JP2003192161A - シート材の供給装置 - Google Patents
シート材の供給装置Info
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- JP2003192161A JP2003192161A JP2001395541A JP2001395541A JP2003192161A JP 2003192161 A JP2003192161 A JP 2003192161A JP 2001395541 A JP2001395541 A JP 2001395541A JP 2001395541 A JP2001395541 A JP 2001395541A JP 2003192161 A JP2003192161 A JP 2003192161A
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Abstract
気により，シート材が重送されたり，電子部品の誤動作
が生じたりすることを防止するシート材の供給装置を提
供すること。 【解決手段】 回転する給紙ローラ１と，載置された１
又は複数のシート材ｓの最上面が前記給紙ローラ１と圧
接する第１の位置及び前記シート材ｓの最上面が前記給
紙ローラと離れる第２の位置の間を，前記給紙ローラ１
の回転軸１ａに設けられたカム１ｂによって往復移動す
るリフト板３と，前記給紙ローラの回転軸１ａに回動自
在に支持され，該給紙ローラ１及びその支持部材５を介
して接地された接地部材６を具備し，前記リフト板３
が，前記第２の位置において前記接地部材６に接触する
よう構成されてなる。
Description
タ，ファクシミリ等における，シート材の除電機構を備
えたシート材の供給装置に関するものである。
リ等の画像形成装置は，給紙カセットや手差し給紙トレ
イ，或いは原稿トレイ等にセットされた記録紙や原稿等
のシート材をその画像形成部や画像読取り部へ供給する
シート材の供給装置（以下，給紙装置という）を備えて
いる。図１は，従来の一般的な給紙装置Ｚの断面を表す
概略図である。従来の給紙装置Ｚは，摩擦抵抗の大きい
ゴム等からなる層をその周面に形成した円筒状の給紙ロ
ーラ１と，所定の軸３ａで回動可能に支持されることに
よって前記給紙ローラ１と離接可能に設けられたリフト
板３とを備え，該リフト板３上に載置されたシート材
が，コイルバネ３ｂ等の弾性部材によって前記給紙ロー
ラ１に弾性付勢され，前記給紙ローラ１が回転すること
により，前記給紙ローラ１に接する最上面のシート材の
みが，コイルバネ４ｂで前記給紙ローラ１に付勢された
摩擦パッド４で分離されて画像形成部等へ向かって供給
される。前記リフト板３は，シート材を載置する給紙ト
レイ２の給紙ローラ１側に設けられる。ここで，前記リ
フト板３は，１枚のシート材を供給するごとに前記給紙
ローラ１の回転軸１ａに設けられた不図示のカム等の作
用によって前記給紙ローラからいったん離れ（図１の破
線で示す位置），前記給紙ローラ１側に近接する側（図
１の実線で示す位置）に再度移動したときにシート材の
最上面を前記給紙ローラ１に付勢する。これにより，前
記リフト板３が前記給紙ローラ１から離れているとき
は，シート材が前記給紙ローラ１に付勢されないため，
前記給紙ローラ１は空回りしてシート材を送り出さず，
前記リフト板３が前記給紙ローラ１に近接したときにの
み，前記給紙ローラ１に付勢されたシート材が前記給紙
ローラ１の回転によって送り出される。ここで，前記給
紙ローラ１によって供給されるシート材は，給紙の際に
擦れて摩擦帯電による静電気を発生させる。この静電気
が蓄積すると，複数のシート材が１枚ずつ剥がれにくく
なり，摩擦パッド４等による分離を用いても，２枚以上
のシート材が重なったまま供給される重送が発生しやす
くなる。さらに，このような静電気は，ノイズとなって
電子部品の誤動作にもつながる。従来，このようなシー
ト材への帯電を極力防止するため，前記リフト板３を金
属板としてシート材の電荷を逃がすようにしている。
フト板３を金属板としても，シート材の供給枚数が増加
し，静電気の発生量が増加してくると，結局，前記リフ
ト板３にも静電気が蓄積し，シート材の重送や電子部品
の誤動作につながるという問題点があった。従って，本
発明は上記事情に鑑みてなされたものであり，その目的
とするところは，シート材が擦れることによって発生す
る静電気により，シート材が重送されたり，電子部品の
誤動作が生じたりすることを防止するシート材の供給装
置を提供することにある。
に本発明は，回転する給紙ローラと，載置された１又は
複数のシート材の最上面が前記給紙ローラと圧接する第
１の位置及び前記シート材の最上面が前記給紙ローラと
離れる第２の位置の間を往復移動するリフト板と，を具
備するシート材の供給装置において，接地された所定の
接地部材を具備し，前記リフト板が，前記第２の位置に
おいて，前記接地部材に接触するよう構成されてなるシ
ート材の供給装置である。これにより，前記リフト板
が，前記給紙ローラから離間するたびに前記接地部材に
接触して接地されるので，前記リフト板に静電気が蓄積
することを防止でき，その結果，シート材の重送やノイ
ズによる電子部品の誤動作を防止できる。また，前記接
地部材が，前記給紙ローラの回転軸又は該回転軸の支持
部材の一方又は両方を介して接地されるものであれば，
前記給紙ローラの回転軸等の既存の金属部材を有効に活
用できるので，除電のための新たなアース線を設ける等
の必要がなく，小型化・軽量化を損なうことがない。も
ちろん前記接地部材は，前記給紙ローラの回転軸以外の
直接的又は間接的に接地された金属部分等に設けてもよ
い。
発明の実施の形態及び実施例について説明し，本発明の
理解に供する。尚，以下の実施の形態及び実施例は，本
発明を具体化した一例であって，本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに，図１は本発明の
実施の形態に係る給紙装置Ｘの断面を表す概略図，図２
は本発明の実施の形態に係る給紙装置Ｘの主要部の斜視
図である。本発明の実施の形態に係る給紙装置Ｘは，複
写機，プリンタ，ファクシミリ等の画像形成装置におい
て，給紙カセットや手差し給紙トレイ，或いは原稿トレ
イ等にセットされた記録紙や原稿等のシート材をその画
像形成部や画像読取り部へ供給するシート材の供給装置
の一例である。図１に示すように，本給紙装置Ｘは，断
面から見た構造及びその動作は，前述した従来の給紙装
置Ｚと何ら変わりない。次に，図２を用いて，本給紙装
置Ｘの除電機構について説明する。図２は，本給紙装置
Ｘの主要部である前記給紙ローラ１及び前記リフト板３
の構成を斜視図で表したものである。前述したように，
鉄等の金属製の前記リフト板３は，軸３ａで回動可能に
支持され，該リフト板３上のシート材ｓがコイルバネ３
ｂによって前記給紙ローラ１の方向に弾性付勢される。
ここで，前記リフト板３は，該リフト板３の上面に設け
られた突起部３ｃが前記給紙ローラ１の回転軸１ａに設
けられたカム１ｂと当接し，前記給紙ローラ１が回転す
ることによって，前記カム１ｂの作用で前記給紙ローラ
に近接した位置と離れた位置との間を往復移動する。図
２は，前記カム１ｂの作用で，前記リフト板３が前記給
紙ローラ１から最も離れた位置にきたときの状態を表
す。この状態では，シート材ｓが前記給紙ローラ１に付
勢されないため，前記給紙ローラ１は空回りしてシート
材を送り出さない。図２の状態からさらに前記給紙ロー
ラ１が回転すると，前記リフト板３は前記給紙ローラ１
に最も近接する側に移動し，このとき，シート材ｓの最
上面を前記給紙ローラ１に付勢する。これにより，前記
給紙ローラ１に付勢された最上面のシート材ｓが前記給
紙ローラ１の回転によって送り出される。以下，シート
材ｓの最上面が前記給紙ローラ１に付勢される前記リフ
ト板３の位置を第１の位置，前記リフト板３が前記給紙
ローラ１から最も離れる位置（図２に示す位置）を第２
の位置という。前記給紙ローラ１の回転軸１ａには，鉄
板等の金属製の接地部材６が回動自在に設けられてい
る。該接地部材６は前記給紙ローラ１の回転軸１ａに接
し，該回転軸１ａはその支持部材である鉄等の金属製の
側壁５に接し，該側壁５は接地されている。即ち，前記
接地部材６は，前記回転軸１ａ及び前記側壁５を介して
接地されている。さらに，前記接地部材６は，前記リフ
ト板３が前記第２の位置（図２の位置）に移動したとき
に該リフト板３の下側の面と接触するよう設けられてい
る。これにより，前記リフト板３は，前記第２の位置に
移動するたびに前記接地部材６に接触して接地されるの
で，前記リフト板３に静電気が蓄積することを防止でき
る。また，前記リフト板３が，前記第２の位置で除電
（接地）された後に，シート材ｓが擦れて静電気が発生
する前記第１の位置に移動するので，常に除電された状
態から給紙が開始される。従って，給紙開始時に発生し
やすいシート材の重送が生じにくいという効果も奏す
る。しかも，前記リフト板３は，前記第２の位置で除電
（接地）された直後に前記第１の位置に移動して給紙が
開始されるので，給紙開始の時点，即ち，シート材どう
しの摩擦抵抗が最も大きい（静止摩擦である）時点で最
も低い帯電状態となり，他のタイミング（例えば，給紙
の最中）で除電（接地）するよりもシート材の重送がよ
り発生しにくい。さらに，非常に軽量かつ設置容量の小
さい金属板である接地部材６を設けるだけで，既存の給
紙ローラの回転軸，及びその支持部材等の金属部材を介
して前記リフト板３を接地できるので，除電のための新
たなアース線を設ける等の必要がなく，小型化・軽量化
を損なうこともない。特に，小型・軽量化のために部材
の大部分が樹脂で製作される小型機（プリンタ，複写機
等）においては，前記給紙ローラ１の回転軸１ａや該回
転軸の支持部材５等，強度が要求される一部の部材にし
か金属が用いられないため，これら既存の金属部材を活
用して接地することは特に有効である。もちろん前記接
地部材６は，前記給紙ローラ１の回転軸１ａ以外の直接
的又は間接的に接地された金属部分，例えば，前記側壁
５（回転軸１ａの支持部材）等に設けてもよい。
リフト板は給紙ローラから離間するたびに接地部材に接
触して接地されるので，リフト板に静電気が蓄積するこ
とを防止でき，その結果，シート材の重送やノイズによ
る電子部品の誤動作を防止できる。しかも，リフト板
は，常に除電（接地）された後に給紙ローラ側に近接し
て給紙が開始されるので，給紙開始の時点，即ち，シー
ト材どうしの摩擦抵抗が最も大きい時点で最も低い帯電
状態となり，他のタイミングで除電（接地）するよりも
シート材の重送がより発生しにくい。さらに，非常に軽
量かつ設置容量の小さい接地部材を付加するだけで，既
存の給紙ローラの回転軸，及びその支持部材等の金属部
材を介してリフト板を接地できるので，除電のための新
たなアース線を設ける等の必要がなく，小型化・軽量化
を損なうこともない。特に，小型・軽量化のために部材
の大部分が樹脂で製作される小型機（プリンタ，複写機
等）においては，給紙ローラの回転軸や該回転軸の支持
部材等，強度が要求される一部の部材にしか金属が用い
られないため，これら既存の金属部材を活用して接地す
ることは特に有効である。
表す概略図。
の斜視図。
Claims (2)
- 【請求項１】 回転する給紙ローラと，載置された１又
は複数のシート材の最上面が前記給紙ローラと圧接する
第１の位置及び前記シート材の最上面が前記給紙ローラ
と離れる第２の位置の間を往復移動するリフト板と，を
具備するシート材の供給装置において，接地された所定
の接地部材を具備し，前記リフト板が，前記第２の位置
において，前記接地部材に接触するよう構成されてなる
シート材の供給装置。 - 【請求項２】 前記接地部材が，前記給紙ローラの回転
軸又は該回転軸の支持部材の一方又は両方を介して接地
されてなる請求項１に記載のシート材の供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001395541A JP3654860B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | シート材の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001395541A JP3654860B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | シート材の供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003192161A true JP2003192161A (ja) | 2003-07-09 |
| JP3654860B2 JP3654860B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001395541A Expired - Fee Related JP3654860B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | シート材の供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN111717465A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-29 | 宁波初创产品设计有限公司 | 一种包装箱输送装置和输送方法 |
| CN111717466A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-29 | 宁波初创产品设计有限公司 | 一种包装箱上料装置和上料方法 |
| CN111717464A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-29 | 宁波初创产品设计有限公司 | 一种包装箱自动送纸设备和送纸方法 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001395541A patent/JP3654860B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US7764898B2 (en) | 2003-12-19 | 2010-07-27 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus having first and second grounding routes |
| US7929879B2 (en) | 2003-12-19 | 2011-04-19 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus having first and second grounding routes |
| US8195063B2 (en) | 2003-12-19 | 2012-06-05 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus having first and second ground conducting routes |
| US8488987B2 (en) | 2003-12-19 | 2013-07-16 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus having first and second ground conducting routes |
| US8682201B2 (en) | 2003-12-19 | 2014-03-25 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus having first and second ground conducting routes |
| US9274485B2 (en) | 2003-12-19 | 2016-03-01 | Oki Data Corporation | Image forming apparatus having media cassette with grounding |
| CN111717465A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-29 | 宁波初创产品设计有限公司 | 一种包装箱输送装置和输送方法 |
| CN111717466A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-29 | 宁波初创产品设计有限公司 | 一种包装箱上料装置和上料方法 |
| CN111717464A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-09-29 | 宁波初创产品设计有限公司 | 一种包装箱自动送纸设备和送纸方法 |
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