JP2003183802A - 耐熱性、塗装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっき鋼板及び高強度自動車部品 - Google Patents

耐熱性、塗装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっき鋼板及び高強度自動車部品

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JP2003183802A
JP2003183802A JP2001383852A JP2001383852A JP2003183802A JP 2003183802 A JP2003183802 A JP 2003183802A JP 2001383852 A JP2001383852 A JP 2001383852A JP 2001383852 A JP2001383852 A JP 2001383852A JP 2003183802 A JP2003183802 A JP 2003183802A
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純 真木
Masahiro Fuda
雅裕 布田
Masayoshi Suehiro
正芳 末廣
Toshihiro Miyakoshi
寿拓 宮腰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車の足回り等の高強度を要求
される部品を製造するための耐熱性、塗装後耐食性に優
れた高強度Al系めっき鋼板及びこれで製造された自動
車部品を提供する。 【解決手段】 鋼成分として質量%でC:0.1〜0.
5%を含有し、所定量のSi,Mn,P,S,Al,更
にTi,Cr,Moの1または2以上の元素をTi+
0.5Mn+Cr+0.5Moを満足するように含有す
る鋼に、Mn,Crを合計で0.1%以上を含有するF
e,Al系被覆を有する高強度Al系めっき鋼板。 【効果】 本発明による鋼板は高強度で、優れた特性を
有し、自動車の軽量化に寄与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の足回り等
の高強度を要求される部品を製造するための鋼素材を提
供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題を発端とした低燃費
化の動きから自動車用鋼板に対しては高強度化に対する
要望が強い。しかし、一般に高強度化は加工性、成形性
の低下を伴い、高強度、高成形性を両立する鋼板が要望
されている。これに対応するものの1つが、残留オース
テナイトのマルテンサイト変態を利用したTRIP(T
ransformation Induced Pla
citicity)鋼であり、近年用途が拡大しつつあ
る。しかし、この鋼により、成形性の優れた1000M
Pa級の高強度鋼板は製造することは可能であるが、更
に高強度、例えば1500MPaというような超高強度
鋼で成形性を確保することは困難である。
【0003】そこで、高強度、高成形性を両立する別の
形として最近注目を浴びているのがホットプレスであ
る。これは鋼板を800℃以上の高温に加熱した状態で
成形することにより高強度鋼板の成形性の課題を無く
し、成型後の冷却により所望の材質を得るというもので
ある。しかし、大気中での加熱を伴うため、表面に酸化
物が生成してこれを後工程で除去する必要がある。これ
を改善するものとして0.15〜0.5%の炭素を含有
する鋼板にアルミめっきして加熱時の酸化抑制を図る技
術が特開2000−38640号公報に開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した発明は、高強
度の成形部品を効率良く製造するのに有効であるが、ア
ルミめっき層は加熱条件によってはめっき剥離を起こす
可能性がある。これは、加熱によりめっき層−鋼板界面
に空孔(ボイド)が生成し、ここを起点としてめっきが
剥離するものである。温度が高いほど、また時間が長い
ほど剥離は起こりやすくなる。また、加熱雰囲気にも依
存し、大気雰囲気よりも窒素雰囲気の方が剥離が起こり
やすい。これは窒素がボイドを伝わって内部に浸透し、
ボイド内部の表面にAINを生成して剥離に至るためで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな課題を克服するためにアルミめっき鋼板の加工後の
耐熱性への影響因子を詳細に検討した結果、次の知見を
得た。すなわち、母材鋼へのTi,Mn,Cr,Moの
添加が有効であり、またこれらの成分を、Ti+0.5
Mn+Cr+0.5Mo>0.4となるように添加する
ことで、飛躍的に優れた耐熱性、特に加熱後の耐めっき
剥離性が得られた。これらの元素はAl−Fe間の拡散
係数の差異を小さくすることで、めっき層−鋼板界面の
ボイド生成を抑制していると推定している。
【0006】また、このアルミめっき鋼板を加熱すると
表面まで合金化してFe−Alを主体とする1〜5種類
の相となるが、このときこの金属間化合物にMn,Cr
が合計で0.1%以上含有されていると塗装後耐食性が
向上するという知見も得られた。これらの元素はFe,
Alの耐食性を向上させる元素であり、またこれらが含
有されることで金属間化合物の電位が変化している可能
性、あるいは化成処理時のリン酸塩皮膜が変化している
可能性が有るが、現段階ではどの作用が支配的かは不明
である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の限定理由について
説明する。まず、鋼板の成分について説明する。 C:本発明は成型後に1000MPa以上の高強度を有
するものであり、ホットプレス後に急冷してマルテンサ
イトを主体とする組織に変態させるものであり、そのた
めにはC量0.05%以上が好ましく、高強度を安定し
て得るためには0.1%以上であることがより好まし
い。一方、C量を0.7%超に増大させても強度が飽和
してしまうことに加え、溶接割れを生じやすくするた
め、上限を0.7%に定める。
【0008】Si:Siは低すぎると疲労特性の低下を
惹起するため、0.05%以上の添加が望ましい。しか
し、Siは再結晶焼鈍中に安定な酸化皮膜を鋼板表面に
形成し、アルミめっき性を阻害する元素でもある。この
意味からSiの上限を1%とするのが望ましい。 Mn:この元素は鋼板の焼入れ性を高める元素としてよ
く知られている。また、不可避的に混入するSに起因す
る熱間脆性を防ぐために必要な元素でもある。この理由
から0.5%以上の添加が望ましい。また、Mnはアル
ミめっき後の耐熱性も向上させる。しかし、3%を超え
てMnを添加すると焼入れ後の衝撃特性が低下するため
ここを上限とするのが望ましい。
【0009】Ti:Tiはアルミめっきの耐熱性への影
響が最も大きい。本用途のような900℃を超すような
高温域で使用するには、耐熱性という意味から添加が好
ましく、その効果を奏するには0.01%が望ましい。
しかし、TiはCとTiCを形成して強度に寄与するC
量を減じてしまうため、Tiの添加に見合う分だけC量
を増大させてやる必要がある。また、Tiの効果は0.
8%程度で飽和するため、ここを上限とするのが望まし
い。
【0010】Cr:CrもMn,Tiと同様に、アルミ
めっき後の耐熱性向上に寄与する。しかし、Siと同様
安定な酸化皮膜を鋼板表面に形成してアルミめっき性を
低下させる。また、比較的高価な元素でもあり、添加す
る際には上限を3%とするのが望ましい。 Mo:この元素もMn,Ti,Crと同様に、アルミめ
っき後の耐熱性向上に寄与し、添加が望ましい。しか
し、比較的高価な元素であること、効果が飽和すること
から上限を1%とするのが望ましい。
【0011】本発明においては、Ti,Mn,Cr,M
oといったアルミめっき後の耐熱性向上元素を、Ti+
0.5Mn+Cr+0.5Mo>0.4の関係を満たす
ように添加することが望ましい。Ti,Crが特に加熱
時のめっき剥離への効果が大きい。また、Mnは比較的
多量に添加することが可能で、やはり耐熱性への寄与が
大きい。本発明においては、更に鋼中にP,S,Alを
添加するものとするが、P,Alは鋼の延性、疲労強度
を阻害することから、Sは靱性を阻害することからそれ
ぞれ上限を設ける。更に、必要に応じてNi,Nb,
V,N,Cu,B,Sn,Sbの1種または2種以上を
含有することも可能である。Ni,Cuは鋼の耐食性に
寄与し、Bは焼入れ性を向上させる。
【0012】以下に、本発明のめっき層に関して説明す
る。アルミめっきを合金化させた後に塗装されて使用さ
れることが多いが、このときの塗装後耐食性に金属間化
合物中のMn,Cr量が影響する。これらの元素が0.
1%以上で良好な塗装後耐食性を発揮する。Mn,Cr
の添加方法は鋼成分を拡散させる方法と、めっき浴に添
加する方法があるが、どちらの方法であっても0.1%
以上で効果を発揮する。金属間化合物はめっき付着量、
鋼成分、加熱条件等により、1〜5相の相が混在し得る
ことが分かっているが、特に表面近傍の相の影響が大き
いため、分析に際しては断面から表面5μm以内を5点
程度EPMA定量分析等の手法で測定し、平均値を算出
することで判断するのが好ましい。
【0013】後述するように、溶融アルミめっきにはS
iを添加するのが一般的であり、このとき更にSiが金
属間化合物中に含有される。その量は1〜20%程度
で、1〜5相の金属間化合物中のSi量はかなりバラツ
キを持ち得る。1〜5相のFe−Al系被覆としては、
Fe−Al−Si系金属間化合物、Fe2 Al5 ,Fe
Al3 ,Fe3 Al,FeAl,Al固溶フェライト等
種々の組成があり得るが、いずれの組成をとってもMn
+Crが0.1%以上となることで安定した塗装後耐食
性が得られる。複数の相が存在する際に、どの相を分析
するかについてであるが、今回Mn,Crが塗装後耐食
性に寄与するとの知見が得られ、腐食現象はマクロな事
象であることを考慮すると、複相存在する際にもランダ
ムに5点程度分析してその平均を算出することで、全体
的な情報を得られ、これで判断できるものと考えられ
る。また、加熱後断面組織を観察する際には2〜3%の
ナイタールでエッチングするものとする。これは特に加
熱時間が長くなって生成するAl固溶フェライトと母材
の界面がエッチング無しでは観察できないためである。
【0014】アルミめっきの付着量は耐食性、溶接性、
加工性等に影響する。付着量が小さすぎると塗装後耐食
性が不十分であり、また多すぎると溶接性、加工性が低
下する。加工性については加熱後のプレス時に脆性な金
属間化合物が剥離しやすくなる。アルミめっきの方法に
ついては特に限定するものではなく、溶融めっき法をは
じめとして電気めっき法、真空蒸着法、クラッド法等が
可能である。現在工業的に最も普及しているのは溶融め
っき法であり、通常めっき浴としてAl−10%Siを
使用することが多く、これに不可避的不純物のFeが混
入している。これに加えてCr,Mnを添加することで
塗装後耐食性が向上することは前述した。これ以外の添
加元素として、Mg,Ti,Zn,Sb,Sn,Cu,
Ni,Co,In,Bi,ミッシュメタル等がありうる
が、めっき層がAlを主体とする限り、適用可能であ
る。
【0015】本発明において、アルミめっきのめっき前
処理,後処理等については特に限定するものではない。
めっき前処理としてNi,Cu,Cr,Feプレめっき
等もありうるが、これも適用可能である。また、めっき
後処理としては一次防錆、潤滑性を目的としてクロメー
ト処理、樹脂被覆処理等ありうるが、有機樹脂は加熱す
ると消失してしまうため好ましくない。クロメート処理
も近年の6価クロム規制を考慮すると、電解クロメート
等の3価の処理皮膜が好ましい。その他、無機系のクロ
メート以外の後処理も適用可能である。潤滑性を狙って
アルミナ、シリカ、MoS2 等を予め処理することも可
能である。上記の鋼板を自動車部品に加工して使用する
場合、1〜200μm程度の厚みの塗装膜を付与する。
【0016】
【実施例】次に、実施例で本発明をより詳細に説明す
る。 (実施例1)通常の熱延、冷延工程を経た、表1に示す
ような鋼成分の酸洗鋼板(板厚1.8mm)、冷延鋼板
(板厚1.2mm)を材料として、溶融アルミめっきを
行った。表1の番号1,3,5,7,9は冷延鋼板であ
り、残りは熱延鋼板である。溶融アルミめっきは無酸化
炉−還元炉タイプのラインを使用し、めっき後ガスワイ
ピング法でめっき付着量を片面40g/m2 に調節し、
その後冷却し、ゼロスパングル処理を施した。この際の
めっき浴組成としてはAl−10%Si−2%Feであ
った。浴中のFeは浴中のめっき機器やストリップから
供給される不可避のものである。めっき外観は不めっき
等なく良好であった。このようにして製造した溶融アル
ミめっき鋼板の焼入れ性,耐熱性を評価した。評価方法
を以下に記す。
【0017】アルミめっき鋼板を窒素雰囲気下、950
℃で30分間加熱した後、鋼製のダイ間に挟んで冷却し
た。冷却速度は約100℃/秒であった。この鋼板のめ
っき剥離を目視で評価した。また、鋼板の断面ビッカー
ス硬度を荷重100gで測定した。次に、Al、鋼板、
Znめっき共用の化成処理を施し、カチオン系電着塗料
(日本ペイントパワーニクス110)を20μm塗装、
焼付けし、クロスカット後塩水噴霧試験(JIS−Z2
371)を20日行い、クロスカットからの腐食深さを
測定した。なお、クロスカットの深さが約50μmであ
った。従って、記述した値から50μmを減じた値が真
の腐食量ということになる。更に、Fe−Al金属間化
合物のMn,Cr濃度分析のため、焼入れ後試料を断面
研磨後表面から5μm以内の範囲でEPMA定量分析を
5点行い、Mn,Cr量を測定した。これらの評価結果
を表2に示す。
【0018】〔耐熱性の評価基準〕 ○:剥離無し △:エッジからの部分剥離あり ×:剥離 〔塗装後耐食性の評価基準〕 ○:腐食深さ80μm以下 ×:腐食深さ80μm超 (いづれもクロスカットの深さを含む値)
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】No.9のようにCが低すぎると強度が低
下するビッカース硬度は一般に3倍するとその材料の強
度(MPa)に近い値となるが、この場合、600MP
aクラスの強度しか得られない。また、No.10のよ
うにMn,B等の焼入れ元素の添加量が少ないとCが高
くても焼入れ効果が得られず、やはり強度がやや低下す
る傾向であった。一方、No.11のようにTi* :T
i+0.5Mn+Cr+0.5Moが低い系では加熱後
めっき剥離が発生し、耐熱性がやや劣る傾向であった。
鋼中元素の添加量が適正に制御された、No.1〜8に
ついては、強度、耐熱性、塗装後耐食性共に良好な結果
が得られた。
【0022】(実施例2)実施例1の表1中のNo.7
の鋼を使用して、Al−10%Si−2%Feをベース
としてめっき浴中にMn,Crを添加しためっきを行っ
た。めっき付着量は片面60g/m2 であり、良好なめ
っき外観が得られた。これらを900℃で2分加熱後で
金型焼入れした。冷却温度は約100℃/secであっ
た。このときの浴中Mn,Cr量と、実施例1と同じ方
法で評価した結果を表3にまとめる。No.1のよう
に、金属間化合物中のMn,Cr量が少ないと、塗装後
耐食性は不良であるが、浴中にMn,Crを添加するに
従って、耐食性は向上する。このときの金属間化合物中
のMn,Cr量と塗装後耐食性の関係を図1に示す。M
n,Crにより、塗装後耐食性が向上していくことがわ
かる。
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、耐熱性、
特に加工後の耐熱性に優れたホットプレス用アルミめっ
き鋼板を提供する。従って、本発明は、今後の自動車軽
量化に大きく寄与するものと思われ、産業上の寄与は大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属間化合物中のMn−Cr量の塗装後耐食性
への影響を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/60 C22C 38/60 C23C 2/40 C23C 2/40 (72)発明者 末廣 正芳 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新日 本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 宮腰 寿拓 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新日 本製鐵株式会社八幡製鐵所内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA23 AB05 AB08 AB09 AB48 AE03 AE23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面に、Mn,Crを合計で0.1
    %以上含有するFe−Al系被覆を有することを特徴と
    する塗装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっき鋼板。
  2. 【請求項2】 質量%で、C:0.05〜0.7%を含
    有する鋼板の表面に、Mn,Crを合計で0.1%以上
    含有するFe−Al系被覆を有することを特徴とする塗
    装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっき鋼板。
  3. 【請求項3】 質量%で、 C :0.05〜0.7%、 Si:0.05〜1%、 Mn:0.5〜3%、 P :0.1%以下、 S :0.1%以下、 Al:0.2%以下に加え、 Ti:0.01〜0.8%、 Cr:3%以下、 Mo:1%以下 から選ばれた1種または2種以上の元素を含有し、かつ
    下記の式を満たす鋼の表面にMn,Crを合計で0.1
    %以上含有するFe−Al系被覆を有することを特徴と
    する耐熱性、塗装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっ
    き鋼板。Ti+0.5Mn+Cr+0.5Mo>0.4
  4. 【請求項4】 鋼中に更に質量%で、 N :0.1%以下、 Nb:0.1%以下、 V:0.1%以下、 Ni:1%以下、 Cu:1%以下、 B :0.0003〜0.03%、 Sn:0.1%以下、 Sb:0.1%以下 から選ばれた1種または2種以上の元素を含有すること
    を特徴とする請求項3に記載の耐熱性、塗装後耐食性に
    優れた高強度アルミ系めっき鋼板。
  5. 【請求項5】 Fe−Al系被覆に更に、Siを1〜2
    0%含有することを特徴とする請求項1〜4に記載の耐
    熱性、塗装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっき鋼
    板。
  6. 【請求項6】 めっき付着量が両面で40〜200g/
    2 であることを特徴とする請求項1〜5に記載の耐熱
    性、塗装後耐食性に優れた高強度アルミ系めっき鋼板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6に記載の鋼をプレス成型に
    より成形した高強度自動車部品。
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