JP2003184537A - エンジンの煤除去装置 - Google Patents

エンジンの煤除去装置

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JP2003184537A
JP2003184537A JP2001389069A JP2001389069A JP2003184537A JP 2003184537 A JP2003184537 A JP 2003184537A JP 2001389069 A JP2001389069 A JP 2001389069A JP 2001389069 A JP2001389069 A JP 2001389069A JP 2003184537 A JP2003184537 A JP 2003184537A
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soot
oxygen
engine
removing device
collector
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JP2001389069A
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Shigefumi Yasuhara
成史 安原
Kazuo Yamaha
和夫 山羽
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煤の捕集と煤の燃焼による再生とを確実に行
うことを可能とする。 【解決手段】 筐体11内に煤捕集フィルタ13を備
え、エンジンの排気ガスを通過させて煤捕集フィルタ1
3により煤を捕集する煤捕集器3と、煤捕集器3に捕集
された煤を焼却するため煤捕集器3の排気ガス上流側に
備えられて酸素ボンベ50から圧送される酸素ガスを噴
射する酸素噴射口5と、酸素ボンベ50から酸素噴射口
5への酸素の圧送を断続する酸素供給弁7とを備えてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの排気ガスに含まれる煤を除去するためなどに供され
るエンジンの煤除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の煤除去装置としては、例えば図7
に示すようなものがある。この煤除去装置201はマフ
ラとしても機能するもので、耐熱性鋼鉄製の筐体203
内に複数本の煤捕集フィルタ205を備えたものであ
る。
【0003】前記煤捕集フィルタ205は、前記筐体2
03内に支持された入口壁207と出口壁209との間
に保持されている。前記入口壁207には、前記煤捕集
フィルタ205の内周側に連通する導入開口211が設
けられている。前記出口壁209には、排出開口213
が設けられている。この排出開口213は、前記煤捕集
フィルタ205の外周側に形成される空間部215に連
通している。
【0004】このような煤除去装置201は、例えばデ
ィーゼルエンジンの排気系のマフラ位置に設置して使用
される。すなわちこの煤除去装置201は、煤捕集機能
の他消音効果も大きく、通常はマフラと置き換えて使用
することができる。
【0005】そして、前記筐体203の入口管部217
から導入された排気ガスは、入口壁207の導入開口2
11から煤捕集フィルタ205の内周側に入り込む。こ
の煤捕集フィルタ205の内周側に入り込んだ排気ガス
は、煤捕集フィルタ205を通過して外周側の空間部2
15へ移行する。この空間部215からは出口壁209
の排出開口213から筐体203の出口管部219側へ
移行し、この出口管部219から外部へ排気される。前
記煤捕集フィルタ205を通過するときに、排気ガス中
の煤が煤捕集フィルタ205によって捕集される。
【0006】従って、ディーゼルエンジン等においても
煤捕集フィルタ205によって煤を確実に捕集し、出口
管部219からは煤をほとんど含まない排気ガスを排出
することができる。捕集された煤は、走行中に遭遇する
高負荷運転時の高い排気温度を引き金として着火する。
こうして着火した煤は燃焼し、炭酸ガスとなって出口管
部219から排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造では、例えば渋滞時に低速運転が長時間続いて煤が
自己燃焼温度を得られぬまま堆積し、排気圧力が高くな
りすぎてエンジンの正常な運転に支障を来す虞があっ
た。
【0008】また、冬期など外気温が低い場合、筐体2
03の外周側温度が上がらないために、外周部に収納し
た煤捕集フィルタ205の温度が上がらず、煤が燃える
ことなく堆積を進め、ついには煤が詰まりすぎて排気ガ
スの通過量が減る状態を招くことがある。このことが煤
捕集フィルタ205の温度上昇を更に妨げることにな
り、ついにはその煤捕集フィルタ205が排気ガスを通
さない閉鎖状態になってしまうこともあった。
【0009】このような場合、従来は筐体203を車体
から取り外し、筐体203内に高温空気を送り、あるい
は筐体203全体を高温状態にしておいて通気し、煤捕
集フィルタ205の煤を燃焼させることで再生を図って
いた。かかる状況の頻度は非常に少ないのであるが、例
えば遠隔地で発生するとその再生作業に著しい困難が伴
うという問題があった。
【0010】本発明は、渋滞時や冬期などにおいても煤
捕集フィルタを車体から取り外さずに、捕集された煤を
確実に燃焼させ、確実に再生させることのできるエンジ
ンの煤除去装置の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筐体
内に煤捕集フィルタを備え、エンジンの排気ガスを通過
させて前記煤捕集フィルタにより煤を捕集する煤捕集器
と、前記煤捕集器に前記捕集された煤を焼却するための
酸素ガスを供給する酸素供給手段とを備えたことを特徴
とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のエンジ
ンの煤除去装置であって、前記酸素供給手段は、前記煤
捕集器の排気ガス上流側に備えられて酸素ボンベから圧
送される酸素ガスを噴射する酸素噴射口と、前記酸素ボ
ンベから前記酸素噴射口への酸素の圧送を断続する酸素
供給弁とを備えていることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
エンジンの煤除去装置であって、前記煤捕集器に、内部
温度を監視する温度センサを設け、前記酸素供給手段
は、前記温度センサにより検出された内部温度が所定値
を下回るとき前記酸素ガスの供給を行うことを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
エンジンの煤除去装置であって、前記煤捕集器に、前記
捕集された煤への点火源として電源からの電気供給によ
り発熱するグロー点火装置を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
エンジンの煤除去装置であって、前記煤捕集器に、エン
ジンの排気圧力を検出する背圧検出装置を設け、該背圧
検出装置が検出する前記排気圧力が所定値を上回るとき
警告する警告装置を設け、前記警告装置による警告後の
エンジン停止時に前記酸素供給手段による酸素ガス供給
を可能にしたことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項5記載のエンジ
ンの煤除去装置であって、前記酸素供給手段は、前記供
給する酸素ガス量の1回量を設定し、供給する酸素ガス
量が前記設定された1回量を下回るように複数回に分け
且つ各回の間に冷却に要する時間間隔を置いて供給する
ことを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項6記載のエンジ
ンの煤除去装置であって、前記酸素供給手段は、前記供
給回数を設定し、該設定された供給回数で酸素ガスの供
給を停止することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項6又は7記載の
エンジンの煤除去装置であって、前記煤捕集器の内部温
度を検出する温度センサを設け、前記酸素供給手段は、
2回目以降の酸素ガスの供給を前記温度センサが検出す
る内部温度が所定値内であるとき行うことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明では、煤捕集器の筐体内
にエンジンの排気ガスを通過させることによって、筐体
内に備えられた煤捕集フィルタにより排気ガスの煤を確
実に捕集することができる。そして、酸素供給手段によ
り煤捕集器に酸素ガスを供給すると煤捕集フィルタによ
って捕集された煤に着火し、捕集された煤を確実に燃焼
させることができる。
【0020】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記酸素供給弁により酸素ボンベから酸素噴
射口への酸素ガスの圧送を許容すると、酸素噴射から煤
捕集器に酸素ガスを噴射することができる。この酸素ガ
スの噴射によりは煤捕集フィルタによって捕集された煤
に着火し、捕集された煤を確実に燃焼させることができ
る。
【0021】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、前記煤捕集器に、内部温度を監視する
温度センサを設け、前記酸素供給手段は、前記温度セン
サにより検出された内部温度が所定値を下回るとき前記
酸素ガスの供給を行うため、煤捕集器の温度を所定値内
に保って焼損を防止しながら煤捕集フィルタによって捕
集された煤を確実に燃焼させることができる。
【0022】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、請求項1の発明の効果に加え、前記煤
捕集器に、前記捕集された煤への点火源として電源から
の電気供給により発熱するグロー点火装置を設けたた
め、酸素噴射口から酸素ガスを噴射すると共にグロー点
火装置が点火源となって煤捕集フィルタによって捕集さ
れた煤に確実に着火させることができ、捕集された煤を
より確実に燃焼させることができる。
【0023】請求項5の発明では、請求項3又は4の発
明の効果に加え、前記煤捕集器に、エンジンの排気圧力
を検出する背圧検出装置を設け、該背圧検出装置が検出
する前記排気圧力が所定値を上回るとき警告する警告装
置を設けたため、警告装置の警告を確認することによ
り、煤の堆積量が許容量を超えたことを容易に知ること
ができ、その後のエンジン停止時に前記酸素供給手段に
より必要な酸素ガス供給を確実に行うことができる。従
って、上記タイミングで酸素ガスを供給することによ
り、無駄な酸素ガスの供給を防止しながら煤捕集フィル
タによって捕集された煤をより確実に燃焼させることが
できる。
【0024】請求項6の発明では、請求項5の発明の効
果に加え、前記酸素供給手段は、前記供給する酸素ガス
量の1回量を設定し、供給する酸素ガス量が前記設定さ
れた1回量を下回るように複数回に分け且つ各回の間に
冷却に要する時間間隔を置いて供給するため、煤の燃焼
による煤捕集器の温度の上がり過ぎによる焼損を抑制す
ることができる。
【0025】請求項7の発明では、請求項6の発明の効
果に加え、前記酸素供給手段は、前記供給回数を設定
し、該設定された供給回数で酸素ガスの供給を停止する
ため、酸素ガスの無駄な消費が抑制され、煤の的確な燃
焼を行わせることができる。
【0026】請求項8の発明では、請求項6又は7の発
明の効果に加え、前記煤捕集器の内部温度を検出する温
度センサを設け、前記酸素供給手段は、2回目以降の酸
素ガスの供給を前記温度センサが検出する内部温度が所
定値内であるとき行うため、煤の燃焼による煤捕集器の
温度の上がり過ぎによる焼損をより的確に抑制すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態を適用したエンジンの煤除去装置の全体
概略構成図を示している。このエンジンの煤除去装置1
は、ディーゼルエンジンの排気ガスから煤を除去するも
のとして構成されたものである。煤除去装置1は、煤捕
集器3と、煤捕集器3に捕集された煤を焼却するための
酸素ガスを供給する酸素供給手段として酸素噴射口5、
酸素供給弁7、酸素ボンベ50、タイマ−装置125、
プッシュスイッチ63、及びサーモスイッチ65とを備
えている。
【0028】前記煤捕集器3は、筐体11内に複数本の
煤捕集フィルタ13を備えたもので、ディーゼルエンジ
ンの排気ガスを通過させて前記煤捕集フィルタ13によ
り煤を捕集するものである。
【0029】前記筐体11は、例えば耐熱鋼鉄製であ
り、排気ガス上流側にディーゼルエンジンの排気管に接
続される入口管部15が設けられている。前記筐体11
の排気ガス下流側には、出口管部17が設けられてい
る。前記筐体11の外面には、保温材19が被覆されて
いる。この保温材19の外側には、アルミ板が巻かれて
おり、輻射放熱低減と保温材19の保護とが図られてい
る。前記筐体11内には、入口壁21と、出口壁23と
が固定されている。この入口壁21、出口壁23間に前
記煤捕集フィルタ13が固定されている。この固定状態
で、前記煤捕集フィルタ13の外周囲には筐体11内に
おいて空間25が形成されている。
【0030】前記入口壁21には、導入開口27が設け
られている。この導入開口27は、前記煤捕集フィルタ
13の内周側に連通している。前記出口壁23には、排
出開口29が設けられている。この排出開口29は、前
記空間25に連通している。
【0031】前記筐体11には、入口壁21の排気ガス
上流側においてエンジンの排気圧力を検出する背圧検出
装置として圧力スイッチ31が設けられている。この圧
力スイッチ31は、前記煤捕集フィルタ13に煤が捕集
されて、排気圧力が所定の値を上回ったときに閉となっ
てこれを検出するものである。この圧力スイッチ31に
は、電源であるバッテリィ35との間に、前記背圧検出
装置として圧力スイッチ31が検出する排気圧力が所定
値を上回るとき点灯して警告する警告ランプ33が接続
されている。
【0032】前記入口管部15には、保護筒37が分岐
して設けられている。この保護筒37の端部に、酸素ガ
スを噴射する前記酸素噴射口5が取り付けられている。
従って、保護筒37によって酸素噴射口5と入口管15
との間に間隔をとることができ、酸素噴射口5を排気ガ
スの熱から保護することができる。
【0033】前記酸素噴射口5は、前記取付により煤捕
集器3の排気ガス上流側に備えられて、酸素ボンベ50
から圧送される酸素ガスを噴射するものである。この酸
素噴射口5には、パイプ39を介して前記酸素供給弁7
が接続されている。この酸素供給弁7は、酸素ボンベ5
0から前記酸素噴射口5への酸素ガスの圧送を断続する
ものであり、バッテリィ35からの電気供給により酸素
ガスの圧送を許容する電動構造となっている。この酸素
供給弁7は、パイプ41を介して前記酸素ボンベ50に
接続されている。
【0034】前記酸素供給弁7とバッテリィ35との間
には、酸素供給弁7への電力供給を兼ねるタイマー装置
121が配置され、このタイマー装置121は、配線1
37によりバッテリィ35側に接続され、配線136に
より酸素供給弁7の励磁部側に接続されている。
【0035】前記プッシュスイッチ63は、例えば運転
席に備えられ、運転者が手動によってプッシュ操作でき
るようになっている。このプッシュスイッチ63は、プ
ッシュボタン67と、常開接点69とを備えている。運
転者がプッシュボタン67をプッシュ操作すると、常開
接点69が導通する構成となっている。
【0036】前記サーモスイッチ65は、常開接点71
と励磁部73及び温度判断部74とを備えている。前記
温度判断部74の判断に基づいて前記励磁部73が励磁
されると、前記常開接点71が閉じられる構成となって
いる。前記プッシュスイッチ63の常開接点69及びサ
ーモスイッチ65の常開接点71は、配線75,77,
79によって前記タイマー装置121とバッテリィ35
との間に接続されている。
【0037】前記サーモスイッチ65の励磁部73は、
配線81によって前記プッシュスイッチ63の常開接点
69の後流側に接続され、配線83によってグランドさ
れている。前記励磁部73は、前記空間25の温度が設
定温度、例えば300〜400℃となったときに励磁さ
れる構成となっている。従って、酸素供給手段は、温度
センサにより検出された煤捕集器3の内部温度が所定値
以内にあるとき前記酸素ガスの供給を行う構成となって
いる。
【0038】なお、図1では、サーモスイッチ65は空
間25と分離して描かれているが、実際はユニットのサ
ーモスイッチ65の温度センサとしての感熱部72が煤
除去装置1の筐体11に取り付けられ、温度判断部7
4、励磁部73及び常開接点71は筐体11から離して
構成される。前記温度センサとしての感熱部72は、前
記煤捕集器3の内部温度を監視するものである。
【0039】図2,図3は、前記煤捕集フィルタ13の
1つを示し、図2は斜視図、図3は断面図である。この
煤捕集フィルタ13は、フィルタ部85と、筒部87と
を備えている。
【0040】前記フィルタ部85は、捕集した煤が燃焼
すると局部的に高温が発生するので、高温に耐えられる
セラミック系の耐熱材料からなる繊維を毛糸編布状に織
ったもので、その布をドーナツ状に巻き込んで形成した
単体部85aを複数個軸方向に連設して筒状としたもの
である。但し、図2,図3では、図示を簡略化してお
り、単体部85aをフィルタ部85の端部側でのみ示
し、他は連続したように描いている。又、前記フィルタ
部85には酸化触媒が塗布され、煤の燃焼を助長するよ
うにしている。排気ガスは、フィルタ部85の繊維部分
を内周側から外周側へ通過する際に煤が捕捉されるよう
になっている。
【0041】前記筒部87は、網状あるいは多孔の鉄板
で形成され、フィルタ部85の外周面を覆って筒の形状
を保っている。図2では、筒部87の多孔の状態を筒部
87の一部でのみ表しているが、実際は筒部87全体が
多孔、又は網状となっているものである。この筒部87
の両端には、キャップ89,91が固着されている。一
方のキャップ89は、開口部93を備え、フィルタ部8
5の内周側を開放している。他方のキャップ91は、筒
部87及びフィルタ部85の端面全体を閉塞している。
【0042】このような煤捕集フィルタ13をカートリ
ッジとし、自動車への装着は、エンジンの大きさに合わ
せ、カートリッジの煤捕集フィルタ13を複数個並列に
並べて筐体11内に図1のように収納し、煤捕集器3と
して排気系のマフラ位置に設置するものである。
【0043】前記カートリッジの各煤捕集フィルタ13
が、筐体11内に取り付けられると、その開口部93が
筐体11内の入口壁21の導入開口27に嵌合して取り
付けられる構成となっている。
【0044】次に、作用を説明する。走行中、排気ガス
は排気管を通じて煤捕集器3の入口管部15を通り、筐
体11内において入口壁21の導入開口27から煤捕集
フィルタ13の内周側に入り込む。煤捕集フィルタ13
の内周側に入り込んだ排気ガスは、煤捕集フィルタ13
を通過して、外周側の空間25内に入り込み、空間25
から出口壁23の排出開口29から出口管部17側へ移
行し、出口管部17から外部に排出される。
【0045】前記煤捕集フィルタ13を排気ガスが通過
するときに排気ガス中の煤が煤捕集フィルタ13のフィ
ルタ部85によって捕集される。この煤捕集フィルタ1
3では、例えば排気ガス中のほぼ90%以上の煤を捕集
することができる。前記煤捕集フィルタ13で捕集され
た煤は、走行中に遭遇する高負荷運転時の高い排気温度
が引き金となって着火する。前記のようにフィルタ部8
5には酸化触媒が塗布されており、煤への着火は300
〜350℃程度で行われる。但し、フィルタ部85に酸
化触媒が塗布されていなければ、煤への着火温度は40
0〜450℃となる。煤に着火すると煤は燃焼し、炭酸
ガスとなって出口管部17から外部に排出される。
【0046】前記煤捕集フィルタ13での捕集による煤
の堆積量が増えると、筐体11内の入口壁21上流側で
の圧力(排気圧力)が増し、煤が煤捕集フィルタ13の
フィルタ部85に押し付けられることで煤の嵩密度が増
す。煤の嵩密度が増すと、燃焼の伝搬がしやすくなり、
どこかで燃え出せば火が消えずに広く伝わる。従って、
煤の溜まり具合によって排気圧力の変動はあるものの、
結果的に煤は燃焼除去され、マフラー共用の煤除去装置
1は逐次再生され、恒久的に使用することができる。
【0047】しかし一方では、渋滞時に低速運転が長時
間続いたり、冬期に外気温が低く筐体1外周の温度が上
がらないために、煤が自己燃焼温度を得られずそのまま
フィルタ部85に堆積される虞がある。この場合、フィ
ルタ部85への煤の堆積がなければ排気圧力が所定の値
を上回ることがないエンジン回転数でも、煤の堆積によ
り該回転数でも排気圧力が所定の値を上回り、圧力スイ
ッチ31の作動によって警告ランプ33が通電される。
警告ランプ33への通電による警告表示により運転者に
煤捕集フィルタ13への煤の堆積が知らされることにな
る。また、運転者は、このときのエンジンの不調によっ
ても煤の堆積を知ることができる。
【0048】なお、排気圧力はエンジンの回転数によっ
て上下するので、警告ランプ33は煤の堆積如何に関わ
らずエンジン回転が高いときに点灯し、エンジン回転を
下げると消灯する。従って、煤除去装置1の再生は、例
えば車速100km/h時の警告ランプ33点灯時に行
う、或いはエンジンを故意に2000rpmにして警告ラ
ンプ33が点灯した場合に行う、等のルールを決めて行
う。
【0049】運転者は、前記警告によって自動車を停車
させてエンジンを停止状態とする。次にプッシュスイッ
チ63のプッシュボタン67を運転席において押圧操作
し、常開接点69を閉じる。このとき煤除去装置1の空
間25の内部温度が設定値、例えば酸素中における煤の
発火温度300℃を上回っていれば、温度判断部74の
判断に基づいてサーモスイッチ65の励磁部73に通電
され、常開接点71が閉じられることになる。
【0050】こうして煤除去装置1の内部温度が設定温
度であり、且つ、運転者がプッシュスイッチ63を操作
したときに、タイマー装置121への稼動開始の信号が
送られる。信号を受けたタイマー装置121は電力供給
用リレーを駆動し酸素供給弁7へ電力を供給する。ただ
し、電力の供給は信号を受けてから定められた時間t秒
間のみとし、t秒を経過するとリレー駆動を解除し、酸
素供給弁7への電力供給を遮断するようになっている。
従って、運転者の再生操作はプッシュボタン67をワン
タッチするだけでよく、操作を容易にすることができ
る。
【0051】前記酸素供給弁7への電気供給により、酸
素供給弁7は開となって、酸素ボンベ50からパイプ4
1,酸素供給弁7を介して酸素噴射口5へ酸素ガスが圧
送される。酸素供給弁7による酸素ガスの圧送によっ
て、酸素噴射口5から保護筒37内に酸素ガスが噴射さ
れる。噴射された酸素ガスは、煤捕集フィルタ13側へ
移行し、煤捕集フィルタ13に堆積されている煤の着火
を誘発する。一旦着火すると煤は酸素環境下で瞬時に燃
焼し、上記同様に炭酸ガスとなって出口管部17から排
出される。前記プッシュスイッチ63を操作して、煤捕
集フィルタ13内の煤を燃焼させるに必要な処理時間
は、ほぼ30秒〜60秒程度である。
【0052】このような操作によって、渋滞時や冬季等
に煤捕集フィルタ13に堆積された煤をも確実に燃焼さ
せ、煤捕集器3を車載状態で確実に再生することができ
る。
【0053】以上の再生操作であるが、これをエンジン
の運転中に行うと膨大な酸素を必要とするので、再生作
業はエンジンの停止直後に行う。但し、ディーゼルエン
ジンのアイドリング時の排気温度は排気マニホルド直後
でも100℃程度であるから、長い時間アイドリング運
転をした後での再生では着火が望めず困難である。この
ような場合には1500rpm程度の空ぶかしを数秒行
った後エンジンを停止し、上記再生操作を行う。又、6
0km/h等の比較的高速走行直後,間髪を入れずにエ
ンジンを停止し、当該再生操作を行うなどの方法もあ
る。
【0054】前記供給する酸素ガスの量は、煤除去装置
1の筐体11内の排気ガスが酸素によって置換される量
を目安とし、酸素が無駄に排出されることがないように
する。このカートリッジの煤捕集フィルタ13を用いた
大型エンジンの煤除去装置1は、内部容量が50〜80
1(リットル)である。仮に1001(リットル)の酸
素を供給すると、約50gの炭素を燃焼させることがで
きるが、一度に燃焼させると温度が上がりすぎて煤除去
装置1を焼損する恐れがある。従って、実体に合わせて
タイマー装置121の時間を決めて再生を行う。
【0055】又、本実施形態では、筐体11の外周面に
保温材19を設けているので、煤捕集フィルタ13の部
分における温度は容易に高くなり、しかも煤捕集フィル
タ13のフィルタ部86に酸化触媒が塗布されているこ
とから、渋滞や冬期等においても煤の燃焼は促進され、
プッシュスイッチ63の操作による煤の燃焼処理はその
頻度が少ないと考えられる。しかし、保温材19を設け
ず、又フィルタ部86に酸化触媒を塗布しなくても本実
施形態の構造とすることで、渋滞時や冬期等においても
煤の燃焼を確実に行わせることができる。 (第2実施形態)図4は本発明の第2実施形態に係る煤
除去装置の全体概略構成図を示している。本実施形態に
おいては、前記煤捕集器3に、前記捕集された煤への点
火源として電源であるバッテリィ35からの電気供給に
より発熱するグロー点火装置としてグロープラグ101
を用い、エンジンが停止状態となり、且つ、運転者が操
作したときにバッテリィ35から酸素供給弁7及びグロ
ープラグ101への電気供給を許容し、堆積した煤にグ
ロープラグ101によって着火するようにし、その後酸
素を供給して燃焼するようにしたものである。なお、第
1実施形態と対応する構成部分には同符合を付して説明
する。
【0056】本実施形態では、図1の実施形態に対し、
グロープラグ101を、煤捕集器3のカートリッジの各
煤捕集フィルタ13において、その内の1本に取り付け
ている。このグロープラグ101は、配線103を介し
タイマー装置121の常開接点125に接続されてい
る。
【0057】前記常開接点125は、配線137を介し
バッテリィ35に接続されている。このタイマー装置1
21は、出力端子として2接点を有し、作動が指示され
ると最初は配線103側の接点A側に通電し、グロープ
ラグ101が赤熱するT1秒を過ぎると配線136側の
接点B側に通電し、再生に必要なT2秒間通電する。な
お、この時間T2秒は、第1実施形態で説明した再生に
必要な時間と同様に設定されている。
【0058】これによって、堆積した煤はグロープラグ
周辺が赤熱され、そこに酸素が供給されて周辺が酸素雰
囲気になるため、煤は一気に燃焼する。一つの煤捕集フ
ィルタ13の煤が燃焼すると、その発熱によって隣接す
る煤捕集フィルタ13の温度が上がり、同じく酸素雰囲
気にあるため比較的低温で煤が発火し、以後順に燃え広
がって煤捕集器3全体が再生されることになる。
【0059】このように、概ねはエンジン停止直後の酸
素供給で再生は可能であるが、再生操作する車両の駐車
場などの都合で、上記第1実施形態による再生が十分に
行われない場合には、本実施形態により十分な再生を行
わせることができる。 (第3実施形態)図5は本発明の第3実施形態に係る煤
除去装置1の全体概略構成図を示している。本実施形態
では、排気圧力や温度の判断機能と演算機能とを有する
制御器55を備え、エンジンが停止状態となったときに
自動的に再生を行う構成としたものである。なお、第1
実施形態と対応する構成部分には同符合を付して説明す
る。
【0060】本実施形態では、前記制御器55の入力ポ
ートに、圧力スイッチ31、温度センサ32、エンジン
回転計123、及び押しボタンスイッチ63が配線13
9、141、145、79によって接続されている。前
記エンジン回転計123は、配線143によりバッテリ
ィ35側に接続され、エンジンの回転数を検出する回転
数検出装置を構成している。前記制御器55の出力ポー
トには警告ランプ33、酸素供給弁7の励磁部側が配線
147、136により接続されている。
【0061】従って、圧力スイッチ31、温度センサ3
2、エンジン回転計123、及び押しボタンスイッチ6
3の出力信号は、前記制御器55に入力され、該制御器
55の出力信号により、酸素供給弁7の励磁部が励磁さ
れ、警告ランプ33が点灯する。
【0062】図6は、本実施形態の制御フローチャート
を示している。制御が実行されると、図6のステップS
1において煤捕集器3の再生要否の判断結果値がIx=
0に設定され、ステップS2へ移行する。
【0063】ステップS2では、エンジン回転計123
の検出値であるエンジンの回転数n(rpm)が読み取
られ、ステップS3へ移行する。
【0064】ステップS3では、煤捕集器3の再生要否
の判断が行われ、Ix=0であれば(YES)、ステッ
プS4へ移行し、Ix=0でなければ(NO)、ステッ
プS14へ移行する。
【0065】ステップS4,S14では、エンジンが停
止(n=0)しているか否かの判断が行われる。ステッ
プS4においては、エンジンが停止していなければ(N
O)、ステップS5へ移行し、エンジンが停止していれ
ば(YES)、ステップS10へ移行する。ステップS
14においては、エンジンが停止していなければ(N
O)、ステップS2へ戻り、エンジンが停止していれば
(YES)、ステップS10へ移行する。ステップS1
4の判断により、ステップS3の判断において煤捕集器
3の再生要と判断されていても、エンジンが停止してい
ない限り煤捕集器3の再生は行われず、酸素ガスの大量
消費を防止することができる。
【0066】ステップS5では、エンジン回転数n(r
pm)が設定回転数R0を上回るか否かの判断が行わ
れ、エンジン回転数n(rpm)が設定回転数R0を上
回らなければ(NO)、ステップS2へ戻り、上回れば
(YES)、ステップS6へ移行する。前記設定回転数
R0は、第1実施形態と同様に2000rpm等とす
る。
【0067】ステップS6では、前記圧力スイッチ31
の出力信号より排気圧力pの読み取りが行われ、ステッ
プS7へ移行する。前記圧力スイッチ31は、設定圧力
P0を上回るとONとなるものであり、ステップS6で
はこのON信号の有無を読み取ることになる。但し、圧
力スイッチ31を圧力センサで構成し、連続的な圧力の
変化を検出し、ステップS6においてこの連続的な圧力
変化を読み取る構成にすることもできる。
【0068】ステップS7では、排気圧力pが設定圧力
P0を上回るか否かが判断される。排気圧力pが設定圧
力P0を上回らなければ(NO)、煤の堆積はないか一
定値以下であり再生の必要はないとしてステップS2へ
戻る。排気圧力pが設定圧力P0を上回れば(YE
S)、煤の堆積が一定値を上回り再生の必要ありとして
ステップS8へ移行する。
【0069】ステップS8では、再生要否の判断結果値
が再生要としてIx=1に設定され、ステップS9へ移
行する。
【0070】ステップS9では、警告ランプ33の点灯
指示信号が出力され、ステップS2へ戻る。前記点灯指
示信号が出力されると警告ランプ33が点灯し、煤捕集
器3の再生が必要なことを運転者に知らせる。
【0071】前記ステップS4において、エンジンが停
止していると判断され(YES)、ステップS10へ移
行したときは、該ステップS10において煤捕集器3の
再生要否の判断が行われ、再生要否の判断結果値がIx
=1であり再生要と判断されれば(YES)、ステップ
S11へ移行し、同Ix=0であり再生不要と判断され
れば(NO)、処理は終了する。
【0072】ステップS11では、前記温度センサ32
の出力信号より煤捕集器3の内部温度tの読み取りが行
われステップ12へ移行する。
【0073】ステップS12では、煤捕集器3の内部温
度tが設定温度T0を上回っているか否かの判断が行わ
れる。内部温度tが設定温度T0を上回っていれば(Y
ES)、再生の熱環境下にあるとしてステップS13へ
移行し、内部温度tが設定温度T0を下回っていれば
(NO)、再生の熱環境下にないとして処理は終了され
る。
【0074】ステップS13では、設定時間t2秒間だ
け酸素ガスO2の供給指示信号が出力される。これによ
り、酸素供給弁7の励磁部が励磁され、酸素供給7が開
となって酸素ボンベ50からパイプ41、酸素供給弁
7、酸素噴射口5を介し煤捕集器3の筐体11内へ酸素
ガスが供給される。この酸素ガスの供給により前記同様
に煤捕集器3の十分な再生を行わせることができる。
【0075】前記ステップS5,S6,S7,S8,S
9,S10,S11,S12,S13により、酸素供給
手段は、前記回転数検出手段としてのエンジン回転計1
23が検出するエンジン回転数が所定回転数になったと
きに前記背圧検出装置としての圧力スイッチ31が検出
する排気圧力を記憶し、該記憶した排気圧力に基づいて
前記供給する酸素ガス量を決定する構成となっている。
【0076】このようにして、エンジンが停止すると煤
捕集器3の内部温度が読み取られ、この内部温度が設定
温度T0を上回っており、且つ制御器55に再生用の信
号が残っていれば酸素ガスの供給が行われ、煤捕集器3
が自動的に再生される。
【0077】この場合、プッシュスイッチ63は、自動
的に始まる再生に運転者の判断を加味する為のものとし
て機能し、例えば、プッシュボタン67をワンタッチし
た場合は再生条件下にあっても今回の再生は見送られ,
連続タッチした場合は再生を許容する等として用いられ
る。
【0078】以上のように、本実施形態では、再生操作
の自動化により、再生の頻度は少ないものの、運転者は
再生操作の煩わしさから開放され、再生を容易に行うこ
とができる。また、制御器55は、煤の堆積状態をエン
ジンの回転速度及び排気圧力を基に正確に読み取って判
断し、再生が必要とされた場合には最適の熱環境下で行
うことや、酸素ガスの供給量の過多を煤捕集器3の内部
温度を見ながら実施できるので、酸素ガスの節約、装置
の的確な再生を行わせることができる。
【0079】なお、前記ステップS13においては、前
記供給する酸素ガス量の1回量を設定し、供給する酸素
ガス量が前記設定された1回量を下回るように複数回に
分け且つ各回の間に冷却に要する時間間隔を置いて供給
するようにすることもでき、煤の燃焼による煤捕集器の
温度の上がり過ぎを抑制することができる。
【0080】また、ステップS13においては、前記供
給回数を設定し、該設定された供給回数で酸素ガスの供
給を停止することもでき、酸素ガスの無駄な消費が抑制
され、煤の的確な燃焼を行わせることができる。この場
合2回目以降の酸素ガスの供給を前記温度センサ32が
検出する内部温度が所定値内であるとき行うようにすれ
ば、煤の燃焼による煤捕集器の温度の上がり過ぎをより
的確に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る煤除去装置の全体
概略構成図である。
【図2】第1実施形態に係り、煤捕集フィルタの斜視図
である。
【図3】第1実施形態に係り、煤捕集フィルタの断面図
である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る煤除去装置の全体
概略構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る煤除去装置の全体
概略構成図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る煤除去装置の全体
概略構成図である。
【図7】従来例に係る煤捕集器の断面図である。
【符号の説明】
1 煤除去装置 3 煤捕集器 5 酸素噴射口(酸素供給手段) 7 酸素供給弁(酸素供給手段) 13 煤捕集フィルタ 31 圧力スイッチ 32 温度センサ 35 バッテリ(電源) 50 酸素ボンベ(酸素供給手段) 55 制御器(酸素供給手段) 63 プッシュスイッチ(酸素供給手段) 65 サーモスイッチ(酸素供給手段) 72 感熱部(温度センサ) 101 グロープラグ(グロー点火装置) 121 タイマー装置(酸素供給手段) 123 エンジン回転計(回転数検出装置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に煤捕集フィルタを備え、エンジ
    ンの排気ガスを通過させて前記煤捕集フィルタにより煤
    を捕集する煤捕集器と、 前記煤捕集器に前記捕集された煤を焼却するための酸素
    ガスを供給する酸素供給手段とを備えたことを特徴とす
    るエンジンの煤除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの煤除去装置で
    あって、 前記酸素供給手段は、前記煤捕集器の排気ガス上流側に
    備えられて酸素ボンベから圧送される酸素ガスを噴射す
    る酸素噴射口と、 前記酸素ボンベから前記酸素噴射口への酸素の圧送を断
    続する酸素供給弁とを備えていることを特徴とするエン
    ジンの煤除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のエンジンの煤除去
    装置であって、前記煤捕集器に、内部温度を監視する温
    度センサを設け、 前記酸素供給手段は、前記温度センサにより検出された
    内部温度が所定値を下回るとき前記酸素ガスの供給を行
    うことを特徴とするエンジンの煤除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のエンジンの煤除去
    装置であって、 前記煤捕集器に、前記捕集された煤への点火源として電
    源からの電気供給により発熱するグロー点火装置を設け
    たことを特徴とするエンジンの煤除去装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のエンジンの煤除去
    装置であって、前記煤捕集器に、エンジンの排気圧力を
    検出する背圧検出装置を設け、該背圧検出装置が検出す
    る前記排気圧力が所定値を上回るとき警告する警告装置
    を設け、 前記警告装置による警告後のエンジン停止時に前記酸素
    供給手段による酸素ガスの供給を行うことを特徴とする
    エンジンの煤除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のエンジンの煤除去装置で
    あって、 前記酸素供給手段は、前記供給する酸素ガス量の1回量
    を設定し、供給する酸素ガス量が前記設定された1回量
    を下回るように複数回に分け且つ各回の間に冷却に要す
    る時間間隔を置いて供給することを特徴とするエンジン
    の煤除去装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のエンジンの煤除去装置で
    あって、 前記酸素供給手段は、前記供給回数を設定し、該設定さ
    れた供給回数で酸素ガスの供給を停止することを特徴と
    するエンジンの煤除去装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のエンジンの煤除去
    装置であって、 前記煤捕集器の内部温度を検出する温度センサを設け、 前記酸素供給手段は、2回目以降の酸素ガスの供給を前
    記温度センサが検出する内部温度が所定値内であるとき
    行うことを特徴とするエンジンの煤除去装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116410A1 (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Hino Motors, Ltd. 排気浄化装置
WO2009041164A1 (ja) * 2007-09-25 2009-04-02 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械の排気ガス浄化システム

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