JP2003178947A - 探針描画装置および方法および絶縁特性評価装置 - Google Patents

探針描画装置および方法および絶縁特性評価装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流を高速に制御できる探針描画装置あるい
は絶縁特性評価装置を提供すること。 【解決手段】 レジスト層あるいは絶縁層に流す電流を
交流電圧の振幅変化を用いて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査プローブ顕微
鏡を用いた微細加工技術において用いられるパターン描
画装置およびこの構造を利用した絶縁特性評価装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体電子素子の高集積化に伴い極微細
加工技術が必要とされているが、光リソグラフィーで使
用する光の波長やレンズ材料により最小加工寸法が10
0nm程度に限られると予想されている。近年、これに
代わる技術として、本願の発明者らの提案にかかわる、
例えば、特開平11−73906号公報に開示されてい
る、走査プローブ顕微鏡を用いたリソグラフィー装置が
提案されている。これは、探針と基板間に電圧を印加し
て基板上に塗布したレジスト層に電子線を照射すること
により露光を行う方法で、解像度が高く、10nmレベ
ルの加工も可能である。さらに、例えば、M. Ishibashi
et al., ''Characteristics of scanning-probe litho
graphy with a current-controlled exposure system''
Appl. Phys. Lett. 72(13) 30 March 1998 pp.1581-15
83、に示されるように、印加電圧を増減させて照射電流
を一定に保ち、再現性のよいパターン描画が可能な装置
が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レジストパターンを再
現性良く安定に描画するためには、上記のような、照射
電流を一定に制御するための閉ループ制御によるフード
バック処理が不可欠である。しかし、探針−基板間には
必ず浮遊容量が存在するため、電流設定値の変化やレジ
スト膜厚の変化に対応するために印加電圧を変化させよ
うとすると、実際にレジスト中を流れる照射電流以外に
浮遊容量への充放電電流が流れ、電圧の変化を妨げる。
そのため、照射電流が所望の値となるまでに著しく長い
時間を必要とし、電流のON/OFFを頻繁に繰り返す
よう複雑な図形を描画することは事実上不可能であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、探針−基板間
に交流電圧を印加した場合、その振幅を変化させても浮
遊容量に流れる充放電電流の時間平均が相殺されて零に
なるように動作することに着目したものである。すなわ
ち、描画のための印加電圧として交流電圧を用いると、
浮遊容量に流れる充放電電流は交流電流となる。また、
レジスト層の電流−電圧特性は線形でなく、一定のしき
い値以上でないと電流が流れないため、交流電圧の振動
中心をこのしきい値付近に設定すれば、交流波形のプラ
ス側またはマイナス側のみで照射電流がレジスト層を流
れる。そのため、検出されたレジスト層を流れる電流を
フィルタを用いて時間平均すると、充放電電流は相殺さ
れて零になり、実際にレジストに照射される照射電流値
のみが測定できる。こうして検出された描画電流が一定
となるようにフィードバック制御して、印加交流電圧の
振幅を変化させることにすれば、レジスト層の浮遊容量
に影響されることなく照射電流値を制御することがで
き、高速に描画が可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】(実施例1)実施例1では、交流
電圧を用いるとともに交流電圧の振動中心をレジスト膜
のしきい値付近に設定する直流電圧を併用してレジスト
膜上に描画を行う探針描画装置の例を図1から図6を用
いて説明する。
【0006】図1は本発明の描画装置の実施例構成概念
を示すブロック図である。1は描画ヘッド部であり、導
電性の探針2が導電性のバネ部3の一端に保持され、導
電性のバネ部3の他端がホルダー4に保持されている。
5は試料部であり、この例では、レジスト層8及び導電
層7を塗布した基板6から構成される。試料部5のレジ
スト層8を探針2に対向して位置させる。試料部5はZ
駆動部9およびXY駆動部10に保持されており、探針
2に対して相対的に試料部5をその面内方向及び垂直方
向に走査できる。Z駆動部9およびXY駆動部10はZ
粗動部11上に設けられ、Z粗動部11によって、試料
部5を探針2に対して垂直方向に粗く移動させることが
できる構造とされる。13は位置検出部であり、バネ部
3の位置あるいは変位が検出できるように配置され、例
えば、光てこ式の検出装置とされる。位置検出部13で
は、従って、探針2のレジスト層8からの垂直方向の相
対的な位置あるいは両者の間に加わる力が検出される。
【0007】12は総合制御部であり、レジスト層8に
描画すべきパターン信号、照射電流の設定値、探針2と
レジスト層8との間に加わる力およびその他の必要な信
号が設定値として入力されるとともに、必要なフィード
バック信号が入力されて、検出された描画電流が一定と
なるようにフィードバック制御を実行するための信号を
送出する。14はZ位置制御部であり、位置検出部13
で検出された位置信号と総合制御部12から与えられた
設定信号とにより、描画中のZ駆動部9のZ方向変位を
調整する。Z位置制御部14の信号は、描画の前処理段
階での探針2とレジスト層8を接触させる段階では、ス
イッチ20によりOFFとされるが、このことは後で具
体的に説明する。位置検出部13で検出された位置信号
および描画中のXY駆動部10の位置は総合制御部12
へフィードバックされる。
【0008】15は電流検出部であり、探針2からレジ
スト層8を介して導電層7に流れる電流を検出する。1
6はローパスフィルタであり、電流検出部15で検出し
た電流の高周波成分を除去する。17は電流制御部であ
り、総合制御部12へフィードバックされるXY駆動部
10の位置と総合制御部12に与えられたレジスト層8
に描画すべきパターン信号との関係から、描画中のXY
位置に応じた電流の目標値を設定する。18は交流電圧
印加部であり、電流制御部17により設定された電流に
対応した交流電圧振幅を持つ交流電圧を出力する。19
は直流電圧印加部であり、総合制御部12から与えられ
るレジスト層8のしきい値に対応した直流電圧を出力す
る。21は加算回路であり、交流電圧印加部18の出力
する交流電圧と、直流電圧印加部19の出力する直流電
圧とが重畳された電圧を出力して、これを探針2に印加
する。
【0009】次に、図1に示した装置を用いてパターン
描画を行う際の動作を具体的に説明する。まず、探針2
とレジスト層8とを接触させるための操作を行う。この
ときの操作の一例を具体的に述べると次のようである。
まず、スイッチ20をOFFとする。この状態で総合制
御部12からZ粗動部11に、探針2とレジスト層8と
が予め設定されている一定量だけ接近する信号を与え
る。この結果を位置検出部13の出力を監視することで
評価し、探針2とレジスト層8とが接触しなかったと判
断されたときは、さらに、同様の操作を行い、探針2を
レジスト層8に接近させる。位置検出部13の出力か
ら、両者が接触したと判断されたら、Z粗動部11によ
る操作は終わりとして、スイッチ20をONにする。そ
の結果、位置検出部13、Z位置制御部14、Z駆動部
9から成る位置フィードバックループが形成されるか
ら、総合制御部12からZ位置制御部14に与えられる
目標値に応じて、探針2の垂直方向位置を自動制御す
る。これにより、XY駆動部10を動作させた結果探針
2とレジスト層8との相対位置が変化した場合も、探針
2とレジスト層8とのZ方向の相対位置が目標値に保た
れる。
【0010】次に、XY駆動部10を動作させて探針2
をレジスト層8上で移動させながら所定の電流を探針2
からレジスト層8に流すことにより描画を行うことにな
るが、本発明では、描画を開始する前に、描画の対象と
なるレジスト層8のしきい値となる直流電圧を計測す
る。すなわち、探針2からレジスト層8を介して導電層
7に電流が流れ始める直流電圧を計測する。しきい値の
異なる各種のレジスト層8の描画を行うためには、これ
らのレジスト層8のしきい値を計測しておき、総合制御
部12に記憶させておくのが良い。このしきい値の直流
電圧を、総合制御部12から直流電圧印加部19に与え
る。その後、電流検出部15およびローパスフィルタ1
6、電流制御部17および交流電圧印加部18から成る
電流フィードバックループをONにする。電流制御部1
7には、必要な照射電流に対応した電流の目標値を総合
制御部12から設定し、交流電圧印加部18からこれに
対応した交流電圧波形の振幅が調整されて出力される。
加算回路21では直流電圧印加部19の出力電圧と交流
電圧印加部18の出力電圧とが加算され、探針2と導電
層7との間に印加され、後述するように、所望の電流が
流れてレジスト層8が露光される。なお、ローパスフィ
ルタ16は電流検出部15で検出された電流に含まれる
交流電圧印加部18からの交流電圧の周波数成分を除去
するようなカットオフ周波数を選ぶものであるが、交流
波形は必ずしも正弦波である必要はなく、例えば、三角
波、鋸波、矩形波等でも良い。
【0011】図2および図3を用いて、本実施例による
交流電圧を用いた電流フィードバックによる電流制御に
ついて説明する。
【0012】図2は本実施例の電流フィードバックルー
プのブロック図である。27は探針2−レジスト層8間
に存在する浮遊容量を代表するものであり、22は探針
2−レジスト層8間に存在するレジスト層8の抵抗を代
表するものである。これらの浮遊容量27および抵抗2
2は並列回路を構成しており、加算回路21から直流電
圧印加部19の出力電圧Vdcと交流電圧印加部18の出
力電圧Vac・ei ω tとが図示の極性で加算される。浮遊
容量27および抵抗22からの出力電流(icおよび
r)は加算回路21で図示の極性で加算され、ローパ
スフィルタ23を通過後iaとなる。このフィードバッ
ク電流iaは、加算回路29で総合制御部12から与え
られる描画中のXY位置に応じた電流の目標値isに、
図示の極性で加算される。設定電流isとフィードバッ
ク電流iaとの偏差eが積分器24で時間積分され、ゲ
イン調整器25で交流印加電圧の振幅Vacが決定され
る。この振幅を持つ交流電圧Vac・ei ω tを発振器26
から出力し、直流電圧Vdcを足しあわせた電圧が、浮遊
容量27およびレジスト層8の抵抗22に印加される。
ここで、ωは交流電圧の角周波数である。
【0013】探針2−導電層7間に(数1)に示すよう
な電圧を印加した場合、浮遊容量27に流れる電流ic
は、容量Cと電圧の時間微分の積C・dV/dtで表さ
れ、(数2)に示すような電流となり、一方、レジスト
層8の抵抗22(抵抗値r)を流れる電流はir=V/
rとなる。
【0014】
【数1】
【数2】 次に、これらの電流の和i=ic+irは、カットオフ周
波数がω以下のローパスフィルタ23を通過するが、浮
遊容量27に由来する電流icは直流成分を全く含まな
いため、ほぼゼロとなる。しかし、レジスト層8の電流
電圧特性は一般には線形でないため、直流印加電圧Vdc
を適当に選ぶと一方向にのみ電流を流すことができる。
これを図3を用いて説明する。
【0015】図3はレジスト層8の電流−電圧特性の模
式図であり、横軸が印加電圧、縦軸が電流を表してい
る。特性カーブ31は、低電圧領域では電流は流れず、
正側しきい電圧32、あるいは、負側しきい電圧33を
超えると急激に電流が流れ始めることを示している。ま
た、この例では、正側しきい電圧32の方が負側しきい
電圧33より絶対値では小さいことを示している。例え
ば、直流電圧印加部19により与えられる直流印加電圧
dcを正側しきい電圧32付近に設定し、そこを中心と
して交流電圧波形34を振動させると、正側半周期36
では電流が流れ、負側半周期37では電流が流れないた
め、電流波形35のような電流irが流れる。この電流
をローパスフィルタ23に通すことにより、レジスト層
8に流れる電流の平均値iaが得られる。この電流ia
所望の設定電流値isとの偏差e=is−iaがゼロとな
るように積分器24を介して交流電圧の振幅にフィード
バックすることにより、実際にレジスト層8を流れる電
流の平均値iaを所望の設定電流に保つことができる。
なお、偏差eを、ここでは積分器24による積分制御と
する場合について述べたが、これは、比例制御、あるい
は、比例積分制御としてもよい。また、直流印加電圧V
dcを負側しきい電圧33付近に設定すれば電流iaの向
きを反転することができる。また、所望の設定電流値i
sはレジスト層8が露光されるために必要な大きさであ
ることは当然であるが、正側半周期36では電流が流
れ、負側半周期37では電流が流れないための条件は、
図3の例では負側半周期37の交流電圧の振幅が正側の
しきい値32と負側のしきい値33の和の値の大きさの
交流電圧までであるので、十分大きな設定電流値is
対応した電流iaを流すことができる。
【0016】なお、交流電圧波形は正負対称な波形であ
る必要はなく、周期的であり、かつ一周期の時間積分が
打ち消しあうようなものならばいかなる波形でも使用で
きる。例えば、図4に示したように正側半周期41と負
側半周期42が非対称であっても、その面積が等しけれ
ばよい。図4に示した波形で、正側半周期41の振幅と
負側半周期42の振幅の比を正側の出力電圧の最大値と
負側しきい電圧33の比に設定すれば、最大振幅時であ
っても負側半周期42の振幅は負側しきい電圧33に達
しないため、負方向の電流は流れず、直流印加電圧Vdc
を用いなくとも電流フィードバック制御が可能である。
このときの電流としきい値との関係を図3に対応させて
示すと図5の通りとなる。電流の向きを反転させる場合
は、正側半周期41の振幅と負側半周期42の振幅の比
を正側しきい電圧32と負側の出力電圧の最大値の比に
設定すればよい。
【0017】図4のような非対称波形は、正側半周期4
1と負側半周期42の面積を考慮して発生させてもよい
が、時間積分が完全に打ち消すような波形を生成するの
は困難である。そこで、図6を用いて簡単な波形発生方
法について説明する。
【0018】図6は交流電圧印加部18のブロック図で
ある。周期波形の一周期の時間積分が打ち消し合うとい
うことは、その波形が直流成分を含まないことと等価で
あるから、波形発生回路53で発生させた交流波形をハ
イパスフィルタ54を通して直流成分を除去することに
より、上記の条件を満たす波形が形成できる。ハイパス
フィルタ54の時定数は交流波形の周波数付近かあるい
はそれ以上でもよいが、波形の振幅が減少するため、十
分に低い値にするほうが望ましい。こうして得られた波
形の振幅を振幅調整回路55において電流制御部17か
らの信号に応じて変化させる。
【0019】本実施例では、Z駆動部9およびXY駆動
部10としてはピエゾ素子を用いてレジスト層8上にお
ける探針位置を微細に調節した。Z粗動部11の機構と
しては、ステッピングモータとマイクロメータヘッドを
用いたが、これはてこ式、インチワーム式等いずれの方
法を用いてもかまわない。また、試料部5をZ駆動部
9、XY駆動部10およびZ粗動部11側に設けたが、
これらは描画ヘッド部1と試料部5を相対的に移動させ
るためのものであるから、ホルダー4がZ駆動部9、X
Y駆動部10およびZ粗動部11側に設けられるものと
しても良い。また、位置検出部13の位置検出は、バネ
部3によるレーザ光の反射を用いる光てこ式で行った
が、バネ部3にストレインゲージを貼り付けて、この歪
みによる抵抗変化で検出するものとしてもよい。
【0020】基板6はガラス製で、導電層7としてチタ
ンを20nmから100nm蒸着し、約10nmから1
00nmの厚さのレジスト層8(例えば、日立化成工業
株式会社製RD2100N)を塗布する。レジスト層8
に使用するレジストはノボラック系フェノール樹脂と感
光剤の混合レジスト、化学増幅系レジスト、ポリメタク
チル酸メチルでもよい。基板6は例えばシリコン、ドー
プしたシリコンなど加工したい任意の材料を使用するこ
とができる。基板6にドープしたシリコンを使用する場
合は基板6自身が導電性のため導電層7は省略しても良
い。導電層7は電流検出部14と接続され、探針2に加
えられる電圧によりレジスト層8に流れる電流が測定可
能となる。基板6が導電性の場合は基板6に直接電流検
出部14を接続すればよい。導電層7の電極との接続
は、レジスト層8のみをアセトン等の有機溶剤で溶かし
て導電層7を露出した後に金属板等で押さえることによ
り行ったが、針状の電極をレジスト層8の上から差し込
み、レジスト層8を貫通して導電層7に接触させてもよ
い。導電層7を接地して用いることもできるが、その場
合は、電流検出部15を加算器21の出力側と探針2と
の間に接続して電流を検出する。
【0021】探針2およびバネ部3は、例えば、微細加
工技術を用いてシリコン単結晶で、一体化して作成され
る。これらは、また、酸化シリコン、窒化シリコンでも
良い。探針2の先端の曲率半径は10nmから100n
m、バネ部3のバネ定数は0.05N/mから5N/
m、共振周波数は10kHZから50kHZであること
が適当である。探針2は厚さ10nmから50nmのチ
タンを蒸着することにより導電性を持たせてある。これ
はチタンのほか、タングステン、モリブデン、炭化チタ
ン、炭化タングステン、炭化モリブデン、導電性ダイア
モンドを用いても良い。
【0022】本実施例で、実際に描画を行った結果を説
明する。基板6としては導電性のシリコン基板を用い、
50nmの厚さの前記レジストRD2100Nを塗布し
たレジスト層8を形成し、導電層7は省略した。まず、
電流フィードバックがOFFの状態で直流電圧印加部1
9の出力電圧を変化させ、探針2−レジスト層8間の電
流電圧特性を測定したところ、負電圧側のしきい電圧が
およそ−30V、正電圧側のしきい電圧がおよそ50V
であった。直流電圧印加部19から−30Vを印加し、
交流電圧印加部18から周波数が100kHzの交流電
圧を印加して、探針2と基板6との間に流れる電流(ロ
ーパスフィルタ16から出力される電流信号)が30p
Aになるように電流フィードバックをかけながら、レジ
スト層8上で探針2を0.1mm/sで移動させること
により描画を行った。この時印加する交流電圧の振幅は
10V付近であった。描画後、0.83%の水酸化テト
ラメチルアンモニウム溶液に1分間浸積することにより
現像してレジストパターンを得た。
【0023】実際に0.1mm四方の領域に100nm
ピッチでライン−スペースを描画した結果、およそ50
nm幅の明瞭なラインパターンが得られた。フィードバ
ックによる電流の立ち上がり時間を考慮して、それぞれ
のライン描画の初期に1msの待ち時間を設けた。この
時の描画時間はおよそ2000sであった。比較のため
に、直流電圧のみで電流フィードバックを行いながら同
様のパターンの描画を試みた。電流の立ち上がり時間を
考慮して待ち時間を3sとして描画した結果、全体の描
画に5000sを要するのみならず、描画の初期は、浮
遊容量27に流入する電流が露光電流として作用するた
めに、電流照射が過剰となり、ラインパターンの太さに
乱れが見られた。
【0024】次に、交流電圧フィードバックを用い、
0.1mm四方の領域に100nm間隔で二次元のドッ
トアレイを描画した。各ドットにおいて電流設定値を3
0pAに設定し、1ms静止した後に設定値を0pAに
して次のドットに移動する動作を繰り返すことにより、
直径およそ50nmのドットパターンが得られた。この
時の総描画時間はおよそ3000sであった。
【0025】一方、直流電圧のみで電流フィードバック
を用いて上記のドットアレイパターンを描画する場合、
各ドットの描画時に電流値が安定するまで3s程度待た
なければならないため、計算上、描画時間は1ヶ月程度
となる。また、電流が安定するまでに露光が進行し各ド
ットが大きくなってしまうため、ドットの描画は困難で
ある。
【0026】また、図4に例示した非対称波形を用いた
描画も行った。この例では負側を描写用に使用すること
としたので、波形としては負側半周期41の周期が3.
3μsの正弦波、正側半周期42の周期が6.7μsで
あり、振幅が負側の1/2の正弦波からなる波形を用
い、しきい値印加用の直流印加電圧は用いなかった。設
定電流を30pAにした場合、交流電圧の負側の振幅は
およそ40Vであった。対称波形を用いた場合と同様
に、0.1mm四方の領域に100nmピッチのライン
−スペースパターン、および100nm間隔の二次元ド
ットアレイを描画して正弦波を用いた場合と同様の結果
が得られた。
【0027】本実施例では、交流電圧の振幅を変化させ
ることによって電流フィードバックを行い、0.1mm
四方の領域に100nmピッチで50nm幅のライン−
スペースパターンを描画した結果、直流電圧のみを用い
た電流フィードバックを行った場合と比較して、2.5
倍高速になり、ライン幅の乱れも小さくなった。さら
に、従来の直流電圧のみを用いた電流フィードバックで
は困難であったドットアレイパターンを高速に描画する
ことができた。
【0028】本実施例では、交流電圧の周波数が高いほ
ど高速なフィードバックをかけられ、走査速度を高速に
することができるが、特に1kHzから1MHzで安定
な描画が行えた。また、描画に用いる電圧の極性側のし
きい電圧が逆極性側のしきい電圧よりも十分に低い場
合、図4のような非対称波形としなくても、直流電圧印
加部19からの直流電圧は必ずしも必要でない。
【0029】(実施例2)本実施例では交流電圧とサン
プルホールド回路を用いてレジスト膜上に描画を行う探
針描画装置の例を図7および図8を用いて説明する。図
7は本発明の描画装置の実施例構成概念を示すブロック
図である。本実施例は、図1に示した実施例の探針描画
装置と本質的に変わるところはないが、図1との相違点
は、電流検出部15の出力がサンプルホールド部62に
接続され、交流電圧印加部18から出力される交流印加
電圧に同期してトリガ電圧発生部61からサンプルホー
ルド部62にトリガ電圧が出力され、電流信号がホール
ドされる点である。
【0030】次に図8を用いて電流の検出方法を説明す
る。図8(a)は交流電圧印加部18から出力される交
流印加電圧の時間変化であり、図8(b)はその時に流
れる電流の時間変化の様子を示している。交流電圧波形
73が正弦波の場合、正側電圧は時刻71においてピー
ク値となり、負側電圧は時刻72においてピーク値とな
る。この時、探針2−レジスト層8間を流れる実効電流
波形74は実線で示したようになり、時刻71でピーク
値をとり、交流電圧波形73が負の時は電流は流れな
い。一方、探針2−導電層7間の浮遊容量に対する充放
電電流波形75は破線で示すようになり、交流電圧波形
73よりも位相が90度進んだ正弦波となる。そのた
め、時刻71および時刻72においては充放電電流波形
75はゼロとなり、この時、電流検出部15からは実効
電流74のみの値が出力される。そこで、時刻71ある
いは時刻72における電流値をサンプルホールド部62
で保持することにより、充放電電流を含まない電流値を
得ることができる。
【0031】図8(c)はトリガ電圧発生部61からサ
ンプルホールド部62に供給するトリガ信号であり、交
流電圧波形73の正側のピーク時、すなわち時刻71に
同期してパルス76が出力され、サンプルホールド部6
2はこのパルス76の立ち上がりに同期して現在の電流
値を保持する。これにより、サンプルホールド部62の
出力は常に実効電流波形74のピーク値を出力すること
になる。一方、時刻71および時刻72においては充放
電電流波形75は急激に変化するため、交流電圧波形7
3の正側ピーク時のみに電流値を保持した場合、パルス
76の微妙なずれによって充放電電流も保持され、正確
な実効電流のピークを検出できなくなる。
【0032】図8(d)は、これを解決するために、交
流電圧波形73の正側ピーク時のみならず負側ピーク
時、すなわち時刻72にもパルス77を出力する場合の
トリガ信号である。充放電電流は正弦波であるため、位
相が半周期分、すなわち180度変わると同じ大きさで
符号のみが逆となる。時刻71および時刻72は交流電
圧波形73に同期しているため正確に半周期分ずれてお
り、パルス76、77のタイミングがずれた場合も、時
刻71,72における充放電電流値は常に同じ大きさで
逆符号の値となるため、相殺され、検出された電流には
現れない。
【0033】しかし、サンプルホールド部62は、時刻
71においては実効電流のピーク値を出力するが、時刻
72においては実効電流はほぼゼロとなるため出力もゼ
ロとなる。この波形をローパスフィルタ16に通すと、
ピーク値の半分の値となる。また、パルス76、77の
交流電圧波形73に対する位相を調整し、出力電流が最
大となるようにすれば正確なピーク値が得られる。こう
して得られたピーク電流値を用いて電流フィードバック
を行うことにより、ピーク電流値を一定に保ちながら露
光を行うことができる。
【0034】図7に示した装置を用いてパターン描画を
行う際の動作は図1に示した装置の場合と全く同じであ
る。本実施例では実施例1と同様の描画ヘッド部1およ
び試料部5を用い、100kHzの交流電圧を印加し、
図8(d)に示したトリガ信号を用いて電流ピーク値を
検出し、設定電流を100pAとして実施例1と同様の
ライン−スペースパターンおよびドットアレイパターン
を描画した結果、実施例1と同様の結果が得られた。図
8(c)のトリガ信号を用いた場合も同様の描画が可能
であった。
【0035】本実施例では、交流電圧を印加した時に流
れる交流電流のピーク値を検出することによって電流フ
ィードバックを行い、0.1mm四方の領域に100n
mピッチで50nm幅のライン−スペースパターンを描
画した結果、直流電圧を用いた電流フィードバックを行
った場合と比較して、2.5倍高速になり、また、ライ
ン幅の乱れも小さくなった。さらに、従来の直流フィー
ドバックでは困難であったドットアレイパターンを高速
に描画することができた。
【0036】(実施例3)本実施例では複数の探針を用
いてレジスト膜上に描画を行うパターン描画装置の例を
図9を用いて説明する。本実施例は、特開平11−73
906号公報に開示されている、一次元的に配列した複
数の導電性の探針2a−2dがそれぞれ複数のバネ部3
a−3dを介して共通のホルダー4に固定された走査プ
ローブ顕微鏡を用いたリソグラフィー装置に本発明を適
用したものである。図1に示した実施例のパターン描画
装置と本質的に変わるところはないが、図1との相違点
は、探針2a−2dはそれぞれ独立に電流検出部14を
介して加算回路21に接続されており、探針2a−2d
に同時に独立に電圧印加および電流検出ができるように
なっている点である。また、両端のバネ部3aおよび3
dは位置検出部13に接続されており、スイッチ20が
ONの時には、これにより実施例1の場合と同様に探針
2aおよび2dのレジスト層8表面からの垂直方向位置
を検出し、これらの信号をもとにそれぞれ二つのZ駆動
部9aおよび9bを変位させて、すべての探針2a−2
dの垂直方向位置を所望の値に調整する。両実施例で共
通するものは同じ参照符合で示した。
【0037】次に図9に示した装置を用いてパターン描
画を行う際の動作を説明する。まず、実施例1と同様
に、最初にレジスト層8に探針2a−2dを接触させる
ときは、図1の実施例と同様、スイッチ20をOFFと
しておき、総合制御部12からの指令により二つのZ駆
動部9aおよび9bを伸ばしていき、一方が接触したと
き、スイッチ20をONとして閉ループ制御に移行させ
る。位置検出部13、Z位置制御部14およびZ駆動部
9aおよび9bから成る二つの独立した位置フィードバ
ックループにより探針2aおよび2dの垂直方向位置を
自動制御するため、探針2a−2dの先端を結んだ直線
とレジスト層8表面とが平行でなくても、これが平行と
なるように自動的に調整され、探針2a−2dをレジス
ト層8表面にほぼ同じ力で接触させることができる。ま
た、探針は特開平11−73906号公報に開示されて
いるように二次元的に配列してもよく、この場合、Z位
置フィードバックは同一直線状にない3つの探針に対し
てその位置に対応した3つのZ駆動部を用いて行うこと
により、二次元の探針アレイをレジスト層8表面に一様
な力で接触させることができる。探針2a−2dがレジ
スト層8に接触後、実施例1と同様に電流フィードバッ
ク部81により交流電圧振幅を制御して描画を行う。電
流フィードバック部81は実施例1で示した照射線量制
御を用いても、実施例2で示した電流ピーク値制御を用
いてもよい。ここで、電流フィードバック部81は図1
と同様に、各探針対応にローパスフィルタと電流制御部
を持つものであることは言うまでもなかろう。
【0038】本実施例では、チタンを蒸着して導電性を
持たせたシリコン単結晶の探針およびバネ部を0.1m
m間隔で縦横10個、すなわち100個の探針を配列さ
せたものを用い、50nmの厚さのレジストRD210
0Nを塗布した導電性のシリコン基板上で、各探針に流
れる電流が30pAになるように設定して、各探針を
0.1mm/sの速度で0.1mm四方の範囲を移動さ
せて描画を行うことにより、1mm四方の領域にパター
ンを描画した。照射線量制御、電流ピーク値制御を用い
た場合のいずれにおいても明瞭なレジストパターンが描
画できた。また、探針を10μm間隔で縦横10000
個ずつ2次元的に配列させ、0.1mm/sの速度で描
画した場合、300mmウエハを毎時40枚で処理する
ことができる。
【0039】本実施例では、二次元状に配列した100
本の探針を用いて交流電圧描画を行い、一本の探針を用
いた場合と比較して高速にレジストパターンを露光でき
る探針描画装置を提供することができた。
【0040】(実施例4)本実施例では絶縁膜の漏れ電
流評価を行う絶縁特性評価装置の例を図10を用いて説
明する。本実施例は、図1および図7に示した実施例の
探針描画装置と電流の流れ方において本質的に変わると
ころはないが、試料部5の第一層がレジスト層8でなく
絶縁層91になっており、図1で示した電流検出機構と
図7で示した電流検出機構の両方を持ち、電流照射線量
と電流ピーク値のいずれも検出できる。そのためにロー
パスフィルタは16aと16bの二つが設けられる。ま
た、これらの出力をスイッチ92を用いて電流制御部1
7に入力し、電流照射線量および電流ピーク値のいずれ
を用いても電流フィードバックをかけることができる。
さらに、画像表示部93に、XY駆動部10から総合制
御部12にフィードバックされるXY位置信号、設定電
流値、電流ピーク値および印加電圧値を取り込むことに
より、絶縁層91の絶縁抵抗のマッピング表示を行うこ
とができる。
【0041】次に図10に示した装置を用いてパターン
描画を行う際の動作を説明する。まず、探針2と絶縁層
91とを接触させるために、スイッチ20をOFFとし
て、Z粗動部11により両者を接触するまで接近させ
る。一旦接触したことが検出されたらスイッチ20をO
Nとして、位置検出部13、Z位置制御部14およびZ
駆動部9から成る位置フィードバックループにより探針
2の垂直方向位置を自動制御する。これにより、XY駆
動部10を動作させて探針2と絶縁層91との相対位置
が変化した場合も、探針2と絶縁層91とのZ方向の相
対位置が保たれる。絶縁層91の評価は探針2をレジス
ト層91上で移動させながら所定の電流を探針2と絶縁
層91の間に流すことにより行う。評価を開始する前
に、あらかじめ探針2から絶縁層91に電流が流れ始め
るしきい値を計測しておき、評価の際、しきい値付近の
直流電圧を直流電圧印加部19から探針2に印加する。
その後、電流検出部15、電流制御部17、交流電圧印
加部18から成る電流フィードバックループをONに
し、制御部12により電流制御部17に流したい電流値
を設定すれば、交流電圧印加部18からの交流電圧波形
の振幅が調整されて所望の電流が流れる。電流フィード
バックは電流照射線量および電流ピーク値のいずれを用
いてかけてもよい。電流照射線量を用いた場合は、評価
したいXY位置において印加交流電圧の振幅とその時の
電流ピーク値をモニタしておき、それらを用いて絶縁層
91の抵抗値を計算し各XY位置における値をマッピン
グすれば、測定範囲の抵抗値マッピング画像が得られ
る。また、印加交流電圧の振幅をマッピングしても絶縁
層91の絶縁抵抗に対応した画像が得られる。一方、電
流ピーク値を用いて電流フィードバックを行った場合、
電流ピーク値が一定値であるため交流電圧振幅そのもの
が直接絶縁層91の抵抗値に対応する。電流ピーク値を
用いて抵抗値を算出してもよい。一般に、絶縁層91は
高電界により絶縁破壊を起こす恐れがあるため、フィー
ドバック時における電圧の最大値を制限することが望ま
しい。
【0042】本実施例では、MOSトランジスタのゲー
ト酸化膜に用いる厚さ5nmのシリコン酸化膜の表面
を、10μm四方の領域に渡って、ピーク電流値が1p
Aとなるように電流フィードバックをかけながら走査
し、抵抗値マッピング画像を得た。電流照射線量用いて
フィードバックをかけた場合も同様のマッピング画像が
得られた。また、TMR(トンネル磁気抵抗)ヘッドの
用いられる厚さ0.8nmのアルミ酸化膜に対しても同
様の抵抗値マッピング画像を得た。
【0043】本実施例では、電流照射線量あるいは交流
電流のピーク値が一定となるように交流電圧を調整する
ことにより、厚さ5nmのシリコン酸化膜および厚さ
0.8nmのアルミ酸化膜の膜厚方向の絶縁抵抗を10
μm四方の領域で測定し、絶縁破壊することなく高速に
絶縁抵抗のマッピング画像を得ることができた。
【0044】(その他)なお、上述の実施例において
は、各制御機能を独立したブロックで表現して説明した
が、動作を分かりやすくするためにそうしただけであっ
て、これらが、適宜統合されて、いわゆるパソコンによ
るソフトの動作で実現できることは当然である。また、
XY駆動部10の動きのフィードバックは省略しても良
い.また、本発明は以下のような実施形態で実現でき
る。
【0045】1.探針で基板表面を走査させるとともに
これらの間に電流を供給して前記基板に所望のパターン
を描画する探針描画装置であって、前記基板に流れる電
流を検出する検出部と、前記電流の交流成分を除去する
ローパスフィルタと、前記探針と前記基板の間に交流電
圧を印加する交流電圧印加部と、前記交流電圧に重畳し
て直流電圧を印加する直流電圧印加部と、前記電流に基
づいて前記印加電圧が決定される電流制御部とを有する
ことを特徴とする探針描画装置。 2.上記1項に記載の探針描画装置であって、前記電流
の制御を、交流電圧の振幅を変化させることによって行
うことを特徴とする探針描画装置。 3.上記1項に記載の探針描画装置であって、前記直流
電圧として、前記探針と前記基板の間に電流が流れ始め
るしきい電圧付近の電圧を印加することを特徴とする探
針描画装置。 4.上記1項に記載の探針描画装置であって、前記交流
電圧として、直流成分を含まない波形を用いることを特
徴とする探針描画装置。 5.上記1項に記載の探針描画装置であって、前記交流
電圧を、任意に発生させた交流電圧をハイパスフィルタ
を通すことにより得ることを特徴とする探針描画装置。 6.基板主面に導電層を形成する工程と、前記導電層上
にレジスト膜を形成する工程と、探針と前記基板の間に
直流電圧を印加する工程と、前記直流電圧に重畳して交
流電圧を印加する工程と、前記探針と前記導電層の間に
流れる電流が一定値となるように前記交流電圧の振幅を
調整する工程と、パターンデータに基づいて、探針と前
記導電層の間に供給する電流値、及び、前記電流の供給
位置を決定する工程と、前記レジスト膜上で前記探針を
走査させながら前記電流供給位置で電流を供給し、前記
レジスト膜に前記パターンの潜像を形成する工程と、前
記レジスト膜を現像し前記基板に所望のパターンを形成
する工程とを有する探針描画方法。 7.探針で基板表面を走査させるとともにこれらの間に
電流を供給して前記基板に所望のパターンを描画する探
針描画装置であって、前記基板に流れる電流を検出する
検出部と、前記電流を保持するサンプルホールド部と、
交流成分を除去するローパスフィルタと、前記探針と前
記基板の間に交流電圧を印加する交流電圧印加部と、前
記交流電圧に重畳して直流電圧を印加する直流電圧印加
部と、前記交流電圧に基づき前記サンプルホールド部に
供給して電流値を保持させるトリガ電圧を発生させるト
リガ電圧発生部と、前記電流に基づいて前記印加電圧を
決定する電流制御部とを有することを特徴とする探針描
画装置。 8.上記7項に記載の探針描画装置であって、前記電流
の制御を、交流電圧の振幅を変化させることによって行
うことを特徴とする探針描画装置。 9.上記7項に記載の探針描画装置であって、前記直流
電圧として、前記探針と前記基板の間に電流が流れ始め
るしきい電圧付近の電圧を印加することを特徴とする探
針描画装置。 10.上記7項に記載の探針描画装置であって、前記ト
リガ電圧を前記交流電圧の正側あるいは負側いずれかの
ピーク時に発生させることを特徴とする探針描画装置。 11.上記7項に記載の探針描画装置であって、前記ト
リガ電圧を前記交流電圧の正側および負側のピーク時に
発生させることを特徴とする探針描画装置。 12.探針で基板表面を走査しながら該探針と該基板と
の間に電流を供給して所望のパターンを描画するパター
ン描画装置であって、複数の探針と、各探針と前記基板
の間に交流電圧を印加する交流電圧印加部と、前記交流
電圧に重畳して直流電圧を印加する直流電圧印加部と、
前記各探針と前記基板との間に流れる電流値を測定する
電流測定部と、測定された電流値に基づき前記印加電圧
を決定する電流制御部とを有することを特徴とする探針
描画装置。 13.上記12項に記載の探針描画装置であって、前記
各探針と前記基板の間を流れる電流の制御を、交流電圧
の振幅を変化させることによって行うことを特徴とする
探針描画装置。 14.上記12項に記載の探針描画装置であって、前記
直流電圧として、前記各探針と前記基板の間に電流が流
れ始めるしきい電圧付近の電圧を印加することを特徴と
する探針描画装置。 15.上記12項に記載のパターン描画装置であって、
前記複数の探針は2次元的に配列されていることを特徴
とするパターン描画装置。 16.探針で絶縁膜表面を走査させるとともにこれらの
間に電流を供給して前記絶縁膜の絶縁特性を評価するこ
とを特徴とする探針評価装置であって、前記基板に流れ
る電流を検出する検出部と、前記電流を保持するサンプ
ルホールド部と、交流成分を除去するローパスフィルタ
と、前記探針と前記基板の間に交流電圧を印加する交流
電圧印加部と、前記交流電圧に重畳して直流電圧を印加
する直流電圧印加部と、前記交流電圧に基づき前記サン
プルホールド部に供給して電流値を保持させるトリガ電
圧を発生させるトリガ電圧発生部と、前記電流に基づい
て前記印加電圧を決定する電流制御部とを有することを
特徴とする探針評価装置。 17.上記16項に記載の探針評価装置であって、前記
電流の制御を、交流電圧の振幅を変化させることによっ
て行うことを特徴とする探針評価装置。 18.上記16項に記載の探針評価装置であって、前記
直流電圧として、前記探針と前記基板の間に電流が流れ
始めるしきい電圧付近の電圧を印加することを特徴とす
る探針評価装置。 19.上記16項に記載の探針評価装置であって、前記
探針を前記絶縁膜上で走査させ、各位置における電圧値
をマッピングすることにより、前記絶縁膜の評価するこ
とを特徴とする探針評価装置。 20.上記16項に記載の探針評価装置であって、前記
探針を前記絶縁膜上で走査させ、各位置における電圧値
と電流値に基づき抵抗値をマッピングすることにより、
前記絶縁膜の評価することを特徴とする探針評価装置。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、探針−基板間の浮遊容
量の影響を受けることなくレジスト層あるいは抵抗層の
電流を高速に制御することか可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の描画装置の実施例構成概念を示すブロ
ック図。
【図2】本実施例の電流フィードバックループのブロッ
ク図。
【図3】レジスト層8の電流−電圧特性と電圧電流の関
係を模式的に示す図。
【図4】正側半周期と負側半周期が非対称な加交流電圧
の例を示す図。
【図5】レジスト層8の電流−電圧特性と正側半周期と
負側半周期が非対称な加交流電圧による電圧電流の関係
を模式的に示す図。
【図6】非対称波形の発生回路とこれによる交流電圧印
加部のブロック図。
【図7】交流電圧とサンプルホールド回路を用いてレジ
スト膜上に描画を行う探針描画装置の実施例構成概念を
示すブロック図。
【図8】図7に示した実施例の電流の検出方法を説明す
る図であり、(a)は交流印加電圧、(b)はレジスト
層を流れる電流と充放電電流、(c)および(d)はサ
ンプルホールドのためのトリガ信号を示す図。
【図9】複数探針を用いて描画する探針描画装置の実施
例構成概念を示すブロック図。
【図10】絶縁膜の漏れ電流評価を行う絶縁特性評価装
置の実施例構成概念を示すブロック図。
【符号の説明】
1…描画ヘッド部、2,2a,2b,2cおよび2d…
探針、3,3a,3b,3cおよび3d…バネ部、4…
ホルダー、5…試料部、6…基板、7…導電層、8…レ
ジスト層、9,9aおよび9b…Z駆動部、10…XY
駆動部、11…Z粗動部、12…制御部、13…位置検
出部、14…Z位置制御部、15…電流検出部、16、
16a、16bおよび23…ローパスフィルタ、17…
電流制御部、18…交流電圧印加部、19…直流電圧印
加部、20…スイッチ、21,28,29…加算回路、
22…抵抗、24…積分器、25…ゲイン調整器、26
…発振器、27…浮遊容量、31…特性カーブ、32…
正側しきい電圧、33…負側しきい電圧、34および7
3…交流電圧波形、35…電流波形、36および41…
正側半周期、37および42…負側半周期、53…波形
発生回路、54…ハイパスフィルタ、55…振幅調整回
路、61…トリガ電圧発生部、62…サンプルホールド
部、71および72…時刻、74…実効電流波形、75
…充放電電流波形、76および77…パルス、81…電
流フィードバック部、91…絶縁層、92…スイッチ、
93…画像表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋詰 富博 埼玉県比企郡鳩山町赤沼2520番地 株式会 社日立製作所基礎研究所内 Fターム(参考) 2G014 AA16 AB59 AC10 5F046 AA28 DA30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】探針でレジスト層が塗布された基板表面を
    走査させるとともに、前記探針からレジスト層に電流を
    供給して前記レジスト層に所望のパターンを描画する探
    針描画装置であって、前記レジスト層に流れる電流がレ
    ジスト層の浮遊容量に基づく充放電電流と前記レジスト
    層の電流電圧特性の非線形性に基づく直流成分を持つ交
    流電流であることを特徴とする探針描画装置。
  2. 【請求項2】前記電流が前記レジスト層の電流電圧特性
    の非線形性のしきい値に対応する直流電圧と前記レジス
    ト層を露光するための電流源となる交流電圧の和により
    供給され、該交流電圧の振幅を変化させることによって
    前記レジスト層を露光するための電流の制御を行う請求
    項1に記載の探針描画装置。
  3. 【請求項3】前記交流電圧として、直流成分を含まない
    波形を用いる請求項1に記載の探針描画装置。
  4. 【請求項4】基板主面に導電層を形成するか基板自体を
    導電性とした基板を準備する工程と、前記導電層上にレ
    ジスト膜を形成する工程と、該レジスト膜に対向して設
    けられた探針と前記導電層の間に前記レジスト層に流れ
    る電流がレジスト層の浮遊容量に基づく充放電電流と前
    記レジスト層の電流電圧特性の非線形性に基づく直流成
    分を持つ交流電流となるように電圧を制御する工程と、
    前記レジスト層に描画すべきパターンデータに基づい
    て、前記レジスト層の所定の位置で前記制御された電圧
    を前記レジスト膜上で前記探針を走査させながら前記レ
    ジスト膜に印加して前記レジスト膜に前記パターンの潜
    像を形成するための電流を流す工程と、前記レジスト膜
    を現像し前記基板に所望のパターンを形成する工程とを
    有する探針描画方法。
  5. 【請求項5】前記電流が前記レジスト層の電流電圧特性
    の非線形性のしきい値に対応する直流電圧と前記レジス
    ト層を露光するための電流源となる交流電圧の和により
    供給され、該交流電圧の振幅を変化させることによって
    前記レジスト層を露光するための電流の制御を行う請求
    項4に記載の探針描画方法。
  6. 【請求項6】探針でレジスト層が塗布された基板表面を
    走査させるとともに、前記探針からレジスト層に電流を
    供給して前記レジスト層に所望のパターンを描画する探
    針描画装置であって、前記探針により前記レジスト層に
    交流電圧を印加する交流電圧印加部と、前記交流電圧に
    重畳して直流電圧を印加する直流電圧印加部と、前記レ
    ジスト層に流れる電流を測定する電流測定部と、測定さ
    れた電流値に基づき前記印加電圧を決定する電流制御部
    とを有することを特徴とする探針描画装置。
  7. 【請求項7】前記探針が複数個備えられ、各探針ごとに
    前記印加電圧が制御される請求項6に記載の探針描画装
    置。
  8. 【請求項8】前記検出電流を保持するサンプルホールド
    部と、前記検出電流の交流成分を除去するローパスフィ
    ルタと、前記交流電圧に基づき前記サンプルホールド部
    に供給して電流値を保持させるトリガ電圧を発生させる
    トリガ電圧発生部と、前記保持された電流値に基づいて
    前記印加電圧を決定する電流制御部とを有する請求項6
    または7に記載の探針描画装置。
  9. 【請求項9】前記印加される直流電圧が前記レジスト層
    の電流電圧特性の非線形性に基づいて決定され、前記保
    持された電流値の直流成分により印加される交流電圧を
    決定するものである請求項6または7に記載の探針描画
    装置。
  10. 【請求項10】探針で絶縁膜表面を走査させるととも
    に、前記探針から絶縁膜表面に電流を供給して前記絶縁
    膜表面の各位置における電圧値をマッピングすることに
    より、前記絶縁膜を評価する絶縁特性評価装置であっ
    て、前記探針により前記絶縁膜に流れる電流が絶縁膜の
    浮遊容量に基づく充放電電流と前記絶縁膜の電流電圧特
    性の非線形性に基づく直流成分を持つ交流電流であるこ
    とを特徴とする絶縁特性評価装置。
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