JP2003192678A - 新規な1,3−セレナゾリン誘導体及びその製造方法 - Google Patents

新規な1,3−セレナゾリン誘導体及びその製造方法

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JP2003192678A
JP2003192678A JP2001392861A JP2001392861A JP2003192678A JP 2003192678 A JP2003192678 A JP 2003192678A JP 2001392861 A JP2001392861 A JP 2001392861A JP 2001392861 A JP2001392861 A JP 2001392861A JP 2003192678 A JP2003192678 A JP 2003192678A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来知られていなかった化学構造を有し、良
好な生理活性を発揮することができる新規な1,3−セ
レナゾリン誘導体及び反応性が高く、1,3−セレナゾ
リン誘導体を容易かつ高収率で製造することができる
1,3−セレナゾリン誘導体の製造方法を提供する。 【解決手段】 新規な1,3−セレナゾリン誘導体は、
下記一般式(1)で表される化合物である。 【化1】 (式中、R1,R2,R3及びR4は水素原子、炭素数1〜3
0のアルキル基、シクロアルキル基、アルキニル基、ア
リール基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ
基、アリールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表
す。)この1,3−セレナゾリン誘導体は、セレノ尿素
とα−ハロアシルハライド類とを触媒の存在下に、溶媒
中で反応させることによって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、農薬などの
原料として利用可能な新規化合物である1,3−セレナ
ゾリン誘導体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セレン元素を含有する複素環状化合物
は、多くの生理活性が確認されており、非常に重要な化
合物である。従来、セレノ尿素を用いたセレン含有複素
環状化合物の製造方法は、例えば以下に示すような文献
に記載されている。 a) Maslankiewicz, A.; Skrzypek, L.; Niedbala, A. P
ol. J. Chem. 1996, 70,54.、b) Keil, D.; Hartmann,
H., Phosphorus, Sulfur Silicon Relat. Elem.1999,15
2, 169.、c) Shafiee, A.; Ebrahimzadeh, M. A.; Male
ki, A. J. Heterocycl. Chem. 1999,36, 901.、d) Koke
tsu, M.; Suzuki, N.; Ishihara, H. J.Org. Chem., 19
99, 64, 6473.、e) Zhou, Y.; Linden, A.; Heimgartne
r, H.,Helv. Chim. Acta 2000, 83, 1576.、f) Attanas
i, O. A.; Filippone, P.; Guidi, B.; Perrulli, F.
R.; Santeusanio,S. Synlett, 2001, 144.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法も出発原料に塩化酢酸が用いられていることか
ら、得られる生成物は本発明で得られる1,3−セレナ
ゾリン誘導体とは構造が異なるものである。また、塩化
酢酸は上記文献記載のように、α−ハロアシルハライド
類と比べて明らかに反応性が低く、生成物を容易かつ高
収率で製造することはできないという問題があった。
【0004】本発明は、上記の従来技術に存在する問題
点に着目してなされたものである。その目的とするとこ
ろは、従来知られていなかった化学構造を有し、良好な
生理活性を発揮することができる新規な1,3−セレナ
ゾリン誘導体及び反応性が高く、1,3−セレナゾリン
誘導体を容易かつ高収率で製造することができる1,3
−セレナゾリン誘導体の製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の新規な1,3−セレナゾ
リン誘導体は、下記一般式(1)で表されるものであ
る。
【0006】
【化4】 (式中、R1,R2,R3及びR4は水素原子、炭素数1〜3
0のアルキル基、シクロアルキル基、アルキニル基、ア
リール基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ
基、アリールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表
す。) 請求項2に記載の発明の1,3−セレナゾリン誘導体の
製造方法は、下記一般式(2)で表されるセレノ尿素と
下記一般式(3)で表されるα−ハロアシルハライド類
とを触媒の存在下に、溶媒中で反応させることを特徴と
するものである。
【0007】
【化5】 (式中、R1及びR2は水素原子、炭素数1〜30のアル
キル基、シクロアルキル基、アルキニル基、アリール
基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表す。)
【0008】
【化6】 (式中、Xはハロゲン原子を原子を表し、R3及びR4
水素原子、炭素数1〜30のアルキル基、シクロアルキ
ル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシド基、ア
シル基、アルキルチオ基、アリールチオ基又はアルコキ
シカルボニル基を表す。)
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。本発明の新規な1,3−セレナゾリン
誘導体は、下記一般式(1)で表されるものである。
【0010】
【化7】 (式中、R1,R2,R3及びR4は水素原子、炭素数1〜3
0のアルキル基、シクロアルキル基、アルキニル基、ア
リール基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ
基、アリールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表
す。) 一般式(1)において、R1,R2,R3及びR4は全て水素
原子であってもよく、また少なくとも1個が水素原子以
外の官能基に置換されていてもよい。2個以上が水素原
子以外の官能基に置換される場合には、それらの置換基
は同じでも異なっていてもよい。また、R1,R2,R3
びR4は水素原子、炭素数2〜8のアルキル基又はシク
ロアルキル基であることが、1,3−セレナゾリン誘導
体の製造の容易性の点から好ましい。
【0011】上記の1,3−セレナゾリン誘導体は、下
記一般式(2)で表されるセレノ尿素と下記一般式
(3)で表されるα−ハロアシルハライド類とを触媒存
在下に、溶媒中で反応させることにより製造される。
【0012】
【化8】 (式中、R1及びR2は水素原子、炭素数1〜30のアル
キル基、シクロアルキル基、アルキニル基、アリール
基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表す。) 一般式(2)において、R1及びR2は全て水素原子であ
ってもよく、また少なくとも1個が水素原子以外の官能
基に置換されていてもよい。2個が水素原子以外の官能
基に置換される場合には、それらの置換基は同じでも異
なっていてもよい。
【0013】
【化9】 (式中、Xはハロゲン原子を表し、R3及びR4は水素原
子、炭素数1〜30のアルキル基、シクロアルキル基、
アルキニル基、アリール基、アルコキシド基、アシル
基、アルキルチオ基、アリールチオ基又はアルコキシカ
ルボニル基を表す。) 一般式(3)において、R3及びR4は全て水素原子であ
ってもよく、また少なくとも1個が水素原子以外の官能
基に置換されていてもよい。2個が水素原子以外の官能
基に置換される場合には、それらの置換基は同じでも異
なっていてもよい。
【0014】上記の反応は、次の反応式に従って進行す
る。この場合、副生物としてハロゲン化水素(HX)が
生成する。
【0015】
【化10】 α−ハロアシルハライド類は、α位にハロゲン原子を有
するアシルハライドであり、α位に各種置換基を導入し
た化合物である。ハロゲン原子としては、反応性の点か
ら塩素又は臭素が好ましい。ハロゲン原子は2個結合さ
れているため、反応性をより高めることができる。
【0016】上記のセレノ尿素とα−ハロアシルハライ
ド類は、工業原料として容易に入手できるものである。
一般式(3)で表されるα−ハロアシルハライド類に対
する一般式(2)で表されるセレノ尿素のモル比は、
1.5〜2.0であることが好ましい。このモル比が
1.5未満の場合、セレノ尿素が不安定な化合物である
ため1,3−セレナゾリン誘導体の収率が低下する。一
方、モル比が2.0を越える場合、反応率がほぼ100
%に達し、それ以上反応を進行させることは困難であ
る。
【0017】反応の触媒として用いられるものは、一般
的にこの種の有機合成化学で使用される触媒であれば問
題なく用いられる。触媒を加えない場合、ほとんど反応
は進行せず、触媒は本発明において必須の条件である。
従って、特に限定されるものではないが、例えば金属触
媒、ルイス酸触媒、塩基触媒、酵素などが用いられる。
これらのうち、ピリジン、トリエチルアミンなどの塩基
触媒が、生成するハロゲン化水素を捕捉できる点から好
ましい。
【0018】溶媒として用いられるものは、一般的に有
機合成化学で用いられる反応溶媒であれば問題なく用い
られる。従って、特に限定されるものではないが例え
ば、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、ブタノールなど)、ハロゲン系溶媒
(塩化メチレン、クロロフォルム、四塩化炭素など)、
エーテル系溶媒(テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、ジメチルエーテルなど)、アルカン類(ヘキサン、
シクロヘキサン、イソオクタンなど)、エステル類(酢
酸エチル、プロピオン酸メチルなど)などが用いられ
る。溶媒として好ましくは、エーテル系溶媒、アルコー
ル類、ハロゲン系溶媒、アルカン類が用いられ、反応を
抑制しない点からエーテル系溶媒がより好ましく用いら
れる。水では、原料の溶解性が悪いことから好ましくな
い。
【0019】反応温度は、−100〜30℃が好まし
く、−100〜10℃がより好ましい。反応温度が−1
00℃未満の場合、反応の進行が遅いことから好ましく
ない。一方、30℃を越える場合、反応速度が速くなり
過ぎて副反応が起き易く、1,3−セレナゾリン誘導体
の収率が低下するおそれがある。
【0020】このようにして得られる1,3−セレナゾ
リン誘導体は生理活性が強く、抗ガン剤、プロテインキ
ナーゼ阻害剤、抗酸化剤、神経細胞増殖剤(アルツハイ
マー防止剤)などの医薬、防虫剤、除草剤などの農薬、
その他写真の感光剤などとして利用することができる。
【0021】以上の実施形態により発揮される効果を以
下にまとめて記載する。 ・ 実施形態で説明した1,3−セレナゾリン誘導体
は、これまで報告のなされていない新規な化学構造を有
する化合物であり、良好な生理活性を発揮することがで
きる。従って、例えば抗ガン剤、抗酸化剤などの医薬、
防虫剤、除草剤などの農薬として利用することができ、
工業的に非常に有用である。
【0022】・ また、1,3−セレナゾリン誘導体
は、前記一般式(2)で表されるセレノ尿素と一般式
(3)で表されるα−ハロアシルハライド類とを触媒の
存在下に、溶媒中で反応させることにより製造される。
セレノ尿素とα−ハロアシルハライド類とは、工業原料
として容易に入手し得るものであり、ともに反応性が高
い。従って、1,3−セレナゾリン誘導体を容易かつ高
収率で製造することができる。
【0023】・ 上記の反応は、常温、常圧という穏和
な条件で行うことができ、反応操作が容易で、反応装置
も簡易な構成のものでよい。
【0024】
【実施例】以下に、実施例及び試験例を挙げて本発明を
具体的に説明する。 (実施例1)テトラヒドロフラン20mLに溶かしたN,N'-
ジイソプロピルセレノ尿素 0.42 mL(2.0 mmol) にクロ
ロアセチルクロリド0.08 mL(1.0 mmol) を加え、よく
撹拌後、0℃で1時間反応させた。反応混合物にピリジ
ン 0.09 mL (1.0 mmol) を加えさらに0℃で2時間攪拌
した。反応混合物は、常法により抽出、水洗、乾燥を行
い、溶媒留去し、3−イソプロピル−2−イソプロピル
イミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オン 0.25 g を
得た。純度は98.7 % であり、収率は100 % であった。
【0025】この3−イソプロピル−2−イソプロピル
イミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オンの元素分析
値、核磁気共鳴吸収スペクトル、質量分析(マススペク
トル)及び赤外吸収スペクトルは次の通りであった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H-NMR; 1.18 (6H, d, J = 6.4 Hz, CH3), 1.
41(6H, d, J = 7.6 Hz, CH3),3.14 (1H, m, CH), 3.78
(2H, s, CH2, 2J (77Se-1H) = 12.4 Hz), 4.79 (1H,m,
CH). 13C-NMR; 18.6, 23.6, 24.8 (1J (77Se-13C) = 60.
2 Hz), 48.8, 57.5, 143.2, 173.0. 77Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) δ 226.8. MS (CI): m/z = 249 [M+ + 1]. 赤外吸収スペクトル (KBr 錠剤):1698, 1644 cm-1. 従って、3−イソプロピル−2−イソプロピルイミノ−
1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次の化学構造式
(4)を有する化合物であることが確認された。
【0026】
【化11】 (実施例2)テトラヒドロフラン 20 L に溶かしたN,N'
-シクロヘキシルセレノ尿素 0.58 L( 2.0 mol) にクロ
ロアセチルクロリド 0.08 L ( 1.0 mol) を加え、よく
撹拌後、0 ℃で1時間反応させた。反応混合物にトリ
エチルアミン (1.0 mol) を加え、さらに0 ℃で2時間
攪拌した。反応混合物は、常法により抽出、水洗、乾燥
を行い、溶媒留去し、3−シクロヘキシル−2−シクロ
ヘキシルイミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オン 0.
33 kg を得た。純度は99.7 % であり、収率は、100 %
であった。
【0027】この3−シクロヘキシル−2−シクロヘキ
シルイミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オンの元素
分析値、核磁気共鳴吸収スペクトル、質量分析(マスス
ペクトル)及び赤外吸収スペクトルは次の通りであっ
た。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H-NMR; δ 1.18 (6H, d, J = 6.4 Hz, CH3),
1.1-1.82 (18H, m), 2.38 (2H, qd, J = 12.8 Hz, 3.2
Hz, CH2), 2.84 (1H, m, CH), 3.78 (2H, s, CH2, 2J
(77Se-1H) = 16.0 Hz), 4.3-4.42 (1H, m, CH). 13C-NMR; δ24.2, 24.8, 25.3, 25.7, 26.2, 28.0,
33.4, 57.0, 64.9,142.9, 173.1. 77Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) δ 224.0. MS (CI): m/z = 329 [M+ + 1] 従って、3−シクロヘキシル−2−シクロヘキシルイミ
ノ−1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次の化学構
造式(5)を有する化合物であることが確認された。
【0028】
【化12】 (実施例3)α−ハロアシルハライド類として、クロロ
アセチルクロリドに代えてクロロメチルアセチルクロリ
ド(1.0 mmol) を用いた以外は実施例1と同様にして反
応を行った。その結果、3−イソプロピル−2−イソプ
ロピルイミノ−5−メチル−1,3−セレナゾリジン−
4−オン を得た。収率は100 % であった。
【0029】この3−イソプロピル−2−イソプロピル
イミノ−5−メチル−1,3−セレナゾリジン−4−オ
ンの元素分析値、核磁気共鳴吸収スペクトル、質量分析
(マススペクトル)及び赤外吸収スペクトルは次の通り
であった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR: d 1.17, 1.18 (6H, d, J = 6.4 Hz, C
H3), 1.40, 1.41 (6H, d, J = 6.8 Hz, CH3), 1.74 (3
H, d, J = 7.0 Hz, CH3), 3.11 (1H, m, CH), 4.12 (1
H,q, J = 7.0 Hz, CH), 4.79 (1H, m, CH).13 C NMR: d 18.7, 20.5, 23.6, 36.2 (1J (77Se-13C)
= 62.3 Hz), 48.6, 57.6, 142.4, 176.5.77 Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) d 330.7. MS (CI): m/z = 263 [M+ + 1]. 赤外吸収スペクトル (KBr 錠剤):1706, 1633 cm-1. 従って、3−イソプロピル−2−イソプロピルイミノ−
5−メチル−1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次
の化学構造式(6)を有する化合物であることが確認さ
れた。
【0030】
【化13】 (実施例4)α−ハロアシルハライド類として、クロロ
アセチルクロリドに代えてブロモエチルアセチルブロミ
ド(1.0 mmol) を用いた以外は実施例1と同様にして反
応を行った。その結果、3−イソプロピル−2−イソプ
ロピルイミノ−5−エチル−1,3−セレナゾリジン−
4−オン を得た。収率は100 % であった。
【0031】この3−イソプロピル−2−イソプロピル
イミノ−5−エチル−1,3−セレナゾリジン−4−オ
ンの元素分析値、核磁気共鳴吸収スペクトル、質量分析
(マススペクトル)及び赤外吸収スペクトルは次の通り
であった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR : d 1.01 (3H, t, J = 7.2 Hz, CH3), 1.
17, 1.19 (6H, d, J = 6.0 Hz, CH3), 1.40 (6H, d, J
= 6.8 Hz, CH3), 1.92 (1H, m, CH2), 2.23 (1H, m, C
H), 3.15 (1H, m, CH), 4.12 (1H, q, J = 4.8 Hz, C
H), 4.79 (1H, m, CH).13 C NMR: d 11.8, 18.6, 18.8, 23.6, 27.4, 45.1 (1J
(77Se-13C) = 62.2 Hz), 48.5, 57.6, 142.8, 175.7.77 Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) d 288.5. MS (CI): m/z = 277 [M+ + 1]. 赤外吸収スペクトル (KBr 錠剤):1702, 1644 cm-1 従って、3−イソプロピル−2−イソプロピルイミノ−
5−エチル−1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次
の化学構造式(7)を有する化合物であることが確認さ
れた。
【0032】
【化14】 (実施例5)α−ハロアシルハライド類として、クロロ
アセチルクロリドに代えてブロモジメチルアセチルブロ
ミド(1.0 mmol) を用いた以外は実施例1と同様にして
反応を行った。その結果、3−イソプロピル−2−イソ
プロピルイミノ−5,5−ジメチル−1,3−セレナゾリ
ジン−4−オン を得た。収率は98% であった。
【0033】この3−イソプロピル−2−イソプロピル
イミノ−5,5−ジメチル−1,3−セレナゾリジン−4
−オンの元素分析値、核磁気共鳴吸収スペクトル及び質
量分析(マススペクトル)は次の通りであった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR: d 1.17 (6H, d, J = 5.6 Hz, CH3), 1.4
1(6H, d, J = 6.8 Hz, CH3),1.74 (6H, s, CH3), 3.08
(1H, m, CH), 4.80 (1H, m, CH).13 C NMR: d 18.8, 23.6, 30.0, 47.8, 48.5, 57.7, 14
1.8, 179.5.77 Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) d 429.1. MS (CI): m/z = 277 [M+ + 1]. 従って、3−イソプロピル−2−イソプロピルイミノ−
5,5−ジメチル−1,3−セレナゾリジン−4−オン
は、次の化学構造式(8)を有する化合物であることが
確認された。
【0034】
【化15】 (実施例6)α−ハロアシルハライド類として、クロロ
アセチルクロリドに代えてクロロフェニルアセチルクロ
リド(1.0 mmol) を用いた以外は実施例1と同様にして
反応を行った。その結果、3−イソプロピル−2−イソ
プロピルイミノ−5−フェニル−1,3−セレナゾリジ
ン−4−オン を得た。収率は98% であった。
【0035】この3−イソプロピル−2−イソプロピル
イミノ−5−フェニル−1,3−セレナゾリジン−4−
オンの元素分析値、核磁気共鳴吸収スペクトル及び質量
分析(マススペクトル)は次の通りであった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR: d 1.21, 1.22 (6H, d, J = 10.0 Hz, CH
3), 1.44, 1.45 (6H, d, J =6.8 Hz, CH3), 3.17 (1H,
m, CH), 4.87 (1H, m, CH), 5.21 (1H, s, CH, 2J (7 7S
e-1H) = 13.6 Hz), 7.25-7.36 (5H, m, Ar).13 C NMR: d 18.7, 18.9, 23.6, 23.7, 45.7 (1J (77Se
-13C) = 62.2 Hz), 49.2, 57.6, 128.1, 128.3, 129.0,
138.3, 142.5, 174.3.77 Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) d 381.9. MS (CI): m/z = 325 [M+ + 1]. 従って、3−イソプロピル−2−イソプロピルイミノ−
5−フェニル−1,3−セレナゾリジン−4−オンは、
次の化学構造式(9)を有する化合物であることが確認
された。
【0036】
【化16】 (実施例7)セレノ尿素として、N,N'-ジイソプロピル
セレノ尿素に代えてN,N'-t-ブチルセレノ尿素 ( 2.0 mm
ol)を用いた以外は実施例1と同様にして反応を行っ
た。その結果、3-t-ブチル−2-t-ブチルイミノ−1,
3−セレナゾリジン−4−オン を得た。収率は88% で
あった。
【0037】この3-t-ブチル−2-t-ブチルイミノ−
1,3−セレナゾリジン−4−オンの元素分析値、核磁
気共鳴吸収スペクトル及び質量分析(マススペクトル)
は次の通りであった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR: d 1.32 (9H, s, CH3), 1.62 (9H, s, CH
3), 3.69 (2H, s, CH2, 2J (7 7Se-1H) = 12.0 Hz).13 C NMR: d 26.1 (1J (77Se-13C) = 52.2 Hz), 28.8,
29.1, 55.6, 62.2, 136.4, 172.6.77 Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) d 247.9. MS (CI): m/z = 277 [M+ + 1]. 従って、3-t-ブチル−2-t-ブチルイミノ−5−フェニ
ル−1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次の化学構
造式(10)を有する化合物であることが確認された。
【0038】
【化17】 (実施例8)セレノ尿素として、N,N'-ジイソプロピル
セレノ尿素に代えてN,N'-4-メチルフェニルセレノ尿素
( 2.0 mmol)を用いた以外は実施例1と同様にして反応
を行った。その結果、3−p−トルイル−2−p−トル
イルイミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オン を得
た。収率は100% であった。
【0039】この3−p−トルイル−2−p−トルイル
イミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オンの元素分析
値、核磁気共鳴吸収スペクトル及び質量分析(マススペ
クトル)は次の通りであった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR: d 2.31 (3H, s, CH3), 2.37 (3H, s, CH
3), 3.96 (2H, s, CH2, 2J (7 7Se-1H) = 12.8 Hz), 6.7
9 (2H, d, J = 7.8 Hz, Ar), 7.10 (2H, d, J = 7.8 H
z, Ar), 7.22 (2H, d, J = 8.0 Hz, Ar), 7.30 (2H, d,
J = 8.0 Hz, Ar).13 C NMR: d 20.9, 21.2, 25.1 (1J (77Se-13C) = 70.3
Hz), 120.2, 127.7, 129.7, 130.1, 133.7, 134.3, 13
8.9, 146.9, 151.0, 173.1.77 Se NMR (78.2 MHz, CDCl3) d 264.9. MS (CI): m/z = 345 [M+ + 1]. 従って、3−p−トルイル−2−p−トルイルイミノ−
1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次の化学構造式
(11)を有する化合物であることが確認された。
【0040】
【化18】 (実施例9)セレノ尿素として、N,N'-ジイソプロピル
セレノ尿素に代えてN,N'-2-メチルフェニルセレノ尿素
( 2.0 mmol)を用いた以外は実施例1と同様にして反応
を行った。その結果、3−o−トルイル−2−o−トル
イルイミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オン を得
た。収率は92% であった。
【0041】この3−o−トルイル−2−o−トルイル
イミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オンの元素分析
値、核磁気共鳴吸収スペクトル及び質量分析(マススペ
クトル)は次の通りであった。 核磁気共鳴吸収スペクトル (CDCl3 溶媒、TMS 内部標
準):1H NMR: d 2.09 (3H, s, CH3), 2.29 (3H, s, CH
3), 3.97 (2H, d, J = 1.2 Hz, CH2, 2J (77Se-1H) = 3
5.6 Hz), 6.80 (1H, dd, J = 8.0, 1.2 Hz, Ar), 7.01
(1H, td, J = 7.2, 1.6Hz, Ar), 7.13 (2H, m, Ar), 7.
23 (1H, m, Ar), 7.35(3H, m, Ar).13 C NMR: d 17.6, 17.7, 32.9, 119.7, 124.6, 126.4,
127.2, 128.5, 129.4,129.7, 130.5, 131.2, 134.0, 1
36.0, 146.7, 153.8, 171.1. MS (CI): m/z = 345 [M+ + 1]. 従って、3−o−トルイル−2−o−トルイルイミノ−
1,3−セレナゾリジン−4−オンは、次の化学構造式
(12)を有する化合物であることが確認された。
【0042】
【化19】 (実施例10、複数のプロティンキナーゼに対する作
用)複数のプロティンキナーゼ活性を同一のゲル上で同
時に検出する方法〔アナル・ビオケム(Anal. Biochem.)
212:106-110, 1993〕を用いて検討した。すなわち、v-
srcでトランスフォームしたNIH3T3細胞を低張バッファ
ーで破砕し、軽く遠心して除核した。その遠心上清に各
種キナーゼのアクチベータ(activator)[1μM PMA(ホ
ルボ−ルミリステ−トアセテ−ト), 20μM cAMP(サイ
クリックアデノシン−3′,5′−一リン酸),etc.]を
加え、実施例1で得た3−イソプロピル−2−イソプロピ
ルイミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オン〔化学構造式
(4)〕とラベル化したATP(アデノシン三リン酸)を
加えて反応させた。反応停止後リン酸化された蛋白をSD
S-PAGE、オートラジオグラフィー(autoradiography)
で解析した。
【0043】その結果、3−イソプロピル−2−イソプロ
ピルイミノ−1,3−セレナゾリジン−4−オンは、強い阻
害活性を示し、従来プロテインキナーゼ阻害剤として用
いられているロットレリンと比べて20倍以上の阻害活性
を示した。 (実施例11、ヒトHT-1080線維肉腫細胞に対する増殖
抑制作用)37℃下、5% CO2 、95% Airインキュベー
タ内で10%の牛胎児血清を含むEMEM(Eagle's Minimu
m Essential Medium)培地で増殖しているHT-1080線維
肉腫細胞を96-穴プレートに1×104 cells/穴の割合で
播種した。48時間後、0.1%の仔牛血清アルブミンを
含むDMEM(Dulbecco's Modified Eagle's Medium)/F12
培地に切り替えるとともに、各種濃度(0.1μM、100μ
M)の被験薬を加え、さらに24時間培養した。ヒトHT-
1080線維肉腫細胞の増殖抑制作用はクリスタル・バイオ
レット法を用いて染色された染色濃度から求めた。その
結果を表1に示した。
【0044】
【表1】 表1に示したように、HT-1080線維肉腫細胞に対して化
学構造式(4)、(7)及び(10)の1,3−セレナ
ゾリン誘導体が強い増殖抑制作用を示した。
【0045】なお、前記実施形態又は実施例を以下のよ
うに変更して実施してもよい。 ・ 前記各実施例では、溶媒中にセレノ尿素とα−ハロ
アシルハライド類を加えて反応させた後、触媒を加えて
さらに反応を行ったが(2段階)、溶媒中にセレノ尿素
とα−ハロアシルハライド類、さらに触媒を加えて反応
を行ってもよい(1段階)。
【0046】・ 1,3−セレナゾリン誘導体の生理活
性に基づいて、1,3−セレナゾリン誘導体を殺菌剤、
抗菌剤、抗ウィルス剤、抗生物質などとして利用しても
よい。さらに、前記実施形態より把握される技術的思想
について以下に記載する。
【0047】・ 前記一般式(1)中のR1,R2,R3
びR4は水素原子、炭素数2〜8のアルキル基、シクロ
アルキル基又はアリール基である請求項1に記載の1,
3−セレナゾリン誘導体。このように構成した場合、
1,3−セレナゾリン誘導体が容易かつ確実に得られる
とともに、優れた生理活性を発揮することができる。
【0048】・ 前記一般式(2)中のR1及びR2は水
素原子、炭素数2〜8のアルキル基、シクロアルキル基
又はアリール基である請求項2に記載の1,3−セレナ
ゾリン誘導体の製造方法。この製造方法によれば、1,
3−セレナゾリン誘導体を容易かつ確実に製造すること
ができる。
【0049】・ 前記一般式(3)で表されるα−ハロ
アシルハライド類に対する一般式(2)で表されるセレ
ノ尿素のモル比は1.5〜2である請求項2に記載の
1,3−セレナゾリン誘導体の製造方法。この製造方法
によれば、1,3−セレナゾリン誘導体の収率を向上さ
せることができる。
【0050】・ 前記一般式(3)中のXは塩素原子又
は臭素原子である請求項2に記載の1,3−セレナゾリ
ン誘導体の製造方法。この製造方法によれば、反応性を
向上させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば次
のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の新規な
1,3−セレナゾリン誘導体によれば、従来知られてい
なかった化学構造を有し、良好な生理活性を発揮するこ
とができる。従って、抗ガン剤、抗酸化剤などの医薬、
防虫剤、除草剤などの農薬などとして利用することがで
き、工業的に有用である。
【0052】請求項2に記載の発明の新規な1,3−セ
レナゾリン誘導体の製造方法によれば、反応性が高く、
1,3−セレナゾリン誘導体を容易かつ高収率で製造す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 39/06 A61P 39/06 43/00 107 43/00 107 111 111 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される1,3−セ
    レナゾリン誘導体。 【化1】 (式中、R1,R2,R3及びR4は水素原子、炭素数1〜3
    0のアルキル基、シクロアルキル基、アルキニル基、ア
    リール基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ
    基、アリールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表
    す。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で表されるセレノ尿素
    と下記一般式(3)で表されるα−ハロアシルハライド
    類とを触媒の存在下に、溶媒中で反応させることを特徴
    とする請求項1に記載の1,3−セレナゾリン誘導体の
    製造方法。 【化2】 (式中、R1及びR2は水素原子、炭素数1〜30のアル
    キル基、シクロアルキル基、アルキニル基、アリール
    基、アルコキシド基、アシル基、アルキルチオ基、アリ
    ールチオ基又はアルコキシカルボニル基を表す。) 【化3】 (式中、Xはハロゲン原子を表し、R3及びR4は水素原
    子、炭素数1〜30のアルキル基、シクロアルキル基、
    アルキニル基、アリール基、アルコキシド基、アシル
    基、アルキルチオ基、アリールチオ基又はアルコキシカ
    ルボニル基を表す。)
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