JPH11325580A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11325580A
JPH11325580A JP10131624A JP13162498A JPH11325580A JP H11325580 A JPH11325580 A JP H11325580A JP 10131624 A JP10131624 A JP 10131624A JP 13162498 A JP13162498 A JP 13162498A JP H11325580 A JPH11325580 A JP H11325580A
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heat exchanger
indoor
indoor unit
unit
air
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Takeshi Kanai
健 金井
Mitsuo Seyama
光男 瀬山
Yasuhiro Mogi
康弘 茂木
Shigeo Tsukue
重男 机
Hideyuki Takayama
英之 高山
Yasutomo Akutsu
保朋 阿久津
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気ユニットにおける熱回収効率を向上させ
た空気調和機を提案する。 【解決手段】室内機20が載置される載置台57、65
に、室内機20を固定する取付部58、59、72、7
3と、その周縁に亘って突出した立設部57a、65a
を設けたので、この室内機20からドレン水等が漏れ出
してもこのドレン水を載置台57、65上で保持して、
家屋に漏れることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台の室内機で家
屋内の複数の部屋の空調を行う空気調和機に関し、特に
この室内機が被調和室以外の場所に設置される構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築技術の向上により、非常に高
気密で高断熱な家屋が建てられるようになった。それに
伴い家屋の天井裏等に室内機を配置し、1台の室内機で
家屋内全体を空調する空気調和機が提案されている。こ
のような空気調和機として、例えば本願出願人が出願し
た特願平8−316594がある。
【0003】この空気調和機は、家屋の天井裏と階段下
にそれぞれ室内機を配置し、家屋外に配置された室外機
と冷媒配管で接続している。各部屋には室内機とダクト
を介して接続される吹出口が設けられ、廊下などには室
内機とつながる吸込口が設けられている。また各部屋に
は廊下等に室内空気が流れるように通気口が設けられて
いる。そして室内機で調温された空気は各部屋の吹出口
から各部屋に供給され、その室内空気は通気口から廊下
等に循環して、再び室内機内へ吸込口を介して戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な空気調和器は、室内機を天井裏や階段下等の目視し難
いところに配置されるため、例えば、室内機の一部が破
損してドレン水等が漏れたりしても利用者は気が付かな
い。この状態のまま運転を継続すると、このドレン水等
が天井等に流れ出して家屋を損傷させたり、天井から被
調和室内にこのドレン水が漏れたりする等の不具合が起
こる。
【0005】そこで本発明は、室内機を被調和室以外の
場所に配置した場合でもドレン水等により家屋を損傷し
ない空気調和機を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる発明は、圧縮機及び室外側熱交換
器等を収納した室外機と、室内側熱交換器及び送風装置
を収納した室内機とを冷媒配管により接続し、被調和室
の空気を室内側熱交換器によって調温する空気調和機に
おいて、屋内の所定の場所に固定されると共に室内機が
載置される載置台を備え、載置台は、室内機を固定する
取付部と、その周縁に亘って突出した立設部を有するも
のである。
【0007】また、請求項2にかかる発明は、載置台の
4隅には、この載置台を屋内の所定の場所に固定するた
めの固定孔が設けられているものである。
【0008】また、請求項3にかかる発明は、室内機か
ら吹出された空気を複数の被調和室に供給し、複数の被
調和室の室内空気が再び室内機に吸込まれるための通風
路を形成した空気調和機において、室内機が載置される
載置台を屋内で且つ被調和室以外の場所に固定したもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明の空気調和機を家屋に設置し
て、家屋内の各部屋を空調するシステムの概念図であ
る。
【0010】1は居室等の家中と家屋外との断熱性や気
密性を高くした高気密・高断熱の家屋であり、居室内の
熱が屋外に逃げ難くなっている。家屋1には1階と2階
にそれぞれ複数の居室や浴室、トイレ等が設けられ、各
居室や廊下には室内空気が家屋1内を循環できるように
通気口2が設けられている。そして1階の各居室の室内
空気は主に1階の居室と廊下等の間で循環し、2階の各
居室の室内空気は2階の居室と廊下等の間で循環できる
ようになっている。
【0011】家屋1の1階の階段下の空間には室内機2
0aが配置され、2階の天井裏には室内機20bが配置
されている。家屋外には2台の室外機10a、10bが
配置され、室外機10aと室内機20aが冷媒配管によ
って接続され、室外機10bと室内機20bが冷媒配管
によって接続されている。1階の浴室の天井裏には換気
ユニット30が配置され、室外機10aと冷媒配管によ
って接続されている。
【0012】室内機20aは下面側に吹出口を有してお
り、この吹出口は床下に配置される分岐チャンバ3aと
接続されている。1階の各居所の床には吹出チャンバ4
aが床下側から取付けられ、この吹出チャンバ4aと分
岐チャンバ3aとはダクト5aによって接続され、室内
機20aで調温された空気をダクト5aを介して吹出チ
ャンバ4aに送風し、吹出チャンバ4aから各居室に供
給している。階段下の空間を形成する壁には廊下と連通
する通風口6が形成されて、各居室の室内空気が廊下を
介して階段下に流れるようになっており、階段下に流れ
込んだ室内空気が室内機20aの吸込口から吸込まれ
る。
【0013】室内機20bの吹出口にはダクト5bを介
して分岐チャンバ3bが接続され、この分岐チャンバ3
bには各居室の天井に取付けられた吹出チャンバ4bが
ダクト5cによって接続されている。また室内機20b
の吸込口には、2階の廊下の天井に取付けられた吸込チ
ャンバ7とダクト5dを介して接続される。そして室内
機20bから吹出される空気は吹出チャンバ4bから各
居室に供給され、各居室の室内空気は廊下に流れて吸込
チャンバ7を介して室内機20bに吸込まれる。
【0014】換気ユニット30は吸込側が1階や2階の
トイレや浴室の吸気口8とダクト5eによって接続さ
れ、吹出側が家屋1の外壁の排気口9とダクト5fを介
して接続されている。換気ユニット30内には熱回収熱
交換器31や送風機が収納され、トイレや浴室等から吸
込まれた空気は熱回収熱交換器31内の冷媒と熱交換を
行った後に、排気口9から家屋1外に排気されている。
【0015】図2は室外機10aと室内機20aと換気
ユニット30の冷凍サイクル図である。11は冷媒を圧
縮する圧縮機であり、吸込側にアキュムレータ15が接
続され、吐出側に四方弁12が接続されている。13は
室外側熱交換器であり、内部を通過する冷媒と外気との
間で熱交換させる。14は冷媒を減圧させるキャピラリ
チューブであり、冷房運転時又は暖房運転時に冷媒を通
過させる。なお、キャピラリチューブ14の代わりに電
動膨張弁等を使用してもよい。16はキャピラリチュー
ブ14と並列に接続される電磁弁であり、除湿運転時に
冷媒を通過させる。
【0016】21は室内側熱交換器であり、家屋1内の
被調和空気と冷媒との間で熱交換を行わせ、この室内側
熱交換器21で冷却又は加熱された空気を各居室等に戻
すものである。この室内側熱交換器21は2分割され、
一方が室内空気が通過する際の風上側に、他方が風下側
になるように並べて配置されている。この風上側の室内
側熱交換器21aと風下側の室内側熱交換器21bとの
間に電磁弁22、キャピラリチューブ23、逆止弁24
がそれぞれ並列に接続されている。そして冷房運転時は
冷媒が電磁弁22を通過し、除湿運転時は冷媒がキャピ
ラリチューブ23を通過し、暖房運転時は冷媒が逆止弁
24を通過する。
【0017】17aは四方弁12と冷媒配管で接続され
る太管側サービルバルブであり、室内機20aの太管側
バルブ25aと冷媒配管40aを介して接続している。
17bは細管側サービスバルブであり、室内機10aの
細管側バルブ25bと冷媒配管40bを介して接続され
ている。室外機10aと室内機20aを冷媒配管40
a、40bによって接続することにより、圧縮機11、
室外側熱交換器13、キャピラリチューブ14、室内側
熱交換器21が環状に接続されて冷凍サイクルが構成さ
れる。
【0018】18aは太管側サービスバルブであり、四
方弁12と室外側熱交換器13との間の冷媒配管から分
かれた冷媒配管19aがつながれている。18bは細管
側サービスバルブであり、この細管側サービスバルブ1
8bに接続する冷媒配管19bはキャピラリチューブ1
4及び電磁弁16と細管側サービスバルブ17bとの間
の冷媒配管につながっている。そして太管側サービスバ
ルブ18aは換気ユニットの30の太管側バルブ34a
に冷媒配管41aを介して接続され、細管側サービスバ
ルブ18bは換気ユニットの30の細管側バルブ34b
に冷媒配管41bを介して接続される。
【0019】31は熱回収熱交換器であり、一端が太管
側バルブ34aと接続され、他端が細管側バルブ34b
に接続されている。つまり熱回収熱交換器31は冷凍回
路において室外側熱交換器13と並列に接続される。3
2はキャピラリチューブ、33はキャピラリチューブ3
2と並列に接続された電磁弁であり、細管側サービスバ
ルブ17bにつながる冷媒配管19bに設けられてい
る。
【0020】この図において、冷房運転時は冷媒は実線
で示すように流れる。つまり四方弁12によって圧縮機
11の吐出側と室外側熱交換器13側を連通し、圧縮機
11の吸込側と室内側熱交換器21側を連通し、電磁弁
16、33を閉じ、電磁弁22を開く。
【0021】圧縮機11から吐出された冷媒は四方弁1
2を通過した後に2方向に分かれ、大部分の冷媒が室外
側熱交換器13に流れ、一部の冷媒が熱回収熱交換器3
1に流れる。このとき室外側熱交換器13は凝縮器とし
て作用し、室外側熱交換器13で外気と熱交換された冷
媒はキャピラリチューブ14で減圧され、冷媒配管40
bを通って室内側熱交換器21に供給される。また、太
管側サービスバルブ18aを介して換気ユニット30に
供給された冷媒は、熱回収熱交換器で31室内空気と熱
交換され、その後室外機10aに戻りキャピラリチュー
ブ32を通過する。キャピラリチューブ32で減圧され
た冷媒は室外側熱交換器13を通過した冷媒と合流し、
室内側熱交換器22に供給される。
【0022】換気ユニット30は家屋1内の空気を吸込
むため、冷房運転時に熱回収熱交換器31を通過する空
気の温度は外気の温度よりも低くなっている。また、熱
回収熱交換器31は室外側熱交換器13と並列に接続さ
れているため、熱回収熱交換器31内を流れる冷媒の温
度は室外側熱交換器13内を流れる冷媒の温度と同じく
らい高温になる。したがって熱回収熱交換器31では高
温の冷媒と低温の室内空気が熱交換されるので、熱回収
熱交換器31での冷媒の凝縮を促進し、効率よく熱(冷
熱)の回収が行われてCOPが向上する。
【0023】室内側熱交換器21bを通過した冷媒は電
磁弁22を通り、室内側熱交換器21aに流れる。この
とき室内側熱交換器21は蒸発器として作用するので、
室内機20aに吸込まれる室内空気は冷媒と熱交換して
冷やされ、この室内空気を各居室へ供給する。室内側熱
交換器21を通過した冷媒は冷媒配管40aを通って室
外機10aに戻り、四方弁12、アキュムレータ15を
通過して再び圧縮機11に戻る。
【0024】暖房運転時は、冷媒は点線で示す通りに流
れる。つまり四方弁12によって圧縮機11の吐出側と
室内側熱交換器21側を連通し、圧縮機11の吸込側と
室外側熱交換器13を連通し、電磁弁16、22、33
を閉じる。
【0025】圧縮機11から吐出された冷媒は、四方弁
12、太管側サービスバルブ17a、太管バルブ25a
を通って室内側熱交換器21に流れ込む。このとき電磁
弁22が閉じているので冷媒は逆止弁24を流れ、室内
側熱交換器21の全てが凝縮器として作用する。そのた
め、室内側熱交換器21に送風される室内空気は冷媒に
よって暖められ後、各居室等に供給される。
【0026】室内側熱交換器21を通過した冷媒は細管
側サービスバルブ17bを通過した後に2方向に分けら
れ、大部分がキャピラリチューブ14を通過して室外側
熱交換器13にながれ、一部分がキャピラリチューブ3
2を通過した後に細管側サービスバルブ18bを通って
熱回収熱交換器31に流れる。このとき室外側熱交換器
13は蒸発器として作用し、キャピラリチューブ14で
減圧された冷媒は外気と熱交換してガス冷媒になる。
【0027】熱回収熱交換器31は蒸発器として作用
し、熱回収熱交換器31を通過する室内空気と冷媒とを
熱交換する。暖房運転時は熱回収熱交換器31を通過す
る室内空気の温度は外気の温度よりも高くなっているの
で、室外側熱交換器13と比較して熱回収熱交換器31
での冷媒の蒸発をより促進し、排熱の回収が効率よく行
われる。また、室外側熱交換器13と熱回収熱交換器3
1とが並列に接続されているため、熱回収熱交換器31
における冷媒の圧力損失が少なくなり、室外側熱交換器
13と熱回収熱交換器31を直列に接続した場合と比較
して熱回収効率が向上する。
【0028】熱回収熱交換器31を通過した冷媒は太管
側サービスバルブ34aを介して室外機10aに流れ、
室外側熱交換器13を通過した冷媒と合流して圧縮機1
1の吸込側に流れる。
【0029】除湿運転時は、冷媒は一点鎖線で示す通り
に流れる。つまり四方弁11によって圧縮機11の吐出
側と室外側熱交換器13側を連通し、圧縮機11の吸込
側と室内側熱交換器21側を連通し、電磁弁16、33
を開き、電磁弁22を閉じる。このとき室外側熱交換器
13及び熱回収熱交換器31が凝縮器として作用し、室
内側熱交換器21が蒸発器として作用する。
【0030】圧縮機11から吐出された冷媒は四方弁1
2を通過した後に2方向に分かれ、大部分の冷媒が室外
側熱交換器13を通過して電磁弁16を通過する。ま
た、一部分の冷媒は換気ユニット30の熱回収熱交換器
31に流入し、室内空気と熱交換してから電磁弁33を
通過する。
【0031】室外側熱交換器13又は熱回収熱交換器3
1を通過した冷媒は細管側サービスバルブ17bを介し
て室内機20aに供給され、室内側熱交換器21b、キ
ャピラリチューブ23、室内側熱交換器21aの順に冷
媒が通過する。このとき風下側になる室内側熱交換器2
1bは凝縮器として作用し、風上側の室内側熱交換器2
1aは蒸発器として作用するので、室内空気は室内側熱
交換器21aを通過するときに冷やされながら除湿さ
れ、室内側熱交換器21bを通過するときに暖められて
各居室に送風される。したがって室内側熱交換器21を
通過する室内空気は、除湿しながら温度を下げ過ぎない
ようにしている。
【0032】室内側熱交換器21を通過した冷媒は太管
側サービスバルブ25aを介して室外機10aに戻り、
四方弁12、アキュムレータ15を通過して圧縮機11
に吸込まれる。
【0033】なお、室外機10b及び室内機20bで構
成される冷凍回路は、図2に示す冷凍サイクルから熱回
収熱交換器31、キャピラリチューブ33、電磁弁32
等を除いたものであり、他の構成は図2に示す冷凍回路
と同じである。
【0034】図3は室外機10aの側面に設けられたサ
ービスバルブ18、40の拡大図であり、図3(a)は
冷媒配管40、41が接続された際の状態を示し、図3
(b)は冷媒配管40、41が接続される前の状態を示
す。サービスバルブ18、40が下から太管側サービス
バルブ17a、細管側サービスバルブ17b、細管側サ
ービスバルブ18b、太管側サービスバルブ18aの順
に配置され、下側のサービスバルブ17a、17bが室
内機20aに接続され、上側のサービスバルブ18a、
18bが換気ユニット30へ接続されている。2つの細
管サービスバルブ17b、18bはカバー42によって
覆われており、冷媒配管40、41が接続される前は太
管側サービスバルブ17a、18aには大径のナット4
3aが取り付けら、細管側サービスバルブ17b、18
bには小径のナット43bが取り付けられる。本発明は
太管側サービスバルブ17a、18aを外側に配置し、
細管サービスバルブ17b、18bを内側に配置したの
で、各サービスバルブ17、18の間隔が狭くてもナッ
ト43を外すためにスパナを入れることができる。
【0035】図4は室内機20bの設置状態を示す斜視
図である。室内機20bは上部ユニット50と下部ユニ
ット51に分離でき、上部ユニット50内には室内側熱
交換器21、電磁弁22、キャピラリチューブ23等が
収納され、下部ユニット51内には送風機(図示しな
い)が収納されている。
【0036】上部ユニット50の前面には吸込口52が
形成され、この吸込口52には天井に設けられた吸込チ
ャンバ7と連通するダクト5dが取付けられる。吸込口
52の側方には電装箱53が配置され、その内部に送風
機や電磁弁22等を制御する制御部等の電装部品を収納
している。
【0037】下部ユニット51の前面に吹出口54が形
成され、この吹出口54には天井裏に配置される分岐チ
ャンバ3bと接続されるダクト5bが取付けられる。こ
の下部ユニット51は前面と底面が同じ大きさに形成さ
れており、吹出口54が設けられたパネル55が前面と
底面の両方に取付可能になっている。したがって、この
室内機20を天井裏に設定するときには吹出口54を有
するパネル55を前面に取り付け、この室内機20を1
階の階段下に配置するときには吹出口54を有するパネ
ル55を底面に取り付けることで、同じ構成の室内機2
0で吹出口54の向きを変えることができる。
【0038】上部ユニット50の下面と下部ユニット5
1の上面が同じ大きさに形成され、下部ユニット51に
上部ユニット50を重ねた状態で固定具56によって一
体にしている。この上部ユニット50と下部ユニット5
1の互いに向かい合う面は空気が通風できるように形成
され、上部ユニット50の吸込口52から吸込んだ空気
が下部ユニット51の吹出口54から吹出せるようにな
っている。上部ユニット50と下部ユニット51を別々
に構成しているので、下部ユニット51の向きを変える
ことで、室内機20bの吸込口52と吹出口54を同一
の方向に配置したり、互いに反対方向になるように配置
することが可能となる。
【0039】57は室内機20bが配置される載置台で
あり、周縁に亘って上方に突出した立設部57aを設け
ている。載置台57の後方にはストッパー58が設けら
れ、載置台57上に置いた室内機20bの背面側がこの
ストッパー58に当接するようになっている。載置台5
7の前方には取付具59がネジ止めされており、室内機
20bをこの取付具59にネジ止めすることで室内機2
0bが載置台57に固定される。このようにストッパー
58と取付具59は取付部として作用する。載置台57
の4隅には固定孔57bが設けられており、この固定孔
57bに釘やネジなどを挿入して、梁等に固定された平
板60に載置台57を固定する。
【0040】このように室内機20bは載置台上に置い
た後に取付具59でネジ止めするだけで固定できるの
で、室内機20bの設置作業が前面側から行うことがで
き、天井裏等の作業がやり難い場所でも容易に設置作業
ができる。また、載置台57に立設部57aを設けたの
で、室内機20bからドレン水等が滴下した場合でもこ
のドレン水を載置台57上に溜めることができるので、
天井にドレン水等が落ちることを防止できる。
【0041】図5は室内機20aの設置状態を示す斜視
図である。この室内機20a本体の基本的な構成は図4
に示す室内機20bと同じである。この室内機20aの
上部ユニット62は吸込口にフィルタ63が取付けら
れ、下部ユニット64は吹出口を下面側に設けている。
【0042】65は室内機20aが配置される載置台で
あり、載置台56の中央部分に開口部66を設けたもの
形状と同じである。したがって載置台65はその周縁に
亘って上方に突出した立設部65aが形成されている。
また、載置台65の4隅には、床68に載置台65を固
定するための固定孔65bが形成されている。
【0043】67は載置台65の開口部66に挿入され
る連結部であり、上面側が室内機20aの底面に当接で
きるように平坦に形成され、下方側が床68に設けた開
口69の下に配置される分岐チャンバ3aの通気口70
の内側に嵌まり込むように筒状の突出部を有している。
そして上面側を室内機20aの底面に当接し、下方側を
分岐チャンバ3aに嵌め込むことで、室内機20aと分
岐チャンバ3aとを空気が通気できるように連結してい
る。
【0044】71は補助板であり、室内機20aを連結
部66を介して載置台65に置いたときにできる隙間分
の厚みを有しており、この補助板71を室内機20aと
載置台65との間に介在させることで室内機20aを安
定して載置できる。
【0045】室内機20aを配置する際は、まず載置台
65を床68に固定する。このとき載置台65に取付け
られた連結部66が分岐チャンバ3aの通気口70に嵌
まるようする。そして室内機20aの背面側が載置台6
5に取付けられたストッパー72に当接するように載置
台65上に置く。このとき室内機20aの底面の吹出口
は載置台65の開口部66に位置する。そして載置台6
5に取付けられた取付具73と室内機20aをネジ止め
して、室内機20aを固定する。
【0046】そして載置台65は周縁が突出した立設部
65aを設けているので、例え室内機20aからドレン
水が載置台65上に滴下しても、ドレン水を載置台65
で受け止めることができる。また載置台65の開口部6
6は連結部67によって覆われているので、ドレン水等
は載置台65上に保持され、その後蒸発する。
【0047】このように載置台を室内機の下に介在させ
ることで、室内機を様々な場所に設置することができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
室内機が載置される載置台に、室内機を固定する取付部
と、その周縁に亘って突出した立設部を設けたので、こ
の室内機からドレン水等が漏れ出してもこのドレン水を
載置台上で保持して、家屋に漏れることがない。したが
ってこの室内機を容易に目視できない場所に配置した場
合でも、ドレン水等が漏れて家屋を損傷させることを防
止できる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、載置台の
4隅に固定孔を設けているので、確実に載置台を固定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の空気調和機を家屋に設置
して、家屋内の各部屋を空調するシステムの概念図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の空気調和機の冷凍回路図
である。
【図3】本発明の実施の形態の室外機に配置されたサー
ビスバルブの拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態の室内機の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の室内機の斜視図である。
【符号の説明】
3 分岐チャンバ 4 吹出チャンバ 5 ダクト 7 吸込チャンバ 10 室外機 13 室外熱交換器 20 室内機 21 室内熱交換器 30 換気ユニット 31 熱回収熱交換器 57 載置台 57a 立設部 57b 固定孔 58 ストッパー 59 取付具 65 載置台 65a 立設部 72 ストッパー 73 取付具
フロントページの続き (72)発明者 机 重男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高山 英之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 阿久津 保朋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機及び室外側熱交換器等を収納した
    室外機と、室内側熱交換器及び送風装置を収納した室内
    機とを冷媒配管により接続し、被調和室の空気を前記室
    内側熱交換器によって調温する空気調和機において、屋
    内の所定の場所に固定されると共に室内機が載置される
    載置台を備え、前記載置台は、前記室内機を固定する取
    付部と、その周縁に亘って突出した立設部を有すること
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記載置台の4隅には、この載置台を屋
    内の所定の場所に固定するための固定孔が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の空気調和器。
  3. 【請求項3】 前記室内機から吹出された空気を複数の
    被調和室に供給し、複数の被調和室の室内空気が再び前
    記室内機に吸込まれるための通風路を形成した空気調和
    機において、前記室内機が載置される載置台を屋内で且
    つ前記被調和室以外の場所に固定したことを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機。
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