JP2003181739A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JP2003181739A
JP2003181739A JP2001386505A JP2001386505A JP2003181739A JP 2003181739 A JP2003181739 A JP 2003181739A JP 2001386505 A JP2001386505 A JP 2001386505A JP 2001386505 A JP2001386505 A JP 2001386505A JP 2003181739 A JP2003181739 A JP 2003181739A
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horizontally
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JP2001386505A
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Masaki Kurihara
雅樹 栗原
Yoshio Nakajima
吉男 中島
Ikumori Ootake
生司 大竹
Norio Michigami
典男 道上
Shinji Tanaka
慎治 田中
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Via Mechanics Ltd
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Hitachi Via Mechanics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工装置を剛に支持して、テーブル移動時に
発生する床振動を低減すると共に、加工装置の構造に起
因する振動の発生を抑制することができる加工装置を提
供すること。 【解決手段】 テーブル駆動用コントローラ40に入力
されるXテーブル7の移動指令に基づいて、錘18を左
右方向に移動させ、Xテーブル7が移動することにより
床1に伝えられる力を相殺させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド上に、水平
方向に移動自在の水平移動部を備える加工装置に係り、
水平移動部の移動に伴って発生する床振動を低減するこ
とができる加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザ光を用いてプリント基板
等に穴明け加工をするレーザ穴明け加工機は、ベッド上
に水平方向に移動するXテーブルと、Xテーブルに載置
されXテーブルの移動方向と直交する水平方向に移動す
るYテーブルと、固定のレーザ光源と、回転自在に支持
され、レーザ光を走査させるた反射ミラー等とを備えて
いる。
【0003】そして、加工をするときには、プリント基
板を予め定める大きさの加工領域に区分し、区分した任
意の加工領域の中心をレーザ光の中心に位置決めした
後、レーザ光を走査させて加工を行い、当該加工領域内
の穴の加工が終了すると、XテーブルとYテーブルを動
作させてプリント基板を次の加工領域に移動させる。以
下、加工が終了するまで、上記の動作を繰り返す。
【0004】ここで、Xテーブルを移動させると、レー
ザ穴明け加工機には、XテーブルおよびXテーブルに載
置された部材の質量に加速度を掛けた大きさの加振力が
水平方向に発生する。この加振力の作用点は床よりも高
い所にあるため、この加振力と作用点の高さで決まるモ
ーメント力により、レーザ穴明け加工機には、床の剛性
とレーザ穴明け加工機の回転慣性によって決まる固有振
動数の回転振動(ロッキング振動)が発生する。そし
て、レーザ穴明け加工機の重心を挾み、レーザ穴明け加
工機の両側に配置されたレベリングボルトの一方から伝
達される加振力は床を押し下げる方向に作用し、他方か
ら伝達される加振力は床を引き上げる方向に作用する。
この結果、床には上下方向の振動が発生する。
【0005】また、Yテーブルを移動させる場合も、X
テーブルを移動させた時と同様に、床には上下方向の振
動が発生する。
【0006】したがって、加工能率を向上させようとし
て、XテーブルまたはYテーブル(以下、両者をまとめ
てXテーブルという。)を高速で移動させると、床の振
動が大きくなる。
【0007】レーザ穴明け加工機が基礎のしっかりした
建物の1階に設置された場合、床振動はそれほど大きく
ならない。しかし、レーザ穴明け加工機が2階以上の床
に設置された場合、これらの床は1階ほどの剛性や質量
を持たないことが多いため、レーザ穴明け加工機を稼働
させると、床に大きな振動とこれに伴う騒音が発生する
場合がある。このような振動や騒音は、作業者にとって
不快感を引き起こすだけでなく、加工精度および加工能
率の低下を招く。さらに、繰り返し振動により建物の強
度が低下する場合がある。
【0008】ところで、機器の振動を床に伝達させない
ようにするために、従来から弾性体とダンパとからなる
防振部材を機器の基礎部に設ける振動対策がなされてい
る。しかし、レーザ穴明け加工機をこのような防振部材
で柔に支持すると、ロッキング振動が大きくなってしま
うため、Xテーブルの水平変位が防振部材で支持しない
場合に比べて大幅に増大し、位置決め制御性が低下す
る。また、レーザ穴明け加工機を柔支持した場合、Xテ
ーブルが移動することにより各防振装置の支持荷重が変
化するため、レーザ穴明け加工機の水平度が変化して高
精度な加工を行うことが困難になる。したがって、レー
ザ穴明け加工機を防振部材により柔に支持することは適
切ではない。
【0009】そこで、特開平5ー79531号公報で
は、風による建物の水平方向の振動を制振するため、建
物の振動変位の大きい位置に、直動拘束機構により拘束
された付加質量と付加質量を移動させるACモータやリ
ニアモータ等のアクチュエータとからなる複数台のアク
ティブ方式の動吸振器(アクティブマスダンパ)を設け
ている。そして、建物の高さ方向に配置した加速度セン
サもしくは速度センサにより、風を受けることにより建
物に発生した水平方向の振動状態を検出し、フィードバ
ック制御により付加質量を移動させることにより、風荷
重等による建物の振動を抑制している。したがって、こ
のようなアクティブマスダンパを採用し、アクティブマ
スダンパの付加質量を移動させることにより、Xテーブ
ルの移動による水平方向の加振力を減衰させて、床振動
を抑制することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術の場
合、上記ロッキング振動を減衰させることは考慮されて
いない。
【0011】また、Xテーブルの移動時間は瞬時である
ため、フィードバック制御のように振動が発生してから
アクティブマスダンパを動作させるため、時間遅れが発
生する。
【0012】さらに、レーザ穴明け加工機に内在するガ
タ等により、弾性体であるレーザ穴明け加工機自体に振
動数の高い振動モードが励起されることがある。この場
合、発生した大きな加速度がレーザ系あるいはXテーブ
ルの位置決め精度に悪影響を与えることがあるが、AC
モータとボールねじを組み合わせた駆動機構では応答速
度を速めることが困難であるため、発生した振動に合わ
せて付加質量を動かすことができない。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、加工装置を剛に支持して、テーブル移動時
に発生する床振動を低減すると共に、加工装置の構造に
起因する振動の発生を抑制することができる加工装置を
提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ベッド上に、水平方向に移動自
在な水平移動部とその駆動手段を備えた加工装置におい
て、前記ベッド上に配置され、錘を水平方向に移動自在
に支持する支持装置と前記錘を駆動する錘駆動装置とか
らなる慣性力発生手段を設け、前記駆動手段に入力され
る入力信号に基づいて前記錘を移動させ、前記水平移動
部の移動により床に伝えられる力を小さくすることを特
徴とする。
【0015】また、請求項2の発明は、ベッド上に、水
平方向に移動自在な水平移動部とその駆動手段を備えた
加工装置において、前記ベッド上に配置され、錘を水平
方向に移動自在に支持する支持装置と前記錘を駆動する
錘駆動装置とからなる慣性力発生手段と、前記ベッドの
支持部と床との間に配置され、付加された力に応じて信
号を出力する複数のロードセルと、を設け、前記ロード
セルから出力される信号に基づいて前記錘を移動させ、
前記ロードセルに付加される力を小さくすることを特徴
とする。
【0016】また、請求項3の発明は、ベッド上に、水
平方向に移動自在な水平移動部とその駆動手段を備えた
加工装置において、前記ベッド上に配置され、錘を水平
方向に移動自在に支持する支持装置と前記錘を駆動する
錘駆動装置とからなる慣性力発生手段と、振動センサ
と、を設け、前記振動センサを前記加工装置に載置し、
前記振動センサの出力信号に基づいて前記錘を移動さ
せ、前記振動センサの出力信号を小さくすることを特徴
とする。
【0017】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1項において、軸受の回りに回転自在のて
こ部材を設け、前記錘を前記てこ部材の一方の端部に配
置し、前記てこ部材の他方の端部を前記錘駆動装置に接
続することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態に係る穴
明け加工機の正面図、図2はアクティブマスダンパの詳
細図である。
【0020】穴明け加工機2のベッド6は、レベリング
ボルト5により床1に支持されている。レベリングボル
ト5と床1との間には、ロードセル4a、4bが配置さ
れている。ロードセル4a、4bは、コントローラ41
に接続されている。ベッド6の上面には、リニアガイド
15aのレール9aが固定されている。Xテーブル7
は、リニアガイド15aのスライドユニット8aに固定
され、図の左右方向(X方向)に移動自在である。Xテ
ーブル7に保持された図示を省略するボールナットは、
ボールねじ10aに螺合している。ボールねじ10a
は、モータ11aにより駆動される。モータ11aは、
テーブル駆動用コントローラ40に接続されている。な
お、Xテーブル7には、図示を省略するYテーブルが紙
面に垂直なY方向に移動自在に支持されており、このY
テーブル上に基板が載置されている。そして、Xテーブ
ル7とYテーブルをそれぞれ移動させることにより、Y
テーブル上の基板を水平方向任意の位置に位置決めする
ことができる。
【0021】ベッド6の上面に固定された門型フレーム
12には、図示を省略するレーザ源と、このレーザ源か
ら出力されるレーザ光を加工位置まで案内する光学系と
が配置されている。
【0022】ベッド6の内部には、架台20が固定され
ている。架台20には、アクティブマスダンパ3が配置
されている。図2に示すように、モータスタンド13
と、一対の軸受スタンド19aと、リニアガイド15b
のレール9bは、架台20に固定されている。固定ブロ
ック17は、リニアガイド15bのスライドユニット8
bに固定され、図の左右X方向に移動自在である。固定
ブロック17の内部に固定されたボールナット16は、
ボールねじ10bに螺合している。ボールねじ10bは
軸受スタンド19aに回転自在に支持され、一方の端部
は、カップリング14を介して、モータスタンド13に
支持されたACモータ11bの出力軸に接続されてい
る。ACモータ11bは、コントローラ41に接続され
ている。錘18は、固定ブロック17の外周に固定され
ている。コントローラ41は、テーブル駆動用コントロ
ーラ40に接続されている。
【0023】なお、図示を省略するが、ベッド6のY方
向には、図2に示すアクティブマスダンパと構造が同じ
で、他の錘をY方向に移動させる他のアクティブマスダ
ンパ(以下、「Yアクティブマスダンパ」という。)が
配置されており、Y方向に配置されたレベリングボルト
と床1との間にも、それぞれロードセル(以下、「Yロ
ードセル」という。)が配置されている。そして、Yア
クティブマスダンパの錘を移動させるモータおよびYロ
ードセルは、それぞれ他のコントローラに接続されてい
る。
【0024】次に、この実施の形態における動作を説明
する。なお、Xテーブル7の移動時間を最小にするた
め、予め移動時における速度パターン、すなわち、加速
時および減速時の加速度と定速度とが定められている。
また、スライドユニット8bすなわち錘18は、移動ス
トロークの中心を原点位置として配置されている。
【0025】上位のコントローラからXテーブル7を移
動するように移動指令が出力されると、テーブル駆動用
コントローラ40は、この移動指令に基づいてモータ1
1aに電流指令信号あるいは電圧指令信号を出力してモ
ータ11aを駆動する。
【0026】コントローラ41は、モータ11aに出力
された電流指令信号あるいは電圧指令信号に基づいて錘
18による慣性力がXテーブル7移動時の水平加振力に
よるモーメント力と逆位相になるように、ACモータ1
1bを動作させる。すなわち、図1において、Xテーブ
ル7を右方に移動させる場合、移動を開始する加速時に
は錘18を左方に移動させる。また、移動を終了する停
止時には錘18を右方に移動させる。このように、Xテ
ーブル7の移動に合わせて錘18を移動させるというフ
ィードフォワード制御を行うことにより、ロッキング振
動の発生を予め抑制することができる。したがって、床
振動は予防される。
【0027】また、ロードセル4a、4bの出力値をフ
ィードバックして錘18を移動させるフィードバック制
御により、さらに確実にロッキング振動の発生、すなわ
ち、床振動の発生を抑制することができる。
【0028】なお、ロードセル4aとロードセル4bの
出力は逆位相になるため、アクティブマスダンパ3を制
御するための信号としては、いずれか一方の出力あるい
は両者の出力の絶対値の和を用いればよい。
【0029】また、Yテーブルを移動させる場合には、
上記と同様にして、Yアクティブマスダンパの錘をY方
向に移動させるフィードフォワード制御およびYロード
セルの出力値をフィードバックして錘を移動させるフィ
ードバック制御により、床振動の発生を抑制することが
できる。
【0030】なお、図3に示すように、ACモータ11
bを架台20の上板20aの下側に配置するようにして
もよい。すなわち、ボールねじ10bの端部と1組の軸
受スタンド19bで支持した伝達軸21とをカップリン
グ14により接続する。そして、伝達軸21の中央に設
けた歯車22aと、ACモータ11bの出力軸に固定し
た歯車22bとをタイミングベルト23で接続する。こ
のように構成すると、アクティブマスダンパ3の設置面
積を小さくすることができる。
【0031】また、図4に示すように、モータスタンド
13の片側または両側に、ばねスタンド25を配置する
と共に、ボールねじ10bの他端側にプーリ28を回転
自在に配置する。そして、ばねスタンド25の上下2カ
所に配置された支持ボルト26にコイルばね24a、2
4bの一端を固定し、上側に配置したコイルばね24a
の他端は対向する錘18に側面に直接、また、下側に配
置したコイルばね24の他端はワイヤ27の一端に接続
する。そして、ワイヤ27の他端を、プーリ28を介し
て錘18のコイルばね24aを接続した面と反対側の面
に接続する。
【0032】このように構成すると、錘18が移動する
ことによりコイルばね24a、24bに復元力が発生す
るので、ACモータ11bを停止させると、錘18を原
点(移動ストロークの中心)に復帰させることができ
る。
【0033】なお、この構造は、図3に示した変形例に
も適用することができる。
【0034】また、ベッド6の水平方向に振動センサ
(例えば、加速度センサ)を設け、振動センサの出力に
応じて錘18を制御することにより、ベッド6自身の振
動を抑制することもできる。
【0035】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態に係るアクティブマスダンパの詳細図であ
り、図2と同じものまたは同一機能のものは、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0036】ピン50を保持するホルダ34は、架台2
0の先端部に固定されている。L字型の伝達ブロック3
1は、スライドユニット8bに固定され、図の左右X方
向に移動自在である。ボイスコイルモータ29の可動軸
30は、伝達ブロック31に固定されている。リンク3
2の一端は、伝達ブロック31に保持されたピン51に
回転自在に支持され、他端は、てこ部材33の上端部に
保持されたピン52に回転自在に支持されている。てこ
部材33は、ピン50に回転自在に支持され、下端部に
は錘18が固定されている。なお、ピン50とピン52
の間隔はp、ピン50と錘18の重心Gとの距離はqで
ある。
【0037】次にこの実施の形態の動作を説明する。ボ
イスコイルモータ29を動作させ、伝達ブロック31を
移動させると、リンク32を介し、てこ部材33がピン
50を中心にして回転し、錘18を移動させる。錘18
に発生する慣性力は逆に、ボイスコイルモータ29に反
力として加わり、この反力が架台20を介してベッド6
に加えられ、Xテーブル7の移動による加振力に対して
逆方向の力として穴明け加工機2のロッキング振動を抑
制する。
【0038】このように、この実施形態は、ACモータ
11bに代えてボイスコイルモータ29にした点、およ
び錘18をてこ部材33を介して動作させる点、が上記
第1の実施形態と相違するが、実質的な構成は同じであ
る。
【0039】しかし、ボイスコイルモータ29は応答速
度が速い、すなわち移動時の加速度が大きいので、上記
第1の実施形態と同一の慣性力を発生させる場合、てこ
部材33を用いることにより、錘18の移動ストローク
を上記第1の実施形態の場合の1/n2(ただし、n=
q/p)にすることができる。したがって、移動ストロ
ークが短いボイスコイルモータ29であっても、十分大
きい慣性力を発生させることができる。
【0040】さらに、ボイスコイルモータ29は振動数
の高い場合にも対応することができるので、ベッド6に
振動センサを設け、振動センサの出力に応じて錘18を
制御することにより、ベッド6自身の振動を上記第1の
実施形態に比べてさらに効果的に抑制することもでき
る。
【0041】なお、この実施の形態では、錘18を架台
20に支持させたが、図6に示すように、床1に支持さ
せるようにしてもよい。すなわち、床1に、固定板36
を載置し、リニアガイド15cのレール9cを固定板3
6に固定する。また、錘18を錘18aと錘18bに2
分割し、それぞれの一端をピン53a、53bを介して
リニアガイド15cのスライドユニット8cに回転自在
に支持させると共に、他端をピン54a、54bを介し
て、てこ部材33の下端部に回転自在に支持させる。こ
の場合、錘18aと錘18bは、てこ部材33の下端が
円弧軌道で動くのに追従して、レール9c上を移動す
る。
【0042】このようにすると、質量の大きい錘18を
ベッド6で支持する必要がない。
【0043】なお、ボイスコイルモータ29に代えて、
ACモータ、あるいはリニアモータを用いてもよい。
【0044】また、ロードセルに代えて、加速度センサ
をレベリングボルト5近傍の床1に配置してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベッド上に、水平方向に移動自在な水平移動部とその駆
動手段を備えた加工装置において、前記ベッド上に配置
され、錘を水平方向に移動自在に支持する支持装置と前
記錘を駆動する錘駆動装置とからなる慣性力発生手段を
設け、前記駆動手段に入力される入力信号に基づいて、
前記水平移動部の移動により床に伝えられる力が小さく
なるように、前記錘を移動させるので、加工装置を剛に
支持して、テーブル移動時に発生する床振動を低減する
と共に、構造に起因する振動の発生を抑制することがで
きる。したがって、加工能率および加工精度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る穴明け加工機の
正面図である。
【図2】本発明に係るアクティブマスダンパの詳細図で
ある。
【図3】本発明に係るアクティブマスダンパの変形例を
示す図である。
【図4】本発明に係るアクティブマスダンパの変形例を
示す図である。
【図5】本発明に係るアクティブマスダンパの変形例を
示す図である。
【図6】本発明に係るアクティブマスダンパの変形例を
示す図である。
【符号の説明】
1 床 7 Xテーブル 15a リニアガイド 18 錘 40 テーブル駆動用コントローラ 41 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大竹 生司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 道上 典男 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 (72)発明者 田中 慎治 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 Fターム(参考) 3C011 AA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に、水平方向に移動自在な水平
    移動部とその駆動手段を備えた加工装置において、 前記ベッド上に配置され、錘を水平方向に移動自在に支
    持する支持装置と前記錘を駆動する錘駆動装置とからな
    る慣性力発生手段を設け、 前記錘駆動装置は、前記駆動手段に入力される入力信号
    に基づいて前記錘を移動させ、前記水平移動部の移動に
    より床に伝えられる力を小さくすることを特徴とする加
    工装置。
  2. 【請求項2】 ベッド上に、水平方向に移動自在な水平
    移動部とその駆動手段を備えた加工装置において、 前記ベッド上に配置され、錘を水平方向に移動自在に支
    持する支持装置と前記錘を駆動する錘駆動装置とからな
    る慣性力発生手段と、 前記ベッドの支持部と床との間に配置され、付加された
    力に応じて信号を出力する複数のロードセルと、を設
    け、 前記錘駆動装置は、前記ロードセルから出力される信号
    に基づいて前記錘を移動させ、前記ロードセルに付加さ
    れる力を小さくすることを特徴とする加工装置。
  3. 【請求項3】 ベッド上に、水平方向に移動自在な水平
    移動部とその駆動手段を備えた加工装置において、 前記ベッド上に配置され、錘を水平方向に移動自在に支
    持する支持装置と前記錘を駆動する錘駆動装置とからな
    る慣性力発生手段と、 振動センサと、を設け、 前記振動センサを前記加工装置に載置し、前記錘駆動装
    置は、前記振動センサの出力信号に基づいて前記錘を移
    動させ、前記振動センサの出力信号を小さくすることを
    特徴とする加工装置。
  4. 【請求項4】 軸受の回りに回転自在のてこ部材を設
    け、 前記錘を前記てこ部材の一方の端部に配置し、前記てこ
    部材の他方の端部を前記錘駆動装置に接続することを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の加工
    装置。
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