JP2003188152A - プラズマ処理装置およびプラズマ生成方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ生成方法

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JP2003188152A JP2001385999A JP2001385999A JP2003188152A JP 2003188152 A JP2003188152 A JP 2003188152A JP 2001385999 A JP2001385999 A JP 2001385999A JP 2001385999 A JP2001385999 A JP 2001385999A JP 2003188152 A JP2003188152 A JP 2003188152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円偏波給電を行なうプラズマ処理装置の動作
の安定化を図ると共に、連続稼動時間をのばす。 【解決手段】 給電部40は、一端がスロットアンテナ
30に対して開口する円筒導波管41と、この円筒導波
管41の他端に設けられ、高周波電磁界をその進行方向
に対し垂直な面内で回転する回転電磁界として供給する
円偏波アンテナ51とを有している。給電部40が高周
波電磁界を回転電磁界として供給する円偏波アンテナ5
1を有しているので、円筒導波管41内の高周波電磁界
を回転電磁界に変換するための円偏波変換器を設ける必
要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
およびプラズマ生成方法に関する。具体的には、本発明
は、スロットアンテナを用いて処理容器内に供給した電
磁界によりプラズマを生成するプラズマ処理装置および
プラズマ生成方法に関する。また、本発明は、電子サイ
クロトロン共鳴(electron-cyclotron-resonance:EC
R)により加熱された電子を用いてプラズマを生成する
プラズマ処理装置およびプラズマ生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置やフラットパネルディスプレ
イの製造において、酸化膜の形成や半導体層の結晶成
長、エッチング、またアッシングなどの処理を行うため
に、プラズマ処理装置が多用されている。これらのプラ
ズマ処理装置の一つに、スロットアンテナを用いて処理
容器内に高周波電磁界を供給し、その電磁界の作用によ
り処理容器内のガスを電離および解離させてプラズマを
生成する高周波プラズマ処理装置がある。この高周波プ
ラズマ処理装置は、低圧力で高密度のプラズマを生成で
きるので、効率のよいプラズマ処理が可能である。
【0003】高周波プラズマ処理装置には、円筒導波管
を介してスロットアンテナに円偏波給電する方式があ
る。円偏波とは、その電界ベクトルが進行方向に対して
垂直な面内で、1周期で1回転する回転電界であるよう
な電磁波をいう。したがって円偏波給電により、スロッ
トアンテナの電界強度分布は、時間平均で円偏波の進行
方向の軸に対して軸対称な分布となる。このためスロッ
トアンテナから処理容器内に時間平均で軸対称な分布の
高周波電磁界を供給し、その電磁界の作用により均一性
のよいプラズマを生成することが可能となる。
【0004】図15は、円偏波給電方式を採用するプラ
ズマ処理装置の給電部の従来構成を示す図である。この
給電部は、スロットアンテナの一種であるラジアルライ
ンスロットアンテナ(以下、RLSAと略記する)53
0に円偏波給電するものであり、RLSA530内に一
端が開口する円筒導波管541と、この円筒導波管54
1の他端に接続された矩形円筒変換器592と、この矩
形円筒変換器592に一端が接続された矩形導波管54
2と、この矩形導波管542の他端に接続された高周波
発生器543と、円筒導波管541に設けられた円偏波
変換器591とを有している。
【0005】円偏波変換器591としては、図16
(a)に示すように、円筒導波管541の内壁に互いに
対向する金属製の円柱状スタブ591A,591Bを1
対または複数対設けたものが用いられる。対をなすスタ
ブ591A,591Bは、矩形円筒変換器592から入
力されるTE11モードの高周波電磁界の電界の主方向に
対して45°をなす方向に配置され、複数対設けられる
場合には円筒導波管541の軸方向にλg/4(λgは、
円筒導波管541の管内波長)の間隔で配置されて、こ
のTE11モードの高周波電磁界をその電界の主方向が円
筒導波管541の軸線を中心に回転する回転電磁界に変
換する。
【0006】また、円偏波変換器591として、図16
(b)に示すように、円筒導波管541の軸線に対して
垂直に棒状誘電体591Cを1個または複数個設けたも
のも用いられる。棒状誘電体591Cもまた、矩形円筒
変換器592から入力されるTE11モードの高周波電磁
界の電界の主方向および円筒導波管541の軸方向に対
し、スタブ591A,591Bと同様の方向および間隔
で配置され、TE11モードの高周波電磁界を回転電磁界
に変換する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大電力
を投入した場合、図16(a)に示した金属製のスタブ
591A,591Bを用いた円偏波変換器591では、
スタブ591A,591Bの先端に電界が集中し、異常
放電が生じやすく、放電後のプラズマ処理装置の動作が
安定しないという問題があった。また、図16(b)に
示した棒状誘電体591Cを用いた円偏波変換器591
は、棒状誘電体591Cの発熱により破損しやすいの
で、長時間の連続稼動に耐えられないという問題があっ
た。これらの問題は、導波路(円筒導波管541)中に
円偏波変換器591を設けた場合に生じるので、上述し
た高周波プラズマ処理装置のみならず、処理容器内に円
偏波給電するECRプラズマ処理装置においても同様に
生じる問題であった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、円偏波給電を行なう
プラズマ処理装置の動作の安定化を図ることにある。ま
た、他の目的は、円偏波給電を行なうプラズマ処理装置
の連続稼動時間をのばすことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のプラズマ処理装置は、被処理体を載
置する載置台が収容された処理容器内に高周波電磁界を
供給するスロットアンテナと、このスロットアンテナに
高周波電磁界を供給する給電部とを備えたプラズマ処理
装置であって、給電部は、一端がスロットアンテナに対
して開口する円筒導波管と、この円筒導波管の他端に設
けられ、高周波電磁界をその進行方向に対し垂直な面内
で回転する回転電磁界として供給する円偏波アンテナと
を少なくとも有することを特徴とする。また、本発明の
プラズマ処理装置は、処理容器内に磁界を形成する磁界
発生部と、処理容器内に高周波電磁界を供給する給電部
とを備え、電子サイクロトロン共鳴により加熱された電
子を用いてプラズマを生成するプラズマ処理装置であっ
て、給電部は、一端が処理容器に対して開口する円筒導
波管と、この円筒導波管の他端に設けられ、高周波電磁
界をその進行方向に対し垂直な面内で回転する回転電磁
界として供給する円偏波アンテナとを少なくとも有する
ことを特徴とする。これらのプラズマ処理装置は、給電
部が高周波電磁界を回転電磁界として供給する円偏波ア
ンテナを有しているので、円筒導波管内の高周波電磁界
を回転電磁界に変換するための円偏波変換器を設ける必
要がない。
【0010】これらのプラズマ処理装置において、給電
部は、円筒導波管の他端に一側面が接続された矩形導波
管を更に有し、円偏波アンテナは、矩形導波管の一側面
において円筒導波管内に開口した1つまたは複数のスロ
ットからなる構成としてもよい。ここで、矩形導波管の
一側面は、E面であってもよい。ここで、E面とは、矩
形導波管において仮想電気力線が放/入射する面を意味
する。また、上述したプラズマ処理装置において、給電
部は、円筒導波管の他端に、終端面が接続された矩形導
波管を更に有し、円偏波アンテナは、矩形導波管の終端
面において円筒導波管内に開口した1つまたは複数のス
ロットからなる構成としてもよい。ここで、スロット
は、互いの長さが異なり、互いの中心で交差する2本の
スロットであってもよい。また、スロットは、互いに離
間して配置され、互いに略垂直な方向に延びる2本のス
ロットであってもよい。
【0011】また、上述したプラズマ処理装置におい
て、給電部は、内導体とその周囲に同軸に配設された外
導体とからなり、円偏波アンテナに高周波電磁界を給電
する少なくとも1本の同軸導波管を更に有し、円偏波ア
ンテナは、円筒導波管の他端を閉塞し、同軸導波管の外
導体に接続された第1の導体板と、円筒導波管内で第1
の導体板に対し離間して対向配置され、同軸導波管の内
導体に接続された第2の導体板とを有するパッチアンテ
ナである構成としてもよい。
【0012】また、上述したプラズマ処理装置におい
て、スロットアンテナには、円偏波を放射するスロット
が形成されていてもよい。スロットアンテナから処理容
器内に円偏波を放射することにより、処理容器内の電界
強度分布を時間平均で軸対称な分布とすることができ
る。例えば、スロットアンテナには、互いの長さが異な
る2本のスロットが互いの中心で交差するクロススロッ
トが複数形成されていてもよい。クロススロットは、そ
れを構成する2本のスロットが交差する点で円偏波が得
られるので、設計どおりの円偏波が容易に得られる。
【0013】また、上述したプラズマ処理装置におい
て、スロットアンテナは、載置台に対向配置され、スロ
ットが複数形成された第3の導体板と、この第3の導体
板に対向配置され、円筒導波管の一端が接続される開口
を有する第4の導体板と、第3の導体板上に配置され、
第4の導体板の開口に向かって突出するバンプとを有す
る構成としてもよい。バンプを設けることにより円筒導
波管からスロットアンテナへのインピーダンス変化を緩
和することができる。
【0014】また、本発明のプラズマ生成方法は、高周
波電磁界をスロットアンテナに供給し、このスロットア
ンテナから処理容器内に供給することにより、処理容器
内にプラズマを生成するプラズマ生成方法であって、円
筒導波管内に高周波電磁界をその進行方向に対し垂直な
面内で回転する回転電磁界として供給し、円筒導波管か
らスロットアンテナに供給することを特徴とする。ま
た、本発明のプラズマ生成方法は、処理容器内に磁界を
形成すると共に高周波電磁界を供給し、電子サイクロト
ロン共鳴により加熱された電子を用いてプラズマを生成
するプラズマ生成方法であって、円筒導波管内に高周波
電磁界をその進行方向に対し垂直な面内で回転する回転
電磁界として供給し、円筒導波管から処理容器内に供給
することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態である高周波プラズマ処理装置の構成を示す図であ
る。このプラズマ処理装置は、半導体やLCDなどの基
板(被処理体)Wを収容しこの基板Wに対してプラズマ
処理を施す処理容器11と、この処理容器11内に高周
波電磁界Fを供給しその作用により処理容器11内にプ
ラズマPを生成するスロットアンテナの一種であるRL
SA30と、このRLSA30に高周波電磁界を円偏波
給電する給電部40とを有している。
【0016】処理容器11は、上部が開口した有底円筒
形をしている。この処理容器11の底面中央部には絶縁
板21を介して載置台22が固定されている。この載置
台22の上面に基板Wが配置される。処理容器11の底
面周縁部には、真空排気用の排気口12が設けられてい
る。処理容器11の側壁には、処理容器11内にガスを
導入するためのガス導入用ノズル13が設けられてい
る。例えばこのプラズマ処理装置がエッチング装置とし
て用いられる場合、ノズル13からArなどのプラズマ
ガスと、CF4などのエッチングガスとが導入される。
【0017】処理容器11の上部開口は、そこから高周
波電磁界Fを導入しつつ、プラズマPを外部に漏らさな
いように、誘電体板14で閉塞されている。なお、処理
容器11の側壁上面と誘電体板14との間にOリングな
どのシール部材15を介在させ、処理容器11内の気密
性を確保している。誘電体板14の上にRLSA30が
配設されている。誘電体板14およびRLSA30の外
周は、処理容器11の側壁上に環状に配置されたシール
ド材16によって覆われ、高周波電磁界Fが外部に漏れ
ない構造になっている。
【0018】RLSA30は、ラジアル導波路33を形
成する対向配置された2つの円形導体板31,32と、
これら2つの導体板31,32の外周部を接続してシー
ルドする導体リング34とから構成されている。ラジア
ル導波路33の上面となる導体板(第4の導体板)32
の中心部には、円形の開口35が形成され、この開口3
5を介して給電部40からラジアル導波路33内に高周
波電磁界が導入される。ラジアル導波路33の下面とな
る導体板(第3の導体板)31には、ラジアル導波路3
3内を伝搬する高周波電磁界Fを処理容器11内に供給
するスロット36が複数形成されている。
【0019】ラジアル導波路33内には、アルミナなど
比誘電率が1より大きい誘電体からなる遅波材37が配
置されている。遅波材37によりラジアル導波路33の
管内波長λg1が短くなるので、導体板31の半径方向に
配置するスロット36を増やし、高周波電磁界Fの供給
効率を向上させることができる。なお、遅波材37は必
ずしも必要ではなく、装着しなくてもよい。また、導体
板31の中心部には、金属または誘電体で形成されたバ
ンプ38が設けられている。このバンプ38は、導体板
32の開口35に向かって突出する略円錐形に形成され
た部材である。バンプ38により、供給部40からラジ
アル導波路33へのインピーダンスの変化を緩やかに
し、供給部40とラジアル導波路33との接続部での高
周波電磁界の反射を低減することができる。
【0020】給電部40は、RLSA30の開口35に
一端が接続された円筒導波管41と、この円筒導波管4
1の他端にクロススロット51を介して接続された一端
が閉じられた矩形導波管42と、この矩形導波管42の
他端に接続された高周波発生器43と、矩形導波管42
に設けられた負荷整合器44とを有している。高周波発
生器43は、周波数が1GHz〜十数GHzの範囲内の
所定周波数の高周波電磁界を発生させ、出力するもので
ある。なお、高周波発生器43は、マイクロ波帯および
それより低い周波数帯を含む高周波を出力するものであ
ってもよい。以下では2.45GHzの高周波電磁界を
出力するものとして説明を続ける。
【0021】負荷整合器44は、電源(高周波発生器4
3)側と負荷(RLSA30)側とのインピーダンスの
整合をとるものである。インピーダンス整合をとること
により、高周波発生器43からRLSA30に高周波電
磁界を効率よく供給することができる。なお、負荷整合
器44を矩形導波管42に設ける代わりに、円筒導波管
41に設けてもよい。クロススロット51は、円筒導波
管41に高周波電磁界を円偏波として、すなわち進行方
向に対し垂直な面内で1周期で1回転する回転電磁界と
して供給する円偏波アンテナとして作用する。以下、図
1および図2を参照し、クロススロット51の構成につ
いて、詳しく説明する。図2は、クロススロット51の
構成例を示す平面図であり、矩形導波管42のE面をII
−II′線方向から見た図である。
【0022】図2(a)に示すクロススロット51は、
矩形導波管42のE面における円筒導波管41との接続
部分に形成されている。このクロススロット51は、互
いに長さが異なる2本のスロットが互いの中心で交差し
た構成をしている。これら2本のスロットそれぞれの中
心、すなわちクロススロット51の中心は、E面の略中
心軸上にある。また、矩形導波管42の終端42Aは金
属で閉じられており、この終端42Aから略λg2/2だ
け離れた位置にクロススロット51の中心が配置され
る。λg2は、矩形導波管42内の管内波長である。この
位置にクロススロット51を配置することにより、クロ
ススロット51による放射電界の振幅を最大にすること
ができる。
【0023】クロススロット51を構成する2本のスロ
ットは、2.45GHzに対する周波数特性が相対的に
55゜〜70゜程度異なり、各スロットによる放射電界
の振幅が等しくなるように、各スロットの長さおよび角
度が調整される。具体的には、2本のスロットの長さ
を、それぞれ5.57cm、6.06cmとすると共
に、その2本のスロットを互いに略直角に交差させ、矩
形導波管42のE面の中心軸に対して略45゜傾斜する
ように配置することができる。また、図2(b)に示す
ように、2本のスロットの長さを、それぞれ5.32c
m、7.26cmとすると共に、その2本のスロットを
互いに略107゜の角度で交差させ、矩形導波管42の
E面の中心軸に対して略36.5゜傾斜するように配置
してもよい。
【0024】このようなクロススロット51を矩形導波
管42のE面に形成することにより、2.45GHzの
周波数に対して軸比が極めて1に近いTE11モードの円
偏波が得られる。ここに軸比とは、円偏波の円形断面上
の電界強度分布(時間平均)における最大値と最小値と
の比をいう。
【0025】次に、図1に示したプラズマ処理装置の動
作について説明する。高周波発生器43で発生した高周
波電磁界は、矩形導波管42をTE10モードで伝搬し、
E面に形成されたクロススロット51から円筒導波管4
1内に放射される。円筒導波管41内に放射された高周
波電磁界はTE11モードの円偏波となり、回転電磁界が
生成される。この回転電磁界が、円筒導波管41から開
口35を介してRLSA30内に導入されることによ
り、RLSA30に対して円偏波給電が行われる。RL
SA30に導入された高周波電磁界は、RLSA30に
複数形成されたスロット36から誘電体板14を介して
処理容器11内に供給される。処理容器11内に供給さ
れた高周波電磁界は、ノズル13を通じて処理容器11
内に導入されたプラズマガスを電離させてプラズマPを
生成し、基板4に対する処理が行われる。
【0026】このように、図1に示したプラズマ処理装
置は、矩形導波管42のE面に形成されたクロススロッ
ト51により、高周波電磁界を円筒導波管41内に回転
電磁界として供給することができるので、円筒導波管5
41内の高周波電磁界を回転電磁界に変換するために従
来用いられていた円偏波変換器591が不要となる。し
たがって、円偏波変換器591がもたらした問題を解消
し、円偏波給電を行なってプラズマPを生成する動作を
安定化させると共に、長時間の連続稼動を可能にするこ
とができる。また、円偏波変換器591だけでなく、矩
形円筒変換器592も不要となるので、部品点数を削減
し、プラズマ処理装置の製造コストを低減することがで
きる。
【0027】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態である高周波プラズマ処理装置の一部の
構成を示す図である。この図には、給電部の構成を示し
ているが、図1と同一部分または相当部分を同一符号で
示しており、その説明を適宜省略する。図1に示した給
電部40では、クロススロット51が矩形導波管42の
E面に形成されているのに対し、この図3に示した給電
部40Aでは、クロススロット53が矩形導波管45の
終端面に形成されている点で異なっている。以下、図3
および図4を参照し、この相違点を中心に説明する。
【0028】図4は、矩形導波管45の終端面に形成さ
れるクロススロット53の構成例を示す平面図であり、
矩形導波管45の終端面をIV−IV′線方向から見た図で
ある。クロススロット53の構成は、E面に形成される
クロススロット51の構成と概ね同じである。すなわ
ち、クロススロット53は、互いに長さが異なる2本の
スロットが互いの中心で交差した構成をし、これら2本
のスロットは、2.45GHzに対する周波数特性が相
対的に55゜〜70゜程度異なり、各スロットによる放
射電界の振幅が等しくなるように調整されている。具体
的には、2本のスロットの長さを、それぞれ5.57c
m、6.06cmとすると共に、その2本のスロットを
互いに略直角に交差させ、矩形導波管45の中心部に生
成される仮想的な電界線に対して略45゜傾斜するよう
に配置することができる。ただし、クロススロット53
の中心は、矩形導波管45の終端面の略中心に配置され
る。
【0029】このようなクロススロット53を矩形導波
管45の終端面に形成することにより、2.45GHz
の周波数に対して軸比が極めて1に近いTE11モードの
円偏波が得られる。したがって、図3に示した給電部4
0Aは、矩形導波管45の終端面に形成されたクロスス
ロット53により、高周波電磁界を円筒導波管41内に
回転電磁界として供給することができるので、図1に示
した給電部40と同じく円偏波変換器591が不要とな
り、その結果、円偏波給電を行なってプラズマPを生成
する動作を安定化させると共に、長時間の連続稼動を可
能にすることができる。
【0030】なお、本発明の第1,第2の実施の形態で
は、クロススロット51,53を用いる例を示したが、
図5に示すように、互いに略垂直な方向の2本のスロッ
ト55A,55Bを離間して配置した所謂ハの字スロッ
トを用いて円筒導波管41に円偏波を供給するようにし
てもよい。ハの字スロットは、一方のスロット55Aの
延長線が、他方のスロット55B上またはその延長線上
で交差するものであればよい。また、クロススロット5
1,53またはハの字スロットを構成するスロットの平
面形状は、図6(a)に示すような矩形であってもよい
し、図6(b)に示すような平行な二直線の両端を円弧
などの曲線でつないだ形状であってもよい。スロットの
長さLとは、図6(a)では矩形の長辺の長さであり、
図6(b)では平行な二直線の長さである。
【0031】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3の実施の形態である高周波プラズマ処理装置の一部の
構成を示す図である。この図には、給電部の構成を示し
ているが、図1と同一部分または相当部分を同一符号で
示しており、その説明を適宜省略する。図7に示した給
電部は、パッチアンテナ71を用いて高周波電磁界を円
筒導波管41内に回転電磁界として供給するものであ
る。パッチアンテナ71は、円筒導波管41の他端を閉
じる接地された円形導体板41Aと、この円形導体板4
1Aの下面に配置された誘電体板72と、この誘電体板
72を介して円形導体板41Aに対向配置された導体板
73とから構成されている。以下では、円形導体板41
Aと導体板73との混同を避けるため、前者を地板41
A、後者を共振器73と呼ぶ。
【0032】地板41Aには、2本の同軸導波管61,
62の外部導体61A,62A(外部導体62Aは図示
せず)が接続され、共振器73には、2本の同軸導波管
61,62の内部導体61B,62B(内部導体62B
は図示せず)が接続されている。共振器73の中心を接
地電位に固定するために、共振器73の中心を導体柱で
地板41Aに接続してもよい。地板41A、共振器73
および導体柱は、銅又はアルミニウムなどにより形成さ
れ、誘電体板72はセラミックなどにより形成される。
【0033】図8は、共振器73をVIII−VIII′線方向
から見たときの平面図である。共振器73の平面形状
は、一辺が略λg3/2の正方形をしている。λg3は、地
板41Aと共振器73との間を伝播する高周波電磁界の
波長である。共振器73の中心を座標系の原点Oとし、
共振器73の各辺と平行にx軸,y軸を設定すると、2
本の同軸導波管61,62の内部導体61B,62B
は、共振器73上の原点Oから略等距離にあるx軸,y
軸上の2点に接続される。この2点を給電点S,Tと呼
ぶ。
【0034】このような構成のパッチアンテナ71に対
して、2本の同軸導波管61,62から等振幅かつ位相
が互いに90゜異なる高周波電磁界を給電することによ
り、円筒導波管41内にTE11モードの回転電磁界を生
成することができる。その原理は次のとおりである。共
振器73のx軸方向の長さはλg3/2であるから、一方
の同軸導波管61より給電点Sに供給された電流はx軸
方向で共振し、共振器73のy軸に平行な二辺からx軸
に平行な直線偏波が放射される。また、共振器73のy
軸方向の長さもλg3/2であるから、他方の同軸導波管
62より給電点Tに供給された電流はy軸方向で共振
し、共振器73のx軸に平行な二辺からy軸に平行な直
線偏波が放射される。2本の同軸導波管61,62によ
る給電位相は互いに90゜異なるので、放射される2つ
の直線偏波の位相も互いに90゜異なっている。しかも
両者は振幅が等しく、空間的に直交しているので、円偏
波となり、円筒導波管41に回転電磁界が生成される。
【0035】このように、図7に示した給電部は、パッ
チアンテナ71により高周波電磁界を円筒導波管41内
に回転電磁界として供給することができるので、図1に
示した給電部40と同じく円偏波変換器591が不要と
なり、その結果、円偏波給電を行なってプラズマPを生
成する動作を安定化させると共に、長時間の連続稼動を
可能にすることができる。
【0036】なお、パッチアンテナ71への給電位相の
差を90°とするには、移相器を用いてもよいが、互い
の電気長が90°異なる2つの同軸導波管に同位相の高
周波電磁界を供給するようにしてもよい。また、パッチ
アンテナ71が有する共振器73の平面形状は、図8に
示した正方形の他、円形などの90°回転対称形状(共
振器73をその面内で90゜回転させたときに重なる形
状)であってもよい。ただし、円形の場合には、直径を
略1.17×λg3/2とするとよい。さらにまた、共振器7
3の平面形状は、長方形など、その中心からみた直交す
る2方向の長さが異なる形状であってもよい。この場
合、2つの給電点S,Tにおける給電位相の差を90°
とはせず、上記2方向の長さによって調整する。
【0037】(第4の実施の形態)図9は、本発明の第
4の実施の形態である高周波プラズマ処理装置の一部の
構成を示す図である。この図には、給電部の構成を示し
ているが、図1および図7と同一部分または相当部分を
同一符号で示しており、その説明を適宜省略する。図7
に示した給電部は、2本の同軸導波管61,62を用い
た二点給電のパッチアンテナ71を用いているのに対
し、この図9に示した給電部、1本の同軸導波管61を
用いた一点給電のパッチアンテナ75を用いている点で
異なっている。以下、この相違点を中心に説明する。
【0038】パッチアンテナ75は、円筒導波管41の
他端を閉じる接地された円形導体板41Aと、この円形
導体板41Aの下面に配置された誘電体板72と、この
誘電体板72を介して円形導体板41Aに対向配置され
た導体板76とから構成されている。以下では、円形導
体板41Aと導体板76との混同を避けるため、前者を
地板41A、後者を共振器76と呼ぶ。地板41Aには
同軸導波管61の外部導体61Aが接続され、共振器7
6には同軸導波管61の内部導体61Bが接続されてい
る。
【0039】図10は、共振器76をX−X′線方向か
ら見たときの平面図である。この図に示すように、共振
器76の平面形状は、円76Aの周縁領域の一部を切り
欠いた形状をしている。より詳しく言うと、円周とy軸
とが交差する付近の2領域を矩形状に切り欠いた形状を
している。切り欠き面積は円76Aの面積の3%程度と
するとよい。ここでは、共振器76のx軸方向の長さを
略1.17×λg3/2とし、y軸方向の長さを略1.17×λg3
/2−2dとする。同軸導波管61の内部導体61B
は、x軸,y軸と45゜の角度で交差する直線上の一点
に接続されている。この点を給電点Uと呼ぶ。
【0040】同軸導波管61より共振器76の給電点U
に供給された電流は、x軸方向およびy軸方向にそれぞ
れ独立に流れる。このとき、y軸方向の長さは1.17×λ
g3/2よりも2dだけ短いので、電磁界からみた誘電率
が大きくなり、y軸方向を流れる電流の位相が遅れる。
この位相遅れが90゜となるように2dの値と切り欠き
部の長さが設定されれば、パッチアンテナ75から円偏
波が放射され、円筒導波管41内にTE11モードの回転
電磁界が生成される。このように、図9に示した給電部
は、パッチアンテナ75により高周波電磁界を円筒導波
管41内に回転電磁界として供給することができるの
で、図1または図7に示した給電部と同じく円偏波変換
器591が不要となり、その結果、円偏波給電を行なっ
てプラズマPを生成する動作を安定化させると共に、長
時間の連続稼動を可能にすることができる。
【0041】なお、共振器76の平面形状は図10に示
した形状に限られるものではなく、少なくとも共振器7
6の中心からみた直交する二方向の長さが異なる形状で
あればよい。したがって、例えば楕円形であってもよい
し、長辺の長さがおよそλg3/2であり、短辺の長さが
およそλg3/2未満である矩形であってもよい。
【0042】(第5の実施の形態)図11は、本発明の
第5の実施の形態である高周波プラズマ処理装置の一部
の構成を示す図である。この図には、RLSAのスロッ
ト配置を示しているが、図1と同一部分または相当部分
を同一符号で示しており、その説明を適宜省略する。
【0043】本発明の第1〜第4の実施の形態では、処
理容器11内に高周波電磁界Fを供給するスロットアン
テナとしてRLSA30を用いているが、クロススロッ
ト36Aを配置したRLSA30Aを用いてもよい。ク
ロススロット36Aの構成は、図1,図2に示した給電
部40で用いられるクロススロット51と同様でよい。
すなわち、クロススロット36Aは、互いに長さが異な
る2本のスロットが互いの中心で交差した構成をしてい
る。ただし、遅波材37の作用でRLSA30Aの管内
波長λg1が矩形導波管42の管内波長λg2より短いの
で、それに応じてクロススロット36Aの寸法も小さく
なっている。
【0044】図11に示したRLSA30Aでは、この
ようなクロススロット36Aが、スロット面を構成する
導体板31上に同心円上に複数配置されている。同心円
の間隔(内側の円と外側の円との半径の差)は、RLS
A30Aの管内波長λg2と等しくてもよいが、これに限
定されるものではない。なお、クロススロット36Aが
渦巻線上に複数配置されていてもよい。渦巻線の間隔
(渦巻線上を1回転したときの半径方向の変位)も、上
記同心円の間隔と同様である。クロススロット36Aに
は、それを構成する2本のスロットが交差する点で円偏
波が得られるので、設計どおりの円偏波が容易に得られ
るという特徴がある。よって、このようなクロススロッ
ト36Aを複数配置したRLSA30Aを用いることに
より、処理容器11内に円偏波を設計どおりに放射する
ことができる。これにより、処理容器11内の電界強度
分布を時間平均で軸対称な分布とし、その電磁界の作用
により均一性のよいプラズマPを生成することができ
る。
【0045】なお、RLSA30,30Aは、スロット
面を構成する導体板31が平板状であるが、図12およ
び図13(a)に示すRLSA30Bのように、スロッ
ト面を構成する導体板31Aが円錐面状をしていてもよ
い。円錐面状をしたスロット面から放射(またはリー
ク)される高周波電磁界Fは、平板状をした誘電体板1
4によって規定されるプラズマ面に対して斜め方向から
入射されることになる。このため、プラズマPによる高
周波電磁界Fの吸収効率が向上するので、アンテナ面と
プラズマ面との間に存在する定在波を弱め、プラズマ分
布の均一性を向上させることができる。なお、RLSA
30Bのアンテナ面を構成する導体板31Aは、上に凸
の円錐面状をしているが、図13(b)に示すように下
に凸の円錐面状をした導体板31Bを用いることもでき
る。また、導体板31A,31Bは、円錐面状以外の凸
形状であってもよい。
【0046】(第6の実施の形態)本発明は上述した高
周波プラズマ処理装置だけでなく、ECRプラズマ処理
装置にも適用することができる。図14は、本発明の第
6の実施の形態であるECRプラズマ処理装置の一構成
例を示す図である。図14において、図1および図2と
同一部分または相当部分を同一符号で示しており、その
説明を適宜省略する。
【0047】図14に示すECRプラズマ処理装置は、
プラズマが生成されるプラズマ室111Aと、プラズマ
CVDなどの処理が行われる反応室111Bとからなる
処理容器111を有している。プラズマ室111Aの外
周には、プラズマ室111A内に磁束密度Bが87.5
mTの磁界を形成する主電磁コイル181が設けられて
いる。プラズマ室111Aの上端には、誘電体板114
を介して給電部140が接続され、この給電部140か
ら電子サイクロトロン振動数(プラズマ中の電子が磁力
線を中心に回転運動するときの振動数)2.45GHz
と同じ振動数の高周波電磁界Fが供給される。
【0048】プラズマ室111Aと連通する反応室11
1Bの内部には、半導体やLCDなどの基板(被処理
体)Wを上面に載置する載置台122が収容されてい
る。また、反応室111Bの底面の下には、補助電磁コ
イル182が設けられている。主電磁コイル181と補
助電磁コイル182とからなる磁界発生器により、反応
室111B内にミラー磁界MMが形成される。また、プ
ラズマ室111Aの上部には、例えばN2 などのプラズ
マガスを供給するノズル113Aが設けられ、反応室1
11Bの上部には、例えばSiH4 などの反応性ガスを
供給するノズル113Bが設けられている。さらに、反
応室111Bの下部には、真空ポンプに連通する排気口
112が設けられている。
【0049】このような構成において、プラズマ室11
1A内に磁束密度Bが87.5mTの磁界を形成すると
ともに、振動数が2.45GHzの高周波電磁界Fを導
入すると、電子サイクロトロン共鳴が起こり、高周波電
磁界Fのエネルギーが電子に効率よく移行し電子が加熱
される。このようにして高周波電磁界Fで加熱された電
子により、プラズマ室111A内のN2 の電離が続けら
れ、プラズマが生成される。
【0050】一方、給電部140は、図1に示した給電
部40と同様の構成を有している。すわなち給電部14
0は、誘電体板114を介してプラズマ室111Aの上
端に一端が接続された円筒導波管41と、この円筒導波
管41の他端にクロススロット51を介して接続された
矩形導波管42と、この矩形導波管42の他端に接続さ
れた高周波発生器43と、矩形導波管42に設けられた
負荷整合器44とを有している。なお、給電部140と
して、図3、図7または図9に示した給電部を用いても
よい。
【0051】これらの給電部では、円筒導波管41内に
高周波電磁界を回転電磁界として供給することができる
ので、円筒導波管541内の高周波電磁界を回転電磁界
に変換するために従来用いられていた円偏波変換器59
1が不要となる。したがって、円偏波変換器591がも
たらした問題を解消し、円偏波給電を行なってプラズマ
を生成する動作を安定化させると共に、長時間の連続稼
動を可能にすることができる。また、円偏波変換器59
1だけでなく、矩形円筒変換器592も不要となるの
で、部品点数を削減し、プラズマ処理装置の製造コスト
を低減することができる。
【0052】なお、本発明のプラズマ処理装置は、エッ
チング装置、CVD装置、アッシング装置などに利用す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スロ
ットアンテナに高周波電磁界を供給する給電部が、スロ
ットアンテナに対して開口する円筒導波管と、この円筒
導波管に高周波電磁界を回転電磁界として供給する円偏
波アンテナとを有している。このため、円筒導波管内の
高周波電磁界を回転電磁界に変換するための円偏波変換
器を設ける必要がない。したがって、円偏波変換器がも
たらした問題を解消し、円偏波給電を行なってプラズマ
を生成する動作を安定化させると共に、長時間の連続稼
動を可能にすることができる。
【0054】また、スロットアンテナから処理容器内に
円偏波を放射する場合、スロットアンテナにクロススロ
ットを複数形成することにより、円偏波を設計どおりに
放射することができる。これにより、処理容器内の電界
強度分布を時間平均で軸対称な分布とし、その電磁界の
作用により均一性のよいプラズマを生成することができ
る。また、スロットアンテナにバンプを設けることによ
り、円筒導波管からスロットアンテナへのインピーダン
ス変化を緩和し、円筒導波管とスロットアンテナとの接
続部での高周波電磁界の反射を低減することができる。
これにより、処理容器内に効率よく高周波電磁界を供給
し、プラズマの生成効率を向上させることができる。
【0055】また、本発明では、処理容器内にECR条
件を満たす高周波電磁界を供給する給電部が、処理容器
に対して開口する円筒導波管と、この円筒導波管に高周
波電磁界を回転電磁界として供給する円偏波アンテナと
を有している場合には、円筒導波管内の高周波電磁界を
回転電磁界に変換するための円偏波変換器を設ける必要
がない。したがって、円偏波変換器がもたらした問題を
解消し、円偏波給電を行なってプラズマを生成する動作
を安定化させると共に、長時間の連続稼動を可能にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である高周波プラ
ズマ処理装置の構成を示す図である。
【図2】 給電部が有するクロススロットの構成例を示
す平面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態である高周波プラ
ズマ処理装置の一部の構成を示す図である。
【図4】 給電部が有するクロススロットの構成例を示
す平面図である。
【図5】 クロススロットに代替可能なハの字スロット
の配置を示す図である。
【図6】 スロットの形状を示す平面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態である高周波プラ
ズマ処理装置の一部の構成を示す図である。
【図8】 給電部が有するパッチアンテナの共振器の平
面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態である高周波プラ
ズマ処理装置の一部の構成を示す図である。
【図10】 給電部が有するパッチアンテナの共振器の
平面図である。
【図11】 本発明の第5の実施の形態である高周波プ
ラズマ処理装置の一部の構成を示す図である。
【図12】 本発明で使用可能なラジアルラインスロッ
トアンテナの構成を示す断面図である。
【図13】 図12に示したラジアルラインスロットア
ンテナのスロット面の構成を示す斜視図である。
【図14】 本発明の第6の実施の形態であるECRプ
ラズマ処理装置の一構成例を示す図である。
【図15】 円偏波給電方式を採用するプラズマ処理装
置の給電部の従来構成を示す図である。
【図16】 円偏波変換器の構成例を示す図である。
【符号の説明】
11…処理容器、30…ラジアルラインスロットアンテ
ナ(RLSA)、31…円形導体板(第3の導体板)、
32…円形導体板(第4の導体板)、35…開口、36
…スロット、36A…クロススロット、38…バンプ、
40,40A,140…給電部、41…円筒導波管、4
1A…地板(第1の導体板)、42,45…矩形導波
管、51,53…クロススロット(円偏波アンテナ)、
55A,55B…スロット、61…同軸導波管、61A
…外導体、61B…内導体、71…パッチアンテナ(円
偏波アンテナ)、73…共振器(第2の導体板)、11
1…容器、181,182…電磁コイル(磁界発生
部)、F…高周波電磁界。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 BC04 BC05 BC06 BC10 CA25 CA47 DA02 EB01 EB21 FA01 FA05 FC11 4K030 AA06 AA18 BA29 FA02 JA20 KA30 KA34 KA41 5F004 AA16 BA14 BA20 BB14 BD01 DA01 DA23 5F045 AA09 AA10 BB20 DP03 DQ10 EH02 EH17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を載置する載置台が収容された
    処理容器内に高周波電磁界を供給するスロットアンテナ
    と、このスロットアンテナに高周波電磁界を供給する給
    電部とを備えたプラズマ処理装置であって、 前記給電部は、 一端が前記スロットアンテナに対して開口する円筒導波
    管と、 この円筒導波管の他端に設けられ、前記高周波電磁界を
    その進行方向に対し垂直な面内で回転する回転電磁界と
    して供給する円偏波アンテナとを少なくとも有すること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 処理容器内に磁界を形成する磁界発生部
    と、前記処理容器内に高周波電磁界を供給する給電部と
    を備え、電子サイクロトロン共鳴により加熱された電子
    を用いてプラズマを生成するプラズマ処理装置であっ
    て、 前記給電部は、 一端が前記処理容器に対して開口する円筒導波管と、 この円筒導波管の他端に設けられ、前記高周波電磁界を
    その進行方向に対し垂直な面内で回転する回転電磁界と
    して供給する円偏波アンテナとを少なくとも有すること
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載されたプラズマ
    処理装置において、 前記給電部は、前記円筒導波管の前記他端に一側面が接
    続された矩形導波管を更に有し、 前記円偏波アンテナは、前記矩形導波管の一側面におい
    て前記円筒導波管内に開口した1つまたは複数のスロッ
    トから構成されていることを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたプラズマ処理装置
    において、 前記矩形導波管の前記一側面は、E面であることを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載されたプラズマ
    処理装置において、 前記給電部は、前記円筒導波管の前記他端に、終端面が
    接続された矩形導波管を更に有し、 前記円偏波アンテナは、前記矩形導波管の終端面におい
    て前記円筒導波管内に開口した1つまたは複数のスロッ
    トから構成されていることを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載されたプ
    ラズマ処理装置において、 前記スロットは、互いの長さが異なり、互いの中心で交
    差する2本のスロットであることを特徴とするプラズマ
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜5のいずれかに記載されたプ
    ラズマ処理装置において、 前記スロットは、互いに離間して配置され、互いに略垂
    直な方向に延びる2本のスロットであることを特徴とす
    るプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載されたプラズマ
    処理装置において、 前記給電部は、内導体とその周囲に同軸に配設された外
    導体とからなり、前記円偏波アンテナに前記高周波電磁
    界を給電する少なくとも1本の同軸導波管を更に有し、 前記円偏波アンテナは、前記円筒導波管の前記他端を閉
    塞し、前記同軸導波管の前記外導体に接続された第1の
    導体板と、前記円筒導波管内で前記第1の導体板に対し
    離間して対向配置され、前記同軸導波管の前記内導体に
    接続された第2の導体板とを有するパッチアンテナであ
    ることを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載されたプラズマ処理装置
    において、 前記スロットアンテナには、互いの長さが異なる2本の
    スロットが互いの中心で交差するクロススロットが複数
    形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載されたプラズマ処理装
    置において、 前記スロットアンテナは、 前記載置台に対向配置され、スロットが複数形成された
    第3の導体板と、 この第3の導体板に対向配置され、前記円筒導波管の前
    記一端が接続される開口を有する第4の導体板と、 前記第3の導体板上に配置され、前記第4の導体板の前
    記開口に向かって突出するバンプとを有することを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  11. 【請求項11】 高周波電磁界をスロットアンテナに供
    給し、このスロットアンテナから処理容器内に供給する
    ことにより、前記処理容器内にプラズマを生成するプラ
    ズマ生成方法であって、 円筒導波管内に高周波電磁界をその進行方向に対し垂直
    な面内で回転する回転電磁界として供給し、前記円筒導
    波管から前記スロットアンテナに供給することを特徴と
    するプラズマ生成方法。
  12. 【請求項12】 処理容器内に磁界を形成すると共に高
    周波電磁界を供給し、電子サイクロトロン共鳴により加
    熱された電子を用いてプラズマを生成するプラズマ生成
    方法であって、 円筒導波管内に高周波電磁界をその進行方向に対し垂直
    な面内で回転する回転電磁界として供給し、前記円筒導
    波管から前記処理容器内に供給することを特徴とするプ
    ラズマ生成方法。
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