JP2003194058A - 直動装置 - Google Patents

直動装置

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JP2003194058A JP2001396915A JP2001396915A JP2003194058A JP 2003194058 A JP2003194058 A JP 2003194058A JP 2001396915 A JP2001396915 A JP 2001396915A JP 2001396915 A JP2001396915 A JP 2001396915A JP 2003194058 A JP2003194058 A JP 2003194058A
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    • F16C29/0638Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
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    • F16H25/2238Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with cages or means to hold the balls in position using ball spacers, i.e. spacers separating the balls, e.g. by forming a chain supporting the balls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動騒音が低く、スペーサの膨張・膨潤に起
因する作動不良を抑えた直動装置を提供する。ボール表
面の圧痕や剥離の発生を抑え、耐久性に優れた直動装置
を提供する。 【解決手段】 軸に外嵌するとともに、該軸に沿って相
対直進移動する直動体と、前記直動体の内面側に形成さ
れた転動体溝に保持され、該転動体溝と前記軸との間で
転動する複数の転動体と、前記各転動体の間に介装され
るセパレータと、前記直動体に形成され、前記転動体溝
の一端側から他端側に前記転動体を循環させる循環経路
とを備え、グリースを封入してなる直動装置において、
セパレータが、転動体と接触する面同士を結ぶ第1の方
向と、前記第1の方向と直交する第2の方向とで物性に
差があることを特徴とする直動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用機械等に組
み込まれるボールねじ装置やリニアガイド装置、等の直
動装置に関し、特に作動性及び耐久性の向上、駆動騒音
の低減等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械や産業用
ロボットでは、回転運動の直動運動への変換やワークテ
ーブルなどの直進移動を円滑に行わせるために、ボール
やローラを転動体として用いた直動装置が多用されてい
る。
【0003】図1は直動装置の一つであるボールねじ装
置の一例を示す上面図、図2は図1のAA断面図である
が、図示されるように、ボールねじ装置は、雄ねじ溝1
がその外周に螺旋状に形成されたねじ軸3と、雄ねじ溝
1と対向する雌ねじ溝5がその内周に螺旋状に形成され
た円筒形状のナット7と、雄ねじ溝1と雌ねじ溝5との
間に介装された多数のボール(転動体)9とを主要構成
部材としている。ナット7には、一端に図示しないテー
ブル等に固定するためのフランジ11が形成されるとと
もに、外周面の一部(図2中の上方)に平面(切欠面)
13が切削加工されている。また、ナット7には、ボー
ル9の循環経路とし前後一対の鋼管製のチューブ15が
固着されており、両ねじ溝1,5間を3.5回転したボ
ール9がこれらチューブ15を介して循環する構造とな
っている。尚、図中、符号17はナット7の平面13上
にチューブ15を固定するためのチューブ押えを示し、
符号19はナット7の両端に取り付けられた防塵用のプ
ラスチックシールを示している。
【0004】上記ボールねじ装置では、ボール9が循環
するため、作動時における摩擦損失が殆ど無視できるこ
とから駆動効率が極めて高いことに加えて、ねじ軸3と
ナット7との相対回転に摺動を伴わないために構成要素
の摩耗が極く僅かである等の利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ボールねじ装置では、
ボール9同士が衝突して騒音が発生したり、ボール9が
損傷するのを防ぐために、ボール9とボール9の間にセ
パレータを介挿するのが一般的である。例えば、図3
(ねじ軸3の軸線と垂直な断面図)に示すように、ボー
ル9とボール9との間にボール9との接触面11が凹球
面状に形成されたセパレータ10が介挿入される。セパ
レータ10の材質としては、従来では66ナイロン等の
ポリアミドやフッ素樹脂等のそれ自体に潤滑作用を有す
る樹脂、あるいは潤滑油を含浸させたポリエチレン等が
一般的であり、最近では更なる低騒音化や組立性等を向
上させるためにポリブチレンテレフタレート(PBT)
をハードセグメントとするポリエステル系エラストマー
が使用されてきている。
【0006】しかし、ボールねじ装置の作動に伴って温
度上昇が起こり、スペーサ10が図中AB方向に膨張す
ると、スパーサ10のボール9との接触部の幅Zが大き
くなり、結果としてボール9の最接近時の距離が小さく
なる。また、ボールねじ装置では、通常、潤滑のために
グリースが使用されているが、スペーサ10はこのグリ
ースによって膨潤することがあり、同様の現象が起こり
得る。ボールねじ装置では、多数のボール9及びスペー
サ10が数珠状に連結しており、個々のボール間距離の
変化が小さくとも、全体としては積算されて大きな変化
量となり、作動性を大きく低下させる。
【0007】このような不具合は、上記したボールねじ
装置の他にも、ボールとスペーサとを備える直動装置全
般に起こる現象である。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、駆動騒音が低く、スペーサの膨張・膨潤に
起因する作動不良を抑えた直動装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に係
る、軸に外嵌するとともに、該軸に沿って相対直進移動
する直動体と、前記直動体の内面側に形成された転動体
溝に保持され、該転動体溝と前記軸との間で転動する複
数の転動体と、前記各転動体の間に介装されるセパレー
タと、前記直動体に形成され、前記転動体溝の一端側か
ら他端側に前記転動体を循環させる循環経路とを備え、
グリースを封入してなる直動装置において、セパレータ
が、転動体と接触する面同士を結ぶ第1の方向と、前記
第1の方向と直交する第2の方向とで物性に差があるこ
とを特徴とする直動装置により達成される。
【0010】上記において、第1の方向とは図3におけ
るAB方向であり、第2の方向とは図3に示すCD方向
であり、以降の説明では第1の方向をAB方向、第2の
方向をCD方向という。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の直動装置に関して
詳細に説明する。
【0012】本発明において、直動装置の種類、その具
体的な構成や構造は特に制限されるものではなく、セパ
レータを備えたボールねじ装置やリニアガイド装置、リ
ニアベアリング装置等を対象とすることができる。
【0013】ボールねじ装置としては、図1及び図2に
示した構成のものを例示できる。そして、本発明におい
ては、セパレータ10が、そのAB方向とCD方向とで
物性に差がある、所謂異方性を有することを特徴とす
る。このような異方性により、膨張・膨潤によるボール
間隔の狭まり(AB方向における形状変化)を、CD方
向への拡大により補償する。
【0014】具体的に説明すると、図4に拡大して示す
ように、ボール9の中心をO´、スパーサ10のボール
9との接触面11である凹球面を形成する曲率半径を
R、曲率半径Rの中心をO、中心Oに関するCD方向の
座標軸をX、AB方向の座標軸をY、ボール9とセパレ
ータ10との初期接点をE、E点におけるセパレータ1
0のAB方向直径をT1、E点におけるセパレータ10
のCD方向厚みをT2とするとき、ボール9とセパレー
タ10との接触点がE点からAB方向にΔT1だけ移動
すると、CD方向にはΔT2だけ移動し、移動後の接点
Fにおいてボール9の最接近量はΔT2の2倍量とな
る。
【0015】また、スペーサ10のAB方向における膨
張率をα1、CD方向における膨張率をα2とすると、
各変化量ΔT1、ΔT2は、それぞれ以下で表すことが
できる。尚、ここでの膨張率とは、温度上昇に関連する
熱膨張率に加えて、膨潤による体積変化率を含む。 ΔT1=(T1×α1)/2 ΔT2=(T2×α2)/2
【0016】従って、ΔT2≧ΔT1であれば、ボール
間の接近量の変化が小さくなる。また、通常、直動装置
では負荷する力を維持するためにボール9の充填個数を
多くとる必要があり、そのため、図1に示したように、
T1>T2で、その比は約1.5〜5倍であることか
ら、CD方向における膨張率α2をAB方向における膨
張率α1の1.5〜5倍、より好ましくは2〜5倍とす
ることが必要になる。
【0017】また、E点の座標が(X1,Y1)、F点
の座標が(X1−ΔT2,Y1+ΔT1)であるから、 (X1−ΔT2)2+(Y1+ΔT1)2=R2 の関係が得られるが、上記式を展開し、ΔT12、ΔT
2を微小量として無視し、X12+Y12=R2を代入す
ると、 ΔT2=ΔT1×(Y1/X1) が導出される。従って、角度EOXが大きくなるほどΔ
T2は大きくなり、同角度が45°のときにΔT1=Δ
T2であるが、45°を超えるとΔT1に対してY1/
X1の比率でΔT2が大きくなる。このため、角度EO
Xは60°以下が好ましい。
【0018】尚、スペーサ10の曲率半径Rがボール9
の半径と同一もしくは大きい場合には、図示されるよう
に、ボール9の中心を結ぶ線Zとスペーザ10のX軸と
はずれて回転する。この場合、E点はボール軌道面曲率
が最大部分でのボール9とスペーサ10との接触点と定
義され、上記と同様の挙動となる。
【0019】上記のように、AB方向とCD方向とで膨
張率が異なるようにするには、樹脂に充填材を配合した
樹脂組成物を、充填材の分散状態が第1の方向と第2の
方向とで異なるように成形すればよい。樹脂としては、
ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46、芳香
族ポリアミド等のポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート系エラストマー、ポリブチレンナフタレート系
エラストマー等を例示できる。また、芳香族ポリエステ
ル系の溶融型液晶ポリマー(以下、「液晶ポリマー」と
略す)も使用でき、例えば下記(A)〜(E)に示す市
販品を例示することができる。尚、(A)は住友化学
(株)製「エコノール」、(B)は日本石油化学(株)
製「ザイダー」、(C)はポリプラスチックス(株)製
「ベクトラ」、(D)は三菱化学(株)製「ノバキュレ
ート」、(E)はユニチカ(株)製「ロッドラン」であ
る。
【0020】
【化1】
【0021】充填材としては、アスペクト比(長さ/直
径)が2以上の材料が好ましく、特にアスペクト比が5
以上の材料が好ましい。具体的には、ガラス繊維、カー
ボン繊維、チタン繊維、カリウムウイスカ、ホウ酸アル
ミニウムウイスカ等を例示できる。これら充填材の配合
量は、樹脂組成物全量の10〜50重量%、特に20〜
40重量%とすることが好ましい。充填材の配合量が1
0重量%未満では十分な異方性を付与できず、50重量
%を超える場合は溶融物の粘度が高すぎて成形性に劣る
ようになる。また、充填材の配合量が多くなるほど、膨
張率比(α2/α1)が大きくなる傾向にある。
【0022】また、樹脂組成物を成形する際の成形ゲー
トの位置によって、充填材の配向方向を制御することが
できる。例えば、図5に模式的に示すように、セパレー
タ10の接触面11の中央部分にゲート位置を設定する
ことにより、充填材30は接触面11に対して放射線状
に広がって分散する。また、図6に示すように、セパレ
ータ10の外周端面にゲート位置を設定すると、充填材
30は同心状もしくは螺旋状に分散する。このような充
填材30の分散状態により、膨張率α1、α2を調整す
ることができる。
【0023】尚、液晶ポリマーを用いる場合には、充填
材を配合しても、配合しなくともよい。液晶ポリマーは
構成される分子が剛直であり、溶融状態においても結晶
構造を概略維持し、絡み合いが少なく、流動時のせん断
により配向を示す。そのため、射出成形を行うと、金型
付近はせん断速度が大きく、金型空間中央部ではせん断
速度が小さくなり、このせん断速度の違いにより成形物
(ここではセパレータ)の表面部分と内部とでの形態
(モルフォロジ)が異なり、同一材料であるにもかかわ
らず多層構造を採るようになる。即ち、射出成形時に液
晶ポリマーが金型内を高速で通過するとき、金型壁面か
ら流動部の厚さ方向中央部に向けて流動する液晶ポリマ
ーのずり速度に勾配が生じ、液晶ポリマー結晶が配合し
て異方性が付与される。液晶ポリマーを単独使用する場
合も、充填材を配合した場合と同様にゲート位置による
異方性の制御が可能である。
【0024】セパレータ10の構造は、特に制限される
ものではないが、例えば図7〜図13にそれぞれ断面図
として示されるような形状とすることが好ましい。
【0025】図7に示されるセパレータ10では、接触
面11の凹球面がボール9の半径rよりも大きな曲率半
径Rで形成されている。そのため、ボール9との接触面
積が小さく、摺動抵抗も小さくなるとともに、接触面1
1の外周縁とボール9との間に形成された隙間からグリ
ース等の潤滑剤が侵入し易くなり、ねじ軸の駆動抵抗も
低減する。
【0026】また、図8に示されるセパレータ10で
は、図7に示したセパレータ10の接触面11の中心部
に、両接触面11,11に通ずる貫通孔20を付加した
ものである。このセパレータ10では、貫通孔20に潤
滑剤25が保持されるため、セパレータ10とボール9
との間の潤滑がより円滑に行われ、ボール9の摩耗やね
じ軸の駆動抵抗を更に低減できる。これは、ボール9
は、AA軸及びA'A'軸を中心に自転し、BB断面の紙
面と平行な紙面表裏側にて雄ねじ溝及び雌ねじ溝と接す
るため、ボール9の自転により貫通孔20に保持された
潤滑剤25が両ねじ溝とボール9との間にも侵入し、よ
り効果的な潤滑効果が得られるためである。
【0027】また、図9に示されるスペーサ10では、
接触面11の凹球面を中心の異なる2つの曲率半径Rで
形成されている。これにより、スペーサ10の接触面1
1とボール9とが極めて低摩擦で接触することができ、
両者間のすべり抵抗を小さくすることができると共にボ
ール9が安定し易くなる。そのため、スペーサ10の循
環性も良好であると共に、ボール9,9同士のせりあい
による作動性の悪化やボール9の摩擦・損傷を著しく向
上することができ、トルク変動、動摩擦変動や騒音の問
題を招来するといったこともない。
【0028】また、図10に示されるセパレータ10で
は、接触面11の凹球面がボール9の半径よりも大きな
曲率半径Rで形成されているとともに、その中央部に両
接触面11,11に通ずる貫通孔20が形成されてい
る。これにより、ボール9は接触面11の外周縁部また
はその近傍で線接触し、ボール9が安定する。また、貫
通穴20に潤滑剤が保持されて潤滑性にも優れるように
なる。
【0029】また、図11に示されるセパレータ10で
は、接触面11が、平面状の中央部22と外縁部とが直
線的につながった断面形状に形成されており、更に中央
部22には貫通孔20が形成されている。これにより、
ボール9は接触面11の外周縁部またはその近傍で線接
触し、ボール9が安定する。また、貫通穴20に潤滑剤
が保持されて潤滑性にも優れるようになる。
【0030】また、図12に示されるセパレータ10で
は、接触面として、断面略台形状の窪み23,23が形
成されており、スペーサ10の肉厚が最も薄くなる箇所
に貫通孔20が形成されている。これにより、ボール9
とスペーサ10との接触面積が格段に小さくなると共
に、強度面への影響も著しく小さくすることができる。
また、貫通穴20に潤滑剤が保持されて潤滑性にも優れ
るようになる。
【0031】また、図13(同図aは断面図、bは接触
面の正面図)に示されるセパレータ10では、凹球面状
の接触面11に十字状の溝24が形成されており、それ
に伴って4個に等配された外縁部a,b,c,dが形成
されている。これにより、ボール9がこれら4つの外縁
部a,b,c,dとの間で少ない接触面積にて接触し、
低摩擦となる。また、この溝24に潤滑剤が保持される
ため、潤滑性にも優れたものとなる。
【0032】上記の如く構成されるボールねじ装置に
は、潤滑のためにグリースが封入される。グリースは公
知のものでかまわないが、例えば、下記に示される基油
及び増ちょう剤からなるグリースを例示することができ
る。
【0033】グリースの基油は制限されるものではない
が、鉱油系潤滑油及び合成潤滑油を好適に使用すること
ができる。鉱油系潤滑油は制限されるものではないが、
例えば、パラフィン系鉱物油、ナフテン系鉱物油及びそ
れらの混合油を使用することができる。合成潤滑油も制
限されるものでないが、例えば、合成炭化水素油、エー
テル油、エステル油及びフッ素油を使用することができ
る。具体的には、合成炭化水素油としてはポリα−オレ
フィン油等を、エーテル油としてはジアルキルジフェニ
ルエーテル油、アルキルトリフェニルエーテル油、アル
キルテトラフェニルエーテル油等を、エステル油として
はジエステル油、ネオペンチル型ポリオールエステル
油、またはこれらのコンプレックスエステル油、芳香族
エステル油等を、フッ素油としてはパーフルオロエーテ
ル油、フルオロシリコーン油、クロロトリフルオロエチ
レン油、フルオロフォスファゼン油等を、それぞれ挙げ
ることができる。これらの潤滑油は、単独でも、複数種
を適宜組み合わせて使用してもよい。中でも、高温、高
速での潤滑性能及び寿命を考慮すると、合成潤滑油が含
有されていることが好ましく、特にエステル油、エーテ
ル油が含有されていることが好ましい。また、コスト面
からは鉱油系潤滑油が含有されていることが好ましい。
【0034】また、基油は、40℃における動粘度が1
0〜1000mm2/s、特に100〜500mm2/s
の範囲にあるものが好ましい。
【0035】グリースの増ちょう剤は、基油中にコロイ
ド状に分散して基油を半固体または固体状にする物質で
あれば、特に制限されることなく使用することができ
る。このような増ちょう剤としては、例えば、リチウム
石けん、カルシウム石けん、ナトリウム石けん、アルミ
ニウム石けん、リチウムコンプレックス石けん、カルシ
ウムコンプレックス石けん、ナトリウムコンプレックス
石けん、バリウムコンプレックス石けん、アルミニウム
コンプレックス石けん等の金属石けん系増ちょう剤、ベ
ントナイト、クレイ等の無機系増ちょう剤、モノウレア
化合物、ジウレア化合物、トリウレア化合物、テトラウ
レア化合物、ウレタン化合物、ナトリウムテレフタラメ
ート等の有機系増ちょう剤等を挙げることができる。中
でも、各ウレア化合物が好適である。また、これら増ち
ょう剤は、単独でも、複数種を適宜組み合わせて使用し
てもよい。
【0036】増ちょう剤の含有量は、グリース全量の3
〜40質量%、特に5〜25質量%であることが好まし
い。増ちょう剤の含有量が3質量%未満ではグリース状
態の維持が困難になり、40質量%を超える場合にはグ
リースが硬すぎて十分な潤滑効果が期待できず、またト
ルク上昇を招く。
【0037】また、グリースには、各種の添加剤が添加
されてもよい。例えば、酸化防止剤、防錆剤、油性剤、
金蔵不活性化剤等を添加することができる。何れも公知
のもので構わないが、酸化防止剤としては、フェニル−
1−ナフチルアミン等のアミン系、2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール等のフェノール系、硫黄系、ジチオリン
酸亜鉛系等の各種酸化防止剤を挙げることができる。ま
た、防錆剤としては、アルカリ金属またはアルカリ土類
金属の有機スルフォン酸塩、アルキルまたはアルケニル
こはく酸エステル等のアルキルまたはアルケニルこはく
酸誘導体、ソルビタンモノオレエート等の多価アルコー
ルの部分エステル等と挙げることができる。また、油性
剤としては、脂肪酸や動植物油等を挙げることができ
る。また、金属不活性化剤としては、ベンソトリアゾー
ル等を挙げることができる。
【0038】以上、本発明の実施形態に関してボールね
じ装置を例示して説明したが、他の直動装置であるリニ
アガイド装置等についても同様のスペーサを介挿するこ
とにより、低騒音化、耐久性及び作動性の向上を図るこ
とができる。
【0039】例えば、図14にリニアガイド装置の一例
を示すが、このリニアガイド装置は、外面に転動溝32
を有する案内レール31と、その案内レール31を跨い
で組み付けられたスライダ35とを備えている。スライ
ダ35の内部には、案内レール31の転動溝32との間
でボール循環経路が形成されており、このボール循環経
路の内部にボール及びセパレータ(好ましくは、図7〜
図13に示した形状のセパレータ)が転動自在に収容さ
れており、更にグリースが封入される。
【0040】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に説明する。 (試験−1:充填材の配合量の検証)先ず、ポリアミド
66(BASF社製「ウルトラミッドA」)、液晶ポリ
マー(ポリプラスチックス(株)製「ベクトラ」)及
び、ガラス繊維(平均直径13μm、平均長160〜2
80μm、アスペクト比12〜21、富士ファイバーグ
ラス(株)製)を用い、表1及び表2に示す如く配合比
を変えて二軸押出し機にてペレットを作製した。次い
で、このベレットを用いて射出成形機により、一辺が5
0mm、厚さ3mmで一つの辺に樹脂流入するフィルム
ゲートを設けた金型で試験片を作製した。これにより、
充填材は、フィルムゲートを設けた辺から、それと対向
する辺に向かって配向して試験片中に分散する。
【0041】そして、試験片から更に充填材の配向方向
及び配向方向と直交する方向の小片を切り出し、それぞ
れについてTMA(Thermal Mechanic
alAnalyzer)を用いて30℃〜100℃にお
ける平均線膨張率を測定した。充填材の配向方向におけ
る平均線膨張率をα1、それと直行する方向における平
均線膨張率をα2として、測定値を表1及び表2に併記
する。また、ポリアミド66中のガラス繊維含有率と
(α2/α1)との関係をグラフにして図15に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1、表2及び図15から、ガラス繊維含
有量が10重量%以上であれば、好ましい異方性である
(α2/α1)が2以上となることがわかる。また、ガ
ラス繊維含有率が大きくなるほど、異方性(α2/α
1)が大きくなる傾向にある。表2から、液晶ポリマー
では、ガラス繊維を配合しなくとも、十分な異方性が得
られることがわかる。
【0045】(試験−2:耐久性・作動性試験)表3に
示す成形材料を用い、図9に示す断面形状、即ち中心の
異なる2つの曲率半径Rで凹球面を形成したセパレータ
を作製した。尚、液晶ポリマーとしてはポリプラスチッ
クス(株)製「ベクトラ」を用い、ポリアミド66とし
てはBASF社製「ウルトラミッドA」を用い、ガラス
繊維は富士ファイバーグラス(株)製(平均直径13μ
m、平均長160〜280μm、アスペクト比12〜2
1)を用いた。また、成形は射出成形機を用い、図5に
示すようにセパレータの接触面中央または図6に示すよ
うにセパレータの外端面にゲートを設定して行い、その
際の成形温度は液晶ホリマーを使用した成形材料につい
ては310〜320℃、ポリアミド66を使用した成形
材料については295〜310℃とした。
【0046】そして、試験装置として日本精工(株)製
リニアガイド装置(呼び番号:LH30)を用い、作製
したセパレータをボール間に挿入し、鉱油−リチウム石
けん系のアルバニアNo.2グリースを循環経路に充填
した。尚、全てのボールとセパレータをボール列全体に
配列後の初期隙間をボール直径の50%とした。
【0047】上記リニアガイド装置を、送り速度1m/
s、ストローク1000mm、荷重は無しで、サイズの
大きいボールを使用して予圧をかけた条件で3000k
m走行させ、走行後の隙間を測定した。また、走行前後
にリニアガイド装置を手で動かし、その感触から作動性
を評価した。それぞれの結果を表3に併記する。
【0048】
【表3】
【0049】表3に示されるように、本発明に従い異方
性を有するセパレータを用いることにより、隙間の変化
量が少なく、作動性も良好になることがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動騒音が少なく、スペーサの膨張・膨潤に起因する作
動不良が無く、長期にわたり安定して作動する直動装置
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直動装置の一種であるボールねじ
装置の一例を示す上面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】図1に示したボールねじ装置のねじ溝に沿って
示す拡大図である。
【図4】セパレータとボールとの接触状態を説明するた
めの模式図である。
【図5】成形ゲート位置による充填材の分散状態を説明
するための図である。
【図6】成形ゲート位置による充填材の分散状態を説明
するための図である。
【図7】セパレータの好ましい実施形態を示す断面図で
ある。
【図8】セパレータの好ましい実施形態の他の例を示す
断面図である。
【図9】セパレータの好ましい実施形態の更に他の例を
示す断面図である。
【図10】セパレータの好ましい実施形態の更に他の例
を示す断面図である。
【図11】セパレータの好ましい実施形態の更に他の例
を示す断面図である。
【図12】セパレータの好ましい実施形態の更に他の例
を示す断面図である。
【図13】セパレータの好ましい実施形態の更に他の例
を示す断面図(a)及び正面図(b)である。
【図14】本発明に係る直動装置の一種であるリニアガ
イド装置の一例を示す斜視図である。
【図15】試験−1により得られた、ポリアミド66中
のガラス繊維含有量と線膨張率比(α2/α1)との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 雄ねじ溝 3 ねじ軸 5 雌ねじ溝 7 ナット 9 ボール 10 セパレータ 11 接触面 15 チューブ 20 貫通孔 31 案内レール 32 転動溝 35 スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 義雄 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J062 AB22 AC07 BA16 BA27 CD04 CD63 CD75 3J101 AA03 AA33 AA42 AA64 AA85 BA13 BA15 BA16 BA20 EA35 EA36 EA37 EA63 FA01 GA60 3J104 AA03 AA19 AA23 AA36 AA65 AA69 AA74 BA15 CA16 CA23 DA02 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に外嵌するとともに、該軸に沿って相
    対直進移動する直動体と、前記直動体の内面側に形成さ
    れた転動体溝に保持され、該転動体溝と前記軸との間で
    転動する複数の転動体と、前記各転動体の間に介装され
    るセパレータと、前記直動体に形成され、前記転動体溝
    の一端側から他端側に前記転動体を循環させる循環経路
    とを備え、グリースを封入してなる直動装置において、 セパレータが、転動体と接触する面同士を結ぶ第1の方
    向と、前記第1の方向と直交する第2の方向とで物性に
    差があることを特徴とする直動装置。
  2. 【請求項2】 セパレータの第2の方向における膨張率
    が、第1の方向における膨張率に比べて1.5〜5倍大
    きいことを特徴とする請求項1記載の直増装置。
  3. 【請求項3】 セパレータが液晶ポリマーから形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の直動装
    置。
  4. 【請求項4】 セパレータが充填材を含有する樹脂また
    は液晶ポリマーからなり、かつ充填材の分散状態が第1
    の方向と第2の方向とで異なることを特徴とする請求項
    1または2記載の直動装置。
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