JP2003184809A - キャブチルト装置 - Google Patents

キャブチルト装置

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JP2003184809A
JP2003184809A JP2001384232A JP2001384232A JP2003184809A JP 2003184809 A JP2003184809 A JP 2003184809A JP 2001384232 A JP2001384232 A JP 2001384232A JP 2001384232 A JP2001384232 A JP 2001384232A JP 2003184809 A JP2003184809 A JP 2003184809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブチルト装置の機械式キャブ下降防止装
置を省略可能とする。 【解決手段】 キャブとフレームとの間に介設されキャ
ブをチルトさせるチルト用シリンダ装置3の上げ側給排
油路11には、パイロット圧力値未満時にチルト用シリ
ンダ装置側からタンク側への流れを阻止しパイロット圧
力値以上になるとその流れを許容する二台のパイロット
逆止弁16、18を直列に介設し、第一上げ側パイロッ
ト逆止弁16の弁体37等をフィルタ42、82で、第
二上げ側パイロット逆止弁18の弁体77等をフィルタ
82、26で取り囲む。 【効果】 一方の上げ側パイロット逆止弁の弁体等に異
物が付着して開いたままになっても、他方の上げ側パイ
ロット逆止弁でキャブの下降を防止できるため、機械式
キャブ下降防止装置が省略できる。弁体等に異物が付着
するのをフィルタで防止し、パイロット逆止弁が開いた
ままになるのを未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブオーバエン
ジン形自動車に搭載されるキャブチルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中型や大型のキャブオーバ形トラックに
おいては、キャブチルト装置が使用されている。すなわ
ち、キャブチルト装置はキャブとフレームとの間にチル
ト用シリンダ装置を介設し、このチルト用シリンダ装置
の伸縮作動によりキャブを持ち上げたり降ろしたりし
て、エンジン部分の保守点検等を容易に行うことができ
るように構成されている。
【0003】従来のこの種のキャブチルト装置において
は、キャブを持ち上げた状態でキャブの自重により、ま
たは、チルト用シリンダ装置の故障によりキャブが下降
するのを機械的に防止するキャブ下降防止装置(以下、
機械式キャブ下降防止装置という。)が設けられてい
る。すなわち、機械式キャブ下降防止装置を備えたキャ
ブチルト装置においては、複数の歯を有するステーがチ
ルト用シリンダ装置のピストンロッドの上端部に枢着さ
れ、下降阻止部材がチルト用シリンダ装置のシリンダの
外周面に枢着されており、下降阻止部材がステーに設け
た歯や下端面に係合することにより、キャブの重みでピ
ストンロッドが短縮されてしまうことを阻止するように
構成されている。
【0004】また、機械式キャブ下降防止装置において
は、下降阻止部材のステーとの係合によって下降が阻止
された後にキャブがチルトダウンされる際には、下降阻
止部材のステーとの係合を事前に解除させる必要があ
る。そこで、このキャブ下降防止装置においては、下降
阻止部材に解除用レバーがコントロールケーブルによっ
て連結されており、この解除用レバーが操作者によって
手動操作されることにより、下降阻止部材の爪部とステ
ーの歯や下端面との係合がコントロールケーブルを経由
して解除されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、機械式キャブ
下降防止装置を備えたキャブチルト装置においては、キ
ャブ下降防止装置の構造が複雑になるため、キャブチル
ト装置の製造コストが増大するばかりでなく、機械式キ
ャップ下降防止装置の分だけキャブチルト装置の重量が
増大するため、キャブオーバ形トラックの燃費を低下さ
せてしまうという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、機械式キャブ下降防止装
置を省略してもキャブの下降を確実に防止することがで
きるキャブチルト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
一の手段は、キャブとフレームとの間に介設され、キャ
ブをチルトさせるチルト用シリンダ装置と、このチルト
用シリンダ装置のフレーム側油圧室に圧油を供給または
排出する上げ側給排油路と、前記チルト用シリンダ装置
のキャブ側油圧室に圧油を供給または排出する下げ側給
排油路と、前記上げ側給排油路に直列に介設された少な
くとも二個のパイロット操作形逆止弁と、前記下げ側給
排油路に介設されたパイロット操作形逆止弁とを有する
ことを特徴とする。
【0008】前記した第一手段においては、チルト用シ
リンダ装置の上げ側給排油路に複数のパイロット操作形
逆止弁が介設されていることによって、キャブの自重に
よるチルト用シリンダ装置のピストンロッドの伸長作動
を油圧的に防止することができるため、いずれかのパイ
ロット操作形逆止弁の機能が低下しても他のパイロット
操作形逆止弁によってチルトアップ状態でチルト用シリ
ンダ装置を途中停止させることができる。
【0009】課題を解決するための第二の手段は、前記
上げ側給排油路および前記下げ側給排油路に介設された
パイロット操作形逆止弁のそれぞれの上流側および下流
側にはフィルタが配設されていることを特徴とする。
【0010】前記した第二の手段により、各パイロット
操作形逆止弁の上流側および下流側にフィルタを配設し
たので、これら逆止弁が異物の付着によって開いたまま
になるのを未然に防止することができるとともに、キャ
ブの下降を確実に防止することができる。
【0011】課題を解決するための第三の手段は、前記
上げ側給排油路および前記下げ側給排油路に介設された
パイロット操作形逆止弁はチルト用シリンダ装置のフレ
ーム側端部の弁ユニットに設けられており、かつ、前記
上げ側給排油路の第一パイロット操作形逆止弁と、前記
下げ側給排油路のパイロット操作形逆止弁とがパイロッ
トピストンを介して対向配置されており、前記上げ側給
排油路の第二パイロット操作形逆止弁は前記第一パイロ
ット操作形逆止弁と平行に配置されていることを特徴と
する。
【0012】前記した第三の手段によれば、上げ側給排
油路の第一パイロット操作形逆止弁と、第二パイロット
操作形逆止弁と、下げ側給排油路のパイロット操作形逆
止弁とを弁ユニットに形成したので、逆止弁の加工が容
易になり、かつ、パイロット油圧の通路を最短に設定す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0014】図1に示されているように、本実施の形態
に係るキャブチルト装置はキャブ1とフレーム2との間
に介設され油圧による伸縮作動によりキャブ1のチルト
操作を行うチルト用シリンダ装置3を備えている。すな
わち、キャブ1はフレーム2に支点1aによって前後方
向に回動自在に支持されており、チルト用シリンダ装置
3のピストンロッド4の上端がリンクを介してキャブ1
に回動自在に枢着され、シリンダ5の下端がフレーム2
に回動自在に枢着されている。
【0015】図2に示されているように、チルト用シリ
ンダ装置3の油圧駆動回路10は上げ側給排油路(以
下、上げ側油路という。)11と、下げ側給排油路(以
下、下げ側油路という。)12と、モータMにより駆動
されるポンプ13と、タンク14と、手動切換弁(以
下、切換弁という。)15とを備えている。上げ側油路
11はシリンダ5のフレーム側油圧室(以下、上げ側油
圧室という。)5aに流体的に接続されており、下げ側
油路12はシリンダ5のキャブ側油圧室(以下、下げ側
油圧室という。)5bに流体的に接続されている。
【0016】切換弁15は4ポート・2位置・手動操作
形切換弁に構成されており、切換レバー15aによって
切換操作されるようになっている。切換弁15は、通常
時にはキャブチルトダウンの位置に設定される。すなわ
ち、上げ側油路11の負荷ポートaがタンクポートT
に、かつ、下げ側油路12の負荷ポートbがポンプポー
トPにそれぞれ接続される。キャブをチルトアップさせ
るためにチルトアップの位置に切り換えた時には、上げ
側油路11の負荷ポートaがポンプポートPに、かつ、
下げ側油路12の負荷ポートbがタンクポートTにそれ
ぞれ接続されるように構成されている。
【0017】上げ側油路11には第一の上げ側油路用パ
イロット操作形逆止弁(以下、第一上げ側パイロット逆
止弁という。)16および第二の上げ側油路用パイロッ
ト操作形逆止弁(以下、第二上げ側パイロット逆止弁と
いう。)18が互いに直列に介設されており、下げ側油
路12には下げ側油路用パイロット操作形逆止弁(以
下、下げ側パイロット逆止弁という。)17が介設され
ている。第一上げ側パイロット逆止弁16、第二上げ側
パイロット逆止弁18および下げ側パイロット逆止弁1
7は、油圧が予め設定されたパイロット圧力値未満であ
る時にシリンダ5側から切換弁15側への流れを阻止
し、設定されたパイロット圧力値以上になるとその流れ
を許容するようにそれぞれ構成されている。
【0018】なお、図2中、7は非常用の手動ポンプ、
8はタンク14に設置されたフィルタ、9はリリーフ
弁、19はポンプに設置された逆止弁である。
【0019】図3に示されているように、チルト用シリ
ンダ装置3のシリンダ5のフレーム側端部には弁ユニッ
ト20が設置されており、図2および図4に示されてい
るように、弁ユニット20には第一上げ側パイロット逆
止弁16、第二上げ側パイロット逆止弁18および下げ
側パイロット逆止弁17が形成されている。なお、図3
中、6はチルト用シリンダ装置3のピストンロッド4を
キャブ1に連結させるリンクであり、キャブ1にロスト
モーションを行わせるためのものである。
【0020】図2および図4に示されているように、弁
ユニット20のボデー21の下端面には上げ側油路11
の切換弁側ポート(以下、第一ポートという。)22
と、下げ側油路12の切換弁側ポート(以下、第二ポー
トという。)23とが横方向(以下、左右方向とす
る。)に並べられて開設されており、第一ポート22に
は上げ側油路11を形成する管路(図示せず)のニップ
ル24が螺着され、第二ポート23には下げ側油路12
を形成する管路(図示せず)のニップル25が螺着され
ている。第一ポート22および第二ポート23にはフィ
ルタ26、27がそれぞれ介設されており、第一ポート
22のフィルタ26の奥側には絞り28が形成されてい
る。
【0021】弁ユニット20のボデー21の上側右端部
には第一上げ側パイロット逆止弁16の取付穴31が左
右方向に開設されており、取付穴31には上げ側油路1
1のシリンダ側ポート(以下、第三ポートという。)2
9が開設されている。図3に示されているように、第三
ポート29はシリンダ5の上げ側油圧室5aに直接的に
接続されており、第三ポート29の取付穴31との接続
部には絞り30が形成されている。取付穴31には略円
柱形状に形成された弁箱33が右端から螺入されてお
り、取付穴31の内周と弁箱33の外周との間には、一
対のシール部材32、32が介設されている。弁箱33
の中心線上には弁室34が形成されており、弁室34の
左端部には弁口35が取付穴31の底部に連通するよう
に開設されている。弁口35の周りには弁座36が形成
されており、弁座36にはボールからなる弁体37が離
着座して弁口35を開閉するように配置されている。弁
体37にはスプリングシート38が当接されており、ス
プリングシート38と弁室34に螺着されたプラグ40
との間には、弁体37を弁座36に着座させる方向に常
時付勢するバルブスプリング39が介設されている。弁
箱33の側壁の中間部には複数本の連通孔41が弁室3
4と取付穴31の内周側とを連通させるように径方向に
開設されており、弁箱33の外周における連通孔41の
開口部にはフィルタ42が嵌着されている。
【0022】ボデー21における取付穴31の延長線上
にはシリンダ室43が開設されており、シリンダ室43
にはパイロットピストン44が左右方向に摺動自在に嵌
合されている。パイロットピストン44の右端面には弁
棒45が右方に突設されており、弁棒45は弁口35に
挿入されて弁体37に対向されている。取付穴31の底
部には上げ側油路11における第一上げ側パイロット逆
止弁16と第二上げ側パイロット逆止弁18とを連絡す
る連絡路46が開設されている。パイロットピストン4
4の右端部は取付穴31の底部に露出しているため、取
付穴31の底部はシリンダ室43の一部を構成してお
り、連絡路46が取付穴31の底部に接続されているた
め、パイロットピストン44は取付穴31の底部が形成
するシリンダ室47の圧力によって左方に付勢されるよ
うになっている。なお、図2の油圧駆動回路10におい
ては、パイロット通路が下げ側油路12と独立に点線で
描かれているが、図4の実際の弁ユニット20では独立
しておらず、シリンダ室47がパイロット通路の機能を
果たしており、パイロット通路が最短になっている。
【0023】弁ユニット20のボデー21の上側左端部
における第一上げ側パイロット逆止弁16の取付穴(以
下、第一取付穴という。)31の延長線上には、下げ側
パイロット逆止弁17の取付穴51が左右方向に開設さ
れており、取付穴51には下げ側油路12のシリンダ側
ポート(以下、第四ポートという。)49が開設されて
おり、第四ポート49の取付穴51との接続部には絞り
50が形成されている。第四ポート49には連絡管路4
8の一端が接続されており、図3に示されているよう
に、連絡管路48の他端はシリンダ5の下げ側油圧室5
bに接続されている。取付穴51には略円柱形状に形成
された弁箱53が左端から螺入されており、取付穴51
の内周と弁箱53の外周との間には、一対のシール部材
52、52が介設されている。弁箱53の中心線上には
弁室54が形成されており、弁室54の右端部には弁口
55が取付穴51の底部に連通するように開設されてい
る。弁口55の周りには弁座56が形成されており、弁
座56にはボールからなる弁体57が離着座して弁口5
5を開閉するように配置されている。弁体57にはスプ
リングシート58が当接されており、スプリングシート
58と弁室54に螺着されたプラグ60との間には、弁
体57を弁座56に着座させる方向に常時付勢するバル
ブスプリング59が介設されている。弁箱53の側壁の
中間部には複数本の連通孔61が弁室54と取付穴51
の内周側とを連通させるように径方向に開設されてお
り、弁箱53の外周における連通孔61の開口部にはフ
ィルタ62が嵌着されている。
【0024】ボデー21における取付穴51の延長線上
にはシリンダ室63が開設されており、シリンダ室63
にはパイロットピストン64が左右方向に摺動自在に嵌
合されている。パイロットピストン64の左端面には弁
棒65が左方に突設されており、弁棒65は弁口55に
挿入されて弁体57に対向されている。取付穴51の底
部には第二ポート23に連絡した連絡路66が開設され
ており、連絡路66の取付穴51との接続部位には絞り
68が形成されている。パイロットピストン64の左端
部は取付穴51の底部に露出しているため、取付穴51
の底部はシリンダ室67の一部を構成しており、連絡路
66が取付穴51の底部に接続されているため、パイロ
ットピストン64は取付穴51の底部が形成するシリン
ダ室67の圧力によって右方に付勢されるようになって
いる。なお、図2の油圧駆動回路10においては、パイ
ロット通路が上げ側油路11と独立して点線で描かれて
いるが、図4の実際の弁ユニット20では独立しておら
ず、シリンダ室67がパイロット通路の機能を果たして
いる。
【0025】右側のシリンダ室43と左側のシリンダ室
63とは一連に形成されており、右側のパイロットピス
トン44と左側のパイロットピストン64とは連結部6
9によって一体移動するように連結されている。連結部
69の外周にはシール部材70が嵌着されている。
【0026】弁ユニット20のボデー21の下側右端部
には第二上げ側パイロット逆止弁18の取付穴71が第
一取付穴31と平行で左右方向に開設されており、取付
穴71の内周面には第一上げ側パイロット逆止弁16と
の連絡路46が開設されている。取付穴71には略円柱
形状に形成された弁箱73が右端から螺入されており、
取付穴71の内周と弁箱73の外周との間には一対のシ
ール部材72、72が介設されている。弁箱73の中心
線上には弁室74が形成されており、弁室74の左端部
には弁口75が、取付穴71の底部に連通するように開
設されている。弁口75の周りには弁座76が形成され
ており、弁座76にはボールからなる弁体77が離着座
して弁口75を開閉するように配置されている。弁体7
7にはスプリングシート78が当接されており、スプリ
ングシート78と弁室74に螺着されたプラグ80との
間には、弁体77を弁座76に着座させる方向に常時付
勢するバルブスプリング79が介設されている。弁箱7
3の側壁の中間部には複数本の連通孔81が弁室74と
取付穴71の内周側とを連通させるように径方向に開設
されており、弁箱73の外周における連通孔81の開口
部にはフィルタ82が嵌着されている。
【0027】ボデー21における取付穴71の延長線上
にはシリンダ室83が開設されており、シリンダ室83
にはパイロットピストン84が左右方向に摺動自在に嵌
合されている。パイロットピストン84の右端面には弁
棒85が右方に突設されており、弁棒85は弁口75に
挿入されて弁体77に対向されている。取付穴71の底
部には上げ側油路11における第一ポート22が接続さ
れている。パイロットピストン84の右端部は取付穴7
1の底部に露出しているため、取付穴71の底部はシリ
ンダ室83の一部を構成しており、第一ポート22が取
付穴71の底部に接続されているため、パイロットピス
トン84は取付穴71の底部が形成するシリンダ室87
の圧力によって左方に付勢されるようになっている。
【0028】弁ユニット20のボデー21の下側左端部
における第二上げ側パイロット逆止弁18の取付穴(以
下、第二取付穴という。)71の延長線上には、ダミー
の取付穴91が左右方向に開設されており、取付穴91
には下げ側油路12の第二ポート23が接続されてい
る。取付穴91には弁箱と同一の略円柱形状に形成され
たプラグ93が螺着されており、取付穴91の内周とプ
ラグ93の外周との間には、シール部材92が介設され
ている。取付穴91の底部の内周面には下げ側油路12
の第二ポート23と下げ側パイロット逆止弁17への連
絡路66とが、互いに対向されて接続されている。ボデ
ー21における取付穴91の延長線上にはシリンダ室9
5が開設されており、シリンダ室95にはパイロットピ
ストン96が左右方向に摺動自在に嵌合されている。パ
イロットピストン96の左端部は取付穴91の底部に露
出しているため、取付穴91の底部はシリンダ室95の
一部を構成しており、第二ポート23が取付穴91の底
部に接続されているため、パイロットピストン96およ
び連結部98によって連結されたパイロットピストン8
4は取付穴91の底部が形成するシリンダ室97の圧力
によって右方に付勢されるようになっている。なお、図
2の油圧駆動回路10においては、パイロット通路が下
げ側油路12と独立に点線で描かれているが、図4の実
際の弁ユニット20では独立しておらず、シリンダ室9
7がパイロット通路の機能を果たしている。連結部98
にはシールリング99が嵌着されている。
【0029】次に、作用を説明する。
【0030】キャブ1がチルトアップされるに際して
は、切換弁15の切換レバー15aがチルトアップ側に
切り換えられ、図2に示された切換弁15のポンプポー
トPが負荷ポートaに、タンクポートTが負荷ポートb
に接続される。そして、図1のキャブロック装置94の
キャブロックが手動レバー94aによって解除される。
次いで、ポンプスイッチがオンにされてモータMが回転
してポンプ13が駆動されると、図2において、ポンプ
13の圧油が切換弁15により上げ側油路11の負荷ポ
ートaに圧送される。上げ側油路11の負荷ポートaに
圧送された圧油は第二上げ側パイロット逆止弁18およ
び第一上げ側パイロット逆止弁16を通じてチルト用シ
リンダ装置3のシリンダ5の上げ側油圧室5aに流入
し、ピストンロッド4を伸長作動させることにより、キ
ャブ1をフレーム2から持ち上げて行きチルトアップさ
せて行く。
【0031】この際、ピストンロッド4を伸長作動させ
るためには、シリンダ5の下げ側油圧室5bの圧油を排
出させる必要がある。本実施形態においては、上げ側油
路11のパイロット通路としてのシリンダ室47の油圧
が下げ側パイロット逆止弁17に設定されたパイロット
圧力値以上になると、図4において、パイロットピスト
ン44およびこれに連結されたパイロットピストン64
が左方向に移動するため、下げ側パイロット逆止弁17
の弁体57が弁棒65に押されて弁座56から離座され
て弁口55が開かれる。図2において、下げ側パイロッ
ト逆止弁17が開くと、シリンダ5の下げ側油圧室5b
の圧油は下げ側油路12の下げ側パイロット逆止弁1
7、切換弁15の負荷ポートbおよびタンクポートTを
経由してタンク14に排出される。したがって、チルト
用シリンダ装置3のピストンロッド4は伸長作動してキ
ャブ1をチルトアップさせることができる。
【0032】ちなみに、図4に示されている下げ側パイ
ロット逆止弁17において、第四ポート49から第二ポ
ート23の方向に逆に流れる圧油は絞り50、弁口5
5、絞り68を通過して絞られるため、チルト用シリン
ダ装置3のシリンダ5の下げ側油圧室5bの圧油は徐々
に排出される状態になる。したがって、キャブの重心が
キャブチルトの支点1aを越えて前方に傾斜し、チルト
用シリンダ装置に引張荷重が働いた場合でもチルト用シ
リンダ装置3のピストンロッド4の伸長作動は緩やかに
なり、キャブ1を安全にチルトアップさせて行くことが
できる。
【0033】ポンプスイッチがオフされてポンプ13が
停止されると、上げ側油路11の油圧が低下するため、
図4に示されている下げ側パイロット逆止弁17におけ
るパイロット通路であるシリンダ室47の油圧が設定さ
れたパイロット圧力値以下になる。その結果、パイロッ
トピストン64が右方向に戻るため、弁体57が弁座5
6に着座して弁口55を閉じる。下げ側パイロット逆止
弁17が閉じると、シリンダ5の下げ側油圧室5bの圧
油は排出することができないため、チルト用シリンダ装
置3のピストンロッド4は伸長することができない。こ
れは、チルト用シリンダ装置3のピストンロッド4はポ
ンプ13が停止した後にはキャブの重心が支点1aを越
えて前方へ傾斜している状態であってもキャブの自重に
よって傾斜が進行するのを防止可能であることを、意味
している。
【0034】キャブ1がチルトダウンされるに際して
は、切換弁15の切換レバー15aがチルトダウン側に
切り換えられ、図2に示されているように、切換弁15
のポンプポートPが負荷ポートbに接続され、タンクポ
ートTが負荷ポートaに接続される。次に、ポンプスイ
ッチがオンされて、ポンプ13がモータMによって駆動
されると、ポンプ13の圧油が下げ側油路12の負荷ポ
ートbに圧送される。下げ側油路12の負荷ポートbに
圧送された圧油はチルト用シリンダ装置3のシリンダ5
の下げ側油圧室5bに下げ側パイロット逆止弁17を通
じて流入し、伸長したピストンロッド4を短縮作動させ
ることにより、キャブ1をチルトダウンさせて行く。
【0035】この際、ピストンロッド4が短縮作動する
ためには、シリンダ5の上げ側油圧室5aの圧油を排出
させる必要がある。本実施の形態においては、第一上げ
側パイロット逆止弁16のパイロット通路としてのシリ
ンダ室67の圧力が第一上げ側パイロット逆止弁16に
設定されたパイロット圧力値以上になると、シリンダ室
67の圧力の作用力によってパイロットピストン64お
よびこれに連結されたパイロットピストン44が右方向
に移動されるため、第一上げ側パイロット逆止弁16の
弁体37が弁棒45によって押されて弁座36から離座
され弁口35が開かれる。同時に、第二上げ側パイロッ
ト逆止弁18のパイロット通路としてのシリンダ室97
の圧力が第二上げ側パイロット逆止弁18に設定された
パイロット圧力値以上になると、シリンダ室97の圧力
の作用力によってパイロットピストン96およびこれに
連結されたパイロットピストン84が右方向に移動され
るため、第二上げ側パイロット逆止弁18の弁体77が
弁棒85によって押されて弁座76から離座され弁口7
5が開かれる。なお、実施の形態においては、パイロッ
ト圧力値は0.6MPa(6kgf/cm2 )に設定さ
れている。
【0036】図2において、第一上げ側パイロット逆止
弁16および第二上げ側パイロット逆止弁18が開く
と、シリンダ5の上げ側油圧室5aの圧油は第一上げ側
パイロット逆止弁16、第二上げ側パイロット逆止弁1
8および切換弁15の負荷ポートaを経由してタンク1
4に排出されるため、チルト用シリンダ装置3のピスト
ンロッド4は短縮作動してキャブ1をチルトダウンさせ
ることができる。
【0037】ちなみに、図4において、第三ポート29
から第一ポート22の方向に逆に流れる圧油は、第一上
げ側パイロット逆止弁16の絞り30、弁口35、第二
上げ側パイロット逆止弁18の弁口75および絞り28
を通過して絞られるため、シリンダ5の上げ側油圧室5
aの圧油は徐々に排出される状態になる。したがって、
チルト用シリンダ装置3のピストンロッド4の短縮作動
は緩やかになり、キャブ1を安全にチルトダウンさせて
行くことができる。
【0038】ところで、本実施の形態に係るキャブチル
ト装置においては機械式キャブ下降防止装置の設置が省
略されているため、上げ側パイロット逆止弁の弁座や弁
体および弁口に異物が付着して弁口が開いたままになる
と、キャブの下降を防止することができない。
【0039】しかし、本実施の形態に係るキャブチルト
装置においては、第一上げ側パイロット逆止弁16の弁
口35、弁座36および弁体37をフィルタ42および
フィルタ82によって取り囲み、かつ、第二上げ側パイ
ロット逆止弁18の弁口75、弁座76および弁体77
をフィルタ82およびフィルタ26によって取り囲むこ
とにより、これらの弁口、弁座および弁体に異物が付着
するのを防止して、第一上げ側パイロット逆止弁16お
よび第二上げ側パイロット逆止弁18が開いたままにな
るのを防止することができるため、機械式キャブ下降防
止装置が省略されたキャブチルト装置においてキャブの
下降を確実に防止することができる。
【0040】しかも、本実施の形態に係るキャブチルト
装置においては、上げ側油路11に第一上げ側パイロッ
ト逆止弁16と第二上げ側パイロット逆止弁18とが互
いに直列に介設されていることにより、万が一、いずれ
か一方の上げ側パイロット逆止弁における弁口、弁座お
よび弁体に異物が付着することによって開いたままにな
ったとしても、他方の上げ側パイロット逆止弁によって
キャブの下降を防止することができるため、機械式キャ
ブ下降防止装置が省略されたキャブチルト装置において
キャブの下降を確実に防止することができる。
【0041】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0042】1) キャブの下降を油圧的に確実に防止す
ることにより、機械式キャブ下降防止装置の設置を省略
することができるため、キャブチルト装置の製造コスト
および重量を低減することができ、ひいては、キャブチ
ルト装置を搭載したキャブオーバエンジン形自動車の製
造コストや燃費等を低減することができる。
【0043】2) 弁ユニットにおいて、第一上げ側パイ
ロット逆止弁と下げ側パイロット逆止弁とを一直線上に
配置し、第一上げ側パイロット逆止弁と第二上げパイロ
ット逆止弁とを平行に配置することにより、弁室やパイ
ロットシリンダ室、パイロットピストンおよびそれらへ
の油路等を合理的にレイアウトすることができるため、
弁ユニットの小形軽量化することができるとともに、そ
の製造を簡単化することができる。
【0044】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変
更が可能であることはいうまでもない。
【0045】例えば、上げ側パイロット逆止弁は二台設
けるに限らず、三台以上設置してもよい。また、下げ側
パイロット逆止弁は複数台設けてもよい。
【0046】弁ユニットはチルト用シリンダ装置に配設
するに限らず、他の場所に配置してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャブの下降を油圧的に確実に防止することにより、機
械式キャブ下降防止装置の設置を省略することができる
ため、キャブチルト装置の製造コストおよび重量を低減
することができ、ひいては、キャブチルト装置を搭載し
たキャブオーバエンジン形自動車の製造コストや燃費等
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるキャブチルト装置
が搭載されたキャブオーバ形自動車を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態であるキャブチルト装置
を示す油圧回路図である。
【図3】そのチルト用シリンダ装置を示す一部省略一部
切断側面図である。
【図4】弁ユニットを示しており、図3のIV−IV線に沿
う拡大断面図である。
【符号の説明】
1…キャブ、1a…支点、2…フレーム、3…チルト用
シリンダ装置、4…ピストンロッド、4a…ピストン、
5…チルト用シリンダ、5a…フレーム側油圧室(上げ
側油圧室)、5b…キャブ側油圧室(下げ側油圧室)、
6…リンク、7…手動ポンプ、8…フィルタ、9…リリ
ーフ弁、10…油圧駆動回路、11…上げ側給排油路
(上げ側油路)、12…下げ側給排油路(下げ側油
路)、13…ポンプ、14…タンク、15…手動切換弁
(切換弁)、15a…切換レバー、16…第一上げ側パ
イロット逆止弁、17…下げ側パイロット逆止弁、18
…第二上げ側パイロット逆止弁、19…逆止弁、20…
弁ユニット、21…ボデー、22…第一ポート(上げ側
油路の切換弁側ポート)、23…第二ポート(下げ側油
路の切換弁側ポート)、24、25…ニップル、26、
27…フィルタ、28…絞り、29…第三ポート(上げ
側油路のシリンダ側ポート)、30…絞り、31…取付
穴、32…シール部材、33…弁箱、34…弁室、35
…弁口、36…弁座、37…弁体、38…スプリングシ
ート、39…バルブスプリング、40…プラグ、41…
連通孔、42…フィルタ、43…シリンダ室、44…パ
イロットピストン、45…弁棒、46…連絡路、47…
シリンダ室(パイロット通路)、48…連絡管路、49
…第四ポート(下げ側油路のシリンダ側ポート)、50
…絞り、51…取付穴、52…シール部材、53…弁
箱、54…弁室、55…弁口、56…弁座、57…弁
体、58…スプリングシート、59…バルブスプリン
グ、60…プラグ、61…連通孔、62…フィルタ、6
3…シリンダ室、64…パイロットピストン、65…弁
棒、66…連絡路、67…シリンダ室(パイロット通
路)、68…絞り、69…連結部、70…シール部材、
71…取付穴、72…シール部材、73…弁箱、74…
弁室、75…弁口、76…弁座、77…弁体、78…ス
プリングシート、79…バルブスプリング、80…プラ
グ、81…連通孔、82…フィルタ、83…シリンダ
室、84…パイロットピストン、85…弁棒、87…シ
リンダ室、91…取付穴、92…シール部材、93…プ
ラグ、94…キャブロック装置、94a…手動レバー、
95…シリンダ室、96…パイロットピストン、97…
シリンダ室(パイロット通路)、98…連結部、99…
シールリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブとフレームとの間に介設され、キ
    ャブをチルトさせるチルト用シリンダ装置と、このチル
    ト用シリンダ装置のフレーム側油圧室に圧油を供給また
    は排出する上げ側給排油路と、前記チルト用シリンダ装
    置のキャブ側油圧室に圧油を供給または排出する下げ側
    給排油路と、前記上げ側給排油路に直列に介設された少
    なくとも二個のパイロット操作形逆止弁と、前記下げ側
    給排油路に介設されたパイロット操作形逆止弁とを有す
    ることを特徴とするキャブチルト装置。
  2. 【請求項2】 前記上げ側給排油路および前記下げ側給
    排油路に介設されたパイロット操作形逆止弁のそれぞれ
    の上流側および下流側にはフィルタが配設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のキャブチルト装置。
  3. 【請求項3】 前記上げ側給排油路および前記下げ側給
    排油路に介設されたパイロット操作形逆止弁はチルト用
    シリンダ装置のフレーム側端部の弁ユニットに設けられ
    ており、かつ、前記上げ側給排油路の第一パイロット操
    作形逆止弁と、前記下げ側給排油路のパイロット操作形
    逆止弁とがパイロットピストンを介して対向配置されて
    おり、前記上げ側給排油路の第二パイロット操作形逆止
    弁は前記第一パイロット操作形逆止弁と平行に配置され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャ
    ブチルト装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309378A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Sanwa Seiki Co Ltd キャブチルト装置
EP1932797A1 (en) * 2006-12-15 2008-06-18 Ognibene S.p.A. Lifting apparatus
CN102372037A (zh) * 2010-08-13 2012-03-14 中国第一汽车集团公司 消防车驾驶室翻转系统

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