JP2003184004A - モノレール軌道桁の支承部構造 - Google Patents

モノレール軌道桁の支承部構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数も少なく、安価なモノレール軌道桁の
支承部構造を提供する。 【解決手段】下沓12と上沓13との間で橋軸X方向の
摺動摩擦抵抗および橋直軸Y周りの回動による摺動摩擦
抵抗を軽減するとともに、鉛直軸Z周りの回動を許容す
る底部滑り機構10を設け、橋直軸Y方向に所定隙間を
あけて互いに平行に対峙する下沓12の鉛直規制面12
vと上沓13の被規制面13vとの間に遊間滑り機構2
1を設け、遊間滑り機構21は、下沓12の鉛直規制面
12vに取り付けられて圧縮弾性を有しかつ表面の摩擦
抵抗が小さい滑り板22と、他方に取り付けられて滑り
板22に当接する摺接板24とで構成されて、軌道桁変
形時の橋軸X方向の摺動摩擦抵抗と橋直軸Y周りの回動
による摺動摩擦抵抗とを軽減するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノレールの鋼軌
道桁や合成軌道桁の支承部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば跨座型のモノレールの鋼
軌道桁や、コンクリート製の車輪踏面の下部を鋼桁に支
持させた合成桁を支持する支承部には、たとえば固定支
承部には、図15に示すように、軌道幅方向(橋直軸Y
方向)のピン72を介して橋直軸Y周りの回動を所定範
囲で許容するピン支承装置71が設けられ、また図16
に示すように、可動支承部に、橋直軸Y方向のローラ8
2と、その上下位置に配置された支圧板83,84とを
具備し、橋直軸Y周りの回動と橋軸X方向の移動を許容
するローラー支承装置81が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のピ
ン支承装置71やローラー支承装置81は、機械加工部
品の点数も多く高価であるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、部品点数
も少なく、安価なモノレール軌道桁の支承部構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、軌道桁の橋軸方向両端部を支
持する支承部に、橋脚上に設置される下沓と、軌道桁の
底部に取り付けられて前記下沓により下方から支持され
る上沓とを具備したモノレール軌道桁の支承部構造であ
って、前記下沓と上沓との間で摺動摩擦抵抗を軽減し傾
動を許容する底部滑り機構を設け、前記下沓に上沓の橋
直軸方向の移動を規制する規制面を形成するとともに、
上沓に前記規制面に所定隙間を介して対峙する被規制面
を形成し、前記規制面と被規制面との間に遊間滑り機構
を設け、前記遊間滑り機構は、下沓の規制面および上沓
の被規制面の一方に取り付けられて圧縮弾性を有しかつ
表面の摩擦抵抗が小さい滑り部材と、他方に取り付けら
れて前記滑り部材に当接する摺接板とで構成されて、軌
道桁変形時の橋軸方向の摺動摩擦抵抗と橋直軸心周りの
回動による摺動摩擦抵抗とを軽減するように構成したも
のである。
【0006】上記構成によれば、下沓上に底部滑り機構
を介して支持された上沓の被規制面に対向して、軌道幅
方向の移動を規制する下沓の規制面との間に所定の隙間
を設定するとともに、滑り部材と摺接板からなる遊間滑
り機構を設けたので、底部滑り機構と遊間滑り機構によ
り、軌道桁の変形時の上沓の橋軸方向への移動による摩
擦抵抗と、上沓の橋直軸心周りの回動による摺動摩擦抵
抗とを無視できる程度に軽減することができる。また底
部滑り機構と遊間滑り機構は、板状部材など単純で少数
の部材により構成できるので、複雑な機械加工も不要
で、構成部材を少できて製造コストを低減することがで
きる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、滑り部材は、フッ素樹脂成形板からなり、
規制面または被規制面に全外周部を拘束する拘束手段に
より取り付けられたものである。
【0008】上記構成によれば、フッ素樹脂成形板によ
り、適度な圧縮弾性と、表面の摩擦抵抗が大幅に軽減さ
れた滑り部材を提供することができる。また拘束手段に
より全外周部が拘束された滑り部材は、その耐力が向上
されて許容面圧を高くでき、高い耐圧性能を引き出すこ
とができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成において、橋脚上に、両端部が横梁で互いに
連結された左右一対の軌道桁が設置され、支承部は、前
記軌道桁の一方に配置されて上沓の橋軸方向の移動が規
制されない可動支承部と、他方に配置されて上沓の橋軸
方向の移動が所定範囲で規制される固定支承部とで構成
されたものである。
【0010】上記構成によれば、日照などの条件変化で
左右の軌道桁の長さが変化した場合、固定支承部で上沓
の橋軸方向の移動が所定範囲で許容されるので、大きい
反力が作用することがなく、安価で低コストな支承部を
提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る跨座型モノ
レール軌道桁の支承部構造の実施の形態を図1〜図12
に基づいて説明する。
【0012】たとえば図11,図12に示すように、橋
脚1上に左右一対が設置されたモノレール車両Mの軌道
桁2は、下部で横梁3により連結されるとともに、上端
面に走行輪Maが転動する走行面4が設けられ、また左
右側面には、上段に案内輪Mbがそれぞれ転動する案内
面5が設けられ、さらに下段に安定輪Mcがそれぞれ転
動する安定面6が設けられている。
【0013】これら左右一対の軌道桁2は、橋脚1上に
1スパン毎に橋軸X方向の一方に設けられた可動支承部
11と、他方に設けられた固定支承部31とでそれぞれ
支持されている。
【0014】まず、可動支承部に11ついて図1〜図5
を参照して説明する。図1,図2に示すように、可動支
承部11は、橋脚2上に複数のアンカーボルト7により
装着される下沓12と、この下沓12上に位置ずれ可能
に配置されて軌道桁2の底部に装着される上沓13とを
具備している。
【0015】前記下沓12と上沓13との間には、橋軸
X方向の移動と、橋軸Xおよび軌道幅方向の橋直軸Yな
らびに鉛直軸Z周りの回動による傾斜を許容し傾動時の
摺動摩擦抵抗を軽減する底部滑り機構10が設けられて
いる。この底部滑り機構10は、下沓12の中央部に形
成された円形凹部12aと、この円形凹部12aに奥側
から順に収容された弾性支持プレート14および中間プ
レート15と、上沓13の底面に取り付けられて中間プ
レート15上に摺動可能に支持されるステンレス鋼製の
摺動支持板16と、円形凹部12aの外周部に取り付け
られた防水用のシールリング17とを具備している。
【0016】そして前記弾性支持プレート14は、たと
えば合成ゴム製で上沓12の橋軸Xおよび橋直軸Yなら
びに鉛直軸Zを中心とする回動による傾斜を許容するよ
うに構成され、また中間プレート15は、たとえば鋼製
の本体15aの上面凹部に摩擦係数が小さいフッ素樹脂
(たとえばPTFE)製の滑動板15bが嵌め込まれて
取り付けられている。
【0017】また円形凹部12aの左右両側に橋軸X方
向に沿う規制凸部12R,12Lがそれぞれ突設され、
規制凸部12R,12Lの内面が橋軸X方向に沿う橋直
規制面(規制面)12vに構成されて、これに対向する
上沓13の被規制面13vにより、上沓13の軸直Y方
向の移動が規制されている。また規制凸部12R,12
Lの上面には、上沓13の側縁部に所定隙間をあけてボ
ルト止めされた逆L字形断面のサイドブロック18が設
けられ、上沓13の浮き上がりが防止されている。
【0018】図4,図5に示すように、可動支承部11
では、軌道桁2の橋軸X周りの回動変形θxによる案内
面5での変形量δybに対応して、橋軸X方向に隣接す
る軌道桁2の案内面5同士の段差を2mm以下に制限す
るために、橋軸Xに直角な橋直軸Y方向での許容移動量
δya=±1mmに制限している。
【0019】しかし、橋直軸Y方向の許容移動量δya
を制限することにより、上沓13と下沓12が接触する
ことによる橋軸X方向の摩擦抵抗と、橋直軸Y周りの回
動i9.摩擦抵抗とを無視できる程度に軽減する必要が
ある。このため、本発明では許容移動量δyaをあけて
配置される下沓12の橋直規制面(規制面)12vと、
上沓13の被規制面13vとの間に遊間滑り機構21が
設けられている。
【0020】前記遊間滑り機構21は、上沓13の移動
を規制するために、規制凸部12R,12Lの橋直規制
面12vに、ステンレス鋼製の固定ブロック(拘束手
段)23を介して、表面の摩擦抵抗が少なく圧縮弾性が
高い滑り板(滑り機構材)22が取り付けられ、この滑
り板22に対向して、上沓13の被規制面13vにたと
えばステンレス鋼製で高耐磨耗性の摺接板24が取り付
けられている。前記滑り板22は、鋼に比較して弾性率
が高い充填材入りのフッ素樹脂成形板(たとえばPTF
E板で、鋼に対して弾性係数1/240)を使用するこ
とで、鉛直軸Z周りの回動に追従できる性能を確保し、
かつ上沓13の被規制面13vと下沓12の橋直規制面
12vとが接触した時の滑り摩擦抵抗および回動による
摺動摩擦抵抗を無視できる程度まで軽減している。
【0021】そして、この滑り板22は、図3に示すよ
うに、固定ブロック23により四辺の全周囲を拘束され
背面が閉止されることにより、滑り板22の耐力が高め
られて許容面圧が高く保持されている。この拘束手段で
ある固定ブロック23に替えて、橋直規制面12vに収
容凹部を形成して滑り板22の全周囲を拘束し収容して
もよい。
【0022】なお、上記遊間滑り機構21では、占有面
積の関係で、下沓12の橋直規制面12vに滑り板22
を取り付け、上沓13の被規制面13vに摺接板24を
取り付けたが、もちろん橋直規制面12vに摺接板24
を取り付け、上沓13の被規制面13vに滑り板22を
取り付けることもできる。
【0023】前記遊間滑り機構21の第1変形例を図1
3を参照して説明する。この遊間滑り機構50は、規制
凸部12R,12L内面の橋直規制面12vに形成され
た矩形凹部51内に、合成ゴム製の弾性プレート52と
スライドプレート53が収容され、スライドプレート5
3は、たとえばステンレス鋼製のプレート本体53aの
前面に摩擦係数が小さいフッ素樹脂(たとえばPTF
E)製の滑動板53bが取り付けられている。さらに矩
形凹部51の外周部に沿ってリング状のシール材54が
取り付けられている。また上沓13の被規制面13v
に、滑動板53bから許容移動量δyaをあけてたとえ
ばステンレス鋼製で高耐磨耗性の摺接板55が取り付け
られている。
【0024】上記構成において、弾性支持プレート52
により、鉛直軸Z周りの回動に容易に追従できる性能を
確保するとともに、スライドプレート53により上沓1
3と規制凸部12R,12Lとが接触した時の滑り摩擦
抵抗および回動による摺動摩擦抵抗を無視できる程度ま
で軽減することができる。
【0025】さらに遊間滑り機構21の第2変形例を図
14を参照して説明する。この遊間滑り機構60は、規
制凸部12R,12L内面の橋直規制面12vに形成さ
れた矩形凹部61内に、ステンレス鋼製の滑動板62が
取り付けられ、上沓13の規制面13vに、滑動板62
に許容移動量δyaをあけて表面が球面状に形成された
弾性滑り板63が取り付けられている。この弾性滑り板
63は、たとえば弾性の高い多孔質金属製基材に固形潤
滑材を埋め込んで構成され、表面摩擦係数が小さく形成
されている。
【0026】上記構成において、表面が球面状に形成さ
れた弾性滑り板63により、鉛直軸Z周りの回動に容易
に追従できる性能を確保するとともに、上沓13と規制
凸部12R,12Lとが接触した時の滑り摩擦抵抗およ
び回動による摺動摩擦抵抗を無視できる程度まで軽減す
ることができる。
【0027】次に固定支承部31を図6を参照して説明
する。なお、この固定支承部31は、可動支承部11の
底部の底部滑り機構10と遊間滑り機構21と同一構造
を具備しており、同一部材および同一機能を有する部材
には同一符号を付して説明を省略する。
【0028】固定支承部31の上沓13には、下沓12
の規制凸部12R,12Lにより、上沓13の橋軸X方
向の移動を所定範囲で規制する規制ブロック32が前後
四隅部にそれぞれ形成されている。また逆L字形断面の
サイドブロック34により上沓13の浮き上がりが規制
されている。
【0029】ところで、図9に示すように、たとえば片
側日射の場合の軌道桁2の変形と応力は、日射側の軌道
桁2が日陰側より橋軸X方向に熱膨張することから、固
定支承部31に矢印方向の応力が生じ、また鉛直軸Z周
りの回動が生じる。
【0030】このため、たとえば固定支承部31におけ
る橋軸X方向の許容移動量がまったく無いかまたは僅か
な場合、載荷条件によっては、橋軸X方向に大きい反力
が生じ、これに対応するために部材の断面積を大きくす
る必要があり、コストの削減にならない。この対策とし
て、本発明では、(スパン長44mで支承部反力が60
tの場合の)固定支承部31の橋軸X方向の許容移動
量:δxa=4mmとして、橋軸X方向の移動制限を拡
大している。これにより、片側日射による軌道桁2の変
形および応力を許容して反力の発生を抑制し、部材断面
の縮小を可能としている。
【0031】そして、固定支承部31において、可動支
承部11と同一の底部滑り機構10および遊間滑り機構
21により、軌道桁2の鉛直軸Z周りの回動に容易に追
従できる性能を確保し、さらに上沓13と規制凸部12
R,12Lとが接触した時の滑り摩擦抵抗および回動に
よる摺動摩擦抵抗を無視できる程度まで軽減している。
【0032】上記実施の形態によれば、下沓12上に底
部滑り機構10を介して支持された上沓13の被規制面
13vに対向して、軌道幅方向の移動を規制する下沓1
2の橋直規制面12vとの間に所定の隙間を設定すると
ともに、滑り板22と摺接板24からなる遊間滑り機構
21を設けたので、底部滑り機構10と遊間滑り機構2
1により、軌道桁2の変形時の上沓13の橋軸X方向へ
の移動による摩擦抵抗と、上沓13の橋直軸Y周りの回
動による摺動摩擦抵抗とを無視できる程度に軽減するこ
とができる。また底部滑り機構10と遊間滑り機構21
は、板状部材など単純で少数の部材により構成できるの
で、複雑な機械加工も不要で、構成部材を少できて製造
コストを低減することができる。
【0033】さらに滑り板22をフッ素樹脂成形板によ
り形成することにより、安価で適度な圧縮弾性と表面の
摩擦抵抗が大幅に軽減され、この滑り板22を固定ブロ
ック23により全周囲が拘束されて取り付けられるの
で、滑り板22の耐力が向上されて許容面圧を高くで
き、高い耐圧性能を引き出すことができる。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、下沓上に底部滑り機構を介して支持された上
沓の被規制面に対向して、軌道幅方向の移動を規制する
下沓の規制面との間に所定の隙間を設定するとともに、
滑り部材と摺接板からなる遊間滑り機構を設けたので、
底部滑り機構と遊間滑り機構により、軌道桁の変形時の
上沓の橋軸方向への移動による摩擦抵抗と、上沓の橋直
軸心周りの回動による摺動摩擦抵抗とを無視できる程度
に軽減することができる。また底部滑り機構と遊間滑り
機構は、板状部材など単純で少数の部材により構成でき
るので、複雑な機械加工も不要で、構成部材を少くでき
て製造コストを低減することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、フッ素樹脂
成形板により、適度な圧縮弾性と、表面の摩擦抵抗が大
幅に軽減された滑り部材を提供することができる。また
拘束手段により全外周部が拘束された滑り部材は、その
耐力が向上されて許容面圧を高くでき、高い耐圧性能を
引き出すことができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、日照などの
条件変化で左右の軌道桁の長さが変化した場合、固定支
承部で上沓の橋軸方向の移動が所定範囲で許容されるの
で、大きい反力が作用することがなく、安価で低コスト
な支承部を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモノレール軌道桁の支承部の実施
の形態を示し、可動支承部の分解斜視図である。
【図2】同可動支承部の中央横断面図である。
【図3】図2に示すA−A断面図である。
【図4】同荷重による軌道桁の変形状態を示す説明図で
ある。
【図5】同軌道桁の案内面の段差を示す説明図である。
【図6】同モノレール軌道桁の固定支承部を示す分解斜
視図である。
【図7】同固定支承部を示す側面図である。
【図8】同固定支承部を示す中央横断面図である。
【図9】同片側日照による変形と反力を示す説明図であ
る。
【図10】同固定支承部の構造を示し、(a)は構造を
示す概略平面断面図、(b)は鉛直軸周りの回動と移動
とを示す模式図、(c)は橋直軸周りの回動を示す模式
図である。
【図11】同モノレール軌道桁を示す正面図である。
【図12】同モノレール軌道桁および支承の骨組構造を
示す模式図である。
【図13】支承部に設けられる遊間滑り部の第1変形例
を示す部分断面図である。
【図14】支承部に設けられる遊間滑り部の第2変形例
を示す部分断面図である。
【図15】従来の固定支承構造を示す支承部分解斜視図
である。
【図16】従来の可動支承構造を示す支承部分解斜視図
である。
【符号の説明】
X 橋軸 Y 橋直軸 Z 鉛直軸 1 橋脚 2 軌道桁 10 底部滑り機構 11 可動支承部 12 下沓 12a 円形凹部 12R,12L 規制凸部 12v 橋直規制面 13 上沓 13v 被規制面 14 弾性支持プレート 15 中間プレート 15a プレート本体 15b 滑動板 16 摺動支持板 17 シールリング 18 サイドブロック 21 遊間滑り機構 22 滑り板 23 固定ブロック 24 摺接板 31 固定支承部 32 規制ブロック 33 浮上防止部 34 サイドブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 泰 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 千葉 淳 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 岡橋 昇 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 三河 克己 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 柏原 正和 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2D056 EA00 2D059 AA36 AA37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道桁の橋軸方向両端部を支持する支承部
    に、橋脚上に設置される下沓と、軌道桁の底部に取り付
    けられて前記下沓により下方から支持される上沓とを具
    備したモノレール軌道桁の支承部構造であって、 前記下沓と上沓との間で摺動摩擦抵抗を軽減し傾動を許
    容する底部滑り機構を設け、 前記下沓に上沓の橋直軸方向の移動を規制する規制面を
    形成するとともに、上沓に前記規制面に所定隙間を介し
    て対峙する被規制面を形成し、 前記規制面と被規制面との間に遊間滑り機構を設け、 前記遊間滑り機構は、下沓の規制面および上沓の被規制
    面の一方に取り付けられて圧縮弾性を有しかつ表面の摩
    擦抵抗が小さい滑り部材と、他方に取り付けられて前記
    滑り部材に当接する摺接板とで構成されて、軌道桁変形
    時の橋軸方向の摺動摩擦抵抗と橋直軸心周りの回動によ
    る摺動摩擦抵抗とを軽減するように構成したことを特徴
    とするモノレール軌道桁の支承部構造。
  2. 【請求項2】滑り部材は、フッ素樹脂成形板からなり、
    規制面または被規制面に全外周部を拘束する拘束手段に
    より取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のモ
    ノレール軌道桁の支承部構造。
  3. 【請求項3】橋脚上に、両端部が横梁で互いに連結され
    た左右一対の軌道桁が設置され、 支承部は、前記軌道桁の一方に配置されて上沓の橋軸方
    向の移動が規制されない可動支承部と、他方に配置され
    て上沓の橋軸方向の移動が所定範囲で規制される固定支
    承部とで構成されたことを特徴とする請求項1または2
    記載のモノレール軌道桁の支承部構造。
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