JP2002022867A - X−yステージ装置 - Google Patents

X−yステージ装置

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JP2002022867A JP2000207045A JP2000207045A JP2002022867A JP 2002022867 A JP2002022867 A JP 2002022867A JP 2000207045 A JP2000207045 A JP 2000207045A JP 2000207045 A JP2000207045 A JP 2000207045A JP 2002022867 A JP2002022867 A JP 2002022867A
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Yasuhito Nakamori
靖仁 中森
Masanobu Sugimine
正信 杉峰
Yoshiyuki Tomita
良幸 冨田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/12Pivotal connections incorporating flexible connections, e.g. leaf springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 弾性ヒンジのみで可動テーブルをX軸−Y軸
方向に高精度に案内し、且つ、弾性ヒンジの剛性を強化
せずに、X軸周り及びY軸周りの可動テーブルの回転運
動を有効に防止する。 【解決手段】 ベース(固定基台)1に対し、曲げ変形
可能な方向をX軸方向に設定した第1弾性ヒンジ5を介
して、中間フレーム2をX軸方向に変位可能に連結し、
該中間フレーム2に対し、曲げ変形可能な方向をY方向
に設定した第2弾性ヒンジ6を介して、外枠フレーム
(可動テーブル)3をY方向に変位可能に連結する。外
枠フレーム3のX軸−Y平面内における互いに離間した
少なくとも3点に、曲げ方向に柔で軸線方向に剛なる特
性を有した棒材20を、自身の軸線方向をZ軸方向に向
けて配置し、該棒材(棒状部材)20の一端をベース1
に固定すると共に他端を外枠フレーム3に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の方向にのみ
曲げ変形が可能とされた弾性ヒンジを介して、可動テー
ブルを変位自在に支持した精密駆動用のX−Yステージ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のX−Yステージ装置は、
電子部品搭載装置(チップマウンタ)、工作機械、光学
系(レンズ・ミラー等)の制御機構等の数多くの産業分
野で広く利用されている。
【0003】図8に、従来のX−Yステージ装置900
を示す。このX−Yステージ装置900は、X軸案内機
構903におけるX軸テーブル(図示省略)上に、可動
テーブル907を有するY軸案内機構906を搭載した
ものである。X軸案内機構903は、X軸方向に配置さ
れるX軸ボールネジ902と、このX軸ボールネジ90
2を回転駆動するX軸サーボモータ901と、を備えて
おり、このX軸サーボモータ901を適宜制御すること
によって、Y軸案内機構906全体がX軸方向に移動・
位置決めされる。Y軸案内機構906は、Y軸方向に配
置されるY軸ボールネジ905と、このY軸ボールネジ
905を回転駆動するY軸サーボモータ904と、を備
えており、このY軸サーボモータ904を適宜制御する
ことによって、可動テーブル907が、Y軸案内機構9
06上でY軸方向に移動・位置決めされる。従って、X
軸及びY軸サーボモータ901、904を制御すれば、
可動テーブル907がX軸方向及びY軸方向の任意の位
置に位置決めされるようになっている。
【0004】X軸及びY軸サーボモータ901、904
の制御方式には、例えば、エンコーダによって計測され
るX軸及びY軸ボールネジ902、905の回転量から
可動テーブル907の移動量を予測し、その予測値から
X軸及びY軸サーボモータ901、904を制御するセ
ミクローズドループ制御方式や、又、可動テーブル90
7の移動量をリニアゲージ等によって直接計測し、その
値からX軸及びY軸サーボモータ901、904をフィ
ードバック制御するフルクローズドループ制御方式等が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、技術の高度化に
伴って可動テーブル907の「高速制御」、「精密制
御」等の要求が高まってきている。高速制御を達成しよ
うとする場合、各ボールネジ902、905等のシャフ
ト機構による駆動方式では、正転・逆転の切換時や、急
加減速時等に振動が増大するので、制御速度を高めるの
に一定の限界があった。又、精密制御を達成しようとす
る場合、セミクローズドループ制御方式では、各ボール
ネジ902、905の撓み、バックラッシ等が考慮され
ないので、結局、可動テーブル907を精密に制御する
ことが困難であった。
【0006】又、フルクローズドループ制御方式によれ
ばより精密な制御が可能になるが、しかしながら制御速
度が上昇すると各ボールネジ902、905の振動が可
動テーブル907に伝達して可動テーブル907の位置
計測信号が不安定となった。その結果、信号が不安定と
なる分、フィードバック制御の応答性を高めることが出
来ないという問題が生じた。
【0007】これらの事実は、結局従来の可動テーブル
の支持構造では、該可動テーブルの駆動の応答性、ある
いは位置決めの精度をフィードバック制御によって高め
ることには限界があることを意味している。
【0008】更に、X−Yステージ装置900が、X軸
案内機構903の上にY軸案内機構906設置するとい
う2段積み上げ構造となっているので、重心が高くなっ
て自身の重さによって転倒モーメントが生じ易く、その
結果、急激な加・減速制御の際に可動テーブル907に
振れが発生して位置決め誤差が増大した。また、このよ
うな2段積み上げ構造の場合、最下段に位置するX軸案
内機構903にとっては、Y軸案内機構906の全てが
移動負荷(慣性負荷)となるが、Y軸案内機構906の
移動負荷は可動テーブル907のみであるので、X軸方
向の制御とY方向の制御との応答性に大きな差が生じて
しまい、高速な制御を実現することが困難となってい
た。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、コンパクトな構成で、高速且つ高精度な駆動・
位置決め制御が可能とされると共に、特に移動テーブル
のX軸方向周り及びY軸方向周りの回転運動を効果的に
防止することのできるX−Yステージ装置を得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定基台に対
して移動テーブルを所定のX軸−Y軸平面内において微
少変位可能に支持し、該移動テーブルに載置される部材
をX軸−Y軸平面内で位置決め可能なX−Yステージ装
置において、X軸方向に対してのみ柔で、Y軸方向及び
Z軸方向に対して剛の特性を有し、前記X軸−Y軸平面
内のY軸方向に沿って配置されることにより、自身の両
端に接続された部材間のX軸方向における相対変位のみ
を許容する第1弾性ヒンジと、Y軸方向に対してのみ柔
で、X軸方向及びZ軸方向に対して剛の特性を有し、前
記X軸−Y軸平面内のX軸方向に沿って配置されること
により、自身の両端に接続された部材間のY軸方向にお
ける相対変位のみを許容する第2弾性ヒンジと、をそれ
ぞれ複数備え、微少変位させようとする前記可動テーブ
ルに対し前記固定基台を前記X軸−Y軸平面を含む位置
に配置すると共に、該固定基台と可動テーブルとの間に
おける前記X軸−Y軸平面内に中間部材を介在させ、前
記可動テーブルが固定基台に対して前記X軸−Y軸平面
内において微少変位可能で且つZ軸方向については所定
の位置に保持される態様となるように、前記固定基台、
中間部材、及び可動テーブルを、前記第1,第2弾性ヒ
ンジを組み合わせて用いることによって連結し、且つ、
曲げ方向に柔で軸線方向に剛なる特性を有した棒状部材
を、自身の軸線方向をZ軸方向に向けて配置し、該棒状
部材の一端を前記固定ベースに固定すると共に、他端を
前記可動テーブルに固定したことを特徴とするX−Yス
テージ装置により上記目的を達成するものである。
【0011】本発明者は、X−Yステージの可動テーブ
ルの支持構造として、該可動テーブルをX−Y平面内で
移動可能な状態で保持する「弾性ヒンジ」を備えた構成
を採用した。
【0012】弾性ヒンジ自体の基本的な構造は公知であ
り、一般に特定の一方向においてのみ柔で他の方向にお
いて剛なる特性を有し、自身の両端に接続された部材間
の前記柔の方向、即ち自身の長さ方向と直角の一方向に
おける相対変位のみを許容する機能を有する。従って、
今、例えばX軸方向に対してのみ柔で、Y軸方向及びZ
軸方向に対して剛の特性を有し、前記X−Y平面内のY
軸方向に沿って配置されることにより、自身の両端に接
続された部材間のX軸方向における相対変位のみを許容
する第1弾性ヒンジを考えた場合、該第1弾性ヒンジの
弾性変形により、可動部材を固定部材に対しX軸方向に
相対移動させることが出来る。その一方で、この第1弾
性ヒンジはY軸方向の相対移動は殆ど許容しない。つま
り、可動部材をX軸方向に「案内」することができるよ
うになる。
【0013】全く同様に、Y軸方向に対してのみ柔で、
X軸方向及びZ軸方向に対して剛の特性を有し、前記X
−Y平面内のX軸方向に沿って配置されることにより、
自身の両端に接続された部材間のY軸方向における相対
変位のみを許容する第2弾性ヒンジ(配置方向が異なる
のみで具体的な構造は第1弾性ヒンジと同じものを採用
できる)を考えた場合、この第2弾性ヒンジによって可
動部材をY軸方向に「案内」することができるようにな
る。
【0014】ただし、固定基台と可動テーブルとを単純
に第1、第2弾性ヒンジを介して連結したのでは、せっ
かくの個々の「案内」機能が互いに干渉し、可動テーブ
ルを意図した通りに位置決めするのは現実には不可能に
なってしまう。
【0015】そこで、本発明者は、「中間部材」を固定
基台と可動テーブルとの間に介在させる構造を発案し、
この不具合を解消した。
【0016】X−Y平面の固定基台と可動テーブルとの
間に中間部材を介在させた上で、3者を第1、第2弾性
ヒンジを介して連結すると、該中間部材が第1、第2弾
性ヒンジの剛とされた方向に対して固定状態を維持する
ようになるため、固定基台に対して可動テーブルがX軸
方向、Y軸方向の双方向に直線的に「案内」されて移動
することが出来るようになり、又、バックラッシュ、滑
り、転がり等が本質的に存在しないため、極めて応答性
が良く且つ安定した制御が可能になる。
【0017】又、従来は微小・精密制御を、例えばボー
ルネジやベアリング等を介在させて行おうとすると、こ
のボールネジ等における局所部分(特定部分)に繰り返
し応力が作用し、局所的に疲労が生じて寿命が低下する
という問題があったが、弾性ヒンジによれば、転動疲労
等が構造上生じないため、長時間に亘って安定した制御
特性を発揮できるようになる。
【0018】ところで、弾性ヒンジだけで中間部材や移
動ステージを支持するようにした場合、(僅かではある
が)駆動方向であるX軸方向及びY軸方向以外にも、X
軸周りθxやY軸周りθyに回転運動が発生してしまう
という問題が生じる可能性がある。
【0019】それは、弾性ヒンジは、自身の構造からZ
軸方向には撓み難い性質を有するものの、全く変形しな
いというものではなく、僅かではあるが変形する可能性
があるためである。同様に、X軸周りθxやY軸周りθ
yに捩れ変形が発生する可能性もある。即ち、後述する
ように、一般に弾性ヒンジにはノッチによって形成した
減肉部(曲がりやすい部分)が弾性ヒンジの長さ方向に
2カ所存在するため、弾性ヒンジにおけるZ軸方向の変
形やX軸周りθx及びY軸周りθyの変形が複雑化する
可能性があるためである。移動テーブルの、X軸周りθ
xやY軸周りθyに回転運動は、高精度のステージ制御
を実現しようとする場合には、無視できない問題とな
る。
【0020】この弱点を克服する方法として一番単純な
方法は、第1、第2弾性ヒンジ自体の剛性をアップする
ことで、X軸周り(θx)やY軸周り(θy)の規制を
強化することである。しかしながら、この場合、X軸−
Y軸方向の剛性も同時に高くなってしまうため、好まし
くない。
【0021】本発明は、上記事情を考慮し、弾性ヒンジ
自体の剛性を強化せずに、X軸周り及びY軸周りの可動
テーブルの回転運動を有効に防止するべく、自身の軸線
方向をZ軸方向に向けた棒状部材によって移動テーブル
を(補助的に)支持するようにしている。この結果、棒
状部材の軸線方向の剛性によって、移動テーブルのZ軸
方向の変位を抑えることができ、結果としてX軸周りθ
x、あるいはY軸周りθyの回転抑制を行うことができ
る。
【0022】棒状部材は曲げ方向には柔軟であるから、
X軸−Y軸方向の駆動制御にはほとんど悪影響を与えな
い。また、棒状部材を付加することによってX軸周りθ
xとY軸周りθyの回転抑制を行っていることから、X
軸−Y軸方向の第1、第2弾性ヒンジ自体のZ軸方向の
剛性強化を図る必要がなく、従って、その分第1、第2
弾性ヒンジの剛性を低く設定して、X軸−Y軸方向の駆
動制度の向上、及び応答性の向上を図ることができるよ
うになる。
【0023】なお、棒状部材の設置位置や設置本数が特
に限定されない。発明者の試験によれば、棒状部材は1
本でもある程度の効果が得られることが確認されてい
る。しかしながら、請求項2の発明のように、該仮想多
角形の重心が移動テーブルの重心と一致している仮想多
角形を考慮した場合に、その各頂点位置に位置するよう
にして複数の棒状部材を設置するようにすると、少ない
本数でX軸周り、Y軸周りの双方に関して有効な抑制効
果を得ることができる。
【0024】また、上記の中間部材や第1、第2弾性ヒ
ンジの数・形状等も特に限定されない。これは、必要に
応じて適宜配置されてよい。例えば、前記中間部材が、
X軸方向に延在する2本のX軸方向延在部、及びY軸方
向に延在する2本のY軸方向延在部を有する方形のリン
グ状に形成されると共に、前記第1弾性ヒンジが、前記
中間部材における2本のX軸方向延在部と前記固定基台
との間にY軸方向に複数配置されることによって、該固
定基台と前記中間部材のX軸方向の相対変位が許容さ
れ、一方、前記第2弾性ヒンジが、前記中間部材におけ
る2本のY軸方向延在部と前記可動テーブルとの間にX
軸方向に複数配置されることによって、該中間部材と可
動テーブルとのY軸方向の相対変位が許容される構成を
採用することができる(請求項3)。
【0025】この構成は、構造が単純であるため設計が
し易く、又、計4つの各延在部のそれぞれに(つまり、
リングの各辺に)弾性ヒンジが配設されるので、X軸方
向、Y軸方向それぞれに線対称的に各弾性ヒンジを配置
することが容易に可能となり、その結果、中間部材自体
がZ軸方向周りに回転する現象が発生するのを抑制でき
る。そのため、精度の高い位置決めが可能になる。更
に、このようにリング状に構成することで中間部材の剛
性も増大し、該中間部材の弾性変形が抑制されて位置決
め精度が向上する。
【0026】なお、この構成の場合、前記第1弾性ヒン
ジが、前記中間部材における2本のX軸方向延在部と前
記固定基台との間にY軸方向に一対配置され、且つ該一
対の第1弾性ヒンジの間隔が、該第1弾性ヒンジによっ
て相互に連結される固定ベース及び中間部材のX軸方向
に沿った長さとの関係で取り得る最大値に設定されると
共に、前記第2弾性ヒンジが、前記中間部材における2
本のY軸方向延在部と前記移動テーブルとの間にX軸方
向に一対配置され、該一対の第2弾性ヒンジの間隔が、
該第2弾性ヒンジによって相互に連結される中間部材及
び可動テーブルのY軸方向に沿った辺の長さとの関係で
取り得る最大値に設定されるようにすると一層良い(請
求項4)。それは、このように一対の弾性ヒンジの間隔
を最大限にとりようにすると、特にZ軸周りの回転誤差
が発生するのを効果的に防止することができるようにな
るためである。
【0027】もっとも、中間部材及び第1、第2弾性ヒ
ンジの具体的構成については、本発明では特に上記構成
のみに限定されない。
【0028】中間部材については、第1、第2中間部材
を含む複数の中間部材に分割され、前記固定基台と第1
中間部材との間に前記第1弾性ヒンジが配置されると共
に、該第1中間部材と可動テーブルとの間に前記第2弾
性ヒンジが配置されることによって、可動テーブルの固
定基台に対するX軸−Y軸方向の相対変位が許容され、
一方、前記固定基台と第2中間部材との間に前記第2弾
性ヒンジが配置されると共に、該第2中間部材と可動テ
ーブルとの間に前記第1弾性ヒンジが配置されることに
よって、可動テーブルの固定基台に対するX軸−Y軸方
向の変位が許容される構成としたたことを特徴とするX
−Yステージの可動テーブルの支持構造が採用できる
(請求項5)。
【0029】なお、この場合は、分割された第1、第2
中間部材が、該第1、第2中間部材に連結された前記第
1、第2弾性ヒンジを含めて、前記可動テーブルの中心
に対して点対称となるように配置するとよい(請求項
6)。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態の例について詳細に説明する。
【0031】図1は、互いに直交するX軸方向及びY軸
方向に微駆動し得る2自由度のX−Y軸ステージの可動
ステージ装置STを示す平面図である。ここでは便宜
上、紙面の左右方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、
紙面と垂直な方向をZ軸方向としてある。
【0032】図1において、1は矩形(方形)ブロック
状のベース(固定基台)、2はその矩形ブロック状のベ
ース1の外側に配置された矩形枠状(方形リング状)の
中間フレーム(中間部材)、3はその中間フレーム2の
外側に配置された矩形枠状(方形リング状)の外枠フレ
ーム(可動テーブル)である。ここでは、ベース1が固
定され、外枠フレーム3が、微少駆動し得る可動ステー
ジ(可動テーブル)として構成されているが、これを逆
にして、外枠フレーム側を固定し、ベース側を可動テー
ブルとして構成してもよい。
【0033】これらの矩形状に形成されたベース1、中
間フレーム2、及び外枠フレーム3は、それぞれ対向二
辺(X軸方向延在部)1x、1x、2x、2x、3x、
3xをX方向に平行に配し、残る対向二辺(Y軸方向延
在部)1y、1y、2y、2y、3y、3yをY軸方向
に平行に配した上で、X軸−Y軸平面内に入れ子式に配
置されており、互いに干渉しない構造となっている。
【0034】中間フレーム2は、X軸方向にのみ曲げ変
形可能な第1弾性ヒンジ5を介してベース1に連結さ
れ、外枠フレーム3は、Y軸方向にのみ曲げ変形可能な
第2弾性ヒンジ6を介して中間フレーム2に連結されて
いる。
【0035】X軸方向の変形を許容する第1弾性ヒンジ
5は、X軸方向に対してのみ柔で、Y軸方向及びZ軸方
向に対して剛の特性を有し、X軸−Y軸平面内のY軸方
向に沿って配置されることにより、自身の両端に接続さ
れた部材間のX軸方向における相対変位のみを許容す
る。具体的な構造は後に詳述する。この第1弾性ヒンジ
5は、ベース1のX軸方向に沿った辺1xと中間フレー
ム2のX軸方向に沿った辺2xとの間に間隔をおいて対
称的に一対(合計4個)配置され、長さ方向をX軸方向
と直交する方向(Y軸方向)に向けて、ベース1と中間
フレーム2とをブリッジ状に連結している。
【0036】第1弾性ヒンジ5、5の間隔LXは、該第
1弾性ヒンジ5、5によって相互に連結されるベース1
及び中間フレーム2のX軸方向に沿った辺1x、2xの
長さとの関係で取り得る最大値に設定されている。
【0037】つまり、このX−Yステージ装置STで
は、第1弾性ヒンジ5、5を、ベース1のX軸方向に沿
った辺1xの両端にできるだけ近い位置に配置してお
り、これにより、第1弾性ヒンジ5、5の間隔(スパ
ン)LXを最大限に広げている。
【0038】Y軸方向の変形を許容する第2弾性ヒンジ
6は、Y軸方向に対してのみ柔で、X軸方向及びZ軸方
向に対して剛の特性を有し、前記X軸−Y軸平面内のX
軸方向に沿って配置されることにより、自身の両端に接
続された部材間のY軸方向における相対変位のみを許容
する。この第2弾性ヒンジ6は、中間フレーム2のY軸
方向に沿った辺2yと外枠フレーム3のY軸方向に沿っ
た辺3yとの間に間隔をおいて対称的に一対(合計4
個)配置され、長さ方向をY軸方向と直交する方向(X
軸方向)に向けて、中間フレーム2と外枠フレーム3と
をブリッジ状に連結している。
【0039】第2弾性ヒンジ6、6の間隔LYも、該第
2弾性ヒンジ6、6によって相互に連結される中間フレ
ーム2及び外枠フレーム3のY軸方向に沿った辺2y、
3yの長さとの関係で取り得る最大値に設定されてい
る。
【0040】つまり、このX−Yステージ装置STで
は、第2弾性ヒンジ6、6を、中間フレーム2のY軸方
向に沿った辺2yの両端にできるだけ近い位置に配置し
ており、これにより、第2弾性ヒンジ6、6の間隔(ス
パン)LYを最大限に広げている。
【0041】各第1、第2弾性ヒンジ5、6は基本的に
全て同じ構造に作られており、配置する位置及び方向の
みが異なっている。
【0042】各第1、第2弾性ヒンジ5、6は、図3の
斜視図に示すように、2つの部材間(ベース1と中間フ
レーム2との間、あるいは中間フレーム2と外枠フレー
ム3との間)をつなぐブリッジ部材7の長さ方向に離間
した2箇所に、ブリッジ部材7の外周面にノッチ8を形
成することで、弾性曲げ変形容易な減肉部9を形成し、
該減肉部9の曲げ変形により、2つの部材間の相対変位
を許容できるように構成したものである。
【0043】この場合、矩形断面のブリッジ部材7の、
曲げ変形させようとする方向(第1弾性ヒンジ5の場合
はX軸方向、第2弾性ヒンジ6の場合はY軸方向)に面
する2つの外側面に対称形状の半円形のノッチ8を形成
することで、局部的な減肉化を図り(つまり減肉部9を
作り出して)、最小断面積部を曲がり点として、容易に
曲げ変形できるようにしている。
【0044】図4は弾性ヒンジ5、6の最小断面積部の
断面形状を示している。
【0045】この最小断面積部の断面Sは、ブリッジ部
材7の肉厚に相当する縦方向(Z軸方向)の寸法aに対
して、横方向(X軸方向又はY軸方向)の寸法bが短縮
した矩形断面をなしており、それにより、減肉部9が、
縦方向(Z軸方向)にはほとんど曲がらないものの、横
方向(X軸方向又はY軸方向)には曲がり易い特性を得
ている。
【0046】なお、外枠フレーム3は目的により適宜に
選択した図示せぬ駆動手段(例えばリニアモータ或いは
圧電素子等)によってX軸方向及び/又はY軸方向に駆
動される。本発明は、この駆動手段については、特に限
定されない。
【0047】一方、可動ステージとして機能する外枠フ
レーム3のX軸−Y軸平面内における互いに離間した4
点には棒材(棒状部材)20が配されている。
【0048】これらの棒材20は、曲げ方向には柔であ
るものの軸線方向には剛なる特性を有するもの(例え
ば、曲げ抵抗が小さく、圧縮抵抗や引張抵抗が大きい細
い金属棒よりなる)で、自身の軸線方向をZ軸方向に向
けて配した状態で、図2に示すように、下端がベース1
を保持する固定側部材14に固定され、上端が外枠フレ
ーム3に固定されている。
【0049】次に作用を説明する。
【0050】駆動手段によって外枠フレーム3をX軸方
向に駆動する場合は、該外枠フレーム3と第2弾性ヒン
ジ6を介して連結されている中間フレーム2が一体的に
X軸方向に駆動される。即ち、第2弾性ヒンジ6はX軸
方向に関しては「剛体」として機能するため、外枠フレ
ーム3のX軸方向の移動はそのままダイレクトに中間フ
レーム3の移動として伝達される。この移動は第1弾性
ヒンジ5の減肉部9における弾性変形によって吸収され
る。即ち、該第1弾性ヒンジ5によって、ベース1に対
する中間フレーム2のX軸方向の相対変位が許容され
る。
【0051】一方、駆動手段によって外枠フレーム3を
Y軸方向に駆動する場合は、第2弾性ヒンジ6によって
中間フレーム2とのY軸方向の相対変位が許容される。
中間フレーム2とベース1は、(第1弾性ヒンジ5を介
して連結されていることから)Y軸方向については相対
変位が許容されない状態が形成されており、従って、外
枠フレーム3がY軸方向に駆動されたとしても中間フレ
ーム2は固定状態を維持している。
【0052】この結果、このように中間フレーム2が第
1弾性ヒンジ5によってベース1に対してX軸方向に変
位可能に支持され、且つ、外枠フレーム3が第2弾性ヒ
ンジ6によって中間フレーム2に対してY軸軸方向に変
位可能に支持されていることにより、外枠フレーム3
が、ベース1に対してX軸方向、Y軸方向の双方の方向
に独立して(互いに干渉し合うことなく)変位可能とさ
れている。
【0053】第1、第2弾性ヒンジ5,6は、Z軸方向
(X軸−Y軸平面と垂直な方向)については、「剛体」
として機能する。従って、この第1、第2弾性ヒンジ
5、6の存在だけでも外枠フレーム3は基本的にZ軸方
向に変位することはなく、常にX軸−Y平面上に維持さ
れる。それにも拘わらず、本実施形態では、更に、各軸
線方向をZ軸方向に向けた4本の棒材20により外枠フ
レーム3を支持している。そのため棒材20の軸線方向
の剛性によって外枠フレーム3のZ軸方向の変位を一層
確実に抑えることができる。つまり、X軸周りθxとY
軸周りθyの回転運動をほぼ完全に規制することができ
る。
【0054】棒材20の曲げ方向(X軸方向及びY軸方
向)の剛性は、第1弾性ヒンジ5、6の当該方向の曲げ
剛性と比べて無視し得るほどに小さいため、第1、第2
弾性ヒンジの弾性変形にはほとんど影響を与えない。従
ってX軸−Y軸方向の外枠フレームの駆動制御にもほと
んど影響を与えない。
【0055】又、単に棒材20を付加するだけで、X軸
周りθxとY軸周りθyの回転運動を規制できるから、
第1、第2弾性ヒンジ5、6自体のZ軸方向の剛性強化
を図る必要もなく、従って、その分、第1、第2弾性ヒ
ンジ5、6の剛性を低く設定して、X軸−Y軸方向の駆
動精度の向上と応答性の向上を図ることができる。
【0056】又、ペアで配置した第1、第2弾性ヒンジ
5、6の間隔(スパン)LX、LYを最大限大きく設定
していることにより、Z軸周りθzの回転剛性を上げる
こともできる。
【0057】よって、X軸方向及びY軸方向へ外枠フレ
ーム3を駆動するリニアモータ等の適宜の駆動手段を設
けることによって、外枠フレーム3をX軸−Y軸平面内
に確実に維持した状態で該X軸−Y平面内の任意の方向
へ微少駆動することができる。
【0058】なお、上記第1実施形態では、ベース1、
中間フレーム2を完全な方形状に形成していたが、現実
のX−Yステージ装置においては、特に駆動手段の配置
との関係で、ベース1や中間フレーム2、あるいは外枠
フレーム3の形状を完全な方形状に形成できない場合も
ある。その場合にはこれらの形状を適宜に変形するのは
無論可能である。
【0059】図5にその変形例を示す。
【0060】この変形例(第2実施形態)は、ベース1
01、或いは中間フレーム102の形状が完全な方形と
なっていないだけで、基本的な構成自体は上記第1実施
形態と同様である。従って、同一又は類似の機能を有す
る部分に上記第1実施形態と下2桁が同一の符号を付す
にとどめ、重複説明は省略する。
【0061】次に、図6を用いて本発明の第3実施形態
について説明する。
【0062】この第3実施形態は、中間部材を、計4個
の第1、第2中間部材に分割し、この分割した第1、第
2中間部材を可動テーブルの中心に対して第1弾性ヒン
ジ及び第2弾性ヒンジを含めて点対称となるように配置
したものである。
【0063】なお、この第3実施形態では、紙面上のX
軸方向及びY軸方向がこれまでの実施形態とは敢えてに
逆に設定してある。このように、本発明におけるX軸方
向、Y軸方向は、あくまで相対的なものであり、実際の
装置においてはいずれの方向に定義されてもよく、一度
何れかの方向に定義した場合に、その定義した方向に従
って他の構成との関係を考慮すればよいものである。
【0064】前記中間部材202は、L字形とされた一
対の第1中間部材202A、202B、及び第2中間部
材202C、202Dに分割されている。ここでは、自
身とベース(固定基台)201との間にX軸方向の相対
変位を許容する第1弾性ヒンジ205を有し、自身と外
枠フレーム(可動テーブル)203との間にY軸方向の
相対変位を許容する第2弾性ヒンジ206を有している
中間部材を第1中間部材と定義する。また、自身とベー
ス(固定基台)201との間にY軸方向の相対変位を許
容する第2弾性ヒンジ206を有し、自身と外枠フレー
ム(可動テーブル)203との間にX軸方向の相対変位
を許容する第1弾性ヒンジ205を有している中間部材
を第2中間部材と定義する。
【0065】即ち、ベース(固定基台)201と第1中
間部材202A、202Bの前記L字形のX軸方向に沿
った一辺202Ax、202Bxとの間には、X軸方向
の相対変位を許容する第1弾性ヒンジ205が一対(複
数)配置されており、該第1中間部材202A、202
Bの前記L字形のY軸方向に沿った一辺202Ay、2
02Byと外枠フレーム203との間にはY軸方向の相
対変位を許容する第2弾性ヒンジ206が一対(複数)
配置されている。この結果、ベース201に対する外枠
フレーム203のX軸−Y軸方向の相対変位が許容され
る。
【0066】一方、ベース201と第2中間部材202
C、202DのL字形のY軸方向に沿った一辺202C
y、202Dyとの間にY軸方向の相対変位を許容する
第2弾性ヒンジ206が一対(複数)配置されると共
に、該第2中間部材202C、202DのL字形のX軸
方向に沿った一辺202Cx、202Dxと外枠フレー
ム203との間にX軸方向の相対変位を許容する第1弾
性ヒンジ205が一対(複数)配置されることによって
外枠フレーム203のベース201に対するX軸−Y軸
方向の変位が許容される。
【0067】第1中間部材202A、202B及び第2
中間部材202C、202Dは、ベース201、外枠フ
レーム203に対する可動方向(X軸−Y軸)が逆にな
っているものの、全体としては複数の第1、第2弾性ヒ
ンジ205、206と共にいわいるヒンジアッセンブリ
HA1〜HA4を構成している。即ち、各ヒンジアッセ
ンブリHA1〜HA4はベース201に対して外枠フレ
ーム203をX軸方向、Y軸方向の双方の方向に相対変
位可能としていることになる。
【0068】この第3実施形態では第1中間部材202
A、202Bの数(2個)と、第2中間部材202C、
202Dの数(2個)はそれぞれ等しく設定されてお
り、又それぞれの大きさも等しく設定している。更に、
図から明らかなように、第1、第2中間部材202A〜
202Dに連結されている第1、第2弾性ヒンジ20
5、206を含め、各ヒンジアッセンブリHA1〜HA
4は、外枠フレーム203の中心Oに対して点対称に配
置されている。
【0069】この第3実施形態のその他の構成は、基本
的に先の第1実施形態と同様であり、各第1,第2弾性
ヒンジ205、206の構造も定義も既に説明した第
1,第2弾性ヒンジ5、105、或いは6、106と同
様である。従って、図中で同一又は類似する機能を有す
る部分に下2桁が同一の符号を付すにとどめ、重複説明
は省略する。
【0070】これらの構成から、この第3実施形態では
次のような作用が得られる。
【0071】(1)外枠フレーム203がX軸方向に駆
動される際には、各第1弾性ヒンジ205、第2弾性ヒ
ンジ206の機能により2つの第1中間部材202A、
202Bが追従してX軸方向に平行に移動する。この結
果、外枠フレーム203はX軸方向にスムーズに平行移
動できる。なお、このとき2つの第2中間部材202
C、202Dは移動しない。
【0072】(2)外枠フレーム203がY軸方向に移
動する際には、2つの第2中間部材202C、202D
が追従してY軸方向に平行に移動する。この結果、外枠
フレーム203はY軸方向にスムーズに平行移動でき
る。なお、このとき2つの第1中間部材202A、20
2Bは移動しない。
【0073】(3)X軸方向に駆動する際の駆動手段に
対する慣性負荷は、外枠フレーム203に載置される部
材の質量を無視すれば、「外枠フレーム203+第2弾
性ヒンジ206(4個分)+ 第1中間部材202A、
202B」となる。一方、Y軸方向に駆動する際の駆動
手段に対する慣性負荷は、「可動テーブル203+第1
弾性ヒンジ205(4個分)+ 第2中間部材202
C、202D」となる。ここで、この実施形態では第1
中間部材202A、202B、第2中間部材202C、
202Dの数(2個)とそれぞれの大きさを等しくして
おり、各第1、第2弾性ヒンジ205、206の構造、
大きさも同一にしてある。更に、第1、第2中間部材2
02A〜202D及び第1、第2弾性ヒンジ205、2
06(ヒンジアッセンブリAH1〜AH4)が該外枠フ
レーム203の中心Oに対して点対称に配置されてい
る。従って、X軸方向とY軸方向の慣性負荷は同一とな
る。
【0074】(4)第1、第2弾性ヒンジ205、20
6はいずれもZ軸方向には剛体として機能するため、特
別な指示手段を設けなくても外枠フレーム203はX軸
−Y軸平面内から外れない。
【0075】図7に本発明の第4実施形態を示す。
【0076】この第4実施形態は、基本的な構成は先の
第3実施形態と同様であり、第1中間部材302A、3
02B、第2中間部材302C、302D、第1、第2
弾性ヒンジ305、306の定義も前述した第3実施形
態と同一である。但し、各中間部材及び弾性ヒンジの形
状或いは接続態様が異なっている。
【0077】即ち、この第4実施形態においては、各中
間部材302A〜302Dは何れも方形とされている。
又、各中間部材302A〜302Dに連結されている第
1弾性ヒンジ305および第2弾性ヒンジ306のペア
の各端部305s、306sが、それぞれの中間部材3
02A〜302Dのそれぞれの所定の一点P1及びP
2、P3及びP4、P5及びP6、或いはP7及びP8
に隣接して連結されている。
【0078】更に、各中間部材302におけるそれぞれ
の一対の第1弾性ヒンジ305の配置位置がY軸方向に
ずらされると共に各中間部材302におけるそれぞれの
一対の第2弾性ヒンジ306の配置位置がX軸方向にず
らされている。具体的には、この実施形態では各第1、
第2弾性ヒンジの間隔L1、L2とほぼ等しい長さL
3、L4だけずらされ、結果として各連結位置P1とP
2、P3とP4、P5とP6、或いはP7とP8がX軸
方向、又はY軸方向に対し約45度傾いた状態となるよ
うに設定してある。
【0079】この結果、前述した第4実施形態によって
得られる前記4つの作用に加え、さらに次のような作用
が得られる。
【0080】(5)各中間部材302A〜302Dに連
結されている第1弾性ヒンジ305および第2弾性ヒン
ジ306のペアの各端部305s、306sが、それぞ
れの中間部材302A〜302Dの所定の一点P1及び
P2、P3及びP4、P5及びP6、或いはP7及びP
8に隣接して連結されているため、各弾性ヒンジ30
5,306において固定状態を維持すべき端部の固定を
より直接的かつ確実に行うことができる。従って、当該
弾性ヒンジにおいて許容すべき(吸収すべき)変位に相
当する分だけ、両端に接続された部材を確実に相対変位
させることができる。その結果、ベース301に対して
各中間部材302自体や外枠フレーム303がZ軸方向
周りに回転するのが効果的に防止される。
【0081】(6)各中間部材302における一対の第
1弾性ヒンジ305のそれぞれの配置位置がY軸方向に
(約45度相当分)ずらされると共に、各中間部材30
2におけるそれぞれの一対の第2弾性ヒンジ306のそ
れぞれの配置位置がX軸方向に(約45度相当分)ずら
されているため、中間部材全体の固定方向に対する剛性
が一層高められ、該中間部材302のZ軸方向周りの回
転や固定方向の滑り(或いはスウェイ)がより確実に防
止される。
【0082】これらの作用は、いずれも外枠フレーム
(可動テーブル)303のX軸方向及びY軸方向の位置
決め精度をより高める要素として機能する。
【0083】勿論、何れの実施形態の場合でも、各軸線
方向をZ軸方向に向けた複数の棒材20、120、22
0、320(棒状部材)により外枠フレーム3、10
3、203、303(可動テーブル)を支持した構成と
することにより、棒材20、120、220、320の
軸線方向の剛性によって外枠フレーム3、103、20
3、303のZ軸方向の変位を一層確実に抑えることが
できる。つまり、何れの実施形態でも弾性ヒンジのみに
よっで可動ステージを支持していながら、X軸周りθx
とY軸周りθyの回転運動をほぼ完全に規制することが
できる。
【0084】なお、棒材(棒状部材)は、1本だけ配置
してもある程度の効果は期待できるが、少なくとも3本
以上配置することが望ましく、上記実施形態のように4
本配置することが、バランスを保つ上で最も好ましい。
【0085】この場合、棒状部材の配置位置の重心を可
動テーブルの重心と一致させるようにするとより効果的
に可動テーブルのZ軸方向の動きを規制することができ
る。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弾性ヒンジのみで可動ステージをX軸−Y軸方向に高精
度に案内でき、しかも弾性ヒンジ自体の剛性強化を図ら
なくても、棒材を配置するという簡単な構成を付加する
だけで、X軸周り及びY軸周りの回転運動を規制するこ
とができ、高精度且つ高応答性の駆動制御を実現するこ
とが可能となる。又、対で配置した弾性ヒンジの間隔を
最大限に広げるようにすることにより、Z軸周りの剛性
強化も図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るステージ装置の平
面図
【図2】同ステージ装置の側面図
【図3】同ステージ装置における弾性ヒンジの拡大斜視
【図4】同弾性ヒンジの最小断面積部の断面図
【図5】本発明の第2実施形態に係るX−Yステージ装
置を示す平面図
【図6】本発明の第3実施形態に係るX−Yステージ装
置を示す平面図
【図7】本発明の第4実施形態に係るX−Yステージ装
置を示す平面図
【図8】従来のX−Yステージ装置を示す斜視図
【符号の説明】
1、101、201、301…固定基台 2、102、202、302…中間フレーム(中間部
材) 3、103、203、303…外枠フレーム(可動テー
ブル) 1x…X方向延在部 1y…Y方向延在部 5、105、205、305、405…第1弾性ヒンジ 6、106、206、306、406…第2弾性ヒンジ 20、120、220、320…棒材(棒状部材) 202A、202B、302A、302B…第1中間部
材 202C、202D、302C、302D…第2中間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中森 靖仁 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 杉峰 正信 神奈川県平塚市夕陽ケ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 (72)発明者 冨田 良幸 神奈川県平塚市夕陽ケ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 Fターム(参考) 2F078 CA08 CB09 CB12 CB14 CC04 3C048 BB12 CC20 5F031 KA06 PA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基台に対して移動テーブルを所定のX
    軸−Y軸平面内において微少変位可能に支持し、該移動
    テーブルに載置される部材をX軸−Y軸平面内で位置決
    め可能なX−Yステージ装置において、 X軸方向に対してのみ柔で、Y軸方向及びZ軸方向に対
    して剛の特性を有し、前記X軸−Y軸平面内のY軸方向
    に沿って配置されることにより、自身の両端に接続され
    た部材間のX軸方向における相対変位のみを許容する第
    1弾性ヒンジと、 Y軸方向に対してのみ柔で、X軸方向及びZ軸方向に対
    して剛の特性を有し、前記X軸−Y軸平面内のX軸方向
    に沿って配置されることにより、自身の両端に接続され
    た部材間のY軸方向における相対変位のみを許容する第
    2弾性ヒンジと、をそれぞれ複数備え、 微少変位させようとする前記可動テーブルに対し前記固
    定基台を前記X軸−Y軸平面を含む位置に配置すると共
    に、該固定基台と可動テーブルとの間における前記X軸
    −Y軸平面内に中間部材を介在させ、 前記可動テーブルが固定基台に対して前記X軸−Y軸平
    面内において微少変位可能で且つZ軸方向については所
    定の位置に保持される態様となるように、前記固定基
    台、中間部材、及び可動テーブルを、前記第1,第2弾
    性ヒンジを組み合わせて用いることによって連結し、且
    つ、 曲げ方向に柔で軸線方向に剛なる特性を有した棒状部材
    を、自身の軸線方向をZ軸方向に向けて配置し、該棒状
    部材の一端を前記固定ベースに固定すると共に、他端を
    前記可動テーブルに固定したことを特徴とするX−Yス
    テージ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記Z軸方向の棒状部材が、仮想多角形の各頂点位置に
    位置するようにして複数本設置されており、該仮想多角
    形の重心が前記移動テーブルの重心と一致していること
    を特徴とするX−Yステージ装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において前記中間部材が、
    X軸方向に延在する2本のX軸方向延在部、及びY軸方
    向に延在する2本のY軸方向延在部を有する方形のリン
    グ状に形成されると共に、前記第1弾性ヒンジが、前記
    中間部材における2本のX軸方向延在部と前記固定基台
    との間にY軸方向に複数配置されることによって、該固
    定基台と前記中間部材のX軸方向の相対変位が許容さ
    れ、一方、 前記第2弾性ヒンジが、前記中間部材における2本のY
    軸方向延在部と前記可動テーブルとの間にX軸方向に複
    数配置されることによって、該中間部材と可動テーブル
    とのY軸方向の相対変位が許容される構成としたことを
    特徴とするX−Yステージ装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記第1弾性ヒンジが、前記中間部材における2本のX
    軸方向延在部と前記固定基台との間にY軸方向に一対配
    置され、且つ該一対の第1弾性ヒンジの間隔が、該第1
    弾性ヒンジによって相互に連結される固定ベース及び中
    間部材のX軸方向に沿った長さとの関係で取り得る最大
    値に設定されると共に、 前記第2弾性ヒンジが、前記中間部材における2本のY
    軸方向延在部と前記移動テーブルとの間にX軸方向に一
    対配置され、該一対の第2弾性ヒンジの間隔が、該第2
    弾性ヒンジによって相互に連結される中間部材及び可動
    テーブルのY軸方向に沿った辺の長さとの関係で取り得
    る最大値に設定されたことを特徴とするX−Yステージ
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、 前記中間部材が、第1、第2中間部材を含む複数の中間
    部材に分割され、 前記固定基台と第1中間部材との間に前記第1弾性ヒン
    ジが配置されると共に、該第1中間部材と可動テーブル
    との間に前記第2弾性ヒンジが配置されることによっ
    て、可動テーブルの固定基台に対するX軸−Y軸方向の
    相対変位が許容され、一方、 前記固定基台と第2中間部材との間に前記第2弾性ヒン
    ジが配置されると共に、該第2中間部材と可動テーブル
    との間に前記第1弾性ヒンジが配置されることによっ
    て、可動テーブルの固定基台に対するX軸−Y軸方向の
    変位が許容される構成としたことを特徴とするX−Yス
    テージの可動テーブルの支持構造。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記分割された第1、第2中間部材が、該第1、第2中
    間部材に連結された前記第1、第2弾性ヒンジを含め
    て、前記可動テーブルの中心に対して点対称となるよう
    に配置されたことを特徴とするX−Yステージ装置。
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