JP2017080405A - 歯科治療または検査装置および当該装置の動作方法 - Google Patents

Abstract

【課題】動作が容易になる、複数の治療器具または検査器具、および、当該複数の治療器具または検査器具に結合されている供給ユニットを有する歯科治療または検査装置を提供する。【解決手段】複数の治療器具または検査器具２−２’から選択された器具２への接触を識別する識別手段４を有し、選択した治療器具または検査器具を識別した接触の関数として、選択した治療または検査器具の動作のため、器具の動作のための供給ユニット３を初期化する。識別手段４を用いると、ユーザーに要求されていた装置１の広範囲の操作なしに、供給ユニット３が、たとえば、自動的に関連する器具２および／または適切な媒体のためのアクチベーション（活性化または能動化）または変数の選択を可能とする状況が達成することができる構成とする。【選択図】図１

Description

本発明は、歯科治療または検査装置および当該装置の動作方法に関する。

歯科治療または検査装置は、歯科治療ユニットの形態における従来技術により知られている。従来技術に基づくそのような歯科治療ユニットは、歯科器具のための矢筒状の形状の器具ホルダを有する、いわゆる、歯科医の素子（要素）を具備する。これら器具の１つがその器具ホルダから取り除かれているかどうかを同定（識別）するため、または、その器具のアクチベーション（activartion 、活性化または能動化）を初期化するためにこれらの器具の１つを選択するために、器具ホルダの領域に配設されたマイクロスイッチ、リード（reed）接点、または、圧力スイッチ、または、独立（分離）したプレ選択（preselection) スイッチが使用されている。

そのような、マイクロスイッチ、リード接点、または、圧力スイッチを歯科治療ユニットに一体化することは、かなり高いレベルの出費に関連付けられる。独立（分離）した予選択（preselection) スイッチは、かなり快適ではない動作を強いる。

もし、パラメータ（変数）、たとえば、モータのスピードが、治療器具の１つのためにプログラムされなければないないとしたら、結局、関連する器具は、まず選択さなければならないか、または、その器具ホルダから器具を除去することにより、または、表示器に示されたメニューにより、予め選択さなければならない。これらのことは、動作の観点においてさらに高額な負担を要求する。

本発明の目的は、上記歯科治療または検査装置に対応して、向上させた歯科治療または検査装置を特定することにあり、特に、当該装置を製造することが簡単で、向上させた快適な動作を提供する装置を具体化することにある。
さらに、歯科治療または検査装置を動作させる対応する方法を具体化されるべきである。

この目的は、独立請求項に記載された主題を有する本発明に基づいて実現される。特に、本発明の実施の形態は従属請求項において特定される。

本発明によれば、複数の治療器具または検査器具、および、当該複数の治療器具または検査器具に結合されている供給ユニットを有する、歯科治療または検査装置が提供される。これに関して、当該歯科治療または検査装置は、前記複数の治療器具または検査器具から選択された器具の接触を識別するための識別手段を有し、前記選択した治療器具または検査器具を識別した接触の関数として、選択した治療器具または検査器具の動作のため、前記供給ユニットが初期化される。この初期化は、たとえば、前記選択された治療器具または検査器具、および／または、たとえば、空気または水などの媒体の、アクチベーション（activartion 、活性化または能動化）または変数選択(parameter selections)を利用可能にする。制御ユニットの電力出力への前記選択された治療器具または検査器具の電気接続はまた、本発明のための初期化を示すことができる。

接触を識別する上記識別手段を用いると、そのために要求されていた当該歯科治療または検査装置のユーザーにかかる広範囲の操作なしに、供給ユニットが、たとえば、自動的に関連する器具および／または適切な媒体のための、アクチベーションまたは変数選択を可能とする状況が達成することができる。その結果として、動作（操作）が容易（簡単）になる。

前記接触を識別する識別手段は、好ましくは、少なくとも１つの静電容量式センサを具備する。当該静電容量式センサは、特に、接触の同定（識別）のために適切である。さらに、このように、この場合、対応する、マイクロスイッチ、リード接点、または、圧力スイッチが要求されることない状況が実現できる。このことは、特に、製造の容易さ、および、製造の価格−効果可能性に関して、利益がある。

当該歯科治療または検査装置は、好ましくは、前記接触を識別する識別手段が、前記選択された器具のハウジング、または、そのラインに対する静電容量結合を評価するように構成されている。ここで、当該静電容量結合は、リップル（ripple、脈動）を測定することにより、または、干渉電圧（interference voltage）を測定することにより確実となる。この実施の形態に対する代替手段として、前記選択された器具の静電容量の変化を評価することも可能である。

前記接触を識別する識別手段は、供給ユニットに配設されており、センサラインを介して治療または検査器具に接続されている評価ユニットを具備する。これに関して、センサラインは、さらに、好ましくは、治療または検査器具のための電流供給ラインにより形成されている。

前記接触を識別する識別手段は、もし適用可能ならば、器具と一体化され得る。

歯科治療または検査装置は、好ましくは、前記歯科治療または検査器具の接触の識別は、選択を可能にする前記器具の非駆動状態においてのみ行われるように構成されている。このように、器具が動作している間、媒体の供給が中断される危険が低減される。

当該装置構成は、さらに、好ましくは、前記供給ユニットが、前記選択された器具の動作パラメータを提示するディスプレーを有する、または、そのようなディスプレーに接続されており、前記ディスプレーへの提示は前記選択された接触の識別の関数として行われる。このように、動作変数を設定するため、関連する治療または検査器具が、他の操作により、たとえば、プレ選択スイッチの操作により、最初に選別されるまたは選択されなければならないという状況を回避することが可能となる。

本発明のさらなる観点に基づけば、複数の治療または検査器具、および、当該複数の治療または検査器具に結合されている供給ユニットを有する歯科治療または検査装置の動作方法が提供される。これに関して、前記治療または検査器具の接触が監視され、前記治療または検査器具の１つの識別された接触の関数として、前記供給ユニットが前記選択した治療または検査器具の動作のため初期化される。その結果として、選択、すなわち、関連する器具の選択が、この器具への接触によってのみ行われるとう言う状況が達成される。当該装置の動作は、このように、容易になる。

本発明に基づく初期化は、たとえば、前記選択された治療または検査器具のためのアクチベーション（activartion 、活性化または能動化）または変数選択、および／または、たとえば、空気または水などの媒体を利用可能にすることを含む。制御ユニットの電力出力への前記選択された治療または検査器具の電気接続も、本発明に基づく初期化として行われる。

この場合、好ましくは、少なくとも１つの静電容量式センサが用いられて、前記治療または検査器具の１つの接触を識別する。

さらに、前記接触を識別するため、前記選択された治療または検査器具の１つのハウジングに結合されている静電容量結合が評価される。ここで、当該静電容量結合は、リップルを測定することにより、または、干渉電圧を測定することにより確実となる。この代替手段として、接触の識別のため、前記関連する治療または検査器具の静電容量の変化が評価される。

前記治療または検査器具の１つの接触の識別は、前記関連する治療または検査器具の１つの非駆動状態においてのみ行われる。

前記供給ユニットは、好ましくは、前記治療または検査器具の１つの動作パラメータを提示するディスプレーを有する、または、そのようなディスプレーに接続されており、前記ディスプレーへの提示は前記選択された接触の識別の関数として行われる。

本発明の歯科治療または検査装置において、接触を識別する識別手段を用いると、そのために要求されていた当該装置のユーザーの一部の広範囲の操作なしに、供給ユニットが、たとえば、自動的に関連する器具および／または適切な媒体のための駆動または変数選択を可能とする状況が達成することができる。その結果として、歯科治療または検査装置の動作（操作）が容易（簡単）になる。

本発明の方法によれば、前記治療または検査器具の接触が監視され、前記治療または検査器具の１つの識別された接触の関数として、前記供給ユニットが前記選択した治療または検査器具の動作のため初期化される結果として、選択、すなわち、関連する器具の選択が、この器具の接触によってのみ行われるとう言う状況が達成され、当該歯科治療または検査装置の動作（操作）が、このように、容易になる。

以下、例示的な実施の形態の助けにより、および、添付図面を参照することにより、本発明をより詳細に説明する。

本発明に基づく歯科治療または検査装置の基本的な概略図である。 （ａ）は接触を識別するための手段の可能性のある実施の形態を示す図であり、（ｂ）は接触を識別するための手段の代替実施の形態を示す図である。 （ａ）は歯科治療または検査器具の実施の形態を示す図であり、（ｂ）〜（ｄ）は歯科治療または検査器具の代替実施の形態を示す図である。 （ａ）、（ｂ）はディスプレーにおける例示的な表示を示す図である。 スイッチングマトリクスの可能性のある図である。

図１に、本発明に基づく歯科治療または検査（試験）装置１、または、下記の記載において、簡単に言えば、装置１として参照される歯科治療または検査装置の概略が図解されている。
当該装置１は、特に、歯科治療ユニットの形態である。
当該装置１は、複数の治療または検査器具２−２’を有しており、以下、複数の治療または検査器具２−２’は、簡単に、器具２−２’として参照される。
当該装置１は、器具２−２’が「使用されていない」状態の期間、器具２−２’を保持（記憶）するために提供された器具２−２’のための（図示されていない）器具ホルダを有しうる。
当該器具ホルダは、たとえば、いわゆる、治療ユニットの歯科医の素子（element ）と呼称されるものを形成し得る。器具ホルダは、器具２が当該装置１のユーザーにより、たとえば、歯科医が片手で、容易に取り外し可能なように構成されている。

器具２−２’は、たとえば、歯科電動モータ・ハンドピースまたは歯科タービン、歯科カメラ、超音波装置、または、圧縮空気によって動作する器具などを含みうる。

さらに、当該装置１は供給ユニット３を具備しており、当該供給ユニット３は、器具２−２’に接続されており、特に、媒体、たとえば、空気および／または水、および／または、電気を、特に、器具２−２’に接続されている供給ライン５，５’により、器具２−２’に提供するように構成されている。さらに、供給ユニット３は、好ましくは、器具２−２’のアクチベーション（activartion 、活性化または能動化）を可能にする、または、器具２−２’のために変数選択（parameterization options、パラメータの選択）を可能にするように構成されている。アクチベーションおよび変数選択は、電動ハンドピースの場合、たとえば、モータスピードの変数の設定でありうる。対応するアクチベーションの可能性を利用可能とすることは、たとえば、いわゆる、フット駆動式(foot-actuated)
起動スイッチの助けによりモータのスピードを設計することはまた、本発明による供給ユニットの初期化（initialization）を示す。

さらに、当該装置１は、器具２−２’の接触（コンタクト）、特に、人間の手による接触を識別（同定、identify）する識別手段４を具備する。これに関して、当該装置１は、供給ユニット３が、選択された器具の動作のため、識別手段４によって識別された選択された器具２の接触の関数（function) として、自動的に初期化され、この場合、たとえば、アクチベーション（活性化または能動化）、または、変数の選択および／または選択された器具２のための媒体を利用可能に、構成されている。特に、その構成は、供給ユニット３が、関連する器具２の接触を識別する識別手段４によって識別されるや否や、関連する選択された器具２のための、アクチベーションまたは変数選択または媒体を利用可能にするように、構成され得る。当該装置１のユーザーは、それゆえ、単にそれに接触することにより複数の器具２−２’の１つを選択することができ、当該装置１は、複数の器具２−２’の１つへの接触を識別する識別手段４によって識別されるように構成されており、その結果として、アクチベーションまたは変数選択および／または媒体が、関連する器具２、すなわち、接触によって選択された器具２のために供給ユニット３によって利用可能となる。

このように、当該装置１のユーザー、たとえば、歯科医が関連する器具２に接触するや否や、たとえば、器具２を用いた作業をするため、対応する器具ホルダからその器具を取り外すや否や、関連する供給ユニット３によって、選択された器具２、または下記において、簡単に器具２として参照される、選択された器具２が、対応する方法で媒体が供給されること、または、アクチベーション（活性化または能動化）されること、または、変数選択が利用可能となるという状況が実現されことが可能となる。器具２の対応する選択、器具２の動作のためにそれに合致した供給ユニット３の初期化は、それゆえ、自動的に類似して（quasi)行われる。器具２を選択するために、これを超えて行うユーザーによる装置１の操作は、必要がない。その結果、特に、ユーザーによる装置１の特に直観的な操作が可能となる。

器具への接触を識別する処理（対策）は、下記に詳細に説明されるが、明らかなように、これらの処理は、複数の器具のために行われ、理想的には、治療の場合における全ての器具のために行われる。

接触の識別のための識別手段４は、好ましくは、静電容量式センサを具備する。この静電容量式センサは、器具２の接触を検出するのに適している。特に、このように、本明細書の初期に述べた従来技術により知られている対応する電磁気式スイッチを有することを回避することが可能であり、それと対比すると、特に、価格−効果的な製造が可能となる。

たとえば、これに関して、接触を識別するための識別手段４が、器具２のハウジング、または、そのラインへの静電容量的な結合を評価するという、構成が可能であり、ここで、静電容量的な結合は、特に、接触現象におけるリップル（脈動）の測定により、または、接触現象における相当増加する干渉（interferance) 電圧により、確実になる。これに対する代替のものは、接触の識別のための識別手段４が器具２の静電容量の変化を評価するという、構成を取り得る。

一般的に、適切な公知の方法、たとえば、オシレータ・リラシクゼーション（relaxztion oscilator）、電荷転送方法、電荷−時間測定または類似の方法は、静電容量の測定の方法のために使用可能である。しかしながら、本質的な静電容量の変化を測定することが好ましい。結合静電容量の測定が、２つの対応するラインが存在する場合、好ましい。

特に、もし、接触を識別する識別手段４が、供給ユニット３内に配設され、センサラインによって器具２に接続されている評価ユニットを具備する場合、適切な静電容量の識別が好ましい。センサラインは、たとえば、そのために特定的に設計されたラインによって提供されうり、利益的には、しかしながら、それは、たとえば、器具２のための電流供給ライン、たとえば、上述した供給ライン５によって、形成される。この場合、電流供給ラインは、たとえば、モータ位相（motor phase ）ラインまたは器具２の光源に電流を供給するためラインであり得る。

図示した例示において、当該装置１は、さらに、供給ライン５，５’に接続され、また、識別のための識別手段４に接続されている、スイッチングマトリクス８を有する。この場合、接触の識別のため、または、静電容量式器具の識別のための接触を識別する識別手段４が、スイッチングマトリクス８において、選択された器具２に接続されている、供給ライン５のラインに、直接、接続されている。識別手段４によって器具２への接触が識別されると直ぐに、この信号は装置１の制御ユニット７に転送される。接触の識別の場合において、制御ユニット７は、接触が識別されると直ぐに、アクチベーション（活性化または能動化）または変数選択または器具２のための媒体を、利用可能とする。適切な媒体を利用可能とすることは、本実施の形態において、特に、適切な供給電流、または、電源への選択された器具の電気的接続、または、制御ユニット７の電流供給出力を利用可能とすることを含む。

さらに、供給ユニット３は、好ましくは、そこに器具２の動作変数が表示される、ディスプレー６を有する、または、そのようなディスプレーに接続されており、ディスプレーの表示が器具２の接触を識別する機能として行われる。これに関して、当該装置１の構成は、さらに、好ましくは、ディスプレー６が器具２の動作変数を設定するためのオペレータインターフェースとして構成され、ここで、特に、アクチベーション（活性化または能動化）または変数選択がディスプレー６に示される、または、示されることができる。

この場合、器具２のモータが動作している期間、好ましくは、接触の検出が行われない。より一般的に言えば、器具２への接触の識別は、好ましくは、器具２の非駆動状態においてのみ行われる。このことは特に利点がある。その理由は、媒体の供給が、器具２の動作期間、中断（阻止）されないからである。

図示の実施の形態において、それぞれの用途に基づく制御ユニット７により、所望の情報、たとえば、器具２のための変数選択がディスプレー６に示される。それから、もし、たとえば、（図示しないが）いわゆる、フット駆動型起動スイッチによる電動ハンドピースの場合、起動コマンドが器具２のために与えられ、スイッチングマトリクス８により、器具２のモータが出力段に接続されて起動される。前述したように、それから、モータが動作している期間、好ましくは、接触は検出されない。器具２のモータが停止した後、スイッチングマトリクス８が再びオープンとされ、接触の検出が今や再びアクティブ（活性状態または能動状態）となる。電流接触状態（current contact state)が検出され、それが制御ユニット７に転送される。

それゆえ、当該装置１の動作のための本発明に基づく方法は、下記の段階（ステップ）を有する、すなわち、（ａ）器具２−２’の接触を監視するステップ、（ｂ）器具の動作のために供給ユニット３を初期化するステップ、それゆえ、１つの器具２の識別された接触の関数（機能）として、１つの器具２のために、アクチベーション（活性化または能動化）または変数選択または器具２の１つのために媒体を利用可能とする。

特に、関連する変数の全て、または、変数（パラメータ）の選択が、ディスプレー６に指示され、ユーザーが器具２に接触するとすぐに、編集のためにディスプレーに表示される。その結果として、本願明細書の始めに述べた従来技術の場合のように、メニューを介してクリックすること、または、予め選択スイッチを駆動することを必要としないで、「接触に類似する（タッチ・シミュラー（touch-similar ）動作が可能となる。それゆえ、快適な動作が可能となる。

当該装置１は、２またはそれ以上の偶数の対応する器具２−２’を具備する。一般的に、装置１は対応する器具２−２’について任意の数を有し得る。

上記識別手段４を用いると、当該装置１が対応するアクチベーション（活性化または能動化）または変数選択または前述した媒体に対応する接触している器具２を利用可能にしている場合、器具２−２’が接触していることを自動的に識別することができる。

図２（ａ）の図解は、接触を識別するための識別手段４のあり得る構成を示す。この場合は、ｎ個の器具２−２’が提供されていることを示しており、ｎ個の器具２−２’の各々について、１つの識別ユニット４１、４２が識別手段４内に形成されている、すなわち、全体でｎ個の識別ユニット４１、４２が、第１の識別ユニット４１からｎ番目の識別ユニット４２まで形成されている。この場合、ｎ個の識別ユニット４１、４２の各々の間に、一方では、スイッチングマトリクス８、他方では、それぞれ信号接続ライン８１，８２が存在する。識別ユニット４１、４２は、ここでは、静電容量効果を有するように構成されている。特に、それ故、ｎ個の識別ユニット４１、４２はｎ個の静電容量式センサとして構成可能になっている。各々の場合、各識別ユニット４１、４２から制御ユニット７に、さらに、信号接続７１、７２が形成されている。

図２（ｂ）に、上記実施の形態の代替構成が示されている。図２（ａ）に基づく構成との相違は、この場合、識別ユニット、ここでは、４１’、４２’として示した識別ユニットが、リップル識別ユニットとして形成されていることである。

図３（ａ）は、器具２のあり得る実施の形態を図示する。センサラインは、ここでは、モータ位相または光駆動ラインまたは現存するラインである。図３（ｂ）に示した実施の形態において、明確なセンサラインまたは識別のために特定的に設計されたものが提供されている。器具２のハウジングが導電性を持つように構成されており、または、プラスチック（樹脂）ハウジングの場合、センサラインに結合された静電容量が形成される。

図３（ｃ）に図解した実施の形態の場合、センサラインが、器具２の接続片２１において終端して、形成されている。器具２のハウジングおよび接続片２１は、導電性を示すように構成されている、または、プラスチック（樹脂）ハウジングの場合、静電結合が形成されている。

図３（ｄ）に図解した実施の形態の場合、識別のための識別手段４、または、対応する識別ユニット４’、すなわち、たとえば、静電容量式センサ４’が、器具２と一体化されているように、形成されている。器具２に接触すると、識別ユニット４’から制御ユニット７に信号Ｓが送出される。

図４（ａ）、（ｂ）に図解されているものは、ディスプレー６に示されたものであり、図４（ａ）は第１の器具の選択の場合を示しており、図４（ｂ）はｎ番目の器具の選択の場合を示している。

図５は、スイッチングマトリクス８のあり得る実施の形態を示している。一方では器具２−２’の各々と、他方ではスイッチングマトリクス８との間に、既に上述した、それぞれの供給ライン５，５’が存在する。第１の器具２に接触している場合、対応する信号がスイッチングマトリクス８から信号接続ライン８１を経由して接触を識別する識別手段４に送信され、ｎ番目の器具２’に接触している場合、対応する信号が信号接続ライン８２を経由して送信される。もし対応する識別ユニットが関連する器具に一体化されている場合、接触（タッチ）信号が、それぞれ対応する信号接続ライン８１，８２を経由して直接送信される。

さらに、ｎ個のライン７８１、７８２が制御ユニット７からスイッチングマトリクス８に導かれ、もし第１の器具２が選択されていると、対応する信号伝送がｎ番目のライン７８２を経由して行われる。駆動信号「ライト（照明、light)」、「モータ」などが、さらなるライン７８３を経由して送信される。最後に、媒体ライン７８４が空気または水を供給するために使用される。

１…歯科治療または検査装置（装置）
２、２−２’…器具
３…供給ユニット
４…識別手段
４１、４２…識別ユニット
５，５’…供給ライン
６…ディスプレー
７…制御ユニット
７１、７２…信号接続
７８１、７８２…ライン
８…スイッチングマトリクス
８１、８２…信号接続ライン
Ｓ…信号
２１…接続片

Claims (19)

1. 複数の治療器具または検査器具（２−２’）、および、当該複数の治療器具または検査器具（２−２’）に結合されている供給ユニット（３）を有する、歯科治療または検査装置（１）であって、
   当該歯科治療または検査装置（１）は、
   前記複数の治療器具または検査器具（２−２’）から選択された器具（２）への接触を識別する識別手段（４）を有し、
   前記選択した治療器具または検査器具（２）を識別した接触の関数として、前記選択した治療器具または検査器具（２）の動作のため、前記供給ユニット（３）を初期化するように構成されている、
   歯科治療または検査装置。
2. 前記供給ユニット（３）の初期化は、前記選択された治療器具または検査器具および／または、空気または水を含む媒体のための、アクチベーション（活性化または能動化）または変数（パラメータ）の選択を利用可能にする、
   ことを特徴とする、請求項１に記載の歯科治療または検査装置。
3. 前記供給ユニット（３）の初期化は、制御ユニット（７）の電力出力に前記選択された治療器具または検査器具（２）の電気接続を含む、
   ことを特徴とする、請求項１または２に記載の歯科治療または検査装置。
4. 前記接触を識別する識別手段（４）は、少なくとも１つの静電容量式センサを具備する、
   ことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の歯科治療または検査装置。
5. 前記接触を識別する識別手段（４）は、前記選択された器具（２）のハウジング、または、そのラインに対する静電容量結合を評価し、
   当該静電容量結合は、リップル（脈動）を測定することにより、または、干渉電圧を測定することにより確実となる、
   ことを特徴とする、請求項４に記載の歯科治療または検査装置。
6. 前記接触を識別する識別手段（４）は、前記選択された器具（２）の静電容量の変化を評価する、
   ことを特徴とする、請求項４に記載の歯科治療または検査装置。
7. 前記接触を識別する識別手段（４）は、前記供給ユニット（３）に配設され、前記センサライン（５）を介して前記選択された器具（２）に接続されている、
   ことを特徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載の歯科治療または検査装置。
8. 前記センサライン（５）は、前記選択された器具（２）のための電流供給ラインによって形成されている、
   ことを特徴とする、請求項７に記載の歯科治療または検査装置。
9. 前記接触を識別する識別手段（４）は、前記選択された治療器具または検査器具（２）と一体化されている、
   ことを特徴とする、請求項１〜８のいずれかに記載の歯科治療または検査装置。
10. 前記治療または検査器具（２）の接触の識別は、選択のために利用可能な前記器具（２）の非駆動状態においてのみ行われる、
    ことを特徴とする、請求項１〜９のいずれかに記載の歯科治療または検査装置。
11. 前記供給ユニット（３）は、前記選択された器具（２）の動作パラメータを提示するディスプレー（６）を有する、または、前記選択された器具（２）の動作パラメータを提示する、ディスプレーに接続されており、
    前記ディスプレーへの提示は、前記選択された接触の識別の関数として、行われる、
    ことを特徴とする、請求項１〜１０のいずれかに記載の歯科治療または検査装置。
12. 複数の治療または検査器具（２−２’）、および、当該複数の治療または検査器具（２−２’）に結合されている供給ユニット（３）を有する、歯科治療または検査装置（１）の動作方法であって、
    前記治療または検査器具（２）の接触が監視され、
    前記治療または検査器具（２）の１つの識別された接触の関数として、前記供給ユニット（３）が前記選択した治療または検査器具（２）の動作のため初期化される、
    歯科治療または検査装置の動作方法。
13. 前記供給ユニット（３）の初期化は、前記選択された治療または検査器具および／または、空気または水を含む媒体のための、アクチベーション（活性化または能動化）または変数選択を利用可能にする、
    ことを特徴とする、請求項１２に記載の動作方法。
14. 前記供給ユニット（３）の初期化は、制御ユニット（７）の電力出力に前記選択された治療または検査器具（２）の電気接続を含む、
    ことを特徴とする、請求項１２または１３に記載の動作方法。
15. 前記治療または検査器具（２）の１つの接触を識別するため、少なくとも１つの静電容量式センサが用いられている、
    ことを特徴とする、請求項１２〜１４のいずれかに記載の動作方法。
16. 前記接触を識別するため、前記選択された治療または検査器具（２）の１つのハウジングに結合されている静電容量結合が評価され、
    当該静電容量結合は、リップルを測定することにより、または、干渉電圧を測定することにより確実となる、
    ことを特徴とする、請求項１５に記載の動作方法。
17. 前記接触を識別するため、前記選択された治療または検査器具（２）の１つの静電容量の変化が評価される、
    ことを特徴とする、請求項１５に記載の動作方法。
18. 前記治療または検査器具（２）の１つの接触の識別は、前記治療または検査器具（２）の１つの非駆動状態においてのみ行われる、
    ことを特徴とする、請求項１２〜１７のいずれかに記載の動作方法。
19. 前記供給ユニット（３）は、前記治療または検査器具の１つの動作パラメータを提示する、ディスプレー（６）を有する、または、前記治療または検査器具の１つの動作パラメータを提示する、ディスプレーに接続されており、
    前記ディスプレーへの提示は前記選択された接触の識別の関数として行われる、
    ことを特徴とする、請求項１〜１０のいずれかに記載の動作方法。

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