JP2003191938A - 折り潰し缶 - Google Patents

折り潰し缶

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JP2003191938A
JP2003191938A JP2001396950A JP2001396950A JP2003191938A JP 2003191938 A JP2003191938 A JP 2003191938A JP 2001396950 A JP2001396950 A JP 2001396950A JP 2001396950 A JP2001396950 A JP 2001396950A JP 2003191938 A JP2003191938 A JP 2003191938A
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metal
shaped
cylindrical metal
mountain
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Shuichi Tsuda
修一 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、力の弱いものでも簡単に折り潰す
ことができる折り潰し缶を提供するものである。 【解決手段】 折り潰し缶10の円筒部12には折り潰
し缶10の上下方向に対して傾斜した状態の傾斜溝22
が円周方向に沿って間隔を設けて複数形成されている。
また、前記傾斜溝22の間には折り潰し缶10の上下方
向に対して傾斜して直線筋状の傾斜筋突起部23が折り
潰し缶10の円周方向に沿って複数形成されている。前
記傾斜溝22の上端部22A及び傾斜筋突起部23の上
端部23Aの上方近傍と、傾斜溝22の下端部22B及
び傾斜筋突起部23の下端部23Bの下方近傍には前記
上端部22A,23Aと下端部22B,23Bに対応す
るように突起部24が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、力の弱い者でも簡
単に折り潰すことができて缶の体積を小さくできる折り
潰し缶に関する。
【0002】
【従来の技術】清涼飲料やビール等の飲料等はアルミ缶
等の金属缶に入れられて大量販売されている。また、石
油等は一斗缶と称される金属缶に入れられて販売されて
いる。このため、廃棄される金属缶の廃棄量は膨大な量
になり、廃棄された金属缶をそのままの状態で保管した
り運搬する場合等、金属缶が嵩張り廃棄処分の効率化の
大きな妨げになっている。そこで、金属缶を廃棄する前
に潰して小さくすることも可能であるが力の弱い者では
金属缶を小さく潰すことは困難である。また、金属缶を
小さく潰すことができる大型の専用機械も提案されてい
るが、この専用機械を家庭等で用意するのは経済的、場
所的に大きな負担となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑みなされたものであり力の弱い者でも簡単に小さく折
り潰すことができる折り潰し缶を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
缶の側面に溝を複数形成し、これら溝に沿って谷折りし
て前記金属缶を折り曲げて潰すようにしたことを特徴と
している。請求項2の発明は、金属缶の側面に複数形成
された溝と、前記金属缶の側面に複数形成された筋状突
起部と、前記溝に沿って谷折りすると共に前記筋状突起
部に沿って山折りして前記金属缶を折り曲げて潰すよう
にしたことを特徴としている。請求項3の発明は、円筒
状金属缶の側面に円筒状金属缶の上下方向に対して傾斜
すると共に円筒状金属缶の円周方向に沿って複数形成さ
れた傾斜溝と、これら傾斜溝と傾斜溝の間に円筒状金属
缶の上下方向に対して傾斜するように形成された複数の
筋状突起部と、を有してなることを特徴としている。請
求項4の発明は、円筒状金属缶の側面に円筒状金属缶の
上下方向に対して傾斜すると共に円筒状金属缶の円周方
向に沿って複数形成された傾斜溝と、これら傾斜溝の中
間部に形成された折れ曲り溝部と、前記傾斜溝と傾斜溝
の間に円筒状金属缶の上下方向に対して傾斜するように
形成された複数の筋状突起部と、を有してなることを特
徴としている。請求項5の発明は、円筒状金属缶の側面
に円筒状金属缶の上下方向に対して傾斜すると共に円筒
状金属缶の筒部の円周方向に沿って複数形成された傾斜
溝と、これら傾斜溝の中間部に交差すると共に前記円筒
状金属缶の周方向に向って形成された交差状横溝部と、
前記傾斜溝と傾斜溝の間に円筒状金属缶の上下方向に対
して傾斜するように形成された複数の筋状突起部と、を
有してなることを特徴としている。請求項6の発明は、
円筒状金属缶の側面に金属缶の上下方向に対して傾斜す
ると共に円筒状金属缶の円周方向に沿って複数形成され
た傾斜溝と、前記円筒状金属缶の周方向に向って複数形
成されると共に前記傾斜溝と傾斜溝との間に設けられた
横溝と、前記傾斜溝と傾斜溝の間に円筒状金属缶の上下
方向に対して傾斜するように形成された複数の筋状突起
部と、を有してなることを特徴としている。請求項7の
発明は、円筒状金属缶の側面の上部に対向してそれぞれ
形成された逆山状筋突起部と、円筒状金属缶の側面の下
部に対向してそれぞれ形成された山状筋突起部と、前記
逆山状筋突起部の頂点と山状筋突起部の頂点を接続する
頂点接続筋突起部と、前記逆山状筋突起部の頂点と逆山
状筋突起部の頂点とを接続する第1横溝と、前記山状筋
突起部の頂点と山状筋突起部の頂点とを接続する第2横
溝と、を有してなることを特徴としている。請求項8の
発明は、円筒状金属缶の側面下部に形成された逆山状筋
突起部と、この逆三角状溝の底辺溝部の両端から円筒状
金属缶の上端に向って形成された垂直状溝と、前記逆三
角状溝の底辺溝部の両端から円筒状金属缶の下端に向っ
て形成された傾斜状溝と、を有してなることを特徴とし
ている。請求項9の発明は、角筒状金属缶の正面部に横
方向に向かってそれぞれ形成された第1正面横溝及び第
2正面横溝と、前記角筒状金属缶の両側面の上部に形成
された逆山状溝と、前記角筒状金属缶の両側面の下部に
形成された山状溝と、前記逆山状溝の頂点と山状溝の頂
点を結ぶ頂点接続溝と、前記角筒状金属缶の両側面に設
けられると共に前記逆山状溝の頂点と前記第1正面横溝
の端部を結ぶ第1側面横溝と、前記角筒状金属缶の両側
面に設けられると共に前記山状溝の頂点と前記第2正面
横溝の端部を結ぶ第2側面横溝と、を有してなることを
特徴としている。請求項10の発明阿は、角筒状金属缶
の両側面に縦方向に向かってそれぞれ形成された側面縦
溝と、前記角筒状金属缶の両側面に前記側面縦溝に沿っ
て形成された側面縦筋突起部と、を有してなることを特
徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図5には本発明に係る折り
潰し缶の第1実施例が示されている。この実施例では折
り潰し缶10はアルミで形成されたビール缶に適用され
た場合を例にして説明する。図1に示されるように、折
り潰し缶10の円筒部12の上端面には天面14が設け
られ、下端面には底面16が設けられている。この天面
14にはプルトップ栓18が設けられプルトップ栓18
を開けることにより折り潰し缶10に入っているビール
を飲めるようになっている。なお、図示する折り潰し缶
10は空の折潰し缶10を示す。前記折り潰し缶10の
円筒部12には折り潰し缶10の上下方向に対して傾斜
した状態の傾斜溝22が折り潰し缶10の円周方向に沿
って間隔を設けて複数形成されている。これら傾斜溝2
2は図2に示されるように断面円弧状に円筒部12に窪
んで形成されている。また、前記傾斜溝22の間には折
り潰し缶10の上下方向に対して傾斜して直線筋状の傾
斜筋突起部23が折り潰し缶10の円周方向に沿って複
数形成されている。これら傾斜筋突起部23は図2に示
されるように断面円弧状に円筒部12に突起して形成さ
れている。前記傾斜溝22の上端部22A及び傾斜筋突
起部23の上端部23Aの上方近傍と、傾斜溝22の下
端部22B及び傾斜筋突起部23の下端部23Bの下方
近傍にはそれぞれ前記上端部22A,23Aと下端部2
2B,23Bに対応するように突起部24が設けられて
いる。
【0006】次に、第1実施例の折り潰し缶10の作用
を説明する。空の折り潰し缶10を折り潰して体積を小
さくする場合は、指等を前記傾斜溝22に沿わせて押し
付けて傾斜溝22に沿った窪みを円筒部12に形成す
る。そして、前記折り潰し缶10の上端部と下端部をも
って図3に矢印方向に力を加えて前記折り潰し缶10を
しぼるようにする。すると、前記円筒部12に複数形成
されている傾斜溝22は円筒部12の芯方向に折れる谷
折り状態になると共に傾斜溝22に沿った部分は盛り上
がるため傾斜溝22の隣に形成されている傾斜筋突起部
23は盛り上がり山折り状態になる。これにより、前記
折り潰し缶10はしぼられた状態になる。そして、図4
に矢印で示されるように、折り潰し缶10を潰すように
上下方向の力を加える。従って、力があまり強くない者
であっても図5に示されるように折り潰し缶10を簡単
に小さく折り潰すことができ、折り潰し缶10の体積を
小さくすることができる。この結果、前記折り潰し缶1
0を折り潰す場合は金属缶を潰す大型の専用機械を使用
しなくても図5に示されるように小さく折り潰すことが
できて折り潰し缶10の体積を小さくできるので、金属
缶の廃棄処理の効率化を向上させることができる。な
お、前記傾斜溝22の上端部22A及び傾斜筋突起部2
3の上端部23Aの上方近傍と傾斜溝22の下端部22
B及び傾斜筋突起部23の下端部23Bの下方近傍には
上端部22A,23Aと下端部22B,23Bに対応す
るように突起部24が設けられているため、前記折り潰
し缶10を折り潰した際に傾斜溝22及び傾斜筋突起部
23に沿って傾斜溝22及び傾斜筋突起部23に亀裂が
生じても前記突起部24が前記亀裂を食い止めることが
できる。この結果、前記折り潰し缶10を折り潰した際
に傾斜溝22及び傾斜筋突起部23に沿って亀裂が生じ
ても前記折り潰し缶10を折り潰す際に前記亀裂で手等
を切ってしまうことを防止することができる。
【0007】図6には第2実施例の折り潰し缶30が示
されている。なお、第1実施例の折り潰し缶10と同一
の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。図6
に示されるように、前記折り潰し缶30の円筒部12に
は傾斜した状態の傾斜溝32が折り潰し缶30の円周方
向に並んで複数形成されている。これら傾斜溝32は前
記傾斜溝22と異なり、中間部に折れ曲り溝部34が形
成されている。これら傾斜溝32も前記傾斜溝22と同
様に断面円弧状に窪んで形成されている。また、前記傾
斜溝32と傾斜溝32との間には傾斜筋突起部23が形
成されている。なお、前記傾斜溝32には円筒部12の
横方向に向かって折れ曲る折れ曲り溝部34が形成され
ているので、より上下方向に作用する力に対しては折れ
曲り易くなっている。なお、他の構成、作用、効果は第
1実施例の折り潰し缶10と同一であるので、その説明
は省略する。
【0008】図7には第3実施例の折り潰し缶40が示
されている。なお、第1実施例の折り潰し缶10と同一
の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。図7
に示されるように、前記折り潰し缶40の円筒部12に
は傾斜溝42が周方向に沿って複数形成されている。こ
の傾斜溝42の中間部には傾斜溝42と交差して円筒部
12の真横方向に向って形成された短い交差状横溝部4
4が設けられている。この交差状横溝部44も前記傾斜
溝42と同様に断面円弧状に窪んで形成されている。ま
た、前記傾斜溝42と傾斜溝42との間には傾斜筋突起
部23が形成されている。なお、前記円筒部12には交
差状横溝部44が形成されているが、これら交差状横溝
部44は円筒部12の横方向に向かって形成されている
ので、より上下方向に作用する力に対しては折れ曲り易
くなっている。なお、他の構成、作用、効果は第1実施
例の折り潰し缶10と同一であるので、その説明は省略
する。
【0009】図8には第4実施例の折り潰しき缶50が
示されている。なお、第1実施例の折り潰し缶10と同
一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。図
8に示されるように、前記折り潰し缶50の円筒部12
に形成された複数の傾斜溝22と傾斜溝22との間には
円筒部12の円周方向に向って横溝52が形成されてい
る。これら横溝52も前記傾斜溝22と同様に断面円弧
状に窪んで形成されている。これら横溝52は円筒部1
2の横方向に向かって形成されているので、より上下方
向に作用する力に対しては折れ曲り易くなっている。ま
た、前記傾斜溝22と傾斜溝22との間には横溝52を
挟むようにして傾斜筋突起部23が形成されている。な
お、他の構成、作用、効果は第1実施例の折り潰し缶1
0と同一であるので、その説明は省略する。
【0010】図9〜図12には第5実施例の折り潰し缶
60が示されている。なお、第1実施例の折り潰し缶1
0と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略す
る。図9に示されているように、前記折り潰し缶60の
円筒部12の上部には逆山状の逆山状筋突起部62,6
2が反対側に対向して突設形成され、円筒部12の下部
には山状の山状筋突起64,64が反対側に対向して突
設形成されている。この逆山状筋突起部62の頂点62
Aと山状筋突起部64の頂点64Aは突設形成された頂
点接続筋突起部66によって接続されている。また、逆
山状筋突起部62の頂点62Aと反対側に形成された逆
山状筋突起部62の頂点62Aは周方向に形成された第
1横溝68によって接続され、山状筋突起部64の頂点
64Aと反対側に形成された山状筋突起部64の頂点6
4Aは周方向に形成された第2横溝70によって接続さ
れている。前記逆山状筋突起部62の頂点62Aの内側
と山状筋突起部64の頂点64Aの内側には突起部24
がそれぞれ突設形成されている。前記第1横溝68と第
2横溝70との間には円弧状溝72,72が反対側に対
向して形成されている。また、前記円筒部12の上部に
は上傾斜溝74,74が反対側に対向して形成され、円
筒部12の下部には下傾斜溝76,76が反対側に対向
して形成されている。なお、前記逆山状筋突起部62、
山状筋突起部64、頂点接続筋突起部66は断面円弧状
に突設形成され、第1横溝68、第2横溝70、円弧状
溝72、上傾斜溝74、下傾斜溝76は断面円弧状に窪
んで形成されている。また、前記円弧状溝72、上傾斜
溝74、下傾斜溝76は折り潰し缶60を折り潰す場合
に折り潰しの補助的な役目を果たす溝である。前記折り
潰し缶60を折り潰す場合は、図10に示されるように
円筒部12の中央部に矢印で示すように横方向の力を加
えて第1横溝68、第2横溝70を折る。これにより、
逆山状筋突起部62、山状筋突起部64、頂点接続筋突
起部66は盛り上がる。次に、図11に示されるように
円筒部12に矢印で示すように横方向の力を加える。最
後に図12に示されるように円筒部12に矢印方向で示
すように横方向の力を加えることにより、前記折り潰し
缶60を小さく折り潰すことができる。従って、円筒部
12に複数設けられている前記逆山状筋突起部62,6
2、山状筋突起部64,64、頂点接続筋突起部66,
66,第1横溝68、第2横溝70、円弧状溝72,7
2、上傾斜溝74,74、下傾斜溝76,76がそれぞ
れの突起部又は溝に沿って折り曲がるため、折り潰し缶
60を小さく折り潰すことができる。なお、他の構成、
作用、効果は第1実施例の折り潰し缶10と同一である
ので、その説明は省略する。
【0011】図13〜図15に示されるように、第6実
施例の折り潰し缶80は円柱形状に形成されているが前
記実施例のビール缶と異なる缶である缶詰缶に適用した
例に基いて説明する。この折り潰し缶80の円筒部12
の側面下部には逆山状筋突起部82が形成されている。
この逆山状筋突起部82の傾斜筋突起部84,84の上
端部84Aと上端部84Aは横溝86によって接続され
ている。また、前記逆山状筋突起部82の傾斜筋突起部
84,84の上端部84Aと上端部84Aから円筒部1
2の天面14に向って垂直状筋突起部88,88がそれ
ぞれ突設形成されている。また、前記逆山状筋突起部8
2の傾斜筋突起部84,84の上端部84Aと上端部8
4Aから円筒部12の底面16に向って傾斜筋突起部9
0,90が突設形成されている。なお、前記逆山状筋突
起部82、垂直状筋突起部88、傾斜筋突起部90は断
面円弧状に突設形成され、前記横溝86は断面円弧状に
窪んで形成されている。前記折り潰し缶を80を折り潰
しする場合は図14に示されるように、横溝86を折り
曲げて谷折り状態にすると前記逆山状筋突起部82、垂
直状筋突起部88、傾斜筋突起部90が山折り状態にな
って折れる。これにより、図15に示されるように前記
折り潰し缶80を小さく折り潰すことができる。なお、
他の効果及び作用は第1実施例の折り潰し缶10と同一
であるので、その説明は省略する。
【0012】図16〜図18には第7実施例の折り潰し
缶100が示されている。図16に示されるように、第
7実施例の折り潰し缶100は角柱形状に形成されてい
る。この折り潰し缶100の角筒部101の正面部10
2には横方向に第1正面横溝104,第2正面横溝10
6が間隔を設けて形成されている。また、折り潰し缶1
00の一側面108及び他側面110の上部には逆山状
の逆山状溝112が形成され、下部には山状の山状溝1
14が形成されている。前記逆山状溝112の頂点11
2Aと山状溝114の頂点114Aは直線状の頂点接続
溝116によって結ばれている。また、前記逆山状溝1
12の頂点112Aから正面部102に向って横方向に
第1側面横溝118が形成され、前記第1正面横溝10
4に接続している。また、前記三角溝114の頂点11
4Aから正面部102に向って横方向に第2側面横溝1
20が形成され、前記第2正面横溝106に接続してい
る。なお、前記逆山状溝112の頂点112Aの内側と
山状溝114の頂点114Aの内側には折り潰し缶10
0を折り潰す場合に補助的な役割を果たす直線状の縦溝
124,124が形成されている。また、前記第1正面
横溝104,第2正面横溝106、逆山状溝112、山
状溝114、頂点接続溝116、第1側面横溝118、
第2側面横溝120、縦溝124は断面円弧状に窪んで
形成されている。前記折り潰し缶100を潰し折りする
場合は、図17に示されるように折り潰し缶100の一
側面108と他側面110にそれぞれ形成されている逆
山状溝112,山状溝114、頂点接続溝116、第1
側面横溝118、第2側面横溝120を谷折り状態に折
る。そして、前記折り潰し缶100の正面部102に形
成されている第1正面横溝104,第2正面横溝106
を谷折り状態に折ることにより、図18に示されるよう
に折り潰し缶100を薄く小さく折り潰すことができ
る。なお、他の効果及び作用は第1実施例の折り潰し缶
10と同一であるので、その説明は省略する。
【0013】図19及び図20には第8実施例の折り潰
し缶130が示されている。図16に示されるように、
第8実施例の折り潰し缶130は角柱形状に形成されて
いる。この折り潰し缶130の天面134と底面136
の間に形成された角筒部138の側面部140、140
の中央には上下方向に側面縦溝142,142が形成さ
れている。また、前記側面部140、140であって正
面部144と対向する背面部146の近くには上下方向
に側面筋突起部148が形成されている。前記折り潰し
缶130を折り潰しする場合は、天面134と底面13
6の3辺をカットし、残った1辺を折り曲げて天面13
4と底面136を角筒部138内に折り込む。そして、
前記側面縦溝142,142を谷折りすると前記側面筋
突起部148,148が山折り状態になって折れる。従
って、図20に示されるように折り潰し缶130を小さ
く薄く折り潰すことができる。なお、前記側面縦溝14
2は断面円弧状に窪んで形成され、前記側面筋突起部1
48は断面円弧状に突出して形成されている。また、実
施例では側面筋突起部148を前記側面部140、14
0であって背面部146の近くに形成したが、正面部1
44の近くには側面筋突起部148を形成してもよいこ
とは勿論である。なお、他の効果及び作用は第1実施例
の折り潰し缶10と同一であるので、その説明は省略す
る。
【0014】なお、実施例では溝及び筋突起部の横断面
形状を断面円弧状(図2参照)にした例を示したが、溝
及び筋突起部の横断面形状は円弧状に限定されるもので
はなく、U字形状、V字形状、W字形状等をはじめてと
して他の形状でもよいことは勿論である。さらに、実施
例で示された溝の幅寸法や深さ寸法及び筋突起部の幅寸
法や高さ寸法(盛り上がり寸法)は特に限定されるもの
でないことは勿論である。また、金属缶の材質や金属缶
の種類によっては図21〜図24に示されるような断面
V字状の折り溝150を形成してもよい。図21には一
斗缶152に前記折り溝150を形成した例が示されて
いる。一斗缶152の側面154には上下方向に前記折
り溝150が形成されている。図22に示されるよう
に、折り溝150の背面にはV字スリット156が形成
されている。このため前記折り溝150を谷折りにすべ
く図22、図23に矢印に示される方向に力が作用する
と梃子の原理で図23に示されるように前記V字スリッ
ト156から切れはじめて前記折り溝150が切れ一斗
缶152をより折り易くできる。なお、図24に示され
るように前記V字スリット156を折り溝150の背面
に断続的に形成すれば一斗缶152はつながった状態で
折られると共に前記折り溝150は谷折りされるため切
れたV字スリット156は一斗缶152の内側に入り込
むので切れたV字スリット156で手を切ることを防止
でき安全である。また、前記折り溝150を形成するの
は金属缶であれば一斗缶152に限定されるものでない
ことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明の折り潰し缶は、力の弱い者でも
簡単化つ迅速に金属缶を小さく折り潰すことができるの
で金属缶を廃棄する場合に廃棄される金属缶の体積を小
さくでき、金属缶の廃棄処分を効率よく行うことができ
るという優れた効果を有する。また、本発明の折り潰し
缶は、力の無い者でも簡単化つ迅速に金属缶を小さく折
り潰すことができるので金属缶を小さく折り潰す専用機
械を購入設置する必要が無いという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の折り潰し缶の全体斜視図である。
【図2】第1実施例の折り潰し缶の一部拡大断面図であ
る。
【図3】第1実施例の折り潰し缶を折り潰す場合の順序
説明図である。
【図4】第1実施例の折り潰し缶を折り潰す場合の順序
説明図である。
【図5】第1実施例の折り潰し缶を折り潰す場合の順序
説明図である。
【図6】第2実施例の折り潰し缶の全体斜視図である。
【図7】第3実施例の折り潰し缶の全体斜視図である。
【図8】第4実施例の折り潰し缶の全体斜視図である。
【図9】第5実施例の折り潰し缶の全体斜視図である。
【図10】第5実施例の折り潰し缶を潰し折りする場合
の順序説明図である。
【図11】第5実施例の折り潰し缶を潰し折りする場合
の順序説明図である。
【図12】第5実施例の折り潰し缶を潰し折りする場合
の順序説明図である。
【図13】第6実施例の折り潰し缶の全体斜視図であ
る。
【図14】第6実施例の折り潰し缶を潰し折りする場合
の順序説明図である。
【図15】第6実施例の折り潰し缶を潰し折りする場合
の順序説明図である。
【図16】第7実施例の折り潰し缶の全体斜視図であ
る。
【図17】第7実施例の折り潰し缶を折り潰す場合の順
序説明図である。
【図18】第7実施例の折り潰し缶を折り潰す場合の順
序説明図である。
【図19】第8実施例の折り潰し缶の斜視図である。
【図20】第8実施例の折り潰し缶を折り潰した状態の
斜視図である。
【図21】他の例の溝が形成された一斗缶の斜視図であ
る。
【図22】他の例の溝の一部拡大横断面図である。
【図23】他の例の溝を折る場合の説明一部拡大横断面
図である。
【図24】他の例の溝の背面図である。
【符号の説明】
10 折り潰し缶 12 円筒部 22 傾斜溝 22A 上端部 22B 下端部 24 突起部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属缶の側面に溝を複数形成し、これら
    溝に沿って谷折りして前記金属缶を折り曲げて潰すよう
    にしたことを特徴とする折り潰し缶。
  2. 【請求項2】 金属缶の側面に複数形成された溝と、前
    記金属缶の側面に複数形成された筋状突起部と、前記溝
    に沿って谷折りすると共に前記筋状突起部に沿って山折
    りして前記金属缶を折り曲げて潰すようにしたことを特
    徴とする折り潰し缶。
  3. 【請求項3】 円筒状金属缶の側面に円筒状金属缶の上
    下方向に対して傾斜すると共に円筒状金属缶の円周方向
    に沿って複数形成された傾斜溝と、これら傾斜溝と傾斜
    溝の間に円筒状金属缶の上下方向に対して傾斜するよう
    に形成された複数の筋状突起部と、を有してなることを
    特徴とする折り潰し缶。
  4. 【請求項4】 円筒状金属缶の側面に円筒状金属缶の上
    下方向に対して傾斜すると共に円筒状金属缶の円周方向
    に沿って複数形成された傾斜溝と、これら傾斜溝の中間
    部に形成された折れ曲り溝部と、前記傾斜溝と傾斜溝の
    間に円筒状金属缶の上下方向に対して傾斜するように形
    成された複数の筋状突起部と、を有してなることを特徴
    とする折り潰し缶。
  5. 【請求項5】 円筒状金属缶の側面に円筒状金属缶の上
    下方向に対して傾斜すると共に円筒状金属缶の筒部の円
    周方向に沿って複数形成された傾斜溝と、これら傾斜溝
    の中間部に交差すると共に前記円筒状金属缶の周方向に
    向って形成された交差状横溝部と、前記傾斜溝と傾斜溝
    の間に円筒状金属缶の上下方向に対して傾斜するように
    形成された複数の筋状突起部と、を有してなることを特
    徴とする折り潰し缶。
  6. 【請求項6】 円筒状金属缶の側面に金属缶の上下方向
    に対して傾斜すると共に円筒状金属缶の円周方向に沿っ
    て複数形成された傾斜溝と、前記円筒状金属缶の周方向
    に向って複数形成されると共に前記傾斜溝と傾斜溝との
    間に設けられた横溝と、前記傾斜溝と傾斜溝の間に円筒
    状金属缶の上下方向に対して傾斜するように形成された
    複数の筋状突起部と、を有してなることを特徴とする折
    り潰し缶。
  7. 【請求項7】 円筒状金属缶の側面の上部に対向してそ
    れぞれ形成された逆山状筋突起部と、円筒状金属缶の側
    面の下部に対向してそれぞれ形成された山状筋突起部
    と、前記逆山状筋突起部の頂点と山状筋突起部の頂点を
    接続する頂点接続筋突起部と、前記逆山状筋突起部の頂
    点と逆山状筋突起部の頂点とを接続する第1横溝と、前
    記山状筋突起部の頂点と山状筋突起部の頂点とを接続す
    る第2横溝と、を有してなることを特徴とする折り潰し
    缶。
  8. 【請求項8】 円筒状金属缶の側面下部に形成された逆
    山状筋突起部と、この逆三角状溝の底辺溝部の両端から
    円筒状金属缶の上端に向って形成された垂直状溝と、前
    記逆三角状溝の底辺溝部の両端から円筒状金属缶の下端
    に向って形成された傾斜状溝と、を有してなることを特
    徴とする折り潰し缶。
  9. 【請求項9】 角筒状金属缶の正面部に横方向に向かっ
    てそれぞれ形成された第1正面横溝及び第2正面横溝
    と、前記角筒状金属缶の両側面の上部に形成された逆山
    状溝と、前記角筒状金属缶の両側面の下部に形成された
    山状溝と、前記逆山状溝の頂点と山状溝の頂点を結ぶ頂
    点接続溝と、前記角筒状金属缶の両側面に設けられると
    共に前記逆山状溝の頂点と前記第1正面横溝の端部を結
    ぶ第1側面横溝と、前記角筒状金属缶の両側面に設けら
    れると共に前記山状溝の頂点と前記第2正面横溝の端部
    を結ぶ第2側面横溝と、を有してなることを特徴とする
    折り潰し缶。
  10. 【請求項10】 角筒状金属缶の両側面に縦方向に向か
    ってそれぞれ形成された側面縦溝と、前記角筒状金属缶
    の両側面に前記側面縦溝に沿って形成された側面縦筋突
    起部と、を有してなることを特徴とする折り潰し缶。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020081191A (ko) * 2002-10-02 2002-10-26 김상일 접이식 캔
JP2007254008A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Universal Seikan Kk 金属缶本体及び金属缶
JP2010208692A (ja) * 2009-02-12 2010-09-24 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 容器
JP7492660B1 (ja) 2023-01-26 2024-05-30 金澤 宏 アルミ缶潰し補助具

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