JP2003194390A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

Info

Publication number
JP2003194390A
JP2003194390A JP2001395655A JP2001395655A JP2003194390A JP 2003194390 A JP2003194390 A JP 2003194390A JP 2001395655 A JP2001395655 A JP 2001395655A JP 2001395655 A JP2001395655 A JP 2001395655A JP 2003194390 A JP2003194390 A JP 2003194390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
air
connection opening
air conditioning
conditioning system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001395655A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Takahashi
建吾 高橋
Tomoaki Oikawa
智明 及川
Takashi Okazaki
多佳志 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001395655A priority Critical patent/JP2003194390A/ja
Publication of JP2003194390A publication Critical patent/JP2003194390A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0053Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted at least partially below the floor; with air distribution below the floor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の空調システムの局所冷房用空調機は圧
縮機を内蔵しているため、騒音が大きい問題点があっ
た。また、蒸発器と凝縮器が一体型であるため、排熱風
処理に気を使う必要があった。また、空調機本体が目視
できため見苦しいとか、空調機本体を設置するスペース
が必要になる問題点があった。また、従来の天井埋込型
空気調和装置は屋根がない、もしくは屋根があっても強
度的に弱い屋根を有する建物や天井裏がない屋外等では
設置が困難という問題点があった。 【解決手段】 地面からある程度の高さに木材等で構成
された甲板状の床1があり、前記床上に柱状の吹出し口
2を設置し、床下に設置された分離型空調機の利用機3
と前記柱状の吹出し口2とをダクト4で接続し、前記利
用機3と熱源機5を冷媒配管6で接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和システ
ムに関し、特に、スポット空調可能な空気調和システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、特開平11−230609号公
報に示された従来の屋外空調システムの一つである局所
冷房用空調機を示す断面図であり、図7において、従
来、工場や製鉄所等の開放状態で作業しなければならな
い作業場や屋外において、作業環境を改善するためにス
ポットクーラーと呼ばれる局所冷房用空調機が採用され
ている。この局所冷房用空調機は、内部に蒸発器20、
凝縮器21及び圧縮機22からなる冷凍サイクルを形成
し、また、蒸発器用送風機23、凝縮器用送風機24を
備え、蒸発器20及び凝縮器21にて熱交換した冷風又
は排熱風を、それぞれ冷風吹出し用ダクト25、排熱風
用ダクト26を介して目的とする方向、すなわち、冷風
を作業者の方向に、排熱風を作業者以外の方向に放出す
るようにしている。
【0003】また、図8は、特開平6−343728号
公報に示されたゴルフ練習場の空調システム示す俯瞰図
であり、ゴルフ練習場の床面28又は床28の下に配設
した冷風用の配管29及びこの配管より立上る立上口3
0を介して、前記床面28よりプレーヤー31のプレー
の邪魔とならない、前記プレーヤー31の前面側、正面
側又は背面側31aより当該プレーヤーの身体に向かっ
て、空調機32よりの冷風を噴出する構成である。
【0004】また、図9は、特開2000−30429
8号公報に示された屋内で使用する通常の天井埋込型空
気調和装置の取り付け状態を示す構成図であり、天井3
3裏に配置される直方体形状の筐体3に調温用の熱交換
器34、送風機35等を内蔵し、筐体3の下面側の壁面
36には吸込口パネル37を有する室内空気の吸込口3
8を設け、かつ、送風機35の吹出口側の筐体3の側面
39には筐体内で調温した調和空気を送出する吹出口4
0を設け、調和空気をダクト4及び吹出ルーバ41を介
して部屋42に送出すようにしたものである。なお、筐
体3と吹出ルーバ41は通常、天井33裏に存在する建
物の梁(図示せず)等に固定された吊りボルト(図示せ
ず)にて支持されている。
【0005】次に、動作について説明する。図7におい
て、蒸発器20用送風機23及び凝縮器21用送風機2
4により、蒸発器20及び凝縮器21を通して空気(外
気)を本体フレーム27内に吸引する。そして、蒸発器
20にて熱交換され、冷却された空気は冷風吹出用ダク
ト25を介して冷房に使用される。一方、凝縮器21に
て熱交換され、加温された空気は、排熱風用ダクト26
を介して外部へ排出される。このように、蒸発器20に
より冷却された空気(冷風)と、凝縮器21により加温
された空気(排熱風)とは分離され、個別に排出される
ものとなる。冷媒サイクル側としては、蒸発器20にて
低圧液状態、または低圧二相状態の冷媒が蒸発し、低圧
ガス状態となる過程で外気から熱を奪い、圧縮機22に
吸引、圧縮されて高圧ガス状態で吐出され、凝縮器21
で凝縮する過程で放熱する。
【0006】また、図8に示されたゴルフ練習場の空調
システム示す俯瞰図において、先ずプレーヤー31が練
習場のスイングプレート上28に達したならば、手動ス
イッチ又はセンサー等により、空調機32(冷房・暖房
を含む)のスイッチがONされ、当該空調機32で生成
される冷風(温風を含むが、以下、冷風で説明する。)
を配管29を介して、その立上口30に到らしめる。当
該立上口30は、プレーヤーの前面側の床面28a、又
は背面側の床面28aにあることから、冷風(冷気)は
当該プレーヤー31の足もとから身体に向かって噴き上
げられ、当該プレーヤーの身体のほぼ全体に亘って、し
かもほぼ均一な冷風が供与され、効率的な冷風効果が期
待できる。
【0007】また、図9に示された屋内で使用する通常
の天井埋込型空気調和装置において、送風機35によ
り、天井33面に設けられた吸込口パネル37から室内
空気が吸込口38を経由して筐体3内に吸込まれ、熱交
換器34により空調され、その空気が送風機35の吹出
口側の筐体3の側面39に設けられた吹出口40から、
ダクト4及び吹出ルーバ41を介して部屋42に送出さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋外空調システ
ムの一つである局所冷房用空調機は、以上のように圧縮
機が内蔵されるように構成されているので、空調機から
の騒音が大きい問題点があった。また、蒸発器と凝縮器
が一体型であるため、排熱風処理に気を使う必要があっ
た。また、空調機本体が目視できため見苦しいとか、空
調機本体を設置するスペースが必要になる問題点があっ
た。また、従来のゴルフ練習場の空調システム装置は、
以上のように構成されているので、空調機本体が目視で
きるため見苦しいとか、空調機本体を設置するスペース
が必要になる問題点があった。また、空調風が通る配管
を床下に配設しできない場合は配管が見苦しいとか、ス
ペースが必要になるといった問題点があった。また、改
装、改築時等に吹出し口の立ち上がり位置を簡単に変更
することが困難という問題点があった。また、従来の屋
内で使用する通常の天井埋込型空気調和装置は、以上の
ように構成されているので、屋根がない、もしくは屋根
があっても単に日よけを目的とする強度的に弱い屋根を
有する建物や天井裏がない屋外等では設置が困難という
問題点があった。
【0009】この発明は前記のような問題点を解消する
ためになされたもので、静音性に優れているとともに、
排熱風処理に気を使う必要がなく、空調機本体や空調風
の風路(ダクト等)が目視できなく、これらのスペース
も取らないスポット空調可能な空気調和システムを提供
することを目的とする。また、屋根がない、もしくは屋
根があっても強度的に弱い、もしくは天井裏がない場所
でも設置でき、スポット空調可能な空気調和システムを
提供することを目的とする。また、改装、改築時等に吹
出し口の立ち上がり位置を簡単に変更できるスポット空
調可能な空気調和システムを提供することを目的とす
る。また、屋外設置が容易であり、飲食店等でお店の雰
囲気(内外装)を壊すことがない、スポット空調可能な
空気調和システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る空気調和システムは、床下に設置され、利用側熱交換
器及び送風機を有する分離型空調機の利用機と、該利用
機と冷媒配管で接続され、圧縮機、熱源側熱交換器及び
送風機を有する分離型空調機の熱源機と、床上に立上げ
られた立上げ吹出し部と、利用機と立上げ吹出し部とを
接続するダクトとを備えたものである。
【0011】また、請求項2に係る空気調和システム
は、接続開口部を有し、利用側熱交換器及び送風機を内
蔵する分離型空調機の利用機として機能する利用機ブロ
ックと、利用機ブロックの利用機と冷媒配管で接続さ
れ、圧縮機、熱源側熱交換器及び送風機を有する分離型
空調機の熱源機と、接続開口部を有し、内部が風路とし
て機能する風路ブロックと、内部が風路として機能し、
接続開口部を有するとともに、風路と接続され、床面か
ら立上げられた立上げ吹出部を有する吹出し口ブロック
とを備え利用機ブロック、吹出し口ブロック及び風路ブ
ロックのうち、少なくとも利用機ブロック及び吹出し口
ブロックが接続開口部で接続され、利用機ブロックの利
用側熱交換器で空調後の空気が吹出しブロックの立上げ
吹出し部から吹出されるとともに、接続されたブロック
の上面が床として機能するものである。
【0012】また、請求項3に係る空気調和システム
は、請求項2記載の空気調和システムにおいて、利用機
ブロック、吹出し口ブロック及び風路ブロックが接続開
口部で接続されたものである。
【0013】また、請求項4に係る空気調和システム
は、請求項2又は請求項3の空気調和システムにおい
て、接続開口部の接続は、接続する両ブロックのうち、
一方のブロックの接続開口部近傍に形成され、接続開口
部側に開口する凹部と、もう一方のブロックの接続開口
部近傍に形成され、接続開口部から延在し、凹部に対応
する凸部との嵌め合わせによるものである。
【0014】また、請求項5に係る空気調和システム
は、請求項2又は請求項3の空気調和システムにおい
て、接続開口部の接続は、接続する両ブロックのうち、
一方のブロックの接続開口部近傍に形成され、接続開口
部側に開口した凹部と、もう一方のブロックの接続開口
部近傍に形成され、接続開口部側に開口し、一方のブロ
ックの凹部に対応する凹部とに共通の嵌め部材を嵌め合
わせるものである。
【0015】また、請求項6に係る空気調和システム
は、請求項2〜請求項5のいずれかの空気調和システム
において、接続開口部の接続は、シール材を介して行な
われるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1はこの発明の実
施の形態1の屋外用空気調和システムを、例えばオープ
ンカフェ等の屋外飲食店に設置した場合を示す斜視図で
ある。図1において、屋外空間で、地面からある程度の
高さに木材等で構成されたウッドデッキ等の甲板状の床
1があり、前記床1上に立上げ吹出し部である柱状の吹
出し口2を設置し、床下に設置した、利用側熱交換器
(図示省略)及び送風機(図示省略)を有する分離型空
調機の利用機3(利用側熱交換器は冷房運転時は蒸発
器、暖房運転時は凝縮器となる)と前記柱状の吹出し口
2とを床1下にてダクト4で接続し、前記利用機3と圧
縮機(図示省略)、熱源機側熱交換器(図示省略)及び
送風機(図示省略)を有する分離型空調機の熱源機5
(熱源機側熱交換器は冷房時は凝縮器、暖房時は蒸発器
となる)とを冷媒配管6で接続した。なお、図中では利
用機3と柱状の吹出し口2を接続するダクト4は省略し
て1本のみ記載しているが、実際には利用機3からのダ
クト4は直接、または分岐して、各柱状の吹出し口2に
接続されている。
【0017】次に動作について説明する。利用機3内の
送風機により吸込まれた屋外の空気は利用機3の利用側
熱交換器で空調され、ダクト4を経由して床1上の柱状
の吹出し口2より、人のいる屋外空間(空調空間)に放
出され、スポット空調される。この場合、冷房時の冷凍
サイクル側としては、利用側熱交換器にて低圧液状態、
または低圧二相状態の冷媒が蒸発し、低圧ガス状態とな
る過程で屋外空気(外気)から熱を奪い、熱源機5内の
圧縮機に吸引、圧縮されて高圧ガス状態で吐出され、熱
源機5内の熱源側熱交換器で凝縮する過程で放熱する。
また、暖房時は利用機3の利用側熱交換器が凝縮器、熱
源機5の熱源側熱交換器が蒸発器となる。利用機3と熱
源機5を独立した分離型空調機とし、騒音発生源である
圧縮機を有し、排熱風(凝縮温風又は蒸発冷風)を放出
する熱源機5を空調空間から離し、また、利用機3と空
調空気の風路であるダクト4を甲板状の床1の下に設置
したことにより、人のいる空調空間は静かで、かつ、排
熱風(凝縮温風又は蒸発冷風)の影響を受けず、かつ、
空調機本体や空調風の風路が目視できなく、これらのス
ペースも取らない空気調和システムによりスポット空調
が可能となる。
【0018】また、利用機3は屋外の地面に、また、柱
状の吹出し口2は床1に、それぞれ固定されるため、屋
根がない、もしくは屋根があっても強度的に弱い、もし
くは天井裏がない場所でも設置できる。以上のように、
この発明によれば、屋外空間で、地面からある程度の高
さに木材等で構成されたウッドデッキ等の甲板状の床1
があり、前記床1上に柱状の吹出し口2を設置し、床1
下に設置された分離型空調機の利用機3と前記柱状の吹
出し口2とを床1下にてダクトで接続し、前記利用機3
と熱源機5を冷媒配管6で接続したので、静音性に優れ
ているとともに、排熱風処理に気を使う必要がなく、空
調機本体や空調風の風路(ダクト等)が目視できなく、
これらのスペースも取らないために、屋外飲食店等でお
店の雰囲気(内外装)を壊すことがない、屋外に設置さ
れる空気調和システムを提供することができる。また、
屋根がない、もしくは屋根があっても強度的に弱い、も
しくは天井裏がない場所でも設置できる。
【0019】立上げ吹出し部である柱状の吹出し口2
は、床1に対して取付け、取外し可能としてもよい。床
1に多数の開口部を設け、この開口部に、利用機3に接
続された床1下のメインダクトから分岐したダクト4を
接続し、また、この開口部に柱状の吹出し口2を取付
け、取外し自在に接続できるようにしておき、必要ない
ときは柱状の吹出し口2を取外し、開口部を板状部材の
蓋で塞ぎ、床1として機能させ、必要時には、柱状の吹
出し口2を取付け、空調風を吹き出せるようにする。こ
のようにすると、テーブル等のレイアウトが自由にで
き、空調風の吹出し位置及び数を、より自由に設置でき
る。
【0020】熱源機5の圧縮機は可変容量のものとし、
柱状の吹出し口2の使用数が多い場合は、熱源機5の圧
縮機の容量を大きくすることで対応する。また、床1が
広い床面積の場合は、利用機3の設置場所を分散して複
数設置すれば、すべての柱状吹出し口2からの吹出し風
を均一化できる。
【0021】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2の空気調和システムを示す斜視図である。図2に
おいて、5は、圧縮機(図示省略)、熱源側熱交換器
(図示省略)及び送風機(図示省略)を有する熱源機で
ある。9は、利用側熱交換器(図示省略)及び送風機
(図示省略)を有する利用機3を内在する利用機ブロッ
クであり、前記熱源機5と利用機ブロック9の利用機3
は冷媒配管6で接続され、分離型空調機を構成する。
【0022】7は、吹出し口ブロックであり、ブロック
上面11に立上げ吹出し部である柱状の吹出し口2が設
置され、内部には風路7aが形成されている。8は、風
路ブロックであり、内部に風路8aが形成されている。
これらの各ブロックの上面11は甲板状の床1として機
能する。また、各ブロックは、少なくとも1個の共通の
接続口となる接続開口部10を有し、これらのブロック
は接続開口部10を相互に組合わせて、風路を形成し、
接続される。また、各ブロックの形状は、矩形床が形成
されるように矩形であり、利用機ブロック9を除いて同
形状とする。即ち、図2に示すように、各ブロックの高
さ、幅は同じであり、また長さは、利用機ブロック9を
除いて同じとする。同形状とすることにより、接続した
ときの全体の大きさ、形状等が容易に予想でき、また、
使用しない時は、柱状吹出し口2は取外し、整理が容易
となる。このように、各ブロックをモジュール化し、任
意に各ブロックの組合せ変更、追加、削除を可能とす
る。
【0023】図2の記載例では、1個の熱源機5と冷媒
配管6で接続され、接続開口部10を1個有する1個の
利用機ブロック9、両側に接続開口部10を有する2個
の風路ブロック8及び1個の接続開口部10有する1個
の吹出し口ブロック7が、この記載順に接続開口部10
で接続され、利用機ブロック9内の利用機3の利用側熱
交換器で空調された空気が風路ブロック8の風路8a、
吹出しブロック7の風路7aを通って柱状の吹出し口2
から吹き出される。
【0024】前記のように、本空調システムは、各ブロ
ックの追加、削除等の接続の変更が自由であり、改装、
改築時等には各ブロックの組合せにより、例えば柱状の
吹出し口2の位置を簡単に変更することができるスポッ
ト空調が可能となる。また、甲板状の床1がない、例え
ば野外イベント等での短期的なレンタル使用に対して
も、本空調システムを設置することができる。
【0025】なお、図2では、吹出しブロック7の風路
7aに1個の柱状の吹出し口2を有する例が記載されて
いるが、複数あってもよい。また、図2では、風路ブロ
ック8を2個及び吹出し口ブロック7を1個接続し、直
線状の風路を形成し、風が直線方向に流れるタイプの場
合の例を示しているが、風が分岐方向に流れるタイプ、
曲がって流れるタイプ等風路は自由に形成できる。例え
ば、分岐方向に流れるタイプとしては、風路ブロック8
に接続開口部10として、直線方向に2個、直交方向に
1個または2個形成すればよい。曲がって流れるタイプ
としては、風路ブロック8の形状を曲げ、両端に接続開
口部10を形成すればよい。すなわち、各ブロックは、
床1の形状を図2に示すように同じとせず、変化させて
もよい。さらに、各ブロックの使用個数、及び各ブロッ
クの接続開口部10の位置、数量は自由に選定できる。
【0026】また、柱状の吹出し口2は、ブロック上面
11の開口部に取付け、取外し自在とし、また、吹出し
ブロック7は、前記の開口部を複数有し、必要な開口部
に柱状の吹出し口2を取付け、必要ない開口部は板状部
材の蓋をし、床1として機能させることにより、より柱
状の吹出し口2の設置の自由度が増す。
【0027】以上のように本実施の形態の空気調和シス
テムは、天井裏がない場所でも設置でき、圧縮機の騒音
がなく、排熱風処理に気を使う必要がなく、また空調
機、ダクトが邪魔にならず、美観を損なわないスポット
空調が可能となるとともに、接続開口部10により各ブ
ロックの接続が容易にでき、立上げ吹出部2の位置を簡
単に変更できるスポット空調が可能となる。特に、屋根
のない屋外設置が容易であり、屋外飲食店等で店の雰囲
気(内外装)を損なうことのないスポット空調が可能と
なる。
【0028】次に、各ブロックの共通開口接続部10に
よる接続例について説明する。図3は、凹部を形成した
風路ブロックを示す斜視図であり、図4は、凸部を形成
した風路ブロックを示す斜視図である。図3、図4にお
いて、12は、風路ブロッ8の共通開口接続部10近傍
で、該ブロック8の上面11に、共通開口接続部10側
に開口するように形成された凹部であり、13は、凹部
12に埋め込まれたナットである。17は、風路ブロッ
ク8の共通開口接続部10近傍で、共通開口接続部10
から延在する該ブロック8の上面11で形成される凸部
であり、16は、該凸部17に形成され、ボルト15の
脚を貫通する穴である。
【0029】これらの風路ブロック8は共通開口部10
を相互に合せ、凹部12に凸部17を嵌め合せ、ボルト
15を穴16を通してナット13にねじ込み両者を固定
する。その結果、各々をボルト15にて締め付けること
により両ブロック間の固定を簡単かつ確実に行える。
【0030】図3、図4では、代表して風路ブロック8
の例で説明したが、他のブロックに関しても、凹部12
と凸部17の組合せにより同様に接続可能である。な
お、前記の凹部12は、図3ではブロックの上面11の
一部に形成しているが、上面11、下面、側面の4箇所
に形成してもよく、全周に形成してもよく、また、下
面、側面のどちらかに形成してもよい。これらの場合、
凸部17も凹部12に対応して形成する。さらに、特に
ボルト15、ナット13で締め付けなくても、凹部12
と凸部17の嵌め合わせのみでも接続が可能である。
【0031】各ブロックの接続では、接続口からの漏れ
を防止するために、シール材を用いることが望ましい。
図5は、風路ブロックの接続開口部にシール材を取付け
る状態を示す分解図である。図5において、18は、シ
ール材であり、例えばウレタン等の樹脂発泡シール材で
ある。シール材18は接着テープ等で接続開口部10に
貼り付ける。
【0032】その結果、各ブロック接続時に、上記シー
ル材18同士が押しつぶされて密着し、各ブロック間の
隙間を埋めるために、空調された空気が各ブロック内を
通過する際の漏れを防ぐことができ、無駄なエネルギの
損失を防ぐことができる。また、冷房時の冷気漏れによ
る露付きを防止できる。図3、図4に示す凹部12、凸
部17の嵌め合わせ接続の際に、接続開口部10間にシ
ール材18を介在させれば、漏れは確実に防止できる。
【0033】実施の形態3.図6は、実施の形態3の風
路ブロックの接続状態を説明する斜視図である。本実施
の形態は、各ブロックの接続を、前記の実施の形態2と
は別のように行なうものであり、その他の構成等は前記
の実施の形態2と同じである。図において、接続する2
個の風路ブロック8の凹部12は、前記の実施の形態2
に記載のものと同じであるが、接続のために、両風路ブ
ロック8の接続開口部10を合せたとき、両凹部12、
12が一つの矩形を形成するように対応している。19
は、この矩形状の凹部に嵌め合わされる共通の嵌め部材
である板部材であり、板部材19にはボルト15の脚が
貫通する穴16が形成されている。
【0034】両風路ブロック8の接続は、接続開口部1
0を合せ、両凹部12、12で形成される矩形状の凹部
に板部材19を嵌めあわせ、ボルト15、15により、
それぞれのナット13、13にねじ込み、固定する。
【0035】図6でも、代表して風路ブロック8の例で
説明したが、他のブロックに関しても、同様に接続可能
である。また、前記の凹部12は、上面11以外、下
面、側面に形成してもよく、一組、または複数組形成し
てもよい。また、特にボルト15、ナット13で締め付
けなくても、凹部12に板部材19を嵌め合せるだけで
も接続が可能である。このようにすることで、前記実施
の形態2と同様の効果を奏する。さらに図6に示す接続
の際に、接続開口部10間にシール材18を介在させる
ことにより、漏れは確実に防止できるのも前記実施の形
態2と同じである。
【0036】また、以上の実施の形態ではオープンカフ
ェ等の屋外飲食店に設置した場合について説明したが、
大形複合型商業施設、テーマパーク、アミューズメント
等の屋外空間での使用、また、野外イベント、コンサー
ト等での短期的なレンタル使用であってもよく、以上の
実施の形態と同様の効果を奏する。さらに、以上の実施
の形態では屋外設置用の空調システムとして説明してき
たが、屋内設置用の空調システムとしてもよく、屋外設
置の場合と同様な効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
る空気調和システムは、床下に設置され、利用側熱交換
器及び送風機を有する分離型空調機の利用機と、該利用
機と冷媒配管で接続され、圧縮機、熱源側熱交換器及び
送風機を有する分離型空調機の熱源機と、床上に立上げ
られた立上げ吹出し部と、利用機と立上げ吹出し部とを
接続するダクトとを備えたので、分離型空調機の利用機
及びダクトを床下に設置することにより、天井裏がない
場所でも設置でき、圧縮機の騒音がなく、排熱風処理に
気を使う必要がなく、また空調機、ダクトが邪魔になら
ず、美観を損なわないスポット空調が可能となる。特
に、屋根のない屋外設置が容易であり、屋外飲食店等で
店の雰囲気(内外装)を損なうことのないスポット空調
が可能となる。
【0038】また、請求項2に係る空気調和システム
は、接続開口部を有し、利用側熱交換器及び送風機を内
蔵する分離型空調機の利用機として機能する利用機ブロ
ックと、利用機ブロックの利用機と冷媒配管で接続さ
れ、圧縮機、熱源側熱交換器及び送風機を有する分離型
空調機の熱源機と、接続開口部を有し、内部が風路とし
て機能する風路ブロックと、内部が風路として機能し、
接続開口部を有するとともに、風路と接続され、床面か
ら立上げられた立上げ吹出部を有する吹出し口ブロック
とを備え利用機ブロック、吹出し口ブロック及び風路ブ
ロックのうち、少なくとも利用機ブロック及び吹出し口
ブロックが接続開口部で接続され、利用機ブロックの利
用側熱交換器で空調後の空気が吹出しブロックの立上げ
吹出し部から吹出されるとともに、接続されたブロック
の上面が床として機能するので、天井裏がない場所でも
設置でき、圧縮機の騒音がなく、排熱風処理に気を使う
必要がなく、また空調機、ダクトが邪魔にならず、美観
を損なわないスポット空調が可能となるとともに、接続
開口部によりブロックの接続が容易にでき、立上げ吹出
部の位置を簡単に変更できるスポット空調が可能とな
る。特に、屋根のない屋外設置が容易であり、屋外飲食
店等で店の雰囲気(内外装)を損なうことのないスポッ
ト空調が可能となる。
【0039】また、請求項3に係る空気調和システム
は、請求項2記載の空気調和システムにおいて、利用機
ブロック、吹出し口ブロック及び風路ブロックが接続開
口部で接続されたので、利用機ブロックの利用により、
吹出し口ブロックの設置位置、従って、立上げ吹出部の
設置位置の自由度が増加する。
【0040】また、請求項4に係る空気調和システム
は、請求項2又は請求項3の空気調和システムにおい
て、接続開口部の接続は、接続する両ブロックのうち、
一方のブロックの接続開口部近傍に形成され、接続開口
部側に開口する凹部と、もう一方のブロックの接続開口
部近傍に形成され、接続開口部から延在し、凹部に対応
する凸部との嵌め合わせによるので、付加部材を必要と
せず容易に、各ブロックの接続が可能となる。
【0041】また、請求項5に係る空気調和システム
は、請求項2又は請求項3の空気調和システムにおい
て、接続開口部の接続は、接続する両ブロックのうち、
一方のブロックの接続開口部近傍に形成され、接続開口
部側に開口した凹部と、もう一方のブロックの接続開口
部近傍に形成され、接続開口部側に開口し、一方のブロ
ックの凹部に対応する凹部とに共通の嵌め部材を嵌め合
わせるので、嵌め部材を両凹部に嵌め合せるだけで、容
易に各ブロックの接続が可能となる。
【0042】また、請求項6に係る空気調和システム
は、請求項2〜請求項5のいずれかの空気調和システム
において、接続開口部の接続は、シール材を介して行な
われるので、シール材により接続部からの空調空気の漏
れが回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の屋外用空気調和シ
ステム示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の空気調和システム
を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の凹部を形成した風
路ブロックを示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の凸部を形成した風
路ブロックを示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の風路ブロックの接
続開口部にシール材を取付ける状態を示す分解図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3の風路ブロックの接
続状態を説明する斜視図である。
【図7】 従来の屋外空調システムである局所冷房用空
調機を示す断面図である。
【図8】 従来のゴルフ練習場の空調システム示す俯瞰
図である。
【図9】 従来の屋内で使用する天井埋込型空気調和装
置の取り付け状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 床、2 立上げ吹出し部、3 分離型空調機の利用
機、4 ダクト、5分離型空調機の熱源機、6 冷媒配
管、7 吹出し口ブロック、7a 風路、8風路ブロッ
ク、8a 風路、9 利用機ブロック、10 接続開口
部、11ブロックの上面、12 凹部、17 凸部、1
8 シール材、19 嵌め部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 多佳志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L053 BB10 3L080 AC02 AD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下に設置され、利用側熱交換器及び送
    風機を有する分離型空調機の利用機と、該利用機と冷媒
    配管で接続され、圧縮機、熱源側熱交換器及び送風機を
    有する前記分離型空調機の熱源機と、前記床上に立上げ
    られた立上げ吹出し部と、前記利用機と前記立上げ吹出
    し部とを接続するダクトとを備えたことを特徴とする空
    気調和システム。
  2. 【請求項2】 接続開口部を有し、利用側熱交換器及び
    送風機を内蔵する分離型空調機の利用機として機能する
    利用機ブロックと、 前記利用機ブロックの前記利用機と冷媒配管で接続さ
    れ、圧縮機、熱源側熱交換器及び送風機を有する前記分
    離型空調機の熱源機と、 接続開口部を有し、内部が風路として機能する風路ブロ
    ックと、 内部が風路として機能し、接続開口部を有するととも
    に、前記風路と接続され、床面から立上げられた立上げ
    吹出部を有する吹出し口ブロックと、を備え、 前記利用機ブロック、前記吹出し口ブロック及び前記風
    路ブロックのうち、少なくとも前記利用機ブロック及び
    前記吹出し口ブロックが前記接続開口部で接続され、前
    記利用機ブロックの前記利用側熱交換器で空調後の空気
    が前記吹出しブロックの立上げ吹出し部から吹出される
    とともに、接続されたブロックの上面が床として機能す
    ることを特徴とする空気調和システム。
  3. 【請求項3】 前記利用機ブロック、前記吹出し口ブロ
    ック及び前記風路ブロックが前記接続開口部で接続され
    たことを特徴とする請求項2記載の空気調和システム。
  4. 【請求項4】 前記接続開口部の接続は、接続する両ブ
    ロックのうち、一方のブロックの接続開口部近傍に形成
    され、前記接続開口部側に開口する凹部と、もう一方の
    ブロックの接続開口部近傍に形成され、前記接続開口部
    から延在し、前記凹部に対応する凸部との嵌め合わせに
    よることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の空気
    調和システム。
  5. 【請求項5】 前記接続開口部の接続は、接続する両ブ
    ロックのうち、一方のブロックの接続開口部近傍に形成
    され、前記接続開口部側に開口した凹部と、もう一方の
    ブロックの接続開口部近傍に形成され、前記接続開口部
    側に開口し、前記一方のブロックの凹部に対応する凹部
    とに共通の嵌め部材を嵌め合わせることによることを特
    徴とする請求項2又は請求項3記載の空気調和システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記接続開口部の接続は、シール材を介
    して行なわれることを特徴とする請求項2〜請求項5の
    いずれかに記載の空気調和システム。
JP2001395655A 2001-12-27 2001-12-27 空気調和システム Pending JP2003194390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001395655A JP2003194390A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001395655A JP2003194390A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 空気調和システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003194390A true JP2003194390A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27601971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001395655A Pending JP2003194390A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003194390A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016919A1 (ja) * 2007-07-27 2009-02-05 Ihi Corporation 処理装置および処理装置を含むクリーンシステム
JP2015036592A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 鹿島建設株式会社 グリッド型システム天井の空調用チャンバー装置
CN104359152B (zh) * 2014-10-10 2017-05-17 深圳市共济科技股份有限公司 一种模块多联精密空调系统及其散热方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016919A1 (ja) * 2007-07-27 2009-02-05 Ihi Corporation 処理装置および処理装置を含むクリーンシステム
CN101779085A (zh) * 2007-07-27 2010-07-14 株式会社Ihi 处理装置及具有处理装置的洁净系统
JP2015036592A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 鹿島建設株式会社 グリッド型システム天井の空調用チャンバー装置
CN104359152B (zh) * 2014-10-10 2017-05-17 深圳市共济科技股份有限公司 一种模块多联精密空调系统及其散热方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6990832B2 (en) Built-in type outdoor unit for air conditioner
DE602004021923D1 (de) Eingebaute ausseneinheit für klimaanlage
CN100593675C (zh) 前面吸/排气式空调器室外机及其安装系统
JP2003194390A (ja) 空気調和システム
JP5492624B2 (ja) 空気調和機
JPH08226668A (ja) 天井埋込型換気空調ユニット
KR20200111059A (ko) 공기조화기
JP2004003869A (ja) 換気空調システム、及び、換気空調ユニット
JP2001012763A (ja) 空調換気システム
JPH10160199A (ja) 空気調和システム
KR20200107002A (ko) 공기조화기
JPH11325580A (ja) 空気調和機
JP2004045029A (ja) 換気システム
JP3151334B2 (ja) 空気調和機
JPH08320134A (ja) 空気調和機
JP2003240251A (ja) 空気調和機
JP2005114215A (ja) 店舗用空調設備
AU2008100094A4 (en) Airconditioning arrangement
JP2517214B2 (ja) 空気調和装置
JP2003279117A (ja) 空気調和機の室内機
JP3694518B1 (ja) 室外機及びその設置構造
KR100565513B1 (ko) 멀티형 공기조화기의 밸브서포트
JP2000274807A (ja) 室内ユニット及び空気調和機
JPH08189665A (ja) 冷暖房装置
JPH1114178A (ja) 空気調和装置