JP2003182763A - エンボスキャリヤテープおよびその連続製造装置 - Google Patents

エンボスキャリヤテープおよびその連続製造装置

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JP2003182763A
JP2003182763A JP2001386604A JP2001386604A JP2003182763A JP 2003182763 A JP2003182763 A JP 2003182763A JP 2001386604 A JP2001386604 A JP 2001386604A JP 2001386604 A JP2001386604 A JP 2001386604A JP 2003182763 A JP2003182763 A JP 2003182763A
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sheet
carrier tape
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Yosuke Yamada
洋輔 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 強度が大きく、リサイクルも可能なエンボス
キャリヤテープを安価に製造することができる、連続製
造装置を提供する。 【解決手段】原反シート製造装置Aと、原反シートXに
ポケット成形、パンチング加工等を施して製品に成形す
る製品成形装置Bとから構成する。製品成形装置Bは、
原反シート製造装置Aから連続的に送られてくる原反シ
ートXを縦方向に延伸する延伸ロールと熱固定ロールと
を備えていると共に、再加熱ロールと、その外周部に複
数個のリング状金型が設けられている多角平面ロール
と、多角平面ロールと関連して設けられその外周部に複
数個の円筒状押切カッタが設けられているパンチングロ
ールと、同様に多角平面ロールと関連して設けられその
回転軸に複数個のインライン用回転刃が設けられている
スリッテングロールとから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を内蔵し
て自動装着機に供給され、そして内蔵されている該電子
部品を基板にハンダ付けするときに使用されるエンボズ
キャリヤテープおよびその連続製造装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高レベルのクリーンルームで取り扱われ
る電子部品は、IC部品からトランスのような大型部品
まで、サイズは多種多様であり、これらの多種多様な電
子部品は、絶縁体基板あるいは半導体基板に大勢の人手
によりハンダ付けされていた。ところで、取り付け作業
を自動化するために、エンボスキャリヤテープが提案さ
れるようになった。このエンボスキャリヤテープとして
は、初期の段階ではポリスチレン原料すなわちPS原料
にカーボンを混入した導電性PS単層シートからなるキ
ャリヤテープが提案され、次いで表面だけが導電性シー
トからなる2種3層PSキャリヤテープが、そして内層
がABS樹脂からなる2種3層キャリヤテープも提案さ
れるに至っている。したがって、これらのキャリヤテー
プにより電子部品を包装し、自動装着機に供給し、そし
て基板に高速ハンダ付けすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、エンボ
スキャリヤテープを使用すると、電子部品の基板への取
り付けが自動化できる利点はあるが、エンボスキャリヤ
テープ自体に改良すべき問題点あるいは欠点がある。例
えば、導電性PS単層シートは、強度不足によりシート
がたびたび切断する欠点がある。これに対し、内層がA
BS樹脂からなる2種3層エンボスキャリヤテープは、
強度的には問題は少ないにしても、内層がABS樹脂か
らなるキャリヤテープはリサイクルが実質的に不可能で
あり、利用価値が激減している。
【0004】また、上記のようなエンボスキャリヤテー
プの原反シートは、現在我が国では、エンボスキャリヤ
テープ成形メーカとは全く異なる分野の大手シート成形
メーカにより製造されている。そして、エンボスキャリ
ヤテープ成形メーカは、エンボスキャリヤテープの原反
シート製造メーカから広幅原反シートを購入し、8m
m、12mm、16mm、24mm、32mm、44m
m、56mm等に客先の要望により、小幅にスリット
し、そして送出リールに巻き込んでいる。このような小
幅に切断するスリット作業、送出リールに巻き込む作業
等は、コスト高になるクリーンルーム内で行わなければ
ならず、また出荷までにはリールの掛替え、トリミング
作業、包装等に人手と時間がかかり高価格の原因にもな
っている。したがって、本発明は強度が大きく、しかも
リサイクルも可能なエンボスキャリヤテープを提供する
ことを目的としている。また、他の発明は、上記したよ
うな強度が大きく、リサイクルも可能なエンボスキャリ
ヤテープを安価に製造することができる、エンボスキャ
リヤテープの連続製造装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するために、すなわちエンボスキャリヤテープの価格を
低減するために、本発明はクリーンルーム外での溶融原
料押出、賦形等の広幅原反シートの製造工程から、クリ
ーンルーム内での予熱、ポケット成形、パンチング、ト
リミング、ポケット形状検査、パンチング検査、巻き取
りの各工程が連続的に且つ省力的に実施できる設備から
構成される。また、PS単層またはPS同種の2種3層
構造で、厚さを変えずに、引取(MD)方向の引張強度
を向上させるためには、縦延伸配向を付与する加熱ロー
ルと、その熱源装置が必要となり、これらの工程をイン
ラインで実施できるように構成される。
【0006】高レベルのクリーンルーム内で製造される
IC等の電子部品を包装するエンボスキャリヤテープも
電子部品同様にクリーン性が要求されるので、インライ
ン化し、クリーンルーム内で製造されるように構成され
る。また、クリーン性を悪くする原反シート製造装置
の、駆動部品、排ガス発生源等はクリーンルーム外に設
けることが望ましい。そこで、本発明ではカーボンを含
んだ原料の輸送機器、原料を貯蔵するサイロ、ホッパ、
摩耗粉塵を発生するベルト式回転部品等はクリーンルー
ム外に配置され、また溶融樹脂から発生する排ガス、オ
リゴマ等もクリーンルーム外で発生するように構成され
る。すなわち、原反シート製造装置は、非クリーンルー
ム内に配置され、この原反シート製造装置により製造さ
れる原反シートは、クリーンルームと非クリーンルーム
とを仕切っている仕切壁のスリットを通してクリーンル
ーム内へ送り出されるように構成される。このとき、ク
リーンルーム内を陽圧に保ち、非クリーンルーム内の排
ガス、オリゴマ等がスリットを通ってクリーンルーム内
へ進入することを防止することが望ましい。
【0007】生産性を向上させるために、原反シートの
予熱、縦延伸、熱固定、冷却等の各工程は回転するロー
ルで実施できるように構成される。さらに生産性を向上
させるためには、広幅の原反シートを適用することが望
ましく、延伸後の広幅原反シートの再加熱、ポケット周
辺を吸引してポケット部を成形する真空成形、原反シー
トに穴を開けるパンチング、広幅原反シートを縦方向に
スリットするスリッテング、トリミング等も回転駆動さ
れるロール上で実施されるように構成される。
【0008】かくして、請求項1に記載の発明は、前記
目的を達成するために、電子部品を内蔵して自動装着機
に供給され、そして内蔵されている該電子部品を基板に
ハンダ付けするときに使用されるキャリヤテープであっ
て、前記キャリヤテープは、配向性のある樹脂に導電性
が付与された単層シート、または配向性のある樹脂に導
電性が付与された層間に強度を維持する中間層が配置さ
れた2種3層シートからなり、これらのシートは縦方向
に延伸されていると共に、原反シートから製品巻き取り
まで連続して製造されたキャリヤテープであるように構
成される。請求項2に記載の発明は、原反シート製造装
置と、前記原反シート製造装置により製造され、そして
連続的に送られてくる原反シートにポケット成形、パン
チング加工等を施して、連続的に製品に成形する製品成
形装置とからなり、前記製品成形装置は、前記原反シー
ト製造装置から連続的に送られてくる原反シートを縦方
向に延伸する延伸ロールと、延伸された原反シートの収
縮を押さえる熱固定ロールとを備えるように構成され
る。請求項3に記載の発明は、原反シート製造装置と、
前記原反シート製造装置により製造され、そして連続的
に送られてくる原反シートにポケット成形、パンチング
加工等を施して、連続的に製品に成形する製品成形装置
とからなり、前記製品成形装置は、前記原反シート製造
装置から連続的に送られてくる原反シートを縦方向に延
伸する延伸ロールと、延伸された原反シートの収縮を押
さえる熱固定ロールとを備えていると共に、延伸された
原反シートを真空成形が可能な温度に加熱する再加熱ロ
ールと、その外周部に複数個のリング状金型が設けられ
ている多角平面ロールと、前記多角平面ロールと関連し
て設けられその外周部に複数個のパンチング刃が設けら
れているパンチングロールと、同様に前記多角平面ロー
ルと関連して設けられその回転軸に所定の間隔をおいて
複数個の回転刃が設けられているスリッテングロールと
からなり、前記パンチングロールとスリッテングロール
とが、前記多角平面ロールに関連して設けられているこ
とによって、前記多角平面ロール上で、原反シートに、
前記リング状金型によりポケット部が真空成形され、前
記パンチングロールによりパンチングされ、そして前記
スリッテングロールにより所定幅にスリットされるよう
に構成される。請求項4に記載の発明は、請求項3に記
載のパンチング刃が、円筒状押切カッタであり、該カッ
タの刃を受けるリング状金型の受面は、平面になってい
る。そして、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれかの項に記載の原反シート製造装置は非クリーン
ルームに、そして製品成形装置はクリーンルームにそれ
ぞれ配置され、前記原反シート製造装置で製造される原
反シートは、前記非クリーンルームとクリーンルームと
を仕切っている仕切壁に形成されているスリットを通し
て前記製品成形装置に供給されるように構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本実施の形態に係わるエンボスキャリヤテープの
連続製造装置は、概略的には、図1に示されているよう
に、非クリーンルームUCRに配置されている原反シー
ト製造装置Aと、クリーンルームCR内に配置されてい
る製品成形装置Bと、同様にクリーンルームCR内に配
置されている製品巻取装置Cとからなっている。
【0010】原反シート製造装置Aは、中層用押出装置
1と外層用押出装置20とを備え、3層Tダイ40から
押し出される広幅原反シートXはクリーンルームCRの
側壁に形成されているスリットSからクリーンルームC
R内の製品成形装置Bに送られるようになっている。製
品成形装置Bは、多角平面ロール60を備えている。そ
して、この多角平面ロール60に関連してその周囲にパ
ンチングロール90、スリッテングロール100等が設
けられている。このように構成されている多角平面ロー
ル60の搬送方向の上流側には、加熱ロール110、1
10、延伸ロール111、熱固定ロール112、冷却ロ
ール113、再加熱ロール114等が設けられ、延伸ロ
ール111により縦延伸された広幅原反シートXが、再
度加熱されて多角平面ロール60に供給されるようにな
っている。この製品成形装置Bにより製品化されたエン
ボスキャリヤテープETは、次の製品巻取装置Cにより
巻き取られる。製品巻取装置Cは、従来周知のように、
例えば2次元の画像処理装置からなる、多列異種形状の
検査が可能な形状検査機120、引取ロール121、2
軸リール巻取機122、122、…等から構成されてい
る。また、クリーンルームCR内には製品仮巻取機12
3も設けられている。以下、原反シート製造装置Aと、
製品成形装置Bとの詳細を説明する。なお、製品巻取装
置Cは、従来周知であるので、作用の箇所で説明するに
とどめる。
【0011】原反シート製造装置Aの中間層用押出装置
1は、図2の上半分に示されているように、2軸押出機
2からなっている。この2軸押出機2は、従来周知のよ
うに、加熱シリンダ3と、その内孔に同方向あるいは異
方向に回転駆動されるように設けられている2本のスク
リュとから構成されている。加熱シリンダ3の外周部に
は、個々に発熱温度が制御されるヒータが設けられ、そ
の上流側にはドライヤ5が付設されているホッパ6が取
り付けられている。このホッパ6にはオートローダ7に
より、若干の強化材がブレンドされたGeneral Purpose
Polystalene (一般的なポリスチレン)すなわちGPP
S原料が吸引され、そして乾燥状態で貯蔵されるように
なっている。スクリュの上流端には変速装置8が設けら
れ、この変速装置8の入力軸に主電動機9の出力軸が接
続されている。
【0012】このように構成されている2軸押出機2の
加熱シリンダ3の先端部には、アダプタ10が取り付け
られている。そして、このアダプタ10の側部には、溶
融原料供給管11が設けられている。また、アダプタ1
0には、樹脂圧力計15も取り付けられている。このよ
うなアダプタ10の外周部には、図には示されていない
が加熱ヒータが取り付けられ、また溶融原料供給管11
の外周部にも加熱ヒータ12が取り付けられている。溶
融原料供給管11の終端部は、詳しくは後述する3層T
ダイ40に接続されている。なお、中間層用押出装置1
には、排気フアンモータ16が設けられ、その排気ダク
ト17、17は、3層Tダイ40の下方において開口し
ている。したがって、3層Tダイ40のリップ48の近
傍で発生する排ガス、オリゴマ等は排気ダクト17、1
7を通って非クリーンルームUCR外へ排気され、クリ
ーンルームCRを画成している隔壁のスリットSを通っ
てクリーンルームCRへ進入することが防止される。
【0013】外層用押出装置20は、図2の下半分に示
されているように、2軸押出機22からなっている。こ
の2軸押出機22も、従来周知のように、加熱シリンダ
23と、その内孔に同方向あるいは異方向に回転駆動さ
れるように設けられている2本のスクリュとから構成さ
れている。加熱シリンダ23の外周部には、個々に発熱
温度が制御されるヒータが設けられ、その上流側にはド
ライヤ25が付設されているホッパ26が取り付けられ
ている。このホッパ26にはオートローダ27により、
GPPSペレットとカーボン微粒子の混合原料が吸引さ
れ、そして乾燥状態で貯蔵されるようになっている。ス
クリュの上流端には変速装置28が設けられ、この変速
装置28の入力軸に主電動機29の出力軸が接続されて
いる。このように構成されている2軸押出機22の加熱
シリンダ23の先端部には、分岐アダプタ30が取り付
けられている。この分岐アダプタ30には、第1、2の
溶融原料出口管31、32が設けられている。そして、
これらの第1、2の溶融原料出口管31、32に対応し
て、第1、2の流量調整弁33、34と、第1、2の樹
脂圧力計35、36とがそれぞれ取り付けられている。
第1、2の溶融原料出口管31、32には、その終端部
が、詳しくは後述する3層Tダイ40に接続されている
第1、2のメルトチューブ37、38がそれぞれ接続さ
れている。なお、図には示されていないが、分岐アダプ
タ30の外周部には、加熱ヒータが取り付けられてい
る。
【0014】本実施の形態によると、3層Tダイ40
は、2種3層用でその詳細が図3に示されている。すな
わち、3層Tダイ40は、その外周部に加熱ヒータ42
が取り付けられているダイ本体41からなっている。ダ
イ本体41には、軸方向に貫通した樹脂通路が設けられ
ている。この樹脂通路は、上方端から中層用マニホール
ド43までの第1の樹脂通路44と、その下流側の第2
の樹脂通路45と、層状になって外層用樹脂が合流する
会合部46の下流側の第3の樹脂通路47とからなって
いる。第1の樹脂通路44の幅は広いが、第2の樹脂通
路45は狭くなり、第3の樹脂通路47は、再び広くな
り、その下流側はさらに狭くなり、そしてリップ48に
連なっている。このように構成されている第1の樹脂通
路44に、中層用の溶融原料供給管11が接続されてい
る。また、ダイ本体41の両側部には第1、2の外層用
樹脂通路49、50が形成され、これらの第1、2の外
層用樹脂通路49、50に、前述した第1、2のメルト
チューブ37、38がそれぞれ接続されている。第1、
2の外層用樹脂通路49、50は、第3の樹脂通路47
の上流端に開口している第1、2の外層用マニホールド
51、52に連なっている。ダイ本体41の下端部近傍
には、押し出される樹脂の厚さを調節する厚さ調整用ボ
ルト53が設けられている。また、その下方には冷却ロ
ールユニットを構成している冷却ロール54とタッチロ
ール55が設けられている。なお、これらのロール5
4、55の内部には、約60℃の温水が供給されるスパ
イラル2重管が配管されている。これにより、冷却ロー
ル54とタッチロール55の表面は均一な温度に維持さ
れる。
【0015】製品成形装置Bは、外周面が複数個の平面
から構成されている多角平面ロール60を備えている。
そして、その概略は既に説明したように、この多角平面
ロール60の外周面上で電子部品収容空間であるポケッ
ト部を成形するポケット成形、電子部品を吹き上げるた
めの孔を加工するパンチング加工、広幅原反シートを軸
方向に切断するスリッテング加工、トリミング処理等が
実施されるようになっている。図4は、上記のような作
用を奏する多角平面ロール60の軸方向の断面図で、模
式的にパンチング用の円筒状押切カッタ91、92、…
とスリッテングロール100も示す図であるが、この図
4に示されているように、多角平面ロール60は、その
軸部61がフレーム62に回転軸受63により軸受され
ている。多角平面ロール60の外周部には、複数個の平
面に対応して軸方向に真空排気溝64(64、…)が形
成されている。一方、多角平面ロール60の軸部61の
外周部には、図5の(イ)にも示されているように、軸
方向に複数個の真空排気路65、65、…が形成され、
前記真空排気溝64(64、…)は、多角平面ロール6
0の側部に形成されている真空排気口66、66、…を
介してそれぞれの真空排気路65、65、…に連通して
いる。また、複数個の真空排気路65、65、…は、回
転継手70を介して1本の排気管71に連通している。
回転継手70は、図4にも図5(イ)にも正確には示さ
れていないが、側面的に見て略半円形を呈する固定平板
パッキン72とエンドプレート73とから構成されてい
る。固定平板パッキン72は、図5の(イ)に示されて
いるように、複数個の真空排気路65、65、…の約下
半分の真空排気路65、65、…を塞いでいる。上半分
の真空排気通路65、65、…は、開放され、エンドプ
レート73に形成されている通路74を介して、前述し
たように排気管71に連通している。したがって、多角
平面ロール60が回転駆動されるとき、複数個の真空排
気路65、65、…の約上半分の真空排気路65、6
5、…は、例えば80、000Paの真空度になり、真
空排気溝64、64、…内も同圧の真空度になる。
【0016】上記のように構成されている多角平面ロー
ル60の外周部に取り付けられる複数個の、異なる形状
のリング状金型80、80、…は、広幅原反シートXに
ポケット部を成形するための凸部81、81、…と平面
部81’、81’、…とが周方向に複数個リング状に配
置され、それにって全体としてリング状を呈している。
なお、平面部を指す参照数字81’、81’、…は、図
が複雑になるので、図6に記入され、図4では記入され
ていない。凸部81、81、…の周囲の平面部81’、
81’、…には、組み立てられたとき真空排気溝64
(64、64、…)に連通する複数個の排気孔82、8
2、…が形成されている。したがって、広幅原反シート
Xのポケット部は、ポケット部の周囲を吸引することに
より成形されることになる。このように構成されている
複数個のリング状金型80、80、…は、多角平面ロー
ル60の外周部に、パッキン83、83、…が介装され
て装着され、そして押板84、84により軸方向に移動
が規制されている。なお、押板84、84には、取出し
用の押しボルト孔85と引きボルト孔86が設けられて
いる。これにより、狭いハメアイのリング状金型80、
80、…の交換が容易にできる。
【0017】多角平面ロール60の上でポケット部が成
形された広幅原反シートXを冷却するための冷却用エア
ナイフ87が、多角平面ロール60の側部に設けられ、
その回転方向の下流側にパンチングロール90が配置さ
れている。このパンチングロール90の周囲には、すな
わちその小径部90’の周囲には、図6に概略が示され
ているように、ポケット部の底部にパンチングする第1
の円筒状押切カッタ91、91、…が取り付けられ、大
径部90”の周囲には、ポケット部の周囲の平面部8
1’、81’、…にパンチングする第2の円筒状押切カ
ッタ92、92、…が取り付けられている。小径部9
0’の径は、多角平面ロール60の径に、そして大径部
90”の径は、多角平面ロール60にリング状金型80
を取り付けた径と略等しくなっている。これにより、円
筒状押切カッタ91、92、…の刃先が、刃受面である
リング状金型80、80、…の凸部81、81、…ある
いは平面部81’、81’、…に強く接することが避け
られ、刃の寿命が永くなっている。
【0018】このような円筒状押切カッタ91、92、
…は、図5の(ロ)に拡大して示されているように弾性
リング93と隙間調整用金具94とを介してセットボル
ト95によりパンチングロール90の小径部90’ある
いは大径部90”に取り付けられている。この隙間調整
金具94を適宜選択することにより、円筒状押切カッタ
91、92、…の刃先がリング状金型80の凸部81、
81、…の頂面あるいは平面部81’、81’、…すな
わち刃受面89に切り残しがなくなるように接するよう
になる。また、弾性リング93により円筒状押切カッタ
91、92、…の刃先が刃受面89に必要以上の力で接
して破損することが防止される。なお、図には示されて
いないが、円筒状押切カッタ91、92、…の内部は負
圧源に接続され、負圧により打ち抜きされたパンチング
屑は、円筒状押切カッタ91、92、…の内部を通って
外部へ排出されるようになっている。
【0019】上記のように、本実施の形態によると、円
筒状押切カッタ91、92、…の刃受面がリング状金型
80、80、…の凸部81、81、…あるいは平面部8
1’、81’、…であり、平面になっているので、これ
らの円筒状押切カッタ91、92、…の刃先も平面にな
り、刃先の加工が容易になり、また刃受面89との調整
も容易になっている。なお、本実施の形態によると、円
筒状押切カッタ91、92、…の刃先と刃受面89との
間隔は、1〜2μの隙間があるが、弾性リング93が設
けられているので、過接触が防止される。
【0020】パンチングロール90の回転方向の下流側
にスリッテングロール100が配置されている。スリッ
テングロール100は、図4に示されているように、イ
ンラインスリッタ軸101と、このスリッタ軸101に
軸方向に所定の間隔をおいて固定ナット102、10
2、…で取り付けられている複数個のインラインスリッ
タ用回転上刃103、103、…とからなっている。こ
の回転上刃103、103、…の刃先104、104、
…は、図5の(ハ)に拡大して示されているように、テ
ーパ状に尖っており、その平面側がリング状金型80に
形成されている下刃溝88、88、…の側面に接して回
転駆動されるようになっている。
【0021】広幅原反シートXが通過するスリットS
の、搬送方向の下流側に、図1に模式的に示されている
ように例えば120℃に設定されている一対の加熱ロー
ル110、110が配置されている。そして、その下流
側にこれらの加熱ロール110、110の周速度よりも
所定量だけ大きい周速度で回転駆動される延伸ロール1
11が設けられている。また、その下流側に熱固定ロー
ル112が、その下流側に冷却ロール113が、そして
最下流側に再加熱ロール114がそれぞれ設けられてい
る。この再加熱ロール114により柔軟になった広幅原
反シートXが多角平面ロール60に供給されるようにな
っている。なお、スリッテングロール100の搬送方向
の下流側に耳部引取エアシュータ115が設けられてい
る。
【0022】次に、上記実施の形態に係わるエンボスキ
ャリヤーテープの連続製造装置によるエンボスキャリヤ
ーテープの製造方法について説明する。本エンボスキャ
リヤーテープの連続製造装置には、図には示されていな
いが、電動機制御盤と電熱制御盤とを備えているので、
自動運転ができるが、以下便宜上自動運転と手動運転と
が混在したような形で説明する。中層用押出装置1のホ
ッパ6に、オートローダ7により若干の強化材例えばA
BS樹脂、ゴム系樹脂等を混入したペレット状のGPP
Sを吸引し乾燥状態で保存する。外層用押出装置20の
ホッパ26には、ペレット状のGPPSとカーボン微粒
子の混合物を同様に吸引し乾燥状態で保存する。
【0023】加熱シリンダ3、23、アダプタ10、3
0、第1、2のメルトチューブ37、38、3層Tダイ
40等の温度が設定温度になったら、主電動機9、29
を起動し、徐々にスクリュの回転速度を上げ、定格生産
速度の1/3程度になったとき、一旦固定する。アダプ
タ10、30に取り付けられている樹脂圧力計15、3
5および36が作動し始めてまもなくすると、3層Tダ
イ40のリップ48から3層シート状の溶融樹脂すなわ
ち2種3層の広幅原反シートXが押し出されてくる。3
層Tダイ40の中央部には中層用マニホールド43が、
そして両側には外層用マニホールド51、52が設けら
れているので、会流部46において3層が構成されてリ
ップ48から押し出される。このとき、外層と中層の厚
さの比率は、それぞれの2軸押出機2、22の押出量で
決まり、外層の厚さ比率は第1、2の流量調整弁33、
34で行う。一方、広幅原反シートXの幅方向の偏肉調
整は、3層Tダイ40のリップ48に付属して設けられ
ている厚さ調整用ボルト53で行う。リップ48から押
し出された広幅原反シートXは、冷却ロール54とタッ
チロール55とに挟まれ、冷却ロール54により冷却さ
れてスリットSを通って、次のクリーンルームCRへと
送られる。
【0024】クリーンルームCRに導入された広幅原反
シートXは、加熱ロール110、110、延伸ロール1
11、熱固定ロール112、冷却ロール113、再加熱
ロール114、多角平面ロール60、パンチングロール
90およびスリッテングロール100を経て一旦製品仮
巻取機123に巻き取る。製品仮巻取機123に巻き取
っている間に、ポケット成形、パンチング加工、スリッ
テング加工、トリミング処理等の成形条件を整備しなが
ら、2軸押出機2、22を増速して定格生産に入る。
【0025】上記のようにして定格生産に入るが、広幅
原反シートXは、例えば60℃に冷却されている冷却ロ
ール54に略全面が密着し冷却される。冷却ロール54
上に設けられている引剥しロール56による横筋剥がれ
マークが発生するときは、冷却ロール54の設定温度を
下げる。冷却ロール54を出て形状が安定した広幅原反
シートXの内部温度は約60℃になって、製品成形装置
Bの加熱ロール110、110により加熱される。これ
らの加熱ロール110、110は、縦延伸に適した約1
40℃に設定されている。そして、延伸ロール111へ
送られる。延伸ロール111上に設けられているニップ
ロールでニップされた後、延伸ロール111との間の周
速度の差により縦延伸が行われる。この縦延伸により、
広幅原反シートXの厚さの減少と、幅のネックインが起
きるので、予めその減少分を見込んでおく。例えば、本
実施の形態では延伸前の厚さが約1.1mmのものが、
延伸後は0.36mmになり、245mmの幅が210
mmになるので、このような減少分を見込んでおく。延
伸された広幅原反シートXは、延伸温度よりも高い熱固
定ロール112により収縮が防止される。そして、冷却
ロール113で冷却され、次の再加熱ロール114によ
り、ポケット真空成形に適した温度に加熱されて、多角
平面ロール60へ送られる。
【0026】適温に再加熱され柔軟になっている広幅原
反シートXは、多角平面ロール60に装着されているリ
ング状金型80、8、、…の外周面に密に接する。真空
排気路65、65、…の内下半分の真空排気路65、6
5、…は、固定平板パッキン72により閉鎖されている
が、上半分の真空排気路65、65、…は、排気管71
に連通し、例えば80、000Pa以上の負圧になって
いる。したがって、真空排気路65、65、…に連通し
ている真空排気溝64、64、…内も同じ負圧になり、
リング状金型80、80、…の排気孔82、82、…も
負圧になる。広幅原反シートXは、リング状金型80、
80、…の平面部81’、81’、…に吸着される。こ
の吸着により、凸部81、81、…と同じ形状のポケッ
ト部が成形される。多角平面ロール60が回転駆動され
ると、ポケット部が成形された広幅原反シートXは、冷
却用エアナイフ87に至り、冷却・固化される。以下同
様にして連続的にポケット部が真空成形され、そして冷
却される。
【0027】次いで、パンチングロール90が配置され
ている箇所へ至る。第1の円筒状押切カッタ91、9
1、…は、リング状金型80、80、…の凸部81、8
1、…の頂部に次々に接し、そして第2の円筒状押切カ
ッタ92、92、…は、リング状金型80、80、…の
平面部81’、81’、…に次々に接して、広幅原反シ
ートXに孔が開けられる。連続的にパンチング加工され
ている状態が図6に、そして1個の円筒状押切カッタで
パンチング加工されている状態が図5の(ロ)に拡大し
て示されている。パンチング加工により生じた切削屑
は、円筒状押切カッタ91、92、…の内部を通って空
気の吸引により外部へ排出される。
【0028】多角平面ロール60が回転駆動され、パン
チング加工された広幅原反シートXがスリッテングロー
ル100が配置されている箇所へ至る。インライン用回
転上刃103、103、…は、図5の(ハ)に示されて
いるように、その先端部がリング状金型80、80、…
の下刃溝88、88、…に入って回転駆動されているの
で、広幅原反シートXは、インライン用回転上刃10
3、103、…の間隔にスリットされる。このとき、広
幅原反シートXの耳部は、切れやすいので、弱テンショ
ンで引き取られる耳部引取エアシュータ115で引き取
られる。引き取られた耳部は、自動粉砕機に掛けて再利
用する。
【0029】以上により、広幅原反シートXはスリット
され、製品化される。製品化されたエンボスキャリヤテ
ープETは、2次元の画像処理装置からなる、形状検査
機120によりパンチングおよびスリッテング状態が検
査され、そして引取ロール121、121で引き取ら
れ、2軸リール巻取機122、122、…に適宜巻き取
られる。
【0030】以上のように、本実施の形態によると、広
幅原反シートXのポケット成形、パンチング加工、スリ
ッテング加工およびトリミング処理が、多角平面ロール
60上で連続的に実施されるので、従来の生産量に比較
して飛躍的に生産性が向上する。例えば、外層用原料に
GPPSとカーボン微粒子を、そして中層用原料にGP
PSを使用し、中層用の口径が40mmの2軸押出機2
により45kg/hr、外層用の口径が同径の40mm
の2軸押出機22により18kg/hrを押し出すと、
広幅原反シートXの厚さは、延伸前に1.1mmであっ
たものが延伸後は、0.36mmに延伸され、延伸率は
約3倍になる。なお、幅は205mmである。また、広
幅原反シートの製造速度は、3.3m/minで、延伸
後の製造速度は10m/minとなる。現在使用されて
いるエンボスキャリヤテープ製造器の製造速度は約2m
/minであるので、生産性が約3倍になっいることが
理解される。
【0031】上記実施の形態は、2種3層のエンボスキ
ャリヤテープETを製造する連続製造装置であるが、配
向性のある樹脂に導電性が付与された原料例えばGPP
Sにカーボン微粒子を混合した原料を、1台の2軸押出
機のTダイから押し出して、上記した製品成形装置Bに
供給すると、単層原反シートからなるエンボスキャリヤ
テープが製造されることは明らかである。このように実
施しても、単層原反シートは縦延伸処理されているの
で、引っ張り強度は向上している。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わるエンボス
キャリヤテープは、配向性のある樹脂に導電性が付与さ
れた単層シート、または配向性のある樹脂に導電性が付
与された層間に強度を維持する中間層が配置された2種
3層シートからなり、これらのシートは縦方向に延伸さ
れているので、引っ張り強度が向上し、使用時に従来の
ようにテープ切れが生じるようなことがなく、顧客に信
頼感を与えることができる。また、原反シートから製品
巻き取りまで連続して製造されているので、安価でもあ
る。さらには、本発明に係わるエンボスキャリヤテープ
は、縦延伸されているので、中間層にABS樹脂を使用
する必要がなく、したがって防塵性導電ケース等にリサ
イクルするこもできる。請求項2に記載の発明は、原反
シート製造装置と、前記原反シート製造装置により製造
され、そして連続的に送られてくる原反シートにポケッ
ト成形、パンチング加工等を施して、連続的に製品に成
形する製品成形装置とからなり、前記製品成形装置は、
前記原反シート製造装置から連続的に送られてくる原反
シートを縦方向に延伸する延伸ロールと、延伸された原
反シートの収縮を押さえる熱固定ロールとを備えている
ので、また請求項3に記載の発明は、さらに延伸された
原反シートを真空成形が可能な温度に加熱する再加熱ロ
ールと、その外周部に複数個のリング状金型が設けられ
ている多角平面ロールと、前記多角平面ロールと関連し
て設けられその外周部に複数個のパンチング刃が設けら
れているパンチングロールと、同様に前記多角平面ロー
ルと関連して設けられその回転軸に所定の間隔をおいて
複数個の回転刃が設けられているスリッテングロールと
からなり、前記パンチングロールとスリッテングロール
とが、前記多角平面ロールに関連して設けられているこ
とによって、前記多角平面ロール上で、原反シートに、
前記リング状金型によりポケット部が真空成形され、前
記パンチングロールによりパンチングされ、そして前記
スリッテングロールにより所定幅にスリットされるよう
になっているので、上記したような利点を有するエンボ
スキャリヤテープを連続的に安価に製造できるという本
発明に特有の効果が得られる。請求項4に記載の発明に
よると、パンチング刃が、円筒状押切カッタであり、該
カッタの刃を受けるリング状金型の受面は、平面になっ
ているので、刃先の加工が容易でエンボスキャリヤテー
プの連続製造装置を安価に提供できる。また、刃先と受
面との調節が容易になり、保守点検も容易になる。請求
項5に記載の発明によると、原反シート製造装置は非ク
リーンルームに、そして製品成形装置はクリーンルーム
にそれぞれ配置され、前記原反シート製造装置で製造さ
れる原反シートは、前記非クリーンルームとクリーンル
ームとを仕切っている仕切壁に形成されているスリット
を通して前記製品成形装置に供給されるようになってい
るので、溶融原料から発生する排ガス、オリゴマ等に汚
染されていない高品質のエンボスキャリヤテープを得る
ことができる効果がさらに得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるエンボスキャリヤ
テープの連続製造装置を模式的に示す側面図である。。
【図2】本発明の実施の形態に係わる原反シート製造装
置を一部断面にして示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わるTダイの拡大断面
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わるスリッテングロー
ルの一部と共に、多角平面ロールを軸方向に断面にして
示す拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わるエンボスキャリヤ
テープの連続製造装置の細部を示す図で、その(イ)は
図4においてイーイ方向に見た断面図、その(ロ)は円
筒状押切カッタの取り付け状態を示す拡大断面図、その
(ハ)はインライン用回転上刃の取り付け状態を示す拡
大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係わる円筒状押切カッタ
と、リング状金型に装着されている広幅原反シートの回
転か噛み合い状態を示す平面図である。
【符号の説明】
A 原反シート製造装置 B 製品成形
装置 CR クリーンルーム UCR 非クリ
ーンルーム C 製品巻取装置 X 広幅原反
シート ET 製品(エンボスキャリヤテープ ) 1 中層用押出装置 20 外層用押
出装置 40 3層Tダイ 60 多角平
面ロール 80 リング状金型 81 凸部 81’ 平面部 90 パンチ
ングロール 91 第1の円筒状押切カッタ 92 第2の
円筒状押切カッタ 100 スリッテングロール 103 イン
ライン用回転上刃 110 加熱ロール 111 延伸
ロール 112 熱固定ロール 114 再加
熱ロール
フロントページの続き Fターム(参考) 3E050 AA05 AA08 BA04 BA14 BA15 CA10 CB01 CC02 CC10 DA03 DA07 JA05 3E067 AA11 AB41 AC04 BA26A BB14A CA21 EC08 FA01 3E096 AA06 BA08 CA13 CC02 DA30 EA02X EA11X FA07 FA20 4F210 AA13 AB13 AE03 AG03 AH33 AR06 AR12 QA03 QC02 QD13 QD34 QG01 QG15 QG18 QM03 QN02 QW07 QW50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を内蔵して自動装着機に供給さ
    れ、そして内蔵されている該電子部品を基板にハンダ付
    けするときに使用されるキャリヤテープであって、 前記キャリヤテープは、配向性のある樹脂に導電性が付
    与された単層シート、または配向性のある樹脂に導電性
    が付与された層間に強度を維持する中間層が配置された
    2種3層シートからなり、これらのシートは縦方向に延
    伸されていると共に、原反シートから製品巻き取りまで
    連続して製造されたキャリヤテープであることを特徴と
    するエンボスキャリヤテープ。
  2. 【請求項2】原反シート製造装置と、前記原反シート製
    造装置により製造され、そして連続的に送られてくる原
    反シートにポケット成形、パンチング加工等を施して、
    連続的に製品に成形する製品成形装置とからなり、 前記製品成形装置は、前記原反シート製造装置から連続
    的に送られてくる原反シートを縦方向に延伸する延伸ロ
    ールと、延伸された原反シートの収縮を押さえる熱固定
    ロールとを備えていることを特徴とするエンボスキャリ
    ヤテープの連続製造装置。
  3. 【請求項3】原反シート製造装置と、前記原反シート製
    造装置により製造され、そして連続的に送られてくる原
    反シートにポケット成形、パンチング加工等を施して、
    連続的に製品に成形する製品成形装置とからなり、 前記製品成形装置は、前記原反シート製造装置から連続
    的に送られてくる原反シートを縦方向に延伸する延伸ロ
    ールと、延伸された原反シートの収縮を押さえる熱固定
    ロールとを備えていると共に、延伸された原反シートを
    真空成形が可能な温度に加熱する再加熱ロールと、その
    外周部に複数個のリング状金型が設けられている多角平
    面ロールと、前記多角平面ロールと関連して設けられそ
    の外周部に複数個のパンチング刃が設けられているパン
    チングロールと、同様に前記多角平面ロールと関連して
    設けられその回転軸に所定の間隔をおいて複数個の回転
    刃が設けられているスリッテングロールとからなり、 前記パンチングロールとスリッテングロールとが、前記
    多角平面ロールに関連して設けられていることによっ
    て、前記多角平面ロール上で、原反シートに、前記リン
    グ状金型によりポケット部が真空成形され、前記パンチ
    ングロールによりパンチングされ、そして前記スリッテ
    ングロールにより所定幅にスリットされることを特徴と
    するエンボスキャリヤテープの連続製造装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のパンチング刃が、円筒状
    押切カッタであり、該カッタの刃を受けるリング状金型
    の受面は、平面になっているエンボスキャリヤテープの
    連続製造装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかの項に記載の原反
    シート製造装置は非クリーンルームに、そして製品成形
    装置はクリーンルームにそれぞれ配置され、前記原反シ
    ート製造装置で製造される原反シートは、前記非クリー
    ンルームとクリーンルームとを仕切っている仕切壁に形
    成されているスリットを通して前記製品成形装置に供給
    されるエンボスキャリヤテープの連続製造装置。
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