JP2003188073A - レジスト塗布装置、レジスト塗布方法、半導体装置の製造方法 - Google Patents

レジスト塗布装置、レジスト塗布方法、半導体装置の製造方法

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JP2003188073A
JP2003188073A JP2001384453A JP2001384453A JP2003188073A JP 2003188073 A JP2003188073 A JP 2003188073A JP 2001384453 A JP2001384453 A JP 2001384453A JP 2001384453 A JP2001384453 A JP 2001384453A JP 2003188073 A JP2003188073 A JP 2003188073A
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resist
wafer
nozzle head
nozzle
resist material
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JP2001384453A
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English (en)
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Takeaki Inoue
武明 井上
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Seiko Epson Corp
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトレジストの材料特性を充分に発揮させ
ることにより、微細なレジストパターンをより効率よく
形成できるレジスト塗布装置、レジスト塗布方法及び半
導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係るレジスト塗布装置は、ウエ
ハ1上の複数の領域に異なるレジスト材料を塗り分ける
レジスト塗布装置であって、ウエハ1上にレジスト材料
を塗布するノズルヘッド5を具備し、このノズルヘッド
5は、複数のノズル部と、各々のノズル部に供給するレ
ジスト材料が入れられたレジスト材料室と、を備えてお
り、各々のノズル部は微小量のレジスト材料を吐出する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジスト塗布装
置、レジスト塗布方法及び半導体装置の製造方法に関す
るものである。特には、フォトレジストの材料特性を充
分に発揮させることにより、微細なレジストパターンを
より効率よく形成できるレジスト塗布装置、レジスト塗
布方法及び半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程における光リソグラフィ
は、そのプロセスの簡易性、低コスト等の利点により広
くデバイス生産に用いられてきた。光リソグラフィにお
いては常に技術革新が続けられており、近年では光源の
短波長化(KrFエキシマレーザ光源)により0.25
μm以下の素子の微細化が達成されつつある。
【0003】さらなる微細化を促進するため、より短波
長のArFエキシマレーザ光源やレベンソン型の位相シ
フトマスクの開発が進められており、0.15μmルー
ル対応の量産リソグラフィツールとして期待されてい
る。しかし、これを実現するための課題も多く、その開
発に係わる時間が長期化しており、デバイスの微細化の
スピードに追いつかなくなることが心配されつつある。
【0004】これに対して、ポスト光リソグラフィの第
一候補である電子線リソグラフィは、細く絞った電子ビ
ームを用いて0.01μmまでの加工が可能であること
は実証されている。微細化という観点では当面問題はな
いが、デバイス量産ツールとしてはスループットに問題
がある。すなわち、電子線リソグラフィにおいては微細
な2次元パターンを一次元像片の逐次描画によって描き
出すため、必然的に露光光に比較して時間がかかってし
まう。
【0005】この描画時間を短縮するために、ULSI
パターンの繰り返し部分を部分的に一括して描画するセ
ルプロジェクション方式等各種の描画方式が開発されて
いる。しかしながら、これらの描画方式を用いても光リ
ソグラフィのスループットに追いつくまでには至ってい
ない。
【0006】この電子線リソグラフィのスループットを
増大させる方法として、ミックスアンドマッチが提案さ
れている。ミックスアンドマッチとは、素子の製造工程
におけるあるパターン層の形成のために、同一レジスト
に対するパターン転写を光露光と電子線露光とを用いて
行うもので、光と電子ビームとによる同層のリソグラフ
ィで行いパターンを形成する方法である。このミックス
アンドマッチでは、電子線露光の露光領域を少なくして
電子線描画装置が一時間当りに処理できるウエハ枚数を
増やすことが可能となる。
【0007】しかしながら、このミックスアンドマッチ
リソグラフィでは、同一種類のフォトレジスト材料に対
して異なる光源により露光するため、レジストのパフォ
ーマンスを最大限に発揮させることができない。
【0008】また、従来は、ウエハ上に形成すべきレジ
ストパターンの微細の程度によってエキシマ光、電子ビ
ームなどの光源の種類を決めて、同一プロセスにおいて
ウエハ上の全面に塗布された同一種類のフォトレジスト
に対して、この決められた光源を用いて露光を行い、レ
ジストパターンを形成する方法も行われていた。
【0009】しかしながら、ウエハ上に形成するレジス
トパターンには疎のパターンと密のパターンの両者が存
在しているため、ウエハ上の全面に同一種類のフォトレ
ジストを塗布した場合、そのフォトレジストは両者のパ
ターンに適するものとはならない。その理由は、疎のパ
ターンに適したフォトレジストと密のパターンに適した
フォトレジストとは材質が異なるからある。
【0010】図6は、フォトレジストの材料パラメータ
とDOF(depth of focus)マージンとの関係を示すグ
ラフである。なお、DOFは、焦点深度であって、被写
体に含まれる距離の幅に対応した映像距離の範囲、また
はある被写体にピントを合わせたときにその焦点面の前
後で鮮明な像が得られる範囲のことである。
【0011】図6に示す参照符号102は、疎パターン
に対するフォトレジストの材料パラメータとDOFマー
ジンとの関係を示すものであり、参照符号101は密パ
ターンに対するフォトレジストの材料パラメータとDO
Fマージンとの関係を示すものである。疎パターンにお
けるDOFマージンを高くとることができるフォトレジ
ストと、密パラメータにおけるDOFマージンを高くと
ることができるフォトレジストとは材料パラメータが異
なることが分かる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにミック
スアンドマッチリソグラフィでは、同一種類のフォトレ
ジスト材料に対して異なる光源により露光するため、レ
ジストのパフォーマンスを最大限に発揮させることがで
きない。また、疎パターンと密パターンとでは、それに
適したフォトレジストが異なるので、同一種類のフォト
レジストをウエハ上の全面に塗布したのでは、そのパフ
ォーマンスを最大限に発揮させることができない。
【0013】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、フォトレジストの材料特
性を充分に発揮させることにより、微細なレジストパタ
ーンをより効率よく形成できるレジスト塗布装置、レジ
スト塗布方法及び半導体装置の製造方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るレジスト塗布装置は、ウエハ上の複数
の領域に異なるレジスト材料を塗り分けるレジスト塗布
装置であって、ウエハ上にレジスト材料を塗布するノズ
ルヘッドを具備し、このノズルヘッドは、複数のノズル
部と、各々のノズル部に供給するレジスト材料が入れら
れたレジスト材料室と、を備えており、各々のノズル部
は微小量のレジスト材料を吐出するものであることを特
徴とする。
【0015】上記レジスト塗布装置によれば、複数のノ
ズル部と、各々のノズル部に供給するレジスト材料が入
れられたレジスト材料室と、を備えたノズルヘッドを用
い、各々のノズル部から微小量のレジスト材料を吐出す
る。これにより、ウエハ上で複数種類のレジスト材料を
細密に塗り分けることができる。したがって、レジスト
の材料特性を充分に発揮させることが可能となり、微細
なレジストパターンを効率よく形成することが可能とな
る。
【0016】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記ノズルヘッドは、振動板と、この振動板を振
動させる圧電素子と、をさらに含み、圧電素子により振
動板を振動させることにより微小量のレジスト材料を吐
出させることが好ましい。
【0017】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記ウエハを保持する保持台と、この保持台が取
り付けられ該保持台を移動させるウエハ移動機構と、を
さらに含むことも可能である。
【0018】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記ウエハ移動機構は、保持台を水平方向に自在
に移動させるものであることも可能である。
【0019】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いては、上記ノズルヘッドが取り付けられ、該ノズルヘ
ッドを移動させるノズルヘッド移動機構をさらに含むこ
とも可能である。
【0020】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記ノズルヘッド移動機構は、ノズルヘッドを水
平方向に自在に移動させるものであることも可能であ
る。
【0021】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記ウエハ移動機構により保持台を移動させるタ
イミング及びスピードを制御する制御部をさらに含むこ
とも可能である。
【0022】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いては、上記ノズルヘッド移動機構によりノズルヘッド
を移動させるタイミング及びスピードを制御する制御部
をさらに含むことも可能である。
【0023】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記ノズルヘッドにおいて各々のノズル部からレ
ジスト材料を吐出させる量を制御する制御部をさらに含
むことも可能である。
【0024】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いては、上記レジスト材料室にレジスト材料を供給する
供給機構をさらに含むことも可能である。
【0025】また、本発明に係るレジスト塗布装置にお
いて、上記供給機構は、レジスト材料室に繋げられたパ
イプ、このパイプに繋げられたレジスト材料タンクと、
このレジスト材料タンク内の材料をパイプを通してレジ
スト材料室に供給するためのポンプと、を具備している
ことも可能である。
【0026】本発明に係るレジスト塗布装置は、ウエハ
上の複数の領域に異なるレジスト材料を塗り分けるレジ
スト塗布装置であって、ウエハを保持する保持台と、こ
の保持台が取り付けられ、該保持台を移動させるウエハ
移動機構と、ウエハ上にレジスト材料を吐出するノズル
ヘッドと、このノズルヘッドが取り付けられ、該ノズル
ヘッドを移動させるノズルヘッド移動機構と、を具備
し、上記ノズルヘッドは、複数のノズル部と、各々のノ
ズル部に供給するレジスト材料が入れられたレジスト材
料室と、を備えており、各々のノズル部は微小量のレジ
スト材料を吐出するものであり、上記ウエハ移動機構は
ウエハを第1方向に移動させるものであり、上記ノズル
ヘッド移動機構は第1方向と直交する第2方向に移動さ
せるものであることを特徴とする。
【0027】本発明に係るレジスト塗布方法は、複数の
ノズル部と、各々のノズル部に供給するレジスト材料が
入れられたレジスト材料室と、を備えたノズルヘッドを
準備し、各々のノズル部から微小量のレジスト材料をウ
エハ上に吐出することにより、ウエハ上の複数の領域に
異なるレジスト材料を塗り分けることを特徴とする。
【0028】本発明に係るレジスト塗布方法は、上記レ
ジスト塗布装置を用いてウエハ上にレジストを塗布する
方法であって、ウエハを保持台に保持し、ウエハ保持機
構によりウエハを第1方向に移動させながら、ノズルヘ
ッド移動機構によりノズルヘッドを第2方向に移動させ
て、各々のノズル部から微小量のレジスト材料をウエハ
上に吐出することにより、ウエハ上の複数の領域に異な
るレジスト材料を塗り分けることを特徴とする。
【0029】本発明に係る半導体装置の製造方法は、レ
ジストを塗布する工程を備えた半導体装置の製造方法で
あって、疎のパターンを形成する第1領域と密のパター
ンを形成する第2領域を有するウエハを準備する工程
と、このウエハ上の第1領域に第1のレジストを塗布
し、ウエハ上の第2領域に第2のレジストを塗布するこ
とにより、異なる材料からなるレジストをウエハ上で塗
り分ける工程と、第1のレジスト及び第2のレジストに
露光光を照射して露光し、現像することにより、ウエハ
上にレジストパターンを形成する工程と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0030】上記半導体装置の製造方法によれば、疎の
パターンを形成する第1領域と密のパターンを形成する
第2領域に、各々に適したレジスト材料を塗り分けるこ
とにより、レジストの材料特性を充分に発揮させること
ができる。従って、微細なレジストパターンを効率良く
形成することができる。
【0031】本発明に係る半導体装置の製造方法は、レ
ジストを塗布する工程を備えた半導体装置の製造方法で
あって、異なるレジストを塗布する複数の領域を有する
ウエハを準備する工程と、このウエハ上の各々の領域に
所望のレジストを塗布して異なる材料からなるレジスト
をウエハ上で塗り分ける工程と、塗り分けられた各々の
レジストに互いに異なる露光光を照射して露光し、現像
することにより、ウエハ上にレジストパターンを形成す
る工程と、を具備することを特徴とする。
【0032】上記半導体装置の製造方法によれば、ウエ
ハ上の各々の領域に、それに適したレジストを塗布して
異なる材料からなるレジストをウエハ上で塗り分けるこ
とにより、レジストの材料特性を充分に発揮させること
ができ、その結果、微細なレジストパターンを効率良く
形成することができる。
【0033】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
において、上記露光光は、KrFエキシマレーザ光源、
i線及び電子ビームからなる群から選ばれたものである
ことも可能である。
【0034】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
において、上記ウエハ上で塗り分ける工程は、上述した
レジスト塗布装置を用いて行うことが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明に係る実施
の形態によるレジスト塗布装置の構成を模式的に示す斜
視図である。図2は、図1に示すインクジェット方式の
ノズルヘッドを模式的に示す断面図である。
【0036】図1に示すレジスト塗布装置はウエハ1を
保持する保持台(図示せず)を有し、この保持台はウエ
ハ移動機構2に取り付けられている。このウエハ移動機
構2は矢印3の方向にウエハ1を移動させることができ
るように構成されている。ウエハ1を移動させる駆動手
段(図示せず)としては種々のものを用いることが可能
であるが、例えばステッピングモータなどを用いること
も可能である。
【0037】また、レジスト塗布装置は、インクジェッ
ト方式のノズルヘッド5を有し、このノズルヘッド5は
それを保持しながら矢印4のスキャン方向に移動させる
ノズルヘッド移動機構6に取り付けられている。ノズル
ヘッド5を移動させる駆動手段(図示せず)としては種
々のものを用いることが可能であるが、例えばステッピ
ングモータなどを用いることも可能である。ノズルヘッ
ド5を移動させる矢印4のスキャン方向は、上記ウエハ
1を移動させる矢印3の方向に対して直角の方向であ
る。つまり、矢印4のスキャン方向と矢印3の方向は直
交している。
【0038】ノズルヘッド5を移動させるタイミング及
びスピードとウエハ1を移動させるタイミング及びスピ
ードは後述するように行われ、そのように制御部(図示
せず)で制御されるようになっている。
【0039】ノズルヘッド5はプリンタで使用されてい
るインクジェットヘッドの基本構造とほぼ同様に構成さ
れている。PZTと呼ばれる圧電素子が振動板を振動さ
せ、その振動によってレジスト材料がノズルから噴出さ
れウエハに塗布される仕組みである。塗布されたレジス
ト膜の解像度はレジスト材料の噴出量、すなわち液滴サ
イズによって決まる。この液滴数をコントロールするの
がPZTである。これによりレジスト材料の吐出量を精
密にコントロールする。
【0040】図2に示すように、このノズルヘッド5
は、振動板9、それを振動させる第1〜第5のPZT1
0a〜10e、第1〜第5のレジスト材料室11a〜1
1e及び第1〜第5のノズル部5a〜5eから構成され
ている。第1〜第5のPZTが振動板9を振動させ、そ
の振動によって第1〜第5のレジスト材料室それぞれの
内部のレジスト材料が第1〜第5のノズル部それぞれか
ら噴出するようになっている。つまり、ノズルヘッド5
は5種類のレジスト材料を吐出できる第1〜第5のノズ
ル部を有している。
【0041】ここでは、ノズルヘッド5が5つのノズル
部を有しているように構成しているが、4種類以下又は
6種類以上のレジスト材料を吐出できるようにノズル部
を形成することも可能である。また、ノズルヘッドにお
いて各々のノズル部からレジスト材料を吐出させる量は
制御部(図示せず)により制御されるようになってい
る。
【0042】このノズルヘッド5を用いることにより、
構造、物性、製造技術から要求されるウエハ上の局所的
な領域に所望のレジスト材料を細密に塗布することが可
能となる。
【0043】図1に示すように、ノズルヘッド5にはパ
イプ7の一端が取り付けられており、パイプ7の他端に
はレジスト材料タンク(図示せず)が取り付けられてい
る。このレジスト材料タンクには5種類のレジスト材料
が入れられている。パイプ7の途中(レジスト材料タン
クとノズルヘッド5との間)にはポンプ8が取り付けら
れている。レジスト材料タンク内の5種類のレジスト材
料はポンプ8によってノズルヘッド5に供給されるよう
に構成されている。
【0044】次に、図1に示すレジスト塗布装置の動作
について説明する。まず、ウエハ1を保持台にウエハ表
面を上向き(ウエハ表面を重力方向に対して垂直)に保
持し、レジスト材料タンク内のレジスト材料を、ポンプ
8によってパイプ7を通してノズルヘッド5の第1〜第
5のレジスト材料室11a〜11eに供給する。ただ
し、レジスト材料が5種類も必要ない場合は、必要な種
類数だけレジスト材料をレジスト材料室に供給すれば良
い。
【0045】次いで、ウエハ1を塗布開始の位置に移動
させた後、ウエハ1をウエハ移動機構2により矢印3の
方向に移動させながらノズルヘッド5をノズルヘッド移
動機構6により矢印4のスキャン方向に移動させてノズ
ル部5a〜5eからレジスト材料14を吐出させスキャ
ン塗布する。レジスト材料14の吐出の際には、PZT
10a〜10eが振動板9を振動させ、その振動によっ
てレジスト材料室11a〜11eそれぞれの内部のレジ
スト材料がノズル部5a〜5eそれぞれから吐出する。
また、レジスト材料14を吐出させるタイミング及び吐
出量は、所望のレジスト塗布領域に所望のレジスト材料
を所望の厚さだけ塗布されるように制御部で制御され
る。
【0046】ここで、ノズルヘッド5を矢印4のスキャ
ン方向に移動させる際の移動速度は、ノズルヘッド5が
ウエハ表面の上方に位置するとき(ウエハ上をスキャン
する領域12)には一定の速度とし、ノズルヘッド5が
ウエハ表面の上方に位置しないとき(ウエハ上以外の領
域13)には加速及び減速させることが好ましい。領域
13で加速及び減速させることにより、領域13にノズ
ルヘッド5が位置している時間を短くすることができ、
その結果、スループットを向上させることができる。
【0047】上記実施の形態によるレジスト塗布装置に
よれば、インクジェット方式のノズルヘッド5を用いる
ことによりウエハ上で複数種類のレジスト材料を細密に
塗り分けることができる。例えば、電子ビームを用いて
描画するパターンには、それに特化した電子ビーム用の
レジストを塗布し、エキシマ光で像形成される領域に
は、エキシマ用のレジストを塗布することができる。ま
た、疎のパターンを形成する領域には、それに適したレ
ジストを塗布し、密のパターンを形成する領域には、そ
れに適したレジストを塗布することもできる。つまり、
各々の露光に適したレジスト材料をチップの各レイアウ
トで用いることができる。したがって、レジストの材料
特性を充分に発揮させることが可能となり、微細なレジ
ストパターンを効率よく形成することが可能となる。言
い換えると、それぞれのプロセス技術に最適なレジスト
を局所的に塗布することで、ミックスアンドマッチの優
位性を飛躍的に向上させることができる。
【0048】尚、上記レジスト塗布装置では、ウエハ1
とノズルヘッド5の両者を移動させることによりウエハ
上にレジストをスキャン塗布しているが、必ずしも両者
を移動させる必要はなく、ウエハ又はノズルヘッドのい
ずれか一方を移動させることによりウエハ上にレジスト
をスキャン塗布することも可能である。この場合、いず
れか一方を移動させる移動機構は水平方向(平面状)に
自在に移動させることができるものであることが好まし
い。
【0049】図3は、本発明に係る第1の実施の形態に
よる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。こ
の半導体装置の製造方法は、図1に示すレジスト塗布装
置を用いて図3に示すシリコン基板21上にレジストを
塗り分ける工程を有している。
【0050】まず、レジストを塗布するシリコン基板2
1を準備する。このシリコン基板21の表面は、疎のパ
ターン22aを形成する領域22と密のパターン23a
を形成する領域23を有している。
【0051】次いで、シリコン基板21を図1に示すレ
ジスト塗布装置の保持台に保持し、レジスト材料タンク
内の二種類のレジスト材料を、ポンプ8によってパイプ
7を通してノズルヘッド5のレジスト材料室に供給す
る。二種類のレジスト材料とは、領域22に塗布する疎
のパターンに適する第1のレジスト材料と領域23に塗
布する密のパターンに適する第2のレジスト材料であ
る。
【0052】次いで、シリコン基板21を塗布開始の位
置に移動させた後、シリコン基板21とノズルヘッド5
を移動させながら、ノズル部からレジスト材料を吐出さ
せてスキャン塗布する。レジスト材料を吐出させるタイ
ミング及び吐出量は制御部により制御する。これによ
り、領域22に第1のレジスト材料を塗布し、領域23
に第2のレジスト材料を塗布して塗り分ける。
【0053】次いで、この塗り分けられたレジストをi
線により露光した後、現像することにより、図3に示す
ように、シリコン基板21の表面における領域22には
疎のパターン22aが形成され、シリコン基板21の表
面における領域23には密のパターン23aが形成され
る。
【0054】上記第1の実施の形態によれば、領域22
に疎パターンに適したレジスト材料を塗布し、領域23
に密パターンに適したレジスト材料を塗布し、領域22
には疎パターン22aを形成し、領域23には密パター
ン23aを形成している。このため、レジストの材料特
性を充分に発揮させることができる。従って、微細なレ
ジストパターンを効率良く形成することができる。
【0055】図4は、本発明に係る第2の実施の形態に
よる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。こ
の半導体装置の製造方法は、図1に示すレジスト塗布装
置を用いて図4に示すウエハのチップ形成領域上にレジ
ストを塗り分ける工程を有している。
【0056】まず、レジストを塗布するウエハを準備す
る。このウエハの表面はチップ形成領域25を有してお
り、このチップ形成領域25は露光時の1ショット単位
に相当する。このチップ形成領域25にはKrFエキシ
マレーザ光源による露光領域26、i線による露光領域
27及び電子ビームによる露光領域28が互いに分離さ
れて配置されている。露光領域26はKrFエキシマレ
ーザ光源による露光に適した形状のレジストパターンを
作る領域であり、露光領域27はi線による露光に適し
た形状のレジストパターンを作る領域であり、露光領域
28は電子ビームによる露光に適した形状のレジストパ
ターンを作る領域である。また、チップ形成領域25に
は、露光領域26〜28を覆うように露光しない領域
(非露光領域)29が配置されている。
【0057】次いで、ウエハを図1に示すレジスト塗布
装置の保持台に保持し、レジスト材料タンク内の四種類
のレジスト材料を、ポンプ8によってパイプ7を通して
ノズルヘッド5のレジスト材料室に供給する。四種類の
レジスト材料とは、露光領域26に塗布するKrFエキ
シマレーザ光源に適した第1のレジスト材料と、露光領
域27に塗布するi線に適した第2のレジスト材料と、
露光領域28に塗布する電子ビームに適した第3のレジ
スト材料と、非露光領域29に塗布する第4のレジスト
材料である。第4のレジスト材料は、非露光領域29に
塗布するものであるので、耐エッチング性を有し、レジ
ストを剥離しやすいものであれば種々の材料を用いるこ
とも可能である。
【0058】次いで、ウエハを塗布開始の位置に移動さ
せた後、ウエハとノズルヘッド5を移動させながら、ノ
ズル部からレジスト材料を吐出させてスキャン塗布す
る。レジスト材料を吐出させるタイミング及び吐出量は
制御部により制御する。これにより、図4に示すよう
に、露光領域26に第1のレジスト材料が塗布され、露
光領域27に第2のレジスト材料が塗布され、露光領域
28に第3のレジスト材料が塗布され、非露光領域2に
第4のレジスト材料が塗布されて塗り分けられる。
【0059】次いで、この塗り分けられた各々のレジス
トをKrFエキシマレーザ光源により露光し、i線によ
り露光し、電子ビームにより露光した後、現像する。こ
れにより、各々の露光領域26〜28にレジストパター
ンが形成される。
【0060】上記第2の実施の形態によれば、露光領域
26にKrFエキシマレーザ光源に適した第1のレジス
ト材料を塗布し、露光領域27にi線に適した第2のレ
ジスト材料を塗布し、露光領域28に電子ビームに適し
た第3のレジスト材料を塗布している。つまり、各々の
露光に適したレジストをショット内のチップの各レイア
ウトで用いることができる。このため、レジストの材料
特性を充分に発揮させることができ、その結果、微細な
レジストパターンを効率良く形成することができる。
【0061】図5は、本発明に係る第3の実施の形態に
よる半導体装置の製造方法を説明する断面図である。こ
の半導体装置の製造方法は、図1に示すレジスト塗布装
置を用いて図5に示すウエハのチップ形成領域上にレジ
ストを塗り分ける工程を有している。
【0062】まず、レジストを塗布するウエハを準備す
る。このウエハの表面はチップ形成領域35を有してい
る。このチップ形成領域35には電子ビームによる露光
領域31及びKrFエキシマレーザ光源による露光領域
32が互いに分離されて配置されている。露光領域31
は電子ビームによる露光に適した形状のコンタクトホー
ルパターン34を作る領域であり、露光領域32はKr
Fエキシマレーザ光源による露光に適した形状の線パタ
ーン36を作る領域である。また、チップ形成領域35
における露光領域31には露光しない領域(非露光領
域)39も形成されている。
【0063】次いで、ウエハを図1に示すレジスト塗布
装置の保持台に保持し、レジスト材料タンク内の四種類
のレジスト材料を、ポンプ8によってパイプ7を通して
ノズルヘッド5のレジスト材料室に供給する。四種類の
レジスト材料とは、露光領域31におけるコンタクトホ
ールパターン34の周囲の領域33に塗布する電子線描
画に適したネガ型の化学増幅型レジストと、露光領域3
1における非露光領域39に塗布するレジストと、露光
領域32における線パターン35の周囲に塗布する光近
接効果補正用レジストと、それ以外の露光領域32に塗
布するKrFエキシマレーザ光源に適したレジストであ
る。非露光領域39に塗布するレジストは、耐エッチン
グ性を有し、他のレジストと同時に剥離しやすい材料で
あれば種々の材料を用いることも可能である。光近接効
果補正用レジストは、KrFエキシマレーザ光源に適し
たレジストより感度が低く調整されたレジストであっ
て、光近接効果を補正するレジストである。このような
レジストを用いることにより光近接効果補正をマスクで
行う必要がない。
【0064】次いで、ウエハを塗布開始の位置に移動さ
せた後、ウエハとノズルヘッド5を移動させながら、ノ
ズル部からレジスト材料を吐出させてスキャン塗布す
る。レジスト材料を吐出させるタイミング及び吐出量は
制御部により制御する。これにより、図5に示すよう
に、露光領域31にネガ型の化学増幅型レジストと非露
光領域に塗布するレジストが塗布され、露光領域32に
光近接効果補正用レジストとKrFエキシマレーザ光源
に適したレジストが塗布されて塗り分けられる。
【0065】次いで、この塗り分けられた各々のレジス
トをKrFエキシマレーザ光源により露光し、電子ビー
ムにより露光した後、現像する。これにより、各々の露
光領域31,32にレジストパターンが形成される。
【0066】上記第3の実施の形態によれば、露光領域
31においてコンタクトホールパターン34の周囲の領
域33に電子線描画に適したネガ型の化学増幅型レジス
トを塗布し、その他の非露光領域39にレジストを塗布
し、露光領域32において線パターン35の周囲に光近
接効果補正用レジストを塗布し、それ以外の露光領域3
2にKrFエキシマレーザ光源に適したレジストを塗布
している。このため、レジストの材料特性を充分に発揮
させることができ、微細なコンタクトホールパターン3
4及び線パターン36を効率良く形成することができ
る。
【0067】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
レジスト材料の塗り分けにおいては、上述した実施の形
態で説明したもの以外について本発明を適用することも
可能である。また、感度の異なるレジスト材料を塗り分
けることも可能である。例えば、レジストの膜減りが生
じやすい領域に感度の低いレジスト材料を用いることで
レジストの膜減りを抑制することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のノズル部と、各々のノズル部に供給するレジスト材
料が入れられたレジスト材料室と、を備えたノズルヘッ
ドを用い、各々のノズル部から微小量のレジスト材料を
吐出する。したがって、フォトレジストの材料特性を充
分に発揮させることにより、微細なレジストパターンを
より効率よく形成できるレジスト塗布装置、レジスト塗
布方法及び半導体装置の製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態によるレジスト塗布装
置の構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェット方式のノズルヘッド
を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態による半導体装
置の製造方法を説明する断面図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態による半導体装
置の製造方法を説明する断面図である。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態による半導体装
置の製造方法を説明する断面図である。
【図6】フォトレジストの材料パラメータとDOFマー
ジンとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…ウエハ 2…ウエハ移動
機構 3,4…矢印 5…ノズルヘッ
ド 5a〜5e…第1〜第5のノズル部 6…ノズルヘッ
ド移動機構 7…パイプ 8…ポンプ 9…振動板 10a〜10e…第1〜第5のPZT 11a〜11e…第1〜第5のレジスト材料室 12…ウエハ上をスキャンする領域 13…ノズルヘッドがウエハ表面の上方に位置しない領
域 14…レジスト材料 21…シリコン
基板 22,23…領域 22a…疎のパ
ターン 23a…密のパターン 25,35…チ
ップ形成領域 26,32…KrFエキシマレーザ光源による露光領域 27…i線による露光領域 28,31…電子ビームによる露光領域 29,39…非露光領域 33…コンタクトホールパターンの周囲の領域 34…コンタクトホールパターン 36…線パター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/24 301 G03F 7/16 501 G03F 7/16 501 H01L 21/30 564Z Fターム(参考) 2H025 AB16 AC06 AC08 EA04 4D075 AC06 AC08 BB47Z BB48Z CA47 DA07 DB14 DC22 EA07 EA45 4F041 AA02 AA06 AB01 BA10 BA13 BA22 CA16 4F042 AA02 AA07 BA06 BA11 BA25 CA01 CB02 DB41 DB51 DF25 ED05 5F046 JA01 JA02 JA03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ上の複数の領域に異なるレジスト
    材料を塗り分けるレジスト塗布装置であって、 ウエハ上にレジスト材料を塗布するノズルヘッドを具備
    し、 このノズルヘッドは、複数のノズル部と、各々のノズル
    部に供給するレジスト材料が入れられたレジスト材料室
    と、を備えており、 各々のノズル部は微小量のレジスト材料を吐出するもの
    であることを特徴とするレジスト塗布装置。
  2. 【請求項2】 上記ノズルヘッドは、振動板と、この振
    動板を振動させる圧電素子と、をさらに含み、圧電素子
    により振動板を振動させることにより微小量のレジスト
    材料を吐出させることを特徴とする請求項1に記載のレ
    ジスト塗布装置。
  3. 【請求項3】 上記ウエハを保持する保持台と、この保
    持台が取り付けられ該保持台を移動させるウエハ移動機
    構と、をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のレジスト塗布装置。
  4. 【請求項4】 上記ウエハ移動機構は、保持台を水平方
    向に自在に移動させるものであることを特徴とする請求
    項3に記載のレジスト塗布装置。
  5. 【請求項5】 上記ノズルヘッドが取り付けられ、該ノ
    ズルヘッドを移動させるノズルヘッド移動機構をさらに
    含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のレジスト
    塗布装置。
  6. 【請求項6】 上記ノズルヘッド移動機構は、ノズルヘ
    ッドを水平方向に自在に移動させるものであることを特
    徴とする請求項5に記載のレジスト塗布装置。
  7. 【請求項7】 上記ウエハ移動機構により保持台を移動
    させるタイミング及びスピードを制御する制御部をさら
    に含むことを特徴とする請求項3又は4に記載のレジス
    ト塗布装置。
  8. 【請求項8】 上記ノズルヘッド移動機構によりノズル
    ヘッドを移動させるタイミング及びスピードを制御する
    制御部をさらに含むことを特徴とする請求項5又は6に
    記載のレジスト塗布装置。
  9. 【請求項9】 上記ノズルヘッドにおいて各々のノズル
    部からレジスト材料を吐出させる量を制御する制御部を
    さらに含むことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれ
    か1項記載のレジスト塗布装置。
  10. 【請求項10】 上記レジスト材料室にレジスト材料を
    供給する供給機構をさらに含むことを特徴とする請求項
    1〜9のうちいずれか1項記載のレジスト塗布装置。
  11. 【請求項11】 上記供給機構は、レジスト材料室に繋
    げられたパイプ、このパイプに繋げられたレジスト材料
    タンクと、このレジスト材料タンク内の材料をパイプを
    通してレジスト材料室に供給するためのポンプと、を具
    備していることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれ
    か1項記載のレジスト塗布装置。
  12. 【請求項12】 ウエハ上の複数の領域に異なるレジス
    ト材料を塗り分けるレジスト塗布装置であって、 ウエハを保持する保持台と、 この保持台が取り付けられ、該保持台を移動させるウエ
    ハ移動機構と、 ウエハ上にレジスト材料を吐出するノズルヘッドと、 このノズルヘッドが取り付けられ、該ノズルヘッドを移
    動させるノズルヘッド移動機構と、 を具備し、 上記ノズルヘッドは、複数のノズル部と、各々のノズル
    部に供給するレジスト材料が入れられたレジスト材料室
    と、を備えており、各々のノズル部は微小量のレジスト
    材料を吐出するものであり、 上記ウエハ移動機構はウエハを第1方向に移動させるも
    のであり、 上記ノズルヘッド移動機構は第1方向と直交する第2方
    向に移動させるものであることを特徴とするレジスト塗
    布装置。
  13. 【請求項13】 複数のノズル部と、各々のノズル部に
    供給するレジスト材料が入れられたレジスト材料室と、
    を備えたノズルヘッドを準備し、 各々のノズル部から微小量のレジスト材料をウエハ上に
    吐出することにより、 ウエハ上の複数の領域に異なるレジスト材料を塗り分け
    ることを特徴とするレジスト塗布方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のレジスト塗布装置
    を用いてウエハ上にレジストを塗布する方法であって、 ウエハを保持台に保持し、 ウエハ保持機構によりウエハを第1方向に移動させなが
    ら、ノズルヘッド移動機構によりノズルヘッドを第2方
    向に移動させて、各々のノズル部から微小量のレジスト
    材料をウエハ上に吐出することにより、ウエハ上の複数
    の領域に異なるレジスト材料を塗り分けることを特徴と
    するレジスト塗布方法。
  15. 【請求項15】 レジストを塗布する工程を備えた半導
    体装置の製造方法であって、 疎のパターンを形成する第1領域と密のパターンを形成
    する第2領域を有するウエハを準備する工程と、 このウエハ上の第1領域に第1のレジストを塗布し、ウ
    エハ上の第2領域に第2のレジストを塗布することによ
    り、異なる材料からなるレジストをウエハ上で塗り分け
    る工程と、 第1のレジスト及び第2のレジストに露光光を照射して
    露光し、現像することにより、ウエハ上にレジストパタ
    ーンを形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 レジストを塗布する工程を備えた半導
    体装置の製造方法であって、 異なるレジストを塗布する複数の領域を有するウエハを
    準備する工程と、 このウエハ上の各々の領域に所望のレジストを塗布して
    異なる材料からなるレジストをウエハ上で塗り分ける工
    程と、 塗り分けられた各々のレジストに互いに異なる露光光を
    照射して露光し、現像することにより、ウエハ上にレジ
    ストパターンを形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記露光光は、KrFエキシマレーザ
    光源、i線及び電子ビームからなる群から選ばれたもの
    であることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記ウエハ上で塗り分ける工程は、請
    求項1〜12のうちいずれか1項記載のレジスト塗布装
    置を用いて行うことを特徴とする請求項15〜17のう
    ちいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
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