JP2003188258A - トリミング素子、半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

トリミング素子、半導体装置及びその製造方法

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JP2003188258A
JP2003188258A JP2001386599A JP2001386599A JP2003188258A JP 2003188258 A JP2003188258 A JP 2003188258A JP 2001386599 A JP2001386599 A JP 2001386599A JP 2001386599 A JP2001386599 A JP 2001386599A JP 2003188258 A JP2003188258 A JP 2003188258A
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fuse
trimming
film
conductive film
semiconductor
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Hideki Mori
日出樹 森
Kenji Asami
健司 浅見
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定且つ容易にフューズ溶断を可能にし、半
導体集積回路等に搭載されるトリミング素子の高信頼性
化を図る。 【解決手段】 半導体基体31上に絶縁膜32を介し
て、多結晶シリコンよりも溶断しやすい導電性膜、例え
ばGeを含む導電性膜27からなるフューズFaを形成
してトリミング素子22を構成する。或いは電磁誘導を
生じる1次側、2次側インダクタンス素子とフューズか
らなるトリミング素子を構成する。或いは切断箇所にp
n接合を有するフューズを形成してトリミング素子を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリミング素子、
このトリミング素子を有する半導体装置及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(IC)の高精度化技術
として、レーザカット、アルミニウム(Al)膜や多結
晶シリコン膜によるフューズ、ツェナザップ等を用いた
トリミング技術が知られている。フューズによるトリミ
ングは、トランジスタ、抵抗等ICに搭載される素子を
形成する工程の兼用でフューズが同時形成できること、
現有の素子測定装置でフューズの溶断が可能であること
等から有用なトリミング技術として採用されている。
【0003】図20〜図22は、多結晶シリコン膜で形
成したフューズによる簡単な抵抗トリミング方法の一例
を示す。図20は半導体装置、いわゆる半導体集積回路
に搭載されている抵抗素子Rに対してトリミング用のフ
ューズf〔f1 、f2 〕を接続したトリミング回路であ
る。端子t1 及びt2 間に接続された抵抗素子Rは、主
抵抗部r1 とトリミングに供される複数、この例では2
つの調整用抵抗部r2、r3 とからなり、例えば多結晶
シリコン膜で形成される。各調整用抵抗部r2、r3
並列に多結晶シリコンで形成されたフューズf1 、f2
が接続され、各フューズf1 、f2 の両端に対応してト
リミング用パッド3、4及び5が接続される。なお、端
子t1 、t2 は半導体集積回路における他の素子等に接
続される。
【0004】フューズf〔f1 、f2 〕は、図21及び
図22に示すように、抵抗素子Rが形成された半導体基
体11上に形成される。即ち、半導体基体11の一主面
上に例えば酸化シリコン膜12を介して所定の大きさに
パターニングされたフューズ本体となる多結晶シリコン
膜13が形成される。多結晶シリコン膜13は、中央部
にくびれ部(ポイント部)Zを有して形成される。この
多結晶シリコン膜13を被覆するように絶縁膜、例えば
窒化シリコン(Si3 4 )膜14が形成され、窒化シ
リコン膜14に形成したコンタクト孔15を介して多結
晶シリコン膜13の両端部に電極、例えばAl電極1
6、17が接続される。このAl電極16及び17は、
図20のフューズf1 、f2 の各両端子に相当する。こ
の様にして、多結晶シリコン膜によるフューズf1 、f
2 が構成される。
【0005】このフューズf1 ,f2 を用いて抵抗素子
Rのトリミングが行われる。トリミングを行わない状態
においては、多結晶シリコンのフューズf1 、f2 の抵
抗が調整用抵抗部r2 、r3 に比べて非常に小さいた
め、調整用抵抗部r2 、r3 がバイパスされて抵抗素子
(合成抵抗)R=r1 となる。トリミングを行う場合、
例えば抵抗R=r1 +r2 +r3 とするときには、トリ
ミングパッド3、4及び4、5を用いて所要の電極を印
加し、調整用抵抗部r1 、r2 に夫々並列接続されたフ
ューズf1 、f2 に電流を流して溶断する。溶断された
フューズf1 、f 2 は永久的にオープン状態になる。従
って、電流はフューズf1 、f2 には流れなくなり、R
=r1 +r2 +r3 とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のを構成する多結晶シリコンによるフューズからなるト
リミング素子では、そのフューズを溶断させるのに必要
な印加電圧が十数V、数十mAと大きく、安定且つ容易
に溶断させることが困難であった。
【0007】また、図21、図22に示した従来のフュ
ーズf1 、f2 では、多結晶シリコン膜13のパターニ
ング工程における例えば露光条件等で、パターニング後
のポイント部Zの寸法がばらつくと、溶断させるのに必
要な印加電圧、電流がばらつき、トリミング歩留りが悪
くなるという問題があった。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、安定且つ容易
にフューズを溶断させることを可能にし、高信頼性トリ
ミングを実現できるトリミング素子、及びこのトリミン
グ素子を備えた半導体装置とその製造方法を提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトリミング
素子は、フューズが多結晶シリコンよりも溶断しやすい
導電性膜で形成した構成とする。この導電性膜として
は、熱伝導率がSiよりも小さく、融点がSiよりも低
く、原子間結合エネルギーがSiーSiのそれよりも小
さい元素、例えばGe含む導電性物質で形成することが
できる。本発明のトリミング素子では、フューズが多結
晶シリコンよりも溶断しやすい導電性膜で形成されるの
で、熱伝導率低下による低熱で発熱効率が向上し、低融
点、更に原子間結合エネルギーの低下等により、トリミ
ング時に安定して且つ容易にフューズの溶断が可能にな
る。
【0010】本発明に係るトリミング素子は、電磁誘導
を生じる1次側インダクタンス素子および2次側インダ
クタンス素子と、フューズとを有し、フューズが2次側
インダクタンス素子に直列に接続された構成とする。本
発明のトリミング素子では、トリミング時に1次側イン
ダクタンス素子に電圧V1 を印加すると、1次、2次イ
ンダクタンス素子による誘導起電力が発生し、直列接続
された2次側インダクタンス素子及びフューズの両端間
にV1 より大きい電圧V2 が発生する。このインダクタ
ンス素子による誘導起電力を利用することで、低電圧で
トリミングに必要な大電圧を発生させることができ、フ
ューズが容易に溶断される。
【0011】本発明に係るトリミング素子は、フューズ
となる導電性膜にpn接合が形成された構成とする。本
発明のトリミング素子では、フューズとなる導電性膜に
pn接合が形成されるので、トリミング時にフューズに
逆方向電圧を印加すると、pn接合面が発熱しこの部分
でフューズが容易に溶断される。
【0012】本発明に係る半導体装置は、少なくともヘ
テロ接合バイポーラトランジスタとトリミング素子を有
し、トリミング素子のフューズがヘテロ接合バイポーラ
トランジスタのベース領域と同層で形成されると共に、
多結晶シリコンよりも溶断しやすい上記導電性膜で形成
された構成とする。本発明の半導体装置では、トリミン
グ素子のフューズが多結晶シリコンよりも溶断しやすい
導電性膜で形成されるので、フューズが容易に溶断さ
れ、トリミング調整の容易化が図られる。フューズの導
電性膜とヘテロ接合バイポーラトランジスタのベース領
域が同層で形成されるので、工程を追加せずにトリミン
グ素子を搭載した半導体装置の製造が可能になる。
【0013】本発明に係る半導体装置の製造方法は、ト
リミング素子のフューズとヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタのベース領域とを同層で形成する工程と、フュー
ズを多結晶シリコンよりも溶断しやすい上記導電性膜で
形成する工程と有する。本発明では、トリミング素子の
フューズとヘテロ接合バイポーラトランジスタのベース
領域とを同層で形成する工程を有するので、工程の簡素
化が図られる。また、フューズを多結晶シリコンよりも
溶断しやすい上記導電性膜で形成する工程を有するの
で、容易にフューズを溶断できるトリミング素子を形成
することが可能になる。従って、高信頼性トリミング素
子を具備する半導体装置の製造を可能にする。
【0014】本発明に係る半導体装置は、電磁誘導を生
じる1次側インダクタンス素子及び2次側インダクタン
ス素子と、フューズとを有し、フューズが2次側インダ
クタンス素子に直列接続されてなるトリミング素子を有
した構成とする。本発明の半導体装置では、1次、2次
インダクタンス素子による電磁誘導、いわゆる誘導起電
力を利用したトリミング素子を有するので、低電圧印加
でトリミング素子のフューズ溶断が可能になり、低印加
電圧でのトリミング調整が可能になる。
【0015】本発明に係る半導体装置は、トリミング素
子を有し、このトリミング素子のフューズが導電性膜か
らなり、その導電性膜にpn接合を形成した構成とす
る。本発明の半導体装置では、トリミング素子を構成す
るフューズを、pn接合を有した導電性膜で形成するの
で、トリミング時にフューズに逆方向電圧の印加で、p
n接合面が発熱しこの部分でフューズが容易に溶断され
る。従って、トリミング調整の容易化が図られる。
【0016】本発明に係る半導体装置の製造方法は、半
導体基体上に絶縁膜を介して半導体膜による導電性膜を
形成し、この導電性膜に選択的にドナー不純物とアクセ
プタ不純物を導入してpn接合を形成してトリミング素
子のフューズを形成する。本発明では、半導体膜による
導電性膜に選択的にドナー不純物とアクセプタ不純物を
導入してpn接合を形成してトリミング素子のフューズ
を形成するので、半導体装置に搭載される他の素子と工
程を兼用して容易に溶断しやすいフューズを形成でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0018】図1は、本発明の半導体装置、いわゆる半
導体集積回路におけるトリミング回路の一実施の形態を
示す。本例では半導体集積回路に搭載されている抵抗素
子のトリミングに適用した場合である。図2及び図3
は、本発明に係るトリミング素子の一実施の形態を示
す。
【0019】図1のトリミング回路21において、端子
1 及び端子t2 間の接続された抵抗素子Rは、主抵抗
部r1 とトリミングされる複数、本例では前述と同様に
2つの調整用抵抗部r2 、r3 とからなり、多結晶シリ
コン膜で形成される。各調整用抵抗部r2 、r3 には、
これらに並列に後述するフューズFa〔Fa1 ,F
2 〕からなるトリミング素子22〔221 、222
が接続され、各フューズFa1 、Fa2 の両端に対応し
てトリミング用パッド23、24及び25が接続され
る。端子t1 、端子r2 は半導体集積回路における他の
素子等に接続される。
【0020】本実施の形態に係るトリミング素子22
は、図2及び図3に示すように、多結晶シリコンよりも
溶断しやすい導電性膜27で形成したフューズFa〔F
1 、Fa2 )を有して成る。
【0021】即ち、抵抗素子Rが形成された半導体基
体、本例ではシリコン基体31の一主面上に絶縁膜32
を形成し、この絶縁膜32上に多結晶シリコンよりも溶
断しやすい導電性膜27によるフューズFa〔Fa1
Fa2 〕を形成する。フューズFaは、いわゆるフュー
ズ本体領域27A(図2の斜線部分)とコンタクト領域
27B1 、27B2 を有して成る。フューズ本体領域2
7Aの中央には、溶断されやすいようにくぶれ部27C
が形成されている。そして、導電性膜27を被覆するよ
うに全面に絶縁膜、例えばシリコン窒化膜28が形成さ
れ、フォトリソグラフィ技術及びRIE(反応性イオン
エッチング)等のエッチング技術を用いてシリコン窒化
膜28に形成したコンタクト孔28a,28bを通し
て、フューズFaのコンタクト領域27B1 、27B2
にそれぞれ接続する電極29及び30が形成される。
【0022】この導電性膜27は、例えば、熱伝導率が
Siよりも小さく、融点がSiよりも低く、原子間結合
エネルギーがSiーSiのそれよりも小さい元素を含む
導電性物質、例えばGe含む導電性物質で形成すること
ができる。Geを含む導電性物質の膜、即ち導電性膜2
7としては、Si1ーX GeX 膜(但し、0.15<X<
0.30を可とする)を用いるができる。
【0023】Geは熱伝導率が67w/mKであり、S
iの168w/mKよりも小さい。また、融点において
も、Geは958.5℃であり、Siの1414℃より
も低い。原子間結合エネルギーにおいても、GeーGe
が65kcal/molであり、SiーSiの76kc
al/molよりも小さい。
【0024】本実施の形態のトリミング素子22を用い
て抵抗素子Rのトリミング方法を説明する。トリミング
を行わない状態においては、フューズFa1 、Fa2
抵抗が調整用抵抗部r2 、r3 に比べて非常に小さいた
め、調整用抵抗部r2 、r3 がバイパスされて抵抗素子
(合成抵抗)R=r1 となる。トリミングを行う場合
は、トリミング用パッド23と24、又は/及びトリミ
ング用パッド24と25を通じてフューズFa1 又は/
及びFa2 の両端の電極29、30間に所要の電圧を印
加することにより、フューズFa1 又は/及びFa2
中央が溶断され、抵抗素子Rのトリミングが行われる。
例えば、調整用抵抗部r2 のトリミングでは、トリミン
グ後、溶断されたフューズFa1 はオープンになるた
め、端子t1 と端子t2 間の合成抵抗Rは、r1 +r2
となり、トリミング前の合成抵抗R=r1 に対しr2
が微調整されたことになる。調整用抵抗部r3 のトリミ
ングでは、トリミング後、溶断されたフューズFa 2
オープンになるため、端子t1 と端子t2 間の合成抵抗
Rは、R=r1 +r 3 となり、トリミング前の合成抵抗
R=r1 に対しr3 分が微調整されたことになる。調整
用抵抗部r2 、r3 のトリミングでは、トリミング後、
溶断されたフューズFa1 、Fa2 がオープンになるた
め、端子t1 と端子t2 間の合成抵抗Rは、R=r1
2 +r3 となり、トリミング前の合成抵抗R=r1
対しr2 、r3 分が微調整されたことになる。
【0025】導電性膜27にSi1ーX GeX 膜(0.1
5<X<0.30)を用いてフューズFを構成したとき
は、Geの熱伝導率がSiより小さいため放熱しにく
く、トリミング時に電圧を印加した際、効率良く発熱さ
れることができ、溶断が容易になる。また、Geの融点
がSiよりも低く、原子間結合エネルギーでもGeーG
e間の結合エネルギーがSiーSi間の結合エネルギー
よりも小さいので、溶断が容易になる。
【0026】本実施の形態に係るトリミング素子22に
よれば、フューズFaが多結晶シリコンよりも溶断しや
すい導電性膜、例えばGeを含む導電性膜から形成され
るので、容易にフューズFaを溶断することができ、信
頼性の高いトリミング素子を実現することができる。
【0027】次に、図4〜図7を用いて上述のトリミン
グ素子22を搭載した本発明に係る半導体装置の一実施
の形態を、その製造方法と共に説明する。本例は、少な
くともヘテロ接合バイポーラトランジスタとトリミング
素子を有した半導体集積回路に適用した場合である。
【0028】先ず、図4Aに示すように、第1導電型、
例えばp型のシリコン基体32を用意し、このp型シリ
コン基体32上にスチーム酸化により所要膜厚のシリコ
ン酸化(SiO2 )膜33を形成する。本例では900
℃〜1000℃程度のスチーム酸化により、膜厚が約3
00nm程度のSiO2 膜33を形成する。次いで、ヘ
テロ接合バイポーラトランジスタの形成領域41におい
て、フォトレジストマスクを用いてシリコン酸化膜33
に開口33Aを形成し、この開口を通じて第2導電型の
不純物、本例ではn型不純物を導入してnpnトランジ
スタのコレクタとなるn+ 埋込み層34を形成する。本
例ではフォトレジストをマスクにRIE等の既存のエッ
チング技術を用いてシリコン酸化膜33をエッチングし
て開口33Aを形成し、フォトレジストマスクを除去後
に、Sb2 3 等の固相拡散ソースを用いて1100℃
〜1250℃程度でSb拡散を行い、n+ 埋込み層34
を形成する。
【0029】次に、図4Bに示すように、シリコン酸化
膜33を除去した後、基体32上の全面に例えば抵抗率
1〜3Ω・cm程度、膜厚0.7〜1μm程度のn型の
エピタキシャル層35を形成する。続いてこのエピタキ
シャル層35の表面に選択酸化(LOCOS)による素
子分離領域を形成するためのパッド用シリコン酸化膜3
6とシリコン窒化膜37を形成する。本例では10〜5
0nm程度のパッドSiO2 膜36と減圧CVD(化学
気相成長)法による50〜70nm程度のSi 3 4
37を形成する。次に、選択酸化する領域のエピタキシ
ャル層35、その上のパッド用シリコン酸化膜36及び
シリコン窒化膜37をフォトレジストマスクを介して、
RIEなどの既存のエッチング技術を用いて選択的にエ
ッチング除去する。即ち、トランジスタのアクティブ領
域とコレクタ取り出し部間の領域と、トランジスタ形成
領域41以外の領域をエッチングする。なお、エピタキ
シャル層35は、一部残すようにエッチングする。
【0030】次に、図4Cに示すように、フォトレジス
トマスクを除去した後、スチーム酸化によりフィールド
絶縁膜、即ちLOCOS酸化膜38を形成する。本例で
は950℃〜1100℃程度のスチーム酸化により、膜
厚0.6〜1.2μm程度のLOCOS酸化膜38を形
成する。次に、例えばホットリン酸によりシリコン窒化
膜37を除去する。
【0031】その後、フォトレジストマスク(図示せ
ず)を介してnpnトランジスタのコレクタ電極取り出
し領域に対応する部分にn型不純物を導入し、熱処理を
行ってn+ 埋込み層34に達するn+ コレクタ電極取り
出し領域(いわゆるプラグ領域)40を形成する。本例
では既存のイオン注入技術によりドーズ量5×1015
2×1016cm-2程度のリン(P)を注入し、フォトレ
ジストマスクを除去した後、950℃〜1100℃程度
の熱処理を行いn+ コレクタ電極取り出し領域40を形
成する。
【0032】同様に、フォトレジストマスクを介してフ
ィールド絶縁膜となるLOCOS酸化膜38直下の素子
分離領域に対応する部分にp型不純物を導入し、熱処理
してp+ 素子分離領域44を形成する。本例ではイオン
注入技術によりドーズ量5×1013〜5×1014cm-2
程度のボロン(B)を注入し、フォトレジストマスクを
除去した後、900℃〜1000℃程度の熱処理を行い
+ 素子分離領域44を形成する。
【0033】次に、エピタキシャル層35上のシリコン
酸化膜36を例えばHF系の薬液で除去する。次いで、
トランジスタ形成領域41側のエピタキシャル層35及
びフューズ形成領域42側のLOCOS酸化膜38を含
む全面にp型のSi1ーX Ge X 膜(但し、0.15<X
<0.30を可とする)45及びn型エピタキシャル層
46を連続して形成する。本例では例えば分子線エピタ
キシー(MBE)、超高圧CVD(UHVーCVD)等
の技術を用いてp型Si1ーX GeX 膜45及びn+ Si
エピタキシャル層46を形成する。ここで、Si1ーX
X 膜45及びn+ Siエピタキシャル層46は、LO
COS酸化膜38上では非単結晶(多結晶)として成長
する。以後、n+ Siエピタキシャル層46をn+ シリ
コン層という。次いで、後のサイドウォール形成時及び
npnトランジスタのグラフトベースのイオン注入時の
マスクとなる絶縁膜47を形成する。本例では膜厚50
〜60nm程度のシリコン窒化(Si3 4 )膜47を
減圧CVDにより形成する。
【0034】次に、図5Dに示すように、シリコン窒化
膜47上のnpnトランジスタのエミッタ領域に対応す
る部分にフォトレジストマスク48を形成し、このフォ
トレジストマスク48を介してRIE等によりシリコン
窒化膜47及びn+ シリコン層46を順次エッチングす
る。このとき、n+ シリコン層46のオーバーエッチン
グによりp型Si1ーX GeX 膜45の表面もエッチング
され膜減りする。
【0035】次に、図5Eに示すように、フォトレジス
トマスク48を除去した後、新たなフォトレジストマス
ク(図示せず)を介してp型Si1ーX GeX 膜45を例
えばRIE等により選択エッチングし、npnトランジ
スタのベース領域(いわゆるベース電極取り出し領域)
及びフューズとなる部分のp型Si1ーX GeX 膜45B
及び45Fを残す。ベース電極取り出し領域に対応する
部分45Bは一部LOCOS酸化膜38上に延長して形
成する。続いて、フォトレジストマスクを除去した後、
全面にCVDにより膜厚300〜500nm程度のシリ
コン酸化(SiO2 )膜49を形成する。本実施の形態
では、このようにSi1ーX GeX 膜45でnpnトラン
ジスタのベース領域(いわゆるベース電極取り出し領
域)となる部分45Bとフューズとなる部分45Fを同
一工程で形成する。このことは、後述するように工程を
増加するなくフューズの形成を可能にする。
【0036】次に、図6Fに示すように、シリコン酸化
膜49を例えばRIEによりエッチバックしてエミッタ
領域及びその直下のSi1ーX GeX 膜45に対応する凸
部分の側壁にサイドウォール50を形成する。次に、コ
レクタ電極取り出し領域40上を覆うフォトレジストマ
スク51を形成し、このフォトレジストマスク51を介
してグラフトベース領域となるSi1ーX GeX 膜45B
と、フューズとなるSi1ーX GeX 膜45Fとにp型不
純物44をイオン注入してp+ グラフトベース領域(い
わゆる外部ベース領域)53と、フューズFaを形成す
る。本例ではドーズ量5×1014〜5×1015cm-2
度のボロン(B)またはBF2 をイオン注入する。この
とき、npnトランジスタのエミッタ領域となるn+
リコン層46はシリコン窒化(Si3 4 )膜47によ
りマスクされてので、自己整合的にグラフトベース領域
53へのイオン注入が行われる。また、このイオン注入
の効果として、n+ シリコン層をエッチする際のオーバ
ーエッチによるSi1ーX GeX 膜45の膜減りが原因で
上昇するnpnトランジスタのグラフトベース領域5
3、フューズFaの抵抗を下げることができる。
【0037】これにより、トランジスタ形成領域41に
おいて、n+ Siエピタキシャル層46によるエミッタ
領域71と、p+ Si1ーX GeX 膜45によるベース領
域72と、n型Siエピタキシャル層35によるコレク
タ領域73とからなる、npnヘテロ接合バイポーラト
ランジスタ74が形成される。また、フューズ形成領域
42において、フューズFaが形成される。
【0038】次に、図6Gに示すように、フォトレジス
トマスク51を除去した後、シリコン窒化膜47を除去
し、続いて全面のシリコン酸化(SiO2 )膜58を形
成する。本例ではホットリン酸によりシリコン窒化膜5
8を除去し、CVDを用いて膜厚300〜500nm程
度のシリコン酸化膜58を形成し、900℃〜1000
℃程度の熱処理を行う。
【0039】次に、図7Hに示すように、シリコン酸化
膜58を選択的にパターニングして、エッミタ電極、ベ
ース電極、コレクタ電極の取り出し用の開口59、6
0、61、及びフューズ電極の取り出し用の開口62、
63を形成する。
【0040】次に、図7Iに示すように、開口59、6
0及び61を通じてエミッタ領域71に接続するエミッ
タ電極64、グラフトベース領域53に接続するベース
電極65及びコレクタ電極取り出し領域40に接続する
コレクタ電極66を形成し、同時に開口62及び63を
通じてフューズFaの一端及び他端に接続する電極67
及び68を形成する。本例では、スパッタリングにより
チタンTiと酸窒化チタンTiONとチタンTiの積層
膜(Ti/TiON/Ti膜)等のバリアメタル膜とそ
の上の膜厚0.6〜0.8μm程度のアルミニウムAl
膜を形成し、次いで、フォトレジストマスクマスクを介
してRIE等の既存のエッチング技術を用いてバリアメ
タル膜とアルミニウム膜をパターニングしてAl配線、
即ちエミッタ電極64、ベース電極65、コレクタ電極
66、フューズの電極67、68を形成する。かくし
て、少なくともヘテロ接合バイポーラトランジスタ74
と、フューズFaからなるトリミング素子22が搭載さ
れた半導体集積回路75を得る。
【0041】本実施の形態の半導体装置75によれば、
ヘテロ接合バイポーラトランジスタ74のベース領域7
2を構成するSi1ーX GeX 膜を、トリミング素子22
を構成するフューズFaの導電性膜に適用し、ベース領
域72とフューズFaを同層で形成するとにより、溶断
しやすいトリミング素子22を具備する信頼性の高い半
導体集積回路を提供することができる。従って、半導体
集積回路内の所要の素子に対するトリミングを精度良く
且つ低電圧の印加で行うことができる。また、製造に際
しても、トリミング素子22のフューズFaとヘテロ接
合バイポーラトランジスタのベース領域72を同じSi
1ーX GeX 膜により同一工程で同時形成するので、工程
を追加することなく、高信頼性のトリミング素子22を
具備する半導体集積回路を製造することができる。
【0042】上例では、多結晶シリコンより溶断しやす
い導電性膜、例えばSi1ーX GeX膜によるフューズF
aから成るトリミング素子22を具備する半導体装置と
して、ヘテロ接合バイポーラトランジスタを有する半導
体集積回路に適用したが、その他、単一の材料からなる
バイポーラトランジスタ、MISトランジスタ、或いは
その他の半導体素子と、トリミング素子22とを搭載し
て半導体装置を構成することもできる。
【0043】図8は、本発明の半導体装置、いわゆる半
導体集積回路に於けるトリミング回路の他の実施の形態
を示す。本例も半導体集積回路に搭載されている抵抗素
子のトリミングに適用した場合である。図9〜図12
は、本発明に係るトリミング素子の他の実施の形態を示
す。
【0044】図8のトリミング回路において、端子t1
及び端子t2 間に接続された抵抗Rは、前述と同様に、
主抵抗r1 とトリミングされる複数、本例では2つの調
整用抵抗部r2 、r3 とからなり、多結晶シリコン膜で
形成される。各調整用抵抗部r2 、r3 には、これらに
並列に後述するフューズFb〔Fb1 、Fb2 〕と、電
磁誘導を生じる1対のインダクタンス素子L1 〔L1a
1b〕及びL2 〔L2a,L2b〕とからなるトリミング素
子81〔811 、812 〕が接続される。各1対のイン
ダクタンス素子L1 、L2 は、いわゆるトランスを構成
する。これら抵抗素子R、フューズFbとインダクタン
ス素子L1 ,L2 とからなるトリミング素子81は、同
一半導体基体上に形成される。端子t1 、端子2 は半導
体集積回路における他の素子等に接続される。
【0045】トリミング素子811 では、1対のインダ
クタンス素子L1 のうちの2次側のコイル巻き数n2
インダクタンス素子L1bとフューズFb1 が直列接続さ
れ、そのインダクタンス素子L1bの一端とフューズL1b
の他端とが調整用抵抗部r2の両端の接続点a,bに接
続されると共に、2次側のインダクタンス素子L1bに近
接して平行な1次側のコイル巻き数n1 のインダクタン
ス素子L1aの両端の接続点c,dがトリミング用パッド
82及び83に接続される。トリミング素子812
は、1対のインダクタンス素子L2 のうちの2次側のコ
イル巻き数n2 のインダクタンス素子L2bとフューズF
2 が直列接続され、そのインダクタンス素子L2bの一
端とフューズFb2 の他端が調整用抵抗部r3 の両端の
接続点b,Cに接続されると共に、2次側のインダクタ
ンス素子L2bに近接して平行な1次側のコイル巻き数n
1 のインダクタンス素子L2aの両端の接続点f,gがト
リミング用パッド84及び85に接続される。
【0046】フューズFb〔Fb1 、Fb2 〕は、図9
及び図10に示すように、半導体基体、本例ではシリコ
ン基体91の一主面上に絶縁膜、例えば第1シリコン酸
化(SiO2 )膜92を介して所定の大きさにパターニ
ングされた導電性膜、例えば多結晶シリコン膜93が形
成され、そのフューズ本体領域93A(図9の斜線部
分)とコンタクト領域93B〔93B1 、93B2 〕を
有して成る。フューズ本体領域93Aの中央には、溶断
され易いようにくびれ部93Cが形成されている。そし
て、多結晶シリコン膜93を被覆するように全面に絶縁
膜、例えば第2シリコン酸化(SiO2 )膜94が形成
され、第2シリコン酸化膜94に形成したコンタクト孔
94a,94bを通してフューズFbのコンタクト領域
93B1 、93B2 にそれぞれ接続する例えばAl膜に
よる電極(第1配線)95及び96が形成される。
【0047】一方、インダクタンス素子L1 〔L1a,L
1b〕、L2 〔L2a,L2b〕は、図11及び図12に示す
ように、半導体基体91上に絶縁膜を介して導電膜、本
例ではアルミニウム(Al)(第2配線)膜98を平面
的に渦巻き状(いわゆるコイル)に形成して構成され
る。すなわち、半導体基体91上に第1シリコン酸化膜
92を介して導電膜、本例ではアルミニウム(Al)膜
による第1配線99を形成し、この第1配線99を被覆
するように全面に絶縁膜、本例では第1シリコン窒化
(Si3 4 )膜100及び第2シリコン窒化(Si3
4 )膜101を形成する。第1、第2シリコン窒化膜
100、101に共通のコンタクト孔102〔102
A,102B〕を形成し、第2シリコン窒化膜101上
に、通常のプロセス技術を用いてコンタクト孔102下
の第1配線99の両端に接続する渦巻き状にパターニン
グされた例えばアルミニウム(Al)膜(いわゆる第2
配線)98を形成して、1次側インダクタンス素子L1a
(L1a)が形成される(図12A参照)。104、10
5はインダクタンス素子L1a(L2a)両端の電極、10
6は渦巻き状のAl膜98の内端と第1配線99に一端
とのコンタクト部である。2次側インダクタンス素子L
1b(L2b)は、同様に構成をとるも、フューズFbの一
端の電極とインダクタンス素子L1b(L2b)側の第1配
線99とが共通に形成される。フューズFbの他端の電
極95は、シリコン窒化膜100、101に形成したコ
ンタクト孔102Cを通じて第2配線による電極95′
に接続される(図12B参照)。
【0048】次に、本実施の形態のトリミング素子81
を有したトリミング回路の動作について説明する。トリ
ミングを行わない状態では前述と同様に合成抵抗R=r
1 である。例えば調整用抵抗部r2 のトリミングを行う
場合は、トリミング用パッド82及び83間に電圧V1
を印加する。そのとき、インダクタンス素子L1a、L1b
による電磁誘導、即ち相互誘導起電力が発生し、接続点
aーb間に電圧V2 が発生する。この電圧が多結晶シリ
コンのフューズFb1 に印加され、フューズFb1を溶
断してトリミングが行われる。トリミング後、溶断され
たフューズFb1 はオープンになるため、端子t1 と端
子t2 間の合成抵抗Rは、r1 +r2 となり、トリミン
グ前の合成抵抗R=r1 に対しr2 分が微調整されたこ
とになる。調整用抵抗部r3 のトリミングを行う場合
も、同様にトリミング用パッド84及び85間に電圧V
1 を印加することにより、相互誘導起電力が発生し、接
続点bーe間に電圧V2 が発生してフューズFb2 が溶
断されトリミングが行われる。トリミング後、溶断され
たフューズFb2 はオープンになるため、端子t1 と端
子t2 間の合成抵抗Rは、R=r1 +r3 となり、トリ
ミング前の合成抵抗R=r1 に対しr3 分が微調整され
たことになる。フューズFb1 、Fb2 を共に溶断した
場合、端子t1 と端子t2 間の合成抵抗Rは、R=r1
+r2 +r3 となり、トリミング前の合成抵抗R=r1
に対しr2 、r3 分が微調整されたことになる。
【0049】この相互誘導起電力V2 は、V2 =V1 ×
(n2 /n1 )の関係式に従い発生する。但し、n1
インダクタンス素子L1aのコイル巻き数、n2 はインダ
クタンス素子L1bのコイル巻き数である。即ち、インダ
クタンス素子L1aとL1bのコイル巻き数n1 とn2 の比
に印加電圧V1 を乗算して決定される。例えば、インダ
クタンス素子L1a、L1bのコイル巻き数をn1 =1、n
2 =5、印加電圧V1=2Vとした場合、相互誘導起電
力V2 =10Vと計算される。
【0050】上例では、フューズFbとして多結晶シリ
コン膜で形成したが、図1に示したGeを含む導電性
膜、例えばSi1ーX GeX 膜で形成することも可能であ
り、より小さい印加電圧でトリミングを可能にする。
【0051】このように、本実施の形態によれば、イン
ダクタンス素子による相互誘導起電力を利用し、小さい
印加電圧V1 でトリミングに必要な大電圧V2 を発生さ
せることができ、半導体集積回路における抵抗等の回路
パラメータの容易なトリミングを実現することができ
る。
【0052】図13は、本発明の半導体装置、いわゆる
半導体集積回路に於けるトリミング回路の他の実施の形
態を示す。本例も半導体集積回路に搭載されている抵抗
素子のトリミングに適用した場合である。図14及び図
15は、本発明に係るトリミング素子の他の実施の形態
を示す。
【0053】図13のトリミング回路110において、
端子t1 及び端子t2 間の接続された抵抗素子Rは、主
抵抗部r1 とトリミングされる複数、本例では前述と同
様に2つの調整用抵抗部r2 、r3 とからなり、多結晶
シリコン膜で形成される。各調整用抵抗部r2 、r3
は、これらに並列に後述するフューズFc〔Fc1 ,F
2 〕からなるトリミング素子111〔1111 、11
2 〕が接続され、各フューズFc1 、Fc2 の両端に
対応してトリミング用パッド112、113及び114
が接続される。端子t1 、端子2 は半導体集積回路にお
ける他の素子等に接続される。
【0054】本実施の形態に係るトリミング素子111
は、図14及び図15に示すように、切断箇所にpn接
合を形成し、トリミング時に逆方向電圧を印加してpn
接合面の発熱を利用するようにしたフューズFc〔Fc
1 、Fc2 〕を有して成る。
【0055】フューズFc〔Fc1 、Fc2 〕は、図1
4及び図15に示すように、半導体基体91の一主面上
に絶縁膜115を介して導電性膜116からなり、その
導電性膜116に、即ちその中央の切断箇所にpn接合
を形成して構成される。本例ではシリコン基体91上に
シリコン酸化膜115を介して中央を境に左右の領域を
夫々p型不純物領域116p、n型不純物領域116n
として、中央の切断箇所となるくびれ部にpn接合面j
を形成した多結晶シリコン膜116からなるフューズF
cが形成される。
【0056】このフューズFc〔Fc1 、Fc2 〕も、
前述したように所謂フューズ本体領域116A(図14
の斜線部分)とコンタクト領域116B1 、116B2
を有して成る。pn接合面jが形成された部分には溶断
されすいようにくびれ部116Cが形成される。そし
て、多結晶シリコン膜116を被覆するように全面に絶
縁膜、例えばシリコン酸化(SiO2 )膜117が形成
され、シリコン酸化膜117に形成したコンタクト孔1
18a、118bを通フューズFcのコンタクト領域1
16B1 、116B2 にそれぞれ接続する電極119及
び120が形成される。
【0057】次に、本実施の形態のトリミング素子11
1を有したトリミング回路の動作について説明する。
【0058】本実施の形態のトリミング素子111で
は、多結晶シリコン膜からなるフューズFcの中央の切
断箇所116cにpn接合面jが形成されている。この
ため、フューズFcの両端電極118a及び118b間
に逆方向電圧を印加すると、pn接合面jが発熱し、こ
の発熱で切断箇所116Cが溶断する。本実施の形態で
は、図20に示す従来の多結晶シリコンからなるフュー
ズf1 ,f2 に比べて、より容易に切断箇所116Cを
溶断することができる。
【0059】このトリミング回路110において、端子
1 及びt2 間の合成抵抗RをR=r1 +r2 +r3
なるようにトリミングする場合は、トリミング用パッド
112、113、114を用いてフューズFc1 及びF
2 に電流を印加し之を溶断する。このとき、フューズ
Fc1 を溶断する場合は、トリミング用パッド113に
正電圧をかけ、トリミング用パッド112をグランド電
位とする事によりフューズFc1 に逆方向電圧を印加し
て発熱させて溶断する。フューズFc2 を溶断する場合
は、トリミング用パッド114に正電圧をかけ、トリミ
ング用パッド113をグランド電位とする事によりフュ
ーズFc2 に逆方向電圧を印加して発熱させて溶断す
る。以上により、R=r1 +r2 +r3 とすることがで
きる。合成抵抗R=r1 +r2 にする場合は、フューズ
Fc1 のみを溶断する。抵抗R−r1 +r3 にする場合
は、フューズFc2 のみを溶断する。トリミングを行わ
ないときには、フューズFcの有するpn接合に順方向
電流が流れるように回路設計する事により、従来と同様
に使用しない抵抗のバイパスが可能になる。
【0060】本実施の形態に係るトリミング素子110
によれば、フューズFcの切断箇所116Cにpn接合
面jを形成し、逆方向電圧を印加したときの発熱を利用
することにより、トリミング時のフューズFcの溶断を
容易に行うことができる。さらに、安定した溶断ができ
るので、高精度のトリミングを実現することが可能にな
る。
【0061】次に、本実施の形態にに係る半導体装置の
製造方法、特にフューズFcからなるトリミング素子1
11のフューズFcの製法を示す。
【0062】図16〜図17は、トリミング素子11
1、従ってフューズFcの製法の一実施の形態を示す。
なお、同図は切断箇所を含む要部のみを示す。先ず、図
16Aに示すように、半導体基体91上に絶縁膜115
を介してフューズとなる半導体膜、例えば多結晶シリコ
ン膜116を形成する。本例ではp型シリコン基体91
上に900℃〜1000℃程度のスチーム酸化により、
膜厚600nm〜800nm程度のシリコン酸化(Si
2 )膜115を形成し、その後CVD法により膜厚1
00nm〜200nm程度の多結晶シリコン膜116を
形成する。
【0063】次に、図16Bに示すように、多結晶シリ
コン膜116上のその後くびれ部となる部分116Cの
中心Oを境に一方の片側上、例えば右側領域上に、レジ
ストマスク125を形成した後に、多結晶シリコン膜1
16の左側領域に第1導電型不純物、例えばn型不純物
であるリン(P)126をイオン注入する。本例では既
存のフォトリソグラフィ技術及びイオン注入技術を用い
て、レジストマスク125を形成し、リン(P)をドー
ズ量1×1015〜5×1015cm-2程度注入する。
【0064】次に、図16Cに示すように、レジストマ
スク125を除去した後、再び、多結晶シリコン膜11
6上のくびれ部となる部分116Cの中央を境に他方の
片側上、即ち左側領域上にレジストマスク127を形成
する。このレジストマスク127を介して、多結晶シリ
コン膜116の右側領域に第2導電型不純物、例えばp
型不純物であるボロン(B)128を、上記リン(P)
より低ドーズ量でイオン注入する。本例ではボロン
(B)をドーズ量1×1014〜5×1014程度注入す
る。このとき、工程ばらつきも考慮してレジストマスク
127は、その端縁が中心Oより僅かに左側にずれて形
成し、リン(P)導入部分とボロン(B)導入部分を一
部オーバーラップさせ、その後の切断箇所となるくびれ
部116Cに確実にpn接合を形成できるようにする。
従って、中央の一部領域130では、リン(P)とボロ
ン(B)が重複してイオン注入される。
【0065】次に、レジストマスク127を除去した
後、再びレジストマスクを介して多結晶シリコン膜11
6を前述の図14に示すフューズ本体領域116Aとコ
ンタクト領域116B〔116B1 、116B2 〕を有
するフューズ形状にパターニングする。続いて、図17
Dに示すように、レジストマスクを除去した後、CVD
法により多結晶シリコン膜116を含む全面に絶縁膜、
例えば膜厚700nm程度のシリコン酸化(SiO2
131を形成する。
【0066】次に、図17Eに示すように、例えば95
0℃〜1000℃程度の熱処理を行って、イオン注入し
た不純物のリン(P)、ボロン(B)を拡散させ、多結
晶シリコン膜116にn型領域116n及びp型領域1
16pを形成し、その中央のくびれ部116Cにpn接
合面jを形成する。
【0067】次に、図示せざるも、前述の図14で示す
と同様に多結晶シリコン膜上に絶縁膜117を形成し、
フォトリソグラフィ技術及びRIE技術を用いてコンタ
クト孔118a,118bを形成する。更に、電極材
料、例えばAlなどの金属膜をスパッタ等で形成し、パ
ターニングしてコンタクト領域に電極119及び120
を形成する。このようにして、図17F(要部のみ)に
示す切断箇所にpn接合面jを有したフューズFcから
なるトリミング素子111を得る。
【0068】図18〜図19は、トリミング素子11
1、従ってそのフューズFcの製法の他の実施の形態を
示す。なお、同図は切断箇所を含む要部のみを示す。先
ず、図18Aに示すように、半導体基体91上に絶縁膜
115を介してフューズとなる半導体膜、例えば多結晶
シリコン膜116を形成する。本例ではp型シリコン基
体91上に900℃〜1000℃程度のスチーム酸化に
より、膜厚600nm〜800nm程度のシリコン酸化
(SiO2 )膜115を形成し、その後CVD法により
膜厚100nm〜200nm程度の多結晶シリコン膜1
16を形成する。
【0069】次に、図18Bに示すように、多結晶シリ
コン膜116の全体に第1導電型不純物、例えばn型不
純物であるリン(P)をイオン注入する。本例ではリン
(P)をドーズ量1×1014〜5×1014cm-2程度イ
オン注入する。
【0070】次に、図18Cに示すように、多結晶シリ
コン膜116上のその後くびれ部となる部分116Cの
中心Oを境に一方の片側上、例えば左側領域上にレジス
トマスク133を形成した後に、多結晶シリコン膜11
6の右側領域に第2導電型不純物、例えばp型不純物で
あるボロン(B)を、上記リン(P)より高ドーズ量で
イオン注入する。本例ではボロン(B)をドーズ量1×
1015〜5×1015cm-2程度イオン注入する。
【0071】次に、レジストマスク133を除去した
後、再びレジストマスクを介して多結晶シリコン膜11
6を前述の図14に示すフューズ本体領域116Aとコ
ンタクト領域116B〔116B1 、116B2 〕を有
するフューズ形状にパターニングする。続いて、図19
Dに示すように、レジストマスクを除去した後、CVD
法により多結晶シリコン膜116を含む全面に絶縁膜、
例えば膜厚700nm程度のシリコン酸化(SiO2
131を形成する。
【0072】次に、図19Eに示すように、例えば95
0℃〜1000℃程度の熱処理を行って、イオン注入し
た不純物のリン(P)、ボロン(B)を拡散させ、多結
晶シリコン膜116にn型領域116n及びp型領域1
16pを形成し、その中央のくびれ部116Cにpn接
合面jを形成する。
【0073】次に、図示せざるも、前述の図14で示す
と同様に多結晶シリコン膜上に絶縁膜117を形成し、
フォトリソグラフィ技術及びRIE技術を用いてコンタ
クト孔118a,118bを形成する。更に、電極材
料、例えばAlなどの金属膜をスパッタ等で形成し、パ
ターニングしてコンタクト領域に電極119及び120
を形成する。このようにして、図19F(要部のみ)に
示す切断箇所にpn接合jを有したフューズFcからな
るトリミング素子111を得る。
【0074】本実施の形態に係るトリミング素子111
の製法によれば、切断箇所にpn接合面jを有したフュ
ーズFcを容易に形成することができ、しかも半導体集
積回路に搭載される素子の形成工程の兼用で形成するこ
とができる。
【0075】
【発明の効果】本発明に係るトリミング素子によれば、
フューズが多結晶シリコンよりも溶断しやすい導電性膜
で形成されるので、トリミング時に安定且つ容易にフュ
ーズを溶断することができ、高信頼性トリミング素子を
提供することができる。フューズの導電性膜をGeを含
む導電性膜で形成するときは、熱伝導率低下による低熱
で発熱効率が向上し、低融点、更に原子間結合エネルギ
ーの低下等により、フューズの溶断を容易、確実にす
る。
【0076】本発明に係る半導体装置によれば、上記の
多結晶シリコンよりも溶断しやすい導電性膜、例えばG
eを含む導電性膜でフューズが形成されたトリミング素
子を有するので、トリミング調整を容易に行うことがで
きる。フューズの導電性膜とヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタのベース領域が同層で形成されるので、工程を
追加せずに溶断容易な高信頼性トリミング素子を具備す
る半導体装置を実現することができる。
【0077】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、上記のトリミング素子のフューズとヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタのベース領域とを同層で形成するの
で、工程の簡素化を図り、溶断容易な高信頼性トリミン
グ素子を具備する半導体装置を製造製造することができ
る。
【0078】本発明に係るトリミング素子によれば、1
次側、2次側インダクタンス素子とフューズとで形成さ
れるので、インダクタンス素子による誘導起電力を利用
して低電圧でトリミング調整を実現することができる。
【0079】本発明に係る半導体装置によれば、上記の
1次側、2次側インダクタンス素子とフューズからなる
トリミング素子を有するので、低電圧でのトリミング調
整を可能にし、溶断容易な高信頼性トリミング素子を具
備する半導体装置を実現することができる。
【0080】本発明に係るトリミング素子によれば、フ
ューズとなる導電性膜にpn接合を形成するので、逆方
向電圧の印加でpn接合面が発熱してフューズを容易に
溶断することができる。従って、フューズの切断が容易
に行え、且つ安定した溶断が可能な高信頼性トリミング
素子を実現することができる。
【0081】本発明に係る半導体装置によれば、上記の
フューズの導電性膜にpn接合が形成されたトリミング
素子を有するので、フューズの切断を容易にし、トリミ
ング調整を容易に行うことができる。従って、溶断容易
な高信頼性トリミング素子を具備する半導体装置を実現
することができる。
【0082】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、半導体膜による導電性膜に選択的にドナーとアクセ
プタを導入しpn接合を形成してトリミング素子を構成
するフューズを形成するので、半導体装置に搭載される
他の素子と工程を兼用することができ、溶断容易な高信
頼性トリミング素子を具備する半導体装置を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトリミング回路の一実施の形態を
示す構成図である。
【図2】図1のトリミング素子を構成するフューズを示
す構成図である。
【図3】図2のフューズの断面図である。
【図4】A〜C 本発明に係る半導体装置(特に図2の
トリミング素子とヘテロ接合バイポーラトランジスタを
有した半導体集積回路)の製造方法一実施の形態を示す
工程図(その1)である。
【図5】D〜E 本発明に係る半導体装置(特に図2の
トリミング素子とヘテロ接合バイポーラトランジスタを
有した半導体集積回路)の製造方法一実施の形態を示す
工程図(その2)である。
【図6】F〜G 本発明に係る半導体装置(特に図2の
トリミング素子とヘテロ接合バイポーラトランジスタを
有した半導体集積回路)の製造方法一実施の形態を示す
工程図(その3)である。
【図7】H〜I 本発明に係る半導体装置(特に図2の
トリミング素子とヘテロ接合バイポーラトランジスタを
有した半導体集積回路)の製造方法一実施の形態を示す
工程図(その4)である。
【図8】本発明に係るトリミング回路の他の実施の形態
を示す構成図である。
【図9】図8のトリミング素子を構成するフューズを示
す構成図である。
【図10】図9のフューズの断面図である。
【図11】図8のトリミング素子を構成するインダクタ
ンス素子を示す構成図である。
【図12】A 図11のAーA線上の断面図である。B
図11のBーB線上の断面図である。
【図13】本発明に係るトリミング回路の他の実施の形
態を示す構成図である。
【図14】図13のトリミング素子を構成するフューズ
を示す構成図である。
【図15】図14のフューズの断面図である。
【図16】A〜C 図14のフューズの製造方法の一実
施の形態を示す製造工程図(その1)である。
【図17】D〜F 図14のフューズの製造方法の一実
施の形態を示す製造工程図(その2)である。
【図18】A〜C 図14のフューズの製造方法の他の
実施の形態を示す製造工程図(その1)である。
【図19】D〜F 図14のフューズの製造方法の他の
実施の形態を示す製造工程図(その2)である。
【図20】従来のトリミング回路を示す構成図である。
【図21】従来のトリミング素子のフューズを示す構成
図である。
【図22】図21のフューズの断面図である。
【符号の説明】
21、80、110・・・トリミング回路、22〔22
1 、222 〕,81{811 、812 〕、111〔11
1 、1112 〕・・・トリミング素子、Fa〔F
1 ,Fa2 〕、Fb〔Fb1 ,Fb2 〕、Fc〔Fc
1 ,Fc2 〕・・・フューズ、L1 〔L1a,L1b〕、L
2 〔L2a,L1b〕・・・インダクタンス素子、R・・・
抵抗素子、r1 ・・・主抵抗、r2 、r3 ・・・調整用
抵抗部、23〜25、82〜84、112〜114・・
・パッド、31,91・・・半導体基体、32、92、
115・・・絶縁膜、27、93、116・・・導電性
膜、28、94、117・・・絶縁膜、29、30、9
5、95′、96、119、120・・・電極、71・
・・エミッタ領域、72・・・ベース領域、73・・・
コレクタ領域、74・・・ヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタ、98・・・渦巻き状導電膜(第2配線)、99
・・・第1配線、j・・・pn接合面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/06 29/737 Fターム(参考) 5F003 BB07 BB08 BC08 BF06 BG06 BH07 BJ20 BM01 BP32 5F038 AV15 EZ14 EZ20 5F064 FF05 FF27 FF29 FF46 GG05 5F082 AA08 AA40 BA26 BA31 BA35 BA47 BC01 BC14 BC15 BC18 CA01 EA22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体上に絶縁膜を介してフューズ
    が形成され、 該フューズが多結晶シリコンよりも溶断しやすい導電性
    膜から成ることを特徴とするトリミング素子。
  2. 【請求項2】 前記導電性膜が、Geを含む導電性物質
    から成ることを特徴とする請求項1記載のトリミング素
    子。
  3. 【請求項3】 半導体基体上に絶縁膜を介して形成され
    た、電磁誘導を生じる1次側インダクタンス素子および
    2次側インダクタンス素子と、フューズとを有し、 前記フューズが前記2次側インダクタンス素子に直列接
    続されて成ることを特徴とするトリミング素子。
  4. 【請求項4】 前記フューズが、多結晶シリコン又はG
    eを含む導電性物質で形成されて成ることを特徴とする
    請求項3記載のトリミング素子。
  5. 【請求項5】 半導体基体上に絶縁膜を介して形成され
    た導電性膜からなりるフューズを有し、 前記導電性膜にpn接合が形成されて成ることを特徴と
    するトリミング素子。
  6. 【請求項6】 前記導電性膜が半導体膜で形成されて成
    ることを特徴とする請求項5に記載のトリミング素子。
  7. 【請求項7】 前記導電性膜が多結晶シリコンで形成さ
    れて成ることを特徴とする請求項5に記載のトリミング
    素子。
  8. 【請求項8】 共通の半導体基体の互いに電気的に分離
    された半導体領域に、少なくともヘテロ接合バイポーラ
    トランジスタと、トリミング素子とを有する半導体集積
    回路であって、 前記トリミング素子のフューズが前記ヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタのベース領域と同層で形成され、 前記フューズが多結晶シリコンよりも溶断しやすい導電
    性膜から成ることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記導電性膜が、Geを含む導電性物質
    から成ることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 共通の半導体基体の互いに電気的に分
    離された半導体領域に、少なくともヘテロバイポーラト
    ランジスタと、トリミング素子とを有する半導体集積回
    路の製造方法であって、 前記トリミング素子のフューズと前記ヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタのベース領域とを同層で形成する工程
    と、 前記フューズを多結晶シリコンよりも溶断しやすい導電
    性膜で形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記導電性膜をGeを含む導電性物質
    で形成することを特徴とする請求項10記載の半導体装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基体上に、 絶縁膜を介して形成された電磁誘導を生じる1次側イン
    ダクタンス素子および2次側インダクタンス素子と、フ
    ューズとを有し、前記フューズが前記2次側インダクタ
    ンス素子に直列接続されてなるトリミング素子を有して
    成ることを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記フューズが多結晶シリコン、又は
    Geを含む導電性物質で形成されて成ることを特徴とす
    る請求項12記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 半導体基体上に絶縁膜を介して形成さ
    れたトリミング素子を有し、 前記トリミング素子が、導電性膜からなり該導電性膜に
    pn接合を形成してなるフューズを有して成ることを特
    徴とする半導体装置。
  15. 【請求項15】 半導体基体上に絶縁膜を介して半導体
    膜による導電性膜を形成する工程と、 前記導電性膜に選択的にドナー不純物とアクセプタ不純
    物を導入してpn接合を形成してトリミング素子を構成
    するフューズを形成する工程を有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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US10283648B2 (en) 2017-03-01 2019-05-07 STMicroelectronic (Rousset) SAS PN junction-based electrical fuse using reverse-bias breakdown to induce an open conduction state

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