作動させ、エア噴射ノズル6aから噴
射する圧縮エアにより不良ワーク2cがバケット9a側
に飛ばされて排出される。
【0040】次に第1リニアフィーダ3の第1搬送溝3
a内のワーク2のうち、制御部20内の画像処理装置2
0aにより正常と判定されたワーク2は、ターンテーブ
ル8の収納孔8aに移載される。
【0041】次にワーク2のターンテーブル8側への移
載工程について説明する。図6において第1リニアフィ
ーダ3の第1搬送溝3aに沿って搬送されてきた正常ワ
ーク2は、第1移載手段15のうち、ターンテーブル8
の反対面側に設けられているワーク吸引ブロック13の
エア吸引ノズル13aにより真空吸引されてターンテー
ブル8の収納孔8aに収納される。
【0042】図5に示すように、ターンテーブル8の収
納孔8aは正方形となっており、第1搬送溝3aの直角
V字形の断面形状に合わせて、ターンテーブル8が回転
して為す回転円の法線方向及びその接線方向に配置され
た向き合う一対の角部を有している。このため収納孔8
aの第1リニアフィーダ3側及びワーク吸引ブロック1
3側は開口されて、収納孔8aに収納されたワーク2の
両端面をターンテーブル8の収納孔8aの外部から観察
できるようになっている。
【0043】図1及び図5で示すように、ターンテーブ
ル8の両側方に対向して設けられた撮像手段4b、4b
によりワーク2の両端面が撮像され、撮像手段4b、4
bからの信号に基づいて、制御部20の画像処理装置2
0aにおいてワーク2の良否判別が行われる。
【0044】制御部20において不良ワークと判定され
ると、ターンテーブル8の収納孔8a内の不良ワーク2
cは不良ワーク排出手段16において排出される。すな
わち、図7に示すように不良ワーク排出手段16は、垂
直ターンテーブル8の両側方に設けられたエア噴射ノズ
ル14aを有するワーク排出ブロック14bと排出ワー
ク受10とを有しており、ワーク排出ブロック14bの
エア噴射ノズル14aから圧縮空気が噴射されると、ワ
ーク収納孔8a内の不良ワーク2cは排出ワーク受10
内に排出される。その後、排出ワーク受10内の不良ワ
ーク2cは排出ガイド11により所定の場所に移送され
るようになっている。
【0045】一方、制御部20において良品と判定され
たワーク2は、ターンテーブル8から第2リニアフィー
ダ7の第2搬送溝7aへ第2移載手段17を介して移載
される。すなわち図8に示すように、第2移載手段17
はターンテーブル8の収納孔8aに対し第2リニアフィ
ーダ7の第2収納溝7aと反対側に設けられたワーク排
出ブロック14dを有し、ワーク排出ブロック14dの
エア噴射ノズル14cから圧縮空気を噴射させることに
より、ターンテーブル8の収納孔8a内の良品ワーク2
が第2リニアフィーダ7の第2搬送溝7a上に移載され
る。第1リニアフィーダ3側の第1移載手段15と第2
リニアフィーダ7側の第2移載手段17は、ターンテー
ブル8の回転軸8bに対し互いに180度回転した位置
に設けられている。このため、第2リニアフィーダ7の
第1搬送溝7a上に供給されたワーク2の露出する2面
は、第1リニアフィーダ3の第2搬送溝3a上のワーク
2の露出する2面に対し180度回転した面、即ち反転
した面となり、ワーク2の6面のうち未だ撮像検査され
ていない面となる。
【0046】第2リニアフィーダ7では、第1リニアフ
ィーダ3における場合と同様にして、ワーク2は、エア
吸引ノズル5bにより分離され、撮像手段4c、4cに
より撮像される。
【0047】撮像手段4c、4cからの信号は、その制
御部20へ送られ、この制御部20の画像処理装置20
aにより画像処理が行われる。制御部20において不良
ワークと判定された場合、エア噴射ノズル6cを作動さ
せ、エア噴射ノズル6cから噴射する圧縮エアにより不
良ワーク2cをバケット9b側へ排出する。
【0048】このようにして6面すべての面の外観が検
査され、良品として判定されたワーク2は、第2リニア
フィーダ7のワーク取出部18から次工程へ送られる。
このように本実施の形態によれば、6面体からなるワー
クの6面をすべて精度良くかつ確実に検査することがで
きる。
【0049】次に図9により本実施の形態の変形例につ
いて説明する。図9に示すように、第1リニアフィーダ
3に設置された一対の撮像手段4a、4aを第1リニア
フィーダ3の長手方向に互いにずらして配置してもよ
い。同様に第2リニアフィーダ7に設置された一対の撮
像手段4c、4cを第2リニアフィーダ7の長手方向に
互いにずらして配置してもよい。
【0050】このように一対の撮像手段4a、4aおよ
び一対の撮像手段4c、4cを互いにずらして配置する
ことにより、照明の影響をさけて精度良く撮像すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ワークの
形状や寸法不良により搬送機構に詰まりが生じることは
なく、ワークの外観をトラブルを生じさせることなく確
実かつ精度良く検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワークの外観検査装置の一実施例
を示す平面図。
【図2】第1リニアフィーダを示す詳細図であって、
(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図2(a)の
D−D線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図1のC−C線断面図。
【図5】垂直ターンテーブルを示す側面図。
【図6】第1リニアフィーダから垂直ターンテーブルへ
の第1移載手段を示す部分断面図。
【図7】垂直ターンテーブルのワーク排出装置を示す
図。
【図8】垂直ターンテーブルから第2リニアフィーダへ
の第2移載手段を示す部分断面図。
【図9】本発明の変形例を示す部分平面図。
【図10】従来のワークの外観検査装置を示す図。
【符号の説明】
1 ボールフィーダ 2 ワーク 2a 先行ワーク 2b 停止ワーク 2c 不良ワーク 3 第1リニアフィーダ 3a 第1搬送溝 4a−4c 撮像手段 5a、5b エア吸引ノズル 6a、6b エア噴射ノズル 7 第2リニアフィーダ 7a 第2搬送溝 8 垂直ターンテーブル 8a 収納孔 9a、9b バケット 10 排出ワーク受け 11 排出ガイド 13 ワーク吸引ブロック 13a エア吸引ノズル 14a エア噴射ノズル 14b ワーク排出ブロック 14c エア噴射ノズル 14d ワーク排出ブロック 15 第1移載手段 16 ワーク排出手段 17 第2移載手段 18 ワーク取出部 20 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA61 BB05 BB15 CC25 FF41 JJ03 PP11 PP13 RR00 TT01 TT03 2G051 AA73 AB07 CA04 CA07 DA01 DA06 DA13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】6面体からなるワークを2面が外方へ露出
    するよう収納する第1搬送溝を有する第1リニアフィー
    ダと、 ワークを他の2面が外方へ露出するよう収納する第2搬
    送溝を有する第2リニアフィーダと、 第1リニアフィーダと第2リニアフィーダとの間に設け
    られ、更に他の2面が外方へ露出するようワークを収納
    する収納孔が形成された反転機構とを備え、 第1リニアフィーダ、第2リニアフィーダおよび反転機
    構に、ワークの外観を撮像する第1リニアフィーダ撮像
    装置、第2リニアフィーダ撮像装置および反転機構撮像
    装置を各々設けたことを特徴とするワークの外観検査装
    置。
  2. 【請求項2】不良ワークを排出するワーク排出装置を設
    け、 ワーク排出装置は第1リニアフィーダ撮像装置、第2リ
    ニアフィーダ撮像装置または反転機構撮像装置からの信
    号に基づいて制御部により駆動制御されることを特徴と
    する請求項1記載のワークの外観検査装置。
  3. 【請求項3】第1リニアフィーダの第1リニアフィーダ
    撮像装置の上流側、および第2リニアフィーダの第2リ
    ニアフィーダ撮像装置の上流側に、ワークを1つ1つ分
    離するワーク分離装置を各々設けたことを特徴とする請
    求項1記載のワークの外観検査装置。
  4. 【請求項4】第1リニアフィーダの第1搬送溝および第
    2リニアフィーダの第2搬送溝は、各々直角V字形の断
    面形状を有することを特徴とする請求項1記載のワーク
    の外観検査装置。
  5. 【請求項5】反転機構は外周に複数の収納孔を有するタ
    ーンテーブルからなることを特徴とする請求項4記載の
    ワークの外観検査装置。
  6. 【請求項6】ターンテーブルの収納孔は、正方形の形状
    をなしており、収納孔の向き合う一対の角部はターンテ
    ーブルが為す回転円の法線方向および接線方向に配置さ
    れていることを特徴とする請求項5記載のワークの外観
    検査装置。
  7. 【請求項7】ワーク排出装置はワークに対してエアを噴
    出するエア噴射ノズルを有することを特徴とする請求項
    2記載のワークの外観検査装置。
  8. 【請求項8】ワーク排出装置のエア噴射ノズルは、第1
    リニアフィーダ、第2リニアフィーダおよび反転機構に
    各々設けられていることを特徴とする請求項7記載のワ
    ークの外観検査装置。
  9. 【請求項9】第1リニアフィーダおよび第2リニアフィ
    ーダのワーク分離装置は、ワークを吸引するエア吸引ノ
    ズルからなることを特徴とする請求項3記載のワークの
    外観検査装置。
  10. 【請求項10】反転機構に、第1リニアフィーダ内のワ
    ークを反転機構へ移載するため、エア吸引ノズルを有す
    る第1移載装置を設け、反転機構に、反転機構内のワー
    クを第2リニアフィーダへ移載するため、エア噴射ノズ
    ルを有する第2移載装置を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のワークの外観検査装置。
  11. 【請求項11】6面体からなるワークの外観検査方法に
    おいて、 ワークをその2面が外方へ露出するよう第1リニアフィ
    ーダの第1搬送溝内で搬送するとともに、外方へ露出し
    た2面を第1リニアフィーダ撮像装置により撮像する工
    程と、 ワークを反転機構の収納孔内に他の2面が外方へ露出す
    るよう収納してワークを搬送するとともに、外方へ露出
    した2面を反転機構撮像装置により撮像する工程と、 ワークを他の2面が外方へ露出するよう第2リニアフィ
    ーダの第2搬送溝内で搬送するとともに、外方へ露出し
    た2面を第2リニアフィーダ撮像装置により撮像する工
    程と、 を備えたことを特徴とするワークの外観検査方法。
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