JP2003188422A - 発光装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
良く利用できるようにするとともに、光反射部を備えた
壁部とリードフレームを備えた取付体の構造を簡略化
し、簡便に製造できるようにした発光装置とその製造方
法の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明は、底部2Aと壁部2C、2Eを
有する取付体2に、個々に前記底部に接するように相互
に離間して正極側と負極側のリードフレーム5、6が取
り付けられ、一方のリードフレームに発光素子1が取り
付けられて該発光素子の一方の電極が電気的に接続され
るとともに、他方のリードフレームに前記発光素子の他
方の電極が電気的に接続される一方、前記壁部の前記発
光素子側の面が傾斜面2Fとされ、該傾斜面に前記発光
素子から出射された光を反射する光反射部2Jが形成さ
れてなることを特徴とする。
Description
に備えてなる発光装置及びその製造方法に関し、発光装
置の取付体に対する取付構造において好ましい関係とし
たもの、または、発光素子からの発光を効率良く目的の
方向に反射して光利用効率を向上させた発光装置とその
製造方法に関するものである。
ライトの光源として、あるいは、各種表示装置の光源と
して、発光ダイオード(LED;Light Emitting Diod
e)からなる発光素子が広く用いられている。一般にこ
の種のLED発光素子はZnSeなどの発光性の半導体
基板に正極側の電極と負極側の電極を設けてなり、この
半導体基板を樹脂製などのパッケージに収納してそのパ
ッケージの外部に外部接続用電極を設けて構成されてい
る。図13は、この種のLED発光装置の一構造例を示
すもので、この構造例のLED発光装置Aにあっては、
ガラスエポキシ樹脂等からなる基板100が設けられ、
その両端部に折り返し形状のコ字型のリード電極板10
2、103が取り付けられ、該基板100の一側端部上
の電極板102上に発光素子としての半導体チップ10
5が取り付けられ、該半導体チップ105の上部側の電
極にワイヤ線106によって基板100の他側の電極板
103がワイヤボンディング接続されるとともに、基板
100の上面と半導体チップ105とワイヤ線106等
を覆って透明レジンからなる保護カバー層107が形成
されている。なお、半導体チップ105の底部には電極
が形成されていて、この電極がリード電極板102の上
面にダイボンディングにより接続されて半導体チップ1
05が固定されている。図13に示す構造の発光装置A
は、電極を兼ねるリード電極板102、103を介して
半導体チップ105に通電することで半導体チップ10
5から光を出射させて発光させる構造とされている。
半導体チップ105はその周囲のほぼ全方向に光を出射
するものであるので、基板100の上面側に基板上面と
直角方向に出射された光は発光装置Aからの出射光とし
て有効利用できるものの、例えば基板100上面と平行
な方向、例えば、図13の左右方向あるいは左右斜め方
向に出射された光は目的の方向とは異なる方向に向くの
で有効利用できない問題がある。そこで従来、前記基板
100の周囲側に図14に示すように側壁108を立設
し、この側壁108を利用して半導体チップ105から
横向きに出射された光を基板100に対してできるだけ
直角方向に導いて出射光を有効利用しようとした構成の
発光装置Bが提案されている。
す発光装置Bの構造では側壁108を基板100上にリ
ード電極板102、103と干渉しないように別途取り
付ける必要が生じるが、特に発光装置B自体が数mm角
の微小部品である場合、側壁部分の取り付けには手間取
るものであり、製造工程が複雑になる問題があった。ま
た、図13と図14に示す発光装置A、Bにあっては、
基板100の両端部にコ字型のリード電極板102、1
03が取り付けられているものの、リード電極板10
2、103に対する取り付け強度は十分ではなく、ま
た、リード電極板102、103を基板100に取り付
けた状態で側壁108を取り付ける場合のこれら各部材
間の接合強度を十分に高めることが難しい問題があっ
た。
れたものであって、発光素子から出された光を効率良く
利用できるようにするとともに、光反射部を備えた壁部
とリードフレームを備えた取付体の構造を簡略化し、簡
便に製造できるようにした発光装置を提供することを目
的とする。本発明は上記の課題を解決するためになされ
たものであって、発光素子から出された光を効率良く利
用できるようにするとともに、光反射部を備えた壁部と
リードフレームを備えた取付体の構造を簡略化し、例え
ば数mm角の微小部品とした構造であっても簡便に製造
できるようにした発光装置を提供することを目的とす
る。本発明は、前述の如く発光効率が良好であって、微
細部品とした場合であっても製造効率に優れ、製造が容
易なた発光装置の製造方法の提供を目的とする。
めに、本発明は以下の構成を採用した。本発明の発光装
置は、底部と壁部とを有する取付体に、個々に前記底部
に接するように相互に離間して正極側と負極側のリード
フレームが取り付けられ、一方のリードフレームに発光
素子が取り付けられて該発光素子の一方の電極が電気的
に接続されるとともに、他方のリードフレームに前記発
光素子の他方の電極が電気的に接続される一方、前記壁
部の前記発光素子側の面が傾斜面とされ、該傾斜面に前
記発光素子から出射された光を反射する光反射部が形成
されてなり、前記底部と壁部とを有する取付体が前記リ
ードフレームの一部を取り囲んで樹脂により一体成形さ
れてなることを特徴とする。
れた発光素子は、底部の上側方向のみならず、周囲の種
々の方向に向けて光を照射する。底部の上側方向に出射
された光は有効利用され易いが、取付体の底部に沿う方
向、即ち、横方向に出射された光は従来の発光装置では
有効には利用されていなかった。これに対して壁部に傾
斜面が形成されている構造であると、発光素子から横方
向に出射された光の一部が壁部の傾斜面で反射されて底
部の上側に向かうので、発光素子から種々の方向に出射
された光をできる限り一方向、例えば、取付体の底部に
直交して底部から離れる方向に集めて出射することがで
きる。よって、発光装置としての明るさを向上させるこ
とができる。そして更に、傾斜面に光反射部が形成され
ていると、この光反射部により光が強く反射されるの
で、発光素子から種々の方向に出射された光を一方向に
強く集光できる結果、明るさを更に向上させた発光装置
を提供することができる。リードフレームに対して一体
成形樹脂による取付体が一体化されていると、リードフ
レームが取付体に対して強固に位置決めされ、このリー
ドフレームに発光素子が固定されるので、取付体に対す
る発光素子の位置決めと固定が確実になされる。
て、前記リードフレームの一部が前記取付体の側壁の一
部を貫通して取付体の外部に導出され、前記取付体の外
部に導出されたリードフレームの一部から外部接続用電
極が構成されてなることを特徴とする。
たリードフレームの一部から外部接続用電極が形成され
るので、外部接続用電極と発光素子との接続が確実にな
される。更に、外部接続用電極形成位置がリードフレー
ムの取付体に対する一体化の位置により自由に選定され
るので、取付体に対する外部接続用電極形成位置の自由
度が向上する。
て、前記光反射部が、銀粉、金粉、アルミニウム粉など
の光反射性の金属粉の集合体あるいは蛍光塗料からなる
ことを特徴とする。これら金属粉からなる光反射部であ
るならば、高い反射率で光を反射することができ、より
明るさを向上させることができる。また、光反射部とし
て蛍光塗料からなるものであっても明るさを向上でき
る。
て、前記一方のリードフレーム上に発光素子の底面電極
が固定され、前記光発光素子の上部に形成された電極が
リード線を介して前記他方のリードフレームに接続され
たことを特徴とする。発光素子の底面電極がリードフレ
ームに直に固定されることで微小チップ状の発光素子の
固定がリードフレームに対して確実になされる。
る取付体に、個々に前記底部に接するように相互に離間
して正極側と負極側のリードフレームが取り付けられ、
一方のリードフレームの一部に前記発光素子が取り付け
られてなる発光装置を製造するに際し、前記底部と壁部
を成形可能な形状の成形キャビティを上型と下型とで形
成可能な金型を用い、前記金型に前記リードフレームを
設置自在な空所を設けておき、該空所に両リードフレー
ムを設置した後に金型の成形キャビティに樹脂を注入し
て前記リードフレームの周囲に樹脂一体成形物としての
取付体をリードフレームと一体化状態で形成し、その後
にリードフレームに発光素子を取り付けることを特徴と
する。
とでリードフレームと一体化した取付体を得ることがで
きる。これによりリードフレームを取付体に強固に固定
した構造を得ることができる。また、このリードフレー
ムに発光素子を取り付けることで発光装置が完成するの
で、発光素子を強固に固定できる構造の発光装置が得ら
れる。また、取付体の外部に出されたリードフレームの
一部から外部接続用電極を形成できるので、外部接続用
電極と発光素子との接続が確実になされる。更に、外部
接続用電極形成位置をリードフレームの取付体に対する
一体化の位置により自由に選定できるので、取付体に対
するリードフレーム並びに外部接続用電極形成位置の自
由度が向上する。
形成するための斜面部を前記成形キャビティに望ませて
有する金型を用い、前記金型の斜面に剥離シートを添設
してから前記樹脂を前記成形キャビティに注入すること
を特徴とする。剥離シートを金型と成形体の間に設けて
おくことで、成形後に取付体を金型から容易に取り出す
ことができる。
ビティに樹脂を注入して取付体を形成した後、金型から
取付体を離型し、次いで前記取付体の傾斜面に光反射部
を形成することを特徴とする。金型から取付体を離型し
た後、取付体の傾斜面に光反射部を形成することで、光
反射性の傾斜面を有する反射効率の良好な発光装置が得
られる。
体の傾斜面に銀粉、金粉、アルミニウム粉等の光反射性
の粉粒体または蛍光塗料を塗布することで光反射部を形
成することを特徴とする。粉粒体を塗布することで反射
部を形成するならば、必要な部分に容易に反射部を形成
できる。また、粉粒体を塗布する位置として取付体の任
意の位置を選択できるので、取付体の傾斜面以外の位置
においても自由な位置に反射部を形成できる。また、銀
粉、金粉、アルミニウム粉等の光反射性の粉粒体からな
る光反射部であるならば、高い反射率で光を反射するこ
とができ、より明るさを向上させることができる。更
に、光反射部として蛍光塗料からなるものであっても明
るさを向上できる。
反射層を貼着しておき、金型の成形キャビティに樹脂を
注入して取付体を形成し、前記金型から取付体を離型す
る際に前記反射層を壁部の傾斜面に備えた状態の取付体
を得ることを特徴とする。金型の方に設けた反射層を樹
脂注入後に取付体に移すことで取付体側に容易に反射部
を形成できる。
を参照して説明するが、本発明は以下の実施の形態に限
定されるものではない。図1〜図3は本発明に係る発光
装置の第1の実施の形態を示すもので、この形態の発光
装置Cは、半導体チップ等からなる発光素子1を白色エ
ポキシ樹脂等からなる樹脂一体製の箱型の取付体2の内
部に備えて構成されている。前記取付体2は平面視長方
形状の板状の底部2Aとこの底部2Aの4つの周縁部に
底部2Aに対してほぼ直角に立設された壁部2B、2
C、2D、2Eからなる箱状に形成されている。先の壁
部2B、2C、2D、2Eのうち、底部2Aの長辺側に
壁部2B、2Dが形成され、底部2Aの短辺側に壁部2
C、2Eが形成され、取付体2の上面側は開口部とされ
ているとともに、壁部2C、2Eの内、底部2A側の面
には斜め上向きの傾斜面(例えば壁部2Cの底部2A側
を厚く、壁部2Cの上端側を薄くするような向きの傾斜
面)2Fが形成されている。
面2Fから平面状の反射面を形成する場合は、傾斜角度
(底部2Aに対する傾斜面2Fの立ち上がり角度)とし
て、40〜70゜の範囲、より好ましくは55゜が好ま
しい。なお、更なる光反射性の向上を考慮して傾斜面2
Fを曲面とする場合は後述する関係式に示される曲面と
することが好ましい。なお、図2では左右の傾斜面2F
を同じ角度として示したが、左右の壁部2C、2Eの傾
斜面2Fは異なる傾斜角度であっても良い。左右の傾斜
面2Fの傾斜角度が等しいのは、発光素子1が底部2A
の中央部に設置される場合であり、図2に示すように発
光素子1が底部2Aの中央部よりも若干左側(壁部2E
に近い側)に設置されている場合、壁部2Cの傾斜面2
Fの傾斜角度が、壁部2Eの傾斜角度と等しいことが好
ましい。なおまた、発光素子1が図2において中央部よ
りも左側よりに設置されている理由については後述す
る。
2E(図1、図2では左方の壁部2E)の基端部を貫通
してリードフレーム5が取り付けられ、他方の壁部2C
(図1、図2では右方の壁部2C)の基端部を貫通して
リードフレーム6が取り付けられてリードフレーム5、
6が取付体2に一体化されている。先のリードフレーム
5は、好ましくは銅などの良導電性の金属板からなり、
図4に示すように展開状態としては全体として平面視略
L字型形状とされ、図1に示す底部2Aの左側半分程度
を占める大きさの平面視正方形状の固定部5Aと、この
固定部5Aよりも幅の狭い接続部5Bと、この接続部5
Bに直角に延設された接続部5Cとこの接続部5Cに直
角に延設された接続部5Dとから構成されている。そし
て、このリードフレーム5は、固定部5Aの部分と固定
部5Aに続く接続部5Bの一部分を前記取付体2の底部
2A上面に形成された溝部2Gに挿入し、接続部5Bで
取付体2の壁部2Eを貫通し、壁部2Cの外側に突出さ
れた接続部5Bの一部を図4に符号5fで示す折り曲げ
線に沿って折り曲げて壁部2Eの外面に図3に示すよう
に添わせるとともに、接続部5Cの一部を図4に示す折
り曲げ線5gに沿って更に折り曲げて図3に示すように
壁部2Dの外面に添わせる形で取付体2に一体化され、
接続部5Dが発光装置Cとしての一方の外部接続用電極
とされている。
くは銅などの良導電性の金属板からなり、図4の展開図
に示した先のリードフレーム5から固定部5Aを除いた
L字型形状、即ち、図5の展開図に示すように接続部6
B、6C、6Dからなる略L字型形状とされている。ま
た、リードフレーム6は、接続部6Bの部分を前記取付
体2の底部2A上面に形成された溝部2Hに挿入し、接
続部6Bで取付体2の壁部2Cを貫通するとともに、壁
部2Cの外に突出された接続部6Bの一部を図5に示す
折り曲げ線6fに沿って折り曲げて他方の壁部2Cの外
面に添わせられ、接続部6Cの一部を図5に示す折り曲
げ線6gに沿って折り曲げて取付体2の壁部2Dの外面
に図3に示すように接続部6Dを添わせる形で取付体2
に一体化され、接続部6Dが発光装置Cとしての他方の
外部接続用電極とされている。従って取付体2の壁部2
Dの外面側には、左右に離間して発光装置Cとしての接
続用電極5Dと接続用電極6Dとが形成されている。な
お、各リードフレーム5、6は図1、2においては曲げ
られていないように記載されているが、実際の構造にお
いては図3に示すように曲げられた形で使用されるの
で、図1、2においてはリードフレーム5、6を曲げ加
工する前の状態を示している。
は、図1と図2に示すように底部2Aの中央部から底部
2Aの左側大部分を占める大きさとされ、リードフレー
ム6において接続部6Bの先端部は先の固定部5Aより
も幅狭で壁部2C側から若干突出する位置に配置され、
リードフレーム5の先端部とリードフレーム6の先端部
とが離間された状態で底部2A上に隣接配置されてい
る。また、先の取付体2は後述するように樹脂の一体成
形物により形成されたものであり、この実施形態ではリ
ードフレーム5、6の周囲に樹脂を一体成形することで
リードフレーム5、6と一体化されて形成されたもので
ある。また、取付体2の溝部2Gにリードフレーム5の
固定部側を挿入しているので、リードフレーム5の固定
部5Aは取付体底部2Aの上面と面一になるように配置
され、取付体2の溝部2Hにリードフレーム6の接続部
6Bを挿入しているので、リードフレーム6の接続部6
Bは取付体底部2Aの上面と面一になるように配置さ
れ、リードフレーム5、6の間の部分に取付体2の底部
2Aの上面が位置されている。
には、ZnSe等の半導体基板からなるチップ状の発光
素子1がその底部に形成された後述の負極側の下部電極
(底面電極)14を介してダイボンディングにより固定
され、発光素子1の上部に形成された正極側の後述の上
面電極13にはワイヤボンディングによりリード線8が
接続されるとともに、該リード線8はリードフレーム6
の接続部6Bに接続されている。ここでリードフレーム
5の固定部5A上には発光素子1がダイボンディングに
より固定されているが、発光素子1は図1に示すように
底部2Aの中央部から若干左側、即ち図1又は図2の左
側の壁部2E側に固定されており、一方、リードフレー
ム6のリード線8の接続部分は図1と図2に示す底部2
Aの右側半分の領域の中央部、換言すると、図1と図2
の右側の壁部2Cから若干離れた位置に形成されてい
る。
2Cから若干離れた位置で、接続部6Bの先端側にワイ
ヤボンディングにより固定されているのは、本実施形態
の発光装置Cが横幅2mm、縦幅1mm程度の微小部品
である場合、ワイヤボンディング装置がリード線を接続
部6Bの上面にワイヤボンディングする場合のワイヤボ
ンディング装置の移動幅の余裕代が必要なためである。
また、発光素子1が取付体2の底部2Aの中央部よりも
壁部2E側(図1の左側)に取り付けられているのは、
一般にワイヤボンディングで接続するためには、リード
線8を折れ曲がらせないようにする程度の適切なカーブ
を持たせて接続可能とするための距離が必要であり、先
のようにリードフレーム6の先端部に対してリード線8
の一端を接続すると考えると、リード線8の他端をワイ
ヤボンディングにより接続可能とできる位置として、リ
ードフレーム5の固定部5Aをリードフレーム6の先端
と若干離間させて配置する必要がある関係からである。
また、発光素子1と壁部2Eとの間隔があけられている
のは、発光素子1をダイボンディング用のロボットハン
ドあるいは把持用の治具等で把持してこれを固定部5A
にダイボンディングする場合に、ロボットハンドあるい
は把持用治具と壁部2Eが干渉しないようにロボットハ
ンドあるいは把持用治具の移動スペース用の空間を必要
とするためである。
取り扱い上の相互の制約がある関係から、固定部5Aの
位置、発光素子1のダイボンディング位置、リード線8
のワイヤボンディング位置が図1に示すように決めらて
いるが、本発明においてはこれらの取付位置を何ら制限
するものではない。更に、壁部2Cと壁部2Eに傾斜面
2Fが形成されているので、壁部2C、2Eの上端部
(先端部)側の幅(開口部幅)が壁部2C、2Eの基端
部(底部)側の幅(開口部幅)よりも広くされているの
で、先のロボットハンドあるいは把持用治具の先端部が
発光素子1を把持して底部2A上に取り付ける際の空間
スペースあるいは余裕代を広くとることができ、ロボッ
トハンドあるいは把持用治具の移動が容易にできる。
C、2D、2Eとで囲まれる領域にこれら壁部の内側と
発光素子1とリード線8などを覆って透明レジン等の透
明材料が充填され、この透明材料の上部が凸曲面状に加
工されてレンズ部9が形成されている。このレンズ部9
を形成する場合においては、取付体2の底部2Aと壁部
2B、2C、2D、2Eとで囲まれる領域を覆うように
樹脂を充填した後、この樹脂の上に透明レンズ部材を別
体として貼り付けて形成しても良いし、取付体2の底部
2Aと壁部2B、2C、2D、2Eとで囲まれる領域に
加えてその上側まで透明樹脂材料を盛り上がるように充
填し、この樹脂層をキュアなどの熱処理による硬化後に
研磨してレンズ部9を構成しても良い。また、充填した
樹脂と同等の樹脂材料製のレンズ体を別体として貼り付
け、キュア時の熱処理により充填樹脂とレンズ体と一体
化するなどの方法を用いても良い。更に、取付体2の壁
部2C、2Eの各傾斜面2Fには光反射層(光反射部)
2Jが形成されている。これらの光反射層2Jは、壁部
2C、2Eの各傾斜面に光反射性の塗料を塗布するか、
光反射性の粒子を塗布するか、あるいは後述する製造方
法において光反射層を転写するなどの方法により形成さ
れたものである。
族化合物半導体として広く知られているZnSe型半導
体、例えば、図6に断面構造を示すように、p+-GaA
s基板又はp+-ZnSe基板10と、その上に順次積層
されたp-ZnSe層11と上面電極13、並びに、先
の基板10の下面側に積層された底面電極14とから構
成されたものなどが用いられる。なお、ここで用いる発
光素子1として代表的な構造は上記の構造の半導体素子
であるが、その他一般に知られているLED発光素子あ
るいはその他の発光素子として図6に示す構造とは異な
る他の構造の発光素子を適宜本発明の発光素子として用
いても良いのは勿論である。
接続用電極5D、6Dを介して発光素子1に電圧を印加
することで発光素子1から光を出射させることができ
る。そしてこの形態の発光素子1は、発光素子1からそ
の周囲全方向に光を出射する。即ち、発光素子1は取付
体2の底部2Aに対して直角に離れる方向に光を出射す
る以外に、底部2Aに対して平行な方向、即ち横向きの
光、底部2Aに対して斜め上方、あるいは下方、更には
底部2A側に向く光なども照射する。
囲に設けられた壁部2C、2Eの傾斜した光反射層2J
が反射して底部2Aに対して直角方向、あるいはそれに
近い方向に向くように導光するので、この実施形態の発
光装置Cは、従来の発光装置よりも底部2Aに対する直
角方向あるいはそれに近い方向に、より強い光を照射す
ることができる。また、光反射層2Jが金属粉などから
構成されているとこれら反射率の高い金属粉により強く
光を反射できるので、より明るい発光装置Cを得ること
ができる。また、本実施の形態では発光素子1の外側に
レンズ部9を設けているので、従来の発光装置よりもレ
ンズ部の集光作用によって、底部2Aに対する直角方向
あるいはそれに近い方向に、更に強い光を出射すること
ができ、更に明るい発光装置Cを提供できる。
射方向を図3に矢印Sで示すが、この出射方向Sに対し
て横側、サイド側に発光装置Cとしての接続用電極5
D、6Dが備えられているので、光の出射方向の側部側
に電極部を備えたサイド電極構造を採用できる。このサ
イド電極構造であるならば、取付体2が数mm角のよう
な微小部品となる場合に発光装置Cに電源を接続するた
めの配線作業の作業性向上に寄与する。また、先の説明
では接続用電極5D、6Dがリードフレーム5、6の先
端部側とされているが、壁部2Eの外部に位置するリー
ドフレーム5の接続部5Bを電極部としても良く、壁部
2Cの外部に位置するリードフレーム6の接続部6Bを
電極部としても良い。即ち本実施の形態の発光装置Cで
は、接続用電極の位置決めを壁部2D側と壁部2C、2
E側のどちらの方向でも選択し易い構成とされている。
取付体2の底部2A上面に反射層を形成しても良い。そ
の場合、リードフレーム5、6の先端部どうしが電気的
に接続されて短絡しないように、取付体2の底部2Aの
上面に反射層を形成することが必要となる。従って、電
気絶縁性の蛍光塗料から反射層を構成する場合は、底部
2Aの上面全部に蛍光塗料の反射層を形成することがで
き、光反射性の金属粉から反射層を構成する場合はリー
ドフレーム5、6同士を短絡させないように、リードフ
レーム5、6同士の先端部側と離間するように反射層を
形成することとなる。底部2A上に反射層を形成するこ
とで、発光素子1から底部2A側に出射された光も反射
させて出射方向Sに向かわせて有効利用することがで
き、発光装置Cから出射される光をより強くすることが
できる。
壁部2B、2C、2D、2Eの先端面2Kに反射層を形
成することもできる。この構成の場合、壁部2B、2
C、2D、2Eの先端面2Kの反射層をも有効に利用し
て発光装置Cの明るさを更に高めることができる。
光装置Cを製造する方法の一例について以下に説明す
る。先の形態の発光装置Cを製造するには、まず、樹脂
成形用の金型19を用意する。この金型19は、例え
ば、図7に示すように、下型20と上型21からなり、
下型20の上部には先の取付体2の底部2Aを成形可能
なキャビティ20Aが形成され、上型21の下部には先
の取付体2の壁部2B、2C、2D、2Eを成形可能な
キャビティ21Aが形成されており、更に下型20と上
型21とを合わせた図7に示す状態において下型20と
上型21の境界部分にリードフレーム5、6を挟み込む
ことができる間隙(空間)Dが形成されているものが好
ましい。前記金型19においては、壁部2C、2Eを成
形可能な部分に対応するように斜面部23が形成されて
いる。
Cを製造するには、まず、図7に示すようにリードフレ
ーム5、6を間隙Dに挟み込んだ状態で下型20と上型
21とを嵌め合わせ、両者の間に成形用のキャビティ2
0A、20Bを形成する。なおここで、成形後の成形体
の離型作業を容易とするために、上型21のキャビティ
21Aの下面側に剥離シート22を貼り付けておくこと
が好ましい。この後、この成形用のキャビティ20A、
21Aに対して白色エポキシ樹脂等の樹脂を金型19の
注入孔(図面では略した)から注入し、注入樹脂をリー
ドフレーム5、6の周囲の成形キャビティ20A、21
A、21Aにおいて硬化させる。
と上型21とを分離して金型から図8に示すリードフレ
ーム付きの取付体2を離型する。この離型作業において
は離型シート22を取付体2と金型内面との間に配して
いるので、取付体2を金型19から容易に取り外すこと
ができる。そして、取付体2を金型19から離型した
後、取付体2の壁部2C、2Eの傾斜面2F、2Fに、
銀粉、金粉、アルミニウム粉などの光反射性の金属粉あ
るいは蛍光塗料を吹付法、塗布法などの方法により付着
させて図9に示す反射層2Jを形成する。またここで、
傾斜面2F、2Fに反射層2Jを形成することに加え、
取付体2の底部2Aの上面にもリードフレーム5、6が
短絡しない程度に銀粉、金粉、アルミニウム粉などの光
反射性の金属粉あるいは蛍光塗料を吹付法などの方法に
より塗布して図9に示すように反射層2Lを形成しても
良い。更に、取付体2の壁部2B、2C、2D、2Eの
先端面2Kに、銀粉、金粉、アルミニウム粉などの光反
射性の金属粉あるいは蛍光塗料を吹付法などの方法によ
り塗布して先端面2K上に反射層2Mを別途形成しても
良い。また、リードフレーム5、6自体の光反射性を向
上させるために、リードフレーム5、6に銀粉、金粉な
どの光反射性の金属粉あるいは蛍光塗料を吹付法などの
方法により塗布してリードフレーム上面に反射層を形成
しても良く、リードフレーム5、6自体を光反射性の高
い金属で予め形成しておいても良い。
図10Aに示すように発光素子1をリードフレーム5の
固定部5Aに接合するダイボンディングを行い、発光素
子1の下部電極14をリードフレーム5の取付部5Aに
電気的に接続し、次いでワイヤボンディングを行ってリ
ード線8にて発光素子1の上部電極13とリードフレー
ム6とを電気的に接続する。
C、2D、2Eにより囲まれている部分にポッティング
樹脂等の透明樹脂材料を充填し、この透明樹脂材料を熱
硬化させた後にその上部を研摩して凸曲面状に加工する
などの方法で図10Aに示すレンズ部9を形成する。こ
のレンズ部9の曲面形状については後述する他の実施形
態で説明する関係であることが好ましい。また、このレ
ンズ部9を形成する際、図10Bに示すように取付体2
の底部2Aと壁部2B、2C、2D、2Eにより囲まれ
ている部分にポッティング樹脂等の透明樹脂材料を充填
樹脂材料上面が平坦面状になるように充填して透明樹脂
層9Aとした後、レンズ型に加工済みの透明樹脂製のレ
ンズ部材9Bを設置し、熱処理して両者を接合するなど
の方法でレンズ部9Cを形成しても良い。
5、6付きの取付部2を離型した後であって、レンズ部
9を形成するまでの間、あるいは、レンズ部9を形成し
た後のいずれかの段階においてリードフレーム5、6を
折り曲げ加工して成形体の外部に突出しているリードフ
レーム5、6の一部を成形体に添わせて折り曲げること
により図3に示すような接続用電極部5D、6Dを形成
することができる。
5、6に対する取付体2の一体成形後にリードフレーム
5、6を折り曲げ加工する方法を採用したが、金型の形
状を工夫し、予め一部折り曲げた状態のリードフレーム
5、6を金型に装着できるように構成し、一部折り曲げ
た状態のリードフレーム5、6を金型に装着してから樹
脂成形により一体化することもできる。以上説明の各工
程による作業を行うことで図1に示す構造の発光装置C
を得ることができる。
造するならば、リードフレーム5、6を取付体2に容易
に一体化して発光装置Cを製造することができる。ま
た、リードフレーム5、6の周囲に樹脂を注入して取付
体2を成形するので、リードフレーム5、6を取付体2
に埋め込むように密着させて強固に固定することができ
る。次に、発光素子1からはその周囲全方位に光が出射
されるが、発光素子1から左右横方向に出射された光は
側壁部2C、2Cの傾斜面2Dの反射層2Hにより上向
きに反射させて取付体2の底部2Aに対して直角な方向
に向けられるので、発光素子1が発光させた光を従来の
発光装置よりも高い効率で目的の方向に導くことができ
る。よって、本実施形態の発光装置Cは発光効率を良好
とすることができ、より明るい発光装置Cを提供でき
る。
フレーム5、6と取付体2との一体成形により製造する
方法であると、従来構造とは異なり、一体成形によりリ
ードフレーム5、6と取付体2を容易に一体化でき、し
かも、これらの接合強度も高い状態のものを得ることが
できるので、従来構造の如く接着を行って製造していた
場合に比べて極めて容易に発光装置Cを形成することが
できる。
て特に光を特定の方向に集光照射する必要がある場合
は、取付体2の傾斜面2Fの角度を調整して目的の方向
に向けてより多くの光を集光照射できるように構成する
ことが望ましい。また、レンズ部9を設ける場合は、レ
ンズ部9の曲率半径を調整し、目的の方向により多くの
光を集光照射できるように構成することが望ましい。ま
た、先の実施の形態ではレンズ部9の曲率半径の中心を
取付体2の中心部側に配置したが、レンズ部9の曲率半
径の中心を壁部2E側、即ち、発光素子1の取付側に片
寄らせて設けても良いのは勿論である。
明した発光装置Cにおいて、壁部2C、2Eの傾斜面を
曲面状に加工した実施形態について示すものである。図
11に示す取付体52は、先の第1の実施形態の構造と
ほぼ同等であり、底部52Aと壁部52C、52Eを有
するが、壁部52C、52Eの発光素子1側の面が湾曲
した傾斜面から構成されている。図12は先の第1の実
施の形態において説明した発光素子1の取付体2と同等
の構造の取付体52に対する取付位置と傾斜面の形状に
ついて模式的に説明するためのものである。図12に示
すように取付体52の底部52Aと壁部52C、52E
とを具備する構造であり、壁部52Cの内面の傾斜面5
2Fが曲面状であり、断面2次曲線状に形成される場
合、レンズ部59の上面が曲面状に加工されている場合
を考慮して以下の式に合致する形状とすることが好まし
い。
2Aの上面に設置したと仮定し、発光素子1の中心部か
ら、壁部52Cの傾斜面52Fの裾野部分(傾斜面52
Fが底部52Aの上面に接続する部分)までの距離をX
0と仮定し、発光素子1の中心部から壁部52Cの傾斜
面52Fの上端部までの水平距離をX1と仮定し、底部
52Aの上面から壁部52Cの上端部までの壁高さをH
wallと仮定し、底部52Aの上面からレンズ部59の上
端中央部までのレンズ部厚さをH1と仮定し、発光素子
1の高さをHと仮定し、レンズ部の曲率をRlensと仮定
した場合、以下の(1)式、(2)式、(3)式の関係
を満足するように各々の値を設定することが好ましい。
Fが断面2次曲線状とされる場合の傾斜状態をRwallと
した場合に以下の(1)式を満足させることが好まし
い。 |Rwall−{(X1−X0)2+Hwall 2}/2(X1−X0)|<0.5 ・・・(1) 式また、壁部52Cの高さHwallと発光素子1の高さ
(厚さ)Hは以下の(2)式を満足させることが好まし
い。 |{(Hwall−H)/(X1−X)}−1/21/2|<0.4 …(2)式 また、レンズ部の曲率をRlensとした場合、以下の
(3)式の関係を満足することが好ましい。 |Rlens−{(H1−Hwall)2+X12}/2(H1−Hwall)|<0.5・・・(3 )式
子1は取付体52の底部52Aの上面中央部から若干ず
れた位置に設けられ、発光素子1から右側の壁部52C
までの距離と発光素子1から左側の壁部52Eまでの距
離が異なるので、右側の壁部52Cの高さおよび傾斜面
2Fの形状と、左側の壁部2Eの高さおよび傾斜面2F
の形状とを先の(1)〜(3)式を用いて個々に異なる
ように形成して光の反射効率を高めることが好ましい。
の箱型の取付体を成型し、この取付体の底面中央部に図
6に断面構造を示すZnSe型半導体発光素子を設置
し、通電可能なように配線するとともに発光素子の周囲
を覆うように透明樹脂レンズ部を形成して発光装置を製
造した。前記発光素子に2.6Vの電圧を印加して発光
させた際、発光素子から出射されてレンズ部から出射さ
れる光の指向角(光束の広がり角度)を以下の条件にお
いて測定した結果を表1に示す。ここでは、発光素子1
の中心部から、壁部52Cの傾斜面52Fの裾野部分
(傾斜面52Fが底部52Aの上面に接続する部分)ま
での距離をX0とし、発光素子1の中心部から壁部52
Cの傾斜面52Fの上端部までの水平距離をX1とし、
発光素子1の中心から発光素子1の端部までの距離をX
とし、底部52Aの上面から壁部52Cの上端部までの
壁高さをHwallとし、底部52Aの上面からレンズ部5
9の上端中央部までの壁高さをH1とし、発光素子1の
高さをHとし、レンズ部の曲率をRlensとし、傾斜面5
2Fの曲率半径をRwallとし、これらの値のうち、Xを
0.2、Hを0.2、X0を0.65、X1を1.05の各
値に固定し、他の各値を表1に示すように設定した場合
に、得られた指向角を測定している。
角100゜未満を合格と判断した。表1に示す結果から
明らかなように、曲率半径Rwallのみを0.40〜1.6
0の範囲で増減させた場合に(1)式の範囲内であれ
ば、光束の指向角を100゜未満、具体的には50〜8
4゜の範囲とすることができ、集光するという面におい
てより好ましいものであると判断できる。表1に示す結
果から明らかなように、Hwallと曲率半径Rwallと壁高
さをH1を増減させた場合に(2)式の範囲内であれ
ば、光束の指向角を100゜未満、具体的には50〜8
9゜の範囲とすることができ、集光するという面におい
てより好ましいものであると判断できる。表1に示す結
果から明らかなように、Hwallと曲率半径Rwallと壁高
さをH1を一定としてレンズ部の曲率Rlensを2.36
〜3.36まで増減させた場合に(3)式の範囲内であ
れば、光束の指向角を100゜未満、具体的には50〜
85゜の範囲とすることができ、集光するという面にお
いて好ましいものであると判断することができる。
を備えた取付体の壁部に傾斜面を設けた構造であるの
で、発光素子から横方向に出射された光の一部を壁部の
傾斜面で反射させて放射できるので、発光素子から種々
の方向に出射された光をできるだけ一方向に集光して照
射することができる。よって、発光装置としての明るさ
を向上させることができる。そして更に、傾斜面に光反
射部を形成していると、この光反射部により光を強く反
射できるので、発光素子から種々の方向に出射された光
を一方向に集光し、発光装置の明るさを更に向上させる
ことができる。
る取付体がリードフレームの一部を取り囲んだ樹脂によ
り一体成形されてなるので、リードフレームが取付体に
対して強固に位置決めされ、このリードフレームに発光
素子が固定されるので、発光素子の位置決めと固定が確
実になされる。
れたリードフレームの一部から外部接続用電極が形成さ
れるので、発光素子の接続が確実にできる。更に、外部
接続用電極の形成位置がリードフレームの取付体に対す
る一体化の位置により自由に選定されるので、取付体に
対する外部接続用電極形成位置の自由度が向上する。
ャビティに樹脂を注入することでリードフレームと一体
化した取付体を得ることができる。これによりリードフ
レームを取付体に強固に固定した構造を得ることができ
る。また、このリードフレームに発光素子を取り付ける
ことで発光装置が完成するので、発光素子を強固に固定
できる構造の発光装置が得られる。また、取付体の外部
に出されたリードフレームの一部から外部接続用電極を
形成できるので、外部接続用電極と発光素子との接続が
確実になされる。更に、外部接続用電極形成位置をリー
ドフレームの取付体に対する一体化の位置により自由に
選定できるので、取付体に対するリードフレーム並びに
外部接続用電極形成位置の自由度が向上する。
形成するための斜面部を前記成形キャビティに望ませて
有する金型を用い、前記金型の斜面に剥離シートを添設
してから前記樹脂を前記成形キャビティに注入すること
を特徴とする。剥離シートを金型と成形体の間に設けて
おくことで、成形後に取付体を金型から容易に取り出す
ことができる。
ビティに樹脂を注入して取付体を形成した後、金型から
取付体を離型し、次いで前記取付体の傾斜面に光反射部
を形成することを特徴とする。金型から取付体を離型し
た後、取付体の傾斜面に光反射部を形成することで、光
反射性の傾斜面を有する反射効率の良好な発光装置が得
られる。
体の傾斜面に銀粉、金粉、アルミニウム粉等の光反射性
の粉粒体または蛍光塗料を塗布することで光反射部を形
成することを特徴とする。粉粒体を塗布することで反射
部を形成するならば、必要な部分に容易に反射部を形成
できる。また、粉粒体を塗布する位置として取付体の任
意の位置を選択できるので、取付体の傾斜面以外の位置
においても自由な位置に反射部を形成できる。また、銀
粉、金粉、アルミニウム粉等の光反射性の粉粒体からな
る光反射部であるならば、高い反射率で光を反射するこ
とができ、より明るさを向上させることができる。更
に、光反射部として蛍光塗料からなるものであっても明
るさを向上できる。
反射層を貼着しておき、金型の成形キャビティに樹脂を
注入して取付体を形成し、前記金型から取付体を離型す
る際に前記反射層を壁部の傾斜面に備えた状態の取付体
を得ることを特徴とする。金型の方に設けた反射層を樹
脂注入後に取付体に移すことで取付体側に容易に反射部
を形成できる。
形態においてリードフレームを伸直した状態を示す平面
略図である。
形態においてリードフレームを伸直した状態を示す断面
略図である。
形態においてリードフレームを折曲した状態を示す斜視
図である。
れる一方のリードフレームの一例を示す平面図である。
れる他方のリードフレームの一例を示す平面図である。
れる発光素子の一例を示す断面図である。
装置を製造するために用いる金型の一例を示す断面図で
ある。
と取付体を一体成形した状態を示す断面図である。
ームと取付体の一部分に反射層を形成した状態を示す断
面図である。
体の上に透明材料製のレンズ部を形成した状態を示すも
のであり、図10(A)はレンズ部を一体成形した構造
を示す断面図、図10(B)はレンズ部を2つの部材か
ら構成した構造を示す断面図である。
斜面を曲面とした場合の一実施の形態を示す断面図であ
る。
壁部の高さと曲面状の傾斜面の形状と発光装置の位置関
係とを示す図である。
図である。
面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 底部と壁部とを有する取付体に、個々に
前記底部に接するように相互に離間して正極側と負極側
のリードフレームが取り付けられ、一方のリードフレー
ムに発光素子が取り付けられて該発光素子の一方の電極
が電気的に接続されるとともに、他方のリードフレーム
に前記発光素子の他方の電極が電気的に接続される一
方、前記壁部の前記発光素子側の面が傾斜面とされ、該
傾斜面に前記発光素子から出射された光を反射する光反
射部が形成されてなり、前記底部と壁部とを有する取付
体が前記リードフレームの一部を取り囲んで樹脂により
一体成形されてなることを特徴とする発光装置。 - 【請求項2】 前記リードフレームの一部が前記取付体
の壁部の一部を貫通して取付体の外部に導出され、前記
外部に導出されたリードフレームの一部から外部接続用
電極が構成されてなることを特徴とする請求項1に記載
の発光装置。 - 【請求項3】 前記光反射部が、銀粉、金粉、アルミニ
ウム粉などの光反射性の金属粉の集合体あるいは蛍光塗
料からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載の発光装置。 - 【請求項4】 前記発光素子に底面電極が形成され、該
底面電極が前記一方のリードフレーム上に固定され、該
発光素子の上部に形成された他の電極がリード線を介し
て前記他方のリードフレームに接続されたことを特徴と
する請求項1ないし3のいずれかに記載の発光装置。 - 【請求項5】 底部と壁部とを有する取付体に、個々に
前記底部に接するように相互に離間して正極側と負極側
のリードフレームが取り付けられ、一方のリードフレー
ムの一部に前記発光素子が取り付けられてなる発光装置
を製造するに際し、 前記底部と壁部を成形可能な形状の成形キャビティを上
型と下型とで形成可能な金型を用い、前記金型に前記リ
ードフレームを設置自在な空所を設けておき、該空所に
両リードフレームを設置した後に金型の成形キャビティ
に樹脂を注入して前記リードフレームの周囲に樹脂一体
成形物としての取付体をリードフレームと一体化状態で
形成し、その後にリードフレームに発光素子を取り付け
ることを特徴とする発光装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記取付体の壁部の発光素子側に傾斜面
が形成されてなる発光装置を製造するに際し、前記壁部
の傾斜面を形成するための斜面部を前記成形キャビティ
に望ませて有する金型を用い、前記金型の斜面部に剥離
シートを添設してから前記樹脂を前記成形キャビティに
注入することを特徴とする請求項5に記載の発光装置の
製造方法。 - 【請求項7】 前記金型の成形キャビティに樹脂を注入
して取付体を形成した後、金型から取付体を離型し、次
いで前記取付体の傾斜面に光反射部を形成することを特
徴とする請求項5又は6に記載の発光装置の製造方法。 - 【請求項8】 少なくとも前記取付体の傾斜面に銀粉、
金粉、アルミニウム粉等の光反射性の粉粒体又は蛍光塗
料を塗布することで光反射部を形成することを特徴とす
る請求項6に記載の発光装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記金型の斜面部に反射層を貼着してお
き、金型の成形キャビティに樹脂を注入して取付体を形
成し、前記金型から取付体を離型する際に前記反射層を
壁部の傾斜面に備えた状態の取付体を得ることを特徴と
する請求項6に記載の発光装置の製造方法。
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