JP2003122534A - 画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム

Info

Publication number
JP2003122534A
JP2003122534A JP2001315163A JP2001315163A JP2003122534A JP 2003122534 A JP2003122534 A JP 2003122534A JP 2001315163 A JP2001315163 A JP 2001315163A JP 2001315163 A JP2001315163 A JP 2001315163A JP 2003122534 A JP2003122534 A JP 2003122534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
data
display
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001315163A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Mochizuki
昭仁 望月
Masami Kato
政美 加藤
Takeshi Shinomiya
岳史 四宮
Yukihiko Ogata
幸彦 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001315163A priority Critical patent/JP2003122534A/ja
Publication of JP2003122534A publication Critical patent/JP2003122534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力装置における連続する複数ページの
処理において発生した異常を遡って表示し確認すること
を可能とした画像処理装置、画像出力装置検証方法、記
憶媒体、及びプログラムを提供する。 【解決手段】 画像処理装置は、画像出力装置のコント
ローラ部100とデータ通信を行うビデオインターフェ
ース400、コントローラ部100から出力される画像
データを取得しフレームメモリ206に保持するビデオ
データ制御部200、コントローラ部100との間で通
信される画像データ以外の制御データに従いコントロー
ラ部100に対する画像データ同期信号を生成し、前記
保持した画像データの表示を指示する汎用コンピュータ
24、表示指示に基づき画像データを表示するCRT2
5を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラムに関
し、特に、画像出力装置における画像データを出力する
コントローラ部の出力画像データを検証する場合に好適
な画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及
びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ等の画像出力装置は、
画像出力装置に接続されたホストコンピュータやデジタ
ルカメラなどから出力指示がなされた画像データ(印刷
データ)を、出力に適した画像データに変換するコント
ローラ部と、コントローラ部から出力された画像データ
を受け取り紙などのメディアに画像を出力するエンジン
部とから構成される。
【0003】以下では、画像出力装置の例としてレーザ
ビームプリンタを取り上げてその説明を行う。レーザビ
ームプリンタは、レーザビームプリンタに接続されたホ
ストコンピュータから、シリアル回線、パラレル回線、
またはイーサネット(登録商標)などのネットワーク回
線を通じて画像データ(印刷データ)を受け取り、それ
をビットマップデータに変換するコントローラ部と、紙
搬送や電子写真プロセスを制御・駆動するエンジン部と
から構成される。
【0004】レーザビームプリンタのコントローラ部と
エンジン部は、画像データを転送するための画像信号、
及び画像信号のタイミングを制御するためのタイミング
制御信号以外に、コントローラ部がエンジン部に指示を
与えるためのコマンド信号と、エンジン部がコントロー
ラ部にエンジンの状態を伝えるためのステータス信号を
シリアルインターフェースを介して送受信することで、
装置全体の制御を実現している。エンジン部は、コント
ローラ部から受信するコマンドに従って、画像信号(ビ
ットマップデータ)に基づき電子写真プロセスを用いて
紙などのメディアに画像を出力する。また、エンジン部
は、印刷可能な紙サイズに関する情報や紙詰りなどのエ
ラー情報などを、適宜、ステータス信号としてコントロ
ーラ部に送信する。
【0005】従来、上記のようなコントローラ部とエン
ジン部により構成される画像出力装置の開発過程や動作
検証過程においては、様々な印刷データをコントローラ
部に送信し、実際にエンジン部を動作させ出力画像を得
ることにより、出力画像に異常が発生しているか否かの
評価を人間の目で繰り返し行っていた。しかし、このよ
うな手法は以下に示す幾つかの問題を生ずるものであっ
た。 ・大量の印刷画像を出力するために、莫大な量の紙など
のメディアやトナー・インクなどの消耗品を消費する。 ・出力画像を肉眼で評価を行うことから、評価者の熟練
が要求され、熟練した者が評価を行ったとしても多くの
時間を費やす。 ・近年の高精細化が進む画像出力装置では、ドット欠け
などの微細な出力エラーを印刷結果から肉眼だけで検出
するのは困難である。 ・出力画像を得るにはコントローラ部とエンジン部の両
者の動作が必要であり、肉眼の評価により出力エラーを
検出できた場合に、そのエラーがコントローラ部に起因
するものであるか、エンジン部に起因するものであるか
を特定するのが困難である。
【0006】例えば本出願人による提案(#整理番号4
454036)に記載された「画像処理装置及び方法、
並びにプログラム」では、画像出力装置を開発する際
に、画像出力装置のコントローラ部が生成する画像デー
タをリアルタイムに可視化する画像処理装置を、エンジ
ン部の代わりに用いることにより、上述のような画像出
力装置の開発過程や動作検証過程における問題を解決す
る方法を開示している。
【0007】上記提案による方法によれば、パーソナル
コンピュータの拡張バスに接続可能な画像処理装置を用
い、所定のインターフェースを介して画像処理装置と画
像出力装置のコントローラ部との通信を実行させて、コ
ントローラ部が出力する画像信号(ビットマップデー
タ)を画像処理装置に取り込み、画像メモリに記録した
後に画像を読み出し、表示装置に表示させることが可能
となる。従って、実際に画像出力装置のエンジン部を動
作させることなく、画像出力装置の出力画像について表
示装置上で詳細な検証作業を行うことができ、画像出力
装置の開発効率の向上や開発コストの低減に有効なもの
となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。即ち、上述
の画像処理装置は、リアルタイムに可視化した画像デー
タを表示装置に表示させることで、操作者が画像出力装
置に関する処理結果の異常を発見し、画像出力装置の動
作を停止させて異常内容を検証するというものであっ
た。そのため、画像出力装置において複数のページの画
像が連続して処理される場合に、操作者が表示装置にお
ける表示画像の異常に気付かない或いは操作が遅れるな
どの理由によって、表示装置の画面上で異常が発生した
ページを通過してしまい、その結果、画像出力装置の停
止状態での詳細な検証作業を行うことができないという
問題を生ずるものであった。
【0009】また、上述の画像処理装置と画像出力装置
のコントローラ部との間の通信処理において、画像処理
装置を画像出力装置のエンジン部の代わりとして動作さ
せるためには、出力画像データの受け渡し・表示処理に
関わる制御以外に、コントローラ部とエンジン部がシリ
アルインターフェースを介してやり取りするコマンド信
号及びステータス信号の送受信についても、規定された
タイミングで送受信を実行する必要がある。つまり、パ
ーソナルコンピュータによる制御によって、画像処理装
置に保持された出力画像データを表示装置に表示するた
めのデータ転送処理を実行し、更に表示装置に表示する
ためのデータ転送処理と共に、上記シリアルインターフ
ェースを介したコマンド信号/ステータス信号の送受信
制御を実行する必要があり、所定の時間内に処理されな
い場合には動作上の不都合を生じてしまう。
【0010】例えば、画像処理装置において画像出力装
置の出力画像データの表示処理が間に合わない場合に
は、画像データの欠落によって表示装置に正常な出力画
像として表示できない可能性がある。反対に、画像処理
装置と画像出力装置のコントローラ部との間におけるコ
マンド信号/ステータス信号の送受信が規定のタイミン
グで実行されない場合は、画像出力装置のコントローラ
部が、エンジン部に異常が発生したと判断してエラー処
理を実行する、或いは停止してしまう可能性がある。
【0011】上記の問題に対しては、表示画像に関する
処理負荷を低減させるために画像表示サイズを小さくす
る、或いは単色表示にして処理するデータ量を削減する
ことで改善効果は見られるものの、表示品質の低下によ
り、操作者にとっては表示画像から異常を発見すること
が更に困難になるという問題があった。
【0012】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、画像出力装置における連続する複数ページの処
理において発生した異常を遡って表示し確認することを
可能とした画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶
媒体、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像データを出力するコントローラ部
と、前記画像データに基づき記録媒体上に画像を形成す
るエンジン部とを備えた画像出力装置の前記コントロー
ラ部の検証を行う画像処理装置であって、前記コントロ
ーラ部とデータ通信を行うインターフェース手段と、前
記コントローラ部から出力される画像データを前記イン
ターフェース手段を介して取得する画像データ取得手段
と、前記取得した画像データを保持する画像データ保持
手段と、前記インターフェース手段を介して前記コント
ローラ部との間で通信される前記画像データ以外の制御
データに従って前記コントローラ部に対する画像データ
同期信号を生成する画像同期信号生成手段と、前記保持
した画像データの表示を指示する画像表示指示手段と、
前記表示指示に基づき画像データを表示する画像表示手
段とを有することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、画像データを出力するコ
ントローラ部と、前記画像データに基づき記録媒体上に
画像を形成するエンジン部とを備えた画像出力装置の前
記コントローラ部の検証を行う画像処理装置における画
像出力装置検証方法であって、前記コントローラ部との
間でインターフェース手段を介してデータ通信を行う通
信工程と、前記コントローラ部から出力される画像デー
タを前記通信工程を介して取得する画像データ取得工程
と、前記取得した画像データを記憶手段に保持する画像
データ保持工程と、前記通信工程を介して前記コントロ
ーラ部との間で通信される前記画像データ以外の制御デ
ータに従って前記コントローラ部に対する画像データ同
期信号を生成する画像同期信号生成工程と、前記保持し
た画像データの表示を指示する画像表示指示工程と、前
記表示指示に基づき画像データを表示する画像表示工程
とを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、画像データを出力するコ
ントローラ部と、前記画像データに基づき記録媒体上に
画像を形成するエンジン部とを備えた画像出力装置の前
記コントローラ部の検証を行う画像処理装置における画
像出力装置検証方法を実行するプログラムを記憶したコ
ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前
記画像出力装置検証方法は、前記コントローラ部との間
でインターフェース手段を介してデータ通信を行う通信
ステップと、前記コントローラ部から出力される画像デ
ータを前記通信ステップを介して取得する画像データ取
得ステップと、前記取得した画像データを記憶手段に保
持する画像データ保持ステップと、前記通信ステップを
介して前記コントローラ部との間で通信される前記画像
データ以外の制御データに従って前記コントローラ部に
対する画像データ同期信号を生成する画像同期信号生成
ステップと、前記保持した画像データの表示を指示する
画像表示指示ステップと、前記表示指示に基づき画像デ
ータを表示する画像表示ステップとを有することを特徴
とする。
【0016】また、本発明は、画像データを出力するコ
ントローラ部と、前記画像データに基づき記録媒体上に
画像を形成するエンジン部とを備えた画像出力装置の前
記コントローラ部の検証を行う画像処理装置に供給され
るプログラムであって、前記コントローラ部との間でイ
ンターフェース手段を介してデータ通信を行う通信ステ
ップと、前記コントローラ部から出力される画像データ
を前記通信ステップを介して取得する画像データ取得ス
テップと、前記取得した画像データを記憶手段に保持す
る画像データ保持ステップと、前記通信ステップを介し
て前記コントローラ部との間で通信される前記画像デー
タ以外の制御データに従って前記コントローラ部に対す
る画像データ同期信号を生成する画像同期信号生成ステ
ップと、前記保持した画像データの表示を指示する画像
表示指示ステップと、前記表示指示に基づき画像データ
を表示する画像表示ステップとを有することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態に係る画像処理
装置の概略構成を示すブロック図である。画像処理装置
は、出力画像データを生成するビデオデータ制御部20
0と、ビデオデータ制御部200に接続されたパーソナ
ルコンピュータ(図2の汎用コンピュータ24)の拡張
バス300とを備えている。図中100は、画像処理装
置のビデオデータ制御部200にビデオインターフェー
ス部400を介して接続された画像出力装置のコントロ
ーラ部である。更に、ビデオデータ制御部200は、互
いに直列に接続された、画像入力制御部203、デュア
ルポートメモリ制御部204、及び画像出力制御部20
5と、デュアルポートメモリ制御部204に接続され
た、コントローラインターフェース制御部201、拡張
バスインターフェース制御部202、及びフレームメモ
リ(画像メモリ)206とを備えている。
【0019】画像処理装置は、画像出力装置のコントロ
ーラ部100から出力される画像データをビデオデータ
制御部200のフレームメモリ206に蓄積し、更に、
フレームメモリ206に蓄積した画像データを拡張バス
300を介してパーソナルコンピュータ(図2の汎用コ
ンピュータ24)の処理部に転送する機能を有する。コ
ントローラインターフェース制御部201が、画像出力
装置のコントローラ部100からの画像転送要求信号に
対して画像転送許可信号を発することにより、画像出力
装置のコントローラ部100は、画像転送許可信号に同
期して画像データの転送を開始する。
【0020】画像入力制御部203は、画像出力装置の
コントローラ部100が出力する画像データをデュアル
ポートメモリ制御部204に転送し、更に、デュアルポ
ートメモリ制御部204は、画像入力制御部203から
転送された画像データをフレームメモリ206に書き込
む。拡張バスインターフェース制御部202は、拡張バ
ス300を介して画像データの転送状態をパーソナルコ
ンピュータ(図2の汎用コンピュータ24)に通知する
と共に、転送要求に従ってフレームメモリ206に保持
された画像を読み出し、画像出力制御部205に転送す
る。更に、画像出力制御部205は、拡張バス300に
画像データを出力する。
【0021】図2は上記図1に示した画像処理装置の接
続構成を示す図である。画像処理装置23は、ケーブル
(ビデオインターフェース部26(図1の400))を
介して画像出力装置の検証ターゲットであるプリンタコ
ントローラ21(図1のコントローラ部100)の出力
に接続される。画像出力装置のプリンタコントローラ2
1は、不図示のパラレルインターフェースやUSB(Un
iversal Serial Bus)インターフェースまたはネットワ
ークを介して、パーソナルコンピュータ等(本実施形態
では画像処理装置23の汎用コンピュータ24)に接続
される。
【0022】画像処理装置23は、インターフェース部
(PCI(Peripheral Component Interconnect)ボー
ド:インターフェースボード)22を有する汎用コンピ
ュータ24と、後述の各種画面を表示するCRT25と
を備えている。尚、表示方式はCRT方式に限定され
ず、液晶方式等でもよい。画像出力装置(印刷装置)の
プリンタコントローラ21の出力は、本来、画像出力装
置のエンジンコントローラに接続されるものである。エ
ンジンコントローラは、例えば電子写真方式のプリンタ
の場合、レーザドライバを駆動し、プリンタコントロー
ラにより生成されたラスタ画像データに基づき感光体ド
ラム表面に静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを磁気
的に付着させることで、記録用紙に画像を現像する。
【0023】一方、画像処理装置23を利用して画像出
力装置のプリンタコントローラ21の検証を行う場合、
ビデオインターフェース部26を画像処理装置23のイ
ンターフェース部22に接続する。インターフェース部
22は、プリンタコントローラ21の出力コマンド等に
従って同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)を生
成し、プリンタコントローラ21の出力するラスタ画像
データをインターフェース部22上のメモリに保持す
る。メモリに保持された画像データは、汎用コンピュー
タ24上で動作するソフトウェア(基本OS上で動作す
る専用ソフトウェア)により再構成され、CRT25に
表示される。画像処理装置23は、このように、画像出
力装置のエンジンコントローラの代わりにプリンタコン
トローラ21に接続され、プリンタコントローラ21の
ハードウェア/ソフトウェアの開発などに利用される。
【0024】図3は上記図2に示した画像処理装置23
のインターフェース部22の構成を示す説明図である。
インターフェース部22は、ビデオインターフェース部
31と、ビデオデータ制御部32(図1の200)とか
ら構成されている。ビデオデータ制御部32は、不図示
のビデオインターフェースロジック、メモリコントロー
ラ、メモリ、PCIインターフェース等から構成され、
ビデオインターフェース部31を介してデータの蓄積制
御や同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)の生
成、プリンタコマンドの処理等を行う。ビデオデータ制
御部32は、PCIインターフェースの拡張ボードとし
て汎用コンピュータ24の拡張スロットに装着される。
【0025】ビデオインターフェース部31は、ビデオ
データ制御部32に板間結合されるユニットであり、取
り替え可能な構造をなす。画像処理装置23において
は、インターフェース部22が汎用の拡張スロットに装
着可能な構成をなすため、必要な処理速度に応じてシス
テム制御部となるコンピュータを取り替えることが可能
になる。また、ビデオインターフェース部31を取り替
え可能な構成とすることにより、他の異なるインターフ
ェースの画像出力装置の開発に本画像処理装置を容易に
適応させることができる。これにより、ハードウェアが
ビデオインターフェース部31の変更だけで対応可能で
ある。
【0026】図4は上記図3に示した画像処理装置23
のビデオインターフェース部31の内部構成を示すブロ
ック図である。ビデオインターフェース部31は、コネ
クタ40と、コネクタ40に接続されたラインドライバ
41と、ラインドライバ41に直接またはFIFO(Fi
rst In First Out)メモリ42を介して接続された板間
結合用のコネクタ43とを備えている。
【0027】ラインドライバ41は、高速のビデオ信号
をケーブルを介して接続するための平衡型の信号インタ
ーフェース用ドライバ/レシーバデバイスから構成され
ている。FIFOメモリ42には、ビデオ同期クロック
に従って、画像データが保持される。コネクタ40は、
専用のビデオケーブルを介して画像出力装置のコントロ
ーラ部100に接続され、コントローラ部100には、
各種同期信号、同期信号に同期したCMYK画像データ
(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラ
ック)、プリンタエンジンとのインターフェースを司る
シリアルコマンド信号等が接続される。コネクタ43
は、ビデオデータ制御部200との物理的インターフェ
ースを司る。ビデオデータ制御部200は、コントロー
ラ部100から送出されるプリントコマンド等に従って
同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)を生成し、
コントローラ部100から同期信号に従って送られる画
像データをFIFOメモリ42から抽出する。
【0028】図5は上記図1に示した画像処理装置23
の基本動作を示すタイミングチャートである。画像処理
装置23は、4色の画像データを順次並行して画像転送
処理を行う。図5において、画像転送要求信号aが画像
出力装置のコントローラ部100より発せられると、こ
れに対して、ビデオデータ制御部200のコントローラ
インターフェース制御部201は、画像転送許可信号b
を返送する。画像転送許可信号bを返送された画像出力
装置のコントローラ部100は、所定のタイミングに従
って、c〜fの画像データ転送を行う。画像入力制御部
203は、転送されたc〜fの画像データをデュアルポ
ートメモリ制御部204を介してフレームメモリ206
の格納開始アドレスから順次格納していく。
【0029】1ページ目の画像データ入力4の書き込み
が終了した時点で、拡張バスインターフェース制御部2
02は、拡張バス割り込み信号gを発生させて1ページ
目の画像データ格納が終了したことをシステム(汎用コ
ンピュータ24)側に通知する。一方、システム(汎用
コンピュータ24)側においては、拡張バス300を介
した割り込み信号に基づき、ビデオデータ制御部200
のフレームメモリ206に格納された画像データの取得
を行う。
【0030】ビデオデータ制御部200からシステム
(汎用コンピュータ24)側へのデータ転送について
は、拡張バスインターフェースに基づき実行可能である
どのような方法を用いてもよい。例えば、フレームメモ
リ206を拡張バス300上のメモリ空間にマッピング
して通常のメモリリードアクセスによって読み出す方法
や、または画像処理装置側に拡張バス300上で動作可
能なマスタ転送機能を持たせ、予め指定されたメモリに
転送させる方法を用いることが可能である。
【0031】以上の一連の動作により、1ページ目の画
像データは画像出力装置のコントローラ部100より画
像処理装置のビデオデータ制御部200を介して拡張バ
ス300に転送される。また、引き続き2ページ目以降
の画像データ転送が行われる場合も、上述した1ページ
目の画像データ転送と同様に実行される。但し、フレー
ムメモリ206への画像データの格納は、前ページの画
像データ格納が終了したアドレスに続けて格納され、各
ページの画像データはシステム(汎用コンピュータ2
4)側への転送が終了した後もフレームメモリ206に
保持される。
【0032】次に、本発明の実施の形態に係る画像処理
装置によって実行されるソフトウェア(ホストとなる汎
用コンピュータ24)を説明する。
【0033】図6は上記図2に示した画像処理装置23
の汎用コンピュータ24上のソフトウェアの構成を示す
図である。汎用コンピュータ24は、オペレーティング
システム(基本OS)61と、ドライバソフトウェア
(以下ドライバ)62と、マネージャソフトウェア(以
下マネージャ)63と、アプリケーションソフトウェア
(以下アプリケーション)64とを備えている。
【0034】本実施形態では、基本OSとして、米国マ
イクロソフト社のWindows(登録商標)2000を利用して
いる。オペレーティングシステム61は、パーソナルコ
ンピュータ(汎用コンピュータ24)のメモリ、割込
み、ハードディスクなどのリソースを管理する。ドライ
バ62は、本実施形態に必要なハードウェアであるイン
ターフェース部22に対する基本的操作を提供するソフ
トウェアであるデバイスドライバを有する。基本的な操
作とは、インターフェース部22上のレジスタへのアク
セス、バッファメモリへのアクセス、インターフェース
部22からの割込みの処理等である。
【0035】マネージャ63は、インターフェース部2
2へのより高度な操作を提供するミドルウェアである。
高度な操作とは、インターフェース部22上のバッファ
に格納された画像データをDIBフォーマット(デバイ
ス非依存ビットマップ形式)で取得する機能などであ
り、画像データ取得時には縮小・拡大・ディザ補正など
を同時に処理することができる。マネージャ63は内部
でデバイスドライバを利用している。アプリケーション
64は、画像処理装置23のオペレータに対するユーザ
インターフェースとなるソフトウェアである。オペレー
タはアプリケーション64を通じて、画像処理装置23
に起動、停止、解析などの指示を出すことができる。ア
プリケーション64は内部でミドルウェアを利用してい
る。
【0036】次に、上記の如く構成された画像処理装置
における動作を図7乃至図23を参照しながら詳細に説
明する。
【0037】[リアルタイム解析処理]図7は上記図1
に示した画像処理装置によって実行されるリアルタイム
解析処理を示すフローチャートである。本フローチャー
トで示すソフトウェアは、全て画像処理装置の汎用コン
ピュータ24上で動作するソフトウェアである。本ソフ
トウェアは、ユーザに対するGUI(Graphical User I
nterface)を提供すると共にインターフェース部22を
制御する。
【0038】図7において、画像処理装置のソフトウェ
アが起動されると、初期化処理が行われる(ステップS
701)。この初期化処理は、当該ソフトウェアに関す
る変数等の初期化を実行すると共に、ビデオデータ制御
部200に関するレジスタの設定等ハードウェアの初期
化を実行する処理である。続いて、CRT25により後
述する図8の初期画面を表示する(ステップS70
2)。
【0039】図8は上記図7のステップS702で表示
されるCRT25の初期画面を示す説明図である。図8
において、801は画像表示領域であり、この画像表示
領域801は、画像出力装置のコントローラ部100
(プリンタコントローラ21)の生成する画像データを
表示する。ユーザは、先ず、表示する画像データのサイ
ズと色空間を指定する。802は紙サイズを指定するた
めのコンボボックス領域であり、このコンボボックス領
域802で予め設定された紙サイズに対応する主走査有
効画素数/主走査開始位置/副走査有効ライン数/副走
査開始位置が、下記の手順で設定される。
【0040】803は詳細設定のためのユーザインター
フェースを表示するためのボタンであり、このボタン8
03の押下によって図9に示す詳細設定ウィンドウが表
示される。詳細設定ウィンドウでは、予め設定したパラ
メータ(主走査開始位置、主走査有効画素数、副走査開
始位置、副走査有効ライン数)を変更することが可能で
ある。尚、図8において、804はラジオボタン、80
5は開始ボタン、806は停止ボタン、807はプリン
タコマンド表示領域、808は情報表示領域、809は
印刷済みページ数表示領域、810は環境設定メニュー
である。
【0041】図7に戻り、画像サイズの変更が指示され
たときは(ステップS703でYES)、指定された画
像データを表示するようにパラメータを設定した(ステ
ップS704)後、ステップS705に進む。ビデオデ
ータ制御部200は、設定されたパラメータに従って有
効な領域の画像データのみをフレームメモリ206に保
持する。また、表示色空間の変更が指示されたときは
(ステップS705でYES)、指定された画像データ
を表示するようにパラメータを設定した(ステップS7
06)後、ステップS707に進む。
【0042】表示色空間は、カラー、Cプレーン、Mプ
レーン、Yプレーン、Kプレーンの5種類を選択するこ
とが可能である(CRT25における図8の画面上のラ
ジオボタン804により選択する)。画像出力装置のコ
ントローラ部100が出力する画像データは、通常、C
MYK色空間であるため、ここでカラーを選択した場
合、フレームメモリ206に蓄積したCMYK画像デー
タを取り出し、RGBデータに色変換後、CRT25に
おける図8の画面上の画像表示領域801に表示する。
CMYKプレーンを表示する場合、フレームメモリ20
6から必要な色プレーンデータのみを取り出し表示す
る。以上、画像サイズ及び表示色空間の設定が終了する
と、実際の画像取り込みを開始することが可能である。
尚、これらのパラメータはデフォルト値が設定されてい
るため、必要が無い場合、再設定する必要はない。
【0043】次に、CRT25における図8の画面上の
開始ボタン805の押下を検出したか否かを判別する
(ステップS707)。ステップS707で開始ボタン
805の押下を検出しないときは、上記ステップS70
3以降の処理を繰り返す。他方、ステップS707で開
始ボタン805の押下を検出したときは、アプリケーシ
ョン64によりマネージャ63(マネージャレイヤのソ
フトウェア)を介してビデオデータ制御部200に画像
データ取得動作の開始を設定することで、ビデオデータ
制御部200の処理開始レジスタを設定すると同時に、
本ソフトウェアに対する後述する図10、図14及び図
15の各割込み処理を有効化する(ステップS70
8)。
【0044】この割込み処理は、 1.ビデオデータ制御部200が画像データの1ページ
蓄積終了 2.コントローラ部100が出力するコマンド信号の受
信 3.画像要求信号や画像転送許可信号等のコントロール
信号の受信 をソフトウェアに通知するためのものであり、以下、ペ
ージエンド割込み処理、コマンド受信割込み処理、コン
トロール信号受信割込み処理と呼び、夫々、図10の処
理、図14の処理、及び図15の処理に対応する。ま
た、割込み処理には、上記インターフェース部22から
のハードウェア割込みの他に、一定時間の経過後に割込
み処理を実行するソフトウェア割込み処理もあり、それ
をタイマ割込みと呼ぶ。割込みが有効化されると、本ソ
フトウェアは、CRT25における図8の画面上の停止
ボタン806が押下されるまで(ステップS709でY
ES)、割込み処理を待ち続け、その後、レジスタを設
定して(ステップS710)、本処理を終了する。
【0045】[ページエンド割込み処理]図10は上記
図7のステップS708におけるページエンド割込み処
理を示すフローチャートである。図10において、先
ず、表示色空間としてカラー表示が指定されたか否かを
判別する(ステップS1002)。ステップS1002
でカラー表示が指定されていないときは、フレームメモ
リ206に蓄積された画像データを、指定プレーンを縮
小変換しながら汎用コンピュータ24の作業メモリ上に
転送する(ステップS1003)。多くの場合、画像出
力装置のコントローラ部100(プリンタコントローラ
21)の出力する画像データのサイズに比較して、CR
T25に表示される図8の画面上の画像表示領域801
のサイズが小さいため、縮小変換を行いながら画像デー
タを取り出す。
【0046】具体的には、フレームメモリ206に蓄積
された主走査画素数4864画素、副走査ライン数68
49画素等の高精細画像データを1/8倍に縮小し、6
08画素×856ラインの画像データをパーソナルコン
ピュータ(汎用コンピュータ24)に転送する。更に、
この際、サブサンプリングに伴う折り返し雑音などの影
響を抑えるため、所定の空間フィルタで帯域制限を行
う。ここでの縮小変換により、フレームメモリ206か
らCRT25へのデータ転送量を削減し、高速な動作を
実現することができる。画像表示領域をより小さくする
ことで、より高速な動作を実現することもできる。
【0047】取り出す画像データは、表示画像色空間が
CMYKプレーンに設定されている場合、指定プレーン
のみを取り出す。指定プレーンのみを表示する場合、カ
ラー表示する場合に比べてデータ転送量及び処理量が少
ないため、汎用コンピュータ24に要求される処理能力
を低くすることが可能である。更に、各プレーンのデー
タを画像出力装置のコントローラ部100が生成したデ
ータとして、プレーン毎にそのまま観察することができ
る。
【0048】次に、画像の見易さを向上させるためネガ
ポジ反転し(ステップS1005)、ネガポジ反転した
画像をCRT25における図8の画面上の画像表示領域
801に表示し(ステップS1007)、図8の画面上
に表示済みの印刷枚数、即ち印刷済みページ数809を
表示する(ステップS1008)。尚、上記ステップS
1007のネガポジ反転は必要が無い場合省略してもよ
い。一方、上記ステップS1002の判別の結果、カラ
ー表示が指定されていないときは、CMYK各プレーン
の画像データをそれぞれ所定の縮小倍率で取り出し(ス
テップS1004)、取り出された画像データに対して
色変換処理を行った(ステップS1006)後、上記ス
テップS1007及びステップS1008の処理を実行
する。
【0049】上記ステップS1006の色変換処理で
は、一般的に行われている変換式によりCMYK画像デ
ータを表示用のRGB画像データに変換する。下式は色
変換の変換式の例を示す。 R = 1 - ( C + K ) G = 1 - ( M + K ) B = 1 - ( Y + K ) 上記変換式により得られたRGB画像データは、上記ス
テップS1007でCRT25における図8の画面上の
画像表示領域801にカラー表示される。カラー表示の
場合、色変換処理や画像出力装置のプリンタエンジンと
CRT等の表示デバイスとの色再現性の違いなどから、
画像出力装置のコントローラ部100の生成するCMY
K画像が純粋に再現される訳ではないが、カラー画像と
して再現されるため、明らかなラスタライズエラー等の
発見に有効である。
【0050】上記ステップS1002〜S1008の処
理により、ページエンド割込みが発生するに従って、画
像出力装置のプリンタエンジンをコントローラ部100
に接続した場合の紙への出力と同様に、コントローラ部
100がラスタライズする画像データを画像処理装置の
CRT25にリアルタイムに表示することができる。上
記ステップS1008の処理後、アプリケーション64
がエミュレートするエンジンの状態を更新する後述する
図11のエンジン状態更新処理を行い(ステップS10
09)、後述する図12のタイマ処理を行い(ステップ
S1010)、後述する図13のコントロール信号処理
を行って(ステップS1011)、本処理を終了する。
【0051】[エンジン状態更新処理]図11は上記図
10のステップS1009におけるエンジン状態更新処
理を示すフローチャートである。図11において、ペー
ジエンド割込み処理によって、画像出力装置のエンジン
状態が遷移したときは(ステップS1101でYE
S)、エンジン状態を時刻と共に画像処理装置のパーソ
ナルコンピュータ(汎用コンピュータ24)に記録し
(ステップS1102)、新たなエンジンの状態をCR
T25における図8の画面上の情報表示領域808に表
示する(ステップS1103)。ステップS1103に
おいて、後述する図16のエンジンステータスチャート
ウィンドウを表示している場合は当該ウィンドウの表示
を更新する。
【0052】[タイマ処理]図12は上記図10のステ
ップS1010におけるタイマ処理を示すフローチャー
トである。図12において、タイマ割込みの設定が必要
なとき、例えば、「後処理中」のように時間により画像
出力装置のエンジンの状態が遷移する可能性があるとき
は(ステップS1201でYES)、エンジンの状態の
遷移に必要な時間に対応したタイマ割込みをセットする
(ステップS1202)。
【0053】[コントロール信号処理]図13は上記図
10のステップS1011におけるコントロール信号処
理を示すフローチャートである。図13において、画像
処理装置で、画像出力装置のコントローラ部100から
受信したコマンドまたは画像出力装置のエンジンの状態
遷移に伴ってコントロール信号を出力する必要があると
きは(ステップS1301でYES)、当該コントロー
ル信号をマネージャ63を介して出力する(ステップS
1302)。
【0054】[コマンド受信割込み処理]図14は上記
図7のステップS708におけるコマンド受信割込み処
理を示すフローチャートである。図14において、画像
処理装置のパーソナルコンピュータ(汎用コンピュータ
24)は、画像出力装置のコントローラ部100から受
信したコマンド信号をビデオデータ制御部200から読
み込み、受信したコマンド信号を受信時刻と共に記録し
(ステップS1401)、受信したコマンド信号を解析
して(ステップS1402)、アプリケーション64が
保持している画像出力装置のエンジンの状態を解析し
(ステップS1403)、新たなエンジンの状態と返信
するコマンド信号を決定する。
【0055】画像出力装置のエンジンの状態とは、「ア
イドル」、「初期化」、「給紙中」等のエンジンの状態
を表し、本実施形態では、アプリケーション64の内部
でエンジンの状態をエミュレートしている。尚、CRT
25における図8の画面上の開始ボタン805の押下直
後のエンジンの状態は「アイドル」状態である。例え
ば、画像出力装置のエンジンの状態が「アイドル状態」
においてコントローラ部100から「印刷準備開始」を
表すコマンド信号を受信した場合、返信するステータス
信号を「正常実行」、次のエンジンの状態を「初期化」
と決定する。
【0056】次に、マネージャ63を介してビデオデー
タ制御部200からステータス信号を画像出力装置のコ
ントローラ部100に返信する(ステップS140
4)。返信したステータス信号は、上記ステップS14
01で受信したコマンド信号との対応が分かるように記
録する(ステップS1405)。受信したコマンド信号
とステータス信号は、「印刷準備開始→正常実行」のよ
うに操作者に分かりやすいように対応をつけてCRT2
5における図8の画面上のプリンタコマンド表示領域8
07に表示する(ステップS1406)。続くステップ
S1407〜S1409では、図10のステップS10
09〜S1011と同様の処理を実行する。動作例とし
ては、画像出力装置のエンジン状態が「アイドル」から
「初期化」に遷移した場合は時間T1のタイマ割込みを
セットする等のように動作する。
【0057】[コントロール信号受信割込み処理]図1
5は上記図7のステップS708におけるコントロール
信号受信割込み処理を示すフローチャートである。図1
5において、画像処理装置のパーソナルコンピュータ
(汎用コンピュータ24)は、画像出力装置のコントロ
ーラ部100から受信したコントロール信号をビデオデ
ータ制御部200から読込み、受信したコントロール信
号を受信時刻と共に記録し(ステップS1501)、ア
プリケーション64が保持しているエンジンの状態と受
信したコントロール信号とに基づき、新たなエンジンの
状態を解析する(ステップS1502)。続くステップ
S1503〜S1505では、上記図10のステップS
1009〜S1011と同様の処理を実行する。動作例
としては、画像出力装置のエンジンの状態が「給紙中」
の場合にコントローラ部100からコントロール信号
「画像転送要求信号」を受信した場合は、エンジンの状
態を「印刷中」に遷移し「画像転送許可信号」を出力す
る等のように動作する。
【0058】[タイマ割込み処理]図22は上記図7の
ステップS708におけるタイマ割込み処理を示すフロ
ーチャートである。図22において、画像処理装置のア
プリケーション64が保持している画像出力装置のエン
ジン状態と割り込みを発生したタイマに基づき、新たな
エンジンの状態を解析する(ステップS2201)。続
くステップS2202〜ステップS2204では、上記
図10のステップS1009〜S1011と同様の処理
を実行する。動作例としては、画像出力装置のエンジン
状態が「排紙中」の場合に時間T4(図16の160
3)の経過を通知するタイマ割り込みが発生した場合
は、エンジンの状態を「後処理中」に変更するなどのよ
うに動作する。
【0059】[エンジンステートチャートウィンドウ]
図16は上記図11のステップS1103において画像
処理装置のCRT25に表示されるエンジンステートチ
ャートウィンドウを示す説明図である。図16におい
て、画像出力装置のエンジン状態は、1601のように
楕円で囲まれて表示されており、本実施形態では6個の
内部状態(「アイドル」、「初期化」、「給紙中」、
「印刷中」、「排紙中」、「後処理中」)をもつことを
示している。矢印1602はエンジン状態の遷移方向を
示しており、矢印に沿わない方向の状態遷移や、矢印が
無い状態間の遷移の発生を検出することで、エンジン部
の異常を発見することができる。
【0060】1603が示す不等式は、エンジン状態が
遷移するのに必要な時間を示している。この場合は、エ
ンジン状態が「排紙中」の場合に時間「T4」が経過す
ると、エンジン状態は「排紙中」から「後処理中」に遷
移することを示している。1604が示す文字列は、エ
ンジン状態が遷移するのに必要なコマンドを示してい
る。この場合は、エンジン状態が「アイドル」の場合に
コマンド「印刷準備実行」を受信すると、エンジン状態
は「アイドル」から「初期化中」に遷移することを示し
ている。
【0061】[エンジンタイミング設定ウィンドウ]更
に、図16のエンジンステートチャートウィンドウにお
いて、1603のような不等式をマウスによりクリック
すると、図17のエンジンタイミング設定ウィンドウが
CRT25に表示され、各タイミングの時間(初期化時
間、給紙時間、印刷時間、排紙時間、後処理時間)を1
000分の1秒単位で設定することができる(図中17
01参照)。例えば、本実施形態の画像処理装置におい
て、画像出力装置の高速のプリンタエンジンをエミュレ
ートする場合は、印刷時間を始めとした各数値を小さく
する。ここで指定された数値は、上記図12のタイマ処
理サブルーチンのステップS1202でセットするする
タイマの時間に影響する。このように、画像出力装置の
エンジン部の各タイミングを容易に変更することが可能
であるため、エンジン部の仕様変更に対して速やかに対
応することができる。
【0062】また、本実施形態の画像処理装置のプリン
タエミュレータを用いて検証対象とする画像出力装置の
コントローラ部100(プリンタコントローラ21)に
おいて、処理タイミングではなく、主に画像データを確
認したい場合には、初期化時間、給紙時間、排紙時間、
後処理時間を0とすることで、画像データに関連しない
部分の時間を削減することができ、画像データの確認・
解析の時間を短縮することができる。尚、図17のエン
ジンタイミング設定ウィンドウは、上記図8のウィンド
ウの環境設定メニュー810より表示することもでき
る。
【0063】さて、画像処理装置のCRT25における
図8の画面上の停止ボタン806が押下されると、シス
テム(汎用コンピュータ24)は以後オフライン解析モ
ードと呼ぶモードで動作する。オフライン解析モードで
は、リアルタイム解析モードの動作時にフレームメモリ
206に蓄積した画像データを再度読み出して表示する
機能を提供する。更に、オフライン解析モードは、後述
するオフライン解析静止モードとオフライン解析再生モ
ードという2つの動作状態を有する。
【0064】図7において、ユーザがCRT25におけ
る図8の画面上の停止ボタン806を押下すると(ステ
ップS709でYES)、アプリケーション64は、マ
ネージャ63及びドライバ62を介して割込み処理の発
生を禁止すると共に、ビデオデータ制御部200に対し
てプリンタエミュレーション処理の停止を命じる。
【0065】[オフライン解析モード時の表示画面]図
18は画像処理装置におけるオフライン解析モード時の
CRT25の表示画面を示す説明図である。オフライン
解析モードに移ると、CRT25における図18の画面
上の再生ボタン1802、戻るボタン1803、進むボ
タン1804が有効化される。尚、図中1801は画像
表示領域、1805は停止ボタン、1806は開始ボタ
ン、1807はログ表示ボタンである。
【0066】[オフライン解析静止モードの動作]図1
9・図20は上記図1の画像処理装置23によって実行
されるオフライン解析静止モードの動作を示すフローチ
ャートである。上述したようにCRT25における図8
の画面上の停止ボタン806の押下によってオフライン
解析モードへ遷移した状態を、オフライン解析静止モー
ドと呼ぶ。オフライン解析静止モードは、CRT25に
おける図18の画面上の再生ボタン1802、戻るボタ
ン1803、進むボタン1804の操作によって制御さ
れる。図19・図20において、先ず、進むボタン18
04の押下の有無を検出する(ステップS1901)。
ステップS1901で進むボタン1804の押下が検出
された場合には、処理はステップS1902へと進む。
【0067】即ち、CRT25における図18の画面上
の画像表示領域1801に表示されている画像が最終ペ
ージの画像であるか否かを判断する(ステップS190
2)。ステップS1902で表示画像が最終ページの画
像である場合は、上記ステップS1901に戻り処理を
継続する。他方、ステップS1902で表示画像が最終
ページの画像でない場合には、画像処理装置23のフレ
ームメモリ206に蓄積されている次ページの画像デー
タを読み込み(ステップS1903)、更に、CRT2
5における図18の画面上の画像表示領域1801に画
像を表示してから(ステップS1904)、上記ステッ
プS1901に戻る。
【0068】また、上記ステップS1901で進むボタ
ン1804の押下が検出されない場合は、戻るボタン1
803の押下の有無を検出する(ステップS190
5)。ステップS1905で、戻るボタン1803の押
下が検出された場合には、処理はステップS1906へ
と進む。
【0069】即ち、CRT25における図18の画面上
の画像表示領域1801に表示されている画像が1ペー
ジ目の画像であるか否かを判断する(ステップS190
6)。ステップS1906で表示画像が1ページ目の画
像である場合は、上記ステップS1901に戻り処理を
継続する。他方、ステップS1906で表示画像が1ペ
ージ目の画像でない場合には、画像処理装置23のフレ
ームメモリ206に蓄積されている前ページのデータを
読み込み(ステップS1907)、更に、CRT25に
おける図18の画面上の画像表示領域1801に画像を
表示してから(ステップS1908)、上記ステップS
1901に戻る。
【0070】また、上記ステップS1905で戻るボタ
ン1803の押下が検出されない場合は、再生ボタン1
802の押下の有無を検出する(ステップS190
9)。ステップS1909で再生ボタン1802の押下
が検出された場合には、後述するオフライン解析再生モ
ードへ遷移する。一方、ステップS1909で再生ボタ
ン1802の押下が検出されない場合は、開始ボタン1
806の押下の有無を検出する(ステップS191
0)。ステップS1910で開始ボタン1806の押下
が検出された場合は、上述したリアルタイム解析モード
(図7ので示す)に遷移する。リアルタイム解析モー
ドに移行した場合には、起動時と同様に画像出力装置の
コントローラ部100(プリンタコントローラ21)の
出力するラスタ画像データをフレームメモリ206に蓄
積し、リアルタイムにCRT25に画像を表示する。
【0071】また、ステップS1910で開始ボタン1
806の押下がなければ、処理はステップS1911に
進む。即ち、ログ表示ボタン1807の押下の有無を検
出する(ステップS1911)。ステップS1911で
ログ表示ボタン1807の押下が検出されない場合に
は、上記ステップS1901に戻る。一方、ステップS
1911でログ表示ボタン1807の押下が検出された
場合には、処理はステップS1912に進む。
【0072】即ち、CRT25上に図23で示すログウ
ィンドウを表示する(ステップS1912)。更に、上
記図14のステップS1401、ステップS1404、
及び上記図15のステップS1501で蓄積したコマン
ド信号、ステータス信号、コントロール信号を読み出し
て、CRT25における画面上の所定の位置(上段)に
表示する(ステップS1913)。引き続き、上記図1
1のステップS1102で蓄積した画像出力装置のエン
ジン状態の記録を読み出して、CRT25における画面
上の所定の位置(下段)に表示を行った後(ステップS
1914)、上記ステップ1901に戻り処理を継続す
る。
【0073】[ログウィンドウ]図23は画像処理装置
のCRT25に表示されるログウィンドウの一例を示す
図である。図示の如く、ログウィンドウ2301の上段
表示部2302には、コマンド・ステータス等の送受信
記録を表示し、コマンド信号を受信した時刻(230
4)、16進表示の受信コード(2305)、デコード
したコマンド(2306)、16進表示の送信コード
(2307)、デコードしたステータス(2308)を
表示している。更に、コントロール信号より得られた印
刷開始、ページエンドの情報(2309)も時刻と共に
表示している。このように、画像処理装置において、画
像出力装置のコントローラ部100とエンジン部との間
のコマンド、ステータス、及びコントロール信号を確認
することで、コントローラ部100とエンジン部が正常
な動作を行っているか否か等の検証を行うことができ
る。
【0074】また、ログウィンドウ2301の下段表示
部2303には、上記図11のステップS1102で蓄
積した画像出力装置のエンジン状態の記録を表示し、ス
テータスが遷移した時刻(2310)、遷移前のエンジ
ンステータス(2311)、遷移後のエンジンステータ
ス(2312)を表示している。画像処理装置におい
て、画像出力装置のエンジン部の状態変化タイミングを
確認することで、画像出力装置のコントローラ部とエン
ジン部が正常な動作を行っているか否か等のより詳細な
検証を行うことができる。
【0075】上述した如く、オフライン解析静止モード
では、画像処理装置のCRT25における図18の画面
上の進むボタン1804と戻るボタン1803の操作に
従って、表示されるページを前後に1ページづつ切り替
えて表示させると共に、コマンド・ステータス等の送受
信記録を表示するログ表示機能によって、画像出力装置
に対する詳細な検証作業を実施することが可能である。
【0076】[オフライン解析再生モードの動作]図2
1は上記図1の画像処理装置23によって実行されるオ
フライン解析再生モードの動作を示すフローチャートで
ある。図21において、先ず、所定の時間が経過したか
否かを判定する(ステップS2101)。ステップS2
101で所定の時間が経過している場合には、処理はス
テップS2102へと進む。ここで、所定時間とは、C
RT25に順次表示する画像の表示間隔であり、任意に
設定が可能である。
【0077】次に、画像処理装置23のフレームメモリ
206に蓄積されている次ページの画像データを読み込
み(ステップS2102)、更に、CRT25における
図18の画面上の画像表示領域1801に画像を表示し
(ステップS2103)、ステップS2104へと進
む。即ち、表示された画像が最終ページの画像であるか
否かを判定する(ステップS2104)。ステップS2
104で表示画像が最終ページの画像である場合には、
再び上記図19・図20で示したオフライン解析静止モ
ードに遷移する。他方、ステップS2104で表示画像
が最終ページの画像ではない場合には、上記ステップS
2101に戻り処理を継続する。
【0078】また、ステップS2101で所定時間が経
過していない場合には、CRT25における図18の画
面上の停止ボタン1805の押下の有無を検出する(ス
テップS2105)。ステップS2105で停止ボタン
1805が押下された場合には、再び上記図19・図2
0で示したオフライン解析静止モードに遷移する。他
方、ステップS2105で停止ボタン1805が押下さ
れない場合には、上記ステップS2101に戻り処理を
継続する。
【0079】上述した如く、オフライン解析再生モード
では、所定の間隔で順次ページを切り替えて表示させる
ことが可能であり、同時に任意のページで停止させるこ
とができる。また、リアルタイム解析モードとオフライ
ン解析モードを任意のタイミングで移行させながら、簡
単なオペレーションで画像出力装置のコントローラ部1
00(プリンタコントローラ21)の検証作業を繰り返
し行うことが可能である。
【0080】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、画像データを生成するコントローラ部100
と、画像データに基づき記録媒体上に画像を形成するエ
ンジン部とを備えた画像出力装置を開発する際に、画像
処理装置23を画像出力装置のエンジン部の代わりに使
用し、画像出力装置のコントローラ部100が生成する
画像データと画像処理装置及びコントローラ部間で送受
信された制御信号に関するデータを記録し、更に動作終
了後に前記データを読み出してCRT25に表示するこ
とにより、画像出力装置における連続する複数ページの
画像データの処理において発生した異常を遡って表示
し、確認することが可能となる。これにより、画像出力
装置の開発効率の向上を図ることができるという効果を
奏する。
【0081】[他の実施の形態]上記実施の形態では、
プリンタとしてレーザビームプリンタを対象にした場合
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、バブルジェット(登録商標)方式のプリンタ
等、他の様々な印刷方式のプリンタコントローラ等の開
発に利用することが可能である。その場合、ビデオイン
ターフェース部をプリンタ等のビデオインターフェース
方式に合わせて変更することで、様々なプリンタコント
ローラの開発に利用することが可能である。
【0082】上記実施の形態では、オペレーションシス
テムとして米マイクロソフト社のWindows(登録商標)
を利用した場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他の様々な環境上で構成するこ
とも可能である。
【0083】上記実施の形態では、ビデオインターフェ
ース部及びインターフェースボードをパーソナルコンピ
ュータと組み合わせてシステム(画像処理装置)を構成
する場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、他の様々な機器と組み合わせて実現し
てもよい。
【0084】上記実施の形態では、画像出力装置として
のプリンタの検証を行う場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、画像出力装置とし
ての複写機が備えるプリンタ部の検証を行う場合、画像
出力装置としての複合機が備えるプリンタ部の検証を行
う場合に適用することも可能である。
【0085】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記録媒体を、システムまたは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても達成
される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が上述した実施形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本
発明を構成することになる。
【0086】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。
【0087】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0088】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0089】また、このときのプログラムコードは、M
PUネイティブなコードであってもよいし、所定のイン
タプリタ言語で記述されたものでランタイム時にMPU
ネイティブなコードに変換されるようなものでもよい
し、所定様式で記述されたスクリプトデータであってオ
ペレーティングシステム等により解釈実行されるような
ものであってもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データを生成するコントローラ部と、画像データに
基づき記録媒体上に画像を形成するエンジン部とを備え
た画像出力装置を開発する際に、画像処理装置を画像出
力装置のエンジン部の代わりに使用し、画像出力装置の
コントローラ部が生成する画像データと画像処理装置及
びコントローラ部間で送受信された制御信号に関するデ
ータを記録し、更に動作終了後に前記データを読み出し
て表示することにより、画像出力装置における連続する
複数ページの画像データの処理において発生した異常を
遡って表示し、確認することが可能となる。これによ
り、画像出力装置の開発効率の向上を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置の接続構成を示す図であ
る。
【図3】図2におけるインターフェース部を示す図であ
る。
【図4】図3におけるビデオインターフェース部の内部
構成を示すブロック図である。
【図5】図1の画像処理装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】図2における汎用コンピュータ上のソフトウェ
アの構成を示す図である。
【図7】図1の画像処理装置によって実行されるリアル
タイム解析処理を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS702で表示されるCRTの
初期画面を示す図である。
【図9】図8におけるボタン803の押下時にCRTに
表示される詳細設定ウィンドウを示す図である。
【図10】図7のステップS708におけるページエン
ド割込み処理を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップS1009におけるエンジ
ン状態更新処理を示すフローチャートである。
【図12】図10のステップS1010におけるタイマ
処理を示すフローチャートである。
【図13】図10のステップS1011におけるコント
ロール信号処理を示すフローチャートである。
【図14】図7のステップS708におけるコマンド受
信割込み処理を示すフローチャートである。
【図15】図7のステップS708におけるコントロー
ル信号受信割込み処理を示すフローチャートである。
【図16】図11のステップS1103において表示さ
れるエンジンステートチャートウィンドウを示す図であ
る。
【図17】図16における不等式1603をマウスによ
りクリックしたときに表示されるエンジンタイミング設
定ウィンドウを示す図である。
【図18】オフライン解析モード時のCRTの表示画面
を示す図である。
【図19】オフライン解析静止モードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図20】オフライン解析静止モードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図21】オフライン解析再生モードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】図7のステップS708におけるタイマ割り
込み処理を示すフローチャートである。
【図23】ログ表示動作時に表示される画面を示す図で
ある。
【符号の説明】
22 インターフェース部(画像同期信号生成手段) 23 画像処理装置 24 汎用コンピュータ(画像表示指示手段、計時手
段、第一のデータ記録手段、エンジンエミュレート手
段、第二のデータ記録手段) 25 CRT(画像表示手段、データ表示手段、エンジ
ン状態表示手段) 26、400 ビデオインターフェース部(インターフ
ェース手段) 100 コントローラ部 200 ビデオデータ制御部(画像データ取得手段、画
像データ保持手段) 201 コントローラインターフェース制御部 202 拡張バスインターフェース制御部 203 画像入力制御部(画像データ取得手段) 204 デュアルポートメモリ制御部 205 画像出力制御部 206 フレームメモリ(画像データ保持手段) 300 拡張バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四宮 岳史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 尾形 幸彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 AS02 CQ24 CQ34 HP00 2C087 AB01 AB05 AC08 BA03 BA05 BA07 CA02 CB16 5B021 AA01 NN16 NN17 NN23 5B057 AA20 CB01 CB08 CB12 CB16 CH20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを出力するコントローラ部
    と、前記画像データに基づき記録媒体上に画像を形成す
    るエンジン部とを備えた画像出力装置の前記コントロー
    ラ部の検証を行う画像処理装置であって、 前記コントローラ部とデータ通信を行うインターフェー
    ス手段と、前記コントローラ部から出力される画像デー
    タを前記インターフェース手段を介して取得する画像デ
    ータ取得手段と、前記取得した画像データを保持する画
    像データ保持手段と、前記インターフェース手段を介し
    て前記コントローラ部との間で通信される前記画像デー
    タ以外の制御データに従って前記コントローラ部に対す
    る画像データ同期信号を生成する画像同期信号生成手段
    と、前記保持した画像データの表示を指示する画像表示
    指示手段と、前記表示指示に基づき画像データを表示す
    る画像表示手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ保持手段は、前記コント
    ローラ部との間の一連の通信制御に基づき取得した複数
    の画像データを保持し、前記画像表示指示手段は、前記
    複数の画像データの中から画像データを選択して表示を
    指示することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 所定の時間の経過を通知する計時手段を
    有し、前記画像表示指示手段は、前記計時手段による所
    定時間の経過の通知に従い前記表示を指示する画像デー
    タの選択を切り替えることを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記インターフェース手段を介して前記
    コントローラ部との間で通信される前記画像データ以外
    の制御データを通信が行われた時間と共に記録する第一
    のデータ記録手段と、前記制御データに基づき前記エン
    ジン部の動作状態をエミュレートするエンジンエミュレ
    ート手段と、前記エミュレートされる前記エンジン部の
    動作状態を示すデータを状態変化が発生した時間と共に
    記録する第二のデータ記録手段と、前記第一及び第二の
    データ記録手段により記録されたデータを表示するデー
    タ表示手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジン部の動作状態の遷移方向、
    前記遷移に必要な時間、前記遷移に必要なコマンドを含
    むエンジン状態をチャート形式で表示するエンジン状態
    表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示指示手段は、前記画像表示
    手段に表示する画像データのページをユーザ操作に従い
    前後に1ページづつ切り替えて表示させる制御と、前記
    画像表示手段に表示する画像データのページを所定時間
    間隔で順次切り替えて表示させると共に任意のページで
    停止可能とする制御を行うことを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像データを出力するコントローラ部
    と、前記画像データに基づき記録媒体上に画像を形成す
    るエンジン部とを備えた画像出力装置の前記コントロー
    ラ部の検証を行う画像処理装置における画像出力装置検
    証方法であって、 前記コントローラ部との間でインターフェース手段を介
    してデータ通信を行う通信工程と、前記コントローラ部
    から出力される画像データを前記通信工程を介して取得
    する画像データ取得工程と、前記取得した画像データを
    記憶手段に保持する画像データ保持工程と、前記通信工
    程を介して前記コントローラ部との間で通信される前記
    画像データ以外の制御データに従って前記コントローラ
    部に対する画像データ同期信号を生成する画像同期信号
    生成工程と、前記保持した画像データの表示を指示する
    画像表示指示工程と、前記表示指示に基づき画像データ
    を表示する画像表示工程とを有することを特徴とする画
    像出力装置検証方法。
  8. 【請求項8】 前記画像データ保持工程では、前記コン
    トローラ部との間の一連の通信制御に基づき取得した複
    数の画像データを前記記憶手段に保持し、前記画像表示
    指示工程では、前記複数の画像データの中から画像デー
    タを選択して表示を指示することを特徴とする請求項7
    記載の画像出力装置検証方法。
  9. 【請求項9】 所定の時間の経過を通知する計時工程を
    有し、前記画像表示指示工程では、前記計時工程による
    所定時間の経過の通知に従い前記表示を指示する画像デ
    ータの選択を切り替えることを特徴とする請求項7又は
    8記載の画像出力装置検証方法。
  10. 【請求項10】 前記通信工程を介して前記コントロー
    ラ部との間で通信される前記画像データ以外の制御デー
    タを通信が行われた時間と共に記録する第一のデータ記
    録工程と、前記制御データに基づき前記エンジン部の動
    作状態をエミュレートするエンジンエミュレート工程
    と、前記エミュレートされる前記エンジン部の動作状態
    を示すデータを状態変化が発生した時間と共に記録する
    第二のデータ記録工程と、前記第一及び第二のデータ記
    録工程により記録されたデータを表示するデータ表示工
    程とを有することを特徴とする請求項7乃至9の何れか
    に記載の画像出力装置検証方法。
  11. 【請求項11】 前記エンジン部の動作状態の遷移方
    向、前記遷移に必要な時間、前記遷移に必要なコマンド
    を含むエンジン状態をチャート形式で表示するエンジン
    状態表示工程を有することを特徴とする請求項7乃至1
    0の何れかに記載の画像出力装置検証方法。
  12. 【請求項12】 前記画像表示指示工程では、前記表示
    する画像データのページをユーザ操作に従い前後に1ペ
    ージづつ切り替えて表示させる制御と、前記表示する画
    像データのページを所定時間間隔で順次切り替えて表示
    させると共に任意のページで停止可能とする制御を行う
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の画像出力装置検
    証方法。
  13. 【請求項13】 画像データを出力するコントローラ部
    と、前記画像データに基づき記録媒体上に画像を形成す
    るエンジン部とを備えた画像出力装置の前記コントロー
    ラ部の検証を行う画像処理装置における画像出力装置検
    証方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータに
    より読み出し可能な記憶媒体であって、 前記画像出力装置検証方法は、前記コントローラ部との
    間でインターフェース手段を介してデータ通信を行う通
    信ステップと、前記コントローラ部から出力される画像
    データを前記通信ステップを介して取得する画像データ
    取得ステップと、前記取得した画像データを記憶手段に
    保持する画像データ保持ステップと、前記通信ステップ
    を介して前記コントローラ部との間で通信される前記画
    像データ以外の制御データに従って前記コントローラ部
    に対する画像データ同期信号を生成する画像同期信号生
    成ステップと、前記保持した画像データの表示を指示す
    る画像表示指示ステップと、前記表示指示に基づき画像
    データを表示する画像表示ステップとを有することを特
    徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記画像データ保持ステップでは、前
    記コントローラ部との間の一連の通信制御に基づき取得
    した複数の画像データを前記記憶手段に保持し、前記画
    像表示指示ステップでは、前記複数の画像データの中か
    ら画像データを選択して表示を指示することを特徴とす
    る請求項13記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 所定の時間の経過を通知する計時ステ
    ップを有し、前記画像表示指示ステップでは、前記計時
    ステップによる所定時間の経過の通知に従い前記表示を
    指示する画像データの選択を切り替えることを特徴とす
    る請求項13又は14記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記通信ステップを介して前記コント
    ローラ部との間で通信される前記画像データ以外の制御
    データを通信が行われた時間と共に記録する第一のデー
    タ記録ステップと、前記制御データに基づき前記エンジ
    ン部の動作状態をエミュレートするエンジンエミュレー
    トステップと、前記エミュレートされる前記エンジン部
    の動作状態を示すデータを状態変化が発生した時間と共
    に記録する第二のデータ記録ステップと、前記第一及び
    第二のデータ記録ステップにより記録されたデータを表
    示するデータ表示ステップとを有することを特徴とする
    請求項13乃至15の何れかに記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記エンジン部の動作状態の遷移方
    向、前記遷移に必要な時間、前記遷移に必要なコマンド
    を含むエンジン状態をチャート形式で表示するエンジン
    状態表示ステップを有することを特徴とする請求項13
    乃至16の何れかに記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記画像表示指示ステップでは、前記
    表示する画像データのページをユーザ操作に従い前後に
    1ページづつ切り替えて表示させる制御と、前記表示す
    る画像データのページを所定時間間隔で順次切り替えて
    表示させると共に任意のページで停止可能とする制御を
    行うことを特徴とする請求項13又は14記載の記憶媒
    体。
  19. 【請求項19】 画像データを出力するコントローラ部
    と、前記画像データに基づき記録媒体上に画像を形成す
    るエンジン部とを備えた画像出力装置の前記コントロー
    ラ部の検証を行う画像処理装置に供給されるプログラム
    であって、 前記コントローラ部との間でインターフェース手段を介
    してデータ通信を行う通信ステップと、前記コントロー
    ラ部から出力される画像データを前記通信ステップを介
    して取得する画像データ取得ステップと、前記取得した
    画像データを記憶手段に保持する画像データ保持ステッ
    プと、前記通信ステップを介して前記コントローラ部と
    の間で通信される前記画像データ以外の制御データに従
    って前記コントローラ部に対する画像データ同期信号を
    生成する画像同期信号生成ステップと、前記保持した画
    像データの表示を指示する画像表示指示ステップと、前
    記表示指示に基づき画像データを表示する画像表示ステ
    ップとを有することを特徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】 前記画像データ保持ステップでは、前
    記コントローラ部との間の一連の通信制御に基づき取得
    した複数の画像データを前記記憶手段に保持し、前記画
    像表示指示ステップでは、前記複数の画像データの中か
    ら画像データを選択して表示を指示することを特徴とす
    る請求項19記載のプログラム。
  21. 【請求項21】 所定の時間の経過を通知する計時ステ
    ップを有し、前記画像表示指示ステップでは、前記計時
    ステップによる所定時間の経過の通知に従い前記表示を
    指示する画像データの選択を切り替えることを特徴とす
    る請求項19又は20記載のプログラム。
  22. 【請求項22】 前記通信ステップを介して前記コント
    ローラ部との間で通信される前記画像データ以外の制御
    データを通信が行われた時間と共に記録する第一のデー
    タ記録ステップと、前記制御データに基づき前記エンジ
    ン部の動作状態をエミュレートするエンジンエミュレー
    トステップと、前記エミュレートされる前記エンジン部
    の動作状態を示すデータを状態変化が発生した時間と共
    に記録する第二のデータ記録ステップと、前記第一及び
    第二のデータ記録ステップにより記録されたデータを表
    示するデータ表示ステップとを有することを特徴とする
    請求項19乃至21の何れかに記載のプログラム。
  23. 【請求項23】 前記エンジン部の動作状態の遷移方
    向、前記遷移に必要な時間、前記遷移に必要なコマンド
    を含むエンジン状態をチャート形式で表示するエンジン
    状態表示ステップを有することを特徴とする請求項19
    乃至22の何れかに記載のプログラム。
  24. 【請求項24】 前記画像表示指示ステップでは、前記
    表示する画像データのページをユーザ操作に従い前後に
    1ページづつ切り替えて表示させる制御と、前記表示す
    る画像データのページを所定時間間隔で順次切り替えて
    表示させると共に任意のページで停止可能とする制御を
    行うことを特徴とする請求項19又は20記載のプログ
    ラム。
JP2001315163A 2001-10-12 2001-10-12 画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム Pending JP2003122534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315163A JP2003122534A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315163A JP2003122534A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003122534A true JP2003122534A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19133372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001315163A Pending JP2003122534A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003122534A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100355580C (zh) 图像处理装置和用于该图像处理装置的图像处理方法
JP5531531B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理プログラム
CN103167211B (zh) 信息处理装置及其控制方法、图像形成装置及其控制方法
US7428066B2 (en) Printing apparatus and method for verifying a printer controller
US8711384B2 (en) Image forming apparatus, control method and computer-readable medium for stopping a print job during printing by a printer
JP3840114B2 (ja) コントローラ部動作検証システム、コントローラ装置、コントローラ装置に適用される画像データ出力制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2003122534A (ja) 画像処理装置、画像出力装置検証方法、記憶媒体、及びプログラム
JP3962597B2 (ja) プリンタエミュレート装置、プリンタエミュレート方法、記憶媒体およびプログラム
JP2003186656A (ja) コントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム
JP3809343B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法、並びにプログラム
JP4677133B2 (ja) プリンタエミュレート装置及び方法、並びにプログラム
JP2003157165A (ja) コントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2003170644A (ja) コントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム
JP4366361B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法、並びにプログラム
JP3809348B2 (ja) 画像処理装置及び方法、並びにプログラム
JP2003136817A (ja) コントローラ部動作検証装置、コントローラ部動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2005092747A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP4227337B2 (ja) 画像処理装置及び方法、並びにプログラム
JP3478680B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2003186654A (ja) 画像出力装置動作検証装置、画像出力装置動作検証方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2000263873A (ja) 印刷方法及び装置並びに記憶媒体
US6278851B1 (en) Image forming and accounting system
JP2003226065A (ja) エミュレート装置及びエミュレート装置の制御方法及びエミュレート装置の制御プログラム及び記憶媒体
JP2021103479A (ja) 印刷システム、画像形成装置、情報処理装置、制御方法、及び、プログラム
JP2003341152A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷システム、及びプログラム