JP2003188122A - Cmpプロセス用研磨液 - Google Patents

Cmpプロセス用研磨液

Info

Publication number
JP2003188122A
JP2003188122A JP2001384923A JP2001384923A JP2003188122A JP 2003188122 A JP2003188122 A JP 2003188122A JP 2001384923 A JP2001384923 A JP 2001384923A JP 2001384923 A JP2001384923 A JP 2001384923A JP 2003188122 A JP2003188122 A JP 2003188122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing liquid
polishing
weight
less
cmp process
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001384923A
Other languages
English (en)
Inventor
Chuichi Miyazaki
忠一 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2001384923A priority Critical patent/JP2003188122A/ja
Publication of JP2003188122A publication Critical patent/JP2003188122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被研磨体表面の傷を低減できるCMPプロセ
ス用研磨液を提供することである。 【解決手段】 1nm以上95nm以下の体積平均粒径
(D)を有し、直径0.56μm以上の粒子数が1ml
あたり10万個以下である研磨材(A)と水とからなる
ことを特徴とするCMPプロセス用研磨液を用いる。研
磨材としては、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セ
リウム、窒化珪素及び酸化ジルコニウムからなる群より
選ばれる少なくとも1種の金属化合物であることが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMPプロセス用
研磨液に関する。さらに詳しくは半導体産業等における
デバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化
加工に最適な研磨液に関するものである。なお、CMP
とは、デバイスウエハ等の表面に形成された酸化物膜や
金属膜等を平坦化するための化学研磨と機械研磨を組み
合わせたメカノケミカル研磨(Chemical Mec
hanical Planarization、以下C
MPと略する。)である。
【0002】
【従来の技術】従来のCMPプロセス用研磨液には、比
表面積が25m2/g未満である酸化セリウム粒子を分
散した研磨液が用いられてきた(特開平10−1069
87)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のCMP
プロセス用研磨液では、被加工物の表面に傷を生じやす
く、最終製品(デバイスウェハ)とした場合に、配線の
断線や短絡等の欠陥の原因となる問題がある。すなわ
ち、本発明の目的は、被研磨体表面の傷を激減できるC
MPプロセス用研磨液を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、単位体積中の粗大粒子
数をある個数以下に制限することにより、上記の問題点
が解決されることを見いだし、本発明に到達した。すな
わち、本発明のCMPプロセス用研磨液の特徴は、1n
m以上95nm以下の体積平均粒径(D)を有し、直径
0.56μm以上の粒子数が1mlあたり100万個以
下である研磨材(A)と水からなる点にある。
【0005】
【発明の実施の形態】研磨材の体積平均粒径(D)は、
1nm以上であり、好ましくは10nm以上、さらに好
ましくは20nm以上、特に好ましくは30nm以上で
あり、また、95nm以下であり、好ましくは80nm
以下、さらに好ましくは70nm以下、特に好ましくは
60nm以下である。この範囲であると、被研磨表面の
粗さがさらに小さくなる傾向があり、さらにスクラッチ
が発生しにくい傾向がある。また研磨速度の観点から実
用的である。研磨材の体積平均粒径は、通常の測定法で
測定でき、例えば、レーザー散乱型粒度分布計、BET
法による粒度分布測定及び超音波減衰型粒度分布計等に
より測定できる。
【0006】直径0.56μm以上の粒子数は、研磨液
1mlあたり、100万個以下であり、好ましくは50
万個以下、さらに好ましくは30万個以下、特に好まし
くは10万個以下である。なお、0.56μm以上の粒
子個数は、個数カウント方式(Single Part
icle Optical Sensing法)が使用で
き、例えば、米国パーティクルサイジングセンシング
(Particle Sizing Systems)社
製アキュサイザー(AccuSizer)及びコールタ
ー(Coulter)社製コールターカウンター等によ
って測定できる。0.56μm以上の粒子の含有量の制
御法としては、一般に濾過法が用いられ、例えば、精密
濾過及び限外濾過等が使用できる。精密濾過用の濾過材
としては、濾材の外側から内側に向けて大きな孔径から
小さな孔経へと変化するカートリッジ型フィルター等が
用いられる。濾過材の孔径は、研磨材の粒径に応じて使
い分けるが、0.1〜10μm程度が好ましく、さらに
好ましくは0.1〜1μmである。濾過材としては、例
えば、マイクロリス社製CMPシリーズ及び日本ポール
社製プロファイルIIシリーズ等が挙げられる。
【0007】研磨材の材質としては、通常の材質が使用
でき、例えば、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セ
リウム、窒化珪素、酸化ジルコニウム及びこれらの混合
物等が用いられる。二酸化珪素としては、コロイダルシ
リカ、フュームドシリカ及びその他の製法の異なるシリ
カ等のいずれも使用できる。二酸化珪素の中では、粒子
形状が球状に近いものを製造しやすく、粒度分布も制御
しやすいコロイダルシリカが好ましい。通常コロイダル
シリカは、電気透析法、珪酸塩の酸による中和法、イオ
ン交換樹脂法、解びゅう法、有機珪素化合物の加水分解
法、四塩化珪素の加水分解法又は気相法シリカの解重合
法等で製造される。
【0008】酸化アルミニウムとしては、α−アルミ
ナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、κ−アルミナ及びそ
の他の形態的に異なるもの等のいずれも使用できる。ま
た製造法からフュームドアルミナと呼ばれるもの等も使
用できる。窒化珪素としては、α−窒化珪素、β−窒化
珪素、アモルファス窒化珪素及びその他の形態的に異な
るもの等のいずれも使用できる。酸化ジルコニウムとし
ては、単斜晶酸化ジルコニウム、正方晶酸化ジルコニウ
ム及び非晶質酸化ジルコニウム等のいずれも使用でき
る。また、製造法からフュームドジルコニアと呼ばれる
もの等も使用できる。酸化セリウムとしては、3価又は
4価の六方晶酸化セリウム、等軸晶酸化セリウム及び面
心立方晶酸化セリウムのいずれも使用できる。
【0009】研磨材の含量は、研磨材及び水の合計重量
に基づいて、0.1重量%以上が好ましく、さらに好ま
しくは0.5重量%以上、特に好ましくは1重量%以上
であり、また、50重量%以下が好ましく、さらに好ま
しくは40重量%以下、特に好ましくは35重量%以下
である。研磨材の含量がこの範囲であると、研磨速度及
び研磨液の粘度がさらに良好となる傾向がある。水とし
ては、超純水、イオン交換水、蒸留水、水道水及び工業
用水等が使用できる。水の含量は、研磨材及び水の重量
に基づいて、50重量%以上が好ましく、さらに好まし
くは60重量%以上、特に好ましくは65重量%以上で
あり、また、99.9重量%以下が好ましく、さらに好
ましくは95.5重量%以下、特に好ましくは99重量
%以下である。水の含量がこの範囲であると、研磨速度
がさらに良好となる傾向がある。
【0010】本発明のCMPプロセス用研磨液には、さ
らに必要により公知の防錆剤、界面活性剤及び/又はそ
の他の添加剤(キレート剤、pH調製剤、防腐剤及び/
又は消泡剤等)等を加えることができる。防錆剤として
は、特に限定されず、石油製品添加剤(昭和49年8月
10日幸書房発行)に記載のさび止め剤等が使用でき、
例えば、炭素数2〜16の脂肪族又は脂環族アミン(オ
クチルアミン等のアルキルアミン;オレイルアミン等の
アルケニルアミン;シクロヘキシルアミン等のシクロア
ルキルアミン等)及びそのエチレンオキシド(1〜2モ
ル)付加物;アルカノールアミン(モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、モノプロパノールアミン等)
及びそのエチレンオキシド(1〜2モル)付加物;脂肪
族カルボン酸(オレイン酸、ステアリン酸等)とアルカ
リ金属又はアルカリ土類金属との塩;スルフォン酸(石
油スルホネート等);りん酸エステル(ラウリルホスフ
ェート等);ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カルシウム等の
ケイ酸塩:リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ポリリ
ン酸ナトリウム等のリン酸塩;亜硝酸ナトリウム等の亜
硝酸塩;ベンゾトリアゾール並びにこれらの混合物等が
挙げられる。防錆剤を加える場合、防錆剤の含量は、研
磨液の重量に基づいて、0.01重量%以上が好まし
く、さらに好ましくは0.05重量%以上、特に好まし
くは0.1重量%以上であり、また、5重量%以下が好
ましく、さらに好ましくは3重量%以下、特に好ましく
は2重量%以下である。
【0011】界面活性剤としては、ノニオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び
両性界面活性剤が使用できる。ノニオン性界面活性剤と
しては、脂肪族アルコール(炭素数8〜24)アルキレ
ンオキシド(アルキレンの炭素数2〜8)付加物(重合
度=1〜100)、ポリオキシアルキレン(アルキレン
の炭素数2〜8、重合度=1〜100)高級脂肪酸(炭
素数8〜24)エステル[モノステアリン酸ポリエチレ
ングリコール(重合度=20)及びジステアリン酸ポリ
エチレングリコール(重合度=30)等]、多価(2価
〜10価又はそれ以上)アルコール(炭素数2〜10)
脂肪酸(炭素数8〜24)エステル[モノステアリン酸
グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モ
ノラウリン酸ソルビタン及びジオレイン酸ソルビタン
等]、ポリオキシアルキレン(アルキレンの炭素数2〜
8,重合度=1〜100)多価(2価〜10価又はそれ
以上)アルコール(炭素数2〜10)高級脂肪酸(炭素
数8〜24)エステル[モノラウリン酸ポリオキシエチ
レン(重合度=10)ソルビタン及びポリオキシエチレ
ン(重合度=50)ジオレイン酸メチルグルコシド
等]、ポリオキシアルキレン(アルキレンの炭素数2〜
8、重合度=1〜100)アルキル(炭素数1〜22)
フェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(アルキレン
の炭素数2〜8、重合度=1〜100)アルキル(炭素
数8〜24)アミノエーテル、1:1型ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアミド及びアルキル(炭素数8〜24)ジア
ルキル(炭素数1〜6)アミンオキシド[ラウリルジメ
チルアミンオキシド等]等が挙げられる。
【0012】アニオン性界面活性剤としては、炭素数8
〜24の炭化水素カルボン酸又はその塩[ポリオキシエ
チレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)
ラウリルスルホコハク酸2ナトリウム等]、炭素数8〜
24の炭化水素硫酸エステル塩[ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜
100)ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキ
シエチレン(重合度=1〜100)ヤシ油脂肪酸モノエ
タノールアミド硫酸ナトリウム、]、炭素数8〜24の
炭化水素スルホン酸塩[ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素リン酸エステ
ル塩[ラウリルリン酸ナトリウム等]及びその他[スル
ホコハク酸ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)
ラウロイルエタノールアミド2ナトリウム、ヤシ油脂肪
酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールア
ミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリ
エタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グル
タミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニン
ナトリウム等]等が挙げられる。また、アクリル酸やメ
タクリル酸などの重合物(重合度=1〜200)のアル
カリ金属塩やアンモニウム塩なども使用可能である。
【0013】カチオン性界面活性剤としては、第4級ア
ンモニウム塩型[塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステ
アリルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪
酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等]及び
アミン塩型[ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド
乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩、オレイルアミン乳酸
塩等]等が挙げられる。両性界面活性剤としては、ベタ
イン型両性界面活性剤[ヤシ油脂肪酸アミドプロピイル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ
酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウ
リルヒドロキシスルホベタイン、ラウロイルアミドエチ
ルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキ
シプロピル等]及びアミノ酸型両性界面活性剤[β−ラ
ウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等]等が挙げられ
る。界面活性剤を加える場合、界面活性剤の含量は、研
磨液の重量に基づいて、0.01重量%以上が好まし
く、さらに好ましくは0.05重量%以上、特に好まし
くは0.1重量%以上であり、また、5重量%以下が好
ましく、さらに好ましくは3重量%以下、特に好ましく
は1重量%以下である。
【0014】キレート剤としては、例えば、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、
コハク酸ナトリウム及び1−ヒドロキシエタン−1,1
−ジホスホン酸ナトリウム等が挙げられる。pH調整剤
としては、例えば、酢酸、ほう酸、クエン酸、蓚酸、燐
酸及び塩酸等の酸;アンモニア、水酸化ナトリウム及び
水酸化カリウム等のアルカリ等が挙げられる。防腐剤と
しては、例えば、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン
等が挙げられる。消泡剤としては、例えば、シリコーン
消泡剤、長鎖アルコール消泡剤、脂肪酸エステル消泡
剤、ポリオキシアルキレン消泡剤及び金属セッケン消泡
剤等が挙げられる。これらのその他の添加剤(キレート
剤、pH調製剤、防腐剤及び消泡剤等)を加える場合、
これらの含量は、研磨液の重量に基づいて、0.001
重量%以上が好ましく、さらに好ましくは0.05重量
%以上、特に好ましくは0.01重量%以上であり、ま
た、10重量%以下が好ましく、さらに好ましくは5重
量%以下、特に好ましくは2重量%以下である。
【0015】本発明のCMPプロセス用研磨液の製造方
法は各原料を配合すればよいので、通常の攪拌機等の他
に、分散機(ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミ
ル及びビーズミル等)も使用できる。本発明のCMPプ
ロセス用研磨液は、半導体産業等におけるデバイスウェ
ハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に使用さ
れる。本発明のCMPプロセス用研磨液は、スラリータ
ンクにストックし、このスラリータンクから定量ポンプ
を使って研磨ヘッド付近へ供給され、通常、1分間に1
00〜500ml使用される。パッドは通常のポリウレ
タン発泡体が使用可能である。研磨装置及び研磨条件
は、通常の装置及び条件が適用できる。研磨後のCMP
プロセス用研磨液は、リサイクルすることができ、その
際、上記の濾過法等により精製することができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。 <比較例1>コロイダルシリカ1(日産化学社製、商品
名:スノーテックスST−20L、水酸化ナトリウムで
pH9〜10に調整済み、濃度20%、体積平均粒径4
0nm)を比較用の研磨液1とした。
【0017】<比較例2>コロイダルシリカ2(日産化
学社製、商品名:スノーテックスYL、水酸化ナトリウ
ムでpH9〜10に調整済み、濃度40%、体積平均粒
径60nm)をイオン交換水で2倍に希釈し攪拌・混合
して比較用の研磨液2を製造した。
【0018】<比較例3>コロイダルシリカ2に替え
て、コロイダルシリカ3(日産化学社製、商品名:スノ
ーテックスST−50、水酸化ナトリウムでpH9〜1
0に調整済み、濃度48%、体積平均粒径30nm)を
用いる以外比較例2と同様にして比較用の研磨液3を製
造した。
【0019】<比較例4>炭酸セリウム水和物(純度9
9.9%)600部を白金製の容器に入れ、800℃で
2時間空気中で焼成することにより黄白色の粉末を得
た。この粉末をx線回折法で酸化セリウムであることを
確認した。この酸化セリウム粉末80部をイオン交換水
800部に加え、さらに重量平均分子量1万のポリアク
リル酸アンモニウム塩8部を加えて、ボールミルを使っ
て2500rpmで30分間分散処理をして比較用の研
磨液4を製造した。この分散液1の体積平均粒径を大塚
電子製ELS−800を使って測定したところ88nm
であった。
【0020】<比較例5>α−アルミナ粉末80部をイ
オン交換水800部に加え、さらに重量平均分子量1万
のポリアクリル酸アンモニウム塩5部を加えて、ボール
ミルを使って2500rpmで30分間分散処理をして
比較用の研磨液5を製造した。この分散液2の体積平均
粒径を大塚電子製ELS−800を使って測定したとこ
ろ30nmであった。
【0021】<実施例1>比較例1の研磨液1を、孔経
0.45μmのニトロセルロース製メンブランフィルタ
ー(直径142mm)で加圧濾過して本発明の研磨液6
を製造した。この研磨液6の体積平均粒径を大塚電子製
ELS−800を使って測定したところ40nmであっ
た。
【0022】<実施例2>比較例2で製造した研磨液2
を、実施例1と同様に加圧濾過して本発明の研磨液7を
製造した。この研磨液7の体積平均粒径を大塚電子製E
LS−800を使って測定したところ60nmであっ
た。
【0023】<実施例3>比較例3で製造した研磨液3
を、実施例1と同様に加圧濾過して本発明の研磨液8を
製造した。この研磨液8の体積平均粒径を大塚電子製E
LS−800を使って測定したところ30nmであっ
た。
【0024】<実施例4>比較例4で製造した研磨液4
を、実施例1と同様に加圧濾過して本発明の研磨液9を
製造した。この研磨液9の体積平均粒径を大塚電子製E
LS−800を使って測定したところ88nmであっ
た。
【0025】<実施例5>比較例5で製造した研磨液5
を、実施例1と同様に加圧濾過して本発明の研磨液10
を製造した。この研磨液10の体積平均粒径を大塚電子
製ELS−800を使って測定したところ65nmであ
った。
【0026】<評価>これらの研磨液1〜10に含まれ
る0.56μm以上の粒子数をパーティクルサイジング
センシング(Particle Sizing Syst
ems)社製アキュサイザー780を使って測定し、表
1にまとめた。次にこれらの研磨液1〜10による研磨
試験を行った。被研磨体としては、熱酸化法により表面
に酸化珪素膜を1μmの厚みで成膜した直径8インチシ
リコンウェハを使用した。研磨装置としては、研磨パッ
ド(ロデール社製IC1000)を定盤に貼り付けた片
面研磨機(荏原製作所製 EPO113)を使用した。
研磨条件は、加工圧力5psi、定盤回転数60rp
m、ウェハ回転数50rpm、研磨液の供給量150m
l/分、研磨時間2分で行った。研磨後、ウェハを洗浄
・乾燥した後、研磨によるウェハ上のスクラッチを観測
した。観測には、ケーエルエー・テンコール社製サーフ
スキャンSP−1を使用し、ウェハ上の0.2μm以上
のスクラッチの数を以下の基準で判定し表1に示した。
【0027】 ◎: 20個未満 ○: 20個以上30個未満 △: 30個以上40個未満 ×: 40個以上
【0028】
【表1】
【0029】この結果から、本発明のCMPプロセス用
研磨液を用いて加工を行うと、傷(スクラッチ)の生成
が少なく、ウェハ表面の仕上がりが優れていることが判
る。従って、最終製品まで仕上げた場合の歩留まり向上
が期待できる。
【0030】
【発明の効果】本発明のCMPプロセス用研磨液は、従
来使用されていたCMPプロセス用研磨液に比較して傷
(スクラッチ)の数が極めて少ない。従って、被研磨体
を最終製品(デバイスウェハ)とした場合に、配線の断
線や短絡等の欠陥の発生を極めて大きく低減させること
ができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1nm以上95nm以下の体積平均粒径
    (D)を有し、直径0.56μm以上の粒子数が1ml
    あたり100万個以下である研磨材(A)と水とからな
    ることを特徴とするCMPプロセス用研磨液。
  2. 【請求項2】 研磨材が、二酸化珪素、酸化アルミニウ
    ム、酸化セリウム、窒化珪素及び酸化ジルコニウムから
    なる群より選ばれる少なくとも1種の金属化合物である
    請求項1記載の研磨液。
  3. 【請求項3】 研磨材がコロイダルシリカである請求項
    1記載の研磨液。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の研磨液を用
    いて研磨する工程を含むデバイスウエハの生産方法。
JP2001384923A 2001-12-18 2001-12-18 Cmpプロセス用研磨液 Pending JP2003188122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001384923A JP2003188122A (ja) 2001-12-18 2001-12-18 Cmpプロセス用研磨液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001384923A JP2003188122A (ja) 2001-12-18 2001-12-18 Cmpプロセス用研磨液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003188122A true JP2003188122A (ja) 2003-07-04

Family

ID=27594527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001384923A Pending JP2003188122A (ja) 2001-12-18 2001-12-18 Cmpプロセス用研磨液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003188122A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045102A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Shin Etsu Handotai Co Ltd ウエーハの研磨方法
WO2005017989A1 (ja) * 2003-08-14 2005-02-24 Hitachi Chemical Co., Ltd. 半導体平坦化用研磨剤
JP2005268667A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fujimi Inc 研磨用組成物
WO2005093804A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Nitta Haas Incorporated 半導体研磨用組成物
JP2005322670A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Mitsui Chemicals Inc 研磨用スラリー
GB2417034A (en) * 2004-08-09 2006-02-15 Kao Corp Polishing composition
JP2007260906A (ja) * 2007-07-24 2007-10-11 Kao Corp 基板の製造方法
JP2007318072A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Kao Corp 研磨液組成物
JP2007320031A (ja) * 2007-07-24 2007-12-13 Kao Corp 研磨液組成物
JP2007331105A (ja) * 2004-08-09 2007-12-27 Kao Corp 研磨液組成物
JP2008179762A (ja) * 2006-12-26 2008-08-07 Kao Corp 研磨用シリカ粒子分散液
JP2008231159A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Kao Corp ハードディスク基板用研磨液組成物
CN100427266C (zh) * 2004-05-31 2008-10-22 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种用于镜结构的化学机械抛光方法
WO2012102180A1 (ja) * 2011-01-27 2012-08-02 株式会社 フジミインコーポレーテッド 研磨材及び研磨用組成物

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045102A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Shin Etsu Handotai Co Ltd ウエーハの研磨方法
JP4608856B2 (ja) * 2003-07-24 2011-01-12 信越半導体株式会社 ウエーハの研磨方法
JP4555944B2 (ja) * 2003-08-14 2010-10-06 日立化成工業株式会社 半導体平坦化用研磨剤およびその製造方法
US8439995B2 (en) 2003-08-14 2013-05-14 Hitachi Chemical Co., Ltd. Abrasive compounds for semiconductor planarization
WO2005017989A1 (ja) * 2003-08-14 2005-02-24 Hitachi Chemical Co., Ltd. 半導体平坦化用研磨剤
JPWO2005017989A1 (ja) * 2003-08-14 2007-10-04 日立化成工業株式会社 半導体平坦化用研磨剤
CN100409412C (zh) * 2003-08-14 2008-08-06 日立化成工业株式会社 半导体平坦化用研磨剂及其制造方法
JP2005268667A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Fujimi Inc 研磨用組成物
JP2005286047A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nitta Haas Inc 半導体研磨用組成物
WO2005093804A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Nitta Haas Incorporated 半導体研磨用組成物
US7611552B2 (en) 2004-03-29 2009-11-03 Nitta Haas Incorporated Semiconductor polishing composition
JP2005322670A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Mitsui Chemicals Inc 研磨用スラリー
CN100427266C (zh) * 2004-05-31 2008-10-22 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种用于镜结构的化学机械抛光方法
JP2007331105A (ja) * 2004-08-09 2007-12-27 Kao Corp 研磨液組成物
JP4648367B2 (ja) * 2004-08-09 2011-03-09 花王株式会社 研磨液組成物
GB2417034B (en) * 2004-08-09 2010-01-13 Kao Corp Polishing composition
GB2417034A (en) * 2004-08-09 2006-02-15 Kao Corp Polishing composition
JP2007318072A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Kao Corp 研磨液組成物
JP2008179762A (ja) * 2006-12-26 2008-08-07 Kao Corp 研磨用シリカ粒子分散液
JP2008231159A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Kao Corp ハードディスク基板用研磨液組成物
JP2007260906A (ja) * 2007-07-24 2007-10-11 Kao Corp 基板の製造方法
JP2007320031A (ja) * 2007-07-24 2007-12-13 Kao Corp 研磨液組成物
WO2012102180A1 (ja) * 2011-01-27 2012-08-02 株式会社 フジミインコーポレーテッド 研磨材及び研磨用組成物
CN103402705A (zh) * 2011-01-27 2013-11-20 福吉米株式会社 研磨材料和研磨用组合物
JP6017315B2 (ja) * 2011-01-27 2016-10-26 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨材及び研磨用組成物
JPWO2012102180A1 (ja) * 2011-01-27 2014-06-30 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨材及び研磨用組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3649279B2 (ja) 基板の研磨方法
JP5953762B2 (ja) Cmp研磨液及びその製造方法、並びに基体の研磨方法
JP2003188122A (ja) Cmpプロセス用研磨液
TW373015B (en) Brightener compsn.
JP2004529488A (ja) アルカリ金属含有研磨系及び方法
GB2412917A (en) Polishing composition
KR20020015698A (ko) 개선된 세리아 분말
JP4062977B2 (ja) 研磨剤及び基板の研磨方法
US6918938B2 (en) Polishing composition
JP4088811B2 (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
WO2013175976A1 (ja) Cmp用研磨材組成物及び該cmp用研磨材組成物を使用したデバイスウェハの製造方法
JP4744656B2 (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP4604727B2 (ja) Cmp研磨剤用添加液
JP2004186350A (ja) Cmpプロセス用研磨組成物
JP2000109810A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP4501694B2 (ja) Cmp研磨剤用添加液
JP6728011B2 (ja) Cmp用研磨材組成物、及び該cmp用研磨材組成物を使用した半導体デバイスの製造方法
JP2000192015A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP4389887B2 (ja) 研磨剤及び基板の研磨法
JP2000109809A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP2000256654A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP2000109802A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP2001332516A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP2000109804A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法
JP2000109794A (ja) Cmp研磨剤及び基板の研磨方法