JP2003185034A - 大小2弁式の自動圧力調整弁 - Google Patents
大小2弁式の自動圧力調整弁Info
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Abstract
ような使用条件下にも対応できて、確実にキャビテーシ
ョンを防いで、ハンチングを防止すると共に、この対応
調節作業を簡単に行えるようにする。 【解決手段】 弁胴1の中央部の大径弁座4に対して、
大径弁体5が接触・離間して大径弁部が開閉する。大径
弁体5の中央部に通水孔6があって、その上端の小径弁
座7に対して、小径弁体8が接触・離間して小径弁部が
開閉する。大径弁体5と上面板11との間に、通水制御
体21、22、24を挟み込んで、ボルト12で固定す
る。通水制御体は複数種の形状のものが用意されてい
て、使用条件に応じて選択して使用する。
Description
路などに設置され、1次圧力(高圧)を、所定の2次圧
力(低圧)に自動的に調整するのに用いる自動圧力調整
弁に関する。
成された自動圧力調整弁は既に特開平8−270806
号として提案されている。この弁は、大径の1個の弁で
圧力調整を図ろうとすると、送水先の小さな圧力低下に
応ずる為、弁を小開放状態にした時に、キャビテーショ
ンが発生し、ハンチングを引き起こすことになるので、
弁を大小2弁構成とすることにより、圧力低下が小さい
場合には、小弁のみで対応し、圧力低下が大きい場合に
は、大小両方の弁で対応するようにして、キャビテーシ
ョンの発生を防止しようとしたものである。
の調整弁を実際に使用すると、求めた性能の得られない
事例がしばしば起こる。これは、調整弁を用いる場合に
は、その使用条件に合わせて、大小2弁の形状などを個
々に設定するのであるが、この設定を誤った為である。
この他、前記のような事例は、経年での条件の変化、例
えば人口の増減や、管路整備の拡充などによっても発生
することがある。いずれにしても、このような状況に至
ると、ハンチングの発生によって、弁の耐久性が低下す
る他、周辺管路に多大の被害を与えることになる。
定した特性が得られない場合や、条件変化によって形状
が不整合になった場合などに、弁の内部部品の一部を取
換えることにより、その使用条件に適合するように、弁
を簡単に改造できる自動圧力調整弁を提供するにある。
更に、本発明は、圧力損失の低減を図って、流量特性を
良くしたい場合や、小開度での制御特性を高めたい場
合、或いは、高差圧下でのキャビテーションを防止し、
かつその騒音を制御したい場合に適する自動圧力調整弁
を提供するにある。
の技術的手段は、弁胴の中央部に設けられた大径弁座
に、大径弁体が接触・離間して、大径弁部を開閉させ、
また大径弁体の中央部の通水孔の上端に形成された小径
弁座に、小径弁体が接触・離間して、小径弁部を開閉さ
せるようになった大小2弁式の自動調整弁に於いて、小
径弁体が開弁時に衝突する上面板と、大径弁体との間
に、複数種の内から選択した形状の通水制御体が挟み込
まれて、ボルト締めで固定されていることにある。
を膨大させた形状のものとするのが好ましい。更に、通
水制御体の1種を、V形の孔を複数箇所に有するシリン
ダとしてもよい。また、通水制御体の1種を、側面のほ
ぼ全面に小さな丸孔が形成されたシリンダとすることも
可能である。
形態を、図面の実施例に基づいて説明する。図1に弁の
要部のほぼ全体が示されている。1は弁胴で、2はその
1次側開口、3は2次側開口である。弁胴1の中央部に
は大径弁座4が設けられている。5は大径弁体で、この
弁体5が上下方向に移動して、弁座4に対して、接触・
離間することにより、この大径弁部が開閉する。
その上端に小径弁座7が形成されている。この小径弁座
7に対して、別個の小径弁体8が接触・離間することに
よって、この小径弁部が開閉する。この小径弁体8はロ
ッド9によってピストン10に連結されていて、これら
は一体になって上下動する。また、ピストン10の上下
には、1次側と2次側との水圧がかかっていて、ピスト
ン10がその圧力差によって上下動すると、小径弁体8
も同時に上下動して、小径弁部を開閉する。
がボルト12によって固定されていて、ロッド9はこの
上面板11を貫通している。従って、小径弁体8が上昇
して、上面板11に衝突した後、更に上昇すると、大径
弁体5が上昇移動して、大径弁部が開くことになる。即
ち、開弁作動は、先ず小径弁部が開き、続いて、大径弁
部が開くようになり、また、閉弁作動は、先ず、大径弁
部が閉じ、その後、小径弁部が閉じるようになる。
って、簡単に着脱可能で、上面板11と大径弁体5との
間に、種々の通水制御体を選択して介装することによ
り、小径弁部への通水特性を変えうるようになってい
る。即ち、図2のものに於ける、通水制御体は、ボルト
12に嵌装させたパイプ21である。従って、この場合
は通水抵抗が極めて小さいので、このタイプは小径弁部
の圧力損失を小さくしたい場合に使用する。なお、パイ
プ21に代えて、ボルト12自体に段を付けて膨大させ
るようにすることも可能である。
リンダ22である。このシリンダ22には、図示のよう
に、その側面に開口をV形にしたほぼ3角形の孔23が
複数個(実施例では4個)形成されている。従って、こ
のものでは、V形の形状により、通水に絞りがかかるの
で、特に微小開度での制御性を良くしたい場合に使用す
る。
リンダ24である。このシリンダ24には、図示のよう
に小さな丸孔25がほぼ全面に互って多数形成されてい
る。従って、このものでは、高差圧下でのキャビテーシ
ョン防止効果に優れ、かつ、その際の騒音抑制効果を有
する。
ることも可能である。このように本発明では、通水制御
体の種類を複数種用意することにより、弁の使用条件に
応じて、通水制御体を取換え、その条件に適合するよう
に弁を調節改造するのである。また、この取換作業はボ
ルト12の着脱だけでよいので、簡単かつ短時間に行う
ことが可能である。
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、大径弁部や小径弁部の形状、ピス
トンなどの作動機構の構造、通水制御体の種類や形状な
どについては自由である。
通水制御体の内から使用条件に適合したものを選択して
取換使用することにより、すべての使用条件下でキャビ
テーションの発生を防ぎ、ハンチングを防止できる。ま
た、この変更調節は、通水制御体の取換えだけでよく、
通水制御体はボルト止めされているだけだから、作業は
簡単で短時間に行うことができ、かつ、変更調節の為の
コストが低い。
部分を膨大させた形状のものであるから、圧力損失を小
さくして、流量特性を良くしたい場合に適する。
ンダであるから、微小開度での制御性を高めたい場合に
適する。
リンダであるから、高差圧下でのキャビテーションを防
ぎ、騒音を抑制したい場合に適する。
図。
図。
3)
Claims (4)
- 【請求項1】 弁胴の中央部に設けられた大径弁座に、
大径弁体が接触・離間して、大径弁部を開閉させ、また
大径弁体の中央部の通水孔の上端に形成された小径弁座
に、小径弁体が接触・離間して、小径弁部を開閉させる
ようになった大小2弁式の自動調整弁に於いて、小径弁
体が開弁時に衝突する上面板と、大径弁体との間に、複
数種の内から選択した形状の通水制御体が挟み込まれ
て、ボルト締めで固定されている大小2弁式の自動圧力
調整弁。 - 【請求項2】 通水制御体の1種が、ボルトの部分を膨
大させた形状のものである請求項1記載の大小2弁式の
自動圧力調整弁。 - 【請求項3】 通水制御体の1種が、V形の孔を複数箇
所に有するシリンダである請求項2記載の大小2弁式の
自動圧力調整弁。 - 【請求項4】 通水制御体の1種が、側面のほぼ全面に
小さな孔が形成されたシリンダである請求項1記載の大
小2弁式の自動圧力調整弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385420A JP3957503B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 大小2弁式の自動圧力調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385420A JP3957503B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 大小2弁式の自動圧力調整弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003185034A true JP2003185034A (ja) | 2003-07-03 |
JP3957503B2 JP3957503B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=27594840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001385420A Expired - Lifetime JP3957503B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 大小2弁式の自動圧力調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3957503B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170009475A (ko) * | 2015-07-17 | 2017-01-25 | 동아대학교 산학협력단 | 다공성 디스크를 포함하는 글로브밸브 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001385420A patent/JP3957503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170009475A (ko) * | 2015-07-17 | 2017-01-25 | 동아대학교 산학협력단 | 다공성 디스크를 포함하는 글로브밸브 |
KR101711558B1 (ko) * | 2015-07-17 | 2017-03-02 | 동아대학교 산학협력단 | 다공성 디스크를 포함하는 글로브밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3957503B2 (ja) | 2007-08-15 |
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