JP2003186689A - 貨幣処理機及び貨幣処理機におけるプログラム書換方法 - Google Patents

貨幣処理機及び貨幣処理機におけるプログラム書換方法

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JP2003186689A
JP2003186689A JP2001381515A JP2001381515A JP2003186689A JP 2003186689 A JP2003186689 A JP 2003186689A JP 2001381515 A JP2001381515 A JP 2001381515A JP 2001381515 A JP2001381515 A JP 2001381515A JP 2003186689 A JP2003186689 A JP 2003186689A
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fpga
cpu
various sensors
drive system
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Shigemitsu Daijo
重光 大條
Shinichi Taniguchi
真一 谷口
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御基板にFPGAを搭載することにより、仕
様変更があった場合には通信で、プログラムを上位機か
らダウンロードしてプログラム書換を可能とした貨幣処
理機及び貨幣処理機におけるプログラム書換方法を提供
する。 【解決手段】各種センサと各部機構を駆動する駆動系と
を備えて貨幣の入金処理及び出金処理を行う貨幣処理機
において、前記各種センサを駆動して検知信号を処理す
ると共に、前記駆動系の制御を行う制御手段を有し、前
記制御手段が、プログラムコードを読出して全体を制御
するCPUと、前記CPUに接続されて前記各種センサ
及び駆動系を制御するFPGAと、少なくとも上位機か
ら通信でダウンロードされたFPGA用プログラムを格
納するROMとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種センサ及び駆
動系を有すると共に、FPGA(Field Programmable Ga
te Array:以下、「FPGA」とする)を搭載した硬貨
入出金機等の貨幣処理機及びその貨幣処理機におけるプ
ログラム書換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来硬貨入出金機や紙幣入出金機等の貨
幣処理機は広く金融機関等に設置されており、貨幣処理
機に仕様変更が生じた場合、一般的にはCPUやROM
が装填されている回路基板を交換して仕様変更に対処し
ていた。このため、貨幣処理機のメーカーや販売会社
は、装置の設置場所等にメンテナンス要員を派遣するこ
ともやむを得ないこととしており、交換用基板を作成し
て現地に運搬する必要があると共に、経費が嵩むという
問題があった。
【0003】また、最近ではFPGAを搭載した電気機
器(例えば特開平10−210345、特開2001−
268280)も出現して来ており、FPGAを搭載し
た電気機器の回路基板にあっては、FPGAの近傍に配
設した制御プログラム内蔵のROMを交換しており、F
PGAの内部構成を書換えて変更するためにはROMを
交換する必要があった。また、FPGA以外にハードウ
ェアの変更がなく、プログラムのみで仕様変更に対処で
きる場合には、制御プログラムを格納したROMの交換
若しくは通信或いはプログラムを記憶させた媒体によ
り、プログラムエリアの書換更新を図るようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように回路基板
やROMを交換するものでは、メンテナンス要員やRO
Mの確保にコストが嵩んでしまい、現地での交換作業に
も労力と時間を要するという問題がある。また、FPG
Aを搭載した装置では、FPGAプログラムの変更によ
る回路の変更は可能となっているが、プログラムの書換
には専用のツールと器具が必要なため、現地での書換は
事実上不可能であった。更に、貨幣処理機では従来FP
GAを搭載したものがなく、仕様変更にも容易に対処で
きる装置の出現が強く望まれていた。
【0005】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、制御基板にFPGAを搭載
することにより、装置に仕様変更があった場合には基板
等を取り替えることなく通信で、プログラムを上位機か
らダウンロードしてプログラム書換を可能とした貨幣処
理機及び貨幣処理機におけるプログラム書換方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種センサと
各部機構を駆動する駆動系とを備えて貨幣の入金処理及
び出金処理を行う貨幣処理機に関し、本発明の上記目的
は、前記各種センサを駆動して検知信号を処理すると共
に、前記駆動系の制御を行う制御手段を有し、前記制御
手段が、プログラムコードを読出して全体を制御するC
PUと、前記CPUに接続されて前記各種センサ及び駆
動系を制御するFPGAと、少なくとも上位機から通信
でダウンロードされたFPGA用プログラムを格納する
ROMとを具備することによって達成される。
【0007】また、本発明は、各種センサと各部機構を
駆動する駆動系とを備え、前記各種センサを駆動して検
知信号を処理すると共に、前記駆動系の制御を行う制御
手段を有して貨幣の入金処理及び出金処理を行うように
なっており、前記制御手段が、プログラムコードの格納
部を有すると共に、前記プログラムコードを読出して全
体を制御するCPUと、前記CPUに接続されて前記各
種センサ及び駆動系を制御するFPGAと、少なくとも
上位機から通信でダウンロードされたFPGA用プログ
ラムを格納するROMとを具備している貨幣処理機のプ
ログラム書換方法に関し、本発明の上記目的は、前記プ
ログラムを変更する際、前記上位機から変更プログラム
を前記CPUを介して前記ROMにダウンロードし、前
記CPUを介して前記ダウンロードされた変更プログラ
ムを前記FPGA内のSRAMに書換えることによって
達成される。
【0008】更に、本発明は、各種センサと各部機構を
駆動する駆動系とを備え、前記各種センサを駆動して検
知信号を処理すると共に、前記駆動系の制御を行う制御
手段を有して貨幣の入金処理及び出金処理を行うように
なっており、前記制御手段が、少なくともFPGA用プ
ログラムを格納した記憶部を有すると共に全体を制御す
るCPUと、前記CPUに接続されて前記各種センサ及
び駆動系を制御するFPGAと、少なくとも上位機から
通信でダウンロードされたFPGA用プログラムを格納
する書換え可能なROMとを具備している貨幣処理機の
プログラム書換方法に関し、本発明の上記目的は、前記
書換え可能なROMに記憶されているFPGA用プログ
ラムの正当性を確認し、前記正当性の確認の結果がOK
の場合に、前記書換え可能なROMから前記FPGA用
プログラムを読出し、前記FPGAに書込むことによっ
て前記FPGA内に回路を構築し、前記正当性の確認の
結果がNGの場合、前記CPU内の記憶部に記憶されて
いるFPGA用プログラムを前記FPGAに書込むこと
によって前記FPGA内に回路を構築することによって
達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によれば、貨幣処理機のメ
カ的な機構や仕様を変更した際に、回路基板を作り直し
することなく、フィールドでのメカ改造に加えてFPG
A(ユーザが利用現場(フィールド)で自由に回路を定
義でき、回路の定義の変更も可能な大規模集積回路(LS
I)で、ザイリンクス社のvirtex、スパルタン、アルテラ
社のFLEX, APEX, ACE等)のプログラムを変更すること
によって、回路基板の作り直しによる差し替えなしに容
易に装置の改造を行うことができる。FPGA用プログ
ラムの書込み方法は、貨幣ユニットの電源ON時又は上
位機からの処理コマンド受信時に、IPLプログラムエ
リア(CPU内蔵のフラッシュメモリ)に持っているF
PGA用プログラムと、ダウンロードプログラムエリア
(フラッシュメモリ)のFPGA用プログラムエリアに
持っているFPGA用プログラムとを比較し、新しい版
数のプログラム若しくはプログラムの正当性確認で正常
と判定されたプログラムを、FPGA内のSRAMに書
込むことにより、プログラムの書換を行うようになって
いる。また、本発明ではプログラムの正当性確認を行っ
ているので、フラッシュメモリのFPGA用プログラム
データに異常が発生しても、CPU内蔵のFPGA用プ
ログラムでも動作できるようになっており、プログラム
のデータ破壊等に対する安全性を高めている。
【0010】本発明では貨幣処理機の制御基板にFPG
A、CPU等を搭載し、CPUに上位機(例えばATM
制御部)からプログラムをダウンロードし、その中にF
PGA用プログラムも含むようになっている。外部に設
けられているROM(フラッシュメモリ)に貨幣処理機
の制御プログラムが、初期時にCPU内に内蔵している
IPLプログラムによってダウンロードされる。そし
て、ダウンロードされたプログラムは基板内のFLAS
H ROMに記憶されて実行される。FPGAに内蔵さ
れているプログラム記憶エリアはSRAMで構成されて
いるので、電源ON時にはいつでもCPUからFPGA
に向けてプログラムをロードする必要がある。CPUか
らFPGAに対しては、クロック信号とデータ信号によ
ってダウンロードされてFPGA内のSRAMにダウン
ロードされる。FPGAのRAMエリア(SRAM)に
ダウンロード後、直ちにFPGA内にハードウェアが構
成されて使用可能となる。FPGAに接続されたドライ
バ/センサ基板によって各種センサが駆動されると共
に、各種センサからの検知信号が処理されてFPGA側
に送信される。また、ドライバ/センサ基板はステッピ
ングモータ等の駆動系を駆動するようになっている。
【0011】例として、駆動系としてステッピングモー
タ(パルスモータ)を使用して、そのステッピングモー
タに機種の変更があり、1ステップ毎の回転角が異なる
ものが貨幣処理機に取付けられるという場合には、FP
GAによる回路構成の変更でクロックを変更したり、C
PUで処理し易いようにセンサ出力の「H」又は「L」
の論理を変換するといったことが可能である。また、外
部の改造が必要で、センサの取付けや外部オプション機
構部が付いた場合にはセンサ入力部や駆動部の追加にな
るが、外部からFPGA用プログラムを書換えることに
より新たな回路が構築され、基板の交換を回避すること
ができる。
【0012】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照
して説明する。
【0013】先ず本発明を適用できる貨幣処理機とし
て、循環式硬貨入出金機を例に挙げて説明する。
【0014】図1は循環式硬貨入出金機の構成例(特開
2000−48240)を示しており、1は機体で、こ
の機体1の操作面側の前側上部には入金口と出金口を兼
ねる硬貨受収口2が開口され、この硬貨受収口2の内側
には上面を開口したほぼ樋状の硬貨受部3が配設され、
この硬貨受部3の底部にはシャッタ4にて開閉される放
出口5が開口形成されていると共に、側部には受入口6
が開口形成されている。なお、硬貨受収口2の上部で、
機体1の上面との間には図示しないシャッタが設けら
れ、このシャッタは、硬貨受部3内の硬貨の取り出し又
は硬貨受部3へ硬貨を投入する時期にのみ開かれる。
【0015】硬貨受部3の下方に、放出口5から放出さ
れた硬貨を貯溜して繰り出す貯溜繰出部8が配設されて
いる。図1〜図3に示すように、貯溜繰出部8は、傾斜
状に軸支された回転円盤9と、この回転円盤9の表面側
に形成されたホッパ10とで形成され、回転円盤9の周縁
部近傍には硬貨を掻き上げるための複数の突起9aが所定
間隔毎に突設されている。そして、硬貨受部3の放出口
5から落下した硬貨はホッパ10に貯溜されると共に、回
転円盤9の回転によって回転円盤9の周縁部の突起9aに
て1枚ずつ掻き上げられて硬貨通路12へ繰り出される。
【0016】また、硬貨通路12は、図2に示すように貯
溜繰出部8から1枚ずつ繰り出される硬貨を案内するも
ので、斜め上方に向けて傾斜された第1の通路域12a 、
この第1の通路域12a に接続されたほぼ水平状の第2の
通路域12b 、この第2の通路域12b の末端から円弧状に
上方に折り返された第3の通路域12c 、この第3の通路
域12c の末端に接続されて硬貨受部3の受入口6にかけ
てほぼ水平状の第4の通路域12d が形成されている。
【0017】硬貨通路12は、硬貨を垂直に対して上側が
背面方向へ所定角度傾いた傾斜状態で搬送する通路板13
にて形成され、この通路板13の下縁には貯溜繰出部8の
回転円盤9の硬貨繰出位置から各通路域12a 〜12d の下
縁部に沿って硬貨の周縁下部を支持する案内縁14が形成
されている。硬貨通路12上には、貯溜繰出部8から1枚
ずつ繰り出される硬貨を間隔をあけて搬送する搬送手段
16が設けられている。この搬送手段16は、硬貨を1枚ず
つ間隔をあけた状態で搬送する突起17a を有する無端状
の搬送ベルト17で構成されている。この搬送ベルト17
は、駆動プーリ18と複数の案内プーリ19とによって各通
路域12a 〜12d に沿って懸架されており、硬貨を通路板
13に押し付けながら搬送すると共に、その搬送速度が回
転円盤9によって繰り出される硬貨の繰出速度より多少
速くなっている。
【0018】搬送ベルト17には、硬貨を区分け搬送する
突起17a が通路板13に対向する面に所定間隔毎に突設さ
れている。そして、通路板13の上面と搬送ベルト17の突
起17a の対向面との間隙は接触しない微小間隙、通路板
13の上面と搬送ベルト17の突起17a 以外の対向面部との
間隙は硬貨の最小厚みよりやや小さい間隙となってい
る。硬貨通路12の第4の通路域12d の末端に隣接して、
硬貨を硬貨受部3の受入口6に搬送する返却硬貨搬送ベ
ルト20が巻回されている。
【0019】また、図1及び図3に示すように、貯溜繰
出部8のホッパ10の下端部には、開閉板22にて開閉され
る戻し口23が形成され、この戻し口23に連通した回収シ
ュート24が設けられ、この回収シュート24の下端は昇降
バケット装置25に連通されている。この昇降バケット装
置25は、硬貨を収納する側縁が開口されたバケット26が
図示しないベルトにて昇降自在に設けられ、このバケッ
ト26は回収シュート24から放出された硬貨又は異物を受
け取り、このバケット26は上昇して放出口27から返却硬
貨搬送ベルト20上に硬貨又は異物を放出するようになっ
ている。
【0020】また、図1及び図3に示すように、硬貨通
路12の第1の通路域12a には搬入された硬貨の適正、不
適正、金種などの識別を行う材質センサ、イメージセン
サなどにて構成される識別部30が配設されている。
【0021】また、図1、図3〜図5に示すように、硬
貨通路12の第2の通路域12bには、上流側から順に識別
部30にて識別された硬貨を例えば1円、5円、10円、
50円、100円、500円硬貨に分岐する金種別分岐
部31a 〜31f 、入金承認前の入金オーバーフロー硬貨、
補給時および出金時のリジェクト硬貨を分岐するオーバ
ーフロー分岐部32、回収硬貨を分岐する回収分岐部33、
入金承認後の入金オーバーフロー硬貨及びオーバーフロ
ー補充硬貨を分岐する補給用硬貨分岐部34がそれぞれ形
成されている。各分岐部31a 〜31f,32,33,34は共通
に構成され、通路板13に分岐孔35がそれぞれ開口形成さ
れていると共に、この分岐孔35を開閉する分岐部材36が
それぞれ配設されている。各分岐部材36は、支軸37にて
硬貨通路12の上流側が開閉するように通路板13に回動自
在に軸支されていると共に、支軸37に連結された図示し
ないロータリソレノイドにて開閉駆動される。各分岐部
材36の上流側の縁部には、開口時に搬送ベルト17との衝
合を避ける切欠部36a が形成されている。
【0022】通路板13には各分岐部31a 〜31f,32,3
3,34の上流側及び下流側に、硬貨通路12内を搬送され
る硬貨を検知する硬貨検知センサS1〜S11 が配設されて
いる。そして、各分岐部31a 〜31f,32,33,34の各分
岐部材36は、識別部30での識別結果と上流側の硬貨検知
センサS1〜S9(硬貨検知センサS1は金種別分岐部31a
用、硬貨検知センサS9は補給用硬貨分岐部34用)での硬
貨検知との両条件にて、ロータリソレノイドにより開口
駆動され、該当硬貨が各分岐部31a 〜31f, 32,33,34
を通過する際に分岐孔35に分岐される。
【0023】なお、各分岐部31a 〜31f,32,33,34の
下流側の各硬貨検知センサS3〜S11は第2の通路域12b
上を搬送される硬貨の分岐の有無を検知するもので、分
岐無検知をしたときに硬貨の後流側への搬送状態を監視
するようになっている。また、50は搬送コンベヤであ
り、60は回収金庫である。
【0024】上述のような循環式硬貨入出金機に対し
て、本発明では図6に示すような回路基板を制御手段と
して装填する。回路基板は制御基板100とドライバ/
センサ基板200に分かれており、制御基板100に
は、FPGA用プログラムによって回路構成されるFP
GA110、プログラムコードを格納して全体の制御を
行うCPU101、RAM102、フラッシュメモリの
ROM103、上位機からのデータをROM103に送
信するインタフェース104が装着されており、CPU
101内にはFPGA用プログラム101Aが格納さ
れ、ROM103内には、インタフェース104を介し
て上位機から送信されたFPGA用プログラム103A
が格納されている。
【0025】また、FPGA110は記憶手段としての
SRAM111、レジスタ112、クロック信号CLK
を分周してステッピングモータ駆動用パルスを形成する
分周器113、ドライバ/センサ基板200からのシリ
アル信号をパラレル信号に変換してレジスタ112に入
力するシリアル/パラレル(S/P)変換器114、分
周器113からのパラレル信号をシリアル信号に変換す
るパラレル/シリアル(P/S)変換器115、ステッ
ピングモータ300を駆動するためのステッピングモー
タ制御部116、モータ制御部117及び4相信号発生
部118が含まれている。そして、CPU101、SR
AM111、ROM103、RAM102及びレジスタ
112は相互にアドレスバス/データバスで接続され、
CPU101とFPGA110とはポートデータで接続
されている。
【0026】また、ドライバ/センサ基板200には、
制御基板100からのシリアル信号をパラレル信号に変
換するシリアル/パラレル(S/P)変換器201、各
種センサを駆動するセンサ駆動回路202、各種センサ
からの検知信号を処理するセンサ回路203、センサ回
路203からのパラレル信号をシリアル信号に変換する
パラレル/シリアル(P/S)変換器204、ステッピ
ングモータ300を駆動するための4相信号発生部20
5、ドライバ回路206及び207が装着されている。
センサ駆動回路202は各種センサ、例えば補充カセッ
トの硬貨有無検知センサ、補充カセット内の硬貨有無検
知センサ、回収カセットの硬貨有無検知センサ等を駆動
し、各種センサはフォトダイオードとフォトトランジス
タの組み合わせ、機械式スイッチ或いはフォトインタラ
プタ等で成っている。各種センサからの検知信号はセン
サ回路203で電気信号に変換処理され、そのパラレル
信号がパラレル/シリアル(P/S)変換器204でシ
リアル信号に変換され、FPGA110内のシリアル/
パラレル(S/P)変換器114でパラレル信号に変換
されてレジスタ112に入力される。
【0027】このような構成において、その動作を図7
のフローチャートを参照して説明する。
【0028】先ずCPU101内のROM(ワンタイム
ロム等)101AにCPUの制御プログラム(プログラ
ムコード)及びFPGA用プログラムを書込み(ステッ
プS1)、CPU101を制御基板100に実装する
(ステップS2)。そして、制御基板100を硬貨入出
金機に実装し(ステップS3)、装置の電源をONした
後に(ステップS4)、インタフェース104を介して
上位機(例えばATM制御部)からFPGA用プログラ
ム(103A)をROM103にダウンロードする(ス
テップS5)。これによりROM103のプログラムに
従ってCPU101が動作し(ステップS6)、ROM
103内のFPGA用プログラムをFPGA110内の
SRAM111に書込んでコンンフィギュレーションを
行う(ステップS7)。これによりFPGA110の回
路が図6に示すように自動的に構築され(ステップS1
0)、かかる構成によって硬貨入出金機は通常の動作を
行う(ステップS11)。
【0029】この後、装置の電源がOFFされ(ステッ
プS12)、その後に電源がONされると(ステップS
13)、上記ステップS6にリターンしてROM103
のプログラムに従ってCPU101が動作し、上記動作
を繰り返す。
【0030】一方、仕様変更になった場合の動作を図8
のフローチャートを参照して説明する。
【0031】CPU101内のROM103に制御プロ
グラムを書込み(ステップS20)、CPU101を制
御基板100に実装し(ステップS21)、制御基板1
00を硬貨入出金機に実装し(ステップS22)、装置
電源をONして後に(ステップS23)、インタフェー
ス104を介して上位機からFPGA用プログラムをR
OM103(103A)にダウンロードし(ステップS
24)、ROM103のプログラム(プログラムコー
ド)に従ってCPU101が動作する(ステップS2
5)ことは上述と同様である。
【0032】ここにおいて、仕様の変更等によってFP
GA用プログラムの変更が必要になった場合(ステップ
S30)、変更プログラムを上位機からROM103に
インタフェース104を介してダウンロードし(ステッ
プS24)、このダウンロードされたROM103内の
プログラムに従ってCPU101が動作する(ステップ
S25)。その後、ROM103内のFPGA用プログ
ラムがOKか否かを、プログラム版数のチェック、チェ
ックサム等のチェックコードの算出参照によりメモリエ
ラーのチェックをすることにより判定し(ステップS2
6)、OKの場合にはROM103内のFPGA用プロ
グラムをFPGA110内のSRAM111に書込む
(ステップS27)。また、FPGA用プログラムがO
Kでない場合(NGの場合)には、CPU101内のR
OMに書かれているFPGA用プログラムをSRAM1
11に書込んでコンフィギュレーション(書換)を行う
(ステップS28)。
【0033】これによりFPGA110の回路が新たに
構築され(ステップS40)、この新たに構築された回
路で硬貨入出金機は通常の動作を行う(ステップS4
1)。この後、電源がOFFされ(ステップS42)、
その後に電源がONされると(ステップS43)、上記
ステップS25にリターンしてROMのプログラムに従
ってCPU101が動作し、上記動作を繰り返す。
【0034】なお、上述では循環式硬貨入出金機を例に
挙げているが、他の形式の硬貨処理機や紙幣処理機にも
同様に適用できる。また、上述ではステッピングモータ
を駆動手段として利用しているが、DCモータやACモ
ータでも同様に駆動することが可能である。
【0035】
【発明の効果】上述のように本発明の貨幣処理機によれ
ば、オプションの追加に対して、オプション部分の追加
のみで基板等を変更することなく、FPGA用プログラ
ム、制御プログラムの変更のみで対処することができる
ので、ユーザ側において装置の仕様変更を容易に行うこ
とができるという利点がある。その結果、装置のメーカ
への送り戻し、装置の入れ替え等の手間が省け、コスト
削減を図ることができる。
【0036】上位装置側からのダウンロードが可能とな
ることにより、FPGA用プログラムの変更による回路
の変更を、従来の貨幣処理機を既に運用しているユーザ
に対しても展開して適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できる循環式硬貨入出金機の内部
構造を示す側面図である。
【図2】本発明を適用できる循環式硬貨入出金機の入金
搬送系及び出金搬送系の一部の側面図である。
【図3】図1のa−a断面図である。
【図4】本発明を適用できる循環式硬貨入出金機の硬貨
識別分岐通路の一部の断面図である。
【図5】本発明を適用できる循環式硬貨入出金機の硬貨
識別分岐通路の一部の斜視図である。
【図6】本発明の回路構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の動作例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 機体 2 硬貨受収口 3 硬貨受部 4 シャッタ 5 放出口 6 受入口 8 貯留繰出部 9 回転円盤 10 ホッパ 20 返却硬貨搬送ベルト 30 識別部 100 制御基板 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 インタフェース(I/F) 110 FPGA 111 SRAM 112 レジスタ 200 ドライバ/センサ基板 114、201 シリアル/パラレル(S/P)変換器 115、204 パラレル/シリアル(P/S)変換器 300 ステッピングモータ(パルスモータ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種センサと各部機構を駆動する駆動系と
    を備えて貨幣の入金処理及び出金処理を行う貨幣処理機
    において、前記各種センサを駆動して検知信号を処理す
    ると共に、前記駆動系の制御を行う制御手段を有し、前
    記制御手段が、プログラムコードを読出して全体を制御
    するCPUと、前記CPUに接続されて前記各種センサ
    及び駆動系を制御するFPGAと、少なくとも上位機か
    ら通信でダウンロードされたFPGA用プログラムを格
    納するROMとを具備していることを特徴とする貨幣処
    理機。
  2. 【請求項2】各種センサと各部機構を駆動する駆動系と
    を備え、前記各種センサを駆動して検知信号を処理する
    と共に、前記駆動系の制御を行う制御手段を有して貨幣
    の入金処理及び出金処理を行うようになっており、前記
    制御手段が、プログラムコードの格納部を有すると共
    に、前記プログラムコードを読出して全体を制御するC
    PUと、前記CPUに接続されて前記各種センサ及び駆
    動系を制御するFPGAと、少なくとも上位機から通信
    でダウンロードされたFPGA用プログラムを格納する
    ROMとを具備している貨幣処理機のプログラム書換方
    法において、前記プログラムを変更する際、前記上位機
    から変更プログラムを前記CPUを介して前記ROMに
    ダウンロードし、前記CPUを介して前記ダウンロード
    された変更プログラムを前記FPGA内のSRAMに書
    換えるようになっていることを特徴とする硬貨処理機に
    おけるプログラム書換方法。
  3. 【請求項3】各種センサと各部機構を駆動する駆動系と
    を備え、前記各種センサを駆動して検知信号を処理する
    と共に、前記駆動系の制御を行う制御手段を有して貨幣
    の入金処理及び出金処理を行うようになっており、前記
    制御手段が、少なくともFPGA用プログラムを格納し
    た記憶部を有すると共に全体を制御するCPUと、前記
    CPUに接続されて前記各種センサ及び駆動系を制御す
    るFPGAと、少なくとも上位機から通信でダウンロー
    ドされたFPGA用プログラムを格納する書換え可能な
    ROMとを具備している貨幣処理機のプログラム書換方
    法において、前記書換え可能なROMに記憶されている
    FPGA用プログラムの正当性を確認し、前記正当性の
    確認の結果がOKの場合に、前記書換え可能なROMか
    ら前記FPGA用プログラムを読出し、前記FPGAに
    書込むことによって前記FPGA内に回路を構築し、前
    記正当性の確認の結果がNGの場合、前記CPU内の記
    憶部に記憶されているFPGA用プログラムを前記FP
    GAに書込むことによって前記FPGA内に回路を構築
    するようになっていることを特徴とする硬貨処理機にお
    けるプログラム書換方法。
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