JP2003185004A - 無段変速機の手動変速切り替え制御装置 - Google Patents

無段変速機の手動変速切り替え制御装置

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JP2003185004A JP2001384282A JP2001384282A JP2003185004A JP 2003185004 A JP2003185004 A JP 2003185004A JP 2001384282 A JP2001384282 A JP 2001384282A JP 2001384282 A JP2001384282 A JP 2001384282A JP 2003185004 A JP2003185004 A JP 2003185004A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低負荷で自動変速モードから手動変速モード
へ切り替える時、運転状態にかかわらずダウンシフトが
生起されるように手動変速段を選択して切り替えを体感
可能にする。 【解決手段】 低負荷走行中に自動変速(D)モードか
ら手動変速(M)モードへ切り替えられた場合、この時
の変速機入力回転数を基に定めた第1の目標入力回転数
Nio(1)と、車速ごとに求めたD→M時要求エンジンブレー
キ力発生用の最低変速機入力回転数α(Nimin)に対応
した第2の目標入力回転数Nio(2)との大きい方High{ Ni
o(1),Nio(2)= Nimin}を目標入力回転数とし、このHig
h{ Nio(1),Nio(2)= Nimin}に最も近いロー側の手動変
速段が選択されるような変速制御を行う。一方、Nio(1)
がE3点相当値となる時にD→M切り替えを行ったとする
と、High{ Nio(1),Nio(2)}がE3点相当値Nio(1)となっ
てE3点に最も近いロー側の第3速手動変速段M3が選択
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機の自動
変速モードから手動変速モードへのモード切り替え時に
おける手動変速段の選択が好適に行われるよう改良した
無段変速機の手動変速切り替え制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】無段変速機はトロイダル型無段変速機や
Vベルト式無段変速機に代表されるように、例えば図7
に細い実線で示すごとき予定の変速パターンを基にスロ
ットル開度TVO(エンジン負荷)および車速VSPから目標
変速機入力回転数Nioを求め、これが達成されるように
無段階に変速制御される。図7から明らかなように、ア
クセルペダルの踏み込みによりエンジン負荷が増大する
につれ目標変速機入力回転数Nioが上昇されることか
ら、無段変速機は変速機入力回転数が増大するよう対応
するロー側変速比に向けダウンシフトされ、逆にアクセ
ルペダルの戻しによりエンジン負荷が低下するにつれ無
段変速機は変速機入力回転数が低下するよう対応するハ
イ側変速比に向けアップシフトされる。
【0003】ところで無段変速機にあっても運転者は、
手動変速機のような変速操作感を望むことがあり、この
要求に鑑み、図7に破線で示すような複数の固定変速比
の手動変速段(M1:手動第1速〜M10:手動第10速)を予
め設定し、上記の変速を行う自動変速(D)モードから
手動変速(M)モードに切り替えた後は、手動スイッチ
によるアップシフト指令やダウンシフト指令の度に隣り
合う手動変速段M1〜M10間で順次アップシフトやダウン
シフトを行わせ得るようにした手動変速モード付きの無
段変速機が多く実用化されている。そして、無段変速機
を自動変速モードから手動変速モードに切り替える時に
は、当該D→Mモード切り替え時における実変速機入力回
転数に最も近い手動変速段が選択されるよう無段変速機
を変速させるのが普通である。
【0004】一方で、アクセルペダルを釈放するなどの
エンジン低負荷状態で無段変速機を自動変速モードから
手動変速モードに切り替えるのはエンジンブレーキ要求
時であって、上記のような一般的なD→Mモード切り替え
時変速制御ではモード切り替え後に運転者が手動による
ダウンシフトを行う必要が生じて煩わしいことから、ま
た当該モード切り換えをエンジンブレーキにより体感し
得るようにするのが好ましいことから、エンジン低負荷
状態で自動変速モードから手動変速モードに切り替えた
時はダウンシフトが発生するような手動変速段の選択が
なされるようにすることを狙って、例えば特開平9−2
64416号公報に記載のようなD→Mモード切り替え変
速制御装置が従来提案されている。
【0005】この装置は、例えば図7に太い実線でαで
示すように車速VSPごとの最低目標入力回転数を定めて
おき、目標入力回転数Nioがこの最低目標入力回転数α
よりも小さい時に自動変速モードから手動変速モードに
切り替える場合、目標入力回転数Nioを最低目標入力回
転数αと定め直して変速機入力回転数を最低目標入力回
転数αまで上昇させるダウンシフトを生起させ、これに
よりD→Mモード切り替え時に要求されるダウンシフトを
実現するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような構
成では、以下に説明するごとくD→Mモード切り替え時に
ダウンシフトを必ずしも実現させることができない状態
が発生する。つまり、例えば図7のA点(スロットル開
度TVOを5/8にした自動変速モード)における入力回
転数での運転状態からアクセルペダルを釈放した(スロ
ットル開度TVOを0/8にした)結果、目標入力回転数N
ioがB点に変化してA点からB点への変速が行われている
間で、実入力回転数が未だ線α上のC点に達していない
時にD→Mモード切り替えが行われると、実入力回転数が
C点より高い回転数であるにもかかわらず目標入力回転
数NioがC点における最低目標入力回転数αに定め直され
てしまうため、これへの変速が変速機入力回転数をC点
相当値に低下させるアップシフトとなり、この場合D→M
モード切り替え時に要求されるダウンシフトを実現させ
ることができず、運転者の要求するエンジンブレーキ力
が得られないという問題を生ずる。
【0007】本発明は、エンジン低負荷状態でのD→Mモ
ード切り替え時においては運転状態の如何にかかわらず
確実にダウンシフトが生起されて前記要求通りのエンジ
ンブレーキが得られるような、またエンジン高負荷状態
でのD→Mモード切り替え時はこの時に要求される変速フ
ィーリングが得られるような、D→Mモード切り替え時の
手動変速段選択方式を具えた無段変速機の手動変速切り
替え制御装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明に
よる無段変速機の手動変速切り替え制御装置は、請求項
1に記載のごとく自動変速モードの他に、予め設定した
複数の固定変速比の手動変速段を任意に手動選択可能な
手動変速モードを具えた無段変速機において、エンジン
負荷を小さくした状態での走行中に自動変速モードから
手動変速モードへのモード切り替えが検出された場合、
該モード切り替え時における変速機入力回転数を基に定
めた第1の目標入力回転数と、車速ごとに求めた要求エ
ンジンブレーキ力発生用の最低変速機入力回転数に対応
した第2の目標入力回転数のうち大きい方を目標入力回
転数として選択し、該選択した目標入力回転数に最も近
いロー側の手動変速段が選択されるような変速制御を行
う構成にしたものである。
【0009】なお、上記第1の目標入力回転数は請求項
2に記載のごとく、上記のモード切り替え時における変
速機入力回転数と同じ値にすることができる。
【0010】また、上記第1の目標入力回転数は請求項
3に記載のごとく、上記のモード切り替え時における変
速機入力回転数に、当該モード切り替え時の要求エンジ
ンブレーキを補償するための所定値を加算して求めるこ
とができる。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、低エン
ジン負荷走行中に自動変速モードから手動変速モードへ
のモード切り替えがなされた場合、このモード切り替え
時における変速機入力回転数を基に定めた第1の目標入
力回転数と、車速ごとに求めた要求エンジンブレーキ力
発生用の最低変速機入力回転数に対応した第2の目標入
力回転数のうち大きい方を目標入力回転数とし、この選
択した目標入力回転数に最も近いロー側の手動変速段が
選択されるような変速制御を行う構成であるから、モー
ド切り替え時に、この時の変速機入力回転数を基に定め
た第1の目標入力回転数および最低変速機入力回転数に
対応した第2の目標入力回転数のうちの大きい方に最も
近いロー側の手動変速段が選択されることとなって、如
何なる運転状態のもとでも当該手動変速モードへのモー
ド切り替え時に必ずダウンシフトを生起させることがで
きる。
【0012】従って、エンジン低負荷走行中の上記モー
ド切り替え時に要求されるエンジンブレーキを補償する
ことができて、当該モード切り替え後に運転者が手動に
よるダウンシフトを行う必要が生ずるという煩わしさを
回避し得ると共に、当該モード切り換えをエンジンブレ
ーキにより確実に体感することができる。
【0013】上記第1の目標入力回転数は、請求項2に
記載のごとく上記モード切り替え時における変速機入力
回転数と同じ値にしてもよいし、この代わりに請求項3
に記載のごとく、上記モード切り替え時における変速機
入力回転数に、当該モード切り替え時の要求エンジンブ
レーキを補償するための所定値を加算して求めることが
できるが、後者の場合特に以下の作用効果が奏し得られ
る。つまり、手動変速段数が多くてクロスギヤレシオ気
味である場合、モード切り替え時における変速機入力回
転数を基に定めた第1の目標入力回転数が目標入力回転
数として選択される時、これと、これに最も近いロー側
の手動変速段との間における回転数差が小さくて十分な
エンジンブレーキが得られないが、請求項3の発明によ
ればモード切り替え時における変速機入力回転数に最も
近いロー側の手動変速段よりも更にロー側の手動変速段
を選択させ得ることとなって、手動変速段数が多い場合
においても十分なエンジンブレーキを得ることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態になる手動変速切り替え制御装置を具えた車両のパワ
ートレーンを、その制御系と共に示し、該パワートレー
ンをエンジン1と無段変速機2とで構成する。エンジン
1は内燃機関であり、そのスロットルバルブ3を運転者
が操作するアクセルペダルにより開度変更することで出
力を調整することができる。
【0015】無段変速機2は周知のVベルト式無段変速
機とし、トルクコンバータ4を介してエンジン1の出力
軸に駆動結合されたプライマリプーリ5と、これに整列
配置したセカンダリプーリ6と、これら両プーリ間に掛
け渡したVベルト7とを具える。そして、セカンダリプ
ーリ6にファイナルドライブギヤ組8を介してディファ
レンシャルギヤ装置9を駆動結合し、これらにより図示
せざる左右駆動輪を回転駆動するものとする。
【0016】無段変速機2の変速動作は、プライマリプ
ーリ5およびセカンダリプーリ6のそれぞれのV溝を形
成するフランジのうち、一方の可動フランジを他方の固
定フランジに対して相対的に接近させてV溝幅を狭めた
り、逆に離間させてV溝幅を拡げることにより行うよう
にし、両可動フランジのストローク位置を、変速制御油
圧回路10からのプライマリプーリ圧Ppriおよびセカン
ダリプーリ圧Psecにより決定する。
【0017】変速制御油圧回路10は変速アクチュエー
タとしてのステップモータ11を具え、変速機コントロ
ーラ12が、ステップモータ11を後述する目標入力回
転数(これを変速機出力回転数で除算したものが目標変
速比)に対応したステップ位置STPに駆動させること
で、無段変速機2を、実入力回転数(実変速比)が目標
入力回転数(目標変速比)に一致するように無段変速さ
せることができる。
【0018】かかる変速制御のため変速機コントローラ
12には、スロットルバルブ3のスロットル開度TVOを
検出するスロットル開度センサ13からの信号と、車速
VSPを検出する車速センサ14からの信号と、無段変速
機2の変速モードを運転者が決定するためのシフトレバ
ー15からの信号と、変速機入力回転数(プライマリプ
ーリ回転数)Niを検出する入力回転センサ16からの信
号とを入力する。
【0019】シフトレバー15は図示のように、駐車
(P)レンジ位置と、後退走行(R)レンジ位置と、中立
(N)レンジ位置と、自動変速(D)レンジ(自動変速モ
ード)位置と、エンジンブレーキ(L)レンジ位置とを
同列に有するほか、自動変速(D)レンジ(自動変速モ
ード)位置の横に並べた手動変速(M)モード位置を有
し、これらの位置に操作されるとき対応するレンジ信号
およびモード信号を出力する。なお手動変速(M)モー
ド位置においてシフトレバー15はアップシフト位置
(+)とダウンシフト(−)位置との中間に弾支され、
運転者がシフトレバー15をアップシフト位置(+)に
倒す度に隣のハイ側手動変速段へのアップシフト指令を
発し、運転者がシフトレバー15をダウンシフト(−)
位置に倒す度に隣のロー側手動変速段へのダウンシフト
指令を発するものとする。
【0020】シフトレバー15を自動変速(D)モード
位置にしている間、これからの自動変速(D)モード信
号を受けて変速機コントローラ12は例えば図7に細い
実線で示したような変速パターンを基にスロットル開度
TVOおよび車速VSPから目標入力回転数Nioを求め、これ
に対応するステップ位置STPへステップモータ11を駆
動することで目標入力回転数Nio(目標変速比)が達成
されるよう無段変速機2を変速させる。
【0021】シフトレバー15を手動変速(M)モード
位置にしている間、これからの手動変速(M)モード信
号を受けて変速機コントローラ12は、図7に破線で例
示するごとくに予め設定した手動変速段M1〜M8の変速パ
ターンを基に、シフトレバー15からのアップシフト
(+)指令またはダウンシフト(−)指令と現在の手動
変速段との対比により新たな手動変速段を選択し、この
新たに選択された手動変速段および車速VSPから目標入
力回転数Nioを求め、これに対応するステップ位置STPへ
ステップモータ11を駆動することで目標入力回転数Ni
o(新たに選択された手動変速段)が達成されるよう無
段変速機2を変速させる。
【0022】上記の変速制御は、自動変速(D)モード
または手動変速(M)モードが選択され続けている定常
状態での変速制御であるが、自動変速(D)モードから
手動変速(M)モードへのモード切り替え時における変
速制御を変速機コントローラ12は、図2および図3に
示す制御プログラムの実行により以下のごとくに行って
本発明の目的を達成するものである。図3は変速制御モ
ードの決定処理を示し、先ずステップS1において車速V
SP、スロットル開度TVO、およびシフトレバー15の位
置信号を読み込む。
【0023】ステップS2においては前回が自動変速
(D)モードだったか否かを判定し、ステップS3におい
ては今回自動変速(D)モードであるか否かを判定し、
ステップS4においては今回手動変速(M)モードか否か
を判定する。ステップS2で前回自動変速(D)モードと
判定し、且つ、ステップS3で今回自動変速(D)モード
と判定する自動変速(D)モード継続中や、ステップS2
で前回自動変速(D)モードでないと判定し、且つステ
ップS4で今回手動変速(M)モードでないと判定するM
→Dモード切り替え時は、ステップS5において前記した
自動変速(D)モード変速制御を実行することにより目
標入力回転数Nioを決定する。ステップS2で前回自動変
速(D)モードでなかったと判定し、且つ、ステップS4
で今回手動変速(M)モードと判定する手動変速(M)モ
ード継続中は、ステップS6において前記した手動変速
(M)モード変速制御を実行することにより目標入力回
転数Nioを決定する。
【0024】ステップS7では、ステップS5またはステ
ップS6で求めた目標入力回転数Nioを、車速VSPから求
まるセカンダリプーリ6の回転数Ns(変速機出力回転
数)で除算することにより目標変速比iを算出し、現在
の変速比から目標変速比iへの変速が目標変速速度Δi
で達成されるようにステップモータ11を駆動すべくこ
れへのステップ位置STPを決定して出力する。
【0025】ステップS2で前回自動変速(D)モードと
判定し、且つ、ステップS3で今回自動変速(D)モード
でないと判定するD→Mモード切り替え時は、ステップS
8において本発明が狙いとするD→Mモード切り替え時用
の変速制御を実行することにより目標入力回転数Nioを
決定する。かかるD→Mモード切り替え時変速制御は図3
に示すごときもので、D→M時エンジンブレーキ補償用入
力回転数加算量決定部21においては、D→Mモード切り
替え時に前記要求にかなうエンジンブレーキが確実に得
られるような手動変速段の選択を補償するための入力回
転数加算量ΔNiを設定する。
【0026】ここで、上記のD→M時エンジンブレーキ補
償用入力回転数加算量ΔNiを補足説明するに、図4に例
示するように手動変速段M1〜M8の数が多くてクロスレシ
オ気味である場合は、例えば同図のA1点において自動変
速(D)モードから手動変速(M)モードへのM→Dモード
切り替えを行った時、このモード切り替え時の実入力回
転数に最も近い、つまりA1点に最も近いロー側の手動変
速段M5が選択されてA2点における目標入力回転数Nioが
指令されるも、A1点およびA2点間における入力回転数差
が小さくて所定のエンジンブレーキが得られない。そこ
で、図4のA1点およびA2点間の入力回転数差、つまり図
5にβで示す回転数差よりも大きな一定のD→M時エンジ
ンブレーキ補償用入力回転数加算量ΔNiを設定してお
き、図4におけると同様に図5のA1点でM→Dモード切り
替えを行った場合につき説明すると、このモード切り替
え時の実入力回転数に上記のD→M時エンジンブレーキ補
償用入力回転数加算量ΔNiを加えて求まるA3点に最も
近いロー側の手動変速段M4が選択されるようにし、結果
としてA4点における目標入力回転数Nioの指令によりA1
点およびA4点間の大きな入力回転数差で所定のエンジン
ブレーキが得られるようにする。ただし、手動変速段数
が少なくてD→M時エンジンブレーキ補償用入力回転数加
算量ΔNiを設定しなくても所定のエンジンブレーキが得
られる場合は、ΔNi=0にする。
【0027】図3の実入力回転数保持部22では、変速
機入力回転数Niを読み込みつつ、D→Mモード切り替え時
の変速機入力回転数を保持してNih(図4および図5のA
1点における入力回転数)とする。演算部23では、D→
Mモード切り替え時変速機入力回転数Nihと、D→M時エン
ジンブレーキ補償用入力回転数加算量ΔNiとの加算によ
り第1の目標入力回転数Nio(1)を演算する。
【0028】図3において24は、車速VSPごとに例え
ば図6に示すように設定したD→M時要求エンジンブレー
キ用最低入力回転数データαで、D→M時車速保持部25
は車速VSPを読み込みつつD→Mモード切り替え時におけ
る車速保持値VSPhを記憶する。D→M時要求エンジンブ
レーキ用最低入力回転数決定部26は、図6に例示した
D→M時要求エンジンブレーキ用最低入力回転数データα
を基にD→M時車速保持値VSPhからD→M時に要求される
エンジンブレーキを達成するための最低入力回転数Nimi
nを決定する。
【0029】ここで図6に例示するD→M時要求エンジン
ブレーキ用最低入力回転数データαは、アクセルペダル
を釈放した状態でのD→Mモード切り替え時に要求される
エンジンブレーキ力を発生させるのに必要な最低変速機
入力回転数に関するデータを示し、以下のごとくに決定
する。つまり、車速VSP=V1でD→Mモード切り替えを行
う場合の要求エンジンブレーキ力を得るには第3速の手
動変速段M3(B1点の目標入力回転数)が必要で、車速VS
P=V2でD→Mモード切り替えを行う場合の要求エンジン
ブレーキ力を得るには第4速の手動変速段M4(B2点の
目標入力回転数)が必要で、車速VSP=V3でD→Mモード
切り替えを行う場合の要求エンジンブレーキ力を得るに
は第5速の手動変速段M5(B3点の目標入力回転数)が
必要で、車速VSP=V4でD→Mモード切り替えを行う場合
の要求エンジンブレーキ力を得るには第6速の手動変速
段M6(B4点の目標入力回転数)が必要で、車速VSP=V
5でD→Mモード切り替えを行う場合の要求エンジンブレ
ーキ力を得るには第7速の手動変速段M7(B5点の目標
入力回転数)が必要である車両の場合、図6においてB1
点〜B5点の直下における隣のハイ側手動変速段線との交
点C1〜C5を結んだ線をD→M時要求エンジンブレーキ用最
低入力回転数データαとする。但し、車速VSPがV1以下
の低車速域においてはD→M時要求エンジンブレーキ用最
低入力回転数データαが、第3速の手動変速段M3を表す
線と交差することのないようにする。
【0030】アクセルペダル踏み込み状態でのD→M時高
負荷用最低入力回転数決定部27は、アクセルペダル踏
み込み状態でD→Mモード切り替えをした時に要求される
変速特性、つまり実入力回転数Ni、あるいは実入力回転
数に基づいて設定された第1の目標入力回転数Nio(1)に
最も近いロー側手動変速段が後述するステップS30で
必ず選択されてリニヤ感を満たすよう、高負荷用最低変
速機入力回転数をNioptを決定する。
【0031】D→M時スロットル開度保持部28は、当該
D→Mモード切り替え時においてスロットル開度TVOをス
ロットル開度保持値TVOhとして記憶し、第2の目標入
力回転数決定部29は、スロットル開度保持値TVOhが
微少設定値未満の低エンジン負荷状態であれば、D→M時
要求エンジンブレーキ用最低入力回転数Niminを第2の
目標入力回転数Nio(2)として選択し、スロットル開度保
持値TVOhが微少設定値以上の高エンジン負荷状態(ア
クセルペダル踏み込み状態)であれば、0として設定さ
れているD→M時高負荷用最低入力回転数Nioptを第2の
目標入力回転数Nio(2)として選択する。
【0032】第1&第2目標入力回転数選択部30は、
D→Mモード切り替え時の入力回転数Nihを基に定めた第
1の目標入力回転数Nio(1)と、第2の目標入力回転数Ni
o(2)(D→Mモード切り替え時のスロットル開度TVOhに応
じ、D→Mモード切り替え時要求エンジンブレーキ用最低
入力回転数NiminまたはD→Mモード切り替え時高負荷用
最低入力回転数Niopt)との大きい方High{Nio(1),Nio
(2)}を選択する。目標入力回転数決定部31は、当該選
択した大きい方のHigh{Nio(1),Nio(2)}に最も近いロー
側の手動変速段を選択して、これを基に車速VSPから目
標入力回転数Nioを求める。
【0033】図3のステップS8では上記のようにしてD
→Mモード切り替え時の目標入力回転数Nioを求めるが、
同図のステップS7では前記したごとく、この目標入力
回転数Nioを変速機出力回転数Nsで除算することにより
目標変速比iを算出し、現在の変速比から目標変速比i
への変速が目標変速速度Δiで達成されるようにステッ
プモータ11を駆動すべくこれへのステップ位置STPを
決定して出力する。
【0034】ところで本実施の形態によれば、低エンジ
ン負荷での定常走行中あるいは変速中にD→Mモード切り
替えがなされた場合、この時における変速機入力回転数
Nihを基に定めた第1の目標入力回転数Nio(1)と、車速
ごとに求めたD→Mモード切り替え時要求エンジンブレー
キ力発生用の最低変速機入力回転数Niminに対応した第
2の目標入力回転数Nio(2)との大きい方High{ Nio(1),
Nio(2)= Nimin}を目標入力回転数とし、この選択した
目標入力回転数High{ Nio(1),Nio(2)= Nimin}に最も
近いロー側の手動変速段が選択されるような変速制御を
行うため、低負荷走行中のD→Mモード切り替え時におい
て以下の作用効果を達成することができる。
【0035】つまり低負荷走行状態で、第1の目標入力
回転数Nio(1)が図6のE1点相当値となる時にD→Mモード
切り替えを行ったとすると、High{ Nio(1),Nio(2)}がE
2点相当値Nio(2)=Niminとなり、結果として同図に矢印
で示すごとく、E2点に最も近いロー側の第4速手動変速
段M4が選択される。一方、第1の目標入力回転数Nio(1)
が図6のE3点相当値となる時にD→Mモード切り替えを行
ったとすると、High{ Nio(1),Nio(2)}がE3点相当値Nio
(1)となり、結果として同図に矢印で示すごとく、E3点
に最も近いロー側の第3速手動変速段M3が選択され
る。
【0036】従っていずれの場合も、つまり運転状態の
如何にかかわらず、低負荷走行中のD→Mモード切り替え
時はダウンシフトを生起させることができる。これによ
り、エンジン低負荷走行中の上記モード切り替え時に要
求されるエンジンブレーキを補償することができて、当
該モード切り替え後に運転者が手動によるダウンシフト
を行う必要が生ずるという煩わしさを回避し得ると共
に、当該モード切り換えをエンジンブレーキにより確実
に体感することができる。
【0037】なお前記したように、手動変速段数が少な
い場合はD→M時エンジンブレーキ補償用入力回転数加算
量ΔNiを0にして、第1の目標入力回転数Nio(1)をD→M
モード切り替え時の変速機入力回転数Nihと同じ値にす
ることができ、これにより、手動変速段数が少なくてD
→M時要求エンジンブレーキが得られるにもかかわらず
無駄に第1の目標入力回転数Nio(1)が嵩上げされてエン
ジンブレーキが大きくなりすぎるのを防止することがで
きる。
【0038】また前記したように、手動変速段数が多い
場合はD→M時エンジンブレーキ補償用入力回転数加算量
ΔNiを設定し、第1の目標入力回転数Nio(1)の算出に際
し、モード切り替え時の変速機入力回転数Nihに、D→M
時エンジンブレーキ補償用入力回転数加算量ΔNiを加算
して第1の目標入力回転数Nio(1)を求めることができ、
これにより、手動変速段数が多い場合でもD→M時に要求
されるエンジンブレーキを補償して前記の作用効果を確
実なものにすることができる。
【0039】一方で、高エンジン負荷走行中にD→Mモー
ド切り替えが行われた場合は、第2の目標入力回転数Ni
o(2)の設定に際し、0に設定された変速機入力回転数Ni
optをもって第2の目標入力回転数Nio(2)とするため、
エンジン高負荷状態での上記モード切り替え時は第1の
目標入力回転数Nio(1)が第2の目標入力回転数Nio(2)よ
りも大きくなる結果、これが目標入力回転数High{ Nio
(1),Nio(2)}として選択されることとなり、当該高負荷
状態でのモード切り替え時に要求されるリニヤ感のある
変速フィーリングが得られるような手動変速段の選択を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になる無段変速機の手
動変速切り替え制御装置を具えた車両のパワートレーン
を、その制御システムと共に示す概略系統図である。
【図2】 図1の制御システムにおける変速機コントロ
ーラが実行する変速制御モード決定プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図3】 同変速機コントローラが、自動変速モードか
ら手動変速モードへモード切り替えした当初において実
行する変速制御プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図4】 自動変速モードから手動変速モードへのモー
ド切り替え時にエンジンブレーキ力が不足する理由を説
明するのに用いた手動変速パターンを示す線図である。
【図5】 図1〜図3の実施の形態において、自動変速
モードから手動変速モードへのモード切り替え時にエン
ジンブレーキ力の不足が解消される理由を説明するのに
用いた手動変速パターンを示す線図である。
【図6】 エンジン低負荷状態で自動変速モードから手
動変速モードへ切り替えた時に要求されるエンジンブレ
ーキ力を発生させるのに必要な最低入力回転数を示す、
手動変速パターンを示す線図である。
【図7】 自動変速モードから手動変速モードへのモー
ド切り替え時における従来装置の変速動作を説明するの
に用いた無段変速機の変速パターンを示す線図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 無段変速機 3 スロットルバルブ 4 トルクコンバータ 5 プライマリプーリ 6 セカンダリプーリ 7 Vベルト 8 ファイナルドライブギヤ組 9 ディファレンシャルギヤ装置 10 変速制御油圧回路 11 ステップモータ 12 変速機コントローラ 13 スロットル開度センサ 14 車速センサ 15 シフトレバー 16 入力回転センサ 21 D→M時エンジンブレーキ補償用入力回転数加算量決
定部 22 D→M時実入力回転数保持部 23 第1目標入力回転数演算部 24 D→M時要求エンジンブレーキ用最低入力回転数デー
タ 25 D→M時車速保持部 26 D→M時要求エンジンブレーキ用最低入力回転数決定
部 27 D→M時高負荷用最低入力回転数決定部 28 D→M時スロットル開度保持部 29 第2目標入力回転数決定部 30 第1&第2目標入力回転数選択部 31 目標入力回転数決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:06 F16H 63:06 Fターム(参考) 3J552 MA07 MA12 MA17 NA01 NB01 PA03 PA33 RA24 RA27 SB02 SB06 SB19 TA01 VA12W VA32W VA32Y VA62Z VA66W VA68W VA70W VA74W VA74Y VB01W VB16W VC03Z VD01Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速モードの他に、予め設定した複
    数の固定変速比の手動変速段を任意に手動選択可能な手
    動変速モードを具えた無段変速機において、 エンジン負荷を小さくした状態での走行中に自動変速モ
    ードから手動変速モードへのモード切り替えが検出され
    た場合、該モード切り替え時における変速機入力回転数
    を基に定めた第1の目標入力回転数と、車速ごとに求め
    た要求エンジンブレーキ力発生用の最低変速機入力回転
    数に対応した第2の目標入力回転数のうち大きい方を目
    標入力回転数として選択し、該選択した目標入力回転数
    に最も近いロー側の手動変速段が選択されるような変速
    制御を行う構成にしたことを特徴とする無段変速機の手
    動変速切り替え制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の目標入力
    回転数を、前記モード切り替え時における変速機入力回
    転数と同じ値にするよう構成したことを特徴とする無段
    変速機の手動変速切り替え制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1の目標入力
    回転数を、前記モード切り替え時における変速機入力回
    転数に、前記モード切り替え時の要求エンジンブレーキ
    を補償するための所定値を加算して求めるよう構成した
    ことを特徴とする無段変速機の手動変速切り替え制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007001389A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Toyota Motor Corp 車両用駆動装置の制御装置
JP2011163486A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Nsk Ltd 無段変速装置
JP2013057407A (ja) * 2012-12-28 2013-03-28 Nsk Ltd 無段変速装置

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