JP2003193710A - 把 手 - Google Patents

把 手

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JP2003193710A
JP2003193710A JP2001396527A JP2001396527A JP2003193710A JP 2003193710 A JP2003193710 A JP 2003193710A JP 2001396527 A JP2001396527 A JP 2001396527A JP 2001396527 A JP2001396527 A JP 2001396527A JP 2003193710 A JP2003193710 A JP 2003193710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手で簡単に引き出し操作ができる把手の提
供を課題とする。 【解決手段】 被装着部22の被装着面22Aと略同一
平面以内で、かつ凹部30内へ収納可能なハンドル50
を設ける。そのハンドル50は軟質材で成形され、長手
方向からの押圧操作により両端部50A、50Bの少な
くとも一方が移動して撓み変形し、凹部30から突出す
るように構成される。また、その突出方向と逆方向に押
圧されることにより、凹部30内に収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机の抽斗、スーツ
ケース等の鞄、各種収納庫、引戸等に取り付けて使用さ
れる把手に関し、更に詳しくは、例えば引戸の場合、収
納部等に収納された引戸を、その収納部等から引き出す
のに使用される把手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、引戸には取手が設けられており、
その取手を手指でもって引戸の戸面と平行な方向(以
下、開放方向あるいは閉塞方向という)へ押し引きする
ことにより、引戸が敷居上を移動して開口が開閉される
ようになっている。そして、その開口開放時における引
戸は、引戸の収納部又は引き違いに敷居上に備えられて
いる別の引戸と重なった状態で、かつ、その引戸の端面
が収納部の端面や別の引戸の端面と略同一平面になるよ
うに収納されることが多い。このため、開口を閉塞する
ために、引戸を収納部等から引き出すときには、実公平
2−47161号公報に開示されているようなハンドル
を用いて引き出す方が、使い勝手がよい。
【0003】すなわち、図14で示すように、このハン
ドル104は平面視略半円弧状に形成され、引戸100
の端面100Aから戸面100Bにかけて設けられた正
面視略半円弧状の凹部102内に回動自在に枢支されて
いる。また、そのハンドル104内には平面視略半円弧
状の切欠凹部106が設けられている。そして、図示し
ないバネによって図示の矢印X方向に付勢されるととも
に、凹部102の上部に設けられたストッパー用の係止
部108に係合する段差部110が設けられて構成され
ている。
【0004】したがって、引戸100を引き出すときに
は、まず、そのハンドル104の上部を押圧し、バネの
付勢力に抗して、ハンドル104の下部を図示の矢印Y
方向へ回動させ、切欠凹部106を端面100Aから突
出させる。そして、その切欠凹部106内に手指を挿入
してハンドル104を引張ることにより、引戸100を
引き出すようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成であると、ハンドル104の上部を押圧しなが
ら、ハンドル104の下部における切欠凹部106内に
手指を挿入しなければならないため、片手での操作がし
難いという問題がある。しかも、そのハンドル104を
回動させる際、上部を押圧するのか、下部を押圧するの
か一目では判断し難く、かつ、ハンドル104を突出さ
せるために押圧する押し込みストロークも長い。また、
バネが必要となる分、組み付け作業が煩瑣になる。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に鑑
み、簡単な構成でありながら、片手で簡単に引き出し操
作ができる把手を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る請求項1に記載の把手は、被装着部
の被装着面と略同一平面以内で、かつ凹部内へ収納可能
に設けられ、長手方向からの押圧操作により両端部の少
なくとも一方が移動して、前記凹部から出入するハンド
ルを備えたことを特徴としている。
【0008】このような構成にすると、長手方向からの
押圧操作により、ハンドルは、その両端部の少なくとも
一方が移動して、簡単に凹部から突出する。しかして、
その突出したハンドルを把持して引くことにより、例え
ば引戸の場合には、収納部等から片手で簡単に引戸を引
き出すことができる。
【0009】また、請求項2に記載の把手は、前記ハン
ドルが、長手方向からの押圧操作により撓み変形して、
前記凹部から突出することを特徴としている。このよう
な構成にすると、ハンドルに対する長手方向からの押圧
量を撓み変形量に変換できるので、ハンドルを突出させ
るための押し込みストロークが短くて済む。
【0010】また、請求項3に記載の把手は、前記ハン
ドルが、移動する枢支部を介して連結され、長手方向か
らの押圧操作により前記枢支部が回動して、前記凹部か
ら突出することを特徴としている。このような構成にす
ると、ハンドルに対する長手方向からの押圧量を枢支部
の回動量に変換できるので、ハンドルを突出させるため
の押し込みストロークが短くて済む。
【0011】そして、請求項4に記載の把手は、前記ハ
ンドルが、突出方向と逆方向の押圧により、前記凹部内
へ収納されることを特徴としている。このような構成に
すると、例えば引戸の場合、その引戸を閉めるだけで、
ハンドルを凹部内に収納させることができる。つまり、
引戸を閉めると、ハンドルは開口の端面によって突出方
向と逆方向に押圧されるので、自動的に凹部内に収納さ
れることになる。したがって、ハンドルを収納させるた
めのバネ機構等が不要となり、構成を単純化できる。
【0012】更に、請求項5に記載の把手は、前記ハン
ドルが、軟質材で成形されていることを特徴としてい
る。このような構成にすると、例えば引戸の場合、その
引戸を閉めたとき、突出しているハンドルが開口の端面
に衝突しても、その端面を傷つけるようなことはなく、
かつ、そのときの衝突音も低減される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す引戸に設けた場合の実施例を基に詳細に説明す
る。なお、説明の便宜上、図1において、引戸10の手
前側の戸面を表面とし、その反対側の戸面を引戸10の
裏面とするが、実際には表裏の区別は特にない。また、
この引戸10は、引き違いに敷居11上に備えられてい
る別の引戸12に向かって移動することにより開口16
を開放するものとし、引戸12が図6、図7で示すよう
な壁(収納部)14の内側にすでに収納されている場合
には、その引戸12と壁14の間に収納されるものとす
る。
【0014】図1乃至図5で示すように、引戸10の端
面10Aには略矩形状の穴部10Bが穿設されており、
その穴部10B内に把手20が設けられる。把手20
は、被装着部としてのケース22を備え、そのケース2
2の縁面22Aが引戸10の端面10Aと略同一平面以
内になるように穴部10B内に埋設されている。また、
ケース22の外方側の上端部及び下端部には取付部24
が一体に延設されており、この取付部24には、ケース
22を穴部10B内に取り付けるためのネジ18が挿通
可能なネジ孔24Aが穿設されている。そして、取付部
24の基端側には正面視略半円弧状で、側断面視略円弧
状の曲面凹部26が形成されている。
【0015】また、ケース22の取付部24を除く外方
側には、ハンドル50を収納するための収納凹部30が
形成されており、その収納凹部30内の上端部及び下端
部にはベース板40を取り付けるための取付凹部32が
更に形成されている。取付凹部32の略中央には円形凹
部34が形成されており、その円形凹部34の中央には
ネジ28を挿通させるネジ孔34Aが穿設されている。
そして、その円形凹部34の近傍には嵌合孔36が、上
端部及び下端部にそれぞれ2個ずつ穿設されている。
【0016】ベース板40は、ケース22の取付凹部3
2内に取り付けられる略矩形板状に形成されており、そ
の外面にはハンドル50の上端部50A及び下端部50
Bを取り付ける支持部42が一体に突設されている。こ
の支持部42は、ベース板40の外面に一体に突設され
る支持台42Aと、その支持台42Aの先端に一体に横
設される略円柱状の支持軸42Bとで構成されており、
平面視で略「T」字状に形成されている。
【0017】また、ベース板40の内面には円形凹部3
4に嵌合可能な円形凸部44が形成されており、この円
形凸部44の中央から支持台42A内にかけてネジ28
が螺合される非貫通のネジ穴44Aが穿設されている。
そして、その円形凸部44の近傍には、嵌合孔36に挿
嵌可能な嵌合突起46が2個突設されている。
【0018】したがって、ベース板40は、ケース22
の取付凹部32に形成された円形凹部34に円形凸部4
4を嵌合させるとともに嵌合孔36に嵌合突起46を挿
嵌し、ケース22内方側の上端部及び下端部に形成され
た凹部38側からネジ28をネジ孔34A及びネジ穴4
4Aに挿通して螺合することにより、ケース22に取付
固定される。
【0019】一方、ハンドル50は手指で把持可能な細
長い平板状に、TPE(熱可塑性ゴム)等の軟質材で成
形されており、その上端部50A及び下端部50Bに穿
設された軸孔部54に、ベース板40の支持軸42Bを
挿通することにより、ケース22の収納凹部30内に収
納可能に取り付けられるようになっている。すなわち、
このハンドル50の上端部50A及び下端部50Bに
は、図3で示すように、中央に凹部48が形成されると
ともに、その凹部48の両側に取付部52が形成されて
おり、この取付部52には側面視略楕円形状の軸孔部5
4が穿設されている。
【0020】この軸孔部54は、図3(C)で示すよう
に、側面視で上端部50A側は上端が、下端部50B側
は下端が、それぞれ内方側(図2においてケース22
側)に向くように、所定角度α(例えば、約10°)傾
斜しており、ベース板40の支持軸42Bが凹部48側
から嵌入することにより、ベース板40にハンドル50
の上端部50A及び下端部50Bが取付支持されるよう
になっている。なお、このとき、支持軸42Bは、軸孔
部54が側面視略楕円形状に穿設されていることから、
容易に嵌入される。
【0021】そして、図4で示すように、ハンドル50
が収納凹部30内に収納されているときには、そのハン
ドル50の外面がケース22の縁面22A(引戸10の
端面10A)と略同一平面か、又はその縁面22A(端
面10A)よりも内側に収納され、支持軸42Bが軸孔
部54の上下方向内側(上端部50Aは下端側、下端部
50Bは上端側)にそれぞれ位置している。
【0022】しかして、収納凹部30の深さは、ハンド
ル50の厚さと略同じか、それよりも若干大きい程度で
済み、ケース22の奥行き(埋設される部分の高さ)も
それほど必要としないため、引戸10の端面10Aに穿
設する穴部10Bの深さが従来に比べて浅くて済む。つ
まり、引戸10の端面10Aに設ける把手20の深さ方
向の取付スペースを削減することができる。
【0023】一方、ハンドル50をケース22の縁面2
2A(引戸10の端面10A)から突出させる際には、
その上端部50A又は下端部50Bをハンドル50の長
手方向に押圧する。すなわち、例えばハンドル50の上
端部50Aを下方に向けて押圧し、軸孔部54内におけ
る支持軸42Bを上下方向内側から外側(上端側)に向
かって相対的にスライド移動させる。
【0024】すると、その軸孔部54は所定角度α傾斜
しているので、ハンドル50は外方側に向かって押し出
され、かつ、これに伴って、ハンドル50の下端部50
Bにおける支持軸42Bも軸孔部54内を上下方向内側
から外側(下端側)に向かって相対的にスライド移動す
るので、図5で示すように、ハンドル50が側面視略円
弧状に撓み変形し、ケース22の縁面22A(引戸10
の端面10A)より突出する。
【0025】また、図2で示すように、このハンドル5
0の上端部50A及び下端部50Bにはカバー60が被
装されるようになっている。このカバー60は、側面視
略「D」字状に形成され、上端部50Aの上方及び下端
部50Bの下方からそれぞれ被装可能なように、それら
と対向する面側が開口している。また、カバー60の両
側部内面には、軸孔部54と略同形状の嵌合凹部62が
形成されており、軸孔部54を通って取付部52の外方
へ突出している支持軸42Bの先端が嵌入可能になって
いる。
【0026】更に、そのカバー60の両側部内面におけ
る開口側の端部には、ハンドル50の上端部50A及び
下端部50Bの両側方にそれぞれ形成された溝部56
(図3参照)に係合する係合突起64が突設されてい
る。そして、カバー60の内方側の壁部には、支持台4
2Aを許容する切欠部68が形成されており、その壁部
の内面で、開口側の端部には係合突起66が突設されて
いる。
【0027】しかして、このカバー60をハンドル50
の上端部50A及び下端部50Bに被装する際には、そ
の上端部50A及び下端部50Bの両側方に形成された
溝部56に係合突起64を係合させながら開口側からス
ライド移動させる。すると、その溝部56内に突設され
た係止突起58に、それを乗り越えた係合突起64が係
止され、かつ、係合突起66が取付部52の内面側に形
成された段差部53に係止されて、カバー60がハンド
ル50の上端部50A及び下端部50Bにそれぞれ取り
付けられる。
【0028】以上のような構成の把手20において、次
に、その一連の作用について図6乃至図8を基に説明を
する。開口16を閉塞する際には、ケース22の縁面2
2A(引戸10の端面10A)と略同一平面以内に収納
されているハンドル50をその縁面22A(端面10
A)より引き出す。すなわち、ハンドル50はTPE
(熱可塑性ゴム)等の軟質材で成形されているので、そ
の上端部(カバー60の上端部)を、図6で示すよう
に、手指で下方に向けて押圧し、側面視略円弧状に撓み
変形させる。なお、ハンドル50の下端部を上方に向け
て押圧してもハンドル50を同様に撓み変形させられる
ことは言うまでもない。
【0029】こうして、ハンドル50を側面視略円弧状
に撓み変形させ、ケース22の収納凹部30内、即ちケ
ース22の縁面22A(引戸10の端面10A)から突
出させたら、手指でそのハンドル50を把持して引戸1
0を引張る。すると、図7で示すように、引戸10が引
戸12と壁14の間から引き出され、図8で示すような
取手70が現出される。取手70が現出したら、今度は
その取手70を使って引戸10を閉めるが、このとき、
ハンドル50が側面視で引戸10の端面10Aから突出
した状態のままになっていても、開口16の閉塞が可能
である。
【0030】つまり、図8で示すように、ハンドル50
が突出した状態のまま、引戸10を閉塞方向へ移動さ
せ、開口16を形成する端面16Aにその端面10Aを
当接させても、ハンドル50は軟質材であるので、その
端面16Aを傷つけることはなく、かつ、そのハンドル
50は、突出する方向と反対の方向に加える押圧力によ
り、簡単に撓み変形してケース22の収納凹部30内に
収納されるので、引戸10を閉めるだけで簡単にケース
22内に収納される。
【0031】したがって、ハンドル50をケース22の
収納凹部30内に収納し忘れても、安心して引戸10を
閉めることができる。しかも、このハンドル50は、引
戸10の端面10A(ケース22の縁面22A)と略同
一平面以内、即ちその端面10A(縁面22A)と略同
一平面か、又はその端面10A(縁面22A)よりも内
側になるように収納凹部30内に収納されるので、引戸
10を閉めて開口16を閉塞したときに、その開口16
の端面16Aに引戸10の端面10Aを隙間なく当接さ
せることができ、開口16を完全に閉塞することができ
る。なお、引戸10を開けるときには、ハンドル50は
収納凹部30内に収納されたままの状態になっているの
で、邪魔になるようなことはない。
【0032】このように、ハンドル50は軟質材で成形
され、かつ、その上下両端部が傾斜角度αの軸孔部54
によって互いに接近する方向へスライド移動可能とされ
ているので、長手方向からの押圧により簡単に撓み変形
し、更に、収納凹部30の深さがハンドル50の厚さと
略同じか、それよりも若干大きい程度なので、ケース2
2の収納凹部30内、即ちケース22の縁面22A(引
戸10の端面10A)から側面視略円弧状に容易に突出
される。そして、その突出方向と反対方向(逆方向)の
押圧により簡単に撓み変形してケース22の収納凹部3
0内に収納される。しかして、従来のような収納のため
のバネ機構等が不要となり、構成を単純化することがで
きる。
【0033】また、ハンドル50は軟質材で成形されて
いることから、開口16の端面16Aに衝突させても、
その衝突音を低減させることができる。更に、ケース2
2には曲面凹部26が形成されているので、手指はハン
ドル50の端部をスムーズに押圧することができ、か
つ、その端部への押圧量がハンドル50の撓み変形量に
変換されるだけなので、突出のための押し込みストロー
クが短くて済む。
【0034】以上のような把手20において、次にその
変形例について図9乃至図13を基に説明する。なお、
上記実施例と同等なものには同じ符号を付してその説明
を省略する。また、この変形例における一連の作用につ
いても上記実施例と同様であるので、その詳細な説明を
省略する。図9、図10で示すように、この変形例で
は、ハンドル50の軸孔部54内の形状が上端部50A
と下端部50Bとでは異なっている。
【0035】すなわち、この図示のものは上端部50A
を押圧するようになっているので、押圧されない下端部
50Bの軸孔部54内に、上端部50Aを押圧したとき
に、支持軸42Bが軸孔部54内を移動しないように規
制する規制壁55が形成されている。このように押圧さ
れない方のハンドル50端部の軸孔部54内に規制壁5
5を設けて、支持軸42Bが軸孔部54内においてスラ
イド移動しないように規制すると、他方のハンドル50
端部の押圧により、ハンドル50を容易に撓ませること
が可能となる。
【0036】つまり、図11、図12で示すように、ハ
ンドル50の上端部50Aを下方に向けて押圧すると、
下端部50Bにおいて支持軸42Bは(軸孔部54内を
スライド移動することなく)固定されているので、上端
部50Aにおいてのみ、支持軸42Bが軸孔部54内を
上下方向内側から外側(上端側)に相対的にスライド移
動する。すると、ハンドル50の上端部50Aがその分
下方に移動するので、ハンドル50は外方側へ向かって
スムーズに撓み変形させられる。しかして、上記実施例
の場合に比べて、ハンドル50を容易にケース22の収
納凹部30内、即ちケース22の縁面22A(引戸10
の端面10A)から側面視略円弧状に突出させることが
できる。
【0037】また、更に別の変形例を説明すると、図1
3で示すように、例えば上端部50Aの近傍でハンドル
50を分割し、その分割した部分を、軸部57を介して
回動自在に枢支連結するようにしてもよい。この場合、
ハンドル50が軟質材である必要はないが、軟質材であ
る方が好ましい。また、このハンドル50においても、
押圧されない下端部50Bの軸孔部54内には、上記変
形例と同様の規制壁55が形成されることが望ましい。
このような構成のハンドル50は、上記変形例と同様
に、上端部50Aを下方に向けて押圧することにより、
簡単にハンドル50をケース22の縁面22A(引戸1
0の端面10A)から突出させることができる。
【0038】すなわち、ハンドル50の上端部50Aを
下方に向けて押圧すると、下端部50Bにおいて支持軸
42Bは(軸孔部54内をスライド移動することなく)
固定されているので、上端部50Aにおいてのみ、支持
軸42Bが軸孔部54内を上下方向内側から外側(上端
側)に相対的にスライド移動する。すると、ハンドル5
0の上端部50Aがその分下方に移動するので、ハンド
ル50は、図13(A)で示すように、軸部57を中心
として、上側(枢支部)が反時計方向、下側が時計方向
の上下逆方向に回動し、その枢支連結部分が外方側へ突
出する。しかして、上記実施例の場合に比べて、ハンド
ル50を容易にケース22の収納凹部30内、即ちケー
ス22の縁面22A(引戸10の端面10A)から突出
させることができる。
【0039】なお、上記実施例及び変形例において、図
13(B)で示すように、上側(押圧する側)の曲面凹
部26を下側(押圧しない側)よりも広く形成し、その
面に押圧方向を示す矢印69を表示すると、使用者が把
手20、即ちハンドル50の使い方を一目で把握できる
ので好ましい。また、上記変形例において、下端部50
Bの軸孔部54を側面視略円形状にして、規制壁55を
設けないようにしてもよいが、軸孔部54を側面視略楕
円形状にして、規制壁55を設けるようにした方が、支
持軸42Bを軸孔部54に容易に嵌め込むことができる
ので好ましい。
【0040】何れにしても、本発明に係る把手20は、
上記実施例及び変形例で説明した引戸10以外に、机の
抽斗やスーツケース等の鞄、各種収納庫等の把手として
好適に使用できる。したがって、その適用範囲は広い。
【0041】
【発明の効果】以上、本発明によれば、把手のハンドル
を片手で簡単に凹部から突出させることができる。した
がって、例えば引戸に用いた場合、片手で簡単に引戸を
収納部等から引き出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る把手を備えた引戸全体を示す概略
斜視図
【図2】本発明に係る把手の分解斜視図
【図3】(A)本発明に係る把手のハンドル端部の背面
図 (B)本発明に係る把手のハンドル端部の平面図 (C)本発明に係る把手のハンドル端部の側面図
【図4】本発明に係る把手のハンドル収納状態を示す概
略側断面図
【図5】本発明に係る把手のハンドル引出状態を示す概
略側断面図
【図6】本発明に係る把手を備えた引戸を別の引戸と壁
の間に収納した様子を示す概略斜視図
【図7】本発明に係る把手を備えた引戸を別の引戸と壁
の間から引き出す様子を示す概略斜視図
【図8】本発明に係る把手を備えた引戸により開口を閉
塞する様子を示す概略斜視図
【図9】本発明に係る別実施例把手の分解斜視図
【図10】(A)本発明に係る別実施例把手のハンドル
端部の背面図 (B)本発明に係る別実施例把手のハンドル端部の平面
図 (C)本発明に係る別実施例把手のハンドル端部の側面
【図11】本発明に係る別実施例把手のハンドル収納状
態を示す概略側断面図
【図12】本発明に係る別実施例把手のハンドル引出状
態を示す概略側断面図
【図13】(A)本発明に係る別実施例把手のハンドル
引出状態を示す概略側断面図 (B)本発明に係る別実施例把手のハンドルの概略正面
【図14】従来の把手を備えた引戸を示す概略斜視図
【符号の説明】
10 引戸 20 把手 22 ケース(被装着部) 50 ハンドル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被装着部の被装着面と略同一平面以内
    で、かつ凹部内へ収納可能に設けられ、長手方向からの
    押圧操作により両端部の少なくとも一方が移動して、前
    記凹部から出入するハンドルを備えたことを特徴とする
    把手。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルは、長手方向からの押圧操
    作により撓み変形して、前記凹部から突出することを特
    徴とする請求項1に記載の把手。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルは、移動する枢支部を介し
    て連結され、長手方向からの押圧操作により前記枢支部
    が回動して、前記凹部から突出することを特徴とする請
    求項1に記載の把手。
  4. 【請求項4】 前記ハンドルは、突出方向と逆方向の押
    圧により、前記凹部内へ収納されることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の把手。
  5. 【請求項5】 前記ハンドルは、軟質材で成形されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の把
    手。
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