JP3155232U - サッシ窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】防犯効果の高いサッシ窓を提供する。【解決手段】内召合わせ框18Bに設けられた施錠手段30に対し、この施錠手段の解錠を行うことができる解錠治具の解錠操作を妨げる阻止手段50が内召合わせ框18B又は外召合わせ框18A側に設けられている。阻止手段は、内召合わせ框18Bの上端面と上レール22,24の空間42の一部を閉塞する閉塞板50Aである。外召合わせ框18A側に取り付けるときは、L字状板体が使用される。閉塞板50Aによって空間42のうち、特に室内側の空隙が閉塞されるから、施錠手段を解錠するために使用される解錠治具の空間42側からの室内への侵入を阻止できる。これによって、解錠治具による施錠手段に対する解錠操作を確実に阻止できるため、防犯効果の高いサッシ窓を実現できる。【選択図】 図1

Description

この考案はサッシ窓に関する。特に、施錠手段が簡単に解錠できないような阻止手段を備えたサッシ窓に関する。
住宅などで多用されている例えばアルミサッシ製の引き違い窓(サッシ窓)で、股木式のものは図18に示すような構造となっている。
図18は左前の構成例であって、左前(屋外)側を左側にして図示したときの図である。躯体の窓枠のうち上部窓枠側には、並行する2本の上レールからなるレール部材20が固定され、床面側に突出した所定長の外側上レール22には外窓10Aが嵌め込まれ、そして同様構成の内側上レール24には内窓10Bが嵌め込まれる。
そのため、それぞれの外窓10Aおよび内窓10Bを構成する框のうち上框(外側上框12Aおよび内側上框12B)には、左右の上レール22,24を跨いで嵌め込みができるような嵌合溝14A、14Bが設けられている。
それぞれの嵌合溝14A,14Bには断面U字状をなす緩衝部材46A,46B取着されている。上レール22,24と嵌合溝14A,14Bとが直接接触しないようにするためである。
内窓10Bの内召合わせ框18Bの側面所定位置には施錠手段30が取り付けられている。施錠手段30としては周知の施錠手段(図では、クレセント錠)が、外窓10Aの外ガラス16Aと対峙するように取り付けられている。
ここで、外窓10Aと内窓10Bを窓枠に設置するには、それぞれの嵌合溝14A,14Bに対応する上レール22,24を挟み込んだ状態で、上レール22,24側に持ち上げて窓枠の下レールに戸車(何れも、図示はしない)を嵌め込む。これで窓枠へのサッシ窓10の設置が完了する。
このように外窓10Aと内窓10Bのそれぞれを上方に持ち上げた状態で設置するため、上レール22,24の高さはそれぞれ所定の長さに選定されると共に、上レール22,24の端部と嵌合溝14A,14Bの底部との間には、所定長さの間隙40が生ずる。
その結果として、並行する2本の上レール22,24と上框12A,12Bとで囲まれる間には、上述した間隙40に相当する空間(空隙)42が生ずることになる。この空間は、高さにして10〜15mm程度となる(サッシ窓のメーカによって相違する)。
なお、引き違い戸における防犯対策として従来では特許文献1〜3などが知られている。特許文献1では、外部からの解錠を困難にするも、室内からの解錠を容易にした補助錠が提案されている。特許文献2では、外側上框近くに警報兼ロックプレートを設置する技術が提案されている。特許文献3には、外部からの不正な侵入を防止すると共に、幼児などによる不意の施錠・解錠を防止できるようにしたクレセント錠が開示されている。
何れの技術も、レール部材20と外側上框12Aおよび内側上框12Bとで形成される空間を考慮した防犯技術は開示されていない。
特許公開2008−127772号公報 特許公開2008−13981号公報 特許公開2007−100377号公報
ところで、上述したように上框12A,12Bの上端面がレール部材20の天板26側近くまで来るように上述した戸車の位置を調整すると、窓枠の下側に敷設された下レールより雨滴などが入りやすくなる。そのため、通常はガラス窓が外れない適当な位置で調整することになるが、そうすると、どうしても上述した空隙(上レールの天板26側と上框12A,12Bとのなす間隔)は、上述したように10〜15mmの間隙となってしまう。
サッシ窓10を利用する上で必要なこの空隙は、時と場合によっては内召合わせ框18Bに取り付けられた施錠手段30を、外部から操作できる空隙としても利用できてしまう。
つまり、この空隙を利用して屋外から室内側に、適当に加工された解錠治具を侵入させることができなくはない。侵入されてしまうと施錠手段を操作することも可能になり兼ねないからである。
そこでこの考案はこのような従来の課題を解決したものであって、上レールと上框との間の空間、空隙からの侵入を阻止できる阻止手段を備えたサッシ窓を提案するものである。
上述の課題を解決するためこの考案に係るサッシ窓は、内召合わせ框に設けられた施錠手段に対し、この施錠手段の解錠を行うことができる解錠治具の解錠操作を妨げる阻止手段が上記内召合わせ框又は外召合わせ框側に設けられたことを特徴とする。
阻止手段は、解錠操作としても使用できるようにした解錠治具が上レールと上框との間の空隙から室内に侵入して施錠手段を操作できないようにするためのものであるから、阻止手段として平板を使用する場合には、この空隙の一部をそのまま閉塞できる閉塞板を、空隙内に臨むように内召合わせ框側に取り外し自在に取り付ける。取り外せるようにするのは、閉塞板を外さないと、ガラス窓を外すことができないからである。
阻止手段としてL字状の板体を使用するときは、内召合わせ框の側面に合わせて、外召合わせ框に連なる上框に取り外し自在に取り付ける。そうすると、L字状板体の遊端側が内召合わせ框の側面と対峙するため、上述の空隙を通して解錠治具が侵入しても、このL字状板体で施錠手段側への侵入を阻止できる。
この場合の阻止手段は、外出するときなど防犯が必要なときに取り付ける。そうしないと、ガラス窓の開閉操作ができなくなるからである。したがって、外出から戻ったときには、この阻止手段を外しておくことになる。
阻止手段として、L字状板体を使用する場合は、さらに施錠手段に近接した位置であって、施錠手段の上端側の内召合わせ框側面に取り付けることもできる。こうすれば、L字状板体の遊端部が施錠手段の上面側を塞ぐので解錠治具がたとえ侵入しても施錠手段の解錠操作を阻止できる。
施錠手段の近くに阻止手段であるL字状板体をセットできるので、阻止手段の取り付け、取り外しを簡単に行うことができる。施錠手段の近くに阻止手段を設置する場合には、阻止手段が取り付けられていても、ガラス窓の開閉に支障を来さないので、外出の都度取り付ける必要はない。したがってこの阻止手段は常設でもよい。
阻止手段は、サッシ窓の備品としてあるいは補助備品(部品)として提供できる。
ガラス窓の上框と上レールとの空隙からの侵入を阻止するか、侵入しても施錠手段を操作できないようにすることができるから、サッシ窓の解錠を確実に阻止できるようになり、防犯に優れたサッシ窓を提供できる。
この考案に係るサッシ窓の一例を示す要部の縦断面図である。 その平面図である。 この考案に使用した阻止手段の一例を示す構成図である。 阻止手段の他の例を示す構成図である(その1) 阻止手段の他の例を示す構成図である(その2)。 阻止手段の他の例を示す構成図である(その3)。 阻止手段の他の例を示す構成図である(その4) 阻止手段の他の例を示す構成図である(その5)。 この考案の他の例を示す図1と同様な要部断面図である。 その平面図である。 その上面図である。 この考案の他の例を示す図1と同様な要部断面図である。 その平面図である。 図12の変形例を示す要部縦断面図である。 その平面図である。 この考案の他の例を示す図1と同様な要部縦断面図である。 補強板体の一例を示す構成図である。 サッシ窓を説明するための縦断面図である。
図1はこの考案に係るサッシ窓の一例である。サッシ窓10としては、股木式の引き違い戸を例示する。引き違い戸としてはさらに左前のサッシ窓を示す。したがって、図1において左側が屋外であり、右側が屋内(室内)であるから、外召合わせ框18Aは左側となり、内召合わせ框18Bは右側に位置する。
窓枠に設けられたレール部材20の平行する2本のレール(上レール)22,24のうち、上レール22には外窓10Aを構成する外側上框12Aが嵌め込まれる。そのため、外側上框12Aの上端中央部には所定の深さの嵌合溝14Aが設けられ、この嵌合溝14Aで外側上レール22を挟み込むことで、外側上レール22に対して摺動自在に取り付けられる。
嵌合溝14Aには、U字状の溝を持った樹脂製の緩衝部材46Aが封着され、これによってガラス窓(外窓10A)のスムーズな開閉操作を実現している。
内窓10Bと内側上レール24との関係も同じであるので、対応する部分には対応する符号を付してその説明は割愛する。
内召合わせ框18Bの側面所定位置には図1に示すように施錠手段30が取り付けられる。施錠手段30としてはクレセントを例示する。この施錠手段30は周知のように施錠本体31に回転自在な把手32aが設けられ、この把手32aにロック片32が固定されている。
一方、外召合わせ框18A側には被ロック片36が取り付け固定され、把手32aを回転させてロック片32を被ロック片36に係合させることで、ガラス窓を施錠できる。この施錠状態はさらにスライドロック片34を操作することで固定できる。
この考案では、内召合わせ框18Bに設けられた施錠手段30に対し、この施錠手段30の解錠を行うことができる解錠治具の解錠操作を妨げる阻止手段50が、内召合わせ框18B又は外召合わせ框18A側に設けられる。
図1に示す阻止手段50は、閉塞板を使用した場合であり、内召合わせ框18Bの上端面とレール部材20との空間(空隙)42の一部、特に図2に示すように内側上框12Bの側面を上方に延長した空間領域側を閉塞(遮蔽)するように閉塞板50Aが取り付けられる。
閉塞板50Aは、図3に示すように平板であって、その本体52の下部側が取り付け部54となされ、その上部側が閉塞部56となされる。閉塞部56は図1に示すような空間42の面内を閉塞できるようにするため、空間42内まで突出したほぼT字状をなすような突部として構成される。このうち左側の方が多少長い。これは閉塞板50Aが内召合わせ框18B側に取り付けられる関係で閉塞部56のうち左側突部56bの方が右側突部56aよりも若干長くなっている。
本体52のうち、取り付け部54と閉塞部56との間には凹部58が形成されているが、これは嵌合溝14Bに封着された緩衝部材46Bを逃げるための凹みである。
ここで、緩衝部材46Bの形状や大きさには決まりがないが、ほぼ同じ形状と大きさのものが市販されているので、凹部58はこれらの形状に合わせた長さLaや深さとなされる。サッシ窓10の取り付け部54の長さLbは任意である。
閉塞板50Aは、内召合わせ框18Bに対して取り付け自在(着脱自在)に取り付けられる。取り外しができるようにしたのは、窓枠から内窓10Bを取り外すことができるようにするためである。
そのため、閉塞板50Aは面ファスナー(ベルクロ)を介して内召合わせ框18Bに取り付けるか、またはビス止めされる。図1に示す例は、面ファスナーを利用した場合であって、図2に示すように内召合わせ框18Bの側面64aに閉塞板50Aの形状に合わせた形状をなす面ファスナー(例えば、メス側ファスナー)60が貼着固定される。同じく閉塞板50Aの面ファスナー60と対峙する閉塞板50Aの面側にオス型の面ファスナー62が貼着固定される。
ここで、空間42を介して屋外より閉塞板50Aのうち、特に閉塞部56を押した場合でも簡単に閉塞板50Aが内召合わせ框18Bより外れないような保持力が得られる貼着力を持った面ファスナー60,62が選ばれる。
内召合わせ框18Bの平面(室内に面する)64bには、保管用に面ファスナー70が貼着されている。これは閉塞板50Aを使用していないときは、この面ファスナー70に閉塞板50Aを貼り付けておくことで、閉塞板50Aを保管できる。
閉塞板50Aは、アルミ材、ステンレス材、プラスチック材などを使用して加工したものが使用される。大きさの一例を説明すると、この実施例では全長が110mm、長さLaが40mm、Lbが60mm、閉塞部56の幅が30mmである。この寸法はあくまでも一例に過ぎない。
さて、このように構成された閉塞板50Aは、図1に示すように2本の上レール22,24と内外の召合わせ框18A、18Bの上端面との間に形成された空間(空隙)42の一部を閉塞するように取り付けられる。閉塞板50Aによって空間42の全てが閉塞されるのではない。図2に示すように、空間42のうち、特に室内側の空隙部分が閉塞板50Aによって閉塞される。
空間42を利用して施錠手段30を解錠しようとする場合には、解錠治具を矢印a方向から室内側に侵入させるが、このとき閉塞板50Aによってその侵入が阻止される。これによって、施錠手段30の解錠操作をほぼ確実に妨げることができ、防犯上極めて有効な手段となる。
図4以下に閉塞板50Aの変形例を示す。図4はビス止めによって内召合わせ框18Bに閉塞板50Aを取り付けられるようにした例である。図3の構成と相違する点のみ記述すると、この例は2つの長孔66a、66bが設けられ、内召合わせ框18B側にビス孔を開けることで閉塞板50Aを取り付けることができる。
長孔66a,66bとしたのは、メーカによって緩衝部材46Bの長さなどが相違しても確実に内召合わせ框18Bの側面64aに取り付けられることを考慮したためである。
図5の例は、図3に対応する変形例であって、閉塞部56として内召合わせ框18Bの上端面側の空間(空隙)42の一部を閉塞できるようにした場合である。右側突部56aのみを備えている。この構成でも十分な阻止効果が得られる。
図6は、ビス止め可能な図4に対応した変形例であって、図5と同様に右側突部56aのみ備えた閉塞部56を有する閉塞板50Aを示す。
図7の例は、図3に対応する変形例であって、閉塞部56として内召合わせ框18Bの上端面側の空間(空隙)42の一部を閉塞できるようにした場合である。単なる突出片となっているが、これでもこの突出片と内側上レール24とのなす空間が殆どなくなるため、解錠治具に対する侵入を阻止でき、十分な阻止効果が得られる。
図8は、ビス止め可能な図4に対応した変形例であって、図7と同様に突出片のみ備えた閉塞部56を有する閉塞板50Aを示す。
上述した閉塞板50Aは平板構成である。図9〜図11に示すのは、L字状板体からなる閉塞板(以下、L字状板体という)50Bを使用した阻止手段の例を示す。L字状板体50Bであるため、このL字状板体50Bは図9および図11に示すように、外召合わせ框18Aに連結された上框(外側上框)12Aの内側平面に取り付けられる。
L字状板体50Bのうち固定片80aは、外側上框12Aのうち内召合わせ框18Bの側面と対峙するように、この内召合わせ框18Bの側面に近接した位置に取り付けられる。このように取り付けると、固定片80aに連なる遊端片80bは図9のように内召合わせ框18Bに対して垂直に起立した状態となる。
内召合わせ框18Bと対峙する遊端片80bの一部には、ゴム材などで加工された緩衝部材82が取着され、内召合わせ框18Bが遊端片80bに当接した場合でも、遊端片80bによって内召合わせ框18Bが傷つかないようにしてある。
外側上框12Aに対するL字状板体50Bの固定は、図1の実施例のように面ファスナーを使用して取り付けるか、ビス止めによる。何れの手段でも採用できる。図9に示したのは、面ファスナー66,68を使用してL字状板体50Bを外側上框12Aに取り付け固定した場合である。外側上框12A側に面ファスナー66が貼着固定され、L字状板体50Bのうち固定片80a側に他方の面ファスナー68が貼着固定される。面ファスナー66,68を使用することでL字状板体50Bの取り外しが自在となるので、この場合もその保管用として内召合わせ框18B側の内側上框12Bの面にL字状板体50Bの一時保管用の面ファスナー(貼り付け用面ファスナー)84が設けられる。
このように外召合わせ框18A側の外側上框12AにL字状板体50Bを取り付けると、図11のように内召合わせ框18Bの側面側を、遊端片80bが塞ぐ形でL字状板体50Bが取り付けられることになる。図9にも示すように、この取り付け状態では内召合わせ框18Bと外召合わせ框18Aのそれぞれの上端側に形成される空間42の一部は閉塞されていないので、遊端片80bまでは解錠治具が到達する。しかし遊端片80bまで到達できても、それより下側への侵入は、この遊端片80bによって阻まれるので、施錠手段30側までの到達を確実に阻止できる。これによって解錠操作を阻止できる。
外出時のような防犯を行うときのみ、L字状板体50Bを外側上框12Aに取り付け、帰宅したような防犯を解除したいときは外して面ファスナー84側を用いて保管する。
サッシ窓10のサイズが大きいときは、外側上框12AにL字状板体50Bをセットすることが困難である。そのような場合には、施錠手段30に近接した位置にセットすることもできる。図12および図13を参照して説明する。
図12および図13に示すように、施錠手段30の上側であって、これと近接した位置に、施錠手段30を塞ぐようにL字状板体50Bが取り付けられる。つまり、遊端片80bが施錠手段30の施錠本体31端面(短辺側)と並行するように設置される。
この場合においても遊端片80bによって解錠治具の侵入を阻止し、施錠手段30の解錠操作に支障を来すように、L字状板体50Bが近接配置される。
内召合わせ框18Bへの取り付けは、図13のように面ファスナー66,68による場合の他に、ビス止めも考えられる。この場合にはビス止めによってL字状板体50Bを内召合わせ框18Bに常設してもガラス窓の開閉には支障を来さないからである。
図14および図15は、上述した実施例を組み合わせた例である。つまり、平板状の閉塞板50AとL字状板体(閉塞板)50Bとを組み合わせた二重の防犯対策例を示す。ただし、取り付け固定手段としては何れも面ファスナーを使用した場合である。
この場合には、仮に平板状の閉塞板50Aが空間42内を侵入した解錠治具によって押し倒されたとしても、L字状板体50Bによって、遊端片80bより下面への侵入を確実に阻止できる。
図16は、図1に示す実施例に対するさらに他の例を示すもので、平板状の閉塞板50Aが面ファスナー60,62によって内召合わせ框18Bに取り付けられている場合の実施例である。
この例では、施錠手段30の下側の所定位置に、内召合わせ框18Bから外召合わせ框18Aの内側壁まで貫通する貫通孔90a〜90cを穿設する。この貫通孔90aから90cまで到達する補助ピン92を差し込む。補助ピン92は、図のように先端が丸みを帯びたピンであって、他端部に把持部94が取着されたものである。
内召合わせ框18Bに穿設された一対の貫通孔90a,90bに差し亘るようにプラスチック製の鍔付きガイド管98が内挿される。ガイド管98の内径は補助ピン92の外径に合わせてある。ガイド管98は補助ピン92を外召合わせ框18Aまで簡単に挿入できるようにするためのガイドとして機能する。
内召合わせ框18Bと対峙する外召合わせ框18Aの一面であって貫通孔90cの外周には補強板100が貼着される。外召合わせ框18Aとしてアルミニウムなどの素材が使用されているときはその肉厚が薄いので、補強板100は使用中の変形などを考慮してその補強用として用いられる。
補強板100は、図17に示すようにアルミニウムやステンレス製の平板構成であって、その面内には複数、この例では3個の透孔101a〜101cが位置をずらして穿設される。ここで、透孔101a側が外召合わせ框18Aの外ガラス16A側に位置し、透孔101cが内召合わせ框18Bの内ガラス16B側に位置するように、補強板100が外召合わせ框18Aに貼着されるものとする。
複数個の透孔101a〜101cを穿設したのは、外召合わせ框18Aの厚みを考慮して使用する透孔を選択できるようにしたもので、厚みが薄く、外召合わせ框18Aに挟持される外ガラス16Aの面と外召合わせ框18Aの一面との間隙が狭いときには、透孔101c側が補助ピン92の貫通用透孔として使用される。
こうすれば、外ガラス16Aの端面に対する補助ピン92の貫通位置が僅かに離れるようになり、補助ピン92によるガラスの破損を回避できるからである。補助ピン92は単一長のものを使用できる他、框の厚みに応じて長さの異なる複数の補助ピン92を用意してもよい。
外出するときに、この補助ピン92を貫通孔90aから貫通孔90cまで通るように差し込んでおけば、解錠治具がたとえ閉塞板50Aを押し倒し、内召合わせ框18Bに沿って施錠手段30側まで侵入して解錠操作を行い、解錠操作が仮に成功したとしても、補助ピン92を引き出さない限り、サッシ窓10を開けることはできない。補助ピン92を引き出すことは殆ど不可能であるから、これによって確実な防犯を実現できる。
なお、補助ピン92の把持部94に面ファスナーを貼着すると共に、内召合わせ框18B側にも保管用に面ファスナーを貼着しておけば、不使用中の補助ピン92が無くなるおそれはない。
補助ピン92の利用は、上述した全ての実施例に適用して同様な効果を得ることできるものであるが、その詳細な説明は割愛する。
このように何れの実施例においても、解錠治具の侵入を効果的に阻止するか、解錠治具が侵入したときでも施錠手段30に対する解錠操作を阻止できるので、施錠手段30が不用意に解錠される虞はなく、極めて防犯効果の高いサッシ窓を少ない部品構成で、安価に提供できる。既に設置されているサッシ窓にも簡単に取り付けることができるのもこの考案における1つの特徴であって、その場合の施工作業やそれに伴う施行費も割安となるので経済性にも優れている。
この考案は、住宅を始めとして建物に取り付けられるあらゆるサッシ窓に適用できる。
10・・・サッシ窓
10A・・・外窓
10B・・・内窓
12A・・・外側上框
12B・・・内側上框
14A、14B・・・嵌合溝、
18A・・・外召合わせ框
18B・・・内召合わせ框
22・・・外側上レール
24・・・内側上レール
30・・・施錠手段
42・・・空間(空隙)
50・・・阻止手段
50A・・・閉塞板
50B・・・L字状板体
92・・・補助ピン

Claims (6)

  1. 内召合わせ框に設けられた施錠手段に対し、この施錠手段の解錠を行うことができる解錠治具の解錠操作を妨げる阻止手段が上記内召合わせ框又は外召合わせ框側に設けられた
    ことを特徴とするサッシ窓。
  2. 上記阻止手段は、上記内召合わせ框の上端面と上レールとの空間の一部を閉塞する閉塞板である
    ことを特徴とする請求項1記載のサッシ窓。
  3. 上記阻止手段は、上記内召合わせ框の上端面と外召合わせ框および上レールとの空間の一部を閉塞する閉塞板である
    ことを特徴とする請求項1記載のサッシ窓。
  4. 上記阻止手段は、平板又はL字状の板体であり、ビスまたは面ファスナーによって上記内召合わせ框又は外召合わせ框側の上框に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載のサッシ窓。
  5. L字状板体で構成される阻止手段は、上記施錠手段よりも上面であって、上記施錠手段よりも上端側に位置する内召合わせ框側に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のサッシ窓。
  6. 上記施錠手段が取り付けられた内召合わせ框側より外召合わせ框側まで貫通するように開閉阻止用の補助ピンが設けられたことを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載のサッシ窓。
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