JP2003193476A - 堤壁の構築方法、ケーソン、及びケーソンの据付構造 - Google Patents

堤壁の構築方法、ケーソン、及びケーソンの据付構造

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JP2003193476A
JP2003193476A JP2001393549A JP2001393549A JP2003193476A JP 2003193476 A JP2003193476 A JP 2003193476A JP 2001393549 A JP2001393549 A JP 2001393549A JP 2001393549 A JP2001393549 A JP 2001393549A JP 2003193476 A JP2003193476 A JP 2003193476A
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JP
Japan
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caisson
waste
bank wall
bank
landfill
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JP2001393549A
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English (en)
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Yoshikazu Tsuchiya
美和 土屋
Daijiro Nagasawa
大次郎 長澤
Kenji Araki
健二 荒木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工事の早い段階から廃棄物の受入れができる
ようにする。 【解決手段】 廃棄物埋立処分場の建設予定地境界に沿
ってケーソンを沈設することにより堤壁(護岸)を構築
する方法において、遮水構造のケーソン10を構築予定
線上に運び、そのケーソン10の内部に海水20を導入
することで該ケーソン10を海底地盤2上の捨石マウン
ド4に着底させ、その後、着底の安定を維持するように
海水20を各区画14毎に抜き出しながらケーソン10
の内部に廃棄物Hを投入し、廃棄物Hの投入が完了した
状態で、ケーソンの上部開口を蓋で塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば沿岸部海域
に廃棄物最終処分場を確保する際の護岸となる堤壁を構
築するための構築方法、その方法の実施に使用するのに
有用なケーソン、及びケーソンの据付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミ焼却場から排出される焼却灰
等の一般廃棄物の処分法として、沿岸部海域にケーソン
堤壁で囲んだエリアを確保し、そのエリアを最終処分場
として廃棄物を投入し埋立て処分する方法が多く採られ
ている。
【0003】図22を参照しながら従来の埋立処分法に
ついて説明する。この方法では、まず、沿岸部海域Sの
埋立予定地境界線(=堤壁の構築予定線)Kに沿って海
底地盤102上に捨石マウンド104を作り、その上に
順次ケーソン100を沈設・着底させていき、廃棄物最
終処分場としてのエリアMを囲む堤壁Tを構築する。そ
して、堤壁Tで囲んだエリアM内の内面に遮水処理等を
施した上で、そのエリアM内に廃棄物Hを投入して埋立
てを行い、廃棄物Hの投入が済んだ後、埋立表面に遮水
層を設け、この遮水層の上に山土等の通常の埋立土を投
入して埋立地盤Bを完成する。図22(a)のSLは海
面レベルを示し、ケーソン100の高さは、ケーソン1
00がマウンド104上に着底した状態で、少なくとも
海面上に上端が露出する寸法に設定してある。
【0004】前記の堤壁Tを作るに当たって、従来で
は、堤壁Tの構築予定線K上に運んだケーソン100の
内部に、中詰材として砂110を充填することにより、
ケーソン100をマウンド104上に沈設・着底させ、
ケーソン100の上部開口をコンクリート蓋106で塞
いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
方法では、エリアMを囲む堤壁Tが全部完成するまで廃
棄物の受入れができないため、工事の着工から廃棄物の
受入れが実際に可能となるまでに長い期間(例えば5年
以上)を要するという問題があった。
【0006】そこで、本発明者らは廃棄物の早期受入れ
を実現するために、ケーソンの内部に砂の代わりに廃棄
物を投入することを考えた。しかし、ケーソン内に廃棄
物を投入・処分するには、環境上の配慮を厳密に行わな
いとトラブルの原因となるため、砂の場合と同じように
扱うことはできず、従って現在のところは実現困難な状
況にあった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、工事の早い
段階から廃棄物の受入れが可能となり、しかも、環境保
全の点からも十分に実用化が可能な、廃棄物最終処分場
の護岸の造成に有用な堤壁の構築方法と、その方法の実
施に使用するのに有用なケーソン、及び、ケーソンの据
付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、構築
予定線に沿ってケーソンを沈設することにより堤壁を構
築する方法において、遮水構造のケーソンを構築予定線
上に運び、そのケーソンの内部に海水を導入することで
該ケーソンを海底地盤上に着底させ、その後、着底の安
定を維持するように海水を部分的に抜き出しながらケー
ソンの内部に廃棄物を投入し、廃棄物の投入が完了した
状態で、ケーソンの上部開口を蓋で塞ぐことを特徴とし
ている。
【0009】請求項1の発明では、ケーソンを据え付け
て堤壁を構築する段階からケーソン内に廃棄物を投入・
処分することができる。従って、工事の早期の段階から
廃棄物の受入れが可能となる。また、遮水構造のケーソ
ンを使用するので、地震時等にケーソンのコンクリート
部分にひび割れが発生した場合でも、外部への廃棄物の
漏出を完全に防ぐことができ、環境保全の面での信頼性
を確保することができる。また、中に海水を導入して一
旦ケーソンを沈めた状態で、海水を部分的に抜き出しな
がら廃棄物を投入するので、廃棄物の投入によって海水
が溢れ出して周辺環境に悪影響を及ぼすなどの心配がな
く、安定的な廃棄物の投入を行うことができる。さら
に、ケーソンの中詰材として、従来のように砂ではな
く、不要になった廃棄物を用いるので、廃棄物のリサイ
クル活用ができ、砂の購入費用の節減が図れる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、前
記ケーソンの内部を複数の独立した区画に仕切り、各区
画毎に海水を抜き出して廃棄物を投入することを特徴と
している。
【0011】請求項2の発明では、ケーソンの区画毎に
海水を抜き出して廃棄物を投入するので、請求項1の発
明の方法を実施する上での作業の具体化を図ることがで
きると共に、廃棄物投入時の海水の溢れを防止しなが
ら、能率良く廃棄物を投入することができる。従って、
廃棄物を取り扱う上での環境保護の万全が図れる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記堤壁が、該堤壁で囲まれた領域を廃棄物の投
入エリアとする廃棄物埋立処分場の護岸となるものであ
ることを特徴としている。
【0013】請求項1または2の発明では、構築する堤
壁自体がどのような使われ方をするものであるかまでは
問わなかったが、請求項3の発明では、構築する堤壁
が、廃棄物埋立処分場の護岸を構成するものであること
に限定している。これにより、廃棄物埋立処分場の護岸
が完成する前段階から、つまり、護岸を築造している段
階からの早期の廃棄物受入れが可能になる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の堤壁の構築方法に使用するケーソンであっ
て、底板を有する筒形の鉄筋コンクリート造の函体の内
面に、遮水性を保つための金属板を配置し、内部に格子
状の仕切壁を設けることで内部空間を複数の独立した区
画に仕切ったことを特徴としている。
【0015】請求項4の発明のケーソンを用いること
で、請求項1〜3の発明の堤壁の構築方法を容易・確実
に実施することができるようになる。
【0016】請求項5の発明は、海底地盤上に着底させ
た遮水構造のケーソンを、海底地盤に打ち込んだ杭の上
端に結合すると共に、ケーソン内に廃棄物を充填して、
ケーソンの上部開口を蓋で塞いだことを特徴としてい
る。
【0017】請求項6の発明は、海底地盤上の捨石マウ
ンドに着底させた遮水構造のケーソンの底部周囲を前記
捨石マウンドで固めると共に、ケーソン内に廃棄物を充
填して、ケーソンの上部開口を蓋で塞いだことを特徴と
している。
【0018】請求項7の発明は、埋立地の護岸となる堤
壁を構築する遮水構造のケーソンを海底地盤上の捨石マ
ウンドに着底させ、そのケーソンの内部に廃棄物を充填
して、ケーソンの上部開口を蓋で塞いだケーソンの据付
構造であって、前記ケーソンの底面と該ケーソンの着底
する前記捨石マウンドの上面とを、埋立土圧のかかる方
向に対向して下り傾斜する傾斜面で構成したことを特徴
としている。
【0019】ケーソン内部に廃棄物として焼却灰のよう
な砂よりも比重の軽い物質を充填した場合、内容物を含
めたケーソンの総重量が軽くなるため、地震時等に発生
する水平力により横滑りを起こす懸念が出てくる。そこ
で、請求項5の発明では、杭による剪断抵抗によってケ
ーソンの横滑りを防止している。また、請求項6の発明
では、捨石マウンドでケーソンの底部周囲を固めること
によって、ケーソンの横滑りを防止している。また、請
求項7の発明では、マウンドとケーソンに設けた傾斜に
よって、埋立土圧に対抗するようにしているので、ケー
ソンの横滑りを防止することができる。
【0020】請求項8の発明は、海底地盤上に着底させ
た遮水構造のケーソンの内部に廃棄物を充填して、ケー
ソンの上部開口を蓋で塞いだ構造であって、前記ケーソ
ンの上部開口を塞ぐ蓋に、ケーソン内に充填した廃棄物
から発生するガスを逃がす排気孔を設けたことを特徴と
している。
【0021】請求項9の発明は、請求項8において、前
記排気孔に浄化フィルタを取り付けたことを特徴として
いる。
【0022】請求項10の発明は、請求項8または9に
おいて、前記ケーソンの上部開口を塞ぐ蓋の内面に、前
記ガスを排気孔に誘導する傾斜面を設けたことを特徴と
している。
【0023】請求項11の発明は、請求項8〜10のい
ずれかにおいて、前記ケーソンの内部に設けたリブの下
面に、前記ガスの溜まりを防ぐためにガスを上方へ誘導
する傾斜面を設けたことを特徴としている。
【0024】ケーソン内部に焼却灰等の廃棄物を充填し
た場合、廃棄物から水素ガス等の空気より軽いガスが発
生することが多い。そこで、請求項8の発明では、ケー
ソンの上部開口を塞ぐ蓋に、ガス抜きのための排気孔を
設けている。これにより、ケーソン内部にガスが溜まる
のを防ぐことができ、内部ガスによってケーソンに強度
上の悪影響が出るのを防止できる。また、請求項9の発
明では、浄化フィルタにより排出ガスを浄化するので、
ガス放出の際の安全確保が図れる。また、請求項10、
11の発明では、ケーソン内部に極力ガスが滞留するの
を防ぐことができる。
【0025】また、請求項5〜11の発明のケーソンの
据付構造では、ケーソンの内部に廃棄物を充填している
ことから、例えばケーソンによって廃棄物埋立処分場の
護岸を構築する場合に、ケーソンの据え付け段階から廃
棄物を投入・処分することができ、工事の早期の段階か
ら廃棄物の受入れが可能となる。また、遮水構造のケー
ソンを使用しているので、地震時等にケーソンのコンク
リート部分にひび割れが発生した場合でも、外部への廃
棄物の漏出を確実に防ぐことができ、環境保全の面での
信頼性を確保することができる。また、ケーソンの中詰
材として、従来のように砂ではなく、不要になった廃棄
物を用いるので、廃棄物のリサイクル活用ができ、砂の
購入費用の節減が図れる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の堤壁の構築方法を、
廃棄物最終埋立処分場の護岸の造成に適用した場合の概
略説明図であり、(a)は埋立地が完成した状態の護岸
(堤壁)の断面図、(b)は埋立予定地の境界に堤壁を
構築している途中の状態を示す平面図である。また、図
2は堤壁を構築するのに実際に使用するケーソンの具体
的構成を示す斜視図、図3〜図8は工事の初期から埋立
てが完了するまでのより具体的な工程を順に示す断面図
である。
【0027】最初に、廃棄物を埋立て処分する場合の工
程の概要について図1を参照ながら説明し、その後で、
より詳しい内容を図2〜図8を参照しながら説明する。
【0028】廃棄物を埋立て処分するに当たっては、ま
ず、図1(a)、(b)に示すように、埋立地建設予定
海域Sの埋立予定地境界線(=堤壁の構築予定線)Kに
沿って海底地盤2上に捨石マウンド4を作り、その上に
順次ケーソン10を沈設・着底させていき、廃棄物最終
処分場としてのエリアMを囲む堤壁Tを構築する。この
場合、堤壁Tは、該堤壁Tで囲まれた領域を廃棄物の投
入エリアMとする廃棄物埋立処分場の護岸となるもので
ある。
【0029】堤壁Tを構築するに当たっては、まず、完
全遮水構造のケーソン10を用意する。このケーソン1
0は、底板を有する角筒形の鉄筋コンクリート造の函体
11の内面に遮水性を保つための鋼板12を張り付けた
ハイブリッドタイプのものである。後で具体例について
詳述するが、このケーソン10は、内部が複数の独立し
た区画に分かれており、区画毎に個別に海水を導入した
り排除したりできるようになったものである。
【0030】このような完全遮水構造のケーソン10
を、海上を曳航したりして構築予定線K上に運び込む。
なお、小型のケーソン10の場合は、クレーンで吊り降
ろすことも可能である。中空のケーソン10は、海上に
運び込んだ際、それ自体の浮力で海上に浮くものであ
り、構築予定線K上に運び込んだ状態で、内部に海水を
導入することにより海底地盤2のマウンド4上に沈設・
着底させる。次に、着底の安定を維持するように内部の
海水を部分的に抜き出しながら、ケーソン10の内部に
焼却灰等の廃棄物Hを投入する。そして、廃棄物Hの投
入が完了したら、ケーソン10の上部開口を蓋コンクリ
ート40で塞ぐ。
【0031】このように次々に廃棄物Hを投入しながら
のケーソン10の据付けを行って堤壁Tが全周完成した
ら、堤壁Tで囲んだエリアM内の内面に遮水処理等を施
した上で、そのエリアM内に廃棄物を投入して埋立てを
行い、廃棄物の投入が済んだ後、埋立表面に遮水層を設
け、この遮水層の上に山土等の通常の埋立土を投入して
埋立地盤Bを完成する。
【0032】次に前記の工法を図2〜図8を用いてより
具体的に詳述する。まず、図2に示すケーソン10から
説明すると、このケーソン10は、4面の側壁11aと
底壁11bとを有する上部開口の角筒形の鉄筋コンクリ
ート造の函体11と、その内面に張り付けた鋼板(金属
板)12と、函体11の内部に設けた格子状の仕切壁1
3とを備えている。鋼板12を内面に張り付けること
で、このケーソン10は完全遮水構造に構成されてい
る。鋼板10は十分な腐食代を確保できる厚みに設定さ
れ、内部に廃棄物を投入しても、長期にわたり十分な遮
水性と構造強度を保持できるようになっている。また、
格子状の仕切壁13を内部に設けることで、このケーソ
ン10の内部空間は、複数の互いに独立した区画14に
仕切られている。
【0033】また、このケーソン10は、底部両側に接
地安定性を高めるためのフーチング16を有している。
このフーチング16には、杭頭を連結するための差し込
み孔17が設けられている。
【0034】廃棄物を埋立て処分するに当たっては、ま
ず、図3に示すように、埋立予定地境界に沿って海底地
盤2上に捨石マウンド4を作ると共に、ケーソン10の
剪断抵抗を得るための杭7を打ち込む。そして、堤壁の
構築予定線の上に前記のケーソン10を船で曳航するな
どして運び込む。
【0035】次に、図4に示すように、ケーソン10の
各区画14に海水20を導入し、その重さでマウンド4
上にケーソン10を沈設・着底させる。この場合、海水
20は必ずしも全部の区画14に導入する必要はなく、
ケーソン10を安定してマウンド4上に着底させること
ができれば、部分的に海水を導入しない区画14があっ
てもよい。ケーソン10を着底させる際には、フーチン
グ16の差し込み孔17を杭7の頭部に嵌め込む。これ
により、据付け後のケーソン10の横滑りを防止するこ
とができる。なお、フーチング16を含めたケーソン1
0の底面にはアスファルトマットが設けられており、基
本的な着底の安定性は、このアスファルトマットが捨石
マウンド4の上面に接地することにより得られる。
【0036】次に、図5、図6に示すように、着底の安
定を維持するように各区画14毎に内部の海水20をポ
ンプ等で抜き出しながら、ケーソン10の内部に区画1
4毎に焼却灰等の廃棄物Hを投入する。このように海水
20を抜き出した後に廃棄物Hを投入することにより、
廃棄物Hと混ざった海水の溢出を防止することができ
る。なお、投入した廃棄物H(主に焼却灰)が最適含水
比(30〜40%)となるように、区画14内に海水2
0をある程度残しておいてもよく、その方が廃棄物Hの
飛散防止の効果が得られる。また、投入する廃棄物Hの
比重が小さ過ぎる場合には、廃棄物Hの投入に先立っ
て、コンクリート等の1次中詰材を投入してもよい。
【0037】そして、区画14毎に廃棄物Hを投入して
いいき、図7に示すように廃棄物Hの投入が完了した
ら、次に図8に示すように、ケーソン10の上部開口を
蓋コンクリート40で塞ぐ。これをケーソン10毎に繰
り返すことにより、埋立地の護岸となる堤壁Tを構築し
ていく。
【0038】堤壁Tが全周完成したら、堤壁Tで囲んだ
エリアM内の内面に遮水処理等を施した上で、そのエリ
アM内に廃棄物を投入して埋立てを行い、後に埋立土を
投入して埋立地盤Bを完成する。
【0039】この据付構造において、ケーソン10は、
底面のアスファルトマットによって捨石マウンド4の上
面に安定的に着底している上、杭7の頭部に連結されて
いるので、埋立土圧や地震時の水平力Dがかかっても、
横滑りすることなく定位置に安定保持される。従って、
砂の代わりに砂よりも軽い廃棄物Hを中詰材として使用
した場合にも、堤壁Tの安定を保つことができる。
【0040】以上のように、この工法によれば、ケーソ
ン10を据え付けて堤壁Tを構築する段階からケーソン
10内に廃棄物Hを投入するので、埋立工事の早期の段
階から廃棄物Hの受入れが可能となる。また、完全遮水
構造のハイブリッドタイプのケーソン10を使用するの
で、地震時等にケーソン10のコンクリート函体11部
分にひび割れが発生した場合でも、外部への廃棄物の漏
出を完全に防ぐことができ、環境保全の面での信頼性を
確保することができる。
【0041】また、中に海水20を導入して一旦ケーソ
ン10を沈めた状態で、区画14毎に海水20を抜き出
しながら廃棄物Hを投入するので、廃棄物Hの投入によ
って海水20が溢れ出して周辺環境に悪影響を及ぼすな
どの心配がなく、ケーソン10への安定的な廃棄物Hの
投入を行うことができる。さらに、ケーソン10の中詰
材として、従来のように砂ではなく、不要になった廃棄
物Hを用いるので、廃棄物Hのリサイクル活用ができ、
砂の購入費用の節減が図れる。
【0042】なお、前記の実施形態では、ケーソン10
にフーチング16を設けて、フーチング10の差し込み
孔17に杭7の頭部を連結した場合を示したが、図9
(a)に示すような構成を採ることもできる。このケー
ソン10Bは、幅が大きいために、張り出し寸法の増大
するフーチングを設けていず、ケーソン底壁11bに直
接杭7の頭部を連結し、これにより、水平力Dに対する
剪断抵抗を強化するようにしている。符号30で示すも
のは、重量を増すために投入した1次中詰材である。こ
のケーソン10Bの据え付けは、図9(b)、(c)に
示すように、予め捨石マウンド4に杭7を立てておき、
ケーソン10Bを沈設する際に、ケーソン底壁11bに
設けてある差し込み孔27を杭7の頭部に差し込むこと
で行う。
【0043】杭7の頭部と差し込み孔27の連結には、
例えば、図10(a)、(b)に示す各方法を採ること
ができる。(a)の方法は、ケーソン底壁11bに差し
込み孔として凹部27Aを設けておき、その凹部27A
に据え付け直前にモルタル(水中不分離性モルタルや遅
延硬化性樹脂モルタル等)28を注入し、ケーソンの重
量でモルタル28に杭7の頭部を差し込み、その状態で
モルタル28を硬化させて連結する方法である。
【0044】(b)の方法は、ケーソン底壁11bに差
し込み孔として貫通孔27Bを設けておき、その貫通孔
27Bに杭7の頭部を差し込んだ後、ケーソン10の内
部からモルタル28を注入し、モルタル28の注入後、
鋼板12に設けた開口12aを、蓋12bを水中溶接す
ることで塞ぐようにした方法である。
【0045】また、横力に対する抵抗力を増す方法とし
ては、前記の杭7を用いる方法以外に、図11に示すよ
うに、マウンド4の増し盛りにより、ケーソン10Cの
底部周囲を固める方法を採ることもできる。この方法
は、第1の高さまでマウンド4Aを形成した後、ケーソ
ン10Cを着底させ、その後で捨石の増し盛りを第2の
高さまで行うことにより、ケーソン10Cの底部周囲を
増し盛りした捨石4Bで固めるというものである。
【0046】また、図12に示すように、地震時に強大
な横力のかかる方向は、埋立土圧による水平力Dの作用
する方向に決まっているので、ケーソン10Dの底面1
1cとケーソン10Dの着底する捨石マウンド4の上面
4Cとを、埋立土圧のかかる方向に対向して下り傾斜す
る傾斜面で構成してもよい。そうすれば、前記水平力D
に十分に対抗することができるようになる。さらに、傾
斜面によって前記水平力Dに対する抵抗力を増す以外
に、図13に示すように、水平力Dの作用方向前方に横
滑り防止杭7aを打設し、平坦なマウンド4から突出さ
せた横滑り防止杭7aの上端でケーソン10Eを係止す
る構成としてもよい。
【0047】次にケーソン内部で発生するガス対策につ
いて説明する。ケーソン内部に焼却灰等の廃棄物を充填
した場合、廃棄物から水素ガス等の空気より軽いガスが
発生することが多い。これを放置すると、図14に示す
ように内部ガス圧の上昇により、ケーソン10自体の破
損を引き起こしたり、上部工42に歪みを生じたりする
原因となる。
【0048】そこで、その対策として、図15に示すケ
ーソンの据付構造では、ケーソン10の上部開口を塞ぐ
蓋コンクリート40及びその上を覆う上部工42に、ガ
ス抜きのための排気孔40b、43を設けている。これ
により、ケーソン10の内部にガスが溜まるのを防ぐこ
とができ、内部ガスによってケーソン10に強度上の悪
影響が出るのを防止できる。この場合、排出ガスの浄化
を行うために、排気孔43に浄化フィルタ44を設けて
安全を確保している。
【0049】また、ガスの導出を有効に行って、ケーソ
ン10の内部にガスが滞留するのを防ぐために、蓋コン
クリート40の内面に、ガスを排気孔40Bに誘導する
傾斜面40aを設けたり、ケーソン10の内部に設けた
補強リブ51に傾斜を付けたりしている。補強リブ51
は、図16に示すように、ケーソン10のコンクリート
側壁11aに張り付けた鋼板12の内面に取り付けた
り、格子状の隔壁13(図2参照)の表面に取り付けた
りするので、その取付角度に傾斜を付ける。その場合、
リブ51の下面の水平とのなす角度θが約5度程度にな
るように取り付ける。そうすることにより、ガス溜まり
ができなくなる。また、傾斜を付けたことにより、廃棄
物を投入した際の収まりもよくなる。
【0050】次にケーソンの据付現場まで廃棄物を搬送
しケーソン内に廃棄物を投入するまでの方法について説
明する。図17〜図19は各方法の説明図であり、図に
おいて、61は既存埋立地、62は埋立予定地、64は
図示しない陸地と既存埋立地61をつなぐ橋を示してい
る。
【0051】図17に示す方法は、既存埋立地61まで
運搬車68で運んだ廃棄物を港で運搬船65に積み替
え、後は運搬船65でケーソン10の据付現場まで運ん
で、運搬船65からケーソン10内に廃棄物を投入する
というものである。
【0052】図18に示す方法は、既存埋立地61側か
らケーソン10で構築した堤壁Tの先端までベルトコン
ベヤ70を設置し、廃棄物Hを運搬車68からベルトコ
ンベヤ70によりケーソン10まで運んで投入するとい
うものである。
【0053】図19に示す方法は、ケーソン10で構築
した堤壁Tの上に仮桟橋72を設置し、廃棄物Hを載せ
た運搬車68を仮桟橋72に走らせて、運搬車68から
直接廃棄物Hをケーソン10内に投入するというもので
ある。
【0054】なお、焼却灰等の飛散しやすい廃棄物をケ
ーソン内部に投入する場合には、直接投入する以外に、
予め含水させて焼却灰塊として投入したり、含水させて
所定形状に成形した上で投入したり、セメントで練り固
めてから投入したり、図20に示すように、袋詰め(H
aが袋詰め状態の廃棄物を示す)、梱包、あるいは容器
に入れて投入したりするのが好ましい。
【0055】また、ベルトコンベヤで廃棄物をそのまま
搬送する場合にも、屋根付きの防塵タイプのベルトコン
ベヤで搬送するのが好ましい。また、投入中の雨水や雪
の混入あるいは風による飛散の防止や越波対策として、
投入中のケーソン10の上部に仮屋根や移動屋根77を
設置するのが望ましい。移動屋根77は、図21に示す
ように、ケーソン10の列に沿って敷設したレール75
上を移動可能として、廃棄物Hの投入を行っているケー
ソン10の上部を覆い、そのケーソン10への作業が終
了したら次に作業にかかるケーソン10上に移動させて
いくのが好ましい。
【0056】また、場合によっては、集水・排水・浄化
設備などの設置も必要になる。これらの設備は、廃棄物
の投入個所にのみ設ければよいから、移動屋根77を設
ける場合は、その移動屋根77に設置することもでき
る。
【0057】また、廃棄物によるケーソン内面の鋼板1
2の腐食の問題を考えた場合、基本的には十分な腐食代
を持たせることで対応可能であると言える(蓋コンクリ
ート40でケーソン10内部を密閉するので、酸素量の
低下により腐食の進行がくい止められると考えられるか
ら)が、場合によっては、ケーソン内部の外周側区画
に、不透水性中詰材や生石灰と混合した焼却灰、あるい
は、溶融化した焼却灰などを充填することで、さらに安
全性を高めるのが望ましい。
【0058】なお、上記実施形態では、廃棄物埋立処分
場の護岸を作る場合について説明したが、他の埋立地の
護岸を作る場合にも本発明は適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明の堤壁の構築方法によれば、ケーソンの据付直後から
廃棄物の受入れが可能であるから、通常の管理型埋立地
と比べて、建設着手から廃棄物受入れ可能となるまでの
期間の短縮が図れる。しかも、遮水構造のケーソンを使
用するので、万一の場合にも廃棄物の漏出を防ぐことが
でき、環境保全面での信頼を確保することができる。ま
た、中に海水を導入して一旦ケーソンを沈めた状態で、
海水を部分的に抜き出しながら廃棄物を投入するので、
廃棄物の投入によって海水が溢れ出して周辺環境に悪影
響を及ぼすなどの心配がなく、安定的な廃棄物の投入を
行うことができる。さらに、ケーソンの中詰材として、
従来のように砂ではなく、捨てるしかなかった廃棄物を
用いるので、廃棄物のリサイクル活用ができ、砂の購入
費用が削減できる。特に、請求項2の発明によれば、廃
棄物を取り扱う上での環境保護の万全が図れるし、請求
項3の発明によれば、廃棄物最終処分場の建設現場にお
いて、護岸が完成する前段階からの早期の廃棄物受入れ
が可能になる。また、請求項4の発明のケーソンを使用
することにより、請求項1〜3の発明の方法を容易・確
実に実施することができるというメリットが得られる。
【0060】請求項5〜7の発明によれば、ケーソン内
部に比重の小さい廃棄物を投入した場合にも、ケーソン
の横滑りを有効に防止することができ、ケーソンの安定
保持が可能になる。また、請求項8〜11の発明によれ
ば、ケーソン内部にガスが溜まるのを防ぐことができ、
内部ガスによってケーソンに強度上の悪影響が出るのを
防止することができる。
【0061】また、請求項5〜11の発明のケーソンの
据付構造によれば、ケーソンの内部に廃棄物を充填して
いるので、例えばケーソンによって廃棄物埋立処分場の
護岸を構築する場合に、工事の早期の段階から廃棄物の
受入れが可能となる利点が得られる。また、遮水構造の
ケーソンを使用しているので、地震時等にケーソンのコ
ンクリート部分にひび割れが発生した場合でも、外部へ
の廃棄物の漏出を確実に防ぐことができて、環境保全面
での信頼を確保することができる。また、ケーソンの中
詰材として、従来のように砂ではなく、不要になった廃
棄物を用いるので、廃棄物のリサイクル活用ができ、砂
の購入費用の節減が図れる等のメリットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の堤壁の構築方法を廃棄物最終埋立処
分場の護岸の造成に適用した場合の概略説明図で、
(a)は埋立地が完成した状態の護岸(堤壁)の断面
図、(b)は埋立予定地の境界に堤壁を構築している途
中の状態を示す平面図である。
【図2】 前記堤壁を構築するのに実際に使用するケー
ソンの具体的構成を示す斜視図である。
【図3】 廃棄物を埋立造成する場合の最初の工程説明
図である。
【図4】 図3の次の工程の説明図である。
【図5】 図4の次の工程の説明図である。
【図6】 図5の次の工程の説明図である。
【図7】 図6の次の工程の説明図である。
【図8】 図7の次の工程の説明図である。
【図9】 ケーソンの横滑り防止対策の別の例を示す図
で、(a)はケーソン据え付けが完成した状態を示す断
面図、(b)は杭打ち段階を示す図、(c)は杭に向け
てケーソンを沈設させている状態を示す図である。
【図10】 図9の構造における杭とケーソンの結合方
法の各例を示す説明図である。
【図11】 ケーソンの横滑り防止対策のさらに別の例
を示す図である。
【図12】 ケーソンの横滑り防止対策のさらに別の例
を示す図である。
【図13】 ケーソンの横滑り防止対策のさらに別の例
を示す図である。
【図14】 ケーソン内部でのガス圧上昇の影響を説明
するために示す図である。
【図15】 ケーソン内部で発生するガス対策を実施し
た構造の例を示す図である。
【図16】 図14の一部を抜き出して示す拡大図であ
る。
【図17】 ケーソンまでの廃棄物の搬送ルートの例を
示す説明図である。
【図18】 ケーソンまでの廃棄物の搬送ルートの別の
例を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は要部
の側面図である。
【図19】 ケーソンまでの廃棄物の搬送ルートのさら
に別の例を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)
は要部の側面図である。
【図20】 ケーソンへの廃棄物の投入形態の一例を示
す説明図である。
【図21】 廃棄物投入中のケーソンに対して移動屋根
を設けた例を示す説明図である。
【図22】 従来の廃棄物最終埋立処分場の護岸の造成
方法の説明図で、(a)は埋立地が完成した状態の護岸
(堤壁)の断面図、(b)は埋立予定地の境界に堤壁を
構築した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
S 海域 K 埋立地境界線(堤壁の構築予定線) T 堤壁 H 廃棄物 M エリア 2 海底地盤 4 捨石マウンド 4C マウンドの上面 7 杭 10 ケーソン 11 鉄筋コンクリート造の函体 11a 側壁 11b 底壁 11c ケーソンの底面 12 鋼板(金属板) 13 格子状の隔壁 14 区画 20 海水 40 蓋コンクリート 40a 傾斜面 40b,43 排気孔 44 浄化フィルタ 51 補強リブ
フロントページの続き (72)発明者 荒木 健二 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築予定線に沿ってケーソンを沈設する
    ことにより堤壁を構築する方法において、 遮水構造のケーソンを構築予定線上に運び、そのケーソ
    ンの内部に海水を導入することで該ケーソンを海底地盤
    上に着底させ、その後、着底の安定を維持するように海
    水を部分的に抜き出しながらケーソンの内部に廃棄物を
    投入し、廃棄物の投入が完了した状態で、ケーソンの上
    部開口を蓋で塞ぐことを特徴とする堤壁の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記ケーソンの内部を複数の独立した区
    画に仕切り、各区画毎に海水を抜き出して廃棄物を投入
    することを特徴とする請求項1に記載の堤壁の構築方
    法。
  3. 【請求項3】 前記堤壁が、該堤壁で囲まれた領域を廃
    棄物の投入エリアとする廃棄物埋立処分場の護岸となる
    ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    堤壁の構築方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の堤壁の
    構築方法に使用するケーソンであって、底板を有する筒
    形の鉄筋コンクリート造の函体の内面に、遮水性を保つ
    ための金属板を配置し、内部に格子状の仕切壁を設ける
    ことで内部空間を複数の独立した区画に仕切ったことを
    特徴とするケーソン。
  5. 【請求項5】 海底地盤上に着底させた遮水構造のケー
    ソンを、海底地盤に打ち込んだ杭の上端に結合すると共
    に、ケーソン内に廃棄物を充填して、ケーソンの上部開
    口を蓋で塞いだことを特徴とするケーソンの据付構造。
  6. 【請求項6】 海底地盤上の捨石マウンドに着底させた
    遮水構造のケーソンの底部周囲を前記捨石マウンドで固
    めると共に、ケーソン内に廃棄物を充填して、ケーソン
    の上部開口を蓋で塞いだことを特徴とするケーソンの据
    付構造。
  7. 【請求項7】 埋立地の護岸となる堤壁を構築する遮水
    構造のケーソンを海底地盤上の捨石マウンドに着底さ
    せ、そのケーソンの内部に廃棄物を充填して、ケーソン
    の上部開口を蓋で塞いだケーソンの据付構造であって、
    前記ケーソンの底面と該ケーソンの着底する前記捨石マ
    ウンドの上面とを、埋立土圧のかかる方向に対向して下
    り傾斜する傾斜面で構成したことを特徴とするケーソン
    の据付構造。
  8. 【請求項8】 海底地盤上に着底させた遮水構造のケー
    ソンの内部に廃棄物を充填して、ケーソンの上部開口を
    蓋で塞いだ構造であって、前記ケーソンの上部開口を塞
    ぐ蓋に、ケーソン内に充填した廃棄物から発生するガス
    を逃がす排気孔を設けたことを特徴とするケーソンの据
    付構造。
  9. 【請求項9】 前記排気孔に浄化フィルタを取り付けた
    ことを特徴とする請求項8に記載のケーソンの据付構
    造。
  10. 【請求項10】 前記ケーソンの上部開口を塞ぐ蓋の内
    面に、前記ガスを排気孔に誘導する傾斜面を設けたこと
    を特徴とする請求項8または9に記載のケーソンの据付
    構造。
  11. 【請求項11】 前記ケーソンの内部に設けたリブの下
    面に、前記ガスの溜まりを防ぐためにガスを上方へ誘導
    する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項8〜10の
    いずれかに記載のケーソンの据付構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2013087482A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Honmagumi:Kk 水中構造物における中詰材の投入管理装置
CN104612172A (zh) * 2014-12-25 2015-05-13 中铁大桥局集团第二工程有限公司 在低水位情况下大型沉井的助浮方法
CN109518674A (zh) * 2018-12-29 2019-03-26 林巍 一种人工岛节段、装配式人工岛及装配式人工岛的建造方法

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