JP7422037B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンロッドのストロークに対する油液の流れを制御して減衰力を調整する減衰力調整式緩衝器に関する。
特許文献1には、減衰力調整機構をシリンダに内蔵した緩衝器が開示されている。この緩衝器は、ピストンボルトに形成された共通通路にスプール状の弁体が挿入され、ソレノイド(アクチュエータ)を用いて弁体の開弁圧力を制御することにより、減衰力を調整することができる。
国際公開第2018/135461号公報
特許文献1に記載された緩衝器は、組付時に、ピストンボルトの共通通路に弁体を挿入させてから、当該ピストンボルトにソレノイドを結合させるまでの間、例えば、ピストンボルトの軸部にバルブ部品を組付ける時にピストンボルトの頭部を下に向けると、弁体が共通通路から抜け落ちてしまうため、弁体を押さえる必要があり、組付性が低下する原因になっていた。
本発明は、組付時にピストンボルトから弁体が抜け落ちることを防止した緩衝器を提供することを課題とする。
本発明の緩衝器は、作動流体が封入されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されて前記シリンダ内をシリンダ一側室とシリンダ他側室とに区画するピストンと、一端が前記ピストンに連結されて他端が前記シリンダから外部へ延出するピストンロッドと、前記ピストンに設けられる伸び側通路及び縮み側通路と、前記伸び側通路に設けられる伸び側メインバルブと、該伸び側メインバルブの開弁圧力を調整する伸び側背圧室と、前記縮み側通路に設けられる縮み側メインバルブと、該縮み側メインバルブの開弁圧力を調整する縮み側背圧室と、前記伸び側背圧室と前記縮み側背圧室とを連通する共通通路と、前記ピストンの軸孔に挿入されて前記共通通路が形成されるピストンボルトと、前記共通通路内の油液の流れを制御するパイロットバルブと、を備え、前記パイロットバルブは、前記共通通路内に挿入されてアクチュエータによって移動が制御される弁体と、該弁体を軸方向へ付勢する付勢部材と、を備え、前記弁体と前記ピストンボルトとの間には、前記弁体の軸方向への移動を規制する規制部材が設けられ、前記付勢部材と前記規制部材とは板状に形成され、前記弁体にはフランジ部が設けられ、前記フランジ部の前記弁体の前記共通通路内への挿入方向側には前記付勢部材が当接され、前記フランジ部の前記弁体の前記共通通路内への挿入方向とは反対側には前記規制部材が当接されることを特徴とする。
本発明によれば、緩衝器の組付時にピストンボルトから弁体が抜け落ちることを防止することができる。
第1実施形態の緩衝器における減衰力調整機構部の断面図である。 図1における要部の拡大図である。 第1実施形態の説明図である。 ディスク(規制部材)の平面図である。 第2実施形態の説明図である。 第3実施形態の説明図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を添付した図を参照して説明する。
便宜上、図1における上下方向をそのまま「上下方向」と称する。以下、単筒型の減衰力調整式緩衝器について説明するが、第1実施形態は、リザーバを備えた複筒型の減衰力調整式緩衝器にも適用できる。
図1に示されるように、緩衝器1は、減衰力調整機構がシリンダ2に内蔵された減衰力調整式緩衝器である。シリンダ2内には、ピストン3が摺動可能に嵌装される。ピストン3は、シリンダ2内をシリンダ上室2A(一側室)とシリンダ下室2B(他側室)との2室に区画する。なお、シリンダ2内には、シリンダ2内を上下方向へ移動可能なフリーピストン(図示省略)が設けられ、該フリーピストンは、シリンダ2内をピストン3側(上側)のシリンダ下室2Bとボトム側(下側)のガス室(図示省略)とに区画する。
ピストン3の軸孔4には、ピストンボルト5の軸部6が挿通される。ピストンボルト5は、軸部6の上端部に設けられる頭部7と、該頭部7の外周縁部に形成される円筒部8と、を有する。円筒部8は、上端側が開口し、頭部7に対して大径の外径を有する。円筒部8には、ソレノイドケース94の下端部が、ねじ結合により接続される。ピストンボルト5には、軸部6に対して同軸の共通通路11が設けられる。
図2に示されるように、共通通路11は、該共通通路11の上部に形成されて上端が開口する軸方向通路12と、共通通路11の下部に形成されて下端が閉塞される軸方向通路14と、軸方向通路12,14間を連通する軸方向通路13と、からなる。共通通路11の内径は、軸方向通路13が最も大きく、軸方向通路12、軸方向通路14の順に小さくなる。なお、軸方向通路12は、ピストンボルト5の頭部7の端面9に形成された段付凹部110の中央の底面に開口する。段付凹部110は、軸直角平面による断面がピストンボルト5と同軸の円形をなす。
図1に示されるように、ソレノイドケース94の上端部には、ピストンロッド15の下端部(一端)が、ねじ結合により接続される。ピストンロッド15の上端側(他端)は、シリンダ2の外部へ延出する。ピストンロッド15の下端部には、緩み止めのナット16が設けられる。ピストンロッド15の下端には、小径部17が形成される。該小径部17の外周面には、環状溝(符号省略)が形成される。該環状溝には、ソレノイドケース94とピストンロッド15との間をシールするシール部材18が装着される。
ピストン3には、上端がシリンダ上室2Aに開口する伸び側通路19と、下端がシリンダ下室2Bに開口する縮み側通路20と、が設けられる。ピストン3の下端側には、伸び側通路19の油液(作動流体)の流れを制御する伸び側バルブ機構21(減衰力調整機構)が設けられる。他方、ピストン3の上端側には、縮み側通路20の油液の流れを制御する縮み側バルブ機構51(減衰力調整機構)が設けられる。
図2に示されるように、伸び側バルブ機構21は、ピストン3の下端面の外周側に形成される環状のシート部24と、該シート部24に離着座可能に当接する伸び側メインバルブ23と、ピストンボルト5の軸部6に取り付けられる伸び側パイロットボディ25と、該伸び側パイロットボディ25と伸び側メインバルブ23の背面との間に形成される伸び側背圧室26と、を備える。伸び側背圧室26内の圧力は、伸び側メインバルブ23に対して閉弁方向へ作用する。
ピストンボルト5の軸部6の下端部には、ナット27(図1参照)が取り付けられる。該ナット27と伸び側パイロットボディ25との間には、下側から順に、ワッシャ28、リテーナ29、及びディスクバルブ30が設けられる。ワッシャ28、リテーナ29、及びディスクバルブ30は、ナット27と伸び側パイロットボディ25の内周縁部との間で保持される。伸び側メインバルブ23は、弾性体からなる環状のパッキン31が、伸び側パイロットボディ25の内周面に全周にわたって接触するパッキンバルブである。
伸び側背圧室26は、伸び側パイロットボディ25に形成された通路32及びディスクバルブ30を介して、シリンダ下室2Bに連通される。ディスクバルブ30は、伸び側背圧室26の圧力が所定圧力に達したときに開弁し、当該伸び側背圧室26内の圧力をシリンダ下室2Bへリリーフする。伸び側背圧室26は、通路32を介して、伸び側パイロットボディ25とディスクバルブ30との間に形成された室49に連通する。該室49は、伸び側パイロットボディ25の下端面に設けられた無端状のシート部50によって画定される。
伸び側背圧室26は、ディスク状の伸び側背圧導入弁33を介して、ピストンボルト5の軸部6に形成された径方向通路34に連通される。該径方向通路34は、軸方向通路14に連通される。伸び側背圧導入弁33は、伸び側パイロットボディ25の通路44を介した、シリンダ下室2Bから伸び側背圧室26への油液の流れを許容する逆止弁である。伸び側背圧導入弁33は、伸び側パイロットボディ25の上面(伸び側背圧室26側の面)の、通路32の内周側で、且つ通路44の外周側に形成された、環状のシート部35に離着座可能に当接される。伸び側背圧導入弁33の内周縁部は、伸び側パイロットボディ25の内周縁部とスペーサ36との間で保持される。伸び側背圧室26は、伸び側背圧導入弁33の内周側に形成された複数個の伸び側導入オリフィス37、及び伸び側パイロットボディ25の内周縁部に形成された環状通路38を介して径方向通路34に連通される。
軸方向通路14は、ピストンボルト5の軸部6に形成された径方向通路39(縮み側排出通路)に連通される。該径方向通路39は、ピストン3の軸孔4の下端部に形成された環状通路41、ピストン3の内周縁部の下端側に形成された複数個の切欠き42、及びピストン3に設けられた縮み側逆止弁40を介して、伸び側通路19に連通される。縮み側逆止弁40は、ピストン3の下端側の、シート部24及び伸び側通路19より内周側に設けられた環状のシート部43に離着座可能に当接する。縮み側逆止弁40は、径方向通路39から伸び側通路19への油液の流れを許容する。
縮み側バルブ機構51は、ピストン3の上端面の外周側に形成される環状のシート部54と、該シート部54に離着座可能に当接する縮み側メインバルブ53と、ピストンボルト5の軸部6に取り付けられる縮み側パイロットボディ55と、該縮み側パイロットボディ55と縮み側メインバルブ53の背面との間に形成される縮み側背圧室56と、を備える。縮み側背圧室56内の圧力は、縮み側メインバルブ53に対して閉弁方向へ作用する。縮み側メインバルブ53は、弾性体からなる環状のパッキン61が、縮み側パイロットボディ55の内周面に全周にわたって接触するパッキンバルブである。
縮み側背圧室56は、縮み側パイロットボディ55に形成された通路62及びディスクバルブ60を介して、シリンダ上室2Aに連通される。ディスクバルブ60は、縮み側背圧室56の圧力が所定圧力に達したときに開弁し、当該縮み側背圧室56内の圧力をシリンダ上室2Aへリリーフする。縮み側背圧室56は、通路62を介して、縮み側パイロットボディ55とディスクバルブ60との間に形成された室79に連通する。該室79は、縮み側パイロットボディ55の下端面に設けられた無端状のシート部80によって画定される。縮み側背圧室56は、ディスク状の縮み側背圧導入弁63を介して、ピストンボルト5の軸部6に形成された径方向通路64に連通される。該径方向通路64は、軸方向通路12に連通される。
縮み側背圧導入弁63は、縮み側パイロットボディ55の通路74を介する、シリンダ上室2Aから縮み側背圧室56への油液の流れを許容する逆止弁である。縮み側背圧導入弁63は、縮み側パイロットボディ55の下面(縮み側背圧室56側の面)の、通路62の内周側で、且つ通路74の外周側に形成された、環状のシート部65に離着座可能に当接する。縮み側背圧導入弁63の内周縁部は、縮み側パイロットボディ55の内周縁部とスペーサ66との間で保持される。縮み側背圧室56は、縮み側背圧導入弁63の内周側に形成された複数個の縮み側導入オリフィス67、縮み側パイロットボディ55の内周縁部に形成された環状通路68、及びピストンボルト5の軸部6に形成された二面幅部75を介して、径方向通路64に連通される。
軸方向通路12は、ピストンボルト5の軸部6に形成された径方向通路69(縮み側排出通路)に連通される。径方向通路69は、ピストン3の軸孔4の上端部に形成された環状通路71、ピストン3の内周縁部の上端側に形成された複数個の切欠き72、及びピストン3に設けられた伸び側逆止弁70を介して、縮み側通路20に連通される。伸び側逆止弁70は、ピストン3の上端側の、シート部54及び縮み側通路20より内周側に設けられた環状のシート部73に、離着座可能に当接する。伸び側逆止弁70は、径方向通路69から縮み側通路20への油液の流れを許容する。
ピストンボルト5の共通通路11内の油液の流れは、パイロットバルブ81によって制御される。該パイロットバルブ81は、共通通路11に摺動可能に嵌装されたバルブスプール82(弁体)を有する。バルブスプール82は、中実軸からなり、ピストンボルト5とともにパイロットバルブ81を構成する。バルブスプール82は、軸方向通路12の、径方向通路64より上側に挿入される摺動部83と、軸方向通路14の開口周縁に形成されたシート部84に離着座可能に当接する弁部85と、摺動部83と弁部85とを接続する接続部86と、を有する。
バルブスプール82の弁部85に形成されたばね受部87と、共通通路11(軸方向通路14)の底部との間には、圧縮コイルばねからなるパイロットばね88が介装される。該パイロットばね88は、バルブスプール82をピストンボルト5に対して上方向へ付勢する。これにより、摺動部83の端面89は、後述するソレノイド91(図1参照)における作動ロッド92の下端面93に当接する(押し付けられる)。
図1に示されるように、ソレノイド91(アクチュエータ)は、ソレノイドケース94、作動ロッド92、及びコイル95を有する。作動ロッド92の外周面には、プランジャ96が結合される。プランジャ96は、コイル95への通電により推力を発生する。作動ロッド92の内周側には、ロッド内通路97が形成される。作動ロッド92は、コア98に設けられたブッシュ100によって上下方向(軸方向)へ案内される。
図2に示されるように、ピストンボルト5の段付凹部110の内側には、第1室121が設けられる。第1室121には、バルブスプール82の上端部90が突出する。換言すれば、第1室121は、バルブスプール82の上端部90(弁体の一側)の外周に設けられる。他方、ピストンボルト5の頭部7の外周面122には、上端側が開口する有底円筒形のワッシャ123(有底筒部材)が取り付けられる。
ワッシャ123の底部124には、ピストンボルト5の軸部6を挿通させるボルト挿通孔125が設けられる。底部124の内周縁部には、複数個の切欠き129が設けられる。該切欠き129は、軸部6の二面幅部75に連通する。ピストンボルト7の頭部7の外周面122には、環状溝127が設けられる。該環状溝127には、ピストンボルト5の頭部7とワッシャ123の円筒部126との間をシールするシール部材128が設けられる。これにより、ピストンボルト5の頭部7の下端側とワッシャ123との間には、環状の第2室131が形成される。
ピストンボルト5の頭部7とワッシャ123の底部124との間には、上側から順に、スプール背圧リリーフ弁107、スペーサ108、及びリテーナ132が設けられる。該スプール背圧リリーフ弁107、スペーサ108、及びリテーナ132は、第2室131内に設けられる。スプール背圧リリーフ弁107(逆止弁)は、頭部7に形成された通路105を介する、第1室121から第2室131への油液の流れを許容する逆止弁である。スプール背圧リリーフ弁107の内周縁部は、ピストンボルト5の頭部7の内周縁部とスペーサ108との間で保持される。スプール背圧リリーフ弁107の外周縁部は、ピストンボルト5の頭部7の下面に形成された環状のシート部109に離着座可能に当接する。
リテーナ132の内周縁部には、第2室131を、二面幅部75、及びワッシャ123の切欠き129に連通する複数個の切欠き133が設けられる。リテーナ132は、スプール背圧リリーフ弁107と略等しい外径を有し、スプール背圧リリーフ弁107の最大開弁量を調整する。ワッシャ123の底部124とディスクバルブ60との間には、上側から順に、ディスク58、及びリテーナ59が設けられる。ディスク58は、ワッシャ123の切欠き129を介する、シリンダ上室2Aと第2室131との連通を遮断する。
ピストンボルト5の頭部7には、フェイルセーフバルブ140が構成されている。フェイルセーフバルブ140は、バルブスプール82の上端部90に設けられたフランジ部141と、フランジ部141が離着座可能に当接するディスク151(規制部材)と、フランジ部141をフェイルセーフバルブ140の閉弁方向へ付勢する、換言すれば、バルブスプール82(弁体)をパイロットバルブ81の開弁方向へ付勢するスプリングディスク145(付勢部材)と、を備える。
図3に示されるように、スプリングディスク145及びディスク151の外周縁部146及び152は、ピストンボルト5のザグリ部112の底面113の外周縁部と、ソレノイド91のコア99の環状凸部135との間で保持される。ザグリ部112は、ピストンボルト5の頭部7の段付凹部110の、大内径部111の開口周縁に形成される。他方、環状凸部135は、コア99の下端面136の外周縁部に形成される。
なお、ピストンボルト5のザグリ部112の底面113とコア99の環状凸部135との間には、下から順に、スプリングディスク145の外周縁部146、環状のリテーナ148の外周縁部149、及びディスク151の外周縁部152が介装される。リテーナ148は、内径が段付凹部110の大内径部111の内径よりも小径に形成され、スプリングディスク145の可動域を調整すると共にディスク151の外周側の下面を支持する。
フランジ部141の下端面142(軸方向一側)には、スプリングディスク145の内周縁部147が当接される。他方、フランジ部141の上端面143(軸方向他側)は、フェイル状態(ソレノイド91の推力が0の状態)において、スプリングディスク145のばね力(付勢力)を受けてディスク151の内周縁部154に当接され、これにより、フェイルセーフバルブ140が閉弁される。
図4に示されるように、ディスク151は、薄板(鋼板)をプレス成形することで製造される。ディスク151は、ピストンボルト5のザグリ部112の内径よりも小さい外径(D1)を有する円板からなる。ディスク151は、外周縁部152の端面153から径方向外側へ突出する複数個(第1実施形態では「3個」)の爪部155を有する。複数個の爪部155は、周方向へ等間隔で配置される(第1実施形態では「120度の角度を以て等配される」)。なお、ディスク151の材料は鋼板に限定されるものではなく、例えば、高分子材料等であってもよい。
図3に示されるように、爪部155は、ディスク151がザグリ部112に装入(圧入)されるとき、ザグリ部112の側面114に押圧されることでディスク151の端面153を支点に折れ曲がるように弾性変形して、ザグリ部112の底面113に対して、例えば、30度の角度をなして上向きに起こされる。これにより、爪部155は、ディスク151がザグリ部112に装入された状態で、外側角部156(ディスク151の中心から最も離れた部分の稜)が、ザグリ部112の側面114に突き当てられる(突っ張る)。なお、ディスク151がザグリ部112に装入された状態で、爪部155がザグリ部112の底面113に対して30度の角度をなす場合、ディスク151のプレス成形時に爪部155を例えば20度の角度に折り曲げておけばよい。
図4に示されるように、ディスク151には、外周縁部152の端面153から径方向内側へ向かって(中心方向へ)延びる切欠き状のオリフィス157が形成される。オリフィス157は、コア99の環状凸部135の外周に形成された環状通路117とピストンボルト5の段付凹部110の第1室121とを連通する。これにより、フェイル時に発生させる減衰力は、オリフィス157の流路面積(ディスク151の厚さとオリフィス幅との積)を調節することで適宜設定することができる。なお、ディスク151の軸孔159の周囲には、複数個(第1実施形態では「3個」)の開口部158が形成されている。開口部158は、環状通路117と第1室121とを連通する流路として用いられ、また、爪部155の弾性変形による応力を径方向内側へ逃がすように機能する。
図2に示されるように、コア99の外周面には、環状溝115が設けられる。環状溝115には、ソレノイドケース94の下端部とコア99との間をシールするシール部材116が装着される。これにより、ピストンボルト5、ソレノイドケース94、及びコア99の間には、環状通路117が形成される。環状通路117は、ピストンボルト5の円筒部8の下端部に設けられた通路118を介して、シリンダ上室2Aに連通される。
ソレノイド91のコア99の内周側には、スプール背圧室101が設けられる。該スプール背圧室101は、作動ロッド92の切欠き102、及びロッド内通路97を介してロッド背圧室103(図3参照)に連通される。そして、コイル95への非通電時には、バルブスプール82は、スプリングディスク145のばね力によって、上方向、即ち、弁部85をシート部84から離座させる方向へ付勢される。これにより、フランジ部141がディスク151に着座し、その結果、スプール背圧室101と第1室121との連通が遮断される。
一方、コイル95への通電時には、バルブスプール82は、作動ロッド92(プランジャ96)の推力によって、下方向、即ち、弁部85をシート部84に着座させる方向へ付勢される。これにより、バルブスプール82は、パイロットばね88及びフェイルセーフばね112のばね力に抗して、弁部85がシート部84に着座される。パイロットバルブ81(弁部85)の開弁圧力は、コイル95への通電の電流値を変化させることで制御される。コイル95への通電の電流値が小さいソフトモード時には、パイロットばね88のばね力と作動ロッド92との推力が平衡し、弁部85がシート部84から離間した状態となる。
次に、第1実施形態における油液の流れ、主に、パイロット流れを説明する。
(縮み行程)
パイロットバルブ81(弁体)の開弁前には、シリンダ下室2Bの油液は、縮み側通路20、伸び側逆止弁70のオリフィス76、ピストン3の切欠き72、環状通路71、径方向通路69、軸方向通路12(共通通路11)、及び縮み側導入通路、即ち、径方向通路64、軸部6の二面幅部75、環状通路68、及び縮み側背圧導入弁63の縮み側導入オリフィス67を経て、縮み側背圧室56に導入される。
パイロットバルブ81が開弁すると、軸方向通路12に導入された油液は、縮み側導入通路を経て縮み側背圧室56に導入されるとともに、縮み側パイロット通路、即ち、軸方向通路13(共通通路11)、軸方向通路14(共通通路11)、径方向通路39、環状通路41、ピストン3の切欠き42、縮み側逆止弁40、及び伸び側通路19を経て、シリンダ上室2Aへ流れる。このとき、ソレノイド91(アクチュエータ)のコイル95への通電の電流値を制御することにより、パイロットバルブ81の開弁圧力を調整することができる。同時に、縮み側背圧導入弁63から縮み側背圧室56へ導入される油液の圧力も調整されるので、縮み側メインバルブ53の開弁圧力を制御することができる。
また、パイロットバルブ81の開弁時には、第1室121の油液を、リテーナ114の切欠き120、環状通路117、及びピストンボルト5の通路118を介して、シリンダ上室2Aへ排出する。これにより、バルブスプール82が第1室121へ突出した分の体積補償が行われる。このとき、縮み側背圧室56から第1室121への油液の流れは、共通通路11と第1室121との間に設けられたスプール背圧リリーフ弁107(逆止弁)によって遮断される。
(伸び行程)
パイロットバルブ81の開弁前には、シリンダ上室2Aの油液は、伸び側通路19、縮み側逆止弁40のオリフィス48、ピストン3の切欠き42、環状通路41、径方向通路39、軸方向通路14(共通通路11)、及び伸び側導入通路、即ち、径方向通路34、環状通路38、及び伸び側背圧導入弁33の伸び側導入オリフィス37を経て、伸び側背圧室26に導入される。
パイロットバルブ81が開弁すると、軸方向通路14に導入された油液は、伸び側導入通路を経て伸び側背圧室26に導入されるとともに、伸び側パイロット通路、即ち、軸方向通路13(共通通路11)、軸方向通路12(共通通路11)、径方向通路69、環状通路71、ピストン3の切欠き72、伸び側逆止弁70、及び縮み側通路20を経て、シリンダ下室2Bへ流れる。このとき、ソレノイド91のコイル95への通電の電流値を制御することにより、パイロットバルブ81の開弁圧力を調整することができる。同時に、伸び側背圧導入弁33から伸び側背圧室26へ導入される油液の圧力も調整されるので、伸び側メインバルブ23の開弁圧力を制御することができる。
また、パイロットバルブ81の開弁時には、第1室121の油液を、ピストンボルト5の通路105、スプール背圧リリーフ弁107、第2室131、リテーナ132の切欠き133、ピストンボルト5の二面幅部75、径方向通路64、軸方向通路12(共通通路11)、径方向通路69、ピストン3の環状通路71並びに切欠き72、伸び側逆止弁70、及び縮み側通路20を介して、シリンダ下室2Bへ排出する。これにより、バルブスプール82が第1室121へ突出した分の体積補償が行われる。
ここで、特許文献1に記載された緩衝器(以下「従来の緩衝器」と称する)では、組付時に、ピストンボルトの共通通路に弁体を挿入させてから、当該ピストンボルトにソレノイドを結合させるまでの間、例えば、ピストンボルトの軸部にバルブ部品を組付ける時にピストンボルトの頭部を下に向けると、弁体が共通通路から抜け落ちてしまうため、弁体を押さえる必要があり、組付性が低下する原因になっていた。
これに対し、第1実施形態では、フェイルセーフバルブ140のスプリングディスク145(付勢部材)の外周縁部146と、フェイルセーフバルブ140の弁座として機能すると共にバルブスプール82(弁体)の軸方向への移動を規制するディスク151(規制部材)の外周縁部152とを、ピストンボルト5の頭部7の段付凹部110に形成したザグリ部112の底面113とコア99の環状凸部135との間で保持し、バルブスプール82の上端部90に設けられたフランジ部141の下端面142(軸方向一側)にスプリングディスク145の内周縁部147を当接させ、フランジ部141の上端面143(軸方向他側)をディスク151の内周縁部154に離着座可能に当接させた。
第1実施形態によれば、ディスク151をザグリ部112に装入(圧入)させるとき、ディスク151の爪部155がザグリ部112の側面114に押圧されることで、爪部155がディスク151の端面153を支点に折れ曲がるように弾性変形して、爪部155の外側角部156が、ザグリ部112の側面114に対して突っ張るように突き当てられる。
これにより、第1実施形態では、組付時に、ピストンボルト5の共通通路11にバルブスプール82(弁体)を挿入させてから、当該ピストンボルト5にソレノイド91(ソレノイドケース94)を結合させるまでの間、例えば、ピストンボルト5の軸部6にバルブ部品を組付ける時にピストンボルト5の頭部7を下に向けても、ディスク151の内周縁部154によってバルブスプール82のフランジ部141を受けるので、バルブスプール82が共通通路11から抜け落ちることを防止することができる。
よって、組付時に、共通通路11にバルブスプール82が挿入されたピストンボルト5の頭部7を下に向けても、従来のようにバルブスプール82を押さえる(バルブスプール82の抜け落ちを防止する)必要がないので、組立性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、ディスク151に、コア99の環状凸部135の外周に形成された環状通路117とピストンボルト5の段付凹部110の第1室121とを連通するオリフィス157を設けたので、オリフィス157の流路面積(ディスク151の厚さとオリフィス幅との積)を調節することにより、フェイル時に発生させる減衰力を適宜設定することができる。
また、第1実施形態では、ディスク151の軸孔159の周囲に複数個の開口部158を形成したので、当該開口部158を変形させることにより、爪部155の弾性変形による応力を径方向内側へ逃がすことが可能であり、フェイルセーフバルブ140の弁座として機能するディスク151の、リテーナ148に対する平面度を維持することができる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して第2実施形態を説明する。ここでは、第1実施形態との相違部分について説明する。なお、第1実施形態との共通部分については、同一の称呼及び符号を用い、重複する説明を省略する。
第1実施形態では、ディスク151(規制部材)の爪部155の外側角部156を、ピストンボルト5のザグリ部112の側面114に突き当てて、当該ディスク151の内周縁部154によってバルブスプール82(弁体)のフランジ部141を受けることにより、バルブスプール82がピストンボルト5の共通通路11から抜け落ちることを防止するように構成した。
これに対し、第2実施形態では、ディスク151の爪部165の外周面166を、ピストンボルト5のザグリ部112に圧入して面接触させて、当該ディスク151の内周縁部154によってバルブスプール82(弁体)のフランジ部141を受けることにより、バルブスプール82がピストンボルト5の共通通路11から抜け落ちることを防止するように構成した。
図5に示されるように、爪部165は、ディスク151がザグリ部112に装入(圧入)された状態で上向きにR形状に成形されている。これにより、爪部165は、ディスク151がザグリ部112に装入(圧入)されるとき、ザグリ部112の側面114に押圧されることでディスク151の端面153を支点に弾性変形して、外周面166がザグリ部112の側面114に押し付けられる。
第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
また、第2実施形態では、ディスク151の爪部165の外周面166を、ピストンボルト5のザグリ部112に面接触させたので、第1実施形態との比較で、ディスク151のザグリ部112に対する圧入代(軸方向への接触長さ)を増大させることが可能であり、より効果的に、バルブスプール82がピストンボルト5の共通通路11から抜け落ちることを防止することができる。
(第3実施形態)
次に、図6を参照して第3実施形態を説明する。ここでは、第1又は第2実施形態との相違部分について説明する。なお、第1又は2実施形態との共通部分については、同一の称呼及び符号を用い、重複する説明を省略する。
第2実施形態では、爪部165は、ディスク151がザグリ部112に装入(圧入)された状態で上向きにR形状に成形されている。
これに対し、第3実施形態では、爪部175は、ディスク151がザグリ部112に装入(圧入)された状態で下向きにR形状に成形されている。図6に示されるように、ピストンボルト5のザグリ部112の底面113の外周縁部には、ディスク151の爪部175を逃がす(収容する)ための環状溝181が形成される。ザグリ部112の底面113の、環状溝181の内周側には、環状溝182が形成される。環状溝181と環状溝182との間には、径方向(図6における「左右方向」)に一定幅を有して、上端面184がディスク151の外周縁部152に当接される環状凸部183が形成される。
環状凸部183の、ザグリ部112の底面113に対する高さ(軸方向長さ)は、スプリングディスク145の板厚とリテーナ148の板厚との和に設定されている。環状凸部183の内周側面185には、スプリングディスク145の外周縁部146の端面とリテーナ148の外周縁部149の端面とが当接される。即ち、第2実施形態におけるスプリングディスク145及びリテーナ148の外径は、第1実施形態におけるスプリングディスク145及びリテーナ148の外径よりも小径に形成されている。ディスク151の外周縁部152の、リテーナ148の端縁から径方向外側(図6における「右側」)へ突出した部分は、コア99の環状凸部135とピストンボルト5の環状凸部183との間で保持される。なお、環状溝182は、スプリングディスク145の外周縁部146のエッジを逃がすための逃がし溝である。
そして、爪部175は、ディスク151がザグリ部112に装入(圧入)されるとき、ザグリ部112の側面114に押圧されることでディスク151の端面153を支点に弾性変形して、外周面176がザグリ部112の側面114に押し付けられる。なお、ピストンボルト5のザグリ部112の開口縁部には、ディスク151の装入時に爪部175を案内するためのテーパ部187が形成されている。
第3実施形態によれば、前述した第1又は第2実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
また、第3実施形態では、ディスク151の爪部175を下向きに延ばしたので、ピストンボルト5のザグリ部112を深くすることなく、即ち、ピストンボルト5の頭部7の軸方向長さを延長することなく、第2実施形態との比較で、ディスク151のザグリ部112に対する圧入代(軸方向への接触長さ)を増大させることが可能であり、より効果的に、バルブスプール82がピストンボルト5の共通通路11から抜け落ちることを防止することができる。
1 緩衝器、2 シリンダ、2A シリンダ上室(一側室)、2B シリンダ下室(他側室)、3 ピストン、5 ピストンボルト、11 共通通路、15 ピストンロッド、23 伸び側メインバルブ、26 伸び側背圧室、53 縮み側メインバルブ、56 縮み側背圧室、81 パイロットバルブ、82 バルブスプール(弁体)、91 ソレノイド(アクチュエータ)、141 フランジ部、145 スプリングディスク(付勢部材)、151 ディスク(規制部材)

Claims (2)

  1. 作動流体が封入されるシリンダと、
    該シリンダ内に摺動可能に嵌装されて前記シリンダ内をシリンダ一側室とシリンダ他側室とに区画するピストンと、
    一端が前記ピストンに連結されて他端が前記シリンダから外部へ延出するピストンロッドと、
    前記ピストンに設けられる伸び側通路及び縮み側通路と、
    前記伸び側通路に設けられる伸び側メインバルブと、
    該伸び側メインバルブの開弁圧力を調整する伸び側背圧室と、
    前記縮み側通路に設けられる縮み側メインバルブと、
    該縮み側メインバルブの開弁圧力を調整する縮み側背圧室と、
    前記伸び側背圧室と前記縮み側背圧室とを連通する共通通路と、
    前記ピストンの軸孔に挿入されて前記共通通路が形成されるピストンボルトと、
    前記共通通路内の油液の流れを制御するパイロットバルブと、
    を備え、
    前記パイロットバルブは、前記共通通路内に挿入されてアクチュエータによって移動が制御される弁体と、該弁体を軸方向へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記弁体と前記ピストンボルトとの間には、前記弁体の軸方向への移動を規制する規制部材が設けられ、
    前記付勢部材と前記規制部材とは板状に形成され、前記弁体にはフランジ部が設けられ、前記フランジ部の前記弁体の前記共通通路内への挿入方向側には前記付勢部材が当接され、前記フランジ部の前記弁体の前記共通通路内への挿入方向とは反対側には前記規制部材が当接されることを特徴とする緩衝器。
  2. 作動流体が封入されるシリンダと、
    該シリンダ内に摺動可能に嵌装されて前記シリンダ内をシリンダ一側室とシリンダ他側室とに区画するピストンと、
    一端が前記ピストンに連結されて他端が前記シリンダから外部へ延出するピストンロッドと、
    前記ピストンに設けられる伸び側通路及び縮み側通路と、
    前記伸び側通路に設けられる伸び側メインバルブと、
    該伸び側メインバルブの開弁圧力を調整する伸び側背圧室と、
    前記縮み側通路に設けられる縮み側メインバルブと、
    該縮み側メインバルブの開弁圧力を調整する縮み側背圧室と、
    前記伸び側背圧室と前記縮み側背圧室とを連通する共通通路と、
    前記ピストンの軸孔に挿入されて前記共通通路が形成されるピストンボルトと、
    前記共通通路内の油液の流れを制御するパイロットバルブと、
    を備え、
    前記パイロットバルブは、前記共通通路内に挿入されアクチュエータによって移動が制御される弁体と、該弁体を軸方向へ付勢する付勢部材と、を備え、
    前記弁体と前記ピストンボルトとの間には、前記弁体の前記共通通路内への挿入方向とは反対方向への移動を規制する規制部材が設けられ、
    前記規制部材は、前記共通通路と前記シリンダ一側室との間を流れる作動流体が流通可能なオリフィスを備えることを特徴とする緩衝器。
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