JP2003193598A - 可動間仕切壁の固定構造 - Google Patents

可動間仕切壁の固定構造

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JP2003193598A
JP2003193598A JP2001392649A JP2001392649A JP2003193598A JP 2003193598 A JP2003193598 A JP 2003193598A JP 2001392649 A JP2001392649 A JP 2001392649A JP 2001392649 A JP2001392649 A JP 2001392649A JP 2003193598 A JP2003193598 A JP 2003193598A
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Yoshiaki Kaji
良明 鍜治
Yoshitaka Kurihara
善隆 栗原
Tomoe Yamamoto
智栄 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間仕切壁パネルが、がたつくおそれがなく、
本格的な壁を形成することができる可動間仕切壁の固定
構造を提供する。 【解決手段】 上吊された間仕切壁パネル1を並べて構
成される可動間仕切壁の固定構造において、これに落と
し棒2を設け、床面に設けた落とし棒2の外径と略同一
の内径を有する部位3aと、前記落とし棒2の外径より
も大きい内径を有する部位3bとを備えた開口周縁部3
を有するヒジツボ4に、係入された落とし棒2の下端部
2aを、前記部位3aに付勢するバネ手段5を有するの
で、ヒジツボ開口周縁部3の落とし棒2の外径よりも大
きい内径を有する部位3bを利用して、落とし棒下端部
2aの係入が容易である一方、これが、バネ手段5によ
り、ヒジツボ4の開口周縁部3の前記部位3aに付勢、
嵌合され、係入された落とし棒下端部2aとヒジツボ開
口周縁部3との”がたつき”を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動間仕切壁の固
定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の室内を間仕切壁パネル1
で仕切って可動間仕切壁を形成する場合には、例えば、
図7に示すように、天井面に取り付けた上レール8にラ
ンナ9を介してスライド自在に所望枚数の間仕切壁パネ
ル1を吊り下げ支持し、該間仕切壁パネル1の下端部に
昇降自在に装着した落とし棒2を床面に埋設したヒジツ
ボ4に落とし込んで間仕切壁パネル1を固定して可動間
仕切壁を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
例示した従来の可動間仕切壁においては、間仕切壁パネ
ル1の幅方向の誤差や、落とし棒2の取付誤差を吸収す
るために、落とし棒2の外径寸法に対してヒジツボ4の
内径寸法を大きくする必要があるため、間仕切壁パネル
1がスライド方向と同一方向、またはこれと直交する方
向にがたつき、建具のイメージが避けられず、本格的な
壁とはいい難いという問題があった。
【0004】このような問題点に対して、落とし棒或い
はヒジツボの構造に工夫を加えて、解決を図るべく、い
くつかの試みが行なわれている。例えば、実開平4−1
970号公報には、落とし棒の先端部を円錐形にして、
ヒジツボへの係入に際して”がたつき”を抑制しようと
する試みが開示されているが、落とし棒の外径とヒジツ
ボの内径とが、略同一でないと上記の”がたつき”を最
終的に抑制することは難しいと思われる。一方、本願出
願人も既に、ヒジツボを楕円形にしたものを発明し、相
当の効果を有することを見出している(特願2000−
219188)。しかし、未だ上記した”がたつき”の
問題を完全に解消するには至っていない。なお、実開平
6−16697号公報には、落とし棒とこれを保持する
扉体とを一体化して、騒音の発生を抑制する構造が開示
されているが、上記の問題点の解決に、直接繋がるもの
ではない。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、間仕切壁パネルがスライ
ド方向と直交方向や、スライド方向にがたつくおそれが
なく、本格的な壁を形成することができる可動間仕切壁
の固定構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の可動間仕切壁の固定構造にあ
っては、上吊された可動間仕切壁に上下動可能な落とし
棒を設け、固定状態においては、床面に設けた前記落と
し棒の外径と略同一の内径を有する部位と、前記落とし
棒の外径よりも大きい内径を有する部位とを備えた開口
周縁部を有するヒジツボに、前記落とし棒の下端部を係
入可能とする一方、固定解除状態においては、前記落と
し棒を前記ヒジツボから離脱、保持可能に形成した可動
間仕切壁の固定構造であって、前記固定状態において、
係入された前記落とし棒の下端部を、前記開口周縁部の
前記落とし棒の外径と略同一の内径を有する部位に付勢
するバネ手段を前記可動間仕切壁に配設していることを
特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る発明の可動間仕切壁の固定
構造にあっては、請求項1記載の可動間仕切壁の固定構
造において、前記ヒジツボの前記開口周縁部の形状が、
略玉子型形状であることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に係る発明の可動間仕切壁の固定
構造にあっては、請求項1記載の可動間仕切壁の固定構
造において、前記ヒジツボの前記開口周縁部の形状が、
略だるま型形状であることを特徴とするものである。
【0009】請求項4に係る発明の可動間仕切壁の固定
構造にあっては、請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載の可動間仕切壁の固定構造において、前記固定解除状
態における前記バネ手段が、上記付勢を軽減し、前記ヒ
ジツボの前記開口周縁部の、前記落とし棒の外径よりも
大きい内径を有する部位に、前記落とし棒の下端部を係
入可能に形成されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項5に係る発明の可動間仕切壁の固定
構造にあっては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の可動間仕切壁の固定構造において、前記固定解除状
態における前記バネ手段が、前記落とし棒の側面に設け
た凹部に嵌入されることにより上記付勢を軽減すること
を特徴とするものである。
【0011】請求項6に係る発明の可動間仕切壁の固定
構造にあっては、請求項1乃至請求項5のいずれかに記
載の可動間仕切壁の固定構造において、前記バネ手段よ
りも弱い弾性力で、前記落とし棒に前記バネ手段とは反
対方向の付勢を与える第二のバネ手段を前記可動間仕切
壁に配設したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。なお、本発明に係る可動間仕切壁の固
定構造は、下記の実施形態にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。図1は、本発明の可動間
仕切壁の固定構造の基本構成の要部を示す斜視図であ
る。一方、図2は、本発明の可動間仕切壁の固定構造の
パネル固定時の各部材の位置関係の概略を示すもので、
(a)は、落とし棒2の中心軸と二つのバネ手段5及び
6を含む面での断面図、(b)は、(a)のA−A’を
含む面での断面図である。さらに、図3は、本発明の可
動間仕切壁の固定構造のパネル固定解除時の各部材の位
置関係の概略を示すもので、(a)は、落とし棒の中心
軸と二つのバネ手段5及び6を含む面での断面図、
(b)は、(a)のB−B’を含む面での断面図であ
る。図4は、本発明の可動間仕切壁の固定構造における
ヒジツボ4の異なる実施形態を示す図である。図5は、
本発明の可動間仕切壁の固定構造の実施形態を示すもの
で、(a)は、上面図(なお、図中、Aは、間仕切壁パ
ネルのスライド方向、Bは、かかるスライド方向と直交
する方向を示す。)、(b)は、正面図である。図6
は、図5に示す本発明の可動間仕切壁の固定構造の実施
形態におけるヒジツボ4の形状を示すもの(なお、図
中、Aは、間仕切壁パネルのスライド方向を示す。)
で、夫々(a)は、ヒジツボ4aを示す概略図、(b)
は、ヒジツボ4bを示す概略図、(c)は、ヒジツボ4
cを示す概略図である。図7は、従来例に係る可動間仕
切壁の概略を示す正面図である。
【0013】即ち、本実施形態の可動間仕切壁の固定構
造は、上吊された間仕切壁パネル1を並べて構成される
もの(全体の構成は、後述の図5参照)で、図1に示す
ように、これに上下動可能な落とし棒2を設け、固定状
態においては、床面に設けた前記落とし棒2の外径と略
同一の内径を有する部位3aと、前記落とし棒2の外径
よりも大きい内径を有する部位3bとを備えた開口周縁
部3を有するヒジツボ4に、前記落とし棒2の下端部2
aを係入可能とする一方、固定解除状態においては、前
記落とし棒2を前記ヒジツボ4から離脱、保持可能に形
成した可動間仕切壁の固定構造であって、前記固定状態
において、係入された前記落とし棒2の下端部2aを、
前記開口周縁部3の前記落とし棒2の外径と略同一の内
径を有する部位3aに付勢するバネ手段5を前記間仕切
壁パネル1に配設する一方、前記バネ手段5よりも弱い
弾性力で、前記落とし棒に前記バネ手段とは反対方向の
付勢を与える第二のバネ手段6を前記間仕切壁パネル1
に配設するものである。
【0014】この結果、このような可動間仕切壁の固定
構造によれば、ヒジツボ開口周縁部3の落とし棒2の外
径よりも大きい内径を有する部位3bを利用して、後述
する間仕切壁パネル1の幅方向の誤差や、落とし棒2の
取付誤差を吸収でき、落とし棒下端部2aの係入が容易
であることに加えて、係入された落とし棒下端部2a
が、バネ手段5により、ヒジツボ4の開口周縁部3の前
記落とし棒2の外径と略同一の内径を有する部位3aに
付勢され、落とし棒下端部2aと、ヒジツボ4の開口周
縁部3の前記落とし棒2の外径と略同一の内径を有する
部位3aとが嵌合状態となり、係入された落とし棒下端
部2aとヒジツボ開口周縁部3とが、がたつくことはな
くなり、間仕切壁パネル1におけるスライド方向と同一
または直交方向の”がたつき”の問題が解消され、ひい
ては、間仕切壁パネル1によっても、建具のイメージを
払拭した本格的な壁を形成することができることとな
る。
【0015】また、バネ手段5よりも弱い弾性力で、落
とし棒2にバネ手段5とは反対方向の付勢を与える第二
のバネ手段6を有するので、固定解除状態における落と
し棒2の”ふらつき”が、防止でき、安定的に保持さ
れ、落とし棒下端部2aのヒジツボ4への係入が一層、
容易且つ確実にできることとなる。
【0016】さらに、本実施形態においては、図2に示
すように、固定状態においては、上述したように、バネ
手段5が、係入された前記落とし棒2の下端部2aを、
前記開口周縁部3の前記落とし棒2の外径と略同一の内
径を有する部位3aに付勢する一方、図3に示すよう
に、固定解除状態においては、バネ手段5が、落とし棒
2の側面に設けた凹部7に嵌入されることにより、上記
付勢を軽減し、前記ヒジツボ4の前記開口周縁部3の、
前記落とし棒の外径よりも大きい内径を有する部位3b
に、前記落とし棒2の下端部2aを係入可能に形成され
ているというものである。この結果、落とし棒下端部2
aのヒジツボ4への係入が確実にできることとなる。
【0017】なお、上記図1乃至図3においては、ヒジ
ツボ4は、開口周縁部3が、略玉子型形状を有するヒジ
ツボ4aであったが、開口周縁部3の形状は、これのみ
に限定されるものではなく、例えば、図4に示すよう
な、開口周縁部3が、略だるま型形状を有するヒジツボ
4bのようなものであってもよく、固定状態において、
落とし棒2の外径と略同一の内径を有する部位3aと、
前記落とし棒2の外径よりも大きい内径を有する部位3
bとを備えた開口周縁部3を有するものであれば、上記
課題解決に寄与する限りにおいて特に限定されない。
【0018】本発明の可動間仕切壁の固定構造は、例え
ば、図5に示すように、従来と同様にして、天井面に取
り付けた上レール8にランナ9を介してスライド自在に
所望枚数の間仕切壁パネル1を吊り下げ支持し、該間仕
切壁パネル1の下端部に昇降自在に装着した落とし棒2
を床面に埋設したヒジツボ4に落とし込んで間仕切壁パ
ネル1を固定して間仕切壁パネル1を形成する場合に特
に有効である。
【0019】即ち、仕舞材12側の始端の間仕切壁パネ
ル1aに装着した落とし棒2を落とし込むヒジツボ4c
(図6(c))のみを、その開口周縁部3の内径が落と
し棒2の外径と略同一の内径(僅かに大きめ)の真円形
に形成すると共に、その他の間仕切壁パネル1に昇降自
在に装着した落とし棒2を落とし込むヒジツボ4を、上
記略玉子型形状を有するヒジツボ4a(図6(a))或
いは、略だるま型形状を有するヒジツボ4b(図6
(b))等、固定状態において、落とし棒2の外径と略
同一の内径を有する部位3aと、前記落とし棒2の外径
よりも大きい内径を有する部位3bとを備えた開口周縁
部3を有するものとし、かつ、隣設する間仕切壁パネル
1を引き寄せて密着緊結させて連結する引き寄せ固定具
11を、隣接する間仕切壁パネル1の連結部に装着して
形成することができる。この場合、仕舞材12側の始端
の間仕切壁パネル1aは、仕舞材12内部での微調整が
可能なので、ヒジツボ4cの開口周縁部3の内径が落と
し棒2の外径と略同一の内径(僅かに大きめ)の真円形
であっても、落とし棒2を確実にヒジツボ4cに係入さ
せることができる。
【0020】一方、仕舞材12側の始端の間仕切壁パネ
ル1aに連結された2枚目以降の間仕切壁パネル1につ
いては、間仕切壁パネル1の幅方向の連結に起因する誤
差、落とし棒2或いは、ヒジツボ4の設置誤差等によ
り、落とし棒2が、予定の設置位置から、若干外れて
も、ヒジツボ4の開口周縁部3が、落とし棒2の外径よ
りも大きい内径を有する部位3bとを備えているので、
確実にヒジツボ4に係入させることができ、しかも、係
入された落とし棒2の下端部2aが、バネ手段5によ
り、ヒジツボ開口周縁部3の前記落とし棒2の外径と略
同一の内径を有する部位3aに付勢され、落とし棒下端
部2aと嵌合状態となり、ヒジツボ開口周縁部3での”
がたつき”を抑えることができるというものである。
【0021】即ち、この場合、間仕切壁パネル1のスラ
イド方向(図5におけるAの方向)に関しては、仕舞材
12側の始端の間仕切壁パネル1aに設置した落とし棒
2が、この外径と略同一の内径(僅かに大きめ)の真円
形の開口周縁部3を有するヒジツボ4cに確実に係入す
ること、及び引き寄せ固定具11により”がたつき”を
抑えることができ、一方、間仕切壁パネル1のスライド
方向と直交する方向(図5におけるBの方向)に関して
は、係入された落とし棒2が、バネ手段5によりヒジツ
ボ開口周縁部3に付勢され、嵌合状態となって、ヒジツ
ボ開口周縁部3での”がたつき”を抑えることができ、
結果として、間仕切壁パネル1によっても、建具のイメ
ージを払拭した本格的な壁を形成することができること
となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜請求項3に係
る発明の可動間仕切壁の固定構造にあっては、上吊され
た可動間仕切壁に上下動可能な落とし棒を設け、固定状
態においては、床面に設けた前記落とし棒の外径と略同
一の内径を有する部位と、前記落とし棒の外径よりも大
きい内径を有する部位とを備えた開口周縁部を有するヒ
ジツボに、前記落とし棒の下端部を係入可能とする一
方、固定解除状態においては、前記落とし棒を前記ヒジ
ツボから離脱、保持可能に形成した可動間仕切壁の固定
構造であって、前記固定状態において、係入された前記
落とし棒の下端部を、前記開口周縁部の前記落とし棒の
外径と略同一の内径を有する部位に付勢するバネ手段を
前記可動間仕切壁に配設していることを特徴とするの
で、ヒジツボ開口周縁部の落とし棒の外径よりも大きい
内径を有する部位を利用して、間仕切壁パネルの幅方向
の誤差や、落とし棒の取付誤差を吸収でき、落とし棒下
端部の係入が容易であることに加えて、係入された落と
し棒下端部が、バネ手段により、ヒジツボ開口周縁部の
前記落とし棒の外径と略同一の内径を有する部位に付勢
され、落とし棒下端部と、ヒジツボ開口周縁部の前記落
とし棒の外径と略同一の内径を有する部位とが嵌合状態
となり、係入された落とし棒下端部とヒジツボ開口周縁
部とが、がたつくことはなくなり、間仕切壁パネルにお
けるスライド方向と同一または直交方向の”がたつき”
の問題が解消され、ひいては、間仕切壁パネルによって
も、建具のイメージを払拭した本格的な壁を形成するこ
とが可能になるという優れた効果を奏する。
【0023】請求項4〜請求項5に係る発明の可動間仕
切壁の固定構造にあっては、請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の可動間仕切壁の固定構造において、前記
固定解除状態における前記バネ手段が、上記付勢を軽減
し、前記ヒジツボの前記開口周縁部の、前記落とし棒の
外径よりも大きい内径を有する部位に、前記落とし棒の
下端部を係入可能に形成されていることを特徴とするの
で、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、落とし棒下端部のヒジツボへの係入が確実
にできるという優れた効果を奏する。
【0024】請求項6に係る発明の可動間仕切壁の固定
構造にあっては、請求項1乃至請求項5のいずれかに記
載の可動間仕切壁の固定構造において、前記バネ手段よ
りも弱い弾性力で、前記落とし棒に前記バネ手段とは反
対方向の付勢を与える第二のバネ手段を前記可動間仕切
壁に配設したことを特徴とするので、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、固定解除
状態における落とし棒の”ふらつき”が、防止でき、安
定的に保持され、落とし棒下端部のヒジツボへの係入が
一層、容易且つ確実にできるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動間仕切壁の固定構造の基本構成の
要部を示す斜視図である。
【図2】本発明の可動間仕切壁の固定構造のパネル固定
時の各部材の位置関係の概略を示すもので、(a)は、
落とし棒の中心軸と二つのバネ手段を含む面での断面
図、(b)は、(a)のA−A’を含む面での断面図で
ある。
【図3】本発明の可動間仕切壁の固定構造のパネル固定
解除時の各部材の位置関係の概略を示すもので、(a)
は、落とし棒の中心軸と二つのバネ手段を含む面での断
面図、(b)は、(a)のB−B’を含む面での断面図
である。
【図4】本発明の可動間仕切壁の固定構造におけるヒジ
ツボの異なる実施形態を示す図である。
【図5】本発明の可動間仕切壁の固定構造の実施形態を
示すもので、(a)は、上面図(なお、図中、Aは、間
仕切壁パネルのスライド方向、Bは、かかるスライド方
向と直交する方向を示す。)、(b)は、正面図であ
る。
【図6】図5に示す本発明の可動間仕切壁の固定構造の
実施形態におけるヒジツボ4の形状を示すもの(なお、
図中、Aは、間仕切壁パネルのスライド方向を示す。)
で、夫々(a)は、ヒジツボ4aを示す概略図、(b)
は、ヒジツボ4bを示す概略図、(c)は、ヒジツボ4
cを示す概略図である。
【図7】従来例に係る可動間仕切壁の概略を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 間仕切壁パネル 2 落とし棒 2a 下端部(落とし棒2) 3 開口周縁部(ヒジツボ4) 3a 開口周縁部(ヒジツボ4) 3b 開口周縁部(ヒジツボ4) 4 ヒジツボ 4a ヒジツボ 4b ヒジツボ 4c ヒジツボ 5 バネ手段 6 バネ手段 7 凹部(落とし棒2) 8 上レール 9 ランナ 10 床面 11 引き寄せ固定具 12 仕舞材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 智栄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上吊された可動間仕切壁に上下動可能な落
    とし棒を設け、固定状態においては、床面に設けた前記
    落とし棒の外径と略同一の内径を有する部位と、前記落
    とし棒の外径よりも大きい内径を有する部位とを備えた
    開口周縁部を有するヒジツボに、前記落とし棒の下端部
    を係入可能とする一方、固定解除状態においては、前記
    落とし棒を前記ヒジツボから離脱、保持可能に形成した
    可動間仕切壁の固定構造であって、前記固定状態におい
    て、係入された前記落とし棒の下端部を、前記開口周縁
    部の前記落とし棒の外径と略同一の内径を有する部位に
    付勢するバネ手段を前記可動間仕切壁に配設しているこ
    とを特徴とする可動間仕切壁の固定構造。
  2. 【請求項2】前記ヒジツボの前記開口周縁部の形状が、
    略玉子型形状であることを特徴とする請求項1記載の可
    動間仕切壁の固定構造。
  3. 【請求項3】前記ヒジツボの前記開口周縁部の形状が、
    略だるま型形状であることを特徴とする請求項1記載の
    可動間仕切壁の固定構造。
  4. 【請求項4】前記固定解除状態における前記バネ手段
    が、上記付勢を軽減し、前記ヒジツボの前記開口周縁部
    の、前記落とし棒の外径よりも大きい内径を有する部位
    に、前記落とし棒の下端部を係入可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の可動間仕切壁の固定構造。
  5. 【請求項5】前記固定解除状態における前記バネ手段
    が、前記落とし棒の側面に設けた凹部に嵌入されること
    により上記付勢を軽減することを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の可動間仕切壁の固定構
    造。
  6. 【請求項6】前記バネ手段よりも弱い弾性力で、前記落
    とし棒に前記バネ手段とは反対方向の付勢を与える第二
    のバネ手段を前記可動間仕切壁に配設したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれか可動間仕切壁の固
    定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106149924A (zh) * 2015-04-10 2016-11-23 北新集团建材股份有限公司 一种墙板组合连接件、墙板的连接结构及连接方法
CN113492302A (zh) * 2020-04-07 2021-10-12 日高精机株式会社 棒体排列装置

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