JP2003181388A - 洗浄装置、該装置を使用した洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置、該装置を使用した洗浄方法

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JP2003181388A JP2002295253A JP2002295253A JP2003181388A JP 2003181388 A JP2003181388 A JP 2003181388A JP 2002295253 A JP2002295253 A JP 2002295253A JP 2002295253 A JP2002295253 A JP 2002295253A JP 2003181388 A JP2003181388 A JP 2003181388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非水平面の洗浄に適している増粘された洗浄
剤(ジェル洗浄剤)を噴霧する際に、洗浄に十分な洗浄
液量を均一に薄く無駄なく付着させ、すすぎも効率よく
行える、増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)に適した洗
浄装置および洗浄方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る洗浄装置1は、液体ポンプ
2と、該液体ポンプ2に流体連通するヘッダーパイプ2
2と、該ヘッダーパイプ22に配設され、前記液体ポン
プ2から吐出される液体の噴霧口である二種類以上のノ
ズル24,26と、少なくとも一種類の前記ノズル26
と前記ヘッダーパイプ22との間に設けられ、前記液体
の圧力で動作する圧力調整弁28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体圧により動作
する圧力調整弁を有する洗浄装置および該装置を使用し
た洗浄方法に関し、特に、増粘された洗浄剤用の洗浄装
置及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より食品工場における充填機及び製
品を搬送するコンベア、壁面等を洗浄する場合、泡洗浄
剤及び増粘された洗浄剤(以後、「ジェル洗浄剤」とも
称する)が使用されている。増粘した性状を持つために
滞留時間が長いジェル洗浄剤は、非水平表面への洗浄に
より適している。このような洗浄剤を用いた洗浄装置の
例を、図4及び図5を用いて説明する。
【0003】図4は、従来使用されている洗浄液及びす
すぎ液用の共有ノズルを有する洗浄装置を示している
(例えば、非特許文献1参照)。図5は、従来使用され
ているすすぎ液専用ノズル、洗浄液専用ノズル、各専用
ヘッダーパイプを有する洗浄装置を示している(当業者
に自明なものであり、特記すべき文献はなし)。
【0004】図4に示す洗浄装置50は、送り出す液体
の圧力を調整するための液体ポンプ52を有しており、
この液体ポンプ52に接続して圧力調整装置54が備え
られている。液体ポンプ52への液体供給側は、送液管
56などの液体供給路を通じて洗浄液用タンク58及び
すすぎ液用タンク60に接続されている。各タンク58
及び60と液体ポンプ52との間には、各々の液体を選
択的に供給するための開閉弁62及び64が設置されて
いる。
【0005】液体ポンプ52の液体送り出し側は、送液
管65などの液体供給路を介して、単一のヘッダーパイ
プ66に連通している。ヘッダーパイプ66には、一種
類の噴霧ノズル68が二個配設されている。この噴霧ノ
ズル68は、洗浄液用タンク58から供給される洗浄液
と、すすぎ液用タンク60から供給されるすすぎ液とが
噴霧される共用ノズルである。
【0006】一方、図5に示す洗浄装置70では、液体
ポンプ52の液体送り出し側が、送液管65などの液体
供給路を介して、別個独立した二本のヘッダーパイプ7
2及び76に連通している。ヘッダーパイプ72は、洗
浄液専用のパイプであり、洗浄液専用の噴霧ノズル74
が二個配設されている。また、ヘッダーパイプ76は、
すすぎ液専用のパイプであり、すすぎ液専用の噴霧ノズ
ル78が配設されている。ヘッダーパイプ72及び76
の間には、開閉弁80が配設されており、この開閉弁8
0を切替えることにより、洗浄液用タンク58から供給
される洗浄液がヘッダーパイプ72の洗浄液専用噴霧ノ
ズル74から、すすぎ液用タンク60から供給されるす
すぎ液がヘッダーパイプ76のすすぎ液専用噴霧ノズル
78から各々噴霧される。
【0007】このような従来の洗浄装置においてジェル
洗浄剤を噴霧する方法は、泡洗浄剤と同様であり、ジェ
ル洗浄剤をエアーにて発泡させて、被洗物に付着させて
いた。その後、すすぎ液を洗浄液との共有ノズル(図4
参照)から、あるいは別個のヘッダーパイプに配設され
た専用ノズル(図5参照)から噴霧して、被洗物を洗浄
していた。
【0008】泡洗浄剤を用いる場合には、この泡洗浄剤
をエアーにより発泡させて被洗物へ付着させることによ
り、被洗物との接触時間を長くしていた。この際、泡洗
浄剤に混入したエアーにより、泡洗浄剤と被洗物との間
に隙間が生じるため、洗浄剤と被洗物との実際の接触面
が非常に小さくなるが、付着した泡が垂れ落ちること
で、洗浄不良を防止し、被洗物全体に泡洗浄剤を付着さ
せ洗浄していた。
【0009】また、小容量のポンプを用いて、同一ノズ
ルから泡洗浄剤及びすすぎ液を噴霧する洗浄装置が開示
されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0010】一方、牛乳、ビール、清涼飲料水等の飲料
工場、加工食品等の食品工場における、ビンや缶、ポリ
アルキレンテレフタレート(PET)容器等へのビン詰
め工程、缶詰め工程等の容器詰め工程では、ビン、缶等
の容器類の移送にコンベアが使用されている。このよう
なコンベアには、容器等の移送を効率良く行うために、
通常コンベア表面にコンベア用潤滑剤が塗布されると共
に、コンベア停止時や製品切り替え時などには、コンベ
ア洗浄用の洗浄ラインにから洗浄液が供給され、コンベ
アが洗浄されるようになっている(例えば、非特許文献
2参照)。
【0011】
【特許文献1】実公平6−1270号公報 (4頁、第
1図)
【特許文献2】実公平6−1271号公報 (4頁、第
1図)
【非特許文献1】「食品機械装置」1999年6月号
株式会社ビジネスセンター社 平成11年6月1日発行 P48〜56 図1 大塚和彦著「HACCP対応の洗浄殺菌洗浄剤、除菌剤
成分の働きについて」
【非特許文献2】「食品機械装置」2000年2月号
株式会社ビジネスセンター社 平成12年2月1日発行 P77〜81 図2 那須浩一著「食品工場における製造環境(特に機械機
器)の泡による洗浄システムについて」
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジェル
洗浄剤の場合には、元々付着性がよいので、接触時間を
考慮して泡状に噴霧する必要性、並びに非接触面を補う
ためにジェル洗浄剤を垂れ落とす必要性がなく、逆に、
エアーを含ませることにより、ジェル洗浄剤と被洗物と
の間に隙間が生じ、洗浄不良を起こす可能性があった。
また、エアーを含むことにより体積が膨張するため、ジ
ェル洗浄剤が垂れ落ち易くなり、過剰噴霧やそれに伴な
うすすぎ液の量の増大を招いていた。
【0013】また、図4に示す非特許文献1のような洗
浄液及びすすぎ液用の共用ノズル68備えた洗浄装置5
0では、ほとんどの場合、多くの量および水圧を必要と
するすすぎ工程に適したノズルを選定していた。そのた
めに、洗浄工程時に洗浄液が過剰に噴霧され、さらに、
この洗浄液を洗い流すために相当量の水を使用しなけれ
ばならず、コストが必要以上に掛かっていた。
【0014】さらに、図5に示すような洗浄液およびす
すぎ液の各液体専用ノズル74及び78を備えた洗浄装
置70では、最適な噴霧状態を得易いが、配管が複雑と
なって設置面積が増加し、コスト高になっていた。さら
に、洗浄液専用ノズル74に洗浄液が残留する結果、別
途にノズルを洗浄する必要性があり、手間が掛かってし
まい、さらなるコスト高に繋がっていた。
【0015】また、特許文献1及び特許文献2に記載の
洗浄装置においては、空気の供給システムを削除して、
これをジェル洗浄剤に応用した場合、手動もしくは電動
により多数の弁を操作せねばならず、装置構造や操作が
複雑になるということが知られていた。
【0016】さらに、非特許文献2のコンベア用の洗浄
装置の場合、コンベア周りには、潤滑剤供給のための設
備と、洗浄液供給のための両方の設備が必要であり、コ
ンベア周りの狭隘化、さらには複雑なラインを必要とす
るなどの問題があった。さらに、潤滑剤供給ライン内の
洗浄は殆ど行われない為、長年の使用により金属石鹸、
バイオフィルムなどが形成されるなどして、ライン内部
が汚染され、それに伴い潤滑剤、コンベアまでもが汚染
される問題もあった。
【0017】従って、本発明は、上述した従来の技術の
問題を解決するためになされたもので、非水平面の洗浄
に適している増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)を噴霧
する際に、洗浄に十分な洗浄液量を均一に薄く無駄なく
付着させ、すすぎも効率よく行なえる、増粘された洗浄
剤(ジェル洗浄剤)に適した洗浄装置および洗浄方法を
提供することを主な目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明に係る洗浄装置は、液体ポンプと、該液体ポ
ンプに流体連通するヘッダーパイプと、該ヘッダーパイ
プに配設され、前記液体ポンプから吐出される液体の噴
霧口である二種類以上のノズルと、少なくとも一種類の
前記ノズルと前記ヘッダーパイプとの間に設けられ、前
記液体の圧力で動作する圧力調整弁と、を備えることを
特徴とする。
【0019】洗浄装置は、さらに、前記液体ポンプへの
液体供給側に少なくとも洗浄液タンクとすすぎ液タンク
とを備え、前記ノズルは、洗浄液用ノズルと、すすぎ液
用ノズルとを含むことが好ましい。
【0020】また、洗浄装置はさらに、コンベアの洗浄
に使用され、前記液体ポンプへの液体供給側に少なくと
も洗浄液タンク、潤滑剤タンク及びすすぎ液タンクとを
備え、前記ノズルは、潤滑剤と洗浄液の共通ノズルと、
すすぎ液用ノズルとを含むことができる。さらに、コン
ベアの洗浄に使用される洗浄装置は、洗浄液及びすすぎ
液の共通ノズルを備え、該共通ノズルと前記ヘッダーパ
イプとの間に、前記液体の圧力で動作する圧力調整弁と
は別の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備えることが
好ましい。
【0021】なお、前記圧力調整弁は、すすぎ液を噴霧
するためのすすぎ圧以上の圧力で開弁し、該すすぎ圧よ
り小さい圧力で閉弁することが望ましい。さらに、洗浄
装置は、前記液体ポンプに接続配置されあるいは前記液
体ポンプ及び前記ヘッダーパイプ間に配設された圧力調
整装置を備えることにより、前記ノズルへ供給される前
記液体の圧力を調整することもできる。
【0022】また、本発明に係るコンベアの洗浄に使用
される洗浄装置は、液体ポンプと、該液体ポンプへの液
体供給側に備えられた少なくとも洗浄液タンク、潤滑剤
タンク及びすすぎ液タンクと、前記液体ポンプに流体連
通する潤滑剤、洗浄液及びすすぎ液の共通配管と、該共
通配管に流体連通すると共に潤滑剤及び洗浄液の共通ノ
ズルを有する潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイプ
と、前記共通配管に流体連通すると共にすすぎ液用のノ
ズルを有するすすぎ液用のヘッダーパイプと、を備え、
すすぎ液用のヘッダーパイプもしくはすすぎ液用ノズル
と、前記共通配管との間に、前記すすぎ液の圧力で動作
する圧力調整弁を備えることを特徴とする。
【0023】該洗浄装置は、さらに、前記共通配管に流
体連通すると共に洗浄液及びすすぎ液の共通ノズルを有
する洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプを備え、
該洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプもしくは洗
浄液及びすすぎ液共通ノズルと、前記共通配管との間
に、前記洗浄液の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備
えることも望ましい。
【0024】また、本発明に係る増粘された洗浄剤を使
用する洗浄方法は、上述した洗浄装置を使用し、該洗浄
装置の圧力調整弁によって増粘された洗浄剤とすすぎ液
との噴霧の切替えを制御することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明に係る洗浄方法は、上述し
た洗浄装置を使用し、増粘された洗浄剤による洗浄工程
と、該洗浄工程時に閉弁していたノズル及びヘッダーパ
イプ間の圧力調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁するこ
とによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0026】また、さらに本発明に係るコンベアへの潤
滑剤供給及び洗浄方法は、上述した洗浄装置をコンベア
へ使用し、潤滑剤の供給工程と、増粘された洗浄剤によ
る洗浄工程と、該潤滑剤の供給工程及び洗浄工程時に閉
弁していた圧力調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁する
ことによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備える
ことを特徴する。
【0027】なお、洗浄装置に第2の圧力調整弁が配設
されている場合には、増粘された洗浄剤を噴霧する洗浄
工程において、該潤滑剤の供給工程時に閉弁していた第
2の圧力調整弁が、洗浄圧力で動作して開弁するように
することが好ましい。
【0028】
【作用】上述したように、洗浄装置において、液体の圧
力により動作する圧力調整弁をノズルとヘッダーパイプ
との間に設けることで、ポンプ圧を圧力調整するだけ
で、自動的に洗浄液とすすぎ液とのノズル出口圧が変わ
るため、洗浄液およびすすぎ液に適した液量および液圧
の噴霧が自動的に切り替わる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を、添付図面を参照しながら説明するが、図中、同一符
号は、同一又は対応部分を示すものとする。以下、図1
を使用して、本発明の洗浄装置の一実施形態を説明す
る。
【0030】本発明に係る洗浄装置1は、液体ポンプ2
を有する。この液体ポンプ2は、送り出す液体の圧力を
調整できるものであれば、如何なる既知のポンプでもよ
い。また、液体ポンプ2に接続して、あるいは液体ポン
プ2とヘッダーパイプ22との間に、圧力調整装置4を
設置して、ヘッダーパイプ22へ供給される液体の圧力
を調整することもできる。圧力調整装置4を設けること
により、液体の圧力調整がより正確に且つ容易となる。
なお、圧力調整装置4としては、インバーターや減圧弁
を使用すればよい。
【0031】液体ポンプ2への液体供給側は、送液管6
などの液体供給路を通じて洗浄液用タンク8、すすぎ液
用タンク10、及び添加剤液用タンク12に接続されて
いる。各々のタンク8,10及び12と液体ポンプ2と
の間には、各々の液体を選択的に供給するための開閉弁
14,16及び18が設置されている。これらの開閉弁
14,16及び18は、手動もしくは、電動等の自動で
開閉するものであればよく、液体ポンプ2の圧力調整と
連動して、選択的に開閉し、各液体を供給できるように
されていることが好ましい。
【0032】また、ここでいう添加剤液用タンク12に
貯蔵された「添加剤液」とは、洗浄力の強化、殺菌効果
付与等のために、塩素水、キレート剤、分散剤、アルカ
リ剤、酸、各種界面活性剤などの単独またはそれらを含
む混合物である洗浄強化剤、添加剤、殺菌洗浄剤等、洗
浄液用タンク8中の洗浄剤と違う種類の洗浄液や添加剤
を含む。この添加剤液は、単独で使用しても、あるいは
洗浄液用タンク8中の洗浄液と併用して使用してもよ
い。洗浄液と併用する場合は、開閉弁14及び18を手
動もしくは、電動等自動的に操作して、各々の液体の配
合量を調節すればよい。
【0033】本発明に係る洗浄装置1における液体ポン
プ2の液体送り出し側は、送液管20などの液体供給路
を介して、ヘッダーパイプ22に流体連通している。ヘ
ッダーパイプ22は、如何なる形状でもよく、例えば、
洗浄対象物(例えば食品工場における充填機、製品を搬
送するコンベア、壁面等)に対して、洗浄液またはすす
ぎ液が効率よく噴霧できるような形状をしていればよ
い。
【0034】ヘッダーパイプ22には、二種類以上の噴
霧ノズル24及び26が接続されている。「二種類以上
の噴霧ノズル」とは、洗浄液を噴霧するのに適したノズ
ル、すすぎ液を噴霧するのに適したノズル、添加剤液を
噴霧するのに適したノズルなどが挙げられる。本実施形
態においては、洗浄液用噴霧ノズル24と、すすぎ液用
噴霧ノズル26とが、各々二個ずつヘッダーパイプ22
に配設されている。
【0035】本発明に係る洗浄装置1は、液体の圧力に
よって噴霧する液体の種類を切替え調整するために、少
なくとも一種類のノズルとヘッダーパイプとの間に、液
体の圧力で動作し、開閉する圧力調整弁28を備えてい
る。本実施形態においては、圧力調整弁28は、すすぎ
液用噴霧ノズル26とヘッダーパイプ22との間に配設
されている。圧力調整弁28としては、逆止弁、減圧
弁、差圧弁等の既存の弁を使用することができる。この
圧力調整弁28は、予め設定された圧力以上の液体圧力
を受けると開弁し、設定圧力より少ない圧力だと閉弁す
るようになっている。この開閉の動作は、送液されてく
る液体の圧力によって行われ、特に手動による操作や電
動等による自動操作の必要がない。すなわち、送液され
る液体の圧力を変化させるだけで、圧力調整弁28は、
開閉するようになっている。
【0036】圧力調整弁28に作用する液体の圧力を変
化させるためには、液体ポンプ2の出力を変化させれば
よく、液体ポンプ2自体でそのポンプ圧力を調整する
か、あるいは、圧力調整装置4で液体の圧力を調整する
ことにより行われる。ポンプ圧力または圧力調整装置4
で調整される圧力は、液体タンクからノズルに到達する
までの圧力損失を考慮して、噴霧すべき液体に適した所
定のノズル出口圧よりも少し高い圧力に設定するのが好
ましい。
【0037】以上のように、圧力調整弁28は、すすぎ
液用ノズル26とヘッダーパイプ22との間にのみ配設
されており、洗浄液用ノズル24は圧力調整弁を介する
ことなく、ヘッダーパイプ22に接続されている。洗浄
液を噴霧するために適した圧力は、すすぎ液を噴霧する
ために適した圧力(すすぎ圧)よりも小さい。従って、
圧力調整弁28が開弁するための所定圧力を、すすぎ液
を噴霧するために適した圧力(すすぎ圧)に設定してお
けば、洗浄液とすすぎ液との噴霧を自動的に切替えるこ
とができる。
【0038】次に、増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)
による洗浄を例にして、本発明に係る洗浄装置1を用い
た洗浄方法を説明する。先ず最初に、ジェル洗浄剤によ
る洗浄工程を説明する。液体ポンプ2に連通する増粘さ
れた洗浄剤(ジェル洗浄剤)の入った洗浄液用タンク8
の開閉弁14と、必要に応じて添加剤液用タンク12の
開閉弁18とを開弁し、すすぎ液用タンク10の開閉弁
16は閉弁状態にして、増粘された洗浄剤(ジェル洗浄
剤)もしくはそれを主成分とする洗浄液を、洗浄液用ノ
ズル24から噴霧する。この時の洗浄液の圧力(ノズル
出口圧)は、最適な洗浄のための必要十分な洗浄剤の量
及び噴霧圧が得られる圧力であり、すすぎ液の圧力より
も小さい。
【0039】すなわち、洗浄工程時の液体ポンプ2のポ
ンプ圧は、圧力調整弁28を動作させる圧力よりも小さ
いノズル出口圧となるように圧力調整装置4等で制御さ
れる。そのため、すすぎ液用ノズル26とヘッダーパイ
プ22との間に設置された圧力調整弁28は、この洗浄
時の液体圧では、動作せず、閉弁状態を維持する。従っ
て、洗浄工程時には、洗浄液は、洗浄液用ノズル24の
みから噴霧され、最適量、最適圧の洗浄液が噴霧される
ことになる。
【0040】次に、被洗物に噴霧された洗浄液をすすぐ
ためのすすぎ工程を説明する。液体ポンプ2に連通する
増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)の入った洗浄液用タ
ンク8の開閉弁14と、必要に応じて添加剤液用タンク
12の開閉弁18とを閉弁し、すすぎ液用タンク10の
開閉弁16を開弁状態に切替えて、すすぎ液をすすぎ液
用ノズル26から噴霧する。
【0041】このすすぎ工程時には、洗浄工程時の噴霧
よりも高いノズル出口圧、多い噴霧量が必要である。そ
のため、すすぎ工程時には、液体ポンプ2または圧力調
節装置4により、すすぎ液圧力を圧力調整弁28に予め
設定されている圧力以上に上昇させればよい。すなわ
ち、すすぎ液圧力が設定値以上になると、すすぎ液用ノ
ズル26とヘッダーパイプ22の間に設置されている圧
力調整弁28が開弁し、すすぎ液用ノズル26からすす
ぎ液が最適な噴霧量、噴霧圧力で噴霧される。この時、
洗浄液用ノズル24からもすすぎ液が噴霧され、配管や
ノズル内に残留した洗浄液のすすぎが行なえる。また、
洗浄液用ノズル24から同時にすすぎ液が噴霧されるこ
とにより、すすぎ液用ノズル26を補うすすぎが可能と
なり、より効率的なすすぎが行なえる。
【0042】以上のように、洗浄工程とすすぎ工程とを
切替える時には、液体ポンプ2または圧力調整装置4で
液体圧力を調整すると共に、洗浄液用タンク8、すすぎ
液用タンク10、添加剤液タンク12の開閉弁14,1
6、及び18を開閉し供給する液体を選択する。特に、
これらの開閉弁の動作は、圧力調整装置4と連動させ
て、洗浄工程、すすぎ工程等を自動的に切り替えるよう
にするのが好ましい。
【0043】増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)で洗浄
する場合、過剰な洗浄剤を使用せず、壁面等の洗浄対象
物への必要十分な付着が得られ、最適な洗浄効果を得ら
れる洗浄時のノズル出口圧は、3Kg/cm2未満が好
ましい。一方、最適なすすぎ効果を得られるためのすす
ぎ時のノズル出口圧は、3Kg/cm2以上であること
が好ましい。従って、圧力調整弁28は、3Kg/cm
2以上の液体圧力で開弁するのが好ましい。このような
3Kg/cm2以上で開弁する圧力調整弁28をすすぎ
液用ノズル26とヘッダーパイプ22との間に設置する
ことで、3Kg/cm2未満のノズル出口圧である洗浄
工程時には、圧力調節弁28は閉弁しているため、洗浄
液は洗浄液用ノズル24のみから噴霧される。一方、3
Kg/cm2以上のノズル出口圧であるすすぎ時には、
圧力調節弁28が動作して開弁し、すすぎ液はすすぎ液
用ノズル26と洗浄液用ノズル24の両方から噴霧され
ることになる。これにより過剰の洗浄液およびすすぎ液
を使用することなく、洗浄工程、すすぎ工程も短時間に
行なうことができる。
【0044】また、より好ましい洗浄液のノズル出口圧
は、1Kg/cm2以上〜3Kg/cm2未満であり、こ
の範囲であれば、より良好な付着と洗浄効果が得られ
る。一方、より好ましいすすぎ液のノズル出口圧は、4
Kg/cm2以上、さらに好ましくは5Kg/cm2以上
であり、この圧力であれば、より短時間で、完全に汚れ
および増粘された洗浄剤(ジェル洗浄剤)を除去するす
すぎができる。
【0045】上述したノズル出口圧の調整は、ポンプ出
力または圧力調整機4で液体圧力を調整すればよく、液
体タンク2からノズル26までの圧力損失を考慮して、
圧力調整弁28に設定された目的とするノズル出口圧と
なるように、調整すればよい。
【0046】使用する洗浄剤の種類によっては、洗浄工
程時やすすぎ工程時の最適なノズル出口圧が上述した好
適な範囲から外れる場合も考えられる。しかしながら、
その場合も適宜ノズル出口圧を選択し、そのノズル出口
圧にあった圧力調整弁28を設置すればよい。
【0047】また、本発明に係る洗浄装置は、図2及び
図3に示すように、コンベアへの潤滑剤の供給装置とコ
ンベアの洗浄装置を兼ねることができる。図2に示した
洗浄装置30の基本的な構成は、図1に示した洗浄装置
1と同様であり、液体ポンプ2と圧力調製装置4とを有
する。また、液体ポンプ2への液体供給側は、送液管6
を介して、洗浄液用タンク8及びすすぎ液タンクと、さ
らに、コンベア32の表面に塗布するための潤滑剤を貯
蔵する潤滑剤用タンク34とへ接続されている。従っ
て、この洗浄装置30は、コンベアへ32のコンベア用
潤滑剤の供給にも使用される。
【0048】液体ポンプ2の液体送り出し側は、送液管
である潤滑剤、洗浄液及びすすぎ液の共通配管36を介
してヘッダーパイプ38及び40に流体連通している。
ヘッダーパイプ38は、潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダ
ーパイプで、先端に潤滑剤及び洗浄液用の共通ノズル3
9を備えている。一方、ヘッダーパイプ40は、すすぎ
液専用のヘッダーパイプで、先端にすすぎ液専用のノズ
ル41を備えている。なお、すすぎ液専用のヘッダーパ
イプ40には、圧力調整弁42が設けられている。潤滑
剤及び洗浄液をコンベア32上へ供給するために適した
圧力は、すすぎ液を噴霧するために適した圧力(すすぎ
圧)よりも小さいので、圧力調整弁42が開弁するため
の設定圧力を、すすぎ液を噴霧するために適した圧力
(すすぎ圧)に設定しておけば、潤滑剤及び洗浄液とす
すぎ液との噴霧を自動的に切りかえることができる。従
って、圧力調整弁42の取付位置は、ヘッダーパイプ4
0の途中に限られず、例えば、すすぎ液用のノズル41
とヘッダーパイプ40との間、もしくはヘッダーパイプ
40と共通配管36との間であれば良い。
【0049】以上のような構成において、潤滑剤及び洗
浄液は、液体ポンプ2を介して、共通配管36及びヘッ
ダーパイプ38を経由して、コンベア上部の潤滑剤及び
洗浄液共通ノズル39からコンベア32上へ供給され
る。また、すすぎ液は、すすぎ液圧力が、圧力調製弁4
2が開弁するための設定値以上になると、圧力調整弁4
2が開弁し、コンベア32の下部のすすぎ液用ノズル4
1からすすぎ液が噴霧され、さらに同時にコンベア32
の上部の潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からもすすぎ
液が噴霧される。
【0050】コンベア32への潤滑剤の供給及び洗浄に
ついてさらに説明すると、まずコンベア稼動時に、潤滑
剤が、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39からコンベア3
2の上に供給される(潤滑剤供給工程)。最適な潤滑効
果を得られる潤滑剤の供給工程でのノズル出口圧は、3
Kg/cm未満が好ましく、2Kg/cm未満がよ
り好ましい。次に、コンベア洗浄時には、潤滑剤の供給
を止めて洗浄液を供給する。このとき洗浄液は、潤滑剤
及び洗浄液共通ノズル39からコンベア32の上に供給
される(洗浄工程)。最適な洗浄効果を得られる洗浄工
程でのノズル出口圧は、3Kg/cm未満が好まし
く、1Kg/cm以上〜3Kg/cm未満がより好
ましい。次に、洗浄液の供給を止め、すすぎ液が、すす
ぎ液用ノズル41と、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39
から噴霧される(すすぎ工程)。最適なすすぎ効果を得
られるためのすすぎ時のノズル出口圧は、3Kg/cm
以上であることが好ましい。従って、この場合、圧力
調整弁は、3Kg/cm以上の液体圧力で開弁するの
が好ましい。
【0051】このような3Kg/cm以上で開弁する
圧力調整弁を設置することで、3Kg/cm未満のノ
ズル出口圧である潤滑剤供給工程及び洗浄工程時には、
圧力調節弁は閉弁しているため、潤滑剤及び洗浄液は、
潤滑剤及び洗浄液共通ノズル39のみから噴霧される。
一方、3Kg/cm以上のノズル出口圧であるすすぎ
時には、圧力調節弁が動作して開弁し、すすぎ液は、す
すぎ液用ノズル41と潤滑剤及び洗浄液用ノズル39の
両方から噴霧されることになる。これにより過剰の洗浄
液およびすすぎ液を使用することなく、洗浄工程、すす
ぎ工程も短時間に行なうことができる。これによりコン
ベア32への潤滑剤の供給装置と洗浄装置を一体化で
き、さらに潤滑剤供給工程、洗浄工程、すすぎ工程の切
り替えを効率良く簡便に行なうことができる。また、潤
滑剤供給ラインの洗浄を行うことで、簡便にライン内の
衛生状態をも保持でき、より衛生的なコンベアを得るこ
とができる。
【0052】以上の実施形態においては、共通配管36
に潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイプ38とすすぎ
液専用のヘッダーパイプ40とを別々に接続したが、図
1の実施形態のように、単一のヘッダーパイプを使用し
ても良い。あるいは、図3に示すような洗浄装置30’
のように、共通配管36に、さらに別のヘッダーパイプ
44を流体連通させることもできる。ヘッダーパイプ4
4は、洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプで、先
端に、洗浄液及びすすぎ液用のノズル43を備えてい
る。また、このヘッダーパイプ44には、第2の圧力調
整弁45が取り付けられている。第2の圧力調整弁45
が開弁するための設定圧力を、洗浄液を噴霧するために
適した圧力(洗浄圧)に設定しておけば、潤滑剤と洗浄
液及びすすぎ液との噴霧を自動的に切りかえることがで
きる。
【0053】このように構成された洗浄装置30’によ
るコンベア32への潤滑剤の供給及び洗浄について説明
する。まずコンベア稼動時に、潤滑剤が、潤滑剤及び洗
浄液共通ノズル39からコンベア32の上に供給される
(潤滑剤供給工程)。最適な潤滑効果を得られる潤滑剤
の供給工程でのノズル出口圧は、1Kg/cm未満が
好ましい。次に、コンベア洗浄時には、潤滑剤の供給を
止めて洗浄液を供給する。このとき洗浄液は、潤滑剤及
び洗浄液共通ノズル39、並びに、洗浄液及びすすぎ液
共通ノズル43からコンベア32の表面側及び裏面側の
両側に供給される(洗浄工程)。最適な洗浄効果を得ら
れる洗浄工程でのノズル出口圧は、3Kg/cm未満
が好ましく、1Kg/cm以上〜3Kg/cm未満
がより好ましい。従って、この場合、第2の圧力調整弁
45は、2Kg/cm以上の液体圧力で開弁するのが
好ましい。最後に、洗浄液の供給を止め、すすぎ液が、
すすぎ液用ノズル41と、潤滑剤及び洗浄液共通ノズル
39と、洗浄液及びすすぎ液共通ノズル43とから噴霧
される(すすぎ工程)。最適なすすぎ効果を得られるた
めのすすぎ時のノズル出口圧は、3Kg/cm以上で
あるのが好ましく、より好ましくは4Kg/cm以上
である。従って、この場合、圧力調整弁は、3Kg/c
以上の液体圧力で開弁するのが好ましい。
【0054】このような2種類の圧力調整弁42及び4
5を設置することで、コンベア32の表面側及び裏面側
の両側から洗浄できるので、洗浄効果がより増し衛生的
なコンベアを得ることができると共に、従前の実施形態
と同様に、過剰の洗浄液およびすすぎ液を使用すること
なく、洗浄工程、すすぎ工程も短時間に行なうことがで
きる。これによりコンベア32への潤滑剤の供給装置と
洗浄装置を一体化でき、さらに潤滑剤供給工程、洗浄工
程、すすぎ工程の切り替えを効率良く簡便に行なうこと
ができる。
【0055】なお、本発明に係る洗浄装置は、洗浄対象
物の側に直接設置してもよいし、移動型にして、洗浄時
に対象物の所に移動させ、洗浄してもよい。
【0056】
【実施例】以下、実施例により本発明に係る洗浄装置を
使用した洗浄についてさらに詳しく説明するが、本発明
は、これらにより限定されるものではない。
【0057】(実施例1、2)図1に示すように、本発
明に係る洗浄装置1は、液体ポンプ2と、洗浄液用ノズ
ル24及びすすぎ液用ノズル26が各々二個ずつ設置さ
れた1本のヘッダーパイプ22と、すすぎ液用ノズル2
6及びヘッダーパイプ22間に配設された液体圧力(ノ
ズル出口圧)3Kg/cm2以上で開く圧力調整弁28
とを備えており、この洗浄装置1を用いて、下記の表1
に示すような条件で効果を確認した。洗浄剤の噴霧(洗
浄工程)は、壁に設定した1m×1mの枠内に、ジェル
洗浄剤(ネオフィルム300・(株)アデカクリーンエ
イド社製)を10秒間行った。その後、すすぎ液の噴霧
(すすぎ工程)は、見た目で完全に洗浄剤が落ちるまで
行った。
【0058】評価基準は、下記の判断基準で、噴霧洗剤
量及びすすぎ量について、目視により評価した。 <洗剤量> ○ : 被洗物全体を噴霧した直後、垂れ落ちる洗浄剤は
殆ど無く、必要十分な量である × : 被洗物全体を噴霧した直後、噴霧直後に洗浄剤が
垂れ落ち、過剰な量である。 <すすぎ量> ◎ : 使用洗剤量の3倍未満の量ですすぐことができ
た。 ○ : 使用洗剤量の3倍以上、5倍未満の量ですすぐこ
とができた。 × : 使用洗剤量の5倍以上の量必要であった。
【0059】(比較例1)比較例としては、図4に示し
た、液体ポンプ52と、洗浄液及びすすぎ液用の共有ノ
ズル68を持ったヘッダーパイプ66とを備える従来の
洗浄装置50を用いて行った。なお、実施条件は、実施
例1及び2と同様に、下記の表1に示す条件に従い、そ
の評価も実施例と同様に行なった。以上の結果を下記の
表1に示す。
【0060】
【表1】 表1より、実施例1及び2の何れにおいても、満足する
結果が得られた。
【0061】(実施例3)図2に示すように、本発明に
係る洗浄装置30は、液体ポンプ2と、潤滑剤及び洗浄
液共通ノズル39がコンベア32の上部に、すすぎ液用
ノズル41がコンベア32の下部に設置され、すすぎ液
用のヘッダーパイプ40に設定圧力4Kg/cmの圧
力調整弁が設置されている、この洗浄装置30を用い
て、コンベア32の洗浄を行なった。まずノズル出口圧
1.9Kg/cmで、潤滑剤および洗浄液共通ノズル
39からコンベア32上へ、潤滑剤の供給を行なった
(潤滑剤供給工程)。続いて潤滑剤の供給を止め、ノズ
ル出口圧1.9Kg/cmで、潤滑剤および洗浄液共
通ノズル39からコンベア32上へ、洗浄液(ジェル洗
浄剤(ネオフィルム300・(株)アデカクリーンエイ
ド社製))の噴霧を行なった(洗浄工程)。その後、ノ
ズル出口圧5Kg/cmで、すすぎ液の噴霧を行なっ
た(すすぎ工程)。すすぎ液は、コンベア32の上部に
設置された潤滑剤および洗浄液共通ノズル39とコンベ
ア32の下部のすすぎ液用ノズル41から噴霧された。
潤滑剤供給工程、洗浄工程、すすぎ工程共に効率よく切
り替えを行なうことができた。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る洗浄装置は、液体の圧力に
より動作する圧力調整弁をノズルとヘッダーパイプの間
に設けているので、洗浄液およびすすぎ液に適した液量
および液圧の噴霧の切替えが自動的に可能となり、これ
により共有ノズルの使用により生じる洗浄液の過剰噴霧
や、また各液体の専用ノズル、専用ヘッダーパイプを設
けることによる構造の複雑化やコスト高を防止でき、さ
らにポンプ圧を圧力調整するだけで、自動的に洗浄液と
すすぎ液のノズル出口圧が変わるため、操作も容易に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗浄装置の一実施形態を示す概
要図である。
【図2】 本発明に係るコンベアの洗浄に使用される洗
浄装置の一実施形態を示す概要図である。
【図3】 図2に示す洗浄装置の変形例を示す概要図で
ある。
【図4】 従来型の洗浄液及びすすぎ液用共有ノズルを
有する洗浄装置を示す概要図である。
【図5】 従来型のすすぎ液専用ノズル、洗浄液専用ノ
ズル、並びに、専用ヘッダーパイプを有する洗浄装置を
示す概要図である。
【符号の説明】
1…洗浄装置、2…液体ポンプ、4…圧力調整装置、6
…送液管、8…洗浄液用タンク、10…すすぎ液用タン
ク、12…添加剤液用タンク、14,16,18…開閉
弁、20…送液管、22…ヘッダーパイプ、24,26
…噴霧ノズル、28…圧力調整弁、30,30’…洗浄
装置、32…コンベア、34…潤滑剤用タンク、36…
共通配管、38…潤滑剤及び洗浄液共通ヘッダーパイ
プ、39…潤滑剤及び洗浄液用共通ノズル、40…すす
ぎ液用ヘッダーパイプ、41…すすぎ液用ノズル、42
…圧力調整弁、43…洗浄液及びすすぎ液用共通ノズ
ル、44…洗浄液及びすすぎ液共通ヘッダーパイプ、4
5…第2の圧力調整弁、50…洗浄装置、52…液体ポ
ンプ、54…圧力調整装置、56…送液管、58…洗浄
液用タンク、60…すすぎ液用タンク、62,64…開
閉弁、65…送液管、66…ヘッダーパイプ、68…噴
霧ノズル、70…洗浄装置、72,76…ヘッダーパイ
プ、74,78…噴霧ノズル、80…開閉弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 志穂 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 株式 会社アデカクリーンエイド内 (72)発明者 加藤 千恵 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 株式 会社アデカクリーンエイド内 Fターム(参考) 3B201 AA47 AB51 BB32 BB62 BB91 CB01 CC01 4F033 AA04 BA03 DA04 EA04 GA11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ポンプと、該液体ポンプに流体連通
    するヘッダーパイプと、該ヘッダーパイプに配設され、
    前記液体ポンプから吐出される液体の噴霧口である二種
    類以上のノズルと、少なくとも一種類の前記ノズルと前
    記ヘッダーパイプとの間に設けられ、前記液体の圧力で
    動作する圧力調整弁と、を備える洗浄装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記液体ポンプへの液体供給側
    に少なくとも洗浄液タンクとすすぎ液タンクとを備え、
    前記ノズルは、洗浄液用ノズルと、すすぎ液用ノズルと
    を含む請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記液体ポンプへの液体供給側
    に少なくとも洗浄液タンク、潤滑剤タンク及びすすぎ液
    タンクを備え、前記ノズルは、潤滑剤及び洗浄液の共通
    ノズルと、すすぎ液用ノズルとを含む、コンベアの洗浄
    に使用される請求項1記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記ノズルは、洗浄液及びすす
    ぎ液の共通ノズルを備え、 該共通ノズルと前記ヘッダーパイプとの間に、前記液体
    の圧力で動作する圧力調整弁とは別の圧力で動作する第
    2の圧力調整弁を備える、コンベアの洗浄に使用される
    請求項3記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記圧力調整弁は、すすぎ液を噴霧するた
    めのすすぎ圧以上の圧力で開弁し、該すすぎ圧より小さ
    い圧力で閉弁する請求項1乃至請求項4の内のいずれか
    1項記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記液体ポンプに接続配置され
    あるいは前記液体ポンプ及び前記ヘッダーパイプ間に配
    設され、前記ノズルへ供給される前記液体の圧力を調整
    するための圧力調整装置を備える請求項1乃至請求項5
    の内のいずれか1項記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 液体ポンプと、 該液体ポンプへの液体供給側に備えられた少なくとも洗
    浄液タンク、潤滑剤タンク及びすすぎ液タンクと、 前記液体ポンプに流体連通する潤滑剤、洗浄液及びすす
    ぎ液の共通配管と、 該共通配管に流体連通すると共に潤滑剤及び洗浄液の共
    通ノズルを有する潤滑剤及び洗浄液共通のヘッダーパイ
    プと、 前記共通配管に流体連通すると共にすすぎ液用のノズル
    を有するすすぎ液用のヘッダーパイプと、を備え、 すすぎ液用のヘッダーパイプもしくはすすぎ液用ノズル
    と、前記共通配管との間に、前記すすぎ液の圧力で動作
    する圧力調整弁を備える、コンベアの洗浄に使用される
    洗浄装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記共通配管に流体連通すると
    共に洗浄液及びすすぎ液の共通ノズルを有する洗浄液及
    びすすぎ液共通のヘッダーパイプを備え、 該洗浄液及びすすぎ液共通のヘッダーパイプもしくは洗
    浄液及びすすぎ液共通ノズルと、前記共通配管との間
    に、前記洗浄液の圧力で動作する第2の圧力調整弁を備
    える、コンベアの洗浄に使用される請求項7記載の洗浄
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項6の内のいずれか1
    項記載の洗浄装置を使用し、該洗浄装置の圧力調整弁に
    よって増粘された洗浄剤とすすぎ液との噴霧の切替えを
    制御する、増粘された洗浄剤を使用する洗浄方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項6の内のいずれか
    1項記載の洗浄装置を使用し、増粘された洗浄剤による
    洗浄工程と、該洗浄工程時に閉弁していたノズル及びヘ
    ッダーパイプ間の圧力調整弁がすすぎ圧で動作して開弁
    することによりすすぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備
    える洗浄方法。
  11. 【請求項11】 請求項3または請求項7記載の洗浄装
    置を使用し、 潤滑剤の供給工程と、 増粘された洗浄剤による洗浄工程と、 該潤滑剤の供給工程及び洗浄工程時に閉弁していた圧力
    調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁することによりすす
    ぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備えるコンベアへの潤
    滑剤供給及び洗浄方法。
  12. 【請求項12】 請求項4または請求項8記載の洗浄装
    置を使用し、 潤滑剤の供給工程と、 該潤滑剤の供給工程時に閉弁していた第2の圧力調整弁
    が、洗浄圧力で動作して開弁することにより増粘された
    洗浄剤を噴霧する洗浄工程と、 該潤滑剤の供給工程及び洗浄工程時に閉弁していた圧力
    調整弁が、すすぎ圧で動作して開弁することによりすす
    ぎ液を噴霧するすすぎ工程と、を備えるコンベアへの潤
    滑剤供給及び洗浄方法。
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