JP2003190189A - 歯科治療装置 - Google Patents

歯科治療装置

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JP2003190189A
JP2003190189A JP2001401374A JP2001401374A JP2003190189A JP 2003190189 A JP2003190189 A JP 2003190189A JP 2001401374 A JP2001401374 A JP 2001401374A JP 2001401374 A JP2001401374 A JP 2001401374A JP 2003190189 A JP2003190189 A JP 2003190189A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 治療装置本体に対する治療器具の配置位置を
自由に設定できるようにすると共に、マルチジョイント
ホースを軽くて扱いやすい簡素な構成にして、廉価に提
供する。 【解決手段】 治療器具1の種類に対応して必要な作動
媒体を供給する供給回路のみを内蔵するマルチジョイン
トホース2と接続端子とにより軽量かつ廉価に構成する
と共に、治療器具1の治療装置本体5に対する配置位置
及び配置された治療器具1に対する必要な作動媒体のみ
の供給を治療装置本体5に備えた液晶表示画面27上に
てパネルスイッチ操作により設定する構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気、水、空気等
を媒体として作動する各種治療器具がマルチジョイント
ホースを介して治療装置本体に着脱自在に構成された歯
科治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている歯科治療器具に
はハンドピース、マイクロモータ、超音波スケーラ、光
重合器などがある。図5及び6に示すようにこれらの治
療器具1は可撓性のマルチジョイントホース2の一端に
接続端子3を介して着脱自在に接続され、マルチジョイ
ントホース2の他端は接続端子4を介して治療装置本体
5側に着脱自在に接続されていて、治療器具1は常時は
治療装置本体5のホルダー6に掛止されている。そして
使用時には術者がこれらの治療器具1を選択してホルダ
ー6から取り上げ、装置本体5側から供給される電気、
水、空気等の作動媒体を介して作動させつつ治療を行な
うものである。
【0003】しかるに前記治療装置本体5にはできるだ
け多くの種類の治療器具1を装備しておいて、自由に選
択しながら治療できることが望ましいが、多くの種類の
治療器具1を装備すると治療装置本体5側の広範囲から
多くのホース2が導出されることになり、ホース2同士
が絡まって診療の妨げになるという問題がある。このた
めに従来から治療装置本体5に対して治療に必要な最小
限の種類の治療器具1をマルチジョイントホース2を介
して着脱自在に装備することができるように考慮された
装置が既に開発されている。
【0004】この前記従来の歯科用治療装置の例として
は、特公平6−9577号公報、特開2001−178
753号公報、及び特公平3−34345号公報に開示
された発明が知られている。特公平6−9577号公報
に開示された発明には、各種の治療器具を共通に接続す
ることができる可撓性のマルチジョイントホースが用い
られており、このマルチジョイントホースの一端に治療
器具を接続端子を介して接続し、他端を接続端子を介し
て治療装置本体側に選択的に接続した際に、接続された
治療器具の電気回路素子抵抗あるいはインピーダンスが
当該治療器具の固有信号要素として読み取られ、その信
号が治療装置本体に導かれて治療器具の種類が検知され
ると共に、治療装置本体に装備された各種の作動媒体供
給手段のうち、当該治療器具の作動に必要な作動媒体供
給手段のみを最適な条件にて作動するように構成された
ものである。また治療装置本体には可撓性のマルチジョ
イントホースに内蔵する検知信号回路と作動電力供給回
路とを切り換えて用いることができる切替え手段が設け
られている。
【0005】特開2001−178753号公報に開示
された発明は、治療装置本体に対して、特定の作動媒体
を供給し、例えば作動媒体として電源のみの供給あるい
は電源、水、空気等の複数種の供給等のために、作動媒
体の種類別に共通化した専用通電接続端子を設け、この
専用通電接続端子に対応した治療器具をマルチジョイン
トホースを介して着脱自在に接続することができるよう
にしたもので、接続端子には接続する治療器具の種類を
判別する端子が含まれており、判別手段にて治療器具の
種類を自動的に判別してその種類に対応した必要な作動
媒体を自動的に供給することができるように構成されて
いる。
【0006】特公平3−34345号公報に開示された
発明は、治療装置本体側の接続具群及び治療器具側の接
続具群それぞれが構造的に同一に構成され、かつ取り外
し容易な連結手段にて互いに連結し得る構成の歯科装置
用制御装置として提案されたものである。そしてこの装
置は、治療装置本体と、電流と、水のような作動媒体の
供給導管を有するものであり、それぞれの供給導管には
治療器具が接続具を介して接続され、接続された治療器
具が治療装置本体側の複数の鈎部に係脱自在に掛けられ
ており、対応する接続具の連結要素が互いに接続された
状態で治療装置本体から治療器具へ作動媒体が供給され
得る状態になる制御装置において、治療装置本体側の接
続具が治療装置本体外から近接容易な箇所に配置されて
おり、治療装置本体側の接続具群及び治療器具側の接続
具群それぞれが構造的に同一に構成され、かつ取り外し
容易な連結手段により連結可能となっており、治療器具
側の接続具が治療装置本体側の接続具に任意の組み合わ
せで接続され得るように全ての治療器具の作動媒体を考
慮に入れて計画された位置に接続具内の個々の作動媒体
に対する連結要素が配置されており、また治療装置本体
側の接続具の1つへの治療器具側接続具の接続時に当該
治療器具に対応づけられている作動媒体に対する制御機
構をスイッチオンするための信号を評価する電子回路に
与えるべく機械的に共同作用するコーディング手段が接
続具内に含まれていることを特徴としている。
【0007】即ち、前記従来の例はいずれも治療装置本
体に接続された治療器具の種類が治療装置本体側にて自
動的に検出され、その治療器具に必要な作動媒体が自動
的に供給される構成になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の例における特公平6−9577号公報に記載された
発明は、可撓性のマルチジョイントホースが共用可能に
構成されているために重くて治療操作がしにくい他に、
可撓性マルチジョイントホースに接続する各種治療器具
の継手部形状も共通化する必要があるために、継手部形
状が大きくなるという問題がある。
【0009】また前記特開2001−178753号公
報に記載された発明は、マルチジョイント継手部がマル
チジョイントを実現する継手部とマルチジョイントホー
スとが一体的に扱われ、マルチジョイントホース自体に
も着脱可能に装着されるそれぞれの治療器具に共通して
対応できるように種々の電気配線及び空気、水などの管
路を備える必要があるために、マルチジョイントホース
が太くて重くなり、治療が行ないにくいという問題があ
る。
【0010】前記特公平3−34345号公報に記載さ
れた発明は、本体側の接続具群及び治療器具側の接続具
群それぞれが構造的に同一であり、かつ取り外しが容易
な連結手段により互いに連結可能であり、各種器具の識
別のためのコーディング手段が例示されているが、コー
ディング手段の接続端子分だけ継手部が大きくならざる
を得なかった。
【0011】以上、従来の例について述べたが、いずれ
にしても治療器具に接続するマルチジョイントホース
は、導管内の水分に細菌が繁殖するために、常に導管内
を滅菌しておく必要がある。従って滅菌のためには使用
前に導管内の残留水を排出し、または薬液洗浄を行な
い、あるいはホースの外面に付着した切削粉や体液を無
水アルコール等にて拭き取り、又はオートクレープ(高
圧蒸気滅菌)を施すなどが一般的に行なわれている。
【0012】また、このように滅菌処理を繰り返すと電
気的接点が劣化するために治療器具の種類を自動認識す
る形式の装置では誤動作が生じる原因になる。更にホー
スは250回前後の滅菌処理にて使用不能になるので新
しいものと取り替える必要が生じる。このためにマルチ
ジョイントホースは、滅菌を程々にして使い捨てにする
ことが望ましいが、使い捨てにするためにはホースが廉
価でなければならない。この点において前記従来の治療
器具に用いられるマルチジョイントホースは治療器具の
種類を自動認識するための手段が内蔵されているために
高価なものとなり、使い捨てにしにくいという問題が
る。
【0013】因みに、出願人が現在扱っている治療装置
は、治療装置本体に対する治療器具の配置が予め基盤上
にて設定されているもので、治療現場にて術者が勝手に
治療器具の配置替えができないために、この点の改善が
望まれていた。
【0014】よって本発明は、前記従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、治療装置本体に対する治療器具
の配置位置を自由に設定できるようにすると共に、マル
チジョイントホースを軽くて扱いやすい簡素な構成にし
て、廉価に提供できることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の治療装置に係る請求項1は、電気、水、空
気等を媒体として作動する各種治療器具がマルチジョイ
ントホースを介して治療装置本体に着脱自在に構成され
た歯科治療装置において、各種治療器具と、治療器具の
種類に対応して必要な作動媒体のみを供給する供給回路
を内蔵すると共に一端に治療器具に接続する接続端子を
有し他端に治療装置本体に接続する接続端子を有する各
種マルチジョイントホースと、治療器具の配置位置を任
意に設定する配置位置設定手段、作動媒体供給源、各種
治療器具のいずれにも対応して各種作動媒体を供給し得
る供給回路、各種作動媒体の供給を選択的に設定して治
療器具の作動に必要な作動媒体のみを供給する作動媒体
供給設定手段、及び各種治療器具をマルチジョイントホ
ースを介して共通に接続し得る複数の接続端子を備えた
装置本体とから成ることを特徴とするものである。
【0016】請求項2は、前記配置位置設定手段及び前
記作動媒体供給設定手段は、治療器具の配置位置や作動
媒体の選択及び供給等の環境設定を液晶表示画面上にて
パネルスイッチ操作により行なうことを可能に構成して
いることを特徴とする請求項1記載の歯科治療装置であ
る。
【0017】請求項3は、前記作動媒体供給設定手段に
より設定された治療器具の配置位置に対して所定の治療
器具が接続されたことを認識すると共に、所定の種類以
外の治療装置が接続された際に誤接続されたことを検出
して警告表示及び/又は警告音にて知らせることを特徴
とする請求項1又は2記載の歯科治療装置である。
【0018】請求項4は、マルチジョイントホース側の
接続端子と治療装置本体側の接続端子との接続部に治療
器具の種類を検知し得るセンサーを設けたことを特徴と
する請求項1,2又は3記載の歯科治療装置である。
【0019】請求項1によれば、配置位置設定手段によ
り治療装置本体に対して各種治療器具の配置位置を術者
が任意に設定することが可能となり、治療が容易にな
る。また、作動媒体供給設定手段により治療器具の種類
に対応して必要な作動媒体のみを供給することができる
ので治療器具を接続するマルチジョイントホースは治療
器具の種類に対応して必要な作動媒体のみを供給する供
給回路を内蔵した簡素な構成で廉価になる。
【0020】請求項2によれば、治療器具の配置位置や
作動媒体の選択及び供給等の環境設定を液晶表示画面上
にてパネルスイッチ操作することができるので設定操作
が容易である。
【0021】請求項3によれば、予め作動媒体供給設定
手段により設定された治療器具の配置位置に対して所定
の治療器具が接続されたことが認識され、かつ設定され
た位置に所定外の治療器具が接続された場合には誤接続
されたことが警告表示又は/及び警告音にて知らされる
ので誤接続が防止される。
【0022】請求項4によれば、マルチジョイントホー
ス側の接続端子と治療装置本体側の接続端子との接続部
に治療器具の種類を検知し得るセンサーを設けたことに
より、このセンサーから伝達される検知信号にて接続の
正誤が判断される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて説明する。図1から図5は本発明の実施の形態に
係り、図1は診療椅子に取り付けた治療装置の斜視図、
図2及び図3は接続端子、図4は環境設定のフローチャ
ート、図5は作動媒体の供給回路図である。
【0024】本発明は、治療器具1が可撓性を有するマ
ルチジョイントホース2を介して治療装置本体5に接続
され、治療装置本体5から供給される作動媒体を介して
治療器具1を作動させる治療装置において、マルチジョ
イントホース2及びマルチジョイントホース2の一端に
治療器具1を接続する接続端子3とマルチジョイントホ
ース2の他端を治療装置本体5側に接続する接続端子4
とが、接続された治療器具1の種類に対応して必要な作
動媒体のみを供給し得る最小限の供給回路が内蔵された
ものであり、更に治療装置本体5側に接続する接続端子
4には図2及び図32に示すように接続された治療器具
1の種類をセンサーにて識別する識別部材7a又は7b
が設けられている。なお図1の例では治療装置本体5が
患者用椅子28側に回動自在に取り付けられているが、
床置き型でもよく治療装置本体5の設置形式に束縛され
るものではない。また図中の符号29はカウンセリング
キャビネット、30はスピットンボウルを示している。
【0025】図2の場合は光反射形センサーの例であ
り、接続端子4aの軸心に直交して扇形の識別部材7a
が設けられたものである。この識別部材7aには1乃至
複数の貫通穴又は凹部が形成されており、この貫通穴8
や凹部は治療器具1の種類により位置や数が異なる治療
器具1それぞれの固有のものである。そしてこの光反射
形センサーは、治療装置本体5側に光反射検知装置(不
図示)が設けられていて光反射検知装置から照射される
光が凹部では反射し貫通穴では通過して反射しないこと
により受光部側にて感知する反射光の位置や数にて治療
器具1の種類を識別することができる公知の技術であ
る。
【0026】図3の場合は光透過型センサーの例であ
り、接続端子4bの軸心に平行して平板形の識別部材7
bが設けられたものである。この識別部材7bには1乃
至複数の貫通穴又は凹部が形成されており、この貫通穴
8や凹部は治療器具1の種類により位置や数が異なる治
療器具1それぞれの固有のものである。そしてこの光透
過形センサーは、治療装置本体5側に光透過検知装置
(不図示)が設けられていて光反透過検知装置から照射
される光が凹部では反射し貫通穴では通過して反射しな
いことにより受光部側にて感知する透過光の位置や数に
て治療器具1の種類を識別することができる公知の技術
である。なお、識別部材7a,7bの形状は扇形や平板
形に限るものではない。またマルチジョイントホースは
各種治療器具に共通に接続できるように製作することが
でき、識別部材7a,7bの識別用貫通孔は予め全てを
凹部に形成しておき必要に応じて貫通することができ
る。また上記2例は非接触型センサーであり、従来から
使用されていた接触型センサーのように接触不良になっ
て誤動作するという恐れがないものである。
【0027】また、装置本体5には各種治療器具1に対
して供給し得る各種作動媒体の供給源と、治療装置本体
5に対して治療器具1の配置位置を任意に設定し得る配
置位置設定手段と、各種治療器具1のいずれにも対応し
て各種作動媒体を供給し得る供給回路と、各種作動媒体
の供給を選択的に設定して必要な作動媒体のみを供給す
る作動媒体供給設定手段と、各種治療器具をマルチジョ
イントホース2を介して共通に接続し得る複数の接続端
子とが備えられている。
【0028】なお、配置位置設定手段及び作動媒体供給
設定手段は、治療器具1の配置位置や作動媒体の選択及
び供給等の環境設定を液晶表示画面(LCD)27上に
てパネルスイッチ操作により行なうことが可能に構成さ
れている。
【0029】また、配置位置設定手段により設定された
治療器具1の配置位置に対して所定の治療器具1が接続
されたことを認識すると共に、所定の種類以外の治療器
具1が接続された際に誤接続されたことが検出され、警
告表示及び/又は警告音にて知らされる警報装置26
(図4)が設けられている。
【0030】以下、上記構成の治療装置の配置位置設定
手段にて各種治療器具1を治療装置本体5側に配置する
位置を任意に設定し、治療装置本体5に接続された治療
器具1の種類に対応して必要な作動媒体のみを作動媒体
供給設定手段により供給する等の手順について図4に示
すフローチャート及び図5に示す作動媒体の供給回路図
を用いて具体的に説明する。
【0031】なお説明の都合上、治療装置にはシリンジ
1本、エアタービンハンドピース2本、マイクロモータ
ハンドピース1本、超音波スケーラ1本がマルチジョイ
ントホース2を介して装置本体5に接続されているもの
とする。
【0032】(1) 治療装置本体5に対してシリンジ
を装着する場合。先ず、治療装置本体5のブラケットテ
ーブル9の前面又は近傍に配置された液晶表示画面27
上にて図4に示す「環境設定」10を選択し、その画面
上にて治療器具1の配置位置、例えば「配置位置1」1
1を選択する。なお配置位置はチェア側(不図示)から
治療装置5の正面に向かって左側から配置位置1,2,
3,4,5とする。次に治療器具1の種類として「シリ
ンジ」16を選択する。次に「治療器具の状態設定」2
0を選択する。なお、この時、シリンジの「状態設定」
20は各々設定することが可能であるが、予めシリンジ
の「状態設定」20を登録しておき、これを呼び出して
設定することも可能である。次に「適用」24を選択す
る。
【0033】上記操作により「配置位置1」11の場所
にシリンジが設定され、またシリンジを作動させるため
に必要な作動媒体供給回路25(チップエア供給回路O
N、水供給回路ON、加温用作動電力供給回路ON、オ
プチカランプ(照明)用作動電力供給回路ON)のデー
タをメモリに記憶させておくことが可能であり、シリン
ジを作動させる時には、メモリに記憶されているシリン
ジのデータを読み出してチップエア供給回路、水供給回
路、作動媒体供給回路からシリンジに必要な作動媒体を
供給することができる。
【0034】この時、「環境設定」10を行なったメモ
リのデータと接続された治療器具1とが異なっている場
合は、接続端子4a又は4bの外装に設けられた治療器
具識別部材7a又は7bにて識別センサーが感知してメ
モリのデータと照合され誤接続であることが「適用」2
4を選択した直後に警告表示と音声にて知らされる。
【0035】(2) 治療装置本体5に対してエアター
ビンハンドピースを装着する場合。先ず、治療装置本体
5のブラケットテーブル9の前面又は近傍に配置された
液晶表示画面27上にて「環境設定」10を選択し、そ
の画面上にて治療器具の配置位置、例えば「配置位置
2」12を選択する。次に治療器具1の種類として「エ
アタービンハンドピース」17を選択する。次に「治療
器具の状態設定」21を選択する。なお、この時、エア
タービンハンドピースの「状態設定」21はを各々設定
することができるが、予めエアタービンハンドピースの
「状態設定」21を登録しておき、これを呼び出して設
定することも可能である。次に「適用」24を選択す
る。
【0036】上記操作により「配置位置2」12の場所
にエアタービンハンドピースが設定され、またエアター
ビンハンドピースを作動させるために必要な作動媒体供
給回路25(ドライブエア供給回路ON、チップエア供
給回路ON,水供給回路ON、オプチカランプ(照明)
用作動電力供給回路ON)のデータをメモリに記憶させ
ておくことが可能であり、エアタービンハンドピースを
作動させる時には、メモリに記憶されているエアタービ
ンハンドピースのデータを読み出してドライブエア供給
回路、チップエア供給回路、水供給回路、作動媒体供給
回路からエアタービンハンドピースに必要な作動媒体を
供給することができる。
【0037】この時、「環境設定」10を行なったメモ
リのデータと接続された治療器具1とが異なっている場
合は、接続端子4a又は4bの外装に設けられた治療器
具識別部材7a又は7bにて識別センサーが感知してメ
モリのデータと照合され誤接続であることが「適用」2
4を選択した直後に警告表示と音声にて知らされる。
【0038】(3) 治療装置本体5に対してエアター
ビンハンドピースを「配置位置4」14に装着する場合
は上記(2)と同様な操作にて行なうことができる。
【0039】(4) 治療装置本体5に対してマイクロ
モータハンドピースを装着する場合。 先ず、治療装置
本体5のブラケットテーブル9の前面又は近傍に配置さ
れた液晶表示画面27上にて「環境設定」10を選択
し、その画面にて治療器具の配置位置、例えば「配置位
置3」13を選択する。次に治療器具1の種類として
「マイクロモータハンドピース」18を選択する。 次
に「治療器具1」の「状態設定」22を選択する。な
お、この時、マイクロモータハンドピースの「状態設
定」22は各々設定することができるが、予めマイクロ
モータハンドピースの「状態設定」22を登録してお
き、これを呼び出して設定することも可能である。次に
「適用」24を選択する。
【0040】上記操作により「配置位置3」13の場所
にマイクロモータハンドピースが設定され、またマイク
ロモータハンドピースを作動させるために必要な作動媒
体供給回路(チップエア供給回路ON,水供給回路O
N、オプチカランプ(照明)用作動電力供給回路ON、
マイクロモータハンドピースのモータ用電力制御回路O
N)のデータをメモリに記憶させておくことが可能であ
り、マイクロモータハンドピースを作動させる時には、
メモリに記憶されているマイクロモータハンドピースの
データを読み出してチップエア供給回路、水供給回路、
作動媒体供給回路からマイクロモータハンドピースに必
要な作動媒体を供給することができる。
【0041】この時、「環境設定」10を行なったメモ
リのデータと接続された治療器具1とが異なっている場
合は、接続端子4a又は4bの外装に設けられた治療器
具識別部材7a又は7bにて識別センサーが感知してメ
モリのデータと照合され誤接続であることが「適用」2
4を選択した直後に警告表示と音声にて知らされる。
【0042】(5) 治療装置本体5に対して超音波ス
ケーラを配置設定する場合。先ず、治療装置本体5のブ
ラケットテーブル9の前面又は近傍に配置された液晶表
示画面27上にて「環境設定」10を選択し、その画面
にて治療器具の配置位置、例えば「配置位置5」15を
選択する。次に治療器具1の種類として「超音波スケー
ラ」19を選択する。次に「治療器具1」の「状態設
定」23を選択する。なお、この時、超音波スケーラの
「状態設定」23は各々設定することができるが、予め
超音波スケーラの「状態設定」23を登録しておき、こ
れを呼び出して設定することも可能である。次に「適
用」24を選択する。
【0043】上記操作により「配置位置5」15の場所
に超音波スケーラが設定され、また超音波スケーラを作
動させるために必要な作動媒体供給回路25(水供給回
路ON、スケーラチップの振動に必要な作動電力ON)
のデータをメモリに記憶させておくことが可能であり、
超音波スケーラを作動させる時には、メモリに記憶され
ている超音波スケーラのデータを読み出して水供給回
路、作動媒体供給回路から超音波スケーラに必要な作動
媒体を供給することができる。
【0044】この時、「環境設定」10を行なったメモ
リのデータと接続された治療器具1とが異なっている場
合は、接続端子4a又は4bの外装に設けられた治療器
具識別部材7a又は7bにて識別センサーが感知してメ
モリのデータと照合され誤接続であることが「適用」2
4を選択した直後に警告表示と音声にて知らされる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、従来の治療装置のよう
に治療器具の種類を自動認識する構成ではないので、自
動認識のための電気的接点不良による誤動作がなくな
り、またマルチジョイントホースは治療器具の種類に対
応した必要最小限の作動媒体のみを供給する供給回路だ
けを内蔵した簡素な構成になりマルチジョイントホース
の両端に連結した接続端子も簡素かつ小形になるので、
軽量にて使いやすく、しかも廉価に提供することができ
る。これにより使い捨ても可能になる。
【0046】また、治療装置本体に設けられた配置位置
設定手段により治療器具を都合の良い位置に自由に選択
決定することができるので治療が容易になる。しかも設
定した配置位置に所定外の治療器具が誤接続された場合
には誤接続を警告表示又は/及び警告音にて知らされる
ので誤接続が防止され、安心して使用することが可能と
なる。
【0047】更に、治療器具の配置位置を決める配置位
置設定手段、及び治療器具の種類に対応して必要な作動
媒体のみを供給する作動媒体供給設定手段が装置本体内
に設けられており、これらを液晶表示画面上にてパネル
スイッチ操作することができるので、設定操作が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る診療椅子に取り付け
た治療装置の斜視図である。
【図2】接続端子の斜視図である。
【図3】接続端子の斜視図である。
【図4】環境設定のフローチャートである。
【図5】作動媒体の供給回路図である。
【図6】従来の治療器具とマルチジョイントホースの説
明図である。
【図7】従来に治療装置の側面図である。
【符号の説明】
1 治療器具 2 マルチジョイントホース 3,4 接続端子 5 治療装置本体 6 ホルダー 7 識別部材 8 貫通穴 9 ブラケットテーブル 10 環境設定 11,12,13,14,15 配置位置 16 シリンジ 17 エアタービン 18 マイクロモータ 19 スケーラ 20,21,22,23 状態設定 24 適用 25 作動媒体供給回路 26 誤接続認識手段 27 液晶表示画面 28 患者用椅子 29 カウンセリングキャビネット 30 スピットンボウル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気、水、空気等を媒体として作動する
    各種治療器具がマルチジョイントホースを介して治療装
    置本体に着脱自在に構成された歯科治療装置において、 各種治療器具と、 治療器具の種類に対応して必要な作動媒体のみを供給す
    る供給回路を内蔵すると共に一端に治療器具に接続する
    接続端子を有し他端に治療装置本体に接続する接続端子
    を有する各種マルチジョイントホースと、 治療器具の配置位置を任意に設定する配置位置設定手
    段、作動媒体供給源、各種治療器具のいずれにも対応し
    て各種作動媒体を供給し得る供給回路、各種作動媒体の
    供給を選択的に設定して治療器具の作動に必要な作動媒
    体のみを供給する作動媒体供給設定手段、及び各種治療
    器具をマルチジョイントホースを介して共通に接続し得
    る複数の接続端子を備えた装置本体とから成ることを特
    徴とする歯科治療装置。
  2. 【請求項2】 前記配置位置設定手段及び前記作動媒体
    供給設定手段は、治療器具の配置位置や作動媒体の選択
    及び供給等の環境設定を液晶表示画面上にてパネルスイ
    ッチ操作により行なうことを可能に構成していることを
    特徴とする請求項1記載の歯科治療装置。
  3. 【請求項3】 前記作動媒体供給設定手段により設定さ
    れた治療器具の配置位置に対して所定の治療器具が接続
    されたことを認識すると共に、所定の種類以外の治療装
    置が接続された際に誤接続されたことを検出して警告表
    示及び/又は警告音にて知らせることを特徴とする請求
    項1又は2記載の歯科治療装置。
  4. 【請求項4】 マルチジョイントホース側の接続端子と
    治療装置本体側の接続端子との接続部に治療器具の種類
    を検知し得るセンサーを設けたことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の歯科治療装置。
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