JP2003191813A - エアバッグを折り畳むための方法及び装置 - Google Patents

エアバッグを折り畳むための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグモジュールのエアバッグを折り畳
むための改良された方法及び装置を提供する。 【解決手段】 折り目を生成するために、エアバッグ
（１２）は、各部分において少なくとも1つの摺動手段
（３０〜４０、６０）によって少なくとも１つの区画室
（４２〜５２、５６）へ押し込まれる。比較的簡単な装
置（１０）を使用して複雑な折り畳みが可能であり、本
発明によれば、エアバッグ（１２）は、実質的に立向き
の第１の部分（１２ａ）を有するように装置（１０）に
配置され、エアバッグ（１２）の第２の部分（１２ｂ、
１２ｃ）は、区画室（３０〜４０）に押し込まれ、その
間に第２の部分（１２ｂ、１２ｃ）は、対応する摺動手
段の正面の第１の部分（１２ａ）の固有重量によりプリ
テンションが与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】本発明は、エアバッグモジュールの構成要
素であるエアバッグを折り畳むための方法及び装置に関
する。
【０００２】
【従来技術】米国特許第５，３７５，３９３号には、エ
アバッグモジュールのエアバッグを折り畳むための方法
及び装置が開示されている。折り畳まれるエアバッグは
台部の上に展開され、その台部を通って区画壁が下から
上へ垂直に移動できる。その後、エアバッグは、区画壁
の上端に横たわり、折り目を生成するために、垂直摺動
手段をエアバッグの上から押し込むことが可能である。
折り畳まれたエアバッグは、外側のバッグ層の把持部に
よって把持され、区画壁及び摺動手段が取外され、次
に、エアバッグモジュールのハウジング内に入れるため
に、折り畳まれたエアバッグを把持部を利用して回転さ
せる。この方法は、折り畳みのための比較的複雑な装置
を必要とし、実質的に運転手又は乗客用エアバッグモジ
ュールのエアバッグの折り畳みにのみ適している。
【０００３】米国特許第５,６６９,２０４号には、エア
バッグモジュールのエアバッグを折り畳むための方法及
び装置が開示されており、同様に、エアバッグは水平に
配置されている。エアバッグは、平らで水平方向に配置
されている保持アーム上を案内される。折り畳むため
に、最初に保持アームをエアバッグから引き抜き、区画
壁を下方からエアバッグの下方へ延ばす。水平に配置さ
れたエアバッグを各部分において折り畳むために、摺動
手段が上方から垂直に対応する区画壁内に押し込まれ
る。折り畳みが完了すると、エアバッグは把持部によっ
てさらに整えられる。この場合も比較的複雑な折り畳み
装置が必要であり、特に、水平に配置された保持アーム
にエアバッグを通すことが面倒である。
【０００４】
【特許文献１】 米国特許第５，３７５，３９３号
【特許文献２】 米国特許第５,６６９,２０４号
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
述の問題を解決するエアバッグモジュールのエアバッグ
の折り畳みのための改良された方法及び装置を提供する
ものである
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、カーテ
ンエアバッグモジュールであるエアバッグモジュールの
エアバッグを折り畳むための方法及び装置を提供するも
のであり、本発明においては、装置は比較的簡単な構造
とすることができるが、複雑な折り畳みを行うことがで
きる。エアバッグモジュールのエアバッグを折り畳むた
めに、従来から使用されていたエアバッグを水平に展開
して区画壁と摺動手段とが垂直に移動する装置は、特定
の利点を有しているが、同時に特定の欠点を有してお
り、これらの欠点は、折り畳み装置の形状の適切な変更
によって回避できる。
【０００７】本発明によれば、装置上に配置されるか又
は展開されるエアバッグは、第１の部分が実質的に立向
きに配置される。このことは、エアバッグが少なくとも
部分的に台部の上に水平に置かれることはなく、例え
ば、垂下して配置されることを意味する。このエアバッ
グ配置の新規な形式は、エアバッグの第２の部分が、対
応する摺動手段で区画室に押し込まれる場合に、第１の
垂下部分の重量によってプリテンションを受けるという
効果を奏する。
【０００８】従来の折り畳み装置の場合は、エアバッグ
は水平に配置され、第１の部分は台部又は保持アーム上
を摺動し、押し込まれるエアバッグの第２の部分に僅か
にプリテンションを与えるために、台部又は保持アーム
の表面の摩擦のみがエアバッグに作用する。これとは対
照的に、本発明によれば、所望のプリテンションを発生
するためにエアバッグの第１の部分の全重量を利用す
る。つまり、本発明による装置は、折り畳みにおける片
寄りや望ましくない横向きの折り目を回避するために使
用できる。更に、実質的に立向きにエアバッグを配置す
ることは特に容易である。従って、本発明による方法を
用いることにより、台部上で折り畳まれるエアバッグの
複雑なレイアウトは不要になる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、カーテンエアバッグモジ
ュールの構成要素であるエアバッグ１２を折り畳むため
の装置１０の基本的な構造を示す。この種のカーテンエ
アバッグモジュールにあっては、エアバッグ１２の長手
側にガス供給ホースの形態のガス供給装置１４が配置さ
れている。装置１０は、合計６つの区画壁１６〜２６を
有し、その中の区画壁１６〜２４は実質的に水平に配置
され、相互に均一の間隔をあけて構成されている。区画
壁２６は、最上部の区画壁２４から斜め上方に向けて突
出している。図１に関連して、区画壁２６は、下方の長
手縁で区画壁２４の右側の長手縁に連結されている。エ
アバッグが装置１０に配置される場合、区画壁１６〜２
６は、エアバッグ１２の全長に亘って図の方向に延びて
いる。
【００１０】エアバッグ１２及び関連のガス供給装置１
４を折り畳むために、区画壁２４は、上側、即ち斜め方
向の区画壁２６に面し、壁２６の下方に、ガス供給装置
１４及びこれに連結されているエアバッグ１２の領域の
ための実質的に水平な支持部２８を備えている。ガス供
給装置１４に隣接するエアバッグ１２の領域は、斜め方
向の区画壁２６を越えて装置１０上に置かれ、エアバッ
グ１２の下縁まで延びる第１の部分１２ａが水平の区画
壁１６〜２４の前で垂下している。
【００１１】更に、６つの摺動手段３０〜４０は、装置
１０に設けられており、その中の５つの摺動手段３０〜
３８は、区画壁１６〜２４に向いて、図１に示す操作位
置において水平配列の状態で延びる。摺動手段３０〜３
８は、区画壁１６〜２４によって形成される区画室４２
〜５０に押し込むことができる。別の区画室５２は、最
上部の区画壁２４及び斜め方向の区画壁２６によって形
成され、摺動手段４０は、別の区画室５２に向けて斜め
に配置される。
【００１２】図１に関連して、区画室４２〜５０に滑り
込むために、摺動手段３０〜３８は、実質的に水平に図
の左方向に移動されるが、摺動手段４０は、摺動手段３
０〜３８の移動方向に対して約１６０°の角度に方向づ
けされた方向に移動する。従って、図１に関連して、摺
動手段４０は右下方に移動して区画室５２内に入る。
【００１３】前記の摺動手段４０の移動は、その上に置
かれているエアバッグ１２と関連して図１及び図２に示
される。摺動手段４０が移動すると、ガス供給装置１４
は、区画壁２６の方向へ実質的に水平な支持部２８に沿
って移動し、最上部の区画室５２に引き込まれる。同時
に、摺動手段４０の正面に配置されるエアバッグ１２の
第２の部分１２ｂは、エアバッグ１２の第１の部分１２
ａによってプリテンションを受けるが、エアバッグ１２
は、斜めの区画壁２６の上に重ねられ、区画室４２〜５
０の前で立て向きに垂下する。
【００１４】本発明に基づいて望まれる、摺動手段の正
面で、実質的に立て向きに配置されたエアバッグの第１
部分の重量によってエアバッグの第２の部分にプリテン
ションを与える効果は、第１の部分が、実質的に立向き
にエアバッグの外縁まで装置に沿って配置される場合に
は特に顕著である。この形態において、エアバッグは、
僅かな操作ステップを用いて、手動で又は全て機械で装
置に沿って配置することも可能である。第１の部分は、
装置の端部に対向して置くことだけが必要であり、結果
的にエアバッグの外縁まで垂下する。エアバッグの第２
の部分が区画室に押し込まれる場合、第１の部分は、装
置の端部上を摺動する。その代わりに又は追加的に、垂
直に又は斜めに垂下するエアバッグは、前述のように端
部上を摺動することなく、垂直に又は同様に斜めに配置
されている区画室に直接的に押し込むこともできる。
【００１５】摺動手段４０を押し込むと、エアバッグ１
２の第２の部分１２ｂは、区画壁２６の上側に形成され
た摺動面上を摺動するが、その間に第２の部分１２ｂ
は、摺動手段４０の正面において区画室５２へ折り畳み
形態に押し込まれる。摺動面５４は、摺動手段４０が図
１に示す開始位置に引き込まれても、ガス供給装置１４
がエアバッグ１２の第１の部分１２ａによって区画室５
２から引き出されないように粗面構造にすることができ
る。
【００１６】最上部の区画室５２への摺動手段の押し込
みに続いて、エアバッグ１２の残りの領域は、摺動手段
３０〜３８の全てを用いて区画室４２〜５０へ逐次又は
同時に押し込まれる。各々の押し込みにおいて、ここで
は今度は「第２の」部分として示すエアバッグ１２の一
部分１２ｃは、対応する摺動手段、例えば図３の摺動手
段３８の正面に配置され、垂直に垂下するエアバッグ１
２の第１の部分１２ａによって、摺動手段３８の正面で
プリテンションが与えられる。エアバッグ１２の第２の
部分１２ｃが区画室５０へ押し込まれると、垂下したエ
アバッグ１２の第１の部分１２ａは上方に摺動し、その
重量によって第２の部分１２ｃにプリテンションを与え
る。この方法は、摺動手段３６〜３０に対して同様に繰
返されるので、エアバッグ１２の全体は、区画室５０〜
４２へ折り畳み形態で押し込まれる。
【００１７】折り畳まれたエアバッグ１２を被覆材（図
示せず）に挿入して梱包済みカーテンエアバッグモジュ
ールを作るために、区画壁１６〜２６及び摺動手段３０
〜４０は、図１から図３に示すような方法で折り畳まれ
たエアバッグ１２から引き出すことができる。
【００１８】その代わりに又は追加的に、エアバッグモ
ジュールのエアバッグを折り畳むための本方法及び装置
において、エアバッグは、少なくとも１つの第１の区画
室へ第１の方向で押し込められ、更に、エアバッグは、
少なくとも１つの第２の区画室へ第２の方向で押し込め
られるが、第２の方向は、第１の方向に対して詳細には
９０°から１８０°の角度に方向づけされている。従っ
て、本発明では、装置に使用される摺動手段は、全てが
１つの同じ方向に移動されず、エアバッグの各部分を対
応する区画室に移動させるのに各摺動手段を用いるため
に、異なる方向に意図的に方向づけされることが更に提
案されている。従来の公知の装置においては、区画壁だ
けが、対応する摺動手段に対して反対の移動方向に移動
されていた。これに対して、本発明によれば、摺動手段
は、エアバッグに対抗して配置されている各区画室へ種
々の方向から移動することが意図されている。
【００１９】本発明の好都合な更なる改良例において、
エアバッグは、エアバッグモジュールのガス供給装置の
一方側で、少なくとも1つの区画室へ第１の方向で押し
込まれ、ガス供給装置の同じ側で、少なくとも１つの第
２の区画室へ第２の方向で押し込まれるが、第２の方向
は、第１の方向に対して約１０°から６０°、詳細には
約３０°から４０°の角度に方向づけされるようになっ
ている。従って、この更なる改良例によれば、所定角度
に方向づけされた少なくとも２つの摺動手段がエアバッ
グに作用する。この折り畳み方法によれば、特に、更な
る折り目がガス供給装置の他方側に形成されるようにな
っている場合でも、個別の折り目をガス供給装置の一方
側に設けることができる。
【００２０】例えば、摺動面を利用して、装置上のエア
バッグを第１の部分と第２の部分との間で折り曲げるこ
とは更に好都合である。摺動面は、前述の装置上の端部
により形成できる。特に、エアバッグは、約３６０°の
角度で折り曲げることができ、結果的に非常に簡単な方
法で、エアバッグの２つの反対領域に折り目をつけるこ
とが可能である。
【００２１】図４から図６は、カーテンエアバッグモジ
ュールのエアバッグ１２を折り畳むための装置１０の第
２の実施形態である。装置１０は、区画壁１６〜２６、
支持部２８、及び摺動手段３０〜４０については、図１
から図３に示した装置１０と同じである。更に、図４か
ら図６による装置１０は、第１の斜め区画室５２の上に
形成された第２の斜め区画室５６を備える。第２の斜め
区画室５６は、区画壁２６及び別の区画壁５８により範
囲が定められ、区画壁５８は、図４に関連して区画壁２
４の右端から約８０°の角度で斜め上方に突出してい
る。区画室５６に向けて、摺動手段６０が、摺動手段４
０から約４０°、摺動手段３０〜３８から約１２０°の
角度で方向づけされている。
【００２２】図４に関連して、区画室５６において、摺
動手段６０を利用して、ガス供給装置の上側に更なる折
り目を形成できる。更に、図４に関連して、摺動手段３
０〜３８、及び対応する区画室４２〜５０を利用して、
ガス供給装置１４の反対側の下側に、図１から図３によ
る装置１０と同じ方法で、更なる５つの折り目を形成す
ることができる。
【００２３】図示しない装置１０の実施形態において、
図４に関連して、区画壁２６及び５８は、区画壁１６〜
２４に対して平行に方向づけされ、ガス供給装置１４の
上側に、水平方向の摺動手段４０及び６０が左側から接
近可能な区画室５２及び５６を形成する。この構成を用
いて、即ち実際には図１から図６に示す斜め区画壁２６
及び５８と組み合わせて、３つ以上の区画室を構成する
ことも可能であり、従って、これらの図面に関連して、
ガス供給装置１４の上側に３つ以上の折り目が形成され
る。
【００２４】本発明による装置は、特に、単純な手段を
用いて更に改良することができるが、この手段は、エア
バッグが、ガス供給装置の一方側の少なくとも1つの区
画室へ第１の方向で押し込まれると共に、該一方側と反
対側の少なくとも1つの区画室へ第３の方向で押し込ま
れ、第３の方向は、第１の方向に対し少なくとも９０°
の角度となっている。この方法により、ガス供給装置の
両側に、例えば、回転把持部なしで折り目をつけること
が可能になる。この装置は、特に、カーテンエアバッグ
モジュールのガス供給ホースの一方側にエアバッグの個
別の層を配置し、ガス供給ホースの反対側に更なる層を
配置するのにも好適である。
【００２５】最後に、本明細書で特定した角度は、図１
から図６の図面の平面に沿って測定した角度であること
に留意されたい。実際には異なってもよいことはいうま
でもない。
【００２６】本発明は、複雑な折り畳み装置を必要とす
ることなく、エアバッグモジュールのエアバッグを折り
畳むための多数の新規な方法を可能にする。本発明によ
れば、特に、個々の区画室の区画壁は、相互に所定角度
で方向づけしてもよい。この場合、区画壁は、従来の折
り畳み装置のように相互に平行に延びるものではない。
【００２７】エアバッグモジュールのエアバッグを折り
畳むための本方法及び装置は、特に、自動車の天井に後
で取り付けることができるカーテンエアバッグモジュー
ルを折り畳むのに好適である。膨張状態において、この
種のカーテンエアバッグモジュールのエアバッグは、従
来のようにルーフピラーから車両側面に平行に自動車の
内側で膨張する。
【００２８】更に、本発明は、全体的に、複雑な折り畳
み装置を必要とすることなく、種々の折り畳み形式を有
するエアバッグモジュールのエアバッグをもたらすため
の必須条件を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による装置の第１の例示的な実施形態の
第１の操作位置における側面図である。
【図２】図１に基づく例示的な装置の第２の操作位置に
おける側面図である。
【図３】図１に基づく例示的な装置の第３の操作位置に
おける側面図である。
【図４】本発明による装置の第２の例示的な実施形態の
第１の操作位置における側面図である。
【図５】図４に基づく例示的な装置の第２の操作位置に
おける側面図である。
【図６】図４に基づく例示的な装置の第３の操作位置に
おける側面図である。
【符号の説明】
１０ 折り畳み装置 １２ エアバッグ １２ａ エアバッグの第１の部分 １２ｂ エアバッグの第２の部分 １４ ガス供給装置 ２４ 区画壁 ２６ 区画壁 ２８ 支持部 ３８ 摺動手段 ４０ 摺動手段 ４２ 区画室 ５２ 区画室 ５４ 摺動面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ・モーア ドイツ連邦共和国・65719・ホフハイム・ ハッテルシャイマー シュトラーセ・13 Ｆターム(参考） 3D054 AA07 AA16 CC04 CC29 CC30 FF17 FF18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 装置（１０）を利用してエアバッグモジ
    ュールのエアバッグ（１２）を折り畳む方法であって、
    折り目を生成するために、前記エアバッグ（１２）は、
    各部分において少なくとも１つの摺動手段（３０〜４
    ０、６０）によって、少なくとも１つの区画室（４２−
    ５２、５６）に押し込まれる折り畳む方法において、 前記エアバッグ（１２）を実質的に立向きの第１の部分
    （１２ａ）を前記装置（１０）に沿って配置する段階
    と、 前記エアバッグ（１２）の第２の部分（１２ａ、１２
    ｃ）を区画室（４２〜５２、５６）に押し込み、その間
    に、前記第２の部分（１２ｂ、１２ｃ）は、対応する前
    記摺動手段（３０〜４０、６０）に面している前記第１
    の部分（１２ａ）の固有重量によってプリテンションが
    与えられる段階と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 前記第１の部分を実質的に立向きに配置
    した前記エアバッグ（１２）の外縁までとする段階を更
    に含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 装置（１０）を利用してエアバッグモジ
    ュールのエアバッグ（１２）を折り畳む方法であって、
    折り目を生成するために、前記エアバッグ（１２）は、
    各部分において少なくとも１つの摺動手段（３０〜４
    ０、６０）によって、少なくとも１つの区画室（４２−
    ５２、５６）に押し込まれる折り畳む方法において、 前記エアバッグ（１２）を少なくとも１つの第１の区画
    室（５２）へ第１の方向で押し込む段階と、 前記エアバッグ（１２）を少なくとも１つの第２の区画
    室（５６、４２−５０）へ第２の方向で押し込む段階で
    あって、その第２の方向は、前記第１の方向に対して詳
    細には９０°から１８０°の角度で方向づけされている
    段階と、を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項４】 前記エアバッグ（１２）を前記エアバッ
    グモジュールのガス供給装置（１４）の一方側で少なく
    とも１つの区画室（５２）へ第１の方向で押し込む段階
    と、 前記エアバッグ（１２）を前記ガス供給装置（１４）の
    前記一方側で少なくとも１つの第２の区画室（５６）へ
    第２の方向で押し込む段階であって、前記第２の方向
    は、前記第１の方向に対して約１０°から約６０°、詳
    細には３０°から４０°の角度に方向づけされている段
    階と、を更に含むことを特徴とする請求項１から請求項
    ３に記載の方法。
  5. 【請求項５】 前記第１及び第２の部分（１２ａ；１２
    ｂ、１２ｃ）の間で、装置（５４）上の前記エアバッグ
    （１２）を折り曲げる段階を更に含むことを特徴とする
    請求項１から４のいずれか１項に記載の方法。
  6. 【請求項６】 前記エアバッグ（１２）を前記エアバッ
    グモジュールのガス供給装置（１４）の一方側で少なく
    とも１つの区画室（５２、５６）へ第１の方向で押し込
    む段階と、 前記エアバッグ（１２）を前記一方側の反対側で少なく
    とも１つの区画室（４２〜５０）へ第３の方向で押し込
    む段階であって、前記第３の方向は、前記第１の方向に
    対し少なくとも９０°の角度に方向づけされている段階
    と、を含むことを特徴とする請求項４に記載の方法。
  7. 【請求項７】 折り目を生成するために、前記エアバッ
    グ（１２）を各部分において少なくとも１つの区画室
    （４２−５２）に押し込むための少なくとも１つの摺動
    手段（３０〜４０、６０）を備える、エアバッグモジュ
    ールのエアバッグ（１２）を折り畳むための装置であっ
    て、前記エアバッグ（１２）は、実質的に立向きの第１
    の部分（１２ａ）を前記装置に沿って配置させ、前記エ
    アバッグ（１２）の第２の部分（１２ｂ、１２ｃ）は、
    区画室（４２〜５２、５６）へ押し込まれ、その間に前
    記第２の部分（１２ｂ、１２ｃ）は、対応する摺動手段
    （３０〜４０、６０）に面している前記第１の部分の固
    有重量によってプリテンションが与えられるようになっ
    ていることを特徴とする装置。
  8. 【請求項８】 前記第１の部分（１２ａ）は、エアバッ
    グ（１２）の外縁まで実質的に立向きに配置されること
    を特徴とする請求項７に記載の装置。
  9. 【請求項９】 折り目を生成するために、エアバッグ
    （１２）が各部分において少なくとも１つの摺動手段
    （３０〜４０、６０）によって少なくとも１つの区画室
    （４２〜５０）へ押し込まれるようになった、エアバッ
    グモジュールのエアバッグ（１２）を折り畳むための装
    置において、前記エアバッグ（１２）は、少なくとも１
    つの第１の区画室（５２）へ第１の方向で押し込まれる
    と共に、前記エアバッグ（１２）は、少なくとも１つの
    第２の区画室（５６、４２〜５０）へ第２の方向で押し
    込まれるようになっており、前記第２の方向は、前記第
    1の方向に対して詳細には９０°から１８０°の角度に
    方向づけされていることを特徴とする装置。
  10. 【請求項１０】 前記エアバッグ（１２）を前記エアバ
    ッグモジュールのガス供給装置（１４）の一方側で少な
    くとも１つの区画室（５２）へ第１の方向で押し込み、
    前記エアバッグ（１２）を前記ガス供給装置（１４）の
    前記一方側で少なくとも１つの第２の区画室（５６）へ
    第２の方向で押し込み、前記第２の方向は、前記第１の
    方向に対して約１０°から約６０°、詳細には３０°か
    ら４０°の角度に方向づけされていることを特徴とする
    請求項７から９のいずれか１項に記載の装置。
  11. 【請求項１１】 前記エアバッグ（１２）のための折り
    曲げ装置（５４）が、前記第1及び第２の部分（１２
    ａ；１２ｂ、１２ｃ）の間に設けられていることを特徴
    とする請求項７から１０のいずれか１項に記載の装置。
  12. 【請求項１２】 前記エアバッグ（１２）を前記エアバ
    ッグモジュールのガス供給装置（１４）の一方側で少な
    くとも１つの区画室（５２、５６）へ第１の方向で押し
    込み、前記エアバッグ（１２）を前記一方側の反対側で
    少なくとも１つの区画室（４２−５０）へ第３の方向で
    押し込み、前記第３の方向は、前記第１の方向に対し少
    なくとも９０°の角度に方向づけされていることを特徴
    とする請求項１１に記載の装置。
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