JP2003186656A - コントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

コントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003186656A
JP2003186656A JP2001387577A JP2001387577A JP2003186656A JP 2003186656 A JP2003186656 A JP 2003186656A JP 2001387577 A JP2001387577 A JP 2001387577A JP 2001387577 A JP2001387577 A JP 2001387577A JP 2003186656 A JP2003186656 A JP 2003186656A
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Masami Kato
政美 加藤
Takeshi Shinomiya
岳史 四宮
Akihito Mochizuki
昭仁 望月
Isamu Ozawa
勇 小澤
Yukihiko Ogata
幸彦 尾形
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントローラ部動作検証装置の近くで当該装
置を監視する必要がなく、離れた場所からコントローラ
部に関する連続動作試験などの各種試験を実施すること
を可能とする等、利用者にとってより利便性の高いコン
トローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方
法、記憶媒体、及びプログラムを提供する。 【解決手段】 プリンタエミュレート装置23は、プリ
ンタコントローラ21とデータ通信を行うインターフェ
ース部22、プリンタコントローラ21から出力される
コマンド信号に従いエンジン部の状態をエミュレートす
る制御を行うと共に、エミュレートしたエンジン部の状
態に従いプリンタコントローラ21に対するレスポンス
信号の送信及び画像同期信号の生成を制御する汎用コン
ピュータ24、エンジン部の状態、状態の変移をユーザ
に通知するネットワークインターフェース部26を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コントローラ部動
作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、
及びプログラムに関し、特に、画像データを紙等のメデ
ィアに出力するエンジン部と協働してプリンタを構成す
るコントローラ部の動作を検証し、プリンタの開発を支
援するプリンタエミュレート装置に適用する場合に好適
なコントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検
証方法、記憶媒体、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図20に示すように、画像
出力装置としてのプリンタ2000は、ネットワーク、
USB(Universal Serial Bus)インターフェース等を
介して、プリンタドライバ2011を有するホストコン
ピュータ2010に接続される。このプリンタ2000
は、ホストコンピュータ2010等の機器が印刷元デー
タから生成した中間出力データを、出力に適した出力画
像データに変換するコントローラ部2001と、コント
ローラ部2001から出力された出力画像データを取得
し、紙等のメディアに画像出力するエンジン部2002
とを有する。
【0003】プリンタ2000の一例としてのレーザビ
ームプリンタにより画像の出力を行う際には、ホストコ
ンピュータ2010等の機器でプリンタ2000のコン
トローラ部2001に適した中間出力データを生成す
る。この中間出力データの生成は、一般にはプリンタド
ライバ2011と呼ばれるソフトウェアで行われる。中
間出力データは、パラレル回線、ユニバーサルシリアル
バス、イーサネット(登録商標)等のネットワーク回線
を通じてプリンタ2000のコントローラ部2001に
入力される。
【0004】コントローラ部2001では中間出力デー
タをエンジン部2002に適した出力画像データに変換
し、エンジン部2002からの画像転送許可信号に同期
してエンジン部2002にビデオ信号として出力する。
エンジン部2002では電子写真プロセスを制御・駆動
し、入力されたビデオ信号を紙等のメディア上に画像と
して出力する。エンジン部2002からの画像転送許可
信号の出力タイミングは、紙の搬送状態、電子写真プロ
セスの状態等から決定される。
【0005】コントローラ部2001とエンジン部20
02との間は、ビデオインターフェースと呼ばれる通信
路により接続されている。このビデオインターフェース
は、出力画像データを転送するためのビデオ信号、ビデ
オ信号のタイミング等を制御するコントロール信号、コ
ントローラ部2001がエンジン部2002に指示を行
うためのコマンド信号、エンジン部2002がコントロ
ーラ部2001にエンジンの状態を伝えるためのステー
タス信号等の通信を行っている。
【0006】上記紙の搬送状態とは、給紙中・印字中・
排紙中等のエンジン内部での紙の状態のことを示し、電
子写真プロセスの状態とは、アイドル状態・初期化状態
・後処理中状態等を示す。エンジン部2002は、常に
印刷可能な状態であるわけではなく、印刷可能状態にな
った場合にコントローラ部2001に画像転送許可信号
を出力する。コントローラ部2001とエンジン部20
02は、上記コントロール信号・コマンド信号・ステー
タス信号を用いて密接に協調して動作している。
【0007】レーザビームプリンタ以外のプリンタシス
テム、例えば、インクジェットプリンタにおいても、印
刷までのデータの流れはレーザビームプリンタの場合と
同様である。インクジェットプリンタのコントローラ部
は、ホストコンピュータからの中間出力データをエンジ
ン部に適した出力画像データに変換し、エンジン部に同
期してラスタ信号として出力する。エンジン部ではイン
クジェットプロセスを制御駆動し、入力したラスタ信号
を紙等のメディア上に画像として形成する。
【0008】上記のようにコントローラ部とエンジン部
により構成されるプリンタの開発においては、 1.正常なタイミングで動作し、所望の印刷速度が達成
されているか、 2.正常に画像が出力されているか、 の2点が特に重要となっている。
【0009】従来のプリンタの開発過程や動作検証過程
においては、ホストコンピュータで中間出力データを生
成しコントローラ部に送信することで、実際にエンジン
部を動作させ出力画像(印刷物)を得ている。この出力
時間の測定と、出力画像の直接目視により、プリンタの
動作の評価と検証を行っている。また、このような中間
出力データ生成・エンジン出力・出力時間測定・出力画
像評価のプロセスは、繰り返し行われているしかし、実
際にプリンタを稼動させて出力画像を得る従来の手法で
は、コントローラ部とエンジン部の両方の開発が十分に
進み、両者が動作する段階に至らなければ行うことがで
きず、コントローラ部とエンジン部の開発期間の短縮及
び並行開発が困難である。また、画像の評価・印刷時間
の測定をする印刷物の量が膨大になり、また多大な時間
とトナーや印刷用紙等の消耗品を必要とする問題があ
る。
【0010】上記の問題に対し、特開平04-0559
35号公報では、ホストコンピュータ上のプリンタドラ
イバが生成した中間出力データを受信し、CRT等の表
示システムに画像として表示するプリンタエミュレート
装置が提案されている。このプリンタエミュレート装置
によれば、プリンタの開発過程において実際にプリンタ
を稼動させて出力画像を得ることなく、ホストコンピュ
ータからの中間出力データを検証することができる。
【0011】また、特願2001−110529号で
は、コントローラ部が出力するビデオ信号を受信し、C
RT等の表示装置に画像として可視化する画像処理装置
が提案されている。この画像処理装置によれば、プリン
タの開発過程によってエンジン部を用いることなく、コ
ントローラ部が出力するビデオ信号を可視化することが
でき、出力画像を検証することができる。
【0012】上記2つの提案による手法を用いること
で、トナーや印刷用紙等の消耗品の節約が可能となり、
各種テストの自動化を実現することが可能になる。ま
た、エンジン部を使用することなくコントローラ動作の
検証を行うことができ、エンジン部とコントローラ部の
分散・並行開発を実現し、開発効率を大幅に向上するこ
とが可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。即ち、上記
提案による装置を利用してコントローラ部の連続動作試
験を行うような場合、ユーザは、コントローラ部の正常
動作を確認するために、常に当該装置のそばで動作状態
を確認する必要があった。
【0014】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、コントローラ部動作検証装置の近くで当該装置
を監視する必要がなく、離れた場所からコントローラ部
に関する連続動作試験などの各種試験を実施することを
可能とする等、利用者にとってより利便性の高いコント
ローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、
記憶媒体、及びプログラムを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像データに基づき媒体に画像を形成す
るエンジン部と協働して画像出力装置を構成すると共に
前記画像データを生成するコントローラ部の動作を検証
するコントローラ部動作検証装置であって、前記コント
ローラ部とデータ通信を行うインターフェース手段と、
前記コントローラ部から出力されるコマンド信号に従い
前記エンジン部の状態をエミュレートする制御を行うと
共に、前記エミュレートした前記エンジン部の状態に従
い前記コントローラ部に対するレスポンス信号の送信及
び画像同期信号の生成を制御する制御手段と、前記エン
ジン部の状態又は状態の変移をユーザに通知する通知手
段とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、画像データに基づき媒体
に画像を形成するエンジン部と協働して画像出力装置を
構成すると共に前記画像データを生成するコントローラ
部の動作を検証するコントローラ部動作検証方法であっ
て、前記コントローラ部とインターフェース手段を介し
てデータ通信を行う通信ステップと、前記コントローラ
部から出力されるコマンド信号に従い前記エンジン部の
状態をエミュレートする制御を行うと共に、前記エミュ
レートした前記エンジン部の状態に従い前記コントロー
ラ部に対するレスポンス信号の送信及び画像同期信号の
生成を制御する制御ステップと、前記エンジン部の状態
又は状態の変移をユーザに通知する通知ステップとを有
することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、画像データに基づき媒体
に画像を形成するエンジン部と協働して画像出力装置を
構成すると共に前記画像データを生成するコントローラ
部の動作を検証するコントローラ部動作検証装置に適用
されるコントローラ部動作検証方法を実行するプログラ
ムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒
体であって、前記コントローラ部動作検証方法は、前記
コントローラ部とインターフェース手段を介してデータ
通信を行う通信ステップと、前記コントローラ部から出
力されるコマンド信号に従い前記エンジン部の状態をエ
ミュレートする制御を行うと共に、前記エミュレートし
た前記エンジン部の状態に従い前記コントローラ部に対
するレスポンス信号の送信及び画像同期信号の生成を制
御する制御ステップと、前記エンジン部の状態又は状態
の変移をユーザに通知する通知ステップとを有すること
を特徴とする。
【0018】また、本発明は、画像データに基づき媒体
に画像を形成するエンジン部と協働して画像出力装置を
構成すると共に前記画像データを生成するコントローラ
部の動作を検証するコントローラ部動作検証装置に供給
されるプログラムであって、前記コントローラ部とイン
ターフェース手段を介してデータ通信を行う通信ステッ
プと、前記コントローラ部から出力されるコマンド信号
に従い前記エンジン部の状態をエミュレートする制御を
行うと共に、前記エミュレートした前記エンジン部の状
態に従い前記コントローラ部に対するレスポンス信号の
送信及び画像同期信号の生成を制御する制御ステップ
と、前記エンジン部の状態又は状態の変移をユーザに通
知する通知ステップとを有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコントローラ部動
作検証装置をプリンタエミュレート装置に適用した実施
の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施の形態に係るプリンタ
エミュレート装置の接続構成例を示すブロック図であ
る。図1において、プリンタエミュレート装置23は、
インターフェース部(PCI(Peripheral Component I
nterconnect)ボード)22及ネットワークインターフ
ェース部26を有する汎用コンピュータ24と、表示手
段であるCRT25とを備えている。尚、表示手段は液
晶等でもよい。プリンタエミュレート装置23は、ビデ
オインターフェースケーブル27を介してプリンタコン
トローラ21の出力に接続される。プリンタコントロー
ラ21は、プリンタエミュレート装置23に接続可能に
構成されると共に、図示しないパラレルインターフェー
スやUSBインターフェースまたはネットワークを介し
てパーソナルコンピュータ(ホストコンピュータ)等の
他の機器に接続可能に構成されている。
【0021】プリンタコントローラ21の出力は、本
来、プリンタのエンジンコントローラに接続されるもの
である。エンジンコントローラは、例えば電子写真方式
のプリンタの場合、レーザドライバを駆動してプリンタ
コントローラにより生成されたラスタ画像データを感光
体ドラム表面に静電潜像として形成し、静電潜像にトナ
ーを磁気的に付着させることで印刷用紙に画像を現像す
る。
【0022】一方、プリンタエミュレート装置23を利
用してプリンタコントローラ21の動作検証を行う場
合、ビデオインターフェースケーブル27をプリンタエ
ミュレート装置23のインターフェース部22に接続す
る。インターフェース部22は、プリンタコントローラ
21の出力コマンド等に従って画像同期信号(水平同期
信号及び垂直同期信号)を生成し、プリンタコントロー
ラ21の出力するラスタ画像データをインターフェース
部22上のメモリに保持する。メモリに保持された画像
データは、汎用コンピュータ24上で動作するソフトウ
ェアにより再構成され、CRT25に表示される。プリ
ンタエミュレート装置23は、このようにプリンタエン
ジンの代わりにプリンタコントローラ21に接続され、
プリンタコントローラ21のハードウェア/ソフトウェ
アの開発などに利用される。
【0023】図2は上記図1に示したプリンタエミュレ
ート装置23のインターフェース部22を中心とした構
成を示すブロック図である。図2において、インターフ
ェース部22は、ビデオインターフェース部400及び
ビデオデータ制御部200により構成されるものであ
る。図中300は汎用コンピュータ24の拡張バス、5
00はネットワークインターフェース部(図1のネット
ワークインターフェース部26)である。
【0024】ビデオデータ制御部200は、ビデオイン
ターフェース部400を介してコントローラ部100
(図1のプリンタコントローラ21)に接続されると共
に、直接、汎用コンピュータ(パーソナルコンピュー
タ)24の拡張バス300に接続される。ビデオデータ
制御部200は、互いに直列に接続された、画像入力制
御部203、デュアルポートメモリ制御部204、及び
画像出力制御部205と、デュアルポートメモリ制御部
204に接続された、コントローラインターフェース制
御部201、拡張バスインターフェース制御部202、
及びフレームメモリ206とを備える。
【0025】ビデオデータ制御部200のコントローラ
インターフェース制御部201は、コントローラ部10
0が送出するプリンタコマンドの受信及びプリンタコマ
ンドに対するエンジンレスポンスの送信を司る双方向シ
リアル通信制御部、更にコントローラ部100に対する
ステータス信号や割込み信号を送出するためのポートな
どを含むものである。ビデオデータ制御部200は、コ
ントローラ部100から出力される画像データをフレー
ムメモリ206に蓄積し、更に蓄積した画像データを拡
張バス300を介して汎用コンピュータ24の処理部に
転送する機能を有する。コントローラ部100は、コン
トローラインターフェース制御部201がコントローラ
部100からの画像転送要求信号 (プリンタコマン
ド)及びエミュレートしているエンジン状態に基づいて
発する画像転送許可信号に従って、画像データの転送を
開始する。
【0026】画像入力制御部203は、コントローラ部
100が出力する画像データをデュアルポートメモリ制
御部204に転送し、更に、デュアルポートメモリ制御
部204は、画像入力制御部203から転送された画像
データをフレームメモリ206に書き込む。拡張バスイ
ンターフェース制御部202は、拡張バス300を介し
て画像データの転送状態を通知すると共に、転送要求に
従ってフレームメモリ206に保持された画像を読み出
し、画像出力制御部205に転送する。更に、画像出力
制御部205は、拡張バス300に画像データを出力す
る。ネットワークインターフェース部500(図1の2
6)は、汎用コンピュータ24の制御下でネットワーク
上の他の機器と通信を行うためのインターフェースであ
る。
【0027】図3は上記図2に示したビデオインターフ
ェース部200及びビデオデータ制御部400の物理的
形状を説明する図である。図3において、ビデオデータ
制御部200は、PCIインターフェースの拡張ボード
として汎用コンピュータ24の拡張スロットに装着され
る。ビデオインターフェース部400は、ビデオデータ
制御部200に板間結合されるユニットであり、取り替
え可能な構造をなす。
【0028】図4は上記図2及び図3に示したビデオイ
ンターフェース部400の内部構成を示すブロック図で
ある。図4において、ビデオインターフェース部400
は、コネクタ404と、コネクタ404に接続されたラ
インドライバ401と、ラインドライバ401に直接ま
たはFIFO(First In First Out)メモリ402を介
して接続された板間結合用のコネクタ403とを備え
る。
【0029】ラインドライバ401は、高速のビデオ信
号をケーブルを介して接続するための平衡型の信号イン
ターフェース用ドライバ/レシーバデバイスから構成さ
れている。FIFOメモリ402には、ビデオ同期クロ
ックに従って、画像データが保持される。コネクタ40
4は、専用のビデオケーブルを介してコントローラ部1
00に接続され、コントローラ部100とは、各種同期
信号、同期信号に同期したCMYK(C:シアン、M:
マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)画像データ、
プリンタエンジンとのインターフェースを司るシリアル
コマンド信号、ステータス信号、各種コントロール信号
等が接続される。コネクタ403は、ビデオデータ制御
部200との物理的インターフェースを司る。
【0030】上記ビデオデータ制御部200は、コント
ローラ部100から送出されるプリントコマンド及びエ
ミュレートするエンジン状態等に従って画像同期信号
(水平同期信号及び垂直同期信号)を生成し、コントロ
ーラ部100から画像同期信号に従って送られる画像デ
ータをビデオインターフェース部400のFIFOメモ
リ402から抽出する。
【0031】図5は上記図1に示したプリンタエミュレ
ート装置23の画像データ取得に関わる動作を示すタイ
ミングチャートである。図1のプリンタエミュレート装
置23は、プリンタコントローラ21(コントローラ部
100)の出力する4色の画像データを順次並行して画
像転送処理する。この処理を円滑に実行するため、プリ
ンタエミュレート装置23のフレームメモリ206は2
ページ分の容量を有する。2ページ分の画像データを連
続して出力することにより、各色の画像データ転送タイ
ミングのズレを利用して、1ページ目のデータ転送終了
前に、2ページ目の画像データ転送を開始することで、
ページ間隔の短縮を行い、全体の処理時間を大幅に短縮
する。
【0032】図5において、画像転送要求信号aがコン
トローラ部100より発せられると、これに対してコン
トローラインターフェース制御部201は画像転送許可
信号bを返送する。画像転送許可信号bを返送されたコ
ントローラ部100は、所定のタイミングに従ってc〜
fの画像データ転送を行う。画像入力制御部203は、
転送されたc〜fの画像データをデュアルポートメモリ
制御部204を介してフレームメモリ206に格納し、
1ページ目の画像データ入力4の転送が終了した時点
で、拡張バスインターフェース制御部202は、拡張バ
ス割込み信号gを発生させて1ページ目のデータ格納が
終了したことをシステム(プリンタエミュレート装置2
3の汎用コンピュータ24)側に通知する。
【0033】一方、システム側においては、拡張バス3
00を介した割込み信号に基づき、ビデオデータ制御部
200に格納された画像データの取得を行う。ビデオデ
ータ制御部200からシステム側へのデータ転送につい
ては、拡張バスインターフェースに基づき実行可能であ
るどのような方法を用いてもよい。例えば、フレームメ
モリ206を拡張バス300上のメモリ空間にマッピン
グして通常のメモリリードアクセスによって読み出す方
法や、またはプリンタエミュレート装置23側に拡張バ
ス300上で動作可能なマスタ転送機能を持たせ、予め
指定されたメモリに転送させる方法を用いることが可能
である。
【0034】以上の一連の動作により、1ページ目の画
像データはコントローラ部100よりビデオデータ制御
部200を介して拡張バス300に転送され、2ページ
目のデータ転送手順も1ページ目のデータ転送手順と全
く同じように行われる。また、図5に示すように、コン
トローラ部100からビデオデータ制御部200に対す
る2ページ目の画像データの転送と、プリンタエミュレ
ート装置23から拡張バス300に対する1ページ目の
画像データの転送とを並行して実行する。ビデオデータ
制御部200は、1ページ目のデータ出力と2ページ目
のデータ入力を並行して実行させるために2ページ分の
メモリ容量を有する。
【0035】このように、本実施形態に係るプリントエ
ミュレート装置23は、コントローラ部100(プリン
タコントローラ21)が送信するプリンタコマンドに従
ってエンジン状態をエミュレートし、エンジン状態に従
って所定のタイミングで画像同期信号を生成し、コント
ローラ部100の出力する画像データを取り込み、CR
T25に表示する。 更に、本実施形態では、エミュレ
ートする指定のエンジン状態や状態変移をユーザに通知
する。
【0036】次に、本実施形態に係るプリンタエミュレ
ート装置23によって実行されるソフトウェア(ホスト
となる汎用コンピュータ24上で動作するソフトウェ
ア)を説明する。図6は上記図1に示したプリンタエミ
ュレート装置23の汎用コンピュータ24上のソフトウ
ェアの構成を示す図である。汎用コンピュータ24は、
オペレーティングシステム(基本OS)61と、ドライ
バ62と、マネージャ63と、アプリケーション64と
を備える。本実施形態では、基本OSとして米マイクロ
ソフト社のWindows(登録商標)2000を利用している。
【0037】オペレーティングシステム61は、汎用コ
ンピュータ24のメモリ、割込み、ハードディスクなど
のリソースを管理する。更に、オペレーティングシステ
ム61は、ネットワークインターフェース部26を制御
し、各種通信プロトコルを提供するものとする。 デバ
イス62は、本実施形態に必要なハードウェアであるイ
ンターフェース部22に対する基本的操作を提供するソ
フトウェアであるデバイスドライバを有する。基本的な
操作とは、インターフェース部22上のレジスタへのア
クセス、バッファメモリへのアクセス、インターフェー
ス部22からの割込みの処理等である。
【0038】マネージャ63は、インターフェース部2
2へのより高度な操作を提供するミドルウェアである。
高度な操作とは、インターフェース部22上のバッファ
に格納された画像データをDIBフォーマット(デバイ
ス非依存ビットマップ形式)で取得する機能などであ
り、取得時には縮小・拡大・ディザ補正などを同時に処
理することができる。マネージャ63は内部でデバイス
ドライバを利用している。アプリケーション64は、プ
リンタエミュレート装置23のオペレータに対するユー
ザインターフェースとなるソフトウェアである。オペレ
ータはアプリケーション64を通じて、プリンタエミュ
レート装置23に起動、停止、解析などの指示を出すこ
とができる。アプリケーション64は内部でミドルウェ
アを利用している。
【0039】次に、上記の如く構成された本実施形態の
プリンタエミュレート装置の動作について図1〜図19
を参照しながら詳細に説明する。
【0040】<プリンタエミュレート装置で実行される
一連の動作>図7は上記図1のプリンタエミュレート装
置23によって実行される一連の動作を示すフローチャ
ートである。本フローチャートで示すソフトウェアは、
全てプリンタエミュレート装置23の汎用コンピュータ
24上で動作するソフトウェアである。本ソフトウェア
は、ユーザに対するGUI(Graphical User Interfac
e)を提供すると共にインターフェース部22の制御等
を司る。
【0041】図7において、本ソフトウェアが起動され
ると、初期化処理が行われる(ステップS701)。こ
の初期化処理では、本ソフトウェアに関する変数等の初
期化処理を実行すると共に、プリンタエミュレート装置
23のインターフェース部22のビデオデータ制御部2
00に関するレジスタの設定等ハードウェアの初期化処
理を実行する。 続いて、プリンタエミュレート装置2
3のCRT25により下記の図8の初期画面を表示する
(ステップS702)。
【0042】図8は図7のステップS702で表示され
るCRT25の初期画面を示す説明図である。図8にお
いて、801は画像表示領域であり、この画像表示領域
801には、プリンタコントローラ21の生成する画像
データを表示する。ユーザは、まず、表示する画像デー
タのサイズと色空間を指定する。802は紙サイズを指
定するためのコンボボックス領域であり、このコンボボ
ックス領域802で予め設定された紙サイズに対応する
主走査画素数/主走査開始位置/副走査ライン数/副走
査開始位置が設定される。
【0043】803は詳細設定のためのユーザインター
フェースを表示するための詳細設定ボタンであり、この
詳細設定ボタン803の押下によって図9に示す詳細設
定ウィンドウがCRT25に表示される。図9の詳細設
定ウィンドウでは、予め設定したパラメータ(主走査開
始位置、主走査有効画素数、副走査開始位置、副走査有
効ライン数)を変更することが可能である。尚、図8
中、804はラジオボタン、805は開始ボタン、80
6は停止ボタン、807はプリンタコマンドに関する領
域、808は情報に関する領域、809は印刷済みペー
ジ数を表示する領域、810は環境設定メニューであ
る。
【0044】図7に戻り、画像サイズの変更が指示され
たときは(ステップS703でYES)、指定された画
像データを表示するようにパラメータを設定した(ステ
ップS704)後、ステップS705に進む。ビデオデ
ータ制御部200は、設定されたパラメータに従って有
効な領域の画像データのみをフレームメモリ206に保
持する。また、表示色空間の変更が指示されたときは
(ステップS705でYES)、指定された画像データ
を表示するようにパラメータを設定した(ステップS7
06)後、ステップS707に進む。表示色空間はカラ
ー、Cプレーン、Mプレーン、Yプレーン、Kプレーン
の5種類を選択することが可能である(図8のラジオボ
タン804により選択する)。
【0045】プリンタコントローラ21が出力する画像
データは、通常、CMYK色空間であるため、ここでカ
ラーを選択した場合、フレームメモリ206に蓄積した
CMYK画像データを取り出し、RGB(R:赤、G:
緑、B:青)データに色変換した後、図8の画像表示領
域801に表示する。CMYKプレーンを表示する場合
は、フレームメモリ206から必要な色プレーンデータ
のみを取り出し、図8の画像表示領域801に表示す
る。
【0046】次に、ユーザに対し特定のエンジン状態を
通知するための条件を設定する(ステップS707)。
図17は通知するエンジン状態(ステート)を指定す
るためのインターフェース(通知ステート設定ダイアロ
グ)の表示例を示す図である。尚、図17で示す通知ス
テート設定ダイアログは、図8の環境設定メニュー81
0下から呼び出されるダイアログである。また、図17
に示す表示は一例であり、エンジン状態及びエンジン状
態の変移については任意の表示及び指定が可能である。
【0047】通知ステート設定ダイアログでは、後述す
るステートの中から4つの要因に関連する状態が設定可
能である(チェックされた項目が有効化される)。17
1、172は、それぞれ「印刷中」、「後処理中」ステ
ートの発生回数を通知条件として設定するための領域で
ある。即ち、「印刷中」または「後処理中」のステート
が指定した発生回数に達する毎に、その旨をユーザに通
知する。また、173は、「初期化」ステートから「後
処理中」ステートに状態変化した場合に、その旨をユー
ザに通知するように設定するための領域である。 更
に、174は、何らかのエラーが発生した場合にその旨
を通知するように設定するための領域である。通知ステ
ート設定ダイアログで設定された条件は、汎用コンピュ
ータ24上の所定のメモリ領域等に記録される(ステッ
プS708)。このように、ユーザは試験の目的に応じ
て複数の条件を設定する。
【0048】以上、各種設定が終了した後、プリンタエ
ミュレート装置23はプリンタエミュレーション動作を
開始する。尚、これらのパラメータはデフォルト値が設
定されているため、必要が無い場合は再設定する必要は
ない。
【0049】次に、図8の開始ボタン805の押下を検
出したか否かを判別する(ステップS709)。開始ボ
タン805の押下を検出した場合、汎用コンピュータ2
4上のアプリケーション64により、マネージャ63
(マネージャレイヤのソフトウェア)を介してビデオデ
ータ制御部200に画像データ取得動作の開始を設定
し、ビデオデータ制御部200の処理開始レジスタを設
定すると共に、本ソフトウェアに対する後述する図1
0、図14及び図15の割込み処理を有効化する(ステ
ップS710)。
【0050】この割込み処理は、 1.ビデオデータ制御部200が画像データの1ページ
蓄積終了 2.プリンタコントローラ21が出力するコマンド信号
の受信 3.画像要求信号や画像転送許可信号等のコントロール
信号の受信 をソフトウェアに通知するためのものであり、以下、ペ
ージエンド割込み処理、コマンド受信割込み処理、コン
トロール信号受信割込み処理と呼び、夫々、図10の処
理、図14の処理、及び図15の処理に対応する。ま
た、割込み処理には、上記インターフェース部22から
のハードウェア割込みの他に、一定時間の経過後に割込
み処理を実行するソフトウェア割込み処理もあり、それ
をタイマ割込みと呼ぶ(図18)。割込みが有効化され
ると、本ソフトウェアは図8の停止ボタン806が押下
されるまで(ステップS711でYES)割込み処理を
待ち続け、その後、ビデオデータ制御部200のレジス
タを設定して(ステップS712)、本処理を終了す
る。
【0051】<ページエンド割込み処理>図10は上記
図7のステップS710で有効化されたページエンド割
込み処理(ステップS1001)を示すフローチャート
である。図10において、まず、表示色空間としてカラ
ー表示が指定されたか否かを判別する(ステップS10
02)。ステップS1002の判別の結果、カラー表示
が指定されていないときは、フレームメモリ206に蓄
積された画像データの指定プレーンを縮小変換しながら
汎用コンピュータ25の作業メモリ上に転送する(ステ
ップS1003)。多くの場合、プリンタコントローラ
21の出力する画像データのサイズに比較してCRT2
5の画像表示領域801のサイズが小さいため、縮小変
換を行いながら画像データを取り出す。
【0052】具体的には、フレームメモリ206に蓄積
された主走査画素数4864画素、副走査ライン数68
49画素等の高精細画像データを1/8倍に縮小し、6
08画素×856ラインの画像データを汎用コンピュー
タ24に転送する。更に、この際、サブサンプリングに
伴う折り返し雑音などの影響を抑えるため、所定の空間
フィルタで帯域制限を行う。取り出す画像データは、表
示画像色空間がCMYKプレーンに設定されている場
合、指定プレーンのみを取り出す。
【0053】続いて、画像の見易さを向上させるため画
像データをネガポジ反転し(ステップS1005)、ネ
ガポジ反転した画像をCRT25における図8の画像表
示領域801に表示し(ステップS1007)、表示済
みの印刷枚数、即ち印刷完了ページ数809を表示する
(ステップS1008)。上記ステップS1005のネ
ガポジ反転は必要が無い場合省略してもよい。一方、ス
テップS1002の判別の結果、カラー表示が指定され
ていないときは、CMYK各プレーンの画像データをそ
れぞれ所定の縮小倍率で取り出し(ステップS100
4)、取り出された画像データに対して色変換処理を行
った(ステップS1006)後、上記ステップS100
7及びステップS1008を実行する。
【0054】上記ステップS1006の色変換処理で
は、一般的に行われている変換式によりCMYK画像デ
ータを表示用のRGB画像データに変換する。下式は色
変換の変換式の例を示す。
【0055】 R=1−(C+K) G=1−(M+K) B=1−(Y+K) 上記変換式により得られたRGB画像データは、上記ス
テップS1007でCRT25における図8の画像表示
領域801にカラー表示される。
【0056】上記ステップS1002〜ステップS10
08の処理により、ページエンド割込みが発生するに従
って、プリンタコントローラ21にプリンタエンジンを
接続した場合の紙への画像データ出力と同様に、プリン
タコントローラ21のラスタライズする画像データをプ
リンタエミュレート装置23のCRT25にリアルタイ
ムに表示する。続いて、アプリケーション64がエミュ
レートするエンジンの状態を更新する後述する図11の
エンジン状態更新処理を行い(ステップS1009)、
後述する図12のタイマ処理を行い(ステップS101
0)、及び後述する図13のコントロール信号処理を行
って(ステップS1011)、本処理を終了する。
【0057】<エンジン状態更新処理>図11は上記図
10のステップS1009におけるエンジン状態更新処
理を示すフローチャートである。図11において、ペー
ジエンド割込み処理によってエンジン状態が遷移した場
合は(ステップS1101でYES)、エンジン状態を
時刻と共に汎用コンピュータ24のメモリに記録し(ス
テップS1102)、新たなエンジンの状態をCRT2
5における図8の画像表示領域801に表示する(ステ
ップS1103)。該ステップS1103において、後
述する図16のエンジンステータスチャートウィンドウ
をCRT25に表示している場合は、当該ウィンドウの
表示を更新する。
【0058】更に、上記図7のステップS708で指定
したエンジン状態の条件に達したか否かを判定する(ス
テップS1104)。例えば図17に示す判定条件の場
合、「印刷中」ステートが指定回数発生した/「後処理
中」ステートが指定回数発生した/「初期化」ステート
から「後処理中」ステートへ変移が発生した、等の条件
を判定する。ステップS1104で条件に該当すると判
定した場合、メッセージを電子メール送信する(ステッ
プS1105)。本メッセージは、汎用コンピュータ2
4のネットワークインターフェース部26を介して、イ
ンターネットプロトコルによりユーザの利用する他のコ
ンピュータ等へ電子メール送信される。
【0059】具体的には汎用コンピュータ24に組み込
まれた電子メール送信ソフトウェア等の通信アプリケー
ションソフトウェアが起動され、予め指定したユーザの
アドレスに対して指定したステート条件に達した旨のメ
ッセージを電子メール送信する。例えば、「印刷中ステ
ートが1000回に達しました」等を本文とするメッセ
ージを電子メール送信する。電子メール送信されるメッ
セージには、更に、記録されたエンジン状態のログ情報
が添付される。図19は電子メールに添付されるメッセ
ージの内容例を示すものであり、(a)の191は上記
ステップS1102で記録されたエンジン状態の履歴情
報を示し、(b)の192はプリンタコントローラ21
と通信されるコマンド/レスポンスデータの履歴情報を
示すものである。これにより、ユーザは所定の状態に達
したことを理解すると共に、過去の状態変移を認識し動
作の正当性を判断することができる。
【0060】履歴情報(ログ情報)は電子メール本体に
添付してもよいし、あるいは汎用コンピュータ24にH
TTP(HyperText Transfer Protocol)サーバ機能を
持たせ、HTML(HyperText Markup Language)デー
タに変換して提供してもよい。この場合、所定のURL
(Uniform Resource Locator)情報を電子メール本文に
記載するだけで、ユーザは汎用のHTTPクライアント
ソフトウェアを用いて当該ログ情報にアクセスすること
も可能である。このように、ユーザは遠隔地から汎用の
ソフトウェアを用いて、プリンタコントローラ21のテ
スト状況を把握することが可能になる。
【0061】<タイマ処理>図12は上記図10のステ
ップS1010におけるタイマ処理を示すフローチャー
トである。図12において、タイマ割込みの設定が必要
なとき、例えば、「後処理中」のように時間によりエン
ジンの状態が遷移する可能性があるときは(ステップS
1201でYES)、エンジンの状態の遷移に必要な時
間に対応したタイマ割込みをセットする(ステップS1
202)。
【0062】<コントロール信号処理>図13は上記図
10のステップS1011におけるコントロール信号処
理を示すフローチャートである。図13において、プリ
ンタコントローラ21から受信したコマンドまたはエン
ジンの状態遷移に伴って、プリンタエミュレート装置2
3からプリンタコントローラ21へコントロール信号を
出力する必要があるときは(ステップS1301でYE
S)、当該コントロール信号をマネージャ63を介して
プリンタコントローラ21へ出力する(ステップS13
02)。
【0063】<コマンド受信割込み処理>図14は上記
図7のステップS710で有効化されたコマンド受信割
込み処理を示すフローチャートである。図14におい
て、汎用コンピュータ24は、プリンタコントローラ2
1から受信したコマンド信号をインターフェース部22
のビデオデータ制御部200から読み込み、受信したコ
マンド信号を受信時刻と共に記録し(ステップS140
1)、受信したコマンド信号を解析して(ステップS1
402)、アプリケーション64が保持しているエンジ
ンの状態を解析し(ステップS1403)、新たなエン
ジンの状態とプリンタコントローラ21へ返信するステ
ータス信号を決定する。
【0064】エンジンの状態とは、エンジンにおける
「アイドル」、「初期化」、「給紙中」等の状態を表
し、本実施形態では、アプリケーション64の内部でエ
ンジンの状態をエミュレートしている。尚、図8の開始
ボタン805の押下直後におけるエンジンの状態は「ア
イドル」状態である。例えば、エンジンの状態が「アイ
ドル状態」において「印刷準備開始」を表すコマンド信
号をプリンタコントローラ21から受信した場合、プリ
ンタコントローラ21へ返信するステータス信号を「正
常実行」、次のエンジンの状態を「初期化」と決定す
る。
【0065】続いて、汎用コンピュータ24上のマネー
ジャ63を介してビデオデータ制御部200から、ステ
ータス信号をプリンタコントローラ21へ返信する(ス
テップS1404)。プリンタコントローラ21へ返信
したステータス信号は、上記ステップS1401で受信
したコマンド信号と対応が分かるように記録する(ステ
ップS1405)。プリンタコントローラ21から受信
したコマンド信号とプリンタコントローラ21へ返信す
るステータス信号は、「印刷準備開始→正常実行」のよ
うに、操作者に分かりやすいように対応をつけてCRT
25のプリンタコマンド領域807で表示する(ステッ
プS1406)。ステップS1407〜ステップS14
09では、上記図10のステップS1009〜ステップ
S1011と同様の処理を実行する。動作例としては、
エンジン状態が「アイドル」から「初期化」に遷移した
場合は、時間T1のタイマ割込みをセットする等のよう
に動作する。
【0066】<コントロール信号受信割込み処理>図1
5は上記図7のステップS710で有効化されたコント
ロール信号受信割込み処理を示すフローチャートであ
る。図15において、汎用コンピュータ24は、プリン
タコントローラ21から受信したコントロール信号をビ
デオデータ制御部200から読み込み、受信したコント
ロール信号を受信時刻と共に記録し(ステップS150
1)、アプリケーション64が保持しているエンジンの
状態と受信したコントロール信号とから新たなエンジン
の状態を解析する(ステップS1502)。続くステッ
プS1503〜ステップS1505では、上記図10の
ステップS1009〜ステップS1011と同様の処理
を実行する。動作例としては、エンジンの状態が「給紙
中」の場合にコントロール信号「画像転送要求信号」を
受信した場合は、エンジンの状態を「印刷中」に遷移さ
せ、「画像転送許可信号」を出力する等のように動作す
る。
【0067】<タイマ割込み処理>図18は上記図7の
ステップS710で有効化するタイマ割込み処理を示す
フローチャートである。図18において、汎用コンピュ
ータ24上のアプリケーション64が保持しているエン
ジン状態と割込みを発生したタイマから、新たなエンジ
ンの状態を解析する(ステップS1801)。続くステ
ップS1802〜ステップS1804では、上記図10
のステップS1009〜ステップS1011と同様の処
理を実行する。動作例としては、エンジン状態が「排紙
中」の場合に時間T4(図16の1603)の経過を通
知するタイマ割込みが発生した場合は、エンジンの状態
を「後処理中」に変更する等のように動作する。
【0068】<エンジンス状態変移の表示>図16は上
記図11のステップS1103において表示されるエン
ジンステート(状態)変移を表すエンジンステートチャ
ートウィンドウを示す説明図である。図16において、
エンジン状態は1601のように楕円で囲まれて表示さ
れる。本実施形態のエンジン部は7個の内部状態(アイ
ドル、初期化、給紙中、印刷中、排紙中、後処理中、エ
ラー)をもつことが分かる。矢印1602はエンジン状
態の遷移方向を示しており、矢印に沿わない方向の状態
遷移や、矢印が無い状態間の遷移の発生を検出すること
で、エンジン部の異常を発見することができる。
【0069】1603が示す不等式は、エンジン状態が
遷移するのに必要な時間を示している。この場合は、エ
ンジン状態が「排紙中」の場合に、時間「T4」が経過
するとエンジン状態は「後処理中」に遷移することを示
している。1604が示す文字列は、エンジン状態が遷
移するのに必要なコマンドを示している。この場合は、
エンジン状態が「アイドル」の場合に、コマンド「印刷
準備実行」を受信するとエンジン状態は「初期化中」に
遷移することを示している。また、「エラー」ステート
は、プリンタコントローラ21からの制御や画像データ
に何らかの問題があると判定する場合に移行するステー
トを示すものである。
【0070】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、プリンタエミュレート装置23は、プリンタ
コントローラ21とデータ通信を行うインターフェース
部22と、プリンタコントローラ21から出力されるコ
マンド信号に従いエンジン部の状態をエミュレートする
制御を行うと共に、エミュレートしたエンジン部の状態
に従いプリンタコントローラ21に対するレスポンス信
号の送信及び画像同期信号の生成を制御する汎用コンピ
ュータ24と、エンジン部の状態、状態の変移をユーザ
に通知するネットワークインターフェース部26とを備
えているため、次のような効果を奏する。
【0071】ユーザが指定したエンジンステートやエン
ジンステートの変移条件に達したことをネットワークを
介して通知することが可能になり、ユーザはプリンタエ
ミュレート装置の近くで当該装置を監視する必要がな
く、離れた場所で他の作業を行いながら、プリンタコン
トローラ21に関する連続動作試験などの各種試験を実
施することが可能になる等、利用者にとってより利便性
の高いプリンタエミュレート装置を実現することが可能
になる。更に、試験対象となるプリンタコントローラ2
1がネットワーク機能を有するような場合、ユーザはプ
リントジョブの発行もネットワークを介して行うことが
可能であるため、プリンタエミュレート装置から完全に
離れた遠隔地から、プリンタコントローラ21の試験を
行うことも可能である。
【0072】[他の実施の形態]上記実施形態では、G
UI(図17)からエンジンのステート及びステート変
移を指示する場合について説明したが、本発明はこのよ
うな方法に限定されるものではない。例えば、予め定め
る所定のフォーマットに従って、テキストファイルにエ
ンジンの指定ステートや指定ステート変移を記述するよ
うな方法でもよい。この場合は、決められた範囲以外の
条件を柔軟に設定することが可能になる。
【0073】また、上記実施形態では、エンジンの状態
変化を示すメッセージの通知手段として電子メールを利
用する場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、どのようなプロトコルを利用しても
よい。例えばインスタント・メッセージ・プロトコル等
を利用してもよい。この場合は、エンジン状態の通知を
リアルタイムに行うことが可能である。また、独自のプ
ロトコルを構築して専用クライアントを利用するような
構成でもよい。
【0074】また、上記実施形態では、ネットワークを
介してエンジンの状態変化をメッセージとして通知する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、所定の条件の場合に音声を発生するような
構成でもよい。 図16の1606はこのような場合の
GUIを示すものである。1606は指定するステート
領域を左クリックした場合に表示されるダイアログを示
すものである。図16では「後処理中」ステートを指定
した場合の様子を示す。ここで表示されるダイアログ内
にディジタル音声データの所在を示すパスを指定するこ
とで、所定のステートに達した場合に任意の音声データ
を再生することが可能になる。ここで指定された条件は
図7のステップS708で指定された条件と同様に設定
される。この場合、図11のステップS1104で条件
を判定し、ステップS1105でメッセージ送信の代わ
りにあるいはメッセージ送信に加えて、指定した音声デ
ータを再生する。音声データの再生は基本OSの機能を
利用して容易に再生することが可能である。この場合、
エンジンステートに対応して音声データを再生すること
により、ユーザは当該装置の近くに居るだけで(当該装
置を凝視すること無く)、コントローラ部におけるテス
トの状況をリアルタイムに把握することが可能になる。
【0075】また、上記実施形態では、画像データを表
示する画像表示機能を備えたプリンタエミュレータ装置
に本発明を適用する場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、画像表示機能が無く、
コマンド動作や状態変移のエミュレーションのみを行う
エミュレート装置に本発明を適用してもよい。
【0076】また、上記実施形態では、プリンタとして
レーザビームプリンタを対象にした場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、バブル
ジェット(登録商標)方式のプリンタ等、他の様々な印
刷方式のプリンタに搭載されるプリンタコントローラ等
の開発に利用することが可能である。その場合、ビデオ
インターフェース部をプリンタ等のビデオインターフェ
ース方式に合わせて変更することで、様々なプリンタコ
ントローラの開発に利用することが可能である。
【0077】また、上記実施形態では、プリンタ状態の
表示例としてステートチャートを利用して表示する場合
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、給紙トレイ、感光ドラム、定着器、排紙トレイ
等のプリンタの内部構成が分かるように図示し、エンジ
ン状態の変化に合わせて、感光ドラムの感光や紙送りの
様子等をアニメーション表示してもよい。
【0078】また、上記実施形態では、プリンタコマン
ドログの表示例として16進データをそのまま表示する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、コマンド表に従ってより分かりやすいよう
にコマンドをデコードして表示してもよい。
【0079】また、上記実施形態では、オペレーティン
グシステムとして米マイクロソフト社のWindows(登録
商標)を利用した場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、他の様々な環境上で構成
することも可能である。
【0080】また、上記実施形態では、パーソナルコン
ピュータと組み合わせてコントローラ部の動作検証を行
うシステムを構成する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、他の様々な機器と組
み合わせて実現してもよい。
【0081】また、上記実施形態では、画像形成機能を
備えたプリンタに搭載されるコントローラ部の動作検証
を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、画像読取機能・画像形成機能を備え
た複写機に搭載されるコントローラ部の動作検証を行う
場合や、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ機
能等の複数の機能を備えた複合機に搭載されるコントロ
ーラ部の動作検証を行う場合に適用することも可能であ
る。
【0082】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記録媒体を、システムまたは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても達成
される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が上述した実施形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本
発明を構成することになる。
【0083】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。
【0084】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0085】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0086】また、このときのプログラムコードは、M
PUネイティブなコードであってもよいし、所定のイン
タプリタ言語で記述されたものでランタイム時にMPU
ネイティブなコードに変換されるようなものでもよい
し、所定様式で記述されたスクリプトデータであってオ
ペレーティングシステム等により解釈実行されるような
ものであってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データを生成するコントローラ部と画像データに基
づき媒体に画像を形成するエンジン部から構成される画
像出力装置を開発する際に利用するコントローラ部動作
検証装置において、コントローラ部から出力されるコマ
ンド信号に従いエンジン部の状態をエミュレートし、エ
ミュレートしたエンジン部の状態及びコマンド信号に従
いコントローラ部にレスポンス信号を送信し、エミュレ
ートしたエンジン部の状態に従いコントローラ部に対し
て画像同期信号を生成し、エンジン部の状態又は状態の
変移を、電子メール或いはインスタント・メッセージ・
プロトコル或いは音声等によりユーザに通知する制御を
行うため、ユーザはコントローラ部動作検証装置の近く
で当該装置を監視する必要がなく、離れた場所からコン
トローラ部に関する連続動作試験などの各種試験を実施
することが可能となる等、利用者にとってより利便性の
高いコントローラ部動作検証装置を実現することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタエミュレー
ト装置の接続構成を示すブロック図である。
【図2】図1のプリントエミュレート装置のインターフ
ェース部を中心とした構成を示すブロック図である。
【図3】図2のビデオインターフェース部とビデオデー
タ制御部の物理的形状を示す図である。
【図4】図2及び図3のビデオインターフェース部の内
部構成を示すブロック図である。
【図5】図1のプリントエミュレート装置の画像取得に
関わる動作を示すタイミングチャートである。
【図6】図1の汎用コンピュータ上のソフトウェアの構
成を示す図である。
【図7】図1のプリンタエミュレート装置によって実行
されるプログラムの動作を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS702で表示されるCRTの
初期画面を示す図である。
【図9】画像サイズ詳細設定メニューの例を示す図であ
る。
【図10】ページエンド割込み処理を示すフローチャー
トである。
【図11】エンジン状態更新処理を示すフローチャー
ト。
【図12】タイマ処理を示すフローチャートである。
【図13】コントロール信号処理を示すフローチャート
である。
【図14】コマンド受信割込み処理を示すフローチャー
トである。
【図15】コントロール信号受信割込みを示すフローチ
ャートである。
【図16】エンジンステータスの状態変移を表すウィン
ドウを示す図である。
【図17】ステート条件設定ダイアログを示す図であ
る。
【図18】タイマ割込み処理を示すフローチャートであ
る。
【図19】ステート状態閲覧機能を示す図である。
【図20】プリンタシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
21 プリンタコントローラ(コントローラ部) 22 インターフェース部(インターフェース手段) 23 プリンタエミュレート装置(コントローラ部動作
検証装置) 24 汎用コンピュータ(制御手段、記録手段) 25 CRT(指定手段) 26、500 ネットワークインターフェース部(通知
手段、提示手段) 100 コントローラ部 200 ビデオデータ制御部(取得手段、送信手段、生
成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 昭仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小澤 勇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 尾形 幸彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 AQ05 AQ06 KK04 KK06 KK35 5B021 AA01 AA02 AA05 AA19 NN00 5B048 AA09 DD08 DD17 FF03

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づき媒体に画像を形成す
    るエンジン部と協働して画像出力装置を構成すると共に
    前記画像データを生成するコントローラ部の動作を検証
    するコントローラ部動作検証装置であって、 前記コントローラ部とデータ通信を行うインターフェー
    ス手段と、前記コントローラ部から出力されるコマンド
    信号に従い前記エンジン部の状態をエミュレートする制
    御を行うと共に、前記エミュレートした前記エンジン部
    の状態に従い前記コントローラ部に対するレスポンス信
    号の送信及び画像同期信号の生成を制御する制御手段
    と、前記エンジン部の状態又は状態の変移をユーザに通
    知する通知手段とを有することを特徴とするコントロー
    ラ部動作検証装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラ部から出力される前記
    コマンド信号を前記インターフェース手段を介して取得
    する取得手段と、前記コマンド信号に従い前記エンジン
    部の状態をエミュレートするエミュレート手段と、前記
    エミュレートした前記エンジン部の状態及び前記コマン
    ド信号に従い前記インターフェース手段を介して前記コ
    ントローラ部に前記レスポンス信号を送信する送信手段
    と、前記エミュレートした前記エンジン部の状態に従い
    前記コントローラ部に対して前記画像同期信号を生成す
    る生成手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    コントローラ部動作検証装置。
  3. 【請求項3】 前記通知手段により通知する前記エンジ
    ン部の特定の状態又は特定の状態の変移を指定する指定
    手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のコ
    ントローラ部動作検証装置。
  4. 【請求項4】 前記指定手段による前記エンジン部の特
    定の状態又は特定の状態の変移の指定とは、ユーザイン
    ターフェースによる指定、テキストファイルへの記述に
    よる指定を含むことを特徴とする請求項3記載のコント
    ローラ部動作検証装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジン部の特定の状態とは、給紙
    中状態、印刷中状態、排紙中状態等の状態を含み、前記
    エンジン部の特定の状態の変移とは、給紙中状態から印
    刷中状態への変移等の規定方向への変移、排紙中状態か
    ら給紙中状態への変移等の規定方向以外の変移を含むこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のコントローラ部動
    作検証装置。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、前記エンジン部の特定
    の状態又は特定の状態の変移をネットワークを介してユ
    ーザに通知することを特徴とする請求項1、3乃至5の
    何れかに記載のコントローラ部動作検証装置。
  7. 【請求項7】 前記通知手段による通知とは、電子メー
    ルによる通知、インスタント・メッセージ・プロトコル
    による通知を含むことを特徴とする請求項6記載のコン
    トローラ部動作検証装置。
  8. 【請求項8】 前記通知手段は、前記エンジン部の特定
    の状態又は特定の状態の変移を音声によりユーザに通知
    することを特徴とする請求項1、3乃至5の何れかに記
    載のコントローラ部動作検証装置。
  9. 【請求項9】 前記エンジン部の状態変移を記録する記
    録手段と、前記記録した前記エンジン部の状態変移をネ
    ットワークを介してユーザに提示する提示手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のコ
    ントローラ部動作検証装置。
  10. 【請求項10】 前記コントローラ部から取得したコマ
    ンド信号及び前記コントローラ部に送信したレスポンス
    信号を記録する記録手段と、前記記録したコマンド信号
    及びレスポンス信号をネットワークを介してユーザに提
    示する提示手段とを有することを特徴とする請求項1乃
    至9の何れかに記載のコントローラ部動作検証装置。
  11. 【請求項11】 前記画像出力装置とは、画像形成機能
    を備えたプリンタ、画像読取機能・画像形成機能を備え
    た複写機、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ
    機能等の複数の機能を備えた複合機を含むことを特徴と
    する請求項1記載のコントローラ部動作検証装置。
  12. 【請求項12】 画像データに基づき媒体に画像を形成
    するエンジン部と協働して画像出力装置を構成すると共
    に前記画像データを生成するコントローラ部の動作を検
    証するコントローラ部動作検証方法であって、前記コン
    トローラ部とインターフェース手段を介してデータ通信
    を行う通信ステップと、前記コントローラ部から出力さ
    れるコマンド信号に従い前記エンジン部の状態をエミュ
    レートする制御を行うと共に、前記エミュレートした前
    記エンジン部の状態に従い前記コントローラ部に対する
    レスポンス信号の送信及び画像同期信号の生成を制御す
    る制御ステップと、前記エンジン部の状態又は状態の変
    移をユーザに通知する通知ステップとを有することを特
    徴とするコントローラ部動作検証方法。
  13. 【請求項13】 前記コントローラ部から出力される前
    記コマンド信号を前記通信ステップを介して取得する取
    得ステップと、前記コマンド信号に従い前記エンジン部
    の状態をエミュレートするエミュレートステップと、前
    記エミュレートした前記エンジン部の状態及び前記コマ
    ンド信号に従い前記通信ステップを介して前記コントロ
    ーラ部に前記レスポンス信号を送信する送信ステップ
    と、前記エミュレートした前記エンジン部の状態に従い
    前記コントローラ部に対して前記画像同期信号を生成す
    る生成ステップとを有することを特徴とする請求項12
    記載のコントローラ部動作検証方法。
  14. 【請求項14】 前記通知ステップにより通知する前記
    エンジン部の特定の状態又は特定の状態の変移を指定す
    る指定ステップを有することを特徴とする請求項12又
    は13記載のコントローラ部動作検証方法。
  15. 【請求項15】 前記指定ステップによる前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移の指定とは、ユー
    ザインターフェースによる指定、テキストファイルへの
    記述による指定を含むことを特徴とする請求項14記載
    のコントローラ部動作検証方法。
  16. 【請求項16】 前記エンジン部の特定の状態とは、給
    紙中状態、印刷中状態、排紙中状態等の状態を含み、前
    記エンジン部の特定の状態の変移とは、給紙中状態から
    印刷中状態への変移等の規定方向への変移、排紙中状態
    から給紙中状態への変移等の規定方向以外の変移を含む
    ことを特徴とする請求項14又は15記載のコントロー
    ラ部動作検証方法。
  17. 【請求項17】 前記通知ステップでは、前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移をネットワークを
    介してユーザに通知することを特徴とする請求項12、
    14乃至16の何れかに記載のコントローラ部動作検証
    方法。
  18. 【請求項18】 前記通知ステップによる通知とは、電
    子メールによる通知、インスタント・メッセージ・プロ
    トコルによる通知を含むことを特徴とする請求項17記
    載のコントローラ部動作検証方法。
  19. 【請求項19】 前記通知ステップでは、前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移を音声によりユー
    ザに通知することを特徴とする請求項12、14乃至1
    6の何れかに記載のコントローラ部動作検証方法。
  20. 【請求項20】 前記エンジン部の状態変移を記録手段
    に記録する記録ステップと、前記記録した前記エンジン
    部の状態変移をネットワークを介してユーザに提示する
    提示ステップとを有することを特徴とする請求項12乃
    至19の何れかに記載のコントローラ部動作検証方法。
  21. 【請求項21】 前記コントローラ部から取得したコマ
    ンド信号及び前記コントローラ部に送信したレスポンス
    信号を記録手段に記録する記録ステップと、前記記録し
    たコマンド信号及びレスポンス信号をネットワークを介
    してユーザに提示する提示ステップとを有することを特
    徴とする請求項12乃至20の何れかに記載のコントロ
    ーラ部動作検証方法。
  22. 【請求項22】 前記画像出力装置とは、画像形成機能
    を備えたプリンタ、画像読取機能・画像形成機能を備え
    た複写機、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ
    機能等の複数の機能を備えた複合機を含むことを特徴と
    する請求項12記載のコントローラ部動作検証方法。
  23. 【請求項23】 画像データに基づき媒体に画像を形成
    するエンジン部と協働して画像出力装置を構成すると共
    に前記画像データを生成するコントローラ部の動作を検
    証するコントローラ部動作検証装置に適用されるコント
    ローラ部動作検証方法を実行するプログラムを記憶した
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記コントローラ部動作検証方法は、前記コントローラ
    部とインターフェース手段を介してデータ通信を行う通
    信ステップと、前記コントローラ部から出力されるコマ
    ンド信号に従い前記エンジン部の状態をエミュレートす
    る制御を行うと共に、前記エミュレートした前記エンジ
    ン部の状態に従い前記コントローラ部に対するレスポン
    ス信号の送信及び画像同期信号の生成を制御する制御ス
    テップと、前記エンジン部の状態又は状態の変移をユー
    ザに通知する通知ステップとを有することを特徴とする
    記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記コントローラ部から出力される前
    記コマンド信号を前記通信ステップを介して取得する取
    得ステップと、前記コマンド信号に従い前記エンジン部
    の状態をエミュレートするエミュレートステップと、前
    記エミュレートした前記エンジン部の状態及び前記コマ
    ンド信号に従い前記通信ステップを介して前記コントロ
    ーラ部に前記レスポンス信号を送信する送信ステップ
    と、前記エミュレートした前記エンジン部の状態に従い
    前記コントローラ部に対して前記画像同期信号を生成す
    る生成ステップとを有することを特徴とする請求項23
    記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記通知ステップにより通知する前記
    エンジン部の特定の状態又は特定の状態の変移を指定す
    る指定ステップを有することを特徴とする請求項23又
    は24記載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記指定ステップによる前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移の指定とは、ユー
    ザインターフェースによる指定、テキストファイルへの
    記述による指定を含むことを特徴とする請求項25記載
    の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記エンジン部の特定の状態とは、給
    紙中状態、印刷中状態、排紙中状態等の状態を含み、前
    記エンジン部の特定の状態の変移とは、給紙中状態から
    印刷中状態への変移等の規定方向への変移、排紙中状態
    から給紙中状態への変移等の規定方向以外の変移を含む
    ことを特徴とする請求項25又は26記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記通知ステップでは、前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移をネットワークを
    介してユーザに通知することを特徴とする請求項23、
    25乃至27の何れかに記載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記通知ステップによる通知とは、電
    子メールによる通知、インスタント・メッセージ・プロ
    トコルによる通知を含むことを特徴とする請求項28記
    載の記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記通知ステップでは、前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移を音声によりユー
    ザに通知することを特徴とする請求項23、25乃至2
    7の何れかに記載の記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記エンジン部の状態変移を記録手段
    に記録する記録ステップと、前記記録した前記エンジン
    部の状態変移をネットワークを介してユーザに提示する
    提示ステップとを有することを特徴とする請求項23乃
    至30の何れかに記載の記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記コントローラ部から取得したコマ
    ンド信号及び前記コントローラ部に送信したレスポンス
    信号を記録手段に記録する記録ステップと、前記記録し
    たコマンド信号及びレスポンス信号をネットワークを介
    してユーザに提示する提示ステップとを有することを特
    徴とする請求項23乃至31の何れかに記載の記憶媒
    体。
  33. 【請求項33】 前記画像出力装置とは、画像形成機能
    を備えたプリンタ、画像読取機能・画像形成機能を備え
    た複写機、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ
    機能等の複数の機能を備えた複合機を含むことを特徴と
    する請求項23記載の記憶媒体。
  34. 【請求項34】 画像データに基づき媒体に画像を形成
    するエンジン部と協働して画像出力装置を構成すると共
    に前記画像データを生成するコントローラ部の動作を検
    証するコントローラ部動作検証装置に供給されるプログ
    ラムであって、 前記コントローラ部とインターフェース手段を介してデ
    ータ通信を行う通信ステップと、前記コントローラ部か
    ら出力されるコマンド信号に従い前記エンジン部の状態
    をエミュレートする制御を行うと共に、前記エミュレー
    トした前記エンジン部の状態に従い前記コントローラ部
    に対するレスポンス信号の送信及び画像同期信号の生成
    を制御する制御ステップと、前記エンジン部の状態又は
    状態の変移をユーザに通知する通知ステップとを有する
    ことを特徴とするプログラム。
  35. 【請求項35】 前記コントローラ部から出力される前
    記コマンド信号を前記通信ステップを介して取得する取
    得ステップと、前記コマンド信号に従い前記エンジン部
    の状態をエミュレートするエミュレートステップと、前
    記エミュレートした前記エンジン部の状態及び前記コマ
    ンド信号に従い前記通信ステップを介して前記コントロ
    ーラ部に前記レスポンス信号を送信する送信ステップ
    と、前記エミュレートした前記エンジン部の状態に従い
    前記コントローラ部に対して前記画像同期信号を生成す
    る生成ステップとを有することを特徴とする請求項34
    記載のプログラム。
  36. 【請求項36】 前記通知ステップにより通知する前記
    エンジン部の特定の状態又は特定の状態の変移を指定す
    る指定ステップを有することを特徴とする請求項34又
    は35記載のプログラム。
  37. 【請求項37】 前記指定ステップによる前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移の指定とは、ユー
    ザインターフェースによる指定、テキストファイルへの
    記述による指定を含むことを特徴とする請求項36記載
    のプログラム。
  38. 【請求項38】 前記エンジン部の特定の状態とは、給
    紙中状態、印刷中状態、排紙中状態等の状態を含み、前
    記エンジン部の特定の状態の変移とは、給紙中状態から
    印刷中状態への変移等の規定方向への変移、排紙中状態
    から給紙中状態への変移等の規定方向以外の変移を含む
    ことを特徴とする請求項36又は37記載のプログラ
    ム。
  39. 【請求項39】 前記通知ステップでは、前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移をネットワークを
    介してユーザに通知することを特徴とする請求項34、
    36乃至38の何れかに記載のプログラム。
  40. 【請求項40】 前記通知ステップによる通知とは、電
    子メールによる通知、インスタント・メッセージ・プロ
    トコルによる通知を含むことを特徴とする請求項39記
    載のプログラム。
  41. 【請求項41】 前記通知ステップでは、前記エンジン
    部の特定の状態又は特定の状態の変移を音声によりユー
    ザに通知することを特徴とする請求項34、36乃至3
    8の何れかに記載のプログラム。
  42. 【請求項42】 前記エンジン部の状態変移を記録手段
    に記録する記録ステップと、前記記録した前記エンジン
    部の状態変移をネットワークを介してユーザに提示する
    提示ステップとを有することを特徴とする請求項34乃
    至41の何れかに記載のプログラム。
  43. 【請求項43】 前記コントローラ部から取得したコマ
    ンド信号及び前記コントローラ部に送信したレスポンス
    信号を記録手段に記録する記録ステップと、前記記録し
    たコマンド信号及びレスポンス信号をネットワークを介
    してユーザに提示する提示ステップとを有することを特
    徴とする請求項34乃至42の何れかに記載のプログラ
    ム。
  44. 【請求項44】 前記画像出力装置とは、画像形成機能
    を備えたプリンタ、画像読取機能・画像形成機能を備え
    た複写機、画像読取機能・画像形成機能・ファクシミリ
    機能等の複数の機能を備えた複合機を含むことを特徴と
    する請求項34記載のプログラム。
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JP2008035062A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Murata Mach Ltd 通信装置
CN110525065A (zh) * 2019-08-31 2019-12-03 森大(深圳)技术有限公司 打印机稳定性测试方法、存储介质、设备及打印机

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