JP2003178761A - 複合電極用活性炭およびそれを用いた電極材 - Google Patents
複合電極用活性炭およびそれを用いた電極材Info
- Publication number
- JP2003178761A JP2003178761A JP2001379087A JP2001379087A JP2003178761A JP 2003178761 A JP2003178761 A JP 2003178761A JP 2001379087 A JP2001379087 A JP 2001379087A JP 2001379087 A JP2001379087 A JP 2001379087A JP 2003178761 A JP2003178761 A JP 2003178761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- electrode
- weight
- bromine
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
素極において高電流密度でも高い放電電位を得ることが
できる材料および電極材を得る。 【解決手段】全酸性基量が0.2以上2.0meq/g
以下である活性炭であり、かつXPS表面分析より求め
た酸素と二重結合した炭素原子数が全表面炭素原子数に
対して2%以上であることを特徴とする活性炭を用い、
これを50重量%以上含有した紙状物を複合電極として
導電性プレートに接合し亜鉛−臭素2次電池の正極とし
て用いる。
Description
特に亜鉛−臭素二次電池の正極即ち臭素極に使用される
複合電極用活性炭とそれを用いる電極材に関するもので
ある。
素二次電池は正極において、臭素イオンを臭素に酸化す
ることによって充電し臭素を臭素イオンに還元し放電す
る。かかる二次電池において正極即ち臭素極は、電池の
エネルギー効率に影響を与える放電時の臭素の還元反応
を迅速に、かつ有効に反応させる反応場としての機能と
電子を効率的に流通させる集電体としての機能を要求さ
れている。従来、正極電極材料として白金が用いられて
きたが高価であるために、導電性粉末カーボンと樹脂の
混合物を加熱成形した導電性プラスチック板や炭素焼結
板が用いられている。しかしこれらの電極では放電の電
位が低く、放電時間が短くなるため充放電のエネルギー
効率は低かった。白金電極は臭素の反応速度こそ速いも
のの反応場や集電体としての機能には不足していたため
である。
積を多くし臭素との反応面積を多くとり集電体としての
導電性の機能を得るために導電性プラスチック板を電極
基材とし、活性炭を表面に接合したり電極基材に練りこ
んで使用されている。これは複合電極と呼ばれ特開昭5
9−29385号には多孔質炭素繊維の織物、編地状布
を電極基材に接合して使用する例が提案されている。ま
た紙状の繊維状活性炭を接合して使用する例があり、特
開昭59−163765号においては繊維状活性炭の細
孔、即ち細孔直径30〜1000オングストロームの細
孔容積が0.1cc/g以上である非常に細孔容積の大
きい繊維状活性炭を紙状にし、電極基材に接合して使用
されることが提案されている。また特開平05−239
720号には繊維状活性炭表面に窒素原子を含有した電
極材を複合電極に用いることを提案している。
状物は、繊維状活性炭の織布、編地に比べて安価に製造
することが出来るので紙状物を電極基材に接合し正極と
して使用することは電池の価格を下げることからも有用
である。しかしこうした紙状の電極材は上述の織布、編
地に比べ依然として高電流密度での電位が低かった。こ
れは基本的に紙状の電極材は電極基材との接合性が悪い
ため接触抵抗が増加しさらに反応場が織布、編地に比べ
少ないことから分極値が増加するためである。
する活性炭の表面と臭素の吸着性やプラスチック電極と
の接着性について鋭意検討した結果、高電流密度でも高
い放電電位を得ることができる金属−ハロゲン二次電池
の電極材料を提供するに至った。
活性炭であり、かつXPS表面分析より求めた酸素と二
重結合した炭素原子数が全表面炭素原子数に対して2%
以上であることを特徴とする複合電極用活性炭。 活性炭が繊維状であることを特徴とする記載の複合
電極用活性炭。 活性炭の比表面積は500〜2000m2/gである
ことを特徴とする、記載の複合電極用活性炭。 に記載の活性炭を50重量%以上含有し構成さ
れた紙状物であることを特徴とする電極材。 である。以後詳細に説明する。
炭化、賦活して得られたものである。原料として使用さ
れる有機質とはおがくずなどの木質系、籾殻、豆類、や
しがらなどの植物系、フェノール樹脂、石炭があり、ま
た繊維状であればセルロース系、フェノールノボラック
系、ポリアクリロニトリル系、芳香族ポリアミド系、ポ
リビニルアルコール系、ポリ塩化ビニル系、石油または
石炭ピッチ系が用いられている。活性炭に活性炭は電極
との接触面積や活性炭同士の接触性から幾何表面積を広
く出来る繊維状であることが好ましい。また炭化、およ
び賦活の方法としては一般に公知である方法が使用でき
る。また場合によっては公知である賦活触媒を用いて賦
活してもよい。繊維状活性炭の繊維直径は平均で12μ
m以下、さらには10μm以下がより好ましい。
酸基(−OH)、カルボキシル基(−COOH)、ヒド
ロキシアミノ基(−NH−OH)、ヒドロキシイミノ基
(=N−OH)を意味する。本発明に使用される活性炭
の酸性基の量は単位重量あたり0.2meq/g以上
2.0meq/g以下であり、望ましくは0.3meq
以上1.5meq/g以下、さらに望ましくは0.4m
eq/g以上1.0meq/g以下のものである。これ
により繊維状活性炭と電解液との濡れ性が向上し、繊維
状活性炭の表面を有効に利用される。しかし単位重量当
たり2.0meq/g以上の活性炭を用いた場合、電極
との接合時安定した接合がなされず接触抵抗が増加して
電位の低下を招くため好ましくなく、反対に0.2me
q/g以下の場合繊維状活性炭と電解液との濡れ性が悪
化し、実質的に反応に供する面積が減少してしまうため
臭素を有効に吸着できず分極値が増加、電位が低下し好
ましくない。
素原子数とはXPS表面分析(解析方法は後述する)に
よって検出される活性炭表面のキノン基を意味し、全表
面炭素原子数に対する割合としてあらわす(%、以下C
=O/C比という)。活性炭の表面のC=O基導入によ
って電極との接着性の向上が図られ電極との導電性が増
加する。従ってC=O/C比が2.0%以上、好ましく
は2.2%以上より好ましくは2.5%以上の活性炭を
用いることにより、電極との接触抵抗を低減し高い電流
密度においても安定な電位を維持することが可能とな
る。しかし2.0%未満である場合、電極との接触性が
低下し抵抗が高くなるため好ましくない。
=O/C比の高い活性炭は前記記載の原料を炭化、賦活
した後、0.01torr以上の酸素分圧を有する酸素
雰囲気下で700〜1000℃の温度で重量収率にして
50〜99%の範囲になるように酸化することによって
得られる。重量収率が50%未満になると表面のエッチ
ングが進行し、接触抵抗の上昇をまねくので好ましくな
い。また、酸化方法としては700℃以上の高い温度で
短時間酸化処理することによって酸性基の生成を抑制し
C=O/C比の高い酸化処理を行うことが可能である。
また700℃未満の低い温度領域での酸化はC=O基の
生成に対して酸性基の生成が優先されるため好ましくな
い。また低温で酸化処理する場合活性炭中にアルカリ金
属類あるいはアルカリ土類金属塩を数100ppm程度
含有せしめることによってこの酸性基の生成を抑制する
ことが出来る。このようにして得られた活性炭の比表面
積は臭素の反応場を確保することから500〜2200
m2/gであることが望ましくさらには700〜200
0m2/gがより好ましい。
一定の強度を得るため他の1種類以上の有機、無機材料
と共に目付量が25g/m2以上、厚みが0.15mm
以上になるように抄紙する。なお、特に強度を必要とし
ないのであればこれに限定されるものではない。なお紙
状物中の繊維状活性炭の含有量は50重量%以上望まし
くは55重量%以上、より望ましくは60重量%以上で
ある。活性炭の含有率が50%未満である場合臭素との
反応面積が減少し高電流密度で安定した放電特性が得ら
れないため好ましくない
の材料としてはパルプ、骨材の他、必要であればデンプ
ン、ポリビニルアルコールのようなバインダーの他に粘
剤、界面活性剤、離型剤、消泡剤、凝集剤等の各種添加
剤を加えてもよい。使用されるパルプは耐水性、耐薬品
性に優れるポリエチレン、ポリプロピレンの合成パルプ
が望ましいが再生セルロース系、アクリル系、ポリアミ
ド系のパルプの他天然パルプを用いてもよい。骨材とし
ては耐水性、耐薬品性に優れるポリエチレン、ポリプロ
ピレンのチョップドファイバーやこれらの層状繊維(シ
ースコア繊維)が望ましいが直鎖および/または芳香族
ポリアミド系、ポリエステル、フェノールノボラック、
ポリアクリロニトリル系の有機質繊維のほかガラス繊
維、石綿、石英、アルミナの各種無機繊維が使用でき
る。これらパルプ、骨材は紙層形成後一定の強度が得ら
れるものであればよく、先述に記載された素材に限定さ
れない。
ラックや炭素繊維などのカーボンを主体とした導電性物
質を30重量%以上となるように、ポリエチレン樹脂粉
末と均一に混合し、樹脂軟化点より10℃高めに設定し
た金型の底に一定の厚みになるように敷いた後、熱プレ
スして厚さ1.0mm、大きさ10cm平方の導電性電
極基材として作成したものに加圧、加熱下で圧着する。
面積、C=O/C比、および電極電位の測定方法につい
て述べる。
炭を12時間以上1規定の塩酸水溶液で洗浄し充分に水
洗した後乾燥して約0.5gを採取し、120℃で12
時間真空乾燥して秤量し、60mlの1/100NのN
aOH水溶液に浸漬して25℃で10時間振とうした。
この液をガラスろ過器でろ過しろ液を25ml正確に分
取して1/100NのHCl標準液により逆滴定した。
滴定の際にはフェノールフタレインを指示薬として用い
た。空試験も同様にして行い、数式1により活性炭の単
位重量当たりの酸性基量を求めた。
定量から空試験での滴定量を引いた量(ml)、Kは1
/100NのHCl標準液の規定度、Wは活性炭の重量
(g)である。
水溶液で洗浄し充分に水洗し乾燥させた活性炭を約0.
1g採取し、120℃で12時間乾燥して秤量し、液体
窒素の沸点(−195.8℃)における窒素ガスの吸着
量を相対圧を0.0から0.2の範囲で徐々に高めなが
ら数点測定し、B.E.Tプロットにより単位重量当た
りの比表面積(m2/g)を求めた。
PSと略称されているX線光電子分光法により12時間
以上1規定の塩酸水溶液で洗浄し充分に水洗し乾燥せし
めた活性炭表面のC=O/C比を測定する。測定装置は
島津ESCA750、解析にはESCAPAC760を
用いた。6mmφに広げた導電性ペーストにサンプル活
性炭を貼り付け加熱試料台に載せて試料を120℃で加
熱しながら3時間以上真空脱気した後測定を行った。線
源にはMgKα線(1253.6eV)を用い、装置内
真空度は1.33×10-5Paの条件で試料表面の分析
を行った。なおここで言う表面とは試料の最外層から数
十オングストロームまでの深さ領域を意味する。
PAC760を用いて各ピーク面積を求める。得られた
面積をJ.H.Scofieldによる補正法に基づい
て補正解析しピーク面積を求める。さらにC1Sピーク
に対してピーク形状が各構造におけるケミカルシフトに
なるように分離し、酸素と2重結合している炭素のピー
ク面積を決定し、全表面炭素に対する面積比を百分率
(%)で算出する。
炭を実施例に基づいて湿式抄紙して電極材を得る。これ
を正極、即ち亜鉛−臭素電池の臭素極として充放電電位
を評価する。電極材は5cmにカットし5cm角厚み
1.0mmの電極基材の上に載せ、5cm角×1.1m
m厚が成型可能な金型に入れ160℃にて5分間加圧接
合する。出来上がった接合電極は直径16mmの打ち抜
きポンチで打ち抜きリード線をつけて電位測定装置に設
置する。このときの電極面積は打ち抜いた電極の幾何面
積(2.0cm2)電解液は濃度3モル/リットルの臭
化亜鉛溶液中に臭素0.2モルを溶解させたものであ
り、ゼロから10mA/secの速度で500mA(2
50mA/cm2)までプラス方向の電位をかけ−10
mA/secで放電電位が300mVになるまで放電し
た。対極には99.99%の圧延亜鉛板を使用し、測定
温度は25℃、参照極として飽和カロメル電極を用い
た。
し、300mA(150mA/cm 2)のときの電位を
Viとし、VopenとViとの差を充電電位差とし
た。さらにマイナス300mA(150mA/cm2)
のときの電位をViiとし、VopenとViiとの差
を放電電位差とした。充電電位差は臭化物イオンが臭素
に変化する場合に生ずる電位差であり臭素イオンが過剰
に供給されているのでこの電位差は基本的に電極の接触
抵抗のみに影響する。放電の電位差は臭素が少ないので
前記の接触抵抗に分極値が加算されたものである。
図を図に示す。図において、1は臭素極であり、2は亜
鉛板対極であり、3はルギンキャピラリーであり、4は
電圧計であり、5は電源であり、6は電流計であり、7
は電解液である。
れに限定されるものではない。
ス繊維にリン酸1水素アンモニウムを10重量%を添着
し、空気中350℃で30分加熱し炭化繊維を作製し
た。続いて窒素気流下で850℃まで約400℃/時の
速度で昇温し昇温後水蒸気濃度15体積%の雰囲気で6
0分間保持することによって賦活し繊維状活性炭を得
た。さらに空気中、900℃で30秒間熱処理した。こ
うして得られた繊維状活性炭の酸性基量は0.8meq
/g、C=O/C比は5.1%、比表面積は1250m
2/gであった。
量%分採取し、これに7重量%のポリプロピレン単繊維
チョップドファイバー、21重量%のポリエチレン製合
成パルプ、5重量%のポリエチレン−ポリプロピレン芯
鞘繊維を加えて湿式抄紙し目付量33g/m2、厚み
0.25mmの紙状物を作成した。この紙状物を先述の
プラスチック電極基材と接合し電極を得た。この様にし
て得られた電極の充放電電位差を表1に示す。
ロニトリル繊維を原料とし、空気中260℃で30分加
熱し耐炎化し炭化繊維を得た。続いて窒素気流下で90
0℃まで400℃/時の速度で昇温し昇温後水蒸気濃度
15体積%の雰囲気で60分間保持することによって賦
活し繊維状活性炭を得た。さらに空気中、900℃で1
分間熱処理した。こうして得られた繊維状活性炭の酸性
基量は0.6meq/g、C=O/C比は2.8%、比
表面積は785m2/gであった。
た後、乾燥重量にして67重量%分採取し、これに7重
量%のポリプロピレン単繊維チョップドファイバー、2
1重量%のポリエチレン製合成パルプ、5重量%のポリ
エチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維を加えて湿式抄紙し
目付量31g/m2、厚み0.22mmの紙状物を作成
した。この紙状物を先述のプラスチック電極基材と接合
し電極を得た。 この様にして得られた電極の充放電電
位差を表1に示す。
ース繊維にリン酸1水素カルシウム10重量%を添着
し、窒素気流下350℃で30分加熱し炭化繊維を作製
した。続いて窒素気流下で920℃まで約400℃/時
の速度で昇温し昇温後水蒸気濃度15体積%の雰囲気で
60分間保持することによって賦活し繊維状活性炭を得
た。さらに空気中、900℃で30秒間熱処理した。こ
うして得られた繊維状活性炭の酸性基量は1.0meq
/g、C=O/C比は6.5%、比表面積は1620m
2/gであった。
燥重量にして60重量%分採取し、これに12重量%の
ポリプロピレン単繊維チョップドファイバー、6重量%
のポリエチレン製合成パルプ、2重量%のポリビニルア
ルコールのバインダーを加えて目付量33g/m2、厚
み0.21mmの紙状物を作成した。この紙状物を先述
のプラスチック電極基材と接合し電極を得た。 この様
にして得られた電極の充放電電位差を表1に示す。
ノボラック繊維を原料とし、リン酸1水素カルシウム1
0重量%を添着し窒素気流下で850℃まで400℃/
時の速度で昇温し昇温後水蒸気濃度15体積%の雰囲気
で60分間水蒸気賦活処理をおこない繊維状活性炭を得
た。この活性炭を920℃で40秒間空気中で酸化処理
した。こうして得られた活性炭の酸性基量は1.2me
q/g、C=O/C比は7.3%、比表面積は1155
m2/gであった。
た後、これを乾燥重量にして80重量%分採取し、これ
に12重量%のポリプロピレン単繊維チョップドファイ
バー、6重量%のポリエチレン製合成パルプ、2重量%
のポリビニルアルコールのバインダーを加えて目付量4
2g/m2、厚み0.22mmの紙状物を作成した。こ
の紙状物を先述のプラスチック電極基材と接合し電極を
得た。 この様にして得られた電極の充放電電位差を表
1に示す。
ス繊維にリン酸1水素アンモニウムを10重量添着し、
空気中350℃で30分加熱し炭化繊維を作製した。続
いて窒素気流下で850℃まで約400℃/時の速度で
昇温し昇温後水蒸気濃度15体積%の雰囲気で60分間
保持することによって賦活し繊維状活性炭を得た。こう
して得られた繊維状活性炭の酸性基量は0.2meq/
g、C=O/C比は.0.6%、比表面積は1188m
2/gであった。
量%分採取し、これに7重量%のポリプロピレン単繊維
チョップドファイバー、21重量%のポリエチレン製合
成パルプ、5重量%のポリエチレン−ポリプロピレン芯
鞘繊維を加えて湿式抄紙し目付量33g/m2、厚み
0.25mmの紙状物を作成した。この紙状物を先述の
プラスチック電極基材と接合し電極を得た。 この様に
して得られた電極の充放電電位差を表1に示す。
ス繊維にリン酸1水素アンモニウムを10重量添着し、
空気中350℃で30分加熱し炭化繊維を作製した。続
いて窒素気流下で850℃まで約400℃/時の速度で
昇温し昇温後水蒸気濃度15体積%の雰囲気で60分間
保持することによって賦活し繊維状活性炭を得た。空気
中、450℃で8分間熱処理した。こうして得られた繊
維状活性炭の酸性基量は2.4meq/g、C=O/C
比は5.4%、比表面積は1450m2/gであった。
量%分採取し、これに7重量%のポリプロピレン単繊維
チョップドファイバー、21重量%のポリエチレン製合
成パルプ、5重量%のポリエチレン−ポリプロピレン芯
鞘繊維を加えて湿式抄紙し目付量33g/m2、厚み
0.25mmの紙状物を作成した。この紙状物を先述の
プラスチック電極基材と接合し電極を得た。 この様に
して得られた電極の充放電電位差を表1に示す。
び電極材料は活性炭の単位重量あたりの酸性基量を所定
量に抑えつつかつC=O基をを多く付与することによっ
て集電板との接触性が向上し、かつ有効に臭素を吸着す
るので高電流密度においても安定した電圧を得ることの
できる電極を得ることが出来る。
合構造別分離図
Claims (4)
- 【請求項1】全酸性基量が0.2以上2.0meq/g
以下でかつXPS表面分析より求めた酸素と二重結合し
た炭素原子数が全表面炭素原子数に対して2%以上であ
ることを特徴とする複合電極用活性炭。 - 【請求項2】活性炭が繊維状であることを特徴とする請
求項1記載の複合電極用活性炭。 - 【請求項3】活性炭の比表面積は500〜2200m2
/gであることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか
に記載の複合電極用活性炭。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の複合電
極用活性炭を50重量%以上含有し構成された紙状物で
あることを特徴とする電極材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379087A JP4292450B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 複合電極用活性炭およびそれを用いた電極材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379087A JP4292450B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 複合電極用活性炭およびそれを用いた電極材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003178761A true JP2003178761A (ja) | 2003-06-27 |
JP4292450B2 JP4292450B2 (ja) | 2009-07-08 |
Family
ID=19186602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001379087A Expired - Lifetime JP4292450B2 (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | 複合電極用活性炭およびそれを用いた電極材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4292450B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016013619A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 関西熱化学株式会社 | 吸着性能に優れた活性炭、およびその製造方法 |
-
2001
- 2001-12-12 JP JP2001379087A patent/JP4292450B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016013619A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 関西熱化学株式会社 | 吸着性能に優れた活性炭、およびその製造方法 |
US10105680B2 (en) | 2014-07-25 | 2018-10-23 | Kansai Coke And Chemicals Co., Ltd. | Activated carbon with excellent adsorption performance and process for producing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4292450B2 (ja) | 2009-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7049350B6 (ja) | レドックスフロー電池用炭素電極材およびその製造方法 | |
JP7088197B2 (ja) | レドックスフロー電池用炭素電極材およびその製造方法 | |
JP7552813B2 (ja) | 炭素電極材及びレドックス電池 | |
CN113544888B (zh) | 碳电极材料和氧化还原电池 | |
JP4371662B2 (ja) | 炭素繊維シート及びその製造方法 | |
JP3187123B2 (ja) | 金属−ハロゲン二次電池用電極材料及び電極 | |
WO2020184451A1 (ja) | マンガン/チタン系レドックスフロー電池用炭素電極材 | |
JP2001040548A (ja) | 活性炭素繊維、活性炭素繊維布及びその製造方法 | |
JP4973892B2 (ja) | キャパシタ | |
JP5957793B2 (ja) | 炭素材の製造方法 | |
JP2003178761A (ja) | 複合電極用活性炭およびそれを用いた電極材 | |
WO2021225106A1 (ja) | レドックスフロー電池用炭素電極材、及び該炭素電極材を備えたレドックスフロー電池 | |
TW201222949A (en) | Electrode composite material of lithium ion battery, method for making the same, and battery | |
JPH05234601A (ja) | 金属−ハロゲン二次電池用電極材料 | |
JPH11158737A (ja) | 炭素繊維フェルトの製造方法 | |
JP2006278364A (ja) | 電気二重層キャパシタ用分極性電極および電気二重層キャパシタ | |
JPH11317231A (ja) | 電解槽用炭素系電極材 | |
WO2020184664A1 (ja) | 炭素電極材およびそれを備えたレドックス電池 | |
JP4822555B2 (ja) | キャパシタ用不織布状ニッケルクロム集電体及びこれを用いた電極、キャパシタ | |
WO2021225105A1 (ja) | レドックスフロー電池用炭素電極材、及び該炭素電極材を備えたレドックスフロー電池 | |
WO2020184450A1 (ja) | マンガン/チタン系レドックスフロー電池用炭素正極電極材およびそれを備えた電池 | |
WO2020184449A1 (ja) | レドックスフロー電池用炭素電極材およびそれを備えたレドックスフロー電池 | |
JP3636539B2 (ja) | 電気二重層コンデンサー | |
JP2000143225A (ja) | 活性炭素材およびその製造法 | |
KR100731338B1 (ko) | 수퍼커패시터 전극활물질용 활성탄의 koh 처리방법 및이를 이용한 수퍼커패시터용 전극 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090312 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090325 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4292450 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417 Year of fee payment: 5 |