JP2003186537A - 移動体の移動方法 - Google Patents
移動体の移動方法Info
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
る作業者の負担と時間とコストを削減することができる
移動体の移動方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 “ティーチングにより設定されたスタッ
カークレーン(移動体)の移動定位置(物品の積み下ろ
しを行う位置)のカウント値(走行始点HPからの移動
距離)”とスタッカークレーンの走行経路に沿って一定
間隔で配置された移動被検出体wのうち“前記移動定位
置の前後の両移動被検出体wの初期学習時の学習カウン
ト値(走行始点HPからの移動距離)”から、前記移動
定位置と前記両移動被検出体wの距離関係を配分で求
め、前記両移動被検出体wが再学習されると、これら再
学習カウント値と前記配分に応じて前記移動定位置のカ
ウント値(移動距離)を再設定する。この方法によれ
ば、再学習毎にティーチングにより移動定位置の設定を
する必要がなくなり、作業者の負担等を削減できる。
Description
る移動体において、移動体の移動経路に沿って配置され
た移動確認点の位置を学習して移動体を移動させる移動
方法に関するものである。
動体を物品保管設備のスタッカークレーンに適用した場
合について説明する。
は、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔
てて設置した左右一対の枠組み状の収納棚Aと、それら
の収納棚Aどうしの間に形成した作業通路Bを自動走行
するスタッカークレーンCとが設けられている。
して配置された垂直部材)Gとこの支柱Gに取付けた腕
木(物品の受け部となる平行して配置された水平部材)
Kにより上下方向ならびに左右方向に複数の収納部(物
品収納部)Dを形成しており、各収納部Dには腕木Kを
介して物品FがパレットPLを介して支持される。
に沿って走行レール(移動経路の一例)1が設置され、
また走行レール1に沿ってその上部にガイドレール6が
架設され、作業通路Bの一端側に設置した物品搬出入部
Eには、入出庫指令をスタッカークレーンCに入力する
コントローラE1と、走行レール1を挟んで一対の物品
載置台E2とが設けられ、スタッカークレーンCは、入
出庫指令に基づいて走行レール1に沿って走行して、荷
載置台E2と物品収納部Dとの間でのパレットPLに載
せた物品Fの出し入れを行う入出庫用の搬送車として構
成されている。
ように、走行レール1に沿って走行する走行車体(移動
体の一例)2に、昇降台(移動体の一例)3を昇降操作
自在に案内支持する前後一対の昇降マスト(移動経路の
一例)4を設け、前後一対の昇降マスト4の上端を連結
し、ガイドレール6に案内される上部フレーム7を設け
て構成され、昇降台3には物品移載用のフォーク装置5
が設けられている。
昇降用チェーン8にて吊下げ支持され、この昇降用チェ
ーン8は、上部フレーム7に設けた案内スプロケット9
と一方の昇降マスト4に設けた案内スプロケット10と
に巻き掛けられて、走行車体2の一端に装備した巻き取
りドラム11に連結されている。
インバータ式のモータである昇降用電動モータM1にて
正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン8の繰り出しや
巻き取り操作で昇降台3を駆動昇降させるように構成さ
れている。
られている昇降台側ロータリエンコーダ(移動距離検出
手段の一例)19との検出情報に基づいて管理される。
昇降台側ロータリエンコーダ19は、図8に示すよう
に、それの回転軸に取付けられたスプロケット19aが
昇降マスト4の一方に上下方向に敷設されたチェーン2
0に歯合しており、昇降台3の昇降に伴ってスプロケッ
ト19aが回転して、昇降台3の昇降移動を検出する。
昇降台側ロータリエンコーダ19の検出情報は、図9に
示すように、クレーン制御装置CCの昇降制御部30と
学習部33に入力されている。
置の下降原点(移動基準点の一例;始点)LPと上限位
置の上昇原点(終点)UPに対応する被検出体mL,m
Uが設けられ、昇降台3には、これら被検出体mL,m
Uを検出する光電スイッチからなる下限検出器25と上
限検出器26が設けられている。また図6に示すよう
に、棚Aの各支柱Gに沿って上下に一定間隔で反射板か
らなる昇降被検出体(昇降補正検出板等;移動確認点の
一例)vが配置され、図7および図8に示すように、昇
降台3にはこの昇降被検出体vを検出する反射形光電ス
イッチからなる昇降検出器(確認点検出手段の一例)2
7が設けられている。そして、これら検出器25,2
6,27の情報は、図9に示すように、クレーン制御装
置CCの昇降制御部30と学習部33に入力されてい
る。
は、下限検出器25の検出情報により昇降台3の下降を
停止し、また上限検出器26の検出情報により昇降台3
の上昇を停止するとともに、下限検出器25の検出情報
によりリセットされるカウンタにより昇降台側ロータリ
エンコーダ19の検出情報、すなわちパルス信号をカウ
ントすることにより、昇降台3の下限位置の下降原点
(始点)LPからの移動距離(昇降位置)を測定し、ま
たこの移動距離(カウント値)を昇降検出器27の検出
により昇降被検出体v毎に予め学習部33において学習
された距離(学習カウント値;後述する)により補正し
ながら、この移動距離をフィードバックすることによ
り、昇降用電動モータM1を正逆に駆動して昇降台3の
位置を制御している。
走行レール1上を走行自在な前後2つの車輪12と、走
行レール1に対する車体横幅方向での位置を規制するよ
うに走行レール1に係合する前後二箇所に且つ左右一対
に設けた下部位置規制用ローラ13と、いわゆるインバ
ータ式のモータである走行用電動モータM2を備えた走
行用駆動装置14が設けられている。
うに、ガイドレール6を左右から挟み込んで、スタッカ
ークレーンCの走行に伴って、その側面に沿って上下軸
回りで転動する左右一対の上部位置規制用ローラ17が
走行方向の前後端部に設けられている。
方向の一端側の車輪が、走行用駆動装置14(走行用電
動モータM2)にて駆動させる推進用の駆動輪12aに
構成され、車体前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な
従動輪12bとして構成され、スタッカークレーンC
は、上部フレーム7に設けた上部位置規制用ローラ17
にて倒れ止めされながらガイドレール6に案内され、走
行用駆動装置14による駆動で走行レール1に沿って自
走自在に構成されている。
に、走行車体2に取付けられた車体側ロータリエンコー
ダ(移動距離検出手段の一例)21の検出情報に基づい
て管理される。車体側ロータリエンコーダ21は、それ
の回転軸に取付けられたスプロケット21aが走行レー
ル1に沿って敷設されたチェーン23に歯合しており、
走行車体2の走行に伴ってスプロケット21aが回転し
て、走行車体2の走行移動を検出する。
は、図9に示すように、クレーン制御装置CCの走行制
御部31と学習部33に入力されている。また走行レー
ル1の始点位置の原点(ホームポジション;移動基準点
の一例)HPと終点位置の原点(オポジットポジショ
ン)OPにはそれぞれ被検出体jL,jUが配置されて
おり、前記走行車体2に、これら始点位置の原点(以
下、始点と略す)HPと終点位置の原点(以下、終点と
略す)OPをそれぞれ検出するリミットスイッチからな
る始点検出器28および終点検出器29が設けられてい
る。また図6に示すように、始点HPに連なって、かつ
走行レール1に沿って一定間隔で反射板からなる移動被
検出体(走行補正検出板等;移動確認点の一例)wが配
置され、前記走行車体2にこれら移動被検出体wを検出
する反射形光電スイッチからなる移動検出器(確認点検
出手段の一例)22が設けられている。そしてこれら検
出器22,28,29の情報は、図9に示すように、ク
レーン制御装置CCの走行制御部31と学習部33に入
力されている。
は、始点検出器28の検出情報により走行車体2の後退
を停止し、また終点検出器29の検出情報により走行車
体2の前進を停止するとともに、始点検出器28の検出
情報によりリセットされるカウンタにより車体側ロータ
リエンコーダ21の検出情報、すなわちパルス信号をカ
ウントすることにより、走行車体2の始点位置の原点H
Pからの移動距離(走行位置)を測定し、またこの移動
距離(カウント値)を移動検出器22の検出により移動
被検出体w毎に予め学習部33において学習された距離
(学習カウント値;後述する)により補正しながら、こ
の移動距離をフィードバックすることにより、走行用駆
動装置14(走行用電動モータM2)を駆動して走行車
体2の位置を制御している。
に示すように、走行車体2上で始点HP側昇降マスト4
の外方位置に配置され、またクレーン制御装置CC上
に、手動で走行車体2や昇降台3の操作を行い、また設
定値をクレーン制御装置CCへ入力するために使用され
るメンテナンスユニットMUが配置されている。
示すように、コントローラE1からの搬送指令を受け
て、上記測定した昇降位置をフィードバックしながら昇
降台3を指定された昇降位置に昇降させる昇降制御部3
0と、上記測定した走行位置をフィードバックしながら
走行車体2を指定された走行位置に移動させる走行制御
部31と、フォーク装置5を出退作動させて物品Fを移
載させる移載制御部32と、上記昇降被検出体vと移動
被検出体wの位置を学習する学習部33から構成され、
クレーン制御装置CCにより制御されて物品Fの搬送並
びに各収納部Dなどとの間の物品Fの移載が行われ、ま
た各昇降被検出体vと移動被検出体wの位置が学習され
る。
動被検出体wの位置の学習方法について説明する。これ
らの学習は、学習実行の指令がコントローラE1より入
力されることにより実行される。また学習部33には、
始点検出器28の検出情報によりリセットされ車体側ロ
ータリエンコーダ21の検出情報、すなわちパルス信号
をカウントするカウンタ(以下、走行カウンタと称す)
と、下限検出器25の検出情報によりリセットされ昇降
台側ロータリエンコーダ19の検出情報、すなわちパル
ス信号をカウントするカウンタ(以下、昇降カウンタと
称す)が設けられている。
実行の指令を入力すると、走行駆動装置14を駆動して
走行車体2を始点HPより終点OPへ向かって走行さ
せ、図10(a)に示すように、移動検出器22により
移動被検出体wを検出したときの、上記走行カウンタの
カウント値(走行車体2の始点HPからの距離に相当す
る)を記憶することにより移動被検出体wの位置を学習
し、また昇降用電動モータM1を駆動して昇降台3を下
降原点LPより上限原点UPへ向かって上昇させ、図1
1(a)に示すように、昇降検出器27により昇降被検
出体vを検出したときの、上記昇降カウンタのカウント
値(昇降台3の下限位置の下降原点LPからの距離に相
当する)を記憶することにより昇降被検出体vの位置を
学習している。また学習部33において学習された各移
動被検出体wの学習カウント値は走行制御部31に設定
され、各昇降被検出体vの学習カウント値は昇降制御部
30に設定される。
各収納部Dにおいて物品Fの積み卸しのために停止する
位置(移動定位置の一例)はそれぞれ、作業者が走行車
体2をメンテナンスユニットMUにより手動で操作して
その移動定位置まで移動させて、そのときの走行カウン
タのカウント値(始点HPからの距離)をメンテナンス
ユニットMUの操作により走行制御部31に記憶させる
こと(ティーチングすること)により設定している。こ
れらティーチングされた各移動定位置のカウント値は、
走行制御部31におけて移動定位置の目標値とされる。
の卸し動作(フォーク装置5を出退して物品Fをフォー
ク装置5から腕木Kへ移載する動作)を開始するために
停止する卸し開始位置、物品Fの掬い動作(フォーク装
置5を出退して物品Fを腕木Kからフォーク装置5へ移
載する動作)を開始するために停止する掬い開始位置
(複数の移動定位置に相当する)はそれぞれ、作業者が
昇降台3をメンテナンスユニットMUにより手動で操作
してこれら卸し開始位置と掬い開始位置まで昇降させ
て、そのときの昇降カウンタのカウント値(下限原点L
Pからの距離)をメンテナンスユニットMUの操作によ
り昇降制御部30に記憶させること(ティーチングする
こと)により設定している。これらティーチングされた
各卸し開始位置と掬い開始位置のカウント値は、昇降制
御部30におけて卸し開始位置と掬い開始位置の目標値
とされる。
によると、スタッカークレーンCのメンテナンス終了後
に、上記各昇降被検出体vと移動被検出体wの位置の再
学習を実行すると、スタッカークレーンCの特性が変化
しているために各昇降被検出体vと移動被検出体wの学
習カウント値が微妙に変化してしまい、移動定位置(卸
し開始位置と掬い開始位置を含む)に停止することがで
きなくなってしまうという問題が発生する。
ィーチングされた移動定位置が10000カウントであ
り、移動被検出体wの学習カウント値が最初の学習時に
9000カウント、再学習時に8900カウントである
とすると、この移動被検出体wを検出したときに、走行
カウンタのカウント値は8900カウントに補正される
ため、走行カウンタのカウント値が10000カウント
のときに停止すると、この停止位置は実際には、始点H
Pから10100カウントの位置となってしまう。すな
わち、走行車体2は移動定位置に停止することができな
くなり、物品Fの積み下ろしをできなくなってしまう。
に、ティーチングされた掬い開始位置が9300カウン
ト、卸し開始位置が9400カウントであり、昇降被検
出体vの学習カウント値が最初の学習時に9000カウ
ント、再学習時に8900カウントであるとすると、こ
の昇降被検出体vを検出したときに、昇降カウンタのカ
ウント値は8900カウントに補正されるため、走行カ
ウンタのカウント値が9300カウントのときに停止す
ると、この停止位置(掬い開始位置)は実際には、下降
原点LPから9400カウントとなってしまい、走行カ
ウンタのカウント値が9400カウントのときに停止す
ると、この停止位置(卸し開始位置)は実際には、下降
原点LPから9500カウントとなってしまう。すなわ
ち、昇降台3は掬い開始位置/卸し開始位置に停止する
ことができなくなり、物品Fの卸し・掬いをできなくな
ってしまう。
ーチングを実行しなければならなくなり、そのために作
業者に負担がかかり、また時間とコストがかかるという
問題があった。
チングする必要をなくすことができ、移動定位置の設定
にかかる作業者の負担と時間とコストを削減することが
できる移動体の移動方法を提供することを目的とするも
のである。
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、移動体が
移動する所定の移動経路に沿って、移動基準点とこの移
動基準点に連なる複数の移動確認点を設け、前記移動体
に、前記移動基準点からの移動距離を検出する移動距離
検出手段と、前記移動確認点を検出する確認点検出手段
を設け、前記移動体の移動定位置を、移動距離から予め
設定し、前記確認点検出手段により前記移動確認点を検
出するとき、前記移動距離検出手段に検出される前記移
動基準点からの移動距離より、前記移動確認点の前記移
動基準点からの移動距離を学習し、この学習された移動
距離により前記移動距離検出手段により検出される移動
体の移動距離を補正しながら、前記設定された移動距離
に移動体を移動させて前記移動定位置に移動体を移動さ
せる移動体の移動方法であって、前記設定された移動距
離と、前記移動定位置の移動方向の前後に配置される両
前記移動確認点の初期の学習された移動距離から、前記
移動定位置と前記両移動確認点の距離関係を配分で求
め、前記両移動確認点の移動距離を再び学習した際に、
前記移動定位置の設定された移動距離を、前記両移動確
認点の再び学習された移動距離を前記配分に応じて設定
することにより適正位置とすることを特徴とするもので
ある。
クレーンの始点に配置される被検出体であり、また移動
確認点は前記始点に連なる走行補正検出板である。上記
方法によれば、予め設定された移動定位置の移動距離と
両移動確認点の初期の学習された移動距離から、前記移
動定位置と前記両移動確認点の距離関係が配分で求めら
れ、両移動確認点の移動距離が再学習されると、前記配
分に応じて移動定位置の移動距離は再設定され、適正位
置とされる。
1に記載の発明であって、移動体の移動定位置は、両移
動確認点間に複数設定され、各移動定位置と前記両移動
確認点の距離関係の配分が求められ、前記両移動確認点
の移動距離を再び学習した際に、前記配分に応じて各移
動定位置の移動距離が適正位置とされることを特徴とす
るものである。
設定されている移動体の移動定位置と前記両移動確認点
の距離関係がそれぞれ配分で求められ、前記両移動確認
点の移動距離が再学習されると、前記配分に応じて各移
動定位置の移動距離はそれぞれ再設定され、適正位置と
される。
1または請求項2に記載の発明であって、移動体は、走
行レールに案内されて走行する車両であることを特徴と
するものである。
て走行する車両の移動定位置は、学習された移動確認点
の移動距離に応じて適正位置とされる。
に基づいて説明する。本発明の移動体の移動方法を、物
品保管設備に備えられるスタッカクレーンの移動方法に
適用した場合について説明する。なお、前記物品保管設
備の構成は、従来の構成と同様する。
C)の移動方法を実行する走行制御部31のブロック図
を示す。図1に示すように、走行制御部31は、被検出
体カウンタ41と走行カウンタ42と第1記憶部43と
第2記憶部44と移動定位置補正部45と制御部46と
から構成されている。各部について説明する。
ら終点OPに向けて順に移動被検出体wに付されたシリ
アル番号を検出し、各移動被検出体wを特定するための
もので、始点検出器28と移動検出器22が接続されて
おり、始点検出器28の検出情報によりリセットされ、
移動検出器22による移動被検出体wの検出信号を、制
御部46より出力される前進信号/後退信号(後述す
る)に応じてカウントし、すなわち前進信号のとき加算
し、後退信号のとき減算して、移動検出器22により検
出された移動被検出体wのシリアル番号を求める。
の始点HPからの移動距離(走行位置)を測定するため
のもので、車体側ロータリエンコーダ21と始点検出器
28と移動検出器22が接続されており、始点検出器2
8の検出情報によりリセットされ、車体側ロータリエン
コーダ21の検出情報、すなわちパルス信号をカウント
し、さらに移動検出器22による移動被検出体wの検出
信号を入力すると、被検出体カウンタ41により求めら
れる移動被検出体wのシリアル番号により、第2記憶部
44に記憶されたこの移動被検出体wの学習カウント値
(後述する)にそのカウント値を合わせる(補正す
る)。
スユニットMUが接続され、初期の状態では図2(a)
に示すように、このメンテナンスユニットMUを使用し
て作業者により手動で設定された(ティーチングされ
た)、物品載置台E2と各収納部Dにおいて物品Rの積
み卸しのために停止する位置(移動定位置の一例)のカ
ウント値(走行車体2の始点HPからの移動距離に相当
する)を記憶し、また移動被検出体wの位置が再学習さ
れると、図2(b)に示すように、移動定位置補正部4
5において求められる移動定位置のカウント値(後述す
る)を記憶する。
1と学習部33が接続され、コントローラE1より学習
指令を入力すると、図2に示すように、学習部33にお
いて学習された各移動被検出体w(シリアル番号毎)の
学習カウント値(走行カウンタのカウント値)を記憶す
る。
走行駆動装置14(走行用移動モータM2)が接続さ
れ、コントローラE1からの移動指令データ(目的の移
動定位置を指定するデータ)に基づいて第1記憶部44
を検索して目的の移動定位置のカウント値を求め、この
カウント値を目標として、走行カウンタ42により求め
られる走行カウント値をフィードバックしながら、走行
駆動装置14(走行用移動モータM2)へ走行速度(移
動の方向、停止の情報を含む)を出力して走行車体2の
移動を制御し、また移動の方向信号(前進または後退の
信号)を被検出体カウンタ41へ出力する。
示すフローチャートを参照しながら説明する。移動定位
置補正部45には、コントローラE1とメンテナンスユ
ニットMUが接続されている。
定位置の設定指令を入力すると(ステップ−a1)、図
2(a)に示すように、第1記憶部43に記憶された各
移動定位置の(ティーチング)カウント値と第2記憶部
44に記憶された各移動被検出体w(シリアル番号毎)
の学習カウント値を入力し(ステップ−a2)、これら
カウント値の比較により各移動定位置の走行車体移動方
向の前後に配置される(各移動定位置の両端に位置す
る)移動被検出体wを求め(ステップ−a3)、各移動
定位置とその両端の移動被検出体wのカウント値から、
移動定位置と両端の移動被検出体wの距離関係を配分で
求め(ステップ−a4)、これら配分を記憶する(ステ
ップ−a5)。
等が実行されて、コントローラE1より学習指令を入力
すると(ステップ−b1)、この学習指令により学習さ
れ第2記憶部44に記憶された、図2(b)に示す各移
動被検出体w(シリアル番号毎)の学習カウント値を入
力し(ステップ−b2)、これら各移動被検出体w(シ
リアル番号毎)の学習カウント値と記憶した前記配分に
応じて、各移動定位置のカウント値を設定し(ステップ
−b3)、この設定した各移動定位置のカウント値を図
2(b)に示すように第1記憶部43に記憶する(ステ
ップ−b4)。
コントローラE1より学習指令を入力する毎に実行され
る。上記移動定位置補正部45の動作により、まず、第
1記憶部43に記憶されたカウント値(ティーチングさ
れた移動距離)と、第2記憶部44に記憶された各移動
被検出体w(シリアル番号毎)の学習カウント値により
各移動定位置の移動方向の前後に配置される移動被検出
体wが求められ、続いて移動定位置の両移動被検出体
(移動確認点)wの初期の学習カウント値(学習された
移動距離)から、移動定位置と両移動被検出体wの距離
関係が配分で求められる。
の学習カウント値が9000のナンバー6の移動被検出
体wと学習カウント値が10500のナンバー7の移動
被検出体wとの間に位置する移動定位置の設定カウント
値(ティーチング時のカウント値)が10000のと
き、その配分は、(10000−9000)÷(105
00−9000)=66.66%と求められる。
した際に、前記移動定位置の設定されたカウント値は、
前記両移動被検出体wの再学習カウント値を前記配分に
応じて求めることにより適正位置とされる。
バー6の移動被検出体wの再学習カウント値が890
0、ナンバー7の移動被検出体wの再学習カウント値が
10400となったとき、移動定位置の設定カウント値
は、 (10400−8900)×66.66%+8900=
9900 と求められる。
ント値が前回と異なったときにおいも、移動被検出体w
を検出したときに、走行カウンタのカウント値は再学習
カウント値8900カウントに補正されるため、走行車
体2が、走行カウンタ42のカウント値が移動定位置の
再設定されたカウント値9900カウントのときに停止
すると、この停止位置は実際には、始点HPから100
00カウントの位置となり、移動定位置に停止すること
ができる。
2の走行動作を説明する。まず、メンテナンスユニット
MUを使用して走行車体2を始点へ移動させ、走行カウ
ンタ42をリセットした後、各移動定位置へ移動させ、
このときの走行カウンタ42のカウント値を第1記憶部
43へ記憶させる。すなわち各移動定位置のティーチン
グを行う。
力させ、学習部33により各移動被検出体wの位置(学
習カウント値)を求めさせ、これら各移動被検出体wの
学習カウント値を第2記憶部44へ記憶させる。そし
て、移動定位置補正部45において上記移動定位置と両
移動被検出体wの距離関係の配分を求める。
せる。このとき、制御部46において、コントローラE
1からの移動指令データ(目的の移動定位置を指定する
データ)に基づいて第1記憶部44を検索して目的の移
動定位置のカウント値を求め、このカウント値を目標と
して、走行カウンタ42により求められる走行カウント
値をフィードバックしながら、走行駆動装置14(走行
用移動モータM2)を制御して、目的の移動定位置へ走
行車体2を移動させる。
クレーンCの特性が変化したとき、コントローラE1よ
り再学習指令を出力させ、学習部33により各移動被検
出体wの位置(再学習カウント値)を求めさせ、これら
各移動被検出体wの再学習カウント値を第2記憶部44
へ記憶させ、続いて移動定位置補正部45において前記
記憶した移動定位置と両移動被検出体wの距離関係の配
分に基づいて各移動定位置のカウント値を求め、第1記
憶部43へ記憶する(設定する)。この状態で、上記通
常の自動走行制御を実行させる。
ント値が再設定されることにより、上述した如く、走行
車体2は常に正確に移動定位置に停止することができ
る。以上のように本実施の形態によれば、ティーチング
により設定された移動定位置のカウント値(移動距離)
と両移動被検出体wの初期の学習カウント値(移動距
離)から、移動定位置と両移動被検出体wの距離関係が
配分で求められ、両移動被検出体wの位置が再学習され
ると、両移動被検出体wのカウント値(移動距離)およ
び前記配分に応じて移動定位置のカウント値(移動距
離)が再設定されることにより、走行レール1に案内さ
れて走行する走行車体2(車両)の移動定位置は、学習
された両移動被検出体wの再学習カウント値(移動確認
点の移動距離)に応じて常に適正位置とされ、よって再
学習毎にティーチングにより移動定位置の設定をする必
要がなくなり、作業者の負担とティーチングに要する時
間およびコストを削減することができる。また走行車体
2はメンテナンス後でも移動定位置に正確に停止でき、
物品Fの積み下ろしを実行することができる。
方法においても、上記走行制御部31による走行車体2
の移動方法と同様の移動方法を適用することができる。
このとき、図5に示すように、両昇降被検出体vの中
に、少なくとも移動定位置として、1本の腕木Kへの物
品Fの卸し開始位置とこの腕木Kからの物品Fの掬い開
始位置が存在すること(両移動確認点の中に複数の移動
定位置が存在することの一例)により、両昇降被検出体
v間に複数設定されている昇降台3(移動体)の移動定
位置と両昇降被検出体vの距離関係がそれぞれ配分で求
められ、前記両昇降被検出体vの位置(移動距離)が再
学習されると、両昇降被検出体vの再学習カウント値と
前記配分に応じて各移動定位置(卸し開始位置と掬い開
始位置)のカウント値(移動距離)がそれぞれ再設定さ
れ、適正位置とされる。
学習カウント値が9000のナンバー6の昇降被検出体
vと学習カウント値が9600のナンバー7の昇降被検
出体vとの間に位置する、掬い開始位置(移動定位置の
一例)と卸し開始位置(移動定位置の一例)のそれぞれ
の設定カウント値(ティーチング時のカウント値)が9
300、9400のとき、その各配分は、 掬い開始位置; (9300−9000)÷(9600−9000)=5
0% 卸し開始位置; (9400−9000)÷(9600−9000)=6
6.66% と求められる。
た際に、図5(b)に示すように、ナンバー6の昇降被
検出体vの再学習カウント値が8900、ナンバー7の
昇降被検出体vの再学習カウント値が95000となっ
たとき、掬い開始位置の設定カウント値は、 (9500−8900)×50%+8900=9200 と求められ、卸し開始位置の設定カウント値は、 (9500−8900)×66.66%+8900=9
300 と求められる。
学習した際に、前記移動定位置(卸し開始位置と掬い開
始位置)の設定カウント値を、両昇降被検出体vの再学
習カウント値と配分により求めることにより適正位置と
され、すなわち卸し開始位置と掬い開始位置の下降原点
LPからの距離が初期時と同一とされ、よって再学習毎
にティーチングにより移動定位置の設定をする必要がな
くなり、作業者の負担とティーチングに要する時間およ
びコストを削減することができる。また昇降台3はメン
テナンス後でも物品Fの掬い動作開始位置と卸し動作開
始位置(移動定位置)に正確に停止でき、物品Fの掬い
動作と卸し動作を実行することができる。
てスタッカークレーンCの走行車体2と昇降台3を例示
して、走行車体2の走行および昇降台3の昇降に、本発
明の移動体の移動方法を適用しているが、移動体は、一
定経路に沿って移動する無人搬送車であってもよく、種
々の移動体の移動方法に適用できる。また走行車体2の
走行および昇降台3の昇降に移動体の移動方法を適用し
ているが、走行または昇降のいずれか一方のみに適用す
ることもできる。
して、昇降被検出体vと移動被検出体wを設けている
が、これら検出体v,wに代えて、収納棚Aの腕木Kと
支柱Gを移動確認点とすることもできる。または移動基
準点として、下降原点LPに被検出体mLを設け、始点
HPに被検出体jLを設けているが、これら検出体m
L,jLに代えて、収納棚Aの特定の腕木Kと特定の支
柱Gを移動基準点とすることも可能であり、また特定の
昇降被検出体vと特定の移動被検出体wを移動基準点と
することも可能である。
段である移動検出器22と昇降検出器27を、光電スイ
ッチにより構成しているが、磁気センサなど移動確認点
(移動被検出体wあるいは昇降被検出体v)を検出でき
るものであればよい。
れた各収納棚Aをそれぞれ、前後方向に物品収納部Dを
有する構成としているが、各収納棚Aを前後方向のみで
なく左右方向(奥行き方向)に物品収納部Dを並べた構
成とすることもできる。このとき、フォーク装置5を、
フォーク(出し入れ具)が各収納棚Aの左右方向の各物
品収納部Dに対して位置決め出退可能な構成(ダブルデ
ィープタイプ)とする。
一対の物品載置台E2を物品Fの搬入出を行う搬入出口
として使用しているが、これら物品載置台E2の一方を
物品Fの搬入口専用、他方を搬出口専用として使用する
こともできる。
物品捌き手段として固定の物品載置台(荷受台)E2を
使用しているが、コンベヤ、自走台車、リフター付荷受
台などを使用してもよい。
された移動定位置の移動距離と両移動確認点の初期の学
習された移動距離から、前記移動定位置と前記両移動確
認点の距離関係が配分で求められ、両移動確認点の移動
距離が再学習されると、前記配分に応じて移動定位置の
移動距離は再設定されることにより、移動定位置は適正
位置とされ、よってティーチングにより移動定位置の設
定をする必要がなくなり、作業者の負担とティーチング
に要する時間およびコストを削減することができる。
を使用する物品保管設備のクレーン制御装置内走行制御
部のブロック図である。
部の記憶部の説明図である。
部の移動定位置補正部の動作を示すフローチャートであ
る。
車体の移動方法の説明図である。
台の移動方法の説明図である。
成図である。
大図である。
る走行車体の移動方法の説明図である。
る昇降台の移動方法の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 移動体が移動する所定の移動経路に沿っ
て、移動基準点とこの移動基準点に連なる複数の移動確
認点を設け、 前記移動体に、前記移動基準点からの移動距離を検出す
る移動距離検出手段と、前記移動確認点を検出する確認
点検出手段を設け、 前記移動体の移動定位置を、移動距離から予め設定し、 前記確認点検出手段により前記移動確認点を検出すると
き、前記移動距離検出手段に検出される前記移動基準点
からの移動距離より、前記移動確認点の前記移動基準点
からの移動距離を学習し、 この学習された移動距離により前記移動距離検出手段に
より検出される移動体の移動距離を補正しながら、前記
設定された移動距離に移動体を移動させて前記移動定位
置に移動体を移動させる移動体の移動方法であって、 前記設定された移動距離と、前記移動定位置の移動方向
の前後に配置される両前記移動確認点の初期の学習され
た移動距離から、前記移動定位置と前記両移動確認点の
距離関係を配分で求め、 前記両移動確認点の移動距離を再び学習した際に、前記
移動定位置の設定された移動距離を、前記両移動確認点
の再び学習された移動距離を前記配分に応じて設定する
ことにより適正位置とすることを特徴とする移動体の移
動方法。 - 【請求項2】 移動体の移動定位置は、両移動確認点間
に複数設定され、各移動定位置と前記両移動確認点の距
離関係の配分が求められ、 前記両移動確認点の移動距離を再び学習した際に、前記
配分に応じて各移動定位置の移動距離が適正位置とされ
ることを特徴とする請求項1に記載の移動体の移動方
法。 - 【請求項3】 移動体は、走行レールに案内されて走行
する車両であることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の移動体の移動方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015202960A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
-
2001
- 2001-12-14 JP JP2001380789A patent/JP3952764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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