JP2003192852A - エチレン−プロピレンゴム組成物およびそれを用いた電力ケーブル接続部材 - Google Patents
エチレン−プロピレンゴム組成物およびそれを用いた電力ケーブル接続部材Info
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Abstract
く)、拡径伸張状態での加熱により破断が生じない(伸
張加熱耐破断性)エチレン−プロピレン−ジエンゴム組
成物およびそれを使用した電力ケーブル接続部材を提供
することを課題とした。 【解決手段】エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合
体に少なくとも有機過酸化物の架橋剤、多官能性アリル
基含有化合物の架橋助剤、カーボンブラックを添加して
なるエチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物であっ
て、前記カーボンブラックは、エチレン−プロピレン−
ジエン3元共重合体100重量部に対し、30〜120
重量部が添加され、かつ、平均粒径が150nm〜40
0nmであることを特徴とするエチレン−プロピレン−
ジエンゴム組成物、およびそれを加熱成形した電力ケー
ブルの接続部材で解決することができる。
Description
性と耐破断性に優れたエチレン−プロピレン−ジエンゴ
ム組成物およびそれからなる電力ケーブル接続部材に関
するものである。
は終端接続部に用いる接続部(以下:電力ケーブル接続
部材)の構造は、ケーブルコアの接続部の外周に絶縁体
層を装着させ、該絶縁体層の外周に防水テープを巻回さ
せた構造を採用していた。近年、前記絶縁体層としてチ
ューブ状のプレモールドゴム絶縁体を使用しており、前
記チューブ状のプレモールドゴム絶縁体の内径を拡径し
た状態でケーブルコアの接続部の外周に装着して、プレ
モールドゴム絶縁体の自己収縮力を利用してケーブルコ
アの接続部の外周上に密着させる常温収縮型絶縁接続部
材が用いられるようになり、前記常温収縮型絶縁接続部
材の外周に設ける防水接続部材としてもこれと同様に常
温収縮型防水接続部材を用いることが要求されている。
材料として、エチレン−プロピレン−ジエンゴム3元共
重合体(以下、EPDMともいう)組成物が使われてい
る。例えば特開平8−22716号公報、特開平8−5
0807号公報、特開平9−266620号公報、特開
平11−313434号公報が挙げられるが、これらゴ
ム組成物または成形体は、拡径作業改善すなわち引張応
力を小さくするためプロセス油の多量添加が必要であっ
た。そのため、永久伸びが大きくなってしまう問題があ
った。また、拡径伸張状態での加熱により、破断が生じ
易いという問題があった。前記した問題があったため、
電力ケーブル等の接続部材として使用した場合、自己収
縮力が小さくケーブルコアの外周に設けられた絶縁層と
の密着性が悪く良好な接続構造をえることができなかっ
た。
の使用量を低減させても、拡径性に優れ(低引張応
力)、常温収縮性に優れ(永久伸びが小さく)、拡径伸
張状態での加熱により破断が生じ難い(伸張加熱耐破断
性)エチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物およびそ
れを使用した電力ケーブル接続部材を提供することを課
題とした。
なくとも有機過酸化物の架橋剤、多官能性アリル基含有
化合物の架橋助剤、カーボンブラックを添加してなるエ
チレン−プロピレン−ジエンゴム組成物であって、前記
カーボンブラックは、エチレン−プロピレン−ジエン3
元共重合体100重量部に対し、30〜120重量部が
添加され、かつ、平均粒径が150nm〜400nmで
あることを特徴とするエチレン−プロピレン−ジエンゴ
ム組成物。 (2)エチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物に炭酸
カルシウムをエチレン−プロピレン−ジエン3元共重合
体100重量部に対して10重量部以上添加し、かつ前
記カーボンブラックと前記炭酸カルシウムとの合計は、
160重量部以下とすることを特徴とする(1)記載の
エチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物。 (3)前記多官能性アリル基含有化合物の架橋助剤がト
リアリルイソシアヌレートおよび、またはトリアリルシ
アヌレートであることを特徴とする(1)または(2)
に記載のエチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物。 (4)前記エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合体
がメタロセン触媒によって重合されていることを特徴と
する(1)〜(3)のいずれかに記載のエチレン−プロ
ピレン−ジエンゴム組成物で解決され、また、電力ケー
ブルの接続部材としては、 (5)(1)〜(4)のいずれかに記載のエチレン−プ
ロピレン−ジエンゴム組成物を加熱成形してなることを
特徴とする電力ケーブル接続部材で解決される。
明者らは以下のように考えている。 (A)EPDMに平均粒径が150nm〜400nmと
いう特定の平均粒径のカーボンブラックおよび多官能性
アリル基含有化合物を添加することにより、大幅に引張
応力を上げることなしに物理的かつ化学的結合を強固に
し、伸張状態での加熱により破断が生じ難くなり、永久
伸びを抑制することができる。ここで前記カーボンブラ
ックと炭酸カルシウムを併用することで、さらに柔軟性
を高め、耐破断性、永久伸びを犠牲にすることなく引張
応力の上昇を抑えることができる。よって電力ケーブル
の接続部材として使用した場合、拡径作業性にも優れた
作用効果を有するという見解を持っている。 (B)さらに、メタロセン触媒を使用して重合したEP
DMを使うことによって、均一な架橋が可能となり、低
永久伸び、低引張応力で、特に伸張加熱時耐破断性に優
れた組成物とすることができる。
ピレン−ジエンゴム組成物に使われているエチレン−プ
ロピレン−ジエン3元共重合体は、公知のエチレン−プ
ロピレン−ジエン3元共重合体を適用すれば良いが、中
でもエチレン含有量が40wt%〜60wt%のものが
好ましく、40wt%より少ないまたは、60wt%よ
り多いと永久伸びが大きくなり、長期間の常温収縮性に
劣る傾向にある。また、EPDMに配合されているジエ
ンは、公知のものを適用すれば良く、例えばジエン種と
して、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ン、1,4−ヘキサジエンを適用すれば良い。ジエンの
配合量は、種類によって異なるが、一般的に0.5wt
%〜15wt%である。
−ジエン3元共重合体の製造方法は、公知の重合方法で
良く、例えばバナジウム化合物と有機アルミニウムとか
らなる触媒で重合させる方法等が適用される。その中で
も、メタロセン触媒で重合したものが好ましい。メタロ
センとは、ビス(シクロペンタジエニル)金属化合物の
うち、非電解質錯体で、2個のシクロペンタジエニル環
が正五角形構造をして互いに平行に相対し、その中間に
金属原子(例えば、Zr、Ti、Vi、Cr、Fe、C
o、Ni、Ru、Pd等、なかでも重合均一性の点から
Zrが好ましい)がはさまれたサンドイッチ構造の分子
からなるものの総称である。
の一つであるメタロセン触媒は、前記したようなサンド
イッチ構造をもっており、エチレンガス(原料ガス)は
金属と結合している5員環に結合した置換基によって立
体的にブロックされている方向からは接触できないため
に、常に一定の方向から金属とモノマーが接触すること
になり、立体規則性重合が起こるので、得られるEPD
Mの分子量、分岐構造が均一となる。また、不純物の少
ないエチレン−プロピレン−ジエン3元共重合体を得る
ことができる点で他の触媒をして得ることのできるエチ
レン−プロピレン−ジエン3元共重合体より優れてい
る。さらに、メタロセン触媒で重合したものを使用する
ことにより得られるエチレン−プロピレン−ジエンゴム
組成物は、低引張応力、低永久伸びで、伸張加熱耐破断
性が向上するので好ましい。
ム組成物に添加されている平均粒径が150nm〜40
0nmのカーボンブラックは、エチレン−プロピレン−
ジエンゴム組成物の柔軟性、永久伸びを犠牲にすること
なく伸張加熱耐破断性を向上させるために添加してい
る。カーボンブラックの添加量は、エチレン−プロピレ
ン−ジエン3元共重合体100重量部に対し、30〜1
20重量部添加することが好ましく、30重量部より少
ないと伸張加熱耐破断性が低下する傾向にあり、120
重量部より多いと引張応力が大きくなるので、電力ケー
ブルの接続部材として使用した場合、拡径作業性が低下
する傾向にある。また、カーボンブラックの平均粒径
が、150nmより小さいと引張応力が大きくなるの
で、電力ケーブルの接続部材として使用した場合、拡径
作業性が低下する傾向にあり、400nmより大きいと
伸張加熱耐破断性が低下する傾向にある。具体的なカー
ボンブラックとしては、公知のもので、平均粒径が15
0nm〜400nmあれば良く、ASTM D−176
5による分類で、N−800(代表的粒子径101nm
〜200nm)の一部とN−900(代表的粒子径20
1nm〜500nm)の一部の適用が可能である。
顕微鏡法で測定したものである。例えば、走査型または
透過型電子顕微鏡(SEMまたはTEM)を使って、高
倍率で粉末そのものの写真を撮り、その写真に撮られた
粉末の形状の面積と同等の円を想定して、その円の直径
を粒径とし、N数2000以上測定値を平均することに
より求める。
ム組成物に添加されている炭酸カルシウムは、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム組成物の伸張加熱耐破断性、
永久伸びを犠牲にすることなく引張応力を小さくするた
めに添加している。その添加量は、エチレン−プロピレ
ン−ジエン3元共重合体100重量部に対し、10重量
部以上で、前記したカーボンブラックとの合計添加量が
エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合体100重量
部に対し、160重量部以下であることが好ましい。炭
酸カルシウムが10重量部より少ないと低引張応力化の
効果が小さく、カーボンブラックとの合計添加量が16
0重量部より多くなると、永久伸びが大きくなり、引張
応力も高くなる傾向にある。炭酸カルシウムとしては、
公知のものであれば良く、例えば、重質炭酸カルシウ
ム、沈降性炭酸カルシウム、または、それらを脂肪酸、
シラン化合物等により表面処理したもの等が適用され
る。
ム組成物に添加されている有機過酸化物の架橋剤として
は公知のものを適用すれば良く、具体的には、ジクミル
パーオキサイドが適用される。有機過酸化物の架橋剤の
添加量としては、種類によって異なるが、前記ジクミル
パーオキサイドの場合、エチレン−プロピレン−ジエン
3元共重合体100重量部に対し、1.5重量部〜4.
0重量部が好ましい。1.5重量部より少ないと、永久
伸びが大きくなる傾向にあり、4.0重量部より多いと
引張応力が大きくなる傾向にある。
−プロピレン−ジエンゴム組成物の引張特性のほか、永
久伸び特性、伸張加熱耐破断性の改善のための架橋助剤
として添加している。多官能性アリル基含有化合物は、
エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合体100重量
部に対し、0.3〜3.0重量部添加することが好まし
く、0.3重量部より少ないと永久伸びが大きくなり、
常温収縮性が低下する傾向にある。3.0重量部より多
いと引張応力が大きくなるので、電力ケーブルの接続部
材として使用した場合、拡径作業性が低下する傾向にあ
る。具体的な多官能性アリル基含有化合物としては、ト
リアリルイソイアヌレート、トリアリルシアヌレート等
が適用される。
ム組成物には、永久伸びを大きくせず、伸張加熱耐破断
性を損なわない範囲で加工助剤、老化防止剤、プロセス
油、加硫促進助剤、シランカップリング剤等を適宜添加
することができるが、特にプロセス油の添加量は永久伸
びを大きくしないため、また、接続部材として直接に接
触する他の部材への移行を防止するために、エチレン−
プロピレン−ジエン3元共重合体100重量部に対し
て、30重量部以下に抑えることが好ましい。
ム組成物は、前記した材料を公知の混錬方法によって得
ることができる。例えば、ロールミル、バンバリーミキ
サ、加圧式ニーダー、インターミックス、ニーダー等
に、前記した材料を投入し、混錬すれば良い。
ム組成物を加熱成形して得られる成形体としては、チュ
ーブ状、板状、テープ状の成形体が挙げられるが、電力
ケーブルの接続部材や終端部材としては、通常チューブ
状の成形体が用いられる。本発明のエチレン−プロピレ
ン−ジエンゴム組成物をチューブ状に加熱成形する方法
としては、公知の製造方法を用いれば良く、例えば、押
出成形、射出成形、トランスファ成形、圧縮成形等で加
熱成形すれば良い。
例)、表2(比較例)の配合のエチレン−プロピレン−
ジエンゴム組成物をロールミルにて混錬後、160℃×
30分のプレス成形加硫を行って2mm厚のシートを作
成した。また、電力ケーブルの接続部材の製造方法とし
ては、ロールミルで混錬されたエチレン−プロピレン−
ジエンゴム組成物を160℃×30分間のプレス成形加
硫を行い内径25mm、外径約35mm、長さ150m
mのチューブ状成形体を作製した。表1、表2のEPD
M(A)は、バナジウム触媒で重合されたエチレン−プ
ロピレン−ジエン3元共重合体(エチレン含有量:54
wt%)、EPDM(B)は、メタロセン触媒重合され
たエチレン−プロピレン−ジエン3元共重合体(エチレ
ン含有量:55wt%)、カーボンブラック(A)は、
平均粒径が130nmのカーボンブラック、カーボンブ
ラック(B)は、平均粒径が150nmのカーボンブラ
ック、カーボンブラック(C)は、平均粒径が270n
mのカーボンブラック、カーボンブラック(D)は、平
均粒径が350nmのカーボンブラック、カーボンブラ
ック(E)は、平均粒径が480nmのカーボンブラッ
ク、炭酸カルシウム(A)は、脂肪酸で表面処理された
炭酸カルシウム、炭酸カルシウム(B)は、沈降性炭酸
カルシウムを示す。
用いて以下の試験を行い各特性を測定し、評価した結果
を表3および表4に示す。また、図1に本発明のチュー
ブ状成形体を電力ケーブルの接続部材として使用した時
の断面図を示す。
Mと記載) JIS K 6251に基づいて300%伸張時の引張
応力を測定し、2.5MPa以下の場合を◎と評価し、
2.5MPaより大きく、3MPa未満の場合を○、3
MPa以上の場合を×と評価した。 (b)永久伸びの評価 JIS K 6251に規定されるダンベル状3号試験
片を200%伸張した状態で80℃の恒温槽中に72時
間保持した後、開放し、開放後30分後の標線間距離
(伸張後の標線間距離)を測定し、伸張前の標線間距離
に対する伸張後の標線間距離の変化率を求めた。変化率
が15%未満のものを○、15%以上のものを×とし
た。測定不可の試料は、試験中に全て破断したため測定
ができなかったものである。表中には「−」で示す。ま
た、シート状成形体で永久伸びが測定できなかったもの
については、チューブ状成形体での評価を実施しなかっ
た。 (c)伸張加熱時耐破断性の評価 JIS K 6251に規定されるダンベル状3号試験
片3本を200%伸張した状態で80℃および100℃
の恒温槽中に72時間保持し、80℃で全数(3本)破
断が無い場合を○、1本でも破断した場合は×とし、○
の内100℃でも全数(3本)破断が無い場合の試料を
◎と評価した。
ンゴム組成物からなる成形体に対して以下(d)〜
(f)の評価を行い結果を表4に示す。 (d)引張応力の評価(表3には300%Mと記載) チューブ状成形体より採取したJIS K 6251規
定ののダンベル状6号形試験片について、基づいて30
0%伸張時の引張応力を測定し、2.5MPa以下の場
合を◎と評価し、2.5MPaより大きく、3MPa未
満の場合を○、3MPa以上の場合を×と評価した。 (e)永久伸びの評価 前記チューブ状成形体を拡径し、外径75mmの鉄パイ
プに被せ、チューブ状成形体の内径が200%大きくな
った状態に保持した。200%拡径状態の前記チューブ
状成形体は、80℃の恒温槽中に72時間保持した。そ
の後、成形体を恒温槽から取出し、鉄パイプから取出し
た後、30分間放置した後、内径の測定を行ない、試験
前後のチューブ状成形体の内径の変化率が、15%未満
のものを○、15%以上のものを×とした。測定不可の
試料は、試験中に全て破断したため測定ができなかった
ものである。 (f)伸張加熱時耐破断性の評価 前記チューブ状成形体を拡径し、外径75mmの鉄パイ
プに被せ、チューブ状成形体の内径が200%大きくな
った状態に保持した状態で80℃および100℃の恒温
槽中に72時間保持し、80℃で全数(3本)破断が無
い場合を○、1本でも破断した場合は×とし、○の内1
00℃でも全数(3本)破断が無い場合の試料を◎と評
価した。
ゴム組成物は、エチレン−プロピレン−ジエン3元共重
合体に有機過酸化物の架橋剤、多官能性アリル基含有化
合物の架橋助剤からなるエチレン−プロピレン−ジエン
ゴム組成物に、特定の平均粒径(150nm〜400n
m)のカーボンブラックの特定量が添加されているの
で、物理的かつ化学的結合が強固になり、伸張状態での
加熱により破断が生じ難く、永久伸びは小さいエチレン
−プロピレン−ジエンゴム組成物を提供することができ
た。さらに、EPDMの重合触媒をメタロセン触媒にす
ることでさらに低引張応力、低永久伸びで、伸張加熱耐
破断性が向上させることができる。また、前記エチレン
−プロピレン−ジエンゴム組成物を加熱成形し、電力ケ
ーブルの接続部材として使用した場合、絶縁接続部材の
外周に容易に拡径し装着することができ、かつ拡径状態
で長期的に絶縁接続部材との密着が良好で、他の部材へ
のプロセス油の移行が生じにくい電力ケーブルの接続部
材を提供することができる。
ケーブルの接続構造の断面図
Claims (5)
- 【請求項1】エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合
体に少なくとも有機過酸化物の架橋剤、多官能性アリル
基含有化合物の架橋助剤、カーボンブラックを添加して
なるエチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物であっ
て、前記カーボンブラックは、エチレン−プロピレン−
ジエン3元共重合体100重量部に対し、30〜120
重量部が添加され、かつ、平均粒径が150nm〜40
0nmであることを特徴とするエチレン−プロピレン−
ジエンゴム組成物。 - 【請求項2】エチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物
に炭酸カルシウムをエチレン−プロピレン−ジエン3元
共重合体100重量部に対して10重量部以上添加し、
かつ前記カーボンブラックと前記炭酸カルシウムとの合
計は、160重量部以下とすることを特徴とする請求項
1記載のエチレン−プロピレン−ジエンゴム組成物。 - 【請求項3】前記多官能性アリル基含有化合物の架橋助
剤がトリアリルイソシアヌレートおよび、またはトリア
リルシアヌレートであることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載のエチレン−プロピレン−ジエンゴム
組成物。 - 【請求項4】前記エチレン−プロピレン−ジエン3元共
重合体がメタロセン触媒によって重合されていることを
特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエチ
レン−プロピレン−ジエンゴム組成物。 - 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエ
チレン−プロピレン−ジエンゴム組成物を加熱成形して
なることを特徴とする電力ケーブル接続部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001395870A JP2003192852A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | エチレン−プロピレンゴム組成物およびそれを用いた電力ケーブル接続部材 |
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Publications (1)
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ID=27602135
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003192852A (ja) |
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-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001395870A patent/JP2003192852A/ja not_active Ceased
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