JPH1119835A - Xyテーブル - Google Patents

Xyテーブル

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JPH1119835A
JPH1119835A JP9178189A JP17818997A JPH1119835A JP H1119835 A JPH1119835 A JP H1119835A JP 9178189 A JP9178189 A JP 9178189A JP 17818997 A JP17818997 A JP 17818997A JP H1119835 A JPH1119835 A JP H1119835A
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JP
Japan
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moving block
axis
linear guide
driving
moving
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JP9178189A
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English (en)
Inventor
Toru Kato
亨 加藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造により、高速かつ高精度な位置決
めを行うこと。 【解決手段】 X軸直線ガイド3は、Y2軸直線ガイド
2を駆動するボールネジ21のナット22を組み込んだ
移動ブロック23と、Y1軸直線ガイド1の移動ブロッ
ク13の間に渡されている。移動ブロック13は、ワイ
ヤ41、42及びプーリ51〜56により、移動ブロッ
ク23と結合されている。従って、移動ブロック23が
移動すると、移動ブロック13も同方向に移動する。こ
のようにすれば、X軸直線ガイド3の振動モードを対称
にでき、固有振動数の変動を抑制できるため、X軸直線
ガイド3の振動時の挙動が安定する。さらに、X軸直線
ガイド3の両端に、ワイヤ41、42によって一定の張
力がかかるので、そのダンピング効果により、X軸直線
ガイド3の移動方向の曲げ振動を減衰できる。この結
果、高速かつ高精度な位置決めを行うことができるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、XYテーブルに
関し、更に詳しくは、XYプロッタやレーザ加工機など
の高速かつ精密な位置決め精度を要求されるものに用い
るXYテーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のXYテーブルの構造を
示す上面図である。図12は、図11に示したXYテー
ブルのA−A’断面図である。このXYテーブル500
は、Y軸アクチュエータ110とX軸アクチュエータ1
20とを、直交配置した構造である。Y軸アクチュエー
タを110構成するY1軸直線ガイド1とY2軸直線ガ
イド2とは互いに平行に配置されている。X軸直線ガイ
ド3は、Y2軸直線ガイド2を駆動するボールネジ21
のナット22を組み込んだ移動ブロック23と、Y1軸
直線ガイド1の移動ブロック13の間に渡されている。
【0003】ボールネジ21の一端部21aには、モー
タ4が設置されている。また、ボールネジ21のネジ2
4とモータ4の回転軸とは、カップリング(図示省略)
を介して接続されている。また、X軸直線ガイド3に
も、上記同様のボールネジ、モータが内蔵されている
(図示省略)。
【0004】このXYテーブル500におけるY軸方向
の動作について説明する。モータ4を駆動すると、その
回転運動はボールネジ21によって直線運動に変換さ
れ、ナット22を組み込んだ移動ブロック23を移動さ
せる。移動ブロック23の移動に伴い、この移動ブロッ
ク23にその一端を接続してあるX軸アクチュエータ1
20も移動する。このとき、X軸アクチュエータ120
は、その一端に集中加重を受けつつ、他端に接続してあ
るY1軸直線ガイド1の移動ブロック13と共に移動す
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、X軸アクチ
ュエータ120をY軸方向に移動させようとすると、X
軸アクチュエータ120に振動が発生する。このX軸ア
クチュエータ120は、片持ち梁状態になっているの
で、当該X軸アクチュエータ120の自由端となる側
(Y1軸直線ガイド側)ほど、その振動の影響を受けて
しまう。このため、高速かつ高精度な位置決めを行うこ
とが困難な問題点があった。
【0006】また、XYプロッタやレーザ加工機などで
は、常に高速・高精度化を求められており、位置決め時
の移動速度・加減速度の向上、および、過渡振動の整定
時間の短縮は常に課題となっている。
【0007】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、簡易な構造により、高速かつ高精度な位置決め
を行うことができるXYテーブルを得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるXYテーブルは、直線ガイドを平
行配置してその一方の直線ガイドのみを駆動するY軸ア
クチュエータと、前記平行配置した両直線ガイドの移動
ブロック上に架設したX軸アクチュエータと、を備えた
門形のXYテーブルにおいて、前記駆動側直線ガイドの
移動ブロックの移動にかかわらず、前記非駆動側直線ガ
イドの移動ブロックに、当該移動ブロックの両移動方向
から等しい張力を与える張力付与手段を備えたものであ
る。
【0009】このように駆動されていなかった直線ガイ
ドの移動ブロックに、その両移動方向から等しい張力を
与えると、X軸アクチュエータの両端の境界条件が変化
するため、固有振動モード、固有振動数が変化する。す
なわち、X軸アクチュエータを両持ち梁状態とすること
によって、片持ち梁状態の場合に比べて、振動モードを
対称にすることができ、かつ、固有振動数の変動を抑制
できるようになる。また、両移動方向から等しい張力を
与えることによって、そのダンピング効果により、X軸
アクチュエータの曲げ振動を効果的に減衰できる。この
結果、高速かつ高精度な位置決めを行うことができるよ
うになる。
【0010】つぎの発明によるXYテーブルは、直線ガ
イドを平行配置してその一方の直線ガイドのみを駆動す
るY軸アクチュエータと、前記平行配置した両直線ガイ
ドの移動ブロック上に架設したX軸アクチュエータと、
を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記駆動側直線
ガイドの移動ブロックの移動を、X軸アクチュエータに
よらず、前記非駆動側直線ガイドの移動ブロックに伝達
する伝達手段を備えたものである。
【0011】片持ち状態でX軸アクチュエータを移動さ
せると、片方が自由端となって振動が発生しやすくなる
が、このように、非駆動側の移動ブロックに駆動側の移
動ブロックの移動を伝達するようにすれば、それだけ、
X軸アクチュエータが移動するときに発生する振動を抑
えることができる。さらに、X軸アクチュエータを両持
ち梁状態とすることによって、片持ち梁状態の場合に比
べて、振動モードを対称にすることができ、かつ、固有
振動数の変動を抑制できるようになる。この結果、高速
かつ高精度な位置決めを行うことができるようになる。
【0012】つぎの発明によるXYテーブルは、直線ガ
イドを平行配置してその一方の直線ガイドのみを駆動す
るY軸アクチュエータと、前記平行配置した両直線ガイ
ドの移動ブロック上に架設したX軸アクチュエータと、
を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記駆動側直線
ガイドの移動ブロックと前記非駆動側直線ガイドの移動
ブロックとを前記X軸アクチュエータによらず、ワイ
ヤ、ベルト、チェーンなどの伸縮が極めて少ないものに
よって一定張力を与えて連結し、前記駆動側直線ガイド
の移動ブロックの移動方向と同方向に前記非駆動側直線
ガイドの移動ブロックを移動させる連結移動手段を備え
たものである。
【0013】このように、移動ブロック同士をワイヤな
どによって連結するようにすれば、簡単な構成で、非駆
動側の移動ブロックに張力を与えることができる。係る
構成によれば、製造が容易である他、上記同様に、振動
モードを対称にすることができ、かつ、固有振動数の変
動を抑制できるようになる。また、ワイヤなどによるダ
ンピング効果により、X軸アクチュエータの曲げ振動を
効果的に減衰できる。この結果、高速かつ高精度な位置
決めを行うことができるようになる。
【0014】つぎの発明によるXYテーブルは、上記X
Yテーブルにおいて、さらに、前記Y軸アクチュエータ
の非駆動側であった直線ガイドに、駆動装置を設けたも
のである。
【0015】非駆動側にも駆動装置を設けると、X軸ア
クチュエータの両端に生じる振動を効果的に抑制でき
る。さらに、振動モードを対称にすることができ、か
つ、固有振動数の変動を抑制できるようになる。この結
果、高速かつ高精度な位置決めを行うことができるよう
になる。この構成は、直線ガイドに移動方向の剛性が低
いリニアアクチュエータなどを用いた場合に、特に有効
となる。
【0016】つぎの発明によるXYテーブルは、直線ガ
イドを平行配置したY軸アクチュエータと、前記平行配
置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設され、直線
運動をする移動ブロックを有するX軸アクチュエータ
と、を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記移動ブ
ロックの質量と等価であり、且つ、当該移動ブロックの
移動に伴いその反対方向に移動するバランスウエイトを
備えたものである。
【0017】移動ブロックの移動と反対方向にバランス
ウエイトを移動させると、移動ブロックが移動しても、
その移動によりX軸アクチュエータ(またはY軸アクチ
ュエータ)の重心位置が移動することがない。このた
め、X軸アクチュエータの移動方向に生じる曲げ振動の
振動モードおよび固有振動数を安定させることができ、
高速かつ高精度な位置決めが行えるようになる。
【0018】つぎの発明によるXYテーブルは、直線ガ
イドを平行配置したY軸アクチュエータと、前記平行配
置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設され、直線
運動をする移動ブロックを有するX軸アクチュエータ
と、を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記移動ブ
ロックの質量と等価なバランスウエイトを、ワイヤ、ベ
ルト、チェーンなどの伸縮が極めて少ないものによって
前記移動ブロックと連結させ、当該移動ブロックの移動
に伴いその反対方向に移動させることで、アクチュエー
タ全体の重心を維持する重心維持手段を備えたものであ
る。
【0019】上記同様に、移動ブロックの移動と反対方
向にバランスウエイトを移動させることにより、アクチ
ュエータの重心位置を維持するので、X軸アクチュエー
タの移動方向に生じる曲げ振動の振動モードおよび固有
振動数を安定させることができる。この結果、高速かつ
高精度な位置決めが行えるようになる。また、ワイヤな
どの簡便な手段により構成できるため、製造が容易にな
る。
【0020】つぎの発明によるXYテーブルは、前記バ
ランスウエイトを分割して、この分割したバランスウエ
イトおよび前記移動ブロックによる前記X軸アクチュエ
ータへの加重が均一になるように、前記分割したバラン
スウエイトと移動ブロックとを位置させ、かつ、前記分
割したそれぞれのバランスウエイトを前記移動ブロック
の移動に伴い、分割したバランスウエイトごとに移動さ
せる重心維持手段を備えたものである。
【0021】すなわち、バランスウエイトが常にアクチ
ュエータの移動ブロックと同じ位置にあると、加重が集
中するので、バランスウエイトを分割して加重の集中を
防止するようにしたものである。このため、加重の集中
に起因する固有振動数の低下を防止できる。さらに、X
軸アクチュエータの重心がX軸端に移動することにより
発生する固有周波数の変動、および、固有振動モードの
変化を防止できる。このため、常に安定した動作を得る
ことができる。また、実際に制御を行う制御装置から常
に最適な加減速指令を与えることができ、制御系の応答
性を向上させることが可能になる。この結果、高速かつ
高精度な位置決めを実現することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るXYテーブ
ルにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この
実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0023】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係るXYテーブルの構造を示す上面図であ
る。図2は、図1に示したXYテーブルのA−A’断面
図である。このXYテーブル100は、Y軸アクチュエ
ータ110とX軸アクチュエータ120とを、直交配置
した構造である。Y軸アクチュエータ110を構成する
Y1軸直線ガイド1とY2軸直線ガイド2とは互いに平
行に配置されている。X軸直線ガイド3は、Y2軸直線
ガイド2を駆動するボールネジ21のナット22を組み
込んだ移動ブロック23と、Y1軸直線ガイド1の移動
ブロック13の間に渡されている。
【0024】ボールネジ21の一端部21aには、モー
タ4が設置されている。また、ボールネジ21のネジ2
4とモータ4の回転軸とは、カップリング(図示省略)
を介して接続されている。また、X軸直線ガイド3に
も、上記同様のボールネジ、モータが内蔵されている
(図示省略)。なお、このY軸アクチュエータ110お
よびX軸アクチュエータ120には、リニアモータ式、
超音波モータ式等の各種アクチュエータを用いることが
できる。
【0025】つぎに、Y1軸直線ガイド1の移動ブロッ
ク13は、ワイヤ41、42によって、Y2軸直線ガイ
ド2の移動ブロック23と結合されている。符号51〜
54は、ワイヤ41、42をガイドするプーリである。
ワイヤ41は、Y1軸直線ガイド1の移動ブロック13
の一端(ワイヤ端点41a)と、Y2軸直線ガイド2の
移動ブロック23の一端(ワイヤ端点41b)とを連結
する。また、ワイヤ42は、Y1軸直線ガイド1の移動
ブロック13の他端(ワイヤ端点42a)と、Y2軸直
線ガイド2の移動ブロック23の他端(ワイヤ端点42
b)とを連結する。
【0026】プーリ51、55は、Y1軸直線ガイド1
の支持プレート15、16に取り付けられている。ま
た、プーリ52は、Y1軸直線ガイド1の移動ブロック
13に取り付けられ、ワイヤ41、42をガイドするた
めに2段構造となっている。プーリ54、56は、Y2
軸直線ガイド2の支持プレート25、26に取り付けら
れている。また、プーリ53は、Y2軸直線ガイド2の
移動ブロック23に取り付けられ、ワイヤ41、42を
ガイドするために2段構造となっている。
【0027】これらのワイヤ41、42には、それぞれ
等価な張力が与えられている。また、プーリ51〜56
の一部にテンションプーリを用いて張力を一定に保つよ
うにしてもよい。なお、ワイヤ41、42の代りにチェ
ーン、ベルト、フレキシブル鋼板等を用いてもよい。
【0028】このXYテーブル100によれば、Y2軸
直線ガイド2の移動ブロック23の移動を、ワイヤ4
1、42により、Y1軸直線ガイド1の移動ブロック1
3に伝達できる。移動ブロック23が移動すると、ワイ
ヤ41、42により、移動ブロック13も同方向に引っ
張られ、移動する。
【0029】このように、ワイヤ41、42によりY1
軸直線ガイド1とY2軸直線ガイド2とを連結すれば、
X軸直線ガイド3を両持ち梁状態にできる。この結果、
X軸直線ガイド3の振動モードを対称にすることがで
き、かつ、固有振動数の変動を抑制できるため、X軸直
線ガイド3の振動時の挙動が安定する。さらに、X軸直
線ガイド3の両端に、ワイヤ41、42によって一定の
張力がかかるので、そのダンピング効果により、X軸直
線ガイド3の移動方向の曲げ振動を減衰できる。以上か
ら、高速かつ高精度な位置決めを行うことができるよう
になる。
【0030】(実施の形態2)この実施の形態2のXY
テーブルは、実施の形態1と略同様の構成であるが、Y
1軸直線ガイド側にもボールネジを設け、並列運転する
ようにした点が異なる。図3は、この発明の実施の形態
2に係るXYテーブルを示す上面図である。図4は、図
3に示したXYテーブルのA−A’断面図である。この
XYテーブル200は、Y軸アクチュエータ210とX
軸アクチュエータ120とを、直交配置した構造であ
る。Y軸アクチュエータ210を構成するY1軸直線ガ
イド201とY2軸直線ガイド2とは互いに平行に配置
されている。
【0031】X軸直線ガイド3は、Y1軸直線ガイド2
01を駆動するボールネジ211のナット212を組み
込んだ移動ブロック213と、Y2軸直線ガイド2を駆
動するボールネジ21のナット22を組み込んだ移動ブ
ロック23と、の間に渡されている。
【0032】ボールネジ211の一端部211aには、
モータ204が設置されている。また、ボールネジ21
1のネジ214とモータ204の回転軸とは、カップリ
ング(図示省略)を介して接続されている。同様に、ボ
ールネジ21の一端部21aには、モータ213が設置
されており、ボールネジ21のネジ24とモータ4の回
転軸とは、カップリング(図示省略)を介して接続され
ている。
【0033】また、X軸直線ガイド3にも、上記同様の
ボールネジ、モータが内蔵されている(図示省略)。な
お、このY軸アクチュエータ210およびX軸アクチュ
エータ120には、リニアモータ式、超音波モータ式等
の各種アクチュエータを用いることができる。
【0034】つぎに、Y1軸直線ガイド201の移動ブ
ロック213は、ワイヤ41、42によって、Y2軸直
線ガイド2の移動ブロック23と結合されている。符号
51〜54は、ワイヤ41、42をガイドするプーリで
ある。ワイヤ41は、Y1軸直線ガイド201の移動ブ
ロック213の一端(ワイヤ端点41a)と、Y2軸直
線ガイド2の移動ブロック23の一端(ワイヤ端点41
b)とを連結する。また、ワイヤ42は、Y1軸直線ガ
イド201の移動ブロック213の他端(ワイヤ端点4
2a)と、Y2軸直線ガイド2の移動ブロック23の他
端(ワイヤ端点42b)とを連結する。
【0035】プーリ51、55は、Y1軸直線ガイド2
01の支持プレート215、216に取り付けられてい
る。また、プーリ52は、Y1軸直線ガイド1の移動ブ
ロック213に取り付けられ、ワイヤ41、42をガイ
ドするために2段構造となっている。プーリ54、56
は、Y2軸直線ガイド2の支持プレート25、26に取
り付けられている。また、プーリ53は、Y2軸直線ガ
イド2の移動ブロック23に取り付けられ、ワイヤ4
1、42をガイドするために2段構造となっている。
【0036】これらのワイヤ41、42には、それぞれ
一定の張力が与えられている。また、プーリ51〜56
の一部にテンションプーリを用いて張力を一定に保つよ
うにしてもよい。なお、ワイヤ41、42の代りにチェ
ーン、ベルト、フレキシブル鋼板等を用いてもよい。
【0037】このXYテーブル200によれば、Y1軸
直線ガイド201の移動ブロック213とY2軸直線ガ
イド2の移動ブロック23との両方を駆動して、X軸ア
クチュエータ120を移動させている。また、移動ブロ
ック213および移動ブロック23には、ワイヤ41、
42によって、それぞれ両移動方向から張力を与えてあ
る。このため、X軸直線ガイド3が両持ち梁状態となっ
て、X軸直線ガイド3の振動モードを対称にすることが
でき、かつ、固有振動数の変動を抑制できる。この結
果、X軸直線ガイド3の振動時の挙動を安定させること
ができる。
【0038】さらに、X軸直線ガイド3の両端に、ワイ
ヤ41、42によって一定の張力がかかるので、そのダ
ンピング効果により、X軸直線ガイド3の移動方向の曲
げ振動を減衰できる。以上から、高速かつ高精度な位置
決めを行うことができるようになる。特に、この構成
は、ネジやナットによる拘束がないリニアモータ式のア
クチュエータに有用である。
【0039】(実施の形態3)図5は、この発明の実施
の形態3に係るXYテーブルの構造を示す上面図であ
る。図6は、図5に示したXYテーブルのA−A’断面
図である。このXYテーブル300は、Y軸アクチュエ
ータ310とX軸アクチュエータ330とを、直交配置
した構造である。Y軸アクチュエータ310を構成する
Y1軸直線ガイド301とY2軸直線ガイド302とは
互いに平行に配置されている。X軸直線ガイド303
は、Y1軸直線ガイド301を駆動するボールネジ31
1のナット312を組み込んだ移動ブロック313と、
Y2軸直線ガイド302を駆動するボールネジ321の
ナット322を組み込んだ移動ブロック323と、の間
に渡されている。
【0040】ボールネジ311の一端部311aには、
モータ304が設置されている。また、ボールネジ31
1のネジ314とモータ304の回転軸とは、カップリ
ング(図示省略)を介して接続されている。同様に、ボ
ールネジ321の一端部321aには、モータ304が
設置されており、ボールネジ321のネジ324とモー
タ304の回転軸とは、カップリング(図示省略)を介
して接続されている。
【0041】X軸直線ガイド303は、ボールネジ33
1と、ボールネジ331のナット332を組み込んだ移
動ブロック333と、ボールネジ331のネジ334と
カップリングを介して接続した駆動用のモータ344
と、から構成されている。さらに、X軸直線ガイド30
3の支持プレート335、336には、一対のプーリ3
51、352が設けられており、このプーリ351、3
52には一定の張力を持ってワイヤ341が渡されてい
る。符号361は、移動ブロック333と等価なバラン
スウエイトである。このバランスウエイト361は、ワ
イヤ341により移動ブロック333と連結されてい
る。なお、符号Cは、X軸アクチュエータの重心を示
す。
【0042】また、プーリ351、352の一方にテン
ションプーリを用いて張力を一定に保つようにしてもよ
い。なお、ワイヤ341の代りにチェーン、ベルト、フ
レキシブル鋼板等を用いてもよい。また、このY軸アク
チュエータ310およびX軸アクチュエータ330に
は、リニアモータ式、超音波モータ式等の各種アクチュ
エータを用いることができる。
【0043】モータ344の回転運動は、ボールネジ3
31により直線運動に変換され、このボールネジ331
のナット332を組み込んだ移動ブロック333が一方
向に移動する。すると、ワイヤ341の作用により、バ
ランスウエイト361がその反対の方向に移動する。す
なわち、このバランスウエイト361は、移動ブロック
333と逆方向に等速度、等加速度で移動する。
【0044】このXYテーブル300によれば、移動ブ
ロック333がワイヤ341によりバランスウエイト3
61と連結しているので、バランスウエイト361が移
動ブロック333と等速度、等加速度で反対方向に移動
する。このため、X軸アクチュエータ330の重心位置
の移動を防止できる。この結果、X軸アクチュエータ3
30の移動方向の曲げ振動において、振動モードおよび
固有振動数を安定させることができる。以上から、高速
かつ高精度な位置決めが行えるようになる。また、Y軸
アクチュエータ310に上記同様の機構を設けても、同
様の効果が得られる。
【0045】(実施の形態4)図7は、この発明の実施
の形態3に係るXYテーブルの構造を示す上面図であ
る。図8は、図7に示したXYテーブルのA−A’断面
図である。このXYテーブル400は、Y軸アクチュエ
ータ310とX軸アクチュエータ420とを、直交配置
した構造である。Y軸アクチュエータ310を構成する
Y1軸直線ガイド301とY2軸直線ガイド302とは
互いに平行に配置されている。X軸直線ガイド403
は、Y1軸直線ガイド301を駆動するボールネジ31
1のナット312を組み込んだ移動ブロック313と、
Y2軸直線ガイド302を駆動するボールネジ321の
ナット322を組み込んだ移動ブロック323と、の間
に渡されている。
【0046】ボールネジ311の一端部311aには、
モータ304が設置されている。また、ボールネジ31
1のネジ314とモータ304の回転軸とは、カップリ
ング(図示省略)を介して接続されている。同様に、ボ
ールネジ321の一端部321aには、モータ304が
設置されており、ボールネジ321のネジ324とモー
タ304の回転軸とは、カップリング(図示省略)を介
して接続されている。
【0047】X軸直線ガイド403は、ボールネジ43
1と、ボールネジ431のナット432を組み込んだ移
動ブロック433と、ボールネジ431のネジ434と
カップリングを介して接続した駆動用のモータ444
と、から構成されている。さらに、X軸直線ガイド40
3の支持プレート435、436には、それぞれ一対の
プーリ451、452が設けられている。このプーリ4
51、452は、径の異なる大小のプーリからなる。大
径のプーリ4511(4521)の径と小径のプーリ4
512(4522)の径との比は、3:2程度である。
【0048】符号461は、第1のバランスウエイトで
ある。符号462は、第2のバランスウエイトである。
また、第1のバランスウエイト461と第2のバランス
ウエイト462とを合わせた重量は、移動ブロック43
3の重量に等しい。また、大径のプーリ5411、45
21には、一定の張力を持ってワイヤ441が渡されて
おり、その両端部は移動ブロック433と連結してい
る。
【0049】同じく、小径のプーリ4512、4522
にも、一定の張力を持ってワイヤ442が渡されている
が、このワイヤ442は、第1および第2のバランスウ
エイト461、462および移動ブロック433とは連
結されていない。第1および第2のバランスウエイト4
61、462には、それぞれワイヤ441の貫通穴46
1a、462aが設けられており、ワイヤ441はその
貫通穴461a、462aを貫通している。また、移動
ブロック433にも、同様にワイヤ441の貫通穴43
3aが設けられており、ワイヤ441はその貫通穴43
3aを貫通している
【0050】また、第1のバランスウエイト461に
は、ワイヤ441を咬持する咬持機構463が設けられ
ている。この咬持機構463は、支持プレート435に
突設した突起部464により、その咬持をキャンセルす
る。また、第2のバランスウエイト462には、ワイヤ
441を咬持する咬持機構465が設けられている。こ
の咬持機構465は、支持プレート436に突設した突
起部466により、その咬持をキャンセルする。
【0051】また、大小プーリ径の比率は、移動するバ
ランスウエイト461、462の大きさなどに拘束され
る。例えば、バランスウエイト462により、バランス
ウエイト461がX軸の右端まで移動できないためなど
である。さらに、この比率により、移動ブロック433
とバランスウエイト461(462)の移動距離の比が
決まる。この場合は、大径のプーリ4511の径と小径
のプーリ4512の径との比が3:2ゆえ、移動ブロッ
ク433が「2」移動すると、バランスウエイト461
が「3」移動することになる。
【0052】また、この実施の形態4では、プーリ径の
比率を変えることで、移動ブロック433とバランスウ
エイト461(462)との移動距離の比を変更してい
るが、ギヤを用いて変更するようにしてもよい。また、
プーリ451(452)を直接モータで駆動すること
で、その比率を変更することもできる。なお、符号C
は、X軸アクチュエータの重心を示す。
【0053】さらに、プーリ451、452の一方にテ
ンションプーリを用いて張力を一定に保つようにしても
よい。なお、ワイヤ441、442の代りにチェーン、
ベルト、フレキシブル鋼板等を用いてもよい。また、こ
のY軸アクチュエータ310およびX軸アクチュエータ
420には、リニアモータ式、超音波モータ式等の各種
アクチュエータを用いることができる。
【0054】図9および図10は、XYテーブル400
の動作を示す説明図である。ボールネジ431の回転に
より、移動ブロック433が図中左方向に移動すると、
移動ブロック433に連結してあるワイヤ442も移動
する。ワイヤ422の移動は、プーリ451、452を
介して、ワイヤ441に伝達される。バランスウエイト
461の咬持機構463は、ワイヤ441を咬持してい
る。このため、バランスウエイト461は、ワイヤ44
1の移動に伴って移動する。また、プーリ451、45
2は、ワイヤ441にワイヤ442の1.5倍の移動量
を伝達できるから、バランスウエイト461は、移動ブ
ロック433の1.5倍の速度、加速度で反対方向に移
動する。一方、バランスウエイト462は、その咬持機
構465が突起部466によりキャンセルされているた
め、ワイヤ441が右方向に移動しても、移動しない。
【0055】反対に、移動ブロック433が前記とは図
中右方向に移動すると、ワイヤ441と共にバランスウ
エイト461が移動する。そして、X軸直線ガイド40
3の左端において、バランスウエイト461の咬持機構
463が突起部464によりキャンセルされる。従っ
て、バランスウエイト461は、この位置で停止する。
一方、バランスウエイト462は、その咬持機構465
によりワイヤ441を咬持しているため、ワイヤ441
の移動に伴って図中左方向に移動する。
【0056】このXYテーブル400によれば、移動ブ
ロック433の位置にかかわらず、X軸アクチュエータ
420の重心位置の移動を防止できる。さらに、2つの
バランスウエイト461、462を離して配置している
ので、X軸アクチュエータ420の中心付近に加重が集
中するのを防止でき、そのような集中に起因する固有振
動数の低下を防止できる。この結果、Y軸アクチュエー
タ310の駆動によってX軸アクチュエータ420が移
動する場合に発生する、X軸アクチュエータ420移動
方向の曲げ振動において、振動モードおよび固有振動数
を安定させることができる。従って、XYテーブル40
0の高速かつ高精度な位置決めが行える。また、Y軸ア
クチュエータ310に上記同様の機構を設けても、同様
の効果が得られる。
【0057】また、実施の形態1〜4のいずれかのXY
テーブルを選択し、組み合わせたものでも、高速かつ高
精度な位置決めが行えることは自明である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のXYテ
ーブルによれば、直線ガイドを平行配置してその一方の
直線ガイドのみを駆動するY軸アクチュエータと、前記
平行配置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設した
X軸アクチュエータと、を備えた門形のXYテーブルに
おいて、前記駆動側直線ガイドの移動ブロックの移動に
かかわらず、前記非駆動側直線ガイドの移動ブロック
に、当該移動ブロックの両移動方向から等しい張力を与
えるようにしたので、係る張力によってX軸アクチュエ
ータが両持ち梁状態になり、X軸アクチュエータの振動
モードを対称にでき、固有振動数の変動を抑制できる。
このため、X軸アクチュエータの振動時の挙動が安定化
し、高速かつ高精度な位置決めを行うことができるよう
になる。
【0059】つぎの発明によるXYテーブルによれば、
直線ガイドを平行配置してその一方の直線ガイドのみを
駆動するY軸アクチュエータと、前記平行配置した両直
線ガイドの移動ブロック上に架設したX軸アクチュエー
タと、を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記駆動
側直線ガイドの移動ブロックの移動を、X軸アクチュエ
ータによらず、前記非駆動側直線ガイドの移動ブロック
に伝達するようにしたので、X軸アクチュエータの両端
を支持した状態で移動が行われることになる。このた
め、X軸アクチュエータの振動モードを対称にでき、固
有振動数の変動を抑制できる。この結果、X軸アクチュ
エータの振動時の挙動が安定化し、高速かつ高精度な位
置決めを行うことができるようになる。
【0060】つぎの発明によるXYテーブルによれば、
直線ガイドを平行配置してその一方の直線ガイドのみを
駆動するY軸アクチュエータと、前記平行配置した両直
線ガイドの移動ブロック上に架設したX軸アクチュエー
タと、を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記駆動
側直線ガイドの移動ブロックと前記非駆動側直線ガイド
の移動ブロックとを前記X軸アクチュエータによらず、
ワイヤ、ベルト、チェーンなどの伸縮が極めて少ないも
のによって一定張力を与えて連結し、前記駆動側直線ガ
イドの移動ブロックの移動方向と同方向に前記非駆動側
直線ガイドの移動ブロックを移動させるようにしたの
で、X軸アクチュエータの両端を支持した状態で移動が
行われることになる。このため、X軸アクチュエータの
振動モードを対称にでき、固有振動数の変動を抑制でき
る。この結果、X軸アクチュエータの振動時の挙動が安
定化し、高速かつ高精度な位置決めを行うことができる
ようになる。
【0061】つぎの発明によるXYテーブルによれば、
上記XYテーブルにおいて、さらに、前記Y軸アクチュ
エータの非駆動側であった直線ガイドに、駆動装置を設
けたので、この構成によれば、X軸アクチュエータの両
端の振動を効果的に抑制でき、特に、ネジとナットによ
る拘束がないリニアアクチュエータを用いた場合などに
有効である。
【0062】つぎの発明によるXYテーブルによれば、
直線ガイドを平行配置したY軸アクチュエータと、前記
平行配置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設さ
れ、直線運動をする移動ブロックを有するX軸アクチュ
エータと、を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記
移動ブロックの質量と等価であり、且つ、当該移動ブロ
ックの移動に伴いその反対方向に移動するバランスウエ
イトを備えたので、X軸アクチュエータの移動ブロック
が移動しても、軸の重心が移動しない。すなわち、X軸
アクチュエータの重心がX軸端に移動することにより発
生する固有周波数の変動、および、固有モードの変化を
防止できる。このため、常に安定した動作を得ることが
できる。また、実際に制御を行う制御装置から常に最適
な加減速指令を与えることができ、制御系の応答性を向
上させることが可能になる。この結果、高速かつ高精度
な位置決めを実現することができる。
【0063】つぎの発明によるXYテーブルによれば、
直線ガイドを平行配置したY軸アクチュエータと、前記
平行配置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設さ
れ、直線運動をする移動ブロックを有するX軸アクチュ
エータと、を備えた門形のXYテーブルにおいて、前記
移動ブロックの質量と等価なバランスウエイトを、ワイ
ヤ、ベルト、チェーンなどの伸縮が極めて少ないものに
よって前記移動ブロックと連結させ、当該移動ブロック
の移動に伴いその反対方向に移動させることで、アクチ
ュエータ全体の重心を維持する重心維持手段を備えたの
で、X軸アクチュエータの移動ブロックが移動しても、
軸の重心が移動しない。すなわち、X軸アクチュエータ
の重心がX軸端に移動することにより発生する固有周波
数の変動、および、固有モードの変化を防止できる。こ
のため、常に安定した動作を得ることができる。また、
実際に制御を行う制御装置から常に最適な加減速指令を
与えることができ、制御系の応答性を向上させることが
可能になる。この結果、高速かつ高精度な位置決めを実
現することができる。
【0064】つぎの発明によるXYテーブルによれば、
前記バランスウエイトを分割して、この分割したバラン
スウエイトおよび前記移動ブロックによる前記X軸アク
チュエータへの加重が均一になるように、前記分割した
バランスウエイトと移動ブロックとを位置させ、かつ、
前記分割したそれぞれのバランスウエイトを前記移動ブ
ロックの移動に伴い、分割したバランスウエイトごとに
移動させる重心維持手段を備えたので、アクチュエータ
の中心付近に加重が集中するのを防止でき、係る集中に
起因する固有振動数の低下を防止できる。さらに、アク
チュエータの重心が軸端に移動することにより発生する
固有周波数の変動、および、固有モードの変化を防止で
きる。このため、常に安定した動作を得ることができ
る。また、実際に制御を行う制御装置から常に最適な加
減速指令を与えることができ、制御系の応答性を向上さ
せることが可能になる。この結果、高速かつ高精度な位
置決めを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るXYテーブル
の構造を示す上面図である。
【図2】 図1に示したXYテーブルのA−A’断面図
である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るXYテーブル
の構造を示す上面図である。
【図4】 図3に示したXYテーブルのA−A’断面図
である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るXYテーブル
の構造を示す上面図である。
【図6】 図5に示したXYテーブルのA−A’断面図
である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るXYテーブル
の構造を示す上面図である。
【図8】 図7に示したXYテーブルのA−A’断面図
である。
【図9】 図7に示したXYテーブルの動作を示す説明
図である。
【図10】 図7に示したXYテーブルの動作を示す説
明図である。
【図11】 従来におけるXYテーブルの構造を示す上
面図である。
【図12】 図11に示したXYテーブルのA−A’断
面図である。
【符号の説明】
100 XYテーブル,110 Y軸アクチュエータ,
120 X軸アクチュエータ,1 Y1軸直線ガイド,
2 Y2軸直線ガイド,3 X軸直線ガイド,4 モー
タ,13 移動ブロック,15,16 支持プレート,
21 ボールネジ,22 ナット,23 移動ブロッ
ク,24 ネジ,25,26 支持プレート41,42
ワイヤ,51〜54 プーリ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線ガイドを平行配置してその一方の直
    線ガイドのみを駆動するY軸アクチュエータと、前記平
    行配置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設したX
    軸アクチュエータと、を備えた門形のXYテーブルにお
    いて、 前記駆動側直線ガイドの移動ブロックの移動にかかわら
    ず、前記非駆動側直線ガイドの移動ブロックに、当該移
    動ブロックの両移動方向から等しい張力を与える張力付
    与手段を備えたことを特徴とするXYテーブル。
  2. 【請求項2】 直線ガイドを平行配置してその一方の直
    線ガイドのみを駆動するY軸アクチュエータと、前記平
    行配置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設したX
    軸アクチュエータと、を備えた門形のXYテーブルにお
    いて、 前記駆動側直線ガイドの移動ブロックの移動を、X軸ア
    クチュエータによらず、前記非駆動側直線ガイドの移動
    ブロックに伝達する伝達手段を備えたことを特徴とする
    XYテーブル。
  3. 【請求項3】 直線ガイドを平行配置してその一方の直
    線ガイドのみを駆動するY軸アクチュエータと、前記平
    行配置した両直線ガイドの移動ブロック上に架設したX
    軸アクチュエータと、を備えた門形のXYテーブルにお
    いて、 前記駆動側直線ガイドの移動ブロックと前記非駆動側直
    線ガイドの移動ブロックとを前記X軸アクチュエータに
    よらず、ワイヤ、ベルト、チェーンなどの伸縮が極めて
    少ないものによって一定張力を与えて連結し、前記駆動
    側直線ガイドの移動ブロックの移動方向と同方向に前記
    非駆動側直線ガイドの移動ブロックを移動させる連結移
    動手段を備えたことを特徴とするXYテーブル。
  4. 【請求項4】 さらに、前記Y軸アクチュエータの非駆
    動側であった直線ガイドに、駆動装置を設けたことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のXYテー
    ブル。
  5. 【請求項5】 直線ガイドを平行配置したY軸アクチュ
    エータと、前記平行配置した両直線ガイドの移動ブロッ
    ク上に架設され、直線運動をする移動ブロックを有する
    X軸アクチュエータと、を備えた門形のXYテーブルに
    おいて、 前記移動ブロックの質量と等価であり、且つ、当該移動
    ブロックの移動に伴いその反対方向に移動するバランス
    ウエイトを備えたことを特徴とするXYテーブル。
  6. 【請求項6】 直線ガイドを平行配置したY軸アクチュ
    エータと、前記平行配置した両直線ガイドの移動ブロッ
    ク上に架設され、直線運動をする移動ブロックを有する
    X軸アクチュエータと、を備えた門形のXYテーブルに
    おいて、 前記移動ブロックの質量と等価なバランスウエイトを、
    ワイヤ、ベルト、チェーンなどの伸縮が極めて少ないも
    のによって前記移動ブロックと連結させ、当該移動ブロ
    ックの移動に伴いその反対方向に移動させることで、ア
    クチュエータ全体の重心を維持する重心維持手段を備え
    たことを特徴とするXYテーブル。
  7. 【請求項7】 前記バランスウエイトを分割して、この
    分割したバランスウエイトおよび前記移動ブロックによ
    る前記X軸アクチュエータへの加重が均一になるよう
    に、前記分割したバランスウエイトと移動ブロックとを
    位置させ、かつ、前記分割したそれぞれのバランスウエ
    イトを前記移動ブロックの移動に伴い、分割したバラン
    スウエイトごとに移動させる重心維持手段を備えたこと
    を特徴とする請求項6に記載のXYテーブル。
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